謎 小説一覧
1
王都の北側、石炭の煙に紛れる路地裏に、看板のない雑貨店がある。
店主のリヒトは、穏やかな微笑みの裏に「追放された第一王子」という過去を隠し、相棒の義賊・カイトと共に、持ち込まれるガラクタの正体を暴く日々を送っていた。
「この煤の下に隠れていたのは、十年前の火災で滅んだはずの伯爵家の家紋……。死んだはずの過去が、現世に這い出してきたようですね」
地位も名誉も失った彼が武器にするのは、圧倒的な教養と、微細な違和感から真実を導き出す鑑定眼。 一方、助手のカイトは夜の王都を騒がせる「義賊」として、法では裁けぬ悪を挫く。
お互いの正体を知らぬまま、知略と実力行使で闇を暴いていく二人。 だが、リヒトが手にした「ある鑑定結果」が、王国の積み上げた巨大な嘘を白日の下に晒し、路地裏の平穏を激動へと変えていく。
真実を売る王子と、嘘を盗む義賊。 二人が最後に「鑑定」するのは、崩れゆく王国の未来か、それとも自分たちの居場所か。
日常の謎が国家の陰謀へと繋がる、至高の鑑定ミステリー、ここに開幕。
文字数 72,908
最終更新日 2026.01.13
登録日 2026.01.01
2
文字数 8,254
最終更新日 2026.01.13
登録日 2026.01.10
3
2027年8月5日、東京。度重なる不正と汚職により、ついに財務省が解体された。国民は歓喜し、新時代の到来を信じた。しかし、その期待は、やがて絶望へと変わっていく。
青年記者・佐藤健一は、上司の命令で財務省解体の真相を追うことになる。元職員からの内部告発、裏帳簿、そして組織的な腐敗の証拠。調査を進めるほどに、財務省の闇の深さが明らかになっていく。だが、それは序章に過ぎなかった。
財務省に代わって設立された「国家財政最高審議会」。各省庁の大臣による合議制で、透明性と公正性を謳った新組織は、国民の希望の象徴だった。しかし健一が掴んだ証拠は、新組織がさらなる腐敗の温床となっていることを示していた。専門知識を持つ官僚組織を失った結果、予算編成は大幅に遅れ、社会保障費の支払いが滞る。年金を受け取れない高齢者、医療費が払えない病人——国民生活は崩壊の危機に瀕していた。
そして、新組織のトップたちは、大企業からの巨額の賄賂を受け取り、国民の利益を犠牲にして私腹を肥やしていた。財務省時代を遥かに超える規模の汚職。責任の所在が曖昧な合議制は、むしろ不正を助長していたのだ。
健一は真実を報道し、国家財政最高審議会も解体に追い込まれる。そして誕生したのは、「国家財政管理庁」——財務省と酷似した、第二の財務省とも言える組織だった。
結局、何も変わらなかったのか?
いや、変わったものがある。それは、「無知の代償」を知った国民の意識だ。
財務省を批判するのは簡単だ。だが、その機能を本当に理解していたのか? 専門的な予算管理の重要性を知っていたのか? 知らないまま批判し、知らないまま解体を叫んだ結果が、この混乱ではなかったのか?
本作は、組織の腐敗と改革の狭間で揺れる現代日本を描いた社会派ミステリーである。緻密な取材と、リアルな描写で展開される物語は、読者に重い問いを投げかける。
財務省は、本当に悪だったのか? それとも、私たちが知らなかっただけで、必要悪だったのか?
