ライト文芸 ライト文芸小説一覧
文字数 20,274
最終更新日 2020.11.06
登録日 2020.06.22
超高齢のQちゃんが起こす、素朴で笑える独特の世界を描いてみました。思いっきり笑ってください。
文字数 7,838
最終更新日 2019.11.23
登録日 2019.08.08
<一部>ホラー要素あり
春先のある夜、二年前の冬に失踪した兄が首を吊っている夢を見た。
御子柴陽とその幼馴染である香西初は、この春に私立菖蒲ヶ崎高等学校に入学したばかりだ。
陽の四歳年上の兄、晴もかつてはこの学校に通っていたが、二年前の冬に突然行方不明になって以降、未だにその消息は掴めていない。
それからというもの、陽の目には幽霊と呼ばれるものが映るようになった。駅のホーム、近所の公園、通学路。あらゆる場所に当然のようにいる「それ」に、陽は好奇心に近いような感情を抱きつつも、自分から関わっていくことは無かった。
高校に入学したからには青春を謳歌しようと息巻く陽は、部活の一覧の中に軽音部を見つける。
放課後、入部届を片手に意気揚々と軽音部の部室である第二視聴覚室に向かった陽と初は、三年生の方保田織、そして和泉惺の二人と出会う。陽は彼らと話す中で、晴も軽音部に所属していたらしいことを知った。
陽と初、織、惺の四人でバンドを組むことになり、大喜びする陽。
そんな陽に、惺は怖い話は好き?と問い掛けた。
この学校の七不思議が本当にあるのかどうか調べたいと言う惺の話に、陽は好奇心に負けて乗ることにする。
バンドは極めて好調な滑り出しを見せたが、一方で織と惺は、陽と初には言えない何かを抱えているようだった。
晴の失踪、菖蒲ヶ崎高校に伝わる七不思議を始めとする数多の怪談話、校内で立て続けに起こる怪異。
それらは全て、この土地が持つ陰惨な記憶に収束していた。
<二部>ホラー要素なし
夏休みを終えて、文化祭に向けて動き出す軽音部の穏やかな日々の話
※ひとつまみくらいのBL要素、またはBLの匂わせがあります。苦手な方はご注意ください。
文字数 324,047
最終更新日 2023.05.23
登録日 2021.05.12
五年前、僕は彼女を殺した。
彼女はもういないのに、僕はまだのうのうと生きている。
悲しみと寂しさと罪悪感。突然それに耐えられなくなった。
彼女の夢を思い返しては記憶をあさる日々。
そんな折に僕は一人の女の子と出会う。
明るくて純粋で優しい麗奈ちゃん。
誰かと一緒に過ごす日々に幸福を感じたのは五年ぶりだった。
だけどある日気が付く。麗奈ちゃんは僕に嘘をついていた。
どうして嘘をついていたのか。何を知っていて何を隠していたのか。
僕だけが何も知らないままだった。
文字数 100,092
最終更新日 2022.05.15
登録日 2022.04.20
とある大学。理学部有する理学研究館第二棟。その三階に門を構える光の科学研究室。今年度春を迎え、そこに二人の新人学生が配属された。
一人は沢叶夜(さわきょうや)。とにかく騒がしい男子生徒で「楽しいことだけをする」というモットーに従って生きている。そんな彼は卒業のために必要な研究活動には興味が湧かないらしく否定的で、いつも逃げ回ってばかりいた。
もう一人は白坂凛璃(しらさかりり)。真面目で研究熱心だが、実家は生粋の政治家業という境遇から、なぜこの学部に進学したのか、周囲から不思議に思われていた。
二人はその相反する性格から対立するも、教員からは協力して卒業のための研究をするように言われてしまう。二人はいがみ合いながらも、仕方なく研究活動に取り組むこととなった。
文字数 136,620
最終更新日 2020.04.14
登録日 2020.04.14
文字数 1,967
最終更新日 2019.01.29
登録日 2017.11.14
