ライト文芸 友情小説一覧
人見知りで内気な陽茉莉には、友達がいなかった。
寂しさに押しつぶされそうな時に出会った、イマジナリーフレンドの菜月。
高校生になった今も、ずっと一緒の唯一の友達。
「これからもずっと、一緒にいてくれるよね?」
「もちろん! ずーっと、一緒だよ!」
失恋をした日に交わされたひとつの嘘が、"私"を変えた。
文字数 4,861
最終更新日 2024.04.15
登録日 2024.04.15
青春中毒者の高瀬一颯は今日から高校二年生になった。
高校1年にあった初々しさはもう見る影もなく、高校三年という最年長の責任も無い、彼は自由で大いに青春を謳歌していた。たまの事件だってなんてことの無いひとつまみのスパイスで、それもまた青春と笑って流せるヤバいやつ。
そんな彼の元にの「私困ってます!」と嬉しそうに笑う少女が1人。
いつも通りの日常でいつも通りのスパイス。この出会いは、なんてことない青春のはずだった。……そのはずだった。
僕らは春を求める。
その青に目を背けながら。
文字数 2,644
最終更新日 2024.04.14
登録日 2024.04.14
文字数 26,947
最終更新日 2024.04.11
登録日 2024.04.05
文字数 7,465
最終更新日 2024.04.10
登録日 2023.03.04
琵琶湖のほとりに暮らす高校生の青春群像
滝沢圭介は世界史の授業中に居眠りし、イギリスの悲劇の女王ジェーン・グレイと出会う。
現実の世界に戻ってきた彼は文化祭でその夢のストーリーを元に演劇の脚本を書くことになる。
演劇の主役となるクラスのモテ女子黄瀬川綾と仲良くなるが、幼なじみの岩瀬美来と、彼女に恋する委員長男子など、人間関係がもつれていく。
彼は非モテ男子を卒業できるのか。
そして、演劇はハッピーエンドを迎えることができるのか。
実在する土地を舞台としたリアルな青春群像。
文字数 95,160
最終更新日 2024.04.10
登録日 2024.04.02
――月が、綺麗ですね。
―――いつかあの世で返事を聞かせてほしい。
臨終の床にある彼女の言葉に、私は何も返事をすることができなかった。
だって、私は、彼女の思いに答える資格もない器械(おもちゃ)だから。
魂なんてなくて、
死んだ後は、無になるのだから――
そして、彼女を失い、自棄になった私を救った大切な親友。
その命すらも、消えようとする時、
脳裏に浮かんだのはかつての彼の言葉。
――願いを確実に叶えてもらう。神様への願いの伝え方が存在しているんだって。
ごめんなさい。私は、あなたたちから受けた愛を、仇で返します――。
***********************
「約束しましょう、柾。私は、何があっても必ず、彼女の傍にいます」
親友と交わしたその約束は、
ロボットである私には、簡単に果たせるはずのものだったのに――。
人間の女の子とロボットのウサギ。
結ばれるはずのない、切ない恋。
そして、神主の彼との大切な友情。
みんなを奪っていこうとする残酷なこの世界に、神様なんていないのか。
文字数 106,387
最終更新日 2024.03.27
登録日 2024.03.11
イギリス人のロイドには国際結婚をした日本人の妻がいる。仕事の家庭生活も順調だった。なのに、妻が実家(日本)に戻ってしまい離婚の危機に陥ってしまう。美貌、頭脳明晰、家柄良しの完璧エリートのロイドは実は生活能力ゼロ男。友人のエリックから試作段階の家政婦ロボットを使わないかと提案され、頷いたのが運のツキ。ロイドと家政婦ロボットとの攻防戦が始まった。
文字数 62,584
最終更新日 2024.03.21
登録日 2023.04.27
中学生の夏に、主人公(一樹)は、鬼と戦う不思議な力を持つ男の子(晴夜)と出会った。その出会いで、この世界には鬼が存在していると実感する。やがて大学生になった一樹は気になる女性ができたが、その女性はなんとも不思議な女性だった。その女性の事を晴夜に相談すると、晴夜は彼女が「鬼」である可能性を告げたのだった。
文字数 21,362
最終更新日 2024.02.04
登録日 2024.02.04
文字数 6,352
最終更新日 2024.01.24
登録日 2024.01.24
―――どうしてお前は・・・結黄賊でもないのに、そんなに俺の味方をするようになったんだろうな。
―――お前が俺の味方をしてくれるって言うんなら・・・俺も、伊達の味方でいなくちゃいけなくなるじゃんよ。
ある一人の少女に恋心を抱いていた少年、結人は、少女を追いかけ立川の高校へと進学した。