無知であることの危険性。知らないまま批判することの罪。そして、真実を求め続けることの重要性——。
この物語は、すべての国民への警告である。
文字数 7,835
最終更新日 2026.01.12
登録日 2026.01.12
4
地方新聞『東陽日報』の社会部記者・水原麻衣は、市の新庁舎建設入札に不審な点を発見する。落札したのは市長の親族が経営する桐生建設。予定価格との一致率は異常なまでに高く、入札情報の漏洩を疑わせるものだった。
調査を進める麻衣の前に立ちはだかるのは、権力による組織的な隠蔽工作。予定価格の算定を担当していた真面目な市職員・古川は、入札直前に突然異動させられ、精神を病んで休職。麻衣が接触を試みた時、彼の腕には新しい痣があった。
過去にも同様の不正を調査しようとした職員が、家族ごと街を去っていた。真実に近づく者は容赦なく排除される。そんな中、桐生建設の営業部長・西田から匿名の接触があり、麻衣は決定的な内部資料を手にする。しかし、その代償は大きかった。追跡者、脅迫、そして愛する母への危険——。
正義を貫くべきか、家族の安全を優先すべきか。記者としての使命と、人間としての葛藤の狭間で、麻衣は究極の選択を迫られる。
権力の腐敗、入札不正、脅迫による口封じ。この街を蝕む闇は、想像以上に深かった。内部告発者・西田もまた、長年の共犯関係から逃れられず良心の呵責に苦しんでいた。彼が命がけで託した証拠は、市長と建設会社の五年にわたる癒着の全貌を示すものだった。
一人の記者が巨大な権力に立ち向かう時、失うものと守るべきものの間で天秤は揺れ動く。しかし、その天秤が「汚れた天秤」であってはならない。真実は必ず明らかにされなければならない。
社会の歪みと人間の弱さ、そして正義を求める強さを描いた骨太の社会派ミステリー。権力犯罪の実態と、それに立ち向かう者たちの勇気を通じて、現代社会が抱える闇と希望を浮き彫りにする。果たして麻衣は真実を世に問うことができるのか。そして、告発の先に待つものとは——。
文字数 7,296
最終更新日 2026.01.12
登録日 2026.01.12
5
アジア有数の大歓楽街のタイのパタヤ。日系企業の駐在員・山岸達也が失踪し、やがてコンテナの中から腐乱死体で発見される。チェンマイで休暇中の坂本刑事は急遽呼び戻され、タイ警察官リサと捜査を開始。歓楽街の女性が容疑者に浮かぶが、事件の背後には「地図にない貨物線」と裏社会の影が潜んでいた。
やがて坂本の前に、戦時中にタイで鉄道建設に従事し命を落とした旧日本陸軍工兵隊伍長・藤堂一馬の幽霊が現れる。冷静な坂本と陽気な幽霊という異色のコンビが、鉄道トリックと裏社会の謎を追い、過去と現在の悲劇が重なり合う中で真相に迫る。
幽霊の未練と死の真実が解き明かされる瞬間、彼は静かに消え、坂本は敬礼を捧げる。
ホラー・コミカル・ミステリーが融合した異色の“微笑の国タイランド”が舞台の痛快ミステリー!
文字数 26,253
最終更新日 2026.01.12
登録日 2026.01.04
6
唯一の肉親である母を亡くし、一人きりとなった少女・朝比奈光希。
彼女を引き取ったのは、特別法人「零協会」の会長・葉月礼央だった。
恩人のもとで事務員として働き始め、ようやく安定した日常を手に入れたはずだったが――
ある日、光希は会長室に呼び出される。
告げられたのは、最前線の部署【特殊犯罪対策部門】への異動。
危険な現場に出ることはないと約束されたものの、
「血」と「異形」を巡る協会の真実が、次第に彼女の前へ立ち現れていく。
一方その頃、異星「黒妖星」では、
孤高の純血ヴァンパイア・宮凪和葉が運命を変える血の味を口にしていた――。
人とヴァンパイア、二つの星を繋ぐ“鏡穴”が開く時、封じられた記憶が目を覚ます。
その血は、破滅か、それとも希望か。
文字数 60,962
最終更新日 2026.01.11
登録日 2025.10.02
7
高校一年生の茉莉は、名家である篁家の娘だ。
だが茉莉の死んだ母親は妾であったため、茉莉は正妻とその娘に冷遇されていた。
使用人でさえも茉莉を蔑ろにする。そして、実の父親も。
それでも茉莉は笑っていた。父親の付き人である久世家の双子の息子ーー颯馬と風真がいたから。
性格は正反対だが弟思いの颯馬も兄のことが大好きな風真も優しく、茉莉は幸せだった。
そう、あの日まではーー
あの日から、茉莉は罪を犯し続けている
そしてそれを、『彼』は望む
《小説家になろうのサイトとの重複投稿です》
文字数 5,867
最終更新日 2026.01.11
登録日 2026.01.03
8
文字数 44,007
最終更新日 2026.01.11
登録日 2025.11.12
9
10
11
下町の片隅、雨の日だけ灯りが点く甘味処「雨月堂」。
そこには、人間の嘘を嗅ぎ分ける――少しクセのある探偵がいる。
狐火探偵・白峰。
飄々として掴みどころのない彼と、常識人で生真面目な助手・雨宮朔。
二人が扱うのは、警察も敬遠するあやかし絡みの不可解な事件。
しかしその真相は、たいてい「あやかし」ではなく――
嘘をついた人間の心にある。
狐火、付喪神、消えた祠。
人とあやかしの境界で起きる小さな事件を、
凸凹バディが軽やかに解き明かす、連作ライトミステリー。
文字数 5,503
最終更新日 2026.01.01
登録日 2025.12.31
12
ある平和な国の第二王子は生粋の謎好きだ。
今日も城下に出ては、謎を見つける。
危険だと分かっていても、好奇心で後先考えずに突っ込んでしまう。
国王である父や兄である王太子、そして護衛の頭を抱えさせながら、彼は今日も謎を求める。
行動力は無限大。
適応力も無限大。
ここに探求王子様、誕生!