主人公のぼく、佐伯直人は小学生。親の転勤により、かつて津波によって崩壊した過去を持つ街へと引っ越しする。
そこで直人は棺桶少女という謎の現象と遭遇する。その日をきっかけに、彼の新たな土地での日常は幻想に侵食されていくのであった。
他のサイトでも公開しています。
文字数 53,235
最終更新日 2023.04.26
登録日 2023.04.26
『闇夜の海には、明かりが灯るよ。愛しい人を捜す、明かりが灯る』
淘汰の住む町にはそんな昔話があった。
淘汰は向かう。
闇夜の海に、あかりを灯すために。
幼い日に交わした、何気ない約束を果たすために。
それは大切な友達を救う、ただ一筋の希望。
淘汰は闇夜に沈んだ海を見つめた。何も見えない暗闇がどこまでも続く。
脳裏にあの時のことが鮮明に思い出された。
親友は、この波音と共に、この暗闇の向こうに消えてしまった。
この暗闇の向こうに巽はいる。
淘汰は見えないその闇の向こうを見つめる。
「絶対に灯してみせる!」
そう叫んだ、幼かった自分のあの日の誓い。
それを、果たすために。
文字数 33,957
最終更新日 2020.05.10
登録日 2020.04.28
今日、卒業式を迎える美桜先輩。そんな美桜先輩にゾッコン片思い中の主人公、陽斗は美桜先輩を呼び出し告白することを決意する...
文字数 4,399
最終更新日 2021.05.23
登録日 2021.05.23
街の雑音が人一倍い大きく聞こえてしまう私は、雑音の無い星空の下に飛び出した。そこで出会ったのは、耳が聞こえない見たこともない彼女だった。二人で話していくうちに、自分たちの生きにくさを、補い合おうとする物語。
ショートショートの予定ですが、好評なら続けます。
文字数 4,614
最終更新日 2021.03.16
登録日 2021.03.16
文字数 10,003
最終更新日 2020.03.03
登録日 2020.03.03
青年は出会いを通じて真の『男』へと成長する
『特殊な部隊』への配属を運命づけられた青年の驚きと葛藤の物語
登場人物
気弱で胃弱で大柄左利きの主人公 愛銃:グロックG44
見た目と年齢が一致しない『ずるい大人の代表』の隊長 愛銃:VZ52
『偉大なる中佐殿』と呼ばれるかっこかわいい『体育会系無敵幼女』 愛銃:PSMピストル
明らかに主人公を『支配』しようとする邪悪な『女王様』な女サイボーグ 愛銃:スプリングフィールドXDM40
『パチンコ依存症』な美しい小隊長 愛銃:アストラM903【モーゼルM712のスペイン製コピー】
でかい糸目の『女芸人』の艦長 愛銃:H&K P7M13
『伝説の馬鹿なヤンキー』の整備班長 愛する武器:釘バット
理系脳の多趣味で気弱な若者が、どう考えても罠としか思えない課程を経てパイロットをさせられた。
そんな彼の配属されたのは司法局と呼ばれる武装警察風味の『特殊な部隊』だった
しかも、そこにこれまで配属になった5人の先輩はすべて一週間で尻尾を撒いて逃げ帰ったという
そんな『濃い』部隊で主人公は生き延びることができるか?
SFドタバタコメディーアクション
文字数 120,305
最終更新日 2021.02.26
登録日 2021.02.26
文字数 27,304
最終更新日 2021.05.14
登録日 2021.04.26
芦屋堂馬は剣術と温州みかんをこよなく愛好する以外は量産型の男子高校生。ある秋の晩に刀を持った頭のネジの緩そうな少女に襲われ、返り討ちにする。
図らずも手に入れた刀を持った時、剣の声が響いてきた!
"どうだ。この娘っ子、斬ってみるか?"
だが剣が喋るはずがない。鞘に納めて家に帰った。
"いや、聞こえるだろ!?なあ!"
その日から堂馬の周りには奇っ怪な出来事が次々と降りかかる。だが何があろうとも、剣が喋るはずがない。
"話してるじゃん!おーいきーこーえーまーすーかっ!"