ここから桃色の生活が始まることにドキドキしていた主人公だったが、高校生になった途端に様々な事件が結人の周りに襲いかかる。
恋のライバルとも言える一見普通の優しそうな少年が現れたり、中学時代に遊びで作ったカラーセクト“結黄賊”が悪い噂を流され最悪なことに巻き込まれたり、
大切なチームである仲間が内部でも外部でも抗争を起こし、仲間の心がバラバラになりチーム崩壊へと陥ったり――――
そこから生まれる裏切りや別れ、涙や絆を描く少年たちの熱い青春物語がここに始まる。
文字数 1,141,410
最終更新日 2024.01.14
登録日 2018.01.02
親友の追悼のため東京に一人でやってきた南加那。しかし方向音痴で迷子になる。そんななか、無差別に人が襲われている現場に遭遇する。思わず飛び込んで助けた男との出会いが、加那の心に爽やかな思い出を残す。
文字数 13,130
最終更新日 2023.12.25
登録日 2023.12.25
ゆるファンタジーかもしれない日常話で、少しだけ男女恋愛の要素ありです。
・若手社会人の女性の視点
・ゆるファンタジーかもしれない現代日常
・人外との友情の話なのかもしれない
・蜘蛛の出番が多い
・ハッピーエンド
就寝前に見つけた数本の奇妙な何かは、もしかしたら共喰いにあった蜘蛛の脚だったのかもしれない。そんなことを考えながら眠った「私」は小さな二転三転を経て、ベランダに巣を作った蜘蛛を「絲羅(つらら)」と名付けて日頃の愚痴の聞き役とし始める。晩酌のほろ酔いの中で「私」に相槌を打つ絲羅は、のんびりした笑顔で「物識り、訳知り、知らんぷり」を豪語する少女の姿をしていた。
文字数 16,542
最終更新日 2023.10.07
登録日 2023.10.07
「よし、死のう」
心根の優しい男だが、やる事すべて裏目に出る。良かれと思ってした事も、なぜか悪く捉えられ陰口を叩かれ、嫌な仕事はすべて押し付けられる。人間不信気味な男、天沢蓮26歳。
家族無し、友達無しの彼が選んだ道とは…。
文字数 2,641
最終更新日 2023.09.23
登録日 2023.09.23
千葉彰久は完璧超人だ。
ほりが深くて鼻筋の通った美しい顔をしている。高校二年生ながらにして全国大会への進出を決めたほどの空手の達人でもある。子供の頃から憧れている幼馴染のお姉さん、鏑木真理の手伝いをしていたから料理や家事が得意であり、期末テストでは学年3位の成績を取ってしまったほどに頭がいい。
そんな完全無欠な彼にも悩みがあった。
自分は老舗の酒屋の息子であるが、空手を生かした生計を立てるためにプロの格闘家になりたい、という夢を持っているということだ。酒屋を継ぐという責任と、自分の夢。どちらを選択するのかということと。
そしてもう一つは、思春期の少年らしく恋の悩みだ。
彰久は鏑木空手道場に通っている。彰久の家である千葉酒店と鏑木空手道場はどちらも明治時代から続く老舗であり、家族同然の関係を築いている。彰久の幼馴染千里。彼女は幼いころに母親の死を間近で見ており、たまに精神不安を起こしてしまう。そのため彰久は千里を大切な妹分として面倒を見ているのだが、その姉である真理にあこがれを抱いている。
果たして彰久は本当の自分の気持ちに気が付いて、本当に自分が進むべき道を見つけられるのか。
将来への不安を抱えた少年少女の物語、開幕します。
文字数 142,311
最終更新日 2023.09.11
登録日 2023.07.17
過労死寸前で毎日終電で帰っていた。
ふと入った飲み屋で人生を振り返ると突然涙が。
職場から離れ地元に戻ることを選択。
都会の喧騒の落ち着きふとした出会いがありこれからの生活が楽しみになっていたのだが・・・
気付くと懐かしいあの時の自分の部屋、真新しい制服。
文字数 754
最終更新日 2023.09.08
登録日 2023.09.08
深夜の街を見下ろしながら共にいろんな国を旅した二人が雑談をする。
女性は相手のことを師匠と呼ぶ。
それは女性にとって師匠と唯一言ってもいい存在だから。
社会に反抗的な女性が、なぜこの男性についていくのか。
他愛もない雑談をしている中、ふとこんなことを言いだす
「もし、世界中の人が毎日1円寄付したら……」
これは深夜のマンションのベランダで、何者でもない若い男女の雑談。
現実、夢、論理、学術的、正解、そんなことをすべて排除した、明日になれば夜空の星と共に消えてしまう一夜限りの雑談。
文字数 8,407
最終更新日 2023.09.05
登録日 2023.09.05
誰かが特別に思っている記憶を閉じ込めた本
そんなものがあったらあなたは見たいと思いますか?