※小説家になろうにも投稿しています。
文字数 20,292
最終更新日 2025.12.27
登録日 2025.07.22
13
タイの夜行列車を舞台に繰り広げられる、濃密なサスペンスミステリー。日本人刑事・坂本とタイ公安警察の通訳リサは、詐欺事件の容疑者・村瀬を追ってチェンマイ行き寝台特急9列車に乗車する。動画に映り込んだ蜘蛛の入れ墨を持つレディボーイ、ニーナの存在が、事件の深層へと導く鍵となる。村瀬は人身売買組織の資金を横領し、USBに収めた機密情報を使って黒幕を脅迫しようとするが、情婦ニーナの手によって毒殺される。列車内で次々と起こる殺人、幽霊伝説が絡むクンタントンネルの怪奇、そしてチェンマイで明かされるニーナの過去と復讐。USBに記された少女たちのリストが、闇の帝国を崩壊へと導く。列車が終着駅に近づくにつれ、真実と正義が交錯する――。タイの風景と交錯する人間関係を背景に、疾走する列車とともに物語は加速する。
文字数 43,946
最終更新日 2025.12.12
登録日 2025.11.04
14
午前零時、血の門が開き、あなたは強制的に「招待」される。妖の館が耳元であなたの真名を囁く、「生き残りたければ、まず誰を裏切るか考えろ」と。社畜の清水彰隆は無人バスに連れ去られ、漆黒の館へ。祈雨村(きうむら) の呪われた雨、古宅の幽霊、灯影寺の影が次々と現れ、死のゲームが参加者をふるい落としていく。唯一の彼女と共に九死に一生の策を尽くし、彼は“妖の館”の真相―牢獄なのか、光への鍵なのか―へ迫っていく。信頼が崩壊し恐怖が心を蝕む時、彼を支える言葉はただ一つ、「誰も信じるな、鏡の中の自分さえも」。理性崩壊のカウントダウンは既に始まった。終局まで…あなたは生き残れるか?
