純文学 小説一覧
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仮溶接(かりようせつ)の夜
深夜の福島・いわき。老いた母を介護する主人公・てぐは、束の間の自由を求めてコンビニの駐車場で休んでいた。そこで出会ったのは、都会から戻り、田舎の閉塞感に耐えられず絶望の声を電話にぶつける若者・あんぞうだった。
彼の姿は、事故で右手を失い、夢を諦めて故郷へ戻ったかつての自分と重なる。激しい雨の中、あんぞうは「ここは監獄だ」と嘆き、孤独と怒りに押し潰されそうになっていた。
声をかけるべきか迷うてぐは、ダッシュボードのスマートフォンに宿るAIの助言を受け、彼を車に乗せる。暗闇の田舎道を走りながら、都会の「三十分」と田舎の「三十分」の違い、刺激の消費と内面への沈潜、そして「溶接」というてぐ自身の人生観を語る。
事故で人生が断絶したてぐは、AIという“杖”を使いながら、静寂の中で自分を再び繋ぎ直してきた。あんぞうもまた、田舎で「異物」とされる苦しみを抱えていたが、てぐの言葉とAIの短歌に触れ、自分が作っていた“監獄”に気づき始める。
やがてアパートに着く頃には、あんぞうの背中はわずかに伸びていた。彼は「もう少し足掻いてみる」と言い残し、暗闇の中へ戻っていく。
てぐは静かな実家へ帰り、母の寝息と線香の匂いに迎えられながら、AIを杖に新しい一日を綴り始める。都会へはもう戻らないと決めたこの地で、折れた心と動かぬ手を抱えながら、誰かの夜を照らす小さな灯火となる言葉を紡いでいく。
人生は、いつからだって、何度だって、綴り直せる——。
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文字数 5,511
最終更新日 2026.07.22
登録日 2026.07.15
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屋上に佇む私と、青い鳥。
孤独を抱え、学校の屋上から飛び降りようとする少女。そこに一羽の青いインコが現れる。その姿に中学時代の友達が脳裏に蘇る。彼女の言葉「生きて」という言葉と共に。
家で待っている家族、温かなオムライスの香り……当たり前の日常が静かに少女を引き止める。
少女が踏み出した一歩は、死への一歩か、生への一歩か。彼女の選択がもたらすものとは。
感想数 1
文字数 3,936
最終更新日 2025.01.27
登録日 2025.01.27
1,083
兵士よ駆けよ
実感も湧かない"国"を守るため、これまたよく知らない"外の国"とやらの連中と殺し合う
戦場を目前にしても、心は村から離れない
同郷の仲間と隣り合い、彼らは戦場に立っていた
苦痛と不安に挟み込まれ、彼は自身の足跡に思いを馳せる
下される号令——『全軍突撃』
兵士よ、駆けよ
感想数 1
文字数 39,623
最終更新日 2026.09.13
登録日 2025.10.19
1,084
貝になりたい
とある作家は蝋燭の灯り中に佇む。
僧のような
鬼のような
そんな形相を浮かべて
(このお話は元々10分程度の演劇1人読みようです。ですのでもし、このお話を使いたいとあれば勝手に使ってください。特別許可が必要などと言うとはありません故。)
気軽に感想いただけると幸いです。
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文字数 1,880
最終更新日 2022.08.25
登録日 2022.08.25
1,085
★【完結】柊坂のマリア(作品230428)
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文字数 36,349
最終更新日 2023.04.28
登録日 2023.04.21
1,086
騙しあい
「かかったな!」騙し騙され堀り掘られ――穴をめぐる不毛な攻防。
落とし穴を掘った男と掘られた男。
いったい掘った目的はなんなのか……そして掘られたほうにも目的が!?
譲らない互いの主張はどこまでもスケールアップしてゆき……。
※この作品は拙ブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。
https://tmykinoue.hatenablog.com/entry/2025/09/15/205805
感想数 0
文字数 1,497
最終更新日 2025.09.21
登録日 2025.09.21
1,087
ラプソディーカフェの情景
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文字数 1,735
最終更新日 2018.12.24
登録日 2018.12.24
1,088
★【完結】純喫茶『晴れのち晴れ』(作品230809)
感想数 1
文字数 39,727
最終更新日 2023.08.09
登録日 2023.04.17
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ぬしに会わねば真の闇
富山県八尾町で伝承される、民謡行事『風のおわら盆』。
三味線、太鼓、胡弓、尺八、そして長唄。
男衆は法被(はっぴ)。女衆は浴衣。
男女ともに、三日月型の編み笠を目深に被り、
顔を隠して町の小路を、踊りながら練りまわる。
一年で、三日限りの恋をする。
感想数 1
文字数 13,923
最終更新日 2023.07.08
登録日 2023.06.07
1,090
続/穂高市役所ストリートビュー年史
続/穂高市役所ストリートビュー年史
文字数 24,121
最終更新日 2023.08.14
登録日 2020.08.30
1,091
メンヘラ? てめぇが沼なだけだろうが!!