その人の生き方 考え方 性格 体験の書かれた不思議な本がある不思議な図書館
不思議な本に触れることで変わっていく人生に自分の1ページを刻む
文字数 2,604
最終更新日 2023.08.20
登録日 2023.02.04
エロゲームディレクターと専門学校講師を兼業している巽俊介(たつみしゅんすけ)。エロゲの声の収録。声優とスタジオの人との雑談、結婚について。さらに同窓会があることを情報開示。ヒロインに会うかもしれないことに言葉にしがたい思いを抱く俊介。彼は同窓会でかつての憧れの人で、未だに淡い思いを寄せている女性、前田翔花(まえだしょうか)と再会した。自分の仕事を明かすことのできない俊介は「文筆業」と称して誤魔化そうとするが、それが誤解され翔花の認識では「小説家」ということになってしまう――
文字数 75,031
最終更新日 2023.08.19
登録日 2023.08.12
【完結済み】日本政府が制定したモデルファミリー制度によって、日本中から選ばれた理想の家族に7億円という賞金が付与されることとなった。
家庭内不和で離散寸前だった世良田一家は賞金のためになんとか偽装家族を演じ続けることに合意。
しかし、長女・美園(16才)の同級生、進藤つかさが一家に疑惑を持ち始め、揺さぶりをかけ始める。
世良田一家は世間を騙し続けられるのか?!
家族愛・恋・友情、ドタバタファミリー物語。
【家族メモ】
元樹(父)、栄子(母)、勇治(長男)、美園(長女)、誠(末っ子)、ケンジ・タキ(祖父母)、あんこ(犬)
文字数 201,900
最終更新日 2023.08.18
登録日 2021.12.24
【第6回ほっこり・じんわり大賞】にて《涙じんわり賞》を受賞しました! 応援してくださった全ての方に心より御礼申し上げます。
~あらすじ~
小学五年生のコウキは、軽度の脳性麻痺によって生まれつき身体の一部が不自由である。とくに右脚の麻痺が強く、筋肉が強張ってしまう。ロフストランド杖と装具がなければ、自力で歩くことさえ困難だった。
ほとんどの知人や友人はコウキの身体について理解してくれているが、中には意地悪くするクラスメイトもいた。
町を歩けば見ず知らずの人に不思議な目で見られることもある。
それでもコウキは、日々前向きに生きていた。
「手術を受けてみない?」
ある日、母の一言がきっかけでコウキは【選択的脊髄後根遮断術(SDR)】という手術の存在を知る。
病院で詳しい話を聞くと、その手術は想像以上に大がかりで、入院が二カ月以上も必要とのこと。
しかし術後のリハビリをこなしていけば、今よりも歩行が安定する可能性があるのだという。
十歳である今でも、大人の付き添いがなければ基本的に外を出歩けないコウキは、ひとつの希望として手術を受けることにした。
保育園の時から付き合いがある幼なじみのユナにその話をすると、彼女はあるものをコウキに手渡す。それは、ひとつ葉のクローバーを手に持ちながら、力強く二本脚で立つ猫のキーホルダーだった。
ひとつ葉のクローバーの花言葉は『困難に打ち勝つ』。
コウキの手術が成功するよう、願いが込められたお守りである。
コウキとユナは、いつか自由気ままに二人で町の中を散歩しようと約束を交わしたのだった。
果たしてコウキは、自らの脚で不自由なく歩くことができるのだろうか──
かけがえのない友との出会い、親子の絆、少年少女の成長を描いた、ヒューマンストーリー。
※この物語は実話を基にしたフィクションです。
登場する一部の人物や施設は実在するものをモデルにしていますが、設定や名称等ストーリーの大部分を脚色しています。
また、物語上で行われる手術「選択的脊髄後根遮断術(SDR)」を受ける推奨年齢は平均五歳前後とされております。医師の意見や見解、該当者の年齢、障害の重さや特徴等によって、検査やリハビリ治療の内容に個人差があります。
物語に登場する主人公の私生活等は、全ての脳性麻痺の方に当てはまるわけではありませんのでご理解ください。
◆2023年8月16日完結しました。
・素敵な表紙絵をちゅるぎ様に描いていただきました!