文字数 7,870
最終更新日 2025.12.12
登録日 2025.12.12
15
夜の研究都市にそびえる高層塔《アークライン・タワー》。
25年前の事故以来、存在しないはずの“25階”の噂が流れていた。
篠原悠は、亡き父が関わった最終プロジェクト《TIME-LAB 25》の真実を確かめるため、友人の高梨誠と共に塔へと向かう。
だが、エレベーターのパネルには存在しない“25”のボタンが光り、世界は静かに瞬きをする。
彼らが辿り着いたのは、時間が反転する無人の廊下――
そして、その中心に眠る「α-Layer Project」。
やがて目を覚ますのは、25年前に失われた研究者たちの記録、そして彼ら自身の過去。
父が遺した装置《RECON-25》が再起動し、“観測者”としての悠の時間が動き出す。
過去・現在・未来・虚数・零点――
五つの時間層を越えて、失われた“記録”が再び共鳴を始める。
「――25階の扉は、あと四つ。
次に見るのは、“未来”の残響だ。」
記録と記憶が交錯する、時間SFサスペンス。
誰もたどり着けなかった“25階”で、世界の因果が音を立てて共鳴する――。
文字数 69,723
最終更新日 2025.12.02
登録日 2025.10.19
16
文字数 2,035
最終更新日 2025.11.29
登録日 2025.11.29
17
この物語は、大阪難波一帯を管轄下に置く、大阪府警南警察署の捜査実務指導員になった一人の盲目の男性の物語である。
60歳の定年を前に突然、眼病に罹患し、両眼の視力を失ったのである。
その為、警察としての職務を果たすことができなくなり、やむなく退職をしたのである。
数年後に大阪府警南警察署に於いて、立て続けに凶悪犯罪が起きたのだ。
大阪府警南警察署、始まって以来の大事件であった。
困り果てた警察署長の池尻薫は以前同僚であった有能な刑事、児玉小五郎を捜査実務指導員として、警察署の嘱託扱いとして、雇用することになったのだ。
早速、児玉小五郎は妻のすずと一緒に大阪府警南警察署へタクシーで向かったのである。
この物語の始まりです。
この辺はフィクションです
実在の人物、団体等とは一切関係がありません。
その旨ご承知おき下さい。
それでは、この物語を最後までお楽しみ下さい。
文字数 11,858
最終更新日 2025.11.15
登録日 2025.11.12
18
19
20
クリスマスイブ、平凡な高校生・高峯ハルは、幼なじみで恋人の麻倉ミナと、一年で最も完璧な一日を過ごしていると信じていた。しかし、真夜中を告げると、ミナは学校の先輩と浮気をしたことを明かし、これが二人の最後の夜になるだろうと告げる。
打ちのめされ、屈辱を受け、進む力も失ったハルは、雪道を一人彷徨い、飲酒運転のトラックに轢かれてしまう。
しかし、彼は死なない。
というか、死んではいるが、どこにも行かない。
別の世界で目覚めるどころか、ハルは時間も形もない白い虚空の中で、名もなき存在の前に目を覚ます。その存在は、神々しいほどの静けさで彼を見つめていた。
その存在は、ハルの「もう存在したくない」という願いが叶ったこと、そしてこれは無視できないほど深刻なことだと告げる。罰として(あるいは贈り物として?)、ハルは同じ日をもう一度生きる機会を25回与えられます。それは、変わり、理解し、そしておそらくより良い人間になる25回のチャンスです。
文字数 51,346
最終更新日 2025.11.10
登録日 2025.10.18
21
“記録されない真実が、この世界には存在する。”
近未来の都市、
全てがネットワークに接続され、事件も記録され、データとして管理される時代。
その中で、“観察者”として名を馳せる少女がいた。
彼女の名はシャルロット・ホームズ。
義体化された身体と高度なAIによって、事件の記録を読み解く探偵だ。
相棒は、シャルロット専用のAIユニットW.A.T.S.O.N.。
外見は椅子型の端末であり、常にシャルロットと繋がっている。
事件現場に足を踏み入れることなく、ただ“観察”することで真実を解き明かす――
その手法は、誰もが認める名探偵であり、同時に冷徹な“記録者”。
しかし、シャルロットには一つの“謎”がある。
彼女の意識は、どこから来たのか、誰が“観察者”として彼女を作り上げたのか。
その答えは、事件の中に隠されている。
記録を超えて、見逃された真実を追う──
次々と襲いかかる事件の中で、シャルロットはどこまで“人間”に近づくのか。
文字数 242,883
最終更新日 2025.11.04
登録日 2025.04.20
22
23
「あの日の沈黙が、25年目の今日、私たちを再び地獄へ引きずり戻す。」