「本当にこの人だろうか?」
「彼女は空蝉のようだ」
「彼女は蛇のような女だった」
大学生の男女の恋愛模様を書いた話です。
女の子の思わせぶりな態度って男からしたら沼ですよね笑
まぁ、女からしても沼なんですが、、笑
こういう女いるわ、、、
こういう男いるわ、、、
という風に共感してみて頂ければ幸いです。
もしかしたら、あなたも気づいてないだけで沼男、沼女かもしれないですよ。
これから高頻度で短編を投稿していきます。
沼エピソードありましたらコメントしてください笑
感想数 0
文字数 2,839
最終更新日 2021.07.25
登録日 2021.07.24
1,092
老人と都会
生まれて初めて都会へとやってきた老人が抱いた思いとは――。
※※※都会暮らしに疲れた方にも読んでいただきたい作品です。※※※
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文字数 1,464
最終更新日 2022.08.31
登録日 2022.08.31
1,093
スクランブルエッグの憂鬱
今朝、早すぎる起床をした。そういう日は大抵、変に目が冴えて、眠気による動作不良が早朝の暗闇に溶けていくような奇妙な心地がする。だからといって爽やかな気分かと言われればそうではない。前夜の倦怠感はそのままなのだ。むしろ増しているような気さえする。やっぱり朝は日が射しているに限る。
緩慢な動作でベッドから身を起こし、立ち上がる。毛玉の浮いたネイビーブルーのパジャマ。それが朝の倦怠さをより一層引き立てている。一つため息をついた。首をもたげて、だらしなく窓の方へ向かう。カーテンを開けても日は射さない。部屋の中の彩度が本当にわずかに上がるだけだ。少し窓を開けてみると、朝食を作ろうかと思う程度には気が晴れた。朝の寒さは悪くない。
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文字数 1,910
最終更新日 2020.04.17
登録日 2020.04.17
1,094
空屋 転乃助
完璧な男には、完璧な秘密がある。
赤坂のエリートイケメン会社員・空屋転乃助。
彼は家を持たない。
だが毎晩、違う家で眠る。
空き家に侵入し、ただ一人で過ごす夜。
それは犯罪か、それとも自由か。
彼を疑う上司が現れたとき、
静かな日常は知的な心理戦へと変わる。
世界は彼を止めない。
彼もまた、世界を壊さない。
この男を、あなたは裁けるか。
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文字数 15,957
最終更新日 2026.03.09
登録日 2026.02.14
1,095
ショートショート「空を飛び続ける男」
※2022年11月の作品です。
読んでいただけると幸いです。
いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、支援などしていただけるととても嬉しいです。
これからも応援よろしくお願いします。
あなたの人生の
貴重な時間をどうもありがとう。
感想数 0
文字数 2,282
最終更新日 2023.01.25
登録日 2023.01.25
1,096
★【完結】陽炎(作品230623)
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文字数 20,238
最終更新日 2023.06.23
登録日 2023.04.30
1,097
火曜日の遺伝子
今、僕は取り調べを受けている。
僕は、妻を殺した犯人だと思われているらしい。
無実だとは思わない。
けれど、有罪であるとも思えない。
かつて、僕には「文子」という女がいた。
冷たく、正しく、赦さない女。
僕が、殺したのだろうか。
それとも――
殺されたのだろうか。
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文字数 58,141
最終更新日 2025.07.09
登録日 2025.04.26
1,098
刹那の赤
梅雨の地方都市。
窓際の少年は、転校してきた少女・白根悠と出会う。
彼女は「愛よりも美」を信じる、芸術至上主義者だった。
絵を描くために生き、描き終えるために死ぬ少女と、それをただ見届けることしかできなかった少年のお話。
感想数 0
文字数 13,253
最終更新日 2025.11.12
登録日 2025.11.12
1,099
ビロードの天使
ビロードの生地を身にまとった女装青年のお話です。
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文字数 4,670
最終更新日 2023.07.03
登録日 2023.06.30
1,100
詩
詩
感想数 0
文字数 351
最終更新日 2023.11.10
登録日 2023.11.10
1,101
ワガママ
「ごめん、離婚してくれ」。夫、遠野洋介に別れを告げられた泉は家庭を失い路頭に迷った。
生への気力を削がれながらもスナック店に就職した泉は、飲食店経営者、佐久間亮と出会い互いに惹かれ合う。
が、砂浜デートの真っ只中、洋介と遭遇……。とある秘密が暴露され、両者の人生に暗雲が立ち込める。
シン.ゆっくり茶番劇祭参加作「ワガママ」。誰もがこのメッセージに頭を悩ませる。
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文字数 15,194
最終更新日 2025.08.24
登録日 2025.08.24