文字数 154,000
最終更新日 2023.08.16
登録日 2023.06.29
昭和の頃、30年数年前に起きた鹿児島の伊佐市の双子姉妹が絡む交通事故
事故で亡くなったのは伊佐の老舗酒蔵の娘で当時9歳の伊佐倉美羅
そして現場に居合わせ唯一の目撃者となった妹の伊佐倉沙羅
美羅を殺したんな、あたいじゃ
あたいを刑務所に入れたもんせ
あたいを死刑にしたもんせ
事故後、そう驚きの発言をした伊佐倉沙羅
その事故を一生の贖罪として彼女は背負って生きていくことになる
そして時は流れ、令和の世
沙羅の娘、伊佐倉羅羅は親友洞院咲希の力を借りて母の沙羅の過去を探す旅を始める。愛する母の積年の呪縛を取り除きそのアイデンティティを取り戻す夏休み
日頃はインドア派で行動力もなく流されて生きてる様な羅羅だけど
いざとなったら後先なく突っ走って周りが見えなくなってしまう
そんな羅羅を諌めながら励ましながら時にはお尻を叩いて背中を押す咲希
そんな二人の京女の友情も絡めながら物語の核心を紐解いてゆく
文字数 8,439
最終更新日 2023.07.22
登録日 2023.06.10
楓はスポーツが好きで、中でもとりわけバレーボールが好きだった。だが、それに夢中になって弟との約束を忘れた時、弟は病気をこじらせて亡くなってしまう。それからの楓は、好きなスポーツを楽しむことができなくなってしまった。弟への贖罪のためにも、自分はもう、好きなことをしてはいけないのだと。
だがそんな楓の前に小学生の時に少しだけ話したことがある同級生、小川君が現れて……。
死者には、その思いを届けることは難しい。
だけど聞いてほしいんだ。
文字数 33,183
最終更新日 2023.07.21
登録日 2023.06.25
自殺を図った男ーー榊 生世は、目が覚めると見知らぬ場所に居た。
自身の数十倍はあるだろう木々が生い茂り、その中の一際巨大な木の根元。そこで眠っていたのだ。
ここはどこなのか、なぜ自分は、自殺などを図ったのか。記憶が曖昧になりながらも、生世は森を探索することを決め、歩き出す。
感じない空腹、疲労感、喉の乾き、徐々に違和感が顔を出してくる中、森を抜けた先には、信じられないものがあった。
「…なんだこれーー果物、か?」
まさに、木の宝石。果物のような見た目であるが、見た目は宝石のようにキラキラと美しく、果物を模した宝石だと言われれば信じてしまいそうな程だ。なぜか落ちていた、くすんだ色で輝くそれを、生世は持ち上げる。そうして、なにかに導かれるように口を開けたーーその時だった。
「それオレのだから!」
転がり込んできた小さな影に、驚愕をあらわにする生世。
現れたのは、一人の少年だった。
ふんだくるように果物を掴んだ少年は、覚悟を決めた顔で食べる。
唖然としつつも、生世は自分以外にも人が居たことに少し安心をした。
少年が言うには、ここは楽園と呼ばれる生命の保管場所。そして、この果物は生命そのものであるとのことだ。
生世はなぜ自殺したのか、なぜここにいるのか、それらの謎を解かなければ果物が腐り落ちてしまう。
制限時間は、48時間59分。
彼は、この楽園で思い出すことができるだろうか。
なぜ少年は、楽園について詳しいのだろうか。
一体何者なのか。
それは、48時間後に明らかになる。
文字数 3,653
最終更新日 2023.07.02
登録日 2023.06.29
ウジウジするミナミに、友人のユウキとナナセはアドバイス。
そんなお話。
カラオケ大会の名称はお好きに変更してください。
こちらは声劇用の台本として書いたものです。
登場人物
ミナミ
気になる人ができましたが、なんだかいつもウジウジ。
ユウキ
熱血暑苦しいタイプ。しかし実は・・・
ナナセ
いつも二人を冷静に見ている。でも案外友達思い。
こちらは以前別のサイトに載せていたものに、加筆修正を加えたものです。
動画・音声投稿サイトに使用する場合は、使用許可は不要ですが一言いただけると嬉しいです。
とても喜びます。
自作発言、転載はご遠慮ください。
著作権は放棄しておりません。
使用の際は作者名を記載してください。
性別不問、内容や世界観が変わらない程度の変更や語尾の変更、方言は構いません。
文字数 617
最終更新日 2023.06.19
登録日 2023.06.19