37歳の編集者・藤野葵は、小学校の卒業から25年を経て開かれたタイムカプセル開封イベントの幹事を務める。和やかな再会の中、カプセルから発見されたのは、卒業直前に行方不明になった少女・高梨恵からの謎めいた手紙と、一本の古いデジタルレコーダーだった。
レコーダーには、恵がターゲットとなった陰湿ないじめの記録と、その後の**25年間にわたる不気味な「無音」が収められていた。そして、録音の最後には、成長した恵からの、同窓生全員に向けた「あなたたちの罪は終わらない」**という冷たい告発のメッセージが記録されていた。
過去の罪を隠蔽し、社会的地位を築いた同窓生たち(特に、事件の隠蔽を主導したクラス委員長・悟)は、恵のメッセージを恐れ、葵を脅迫する。
「25年間、見て見ぬふりをした罪」を背負う葵は、レコーダーに残された暗号「25」を辿り、廃墟と化した旧校舎の奥深くに隠された「もう一つの真実」へと辿り着く。恵の失踪の裏に隠された、大人たちの不正と集団的な隠蔽工作。
傍観者であった彼女が、25年間の沈黙を破り、「罪の清算」という名の卒業式を迎える決断を下す、重厚なクライムサスペンス。
文字数 7,771
最終更新日 2025.11.04
登録日 2025.11.04
24
囚人番号254番よ聞こえますか貴方の声を聞かせてくださいこれは貴方の話です。貴方が強盗に入った家で体験した奇妙不可思議な出来事についてです。そして貴方がいかにして変遷の監獄を踏破したかを事細かく説明してください。
文字数 3,706
最終更新日 2025.11.01
登録日 2025.11.01
26
『笑う執行人』 ――その名を聞いた者は、二度と笑えなくなる。
物語の舞台は、腐敗が日常になった東京。
政治家、財界人、裏社会、誰もが罪を金で隠すこの街に、
「支払い完了」とだけ残して消える謎の連続殺人犯が現れる。
殺し方は静かで正確。被害者の罪を象徴する“清算”の形で命を奪う。
汚職議員は、自ら署名した偽造書類で首を吊り、
暴力団の幹部は、自分の指示で殺された犠牲者たちの録音を聞かされながら息絶える。
犯人は“笑う執行人”と呼ばれる男。
端正な顔立ちに微笑を浮かべ、悪人だけを狙い、悪を裁く。
しかしその正義は、狂気と紙一重。
彼が殺す理由は「罰」ではなく、「救い」だった――。
一方、彼を追う刑事・橘(たちばな)は、
執行人が狙う“次の標的リスト”の中に、自らの上司の名を見つけてしまう。
悪が悪を裁く世界で、本当の正義はどこにあるのか。
そして、“笑う執行人”が最後に清算したい「命」とは――。
狂気と救済が交錯する、ダークサスペンス。
文字数 1,413
最終更新日 2025.10.25
登録日 2025.10.25
27
人口200人にも満たない人々が住む小さな離島「鼠祢島」
ある日を境に鼠祢島に住む少女が行方不明になってしまう。
想太と花月達は中学3年生最後の夏休みに少女の行方を探すべく手掛かりを求めるが鼠祢島の禁忌へと足を踏み入れてしまう。
文字数 5,861
最終更新日 2025.10.21
登録日 2025.10.10
28
29
30
眠りから覚めた時、自分が何処にいるかわからず、何故そこにいるのかわからない。自分が誰なのかもわからず、わかるのはただ、着ているドレスが血まみれだということ。
やがて一人の男性が姿をみせて告げる。
お前は悪だと。
文字数 23,203
最終更新日 2025.10.08
登録日 2022.02.12
31
「俺はね、前世で果たせなかった約束を守るために――君と結婚をするために、生まれ変わったんだ」
ある日突然レトローザ伯爵令息ロドルフ様がいらっしゃり、ロドルフ様から前世で婚約関係にあったと知らされました。
――生まれ変わる前は相思相愛で式を心待ちにしていたものの、結婚直前でロドルフ様が亡くなってしまい来世での結婚を誓い合った――。
わたしにはその記憶はありませんでしたがやがて生まれ変わりを信じるようになり、わたし達は婚約をすることとなりました。
ロドルフ様は、とてもお優しい方。そのため記憶が戻らずとも好意を抱いており、結婚式を心待ちにしていたのですが――。
直前になってロドルフ様は、わたしの妹アンジェルと結婚すると言い出したのでした。
※9月26日、本編完結いたしました。時期は未定ではございますが、エピローグ後のエピソードの投稿を考えております。
文字数 38,617
最終更新日 2025.09.26
登録日 2025.09.02
32
34
文字数 106,486
最終更新日 2025.09.04
登録日 2024.11.23
35
華やかな後宮の片隅、呪われたと噂される「玄武宮」。
そこに住むのは、没落した家の訳あり妃・李月麗(リー・ユエリー)、ただ一人。
しかし、当の本人は世間の噂などどこ吹く風。
侍女代わりにキョンシーを使役し、ニワトリを陣で囲って飼育するなど、悠々自適なスローライフを満喫していた。そう、彼女の正体は、類まれなる力を持つ天才道士なのだ!