剣術伝奇ここに開幕。
なろうにも連載しています。
文字数 86,327
最終更新日 2019.03.05
登録日 2018.05.26
この世界には2種類の種族がいる。
お腹から生まれた「人間」と呼ばれる者たちと、
試験管から生まれる「人型」と呼ばれる者だちだ。
手首のバーコードは「人間」ではない証。
彼ら「人型」は何らかの目的のために生み出され、
目的のために散っていく。
私の名前は「れい」
年の頃は30手前の人型で、
人間の青年「いち」の恋人係として出荷された。
試験管で作られた私達には感情がないとされる。
でも、私は「いち」の事を愛してしまったんだ。
優しくて、純粋で、情熱的で、愛しい「いち」。
彼を助けるためにすべてを投げ出して、私は一度死んだ。
全ての記憶を失って私は、私でなくなった。
そして、偽りの恋人ごっこが始まる―。
文字数 31,101
最終更新日 2020.04.22
登録日 2020.04.22
東順(ひがしじゅん)は超能力者である。能力は発火能力(パイロキネシス)。
これは発火能力を有する東順の悲喜劇である。
文字数 3,174
最終更新日 2020.03.25
登録日 2020.03.25
テーラー・ヨネに縫えないものはない。
どんな洋服も思いのまま。
だから、いつか必ず縫ってみせる。
愛しい、青い死神に似合う服を。
寺田ヨネは洋館を改装し仕立て屋を営んでいた。テーラー・ヨネの仕立てる服は特別製。どんな願いも叶える力を持つ。
少女のような外見ながら、その腕前は老舗のテーラーと比べても遜色ない。
アシスタントのマチとチャコ、客を紹介してくれるパイロット・ノアの協力を得ながら、ヨネは日々忙しく働いていた。
ある日、ノアの紹介でやってきたのは、若くして命を落としたバレエ・ダンサーの萌衣だった。
彼女の望みは婚約者への復讐。それを叶えるためのロマンチック・チュチュがご所望だった。
依頼の真意がわからずにいたが、次第に彼女が受けた傷、悲しみ、愛を理解していく。
そしてヨネ自身も、過去の愛と向き合うことになる。
ヨネにもかつて、愛した人がいた。遠い遠い昔のことだ。
いつか、その人のために服を縫いたいと夢を見ていた。
まだ、その夢は捨ててはいない。
文字数 105,945
最終更新日 2022.04.29
登録日 2022.04.23
最近肝試しがめっきり減ったせいで、子供達の魂を喰らう怪異達は飢え死に寸前。
1年ぶりにようやくやって来た子供達を大喜びで迎えますが、どうも様子がおかしくて……?
文字数 6,115
最終更新日 2021.08.26
登録日 2021.08.26
就活中の本柳凛音(男)はある会社の説明会で、美人社員の相模原由良と出会う。彼女に魅入っていたせいで詳細がまるで頭に入っていなかった凛音は、慌てて由良に説明会の概要を聞きにいく。しかし彼女は「演技だった」と言い「これが仕事だから」と去ってしまう。凛音は愕然とする。なぜなら彼は不遇な幼少期のせいで人の演技を見抜くことに長けていたからだ。唯一わからなかった由良の正体は、『相模原代行業』というエキストラを派遣する会社を運営しているらしい。由良に興味の湧いた凛音は半ば無理やり由良のもとに転がり込むのだが、由良の愛犬の世話を頼まれるも畑山権三郎(ゴン)はまったく懐かないし、派遣先では必ず事件が起きてしまう。前途多難な助手生活が始まる。短編連作。ライトミステリーお仕事小説。
文字数 99,313
最終更新日 2024.04.04
登録日 2024.04.04
どう答えるのが正解なのだろう。そもそも正解なんてあるのだろうか。分からない。分からないから考えよう。夜は長いのだから。
文字数 1,962
最終更新日 2022.05.28
登録日 2022.05.25
――彼女が自殺した。
それを知ったのは、夢の中。
幼馴染の僕は、止めることが出来なかった。
高校3年の僕は、近頃、奇妙な夢を見る。
――夢の僕なら彼女を救えるかもしれない。