そんな彼女の平穏は、若き皇帝・慶佑(けいゆう)の来訪で打ち破られる。
「玄武宮の再興のためだ。後宮内の“お悩み”を解決してこい」
その強引な命令の裏には、月麗を再び表舞台へ引き上げたいという彼の執着と、不器用な独占欲が隠されていて――?
呪いと思われたライバル妃の奇病、夜な夜な現れる亡霊の噂。
次々と舞い込む厄介事を、月麗は卓越した道術と知識で痛快に解決していく!
これは、平穏な暮らしを望む最強道士の妃が、不本意ながらも後宮の怪異と皇帝の溺愛に立ち向かう、中華風お悩み解決ファンタジー!
文字数 78,990
最終更新日 2025.08.31
登録日 2025.08.04
36
「それじゃ、夏休み限定の探偵事務所を開くことにしよう。今日からよろしく、コナン君」
暑い夏、ボクは、彼女と事件に行き合った―――。
夏休みの朝、高校2年の野田耕史(のだこうじ)は同級生の葛西稔梨(かさいみのり)が、浜辺で自殺したことを刑事である叔父から知らされる。
あんなに真面目そうな子が、自ら命を絶つなんて―――。
その日の夜、街で偶然に出会った同じクラスの湯舟敏羽(ゆふねとわ)に、葛西稔梨の自殺の件を伝えると、なぜか一緒に事件を探る羽目に。
敏羽は、稔梨と中学からの親友で、高校に入学頃から距離をおかれて悩んでいたという。
そして、二人の探偵活動は、新たな事件を引き起こし……。
文字数 138,877
最終更新日 2025.08.31
登録日 2025.07.01
37
山奥の深い霧に包まれた場所に、ひっそりと佇む美術館がある。その名はなく、地図にも載っていない。ただ知る人ぞ知る形で、限られた招待客だけにその扉は開かれる。そこでは、かつて“幻の画家”と呼ばれた一人の日本人芸術家の遺作展が開かれているという。
ある日、芸術評論家の佐々木は一通の招待状を受け取る。「段差なき館へ、ようこそ。」不思議な一文が添えられたそれは、誰が差出人かも不明なまま。半信半疑のまま館を訪れた佐々木は、静謐で重厚な展示空間に圧倒される。絵画はすべて写実的でありながら、どこか現実離れしており、まるで“別の世界”を覗かせるような奇妙な感覚を呼び起こす。
だが、彼はすぐにある異常に気づく。展示室は明らかに複数階にまたがっているのに、階段もエレベーターも存在しない。にもかかわらず、自然に次の展示室へと導かれている──まるで空間そのものが人知れず変容しているかのように。
この“段差のない”構造は、単なる建築の妙ではなかった。やがて佐々木は、美術館の“底”へと導かれ、画家の正体、そして絵の裏に隠されたある恐るべき真実に触れることになる。
空間認識の常識が歪む不穏な世界を舞台に、「見えるもの」と「見えないもの」の境界を問うミステリーホラー。
文字数 72,516
最終更新日 2025.08.30
登録日 2025.07.13
38
キャッチコピー
光に包まれた舞台、その先に待つのは“現実”か、それとも――
あらすじ
大学生の早瀬凛は、映像デザイン研究会に所属する普通の女子。
ある日、同じサークルの佐久間に誘われて、地下アイドルのライブに足を運ぶ。
――だが光に包まれた瞬間、彼女は“異世界”に召喚されてしまった!?
空に二つの月、舞い降りる光の竜、黄金の大地。
観客は熱狂し、誰もが異世界を信じる中、凛はただ一人「ある違和感」に気づく。
ライブはなぜ異世界に見えるのか。
その舞台裏に潜む仕掛けとは――?
謎解き × 異世界演出 × アイドルステージ。
どんでん返しの先に待つラストは、あなたの想像を超える。
⸻
タグ
現代 / 異世界風 / アイドル / 推理 / どんでん返し / 短編 / 大学生主人公 / Z世代向け / イマーシブ演出 / ライブ / SNSバズ / ハッピーエンド
文字数 3,661
最終更新日 2025.08.24
登録日 2025.08.24
39
あなたは生成AIの元になっている"モノ"は何か知っていますか?
生成AIにインスピレーションを受けて生成AIと綴ったダークファンタジ
記憶の湖から引き出される魔道具が世界の構造を変えた、魔法と叡智が栄華を極めた。しかし、その繁栄は約250年前、未曽有の厄災の出現と、伝説の魔導大国 レオントポディウムの消失によって終わりを告げた。
そして現在。レオントポディウムの遺物から失われた叡智の欠片の一部を復元するという、世界を揺るがす発見を成し遂げる。
各国が色めき立ち、国際的な政治的思惑や陰謀が渦巻く中、研究者たちは古代の記録に触れ始める。
中でも、何を基準にしたかわからぬまま、復元された古代の記録や遺物に触れる度、説明のつかない強烈な悪夢や幻視に苛まれるようになる。
それは、過去の悲劇の断片であり、彼らの精神を深く蝕んでいく。
時を同じくして、250年前の厄災を彷彿とさせる"月花現象"が各地で発生する。不安定な魔力変動と、見た者に精神異常や幻視を引き起こすこの異常現象は、世界の危機を予感させる。
なぜ、自分たちはこんなものを見るのか? なぜ、月花は再び現れたのか?
彼らの戸惑いと探求は、記憶の湖の深淵に潜む存在との邂逅へと導かれる。そして―――
主人公たちが持つ、一部の者だけに現れる「適性」は、古代の力や危険な現象と共鳴し、彼らを物語の核心へと引きずり込んでいく。
彼らが「視た」悪夢は、ただの幻覚なのか?
それとも、250年前の悲劇が、再び現代に蘇ろうとしている予兆なのか?
そして、彼らの持つ「適性」は、祝福なのか、それとも——抗えない呪いなのか?
失われた叡智の光と、狂気の深淵に潜む闇。
その境界線が曖昧になり、世界が再び崩壊の危機に瀕する時、若き研究者たちは何を選択するのか。
「記憶の湖」に映し出される真実を、あなたも覗いてみませんか?
この物語は生成AIや音楽、ゲーム、YouTubeにインスパイアされてできた物語です。
そしてAIの便利さや今後の発展性、そして同時に使い方を間違えた場合の危険性など使う側の私たちが知り、考え続けなくてはいけない問題について問いを投げてみたいとこの物語を書いています。
楽しんで読んで頂けたたら幸いです。
この作品の著作権は作者が有し、コピー・転載・AIへの読み込みを禁止します。他サイトでも掲載しています。
文字数 154,272
最終更新日 2025.08.19
登録日 2025.06.07
40
内気な図書委員の二年生の結城誠は、司書教諭との「ありもしない噂」を立てられ、唯一の居場所だった図書室にも居づらくなってしまう。
追い詰められた結城は、噂を打ち消すため、とっさに「ある行動」に出た。
頼ったのは、最近いつも、校舎裏でひとり過ごしているフェンシング部の元エース。
三年の榊一馬。
「放課後、僕と一緒に歩いてくれませんか」
勇気を振り絞った結城のひと言に、榊は、ごくあっさりと応じた。
「いいよ、付き合ってあげる。俺か君が、飽きるまで」
榊は結城と違い、いつも人の輪の中心にいる生徒だった。
しかし、ある理由から部活を辞め、今はひとりで過ごすようになっていた。
そんな榊の心を支え励ましていたのは、SNSに「AKARI」という詩人が投稿している詩だった。
だが、その「AKARI」の正体とは――
王子様のような先輩と内気な図書部員が、ゆっくりとふたり一緒に歩くための練習のような、恋の話。
イラスト:イトノコさま
文字数 26,206
最終更新日 2025.08.17
登録日 2025.08.04