しかし、夢の結末が変わったところで、現実は変わらない。
大学院2年の僕は、近頃、奇妙な夢を見る。
どちらも現実で、どちらも夢。
高校3年と大学院2年。僕には人生が2つある。
なぜ、彼女は死んだのか。
過去を探り、高校生の僕は未来は変えられるか。
そして、大学院生の僕は何を思うのか。
小説家になろう、にも公開中。
文字数 34,279
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.05.24
畳を張り替えた。横になって大きく深呼吸した。吸い込んだ空気は、爽やかな草の香りと、少しの墨の匂いが混じりながら鼻を抜けていく。ほんのわずかに鉄の臭いがした。
文字数 4,527
最終更新日 2023.07.24
登録日 2023.07.24
この春、念願だった難関大学に合格した俺は夢のキャンパスライフに想いを馳せていた。
しかし、入学式当日。
式典が終わり、新たに出来た友人と校内の長い階段を降りている最中の事だった。
突如、何者かによって後ろから背中を押された。
勢いよく階段を転がっていき、腕と頭を強打した俺は薄れゆく意識の中で、一人の人間がじっと俺の方を見ていることに気がついた。
彼女は、じっと俺を見た後、まるで天使の如く笑ったのだ。
彼女の事を俺は知っている。
同じ私立中学に通っていた彼女とは、そこまで親しい間柄じゃなかったが、俺の記憶には彼女が鮮明に残っている。
何故なら、中学校の卒業式の時も俺は今日のように階段から背中を押されたのだ。
どうやら俺は、彼女に狙われているらしい。
文字数 119
最終更新日 2024.04.30
登録日 2024.04.30
朱桜神社に奉納されていた百鬼の壺(持っているものの欲を増幅する力がある。時価七億以上)が盗まれるところから話が始まる。
そしてその朝、それを盗んだとされる志摩が変わり果てた姿で発見された。
志摩は誰に殺されたのか?そして百鬼の壺は何処に?
その事件を解くカギは、白神打数の魂の色を見る目だった。白神は小学生の頃事故で死にそうになり、何とか生還した際、その能力を得た。
魂の色が青白ければ通常の状態。赤なら嘘を吐いていて、黒なら人を殺めたことが有る。
白神はその能力をヤクザに見込まれ、組員の中から志摩を殺害した犯人を突き止めてしまう。
しかし、そこで事件は解決しなかった。百鬼の壺が消えたからだ。
どうやら志摩は、百鬼の壺を盗んだ際、独占欲に駆られてどこかに隠したらしい。
そして白神は、その能力を駆使して事件の真相に迫っていくことになる。
文字数 32,040
最終更新日 2022.05.28
登録日 2022.02.27
隣人がおっぱじめたから、屁をこいてやってって話。
半分は作者の実体験。
文字数 1,295
最終更新日 2024.01.09
登録日 2024.01.09
昔、幼い大切な子を守れなかった。
数年後、今度こそあの子を守ろうと、邪魔なものは排除する。
2人なら大丈夫。さぁ、2人きりの逃避行をはじめよう。
文字数 8,132
最終更新日 2021.04.07
登録日 2021.04.07
街で噂の「美人精神科医」である宇佐美夏海。なのに、夏海は独身で彼氏すらいない。
そんな彼女の元に、仕事の多忙さから精神的に参ってしまった小説家・瀬戸昴が、受診に来る。期待どおりに美人な夏海に昴は一目惚れする。
二人は付き合い、日々を共に過ごしてゆく中で、近づいてゆく。
しかし、昴が『小説を書けなくなっていること』が判明する。
『不器用でも、惹かれたい。という気持ちが寄り添ってゆく』大人の恋愛話。
ー ー ー
宇佐美夏海(二十五歳・精神科医)
黒髪にフワフワセミロングの女性。
おっとりしていて、喫茶店巡りが趣味。
瀬戸昴(二十七歳・小説家)
黒髪ウルフヘアの男性。
たまにメガネをかけている。
堅い見た目だが、甘いものが好き。
文字数 45,608
最終更新日 2023.04.29
登録日 2023.04.03