1,102
病窓の桜
花曇りの空の下、薄桃色の桜の花が色付く季節になると、私は、千代子(ちよこ)さんと一緒に病室の窓越しに見た桜の花を思い出す。千代子さんは、もう、此岸には存在しない人だ。私が、潰瘍性大腸炎という難病で入退院を繰り返していた頃、ほんの数週間、同じ病室の隣のベッドに入院していた患者同士というだけで、特段、親しい間柄というわけではない。それでも、あの日、千代子さんが病室の窓越しの桜を眺めながら「綺麗ねえ」と紡いだ凡庸な言葉を忘れることができない。
私は、ベッドのカーテン越しに聞き知った情報を元に、退院後、千代子さんが所属している『ウグイス合唱団』の定期演奏会へと足を運んだ。だが、そこに、千代子さんの姿はなかった。
一年ほどの時が過ぎ、私は、アルバイトを始めた。忙しい日々の中、千代子さんと見た病窓の桜の記憶が薄れていった頃、私は、千代子さんの訃報を知ることになる。
感想数 1
文字数 29,492
最終更新日 2025.03.20
登録日 2025.03.06
1,103
ショートショート「海のような」
※2023年3月の作品です。
読んでいただけると幸いです。
いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、サポート、支援などしていただけるととても嬉しいです。
これからも応援よろしくお願いします。
あなたの人生の
貴重な時間をどうもありがとう。
感想数 0
文字数 1,692
最終更新日 2023.06.05
登録日 2023.06.05
1,104
甘い幻親痛
感想数 1
文字数 43,292
最終更新日 2019.01.28
登録日 2018.12.05
1,105
誰そ彼
感想数 0
文字数 1,499
最終更新日 2022.01.16
登録日 2022.01.16
1,106
僕らの青春
うつ
感想数 0
文字数 530
最終更新日 2023.03.25
登録日 2023.03.25
1,107
お祭り金魚【和風あやかし譚】
「旦那様――」
私を呼ぶのは、金魚か人か。
祭りで取った金魚が人になった。
私は女に|朱乃《あけの》と名付け、妻に娶ると決めた。
しかし周囲は彼女を妖かしと決めつけた。
「旦那様も、わたくしを危険なものとお思いですか」
その問いに応えられなかったのは、恐れか。それとも――
感想数 0
文字数 4,738
最終更新日 2026.07.26
登録日 2026.07.26
1,108
恋してるとか好きだとか
ショート
感想数 0
文字数 1,817
最終更新日 2023.11.17
登録日 2023.11.17
1,109
純白の蝶
男は吹雪の道の中、とある幻想的な風景を目にすることとなる。純文学系2000字以内SSの珠玉の名作。
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文字数 1,934
最終更新日 2025.03.08
登録日 2025.03.08
1,110
憂悶日和
宮田絵里(みやた えり)、五十歳。独身。実家暮らし。金無し、子ども無し、生きる希望無し、難病有り、うつ病有り、ネコ有り。世間から「子ども部屋おばさん」と揶揄される女の徒然な日常を、こころの機微を中心に書き綴った問題作。うつ病子ども部屋おばさんのこころの裡は案外饒舌だ。
感想数 0
文字数 28,313
最終更新日 2025.04.26
登録日 2025.04.20
1,111
小説「泥棒」
感想数 0
文字数 1,566
最終更新日 2021.10.02
登録日 2021.10.02
1,112
★【完結】チョコミント・アイスクリーム(作品240527)
精神科医だった山本耕三は、患者である相良めぐみの笑顔を取り戻すために、お笑い芸人になることを決意し、医者を辞めてしまう。
そんな山本を重く感じるめぐみ。
果たして山本はお笑い芸人となってめぐみを笑わせることが出来るのだろうか?
シリアス・コメディです。
感想数 0
文字数 25,076
最終更新日 2024.05.27
登録日 2024.05.19
1,113
新作マフラー展示中
2代目社長の苦難を描いたヒューマンドラマです。
アパレルメーカーフクプクの2代目社長、篠崎二郎。彼は、各メーカーが新作の冬物を展示するフェアに自信作のマフラーを出展することにしました。しかし、そのフェアの中で社長としての自信を失ってしまいます。失意の彼に救いの手は現れるのでしょうか?
※この作品は、ノベルアップ+様の冬の5題小説マラソン第1週(お題:マフラー)の参加作品です。同サイト様にも掲載しております。
※アパレル業界のことをあまり知らない作者が書いておりますので、業界に関することがらについては実際のものと異なるところがあります。
感想数 0
文字数 4,997
最終更新日 2023.01.07
登録日 2023.01.07
1,114
風が告げる未来
風子は、父の日記を手にしたまま、長い時間それを眺めていた。彼女の心の中には、かつてないほどの混乱と問いが渦巻いていた。「全てが過ぎ去る」という父の言葉は、まるで風が自分自身の運命を予見していたかのように響いていた。
翌日、風子は学校を休み、父の足跡を辿る決意をした。日記の最後のページには、父が最後に訪れたとされる場所の名前が書かれていた。それは、彼女の住む街から遠く離れた、山奥の小さな村だった。風子は、その村へ行けば何か答えが見つかるかもしれないと信じていた。
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文字数 5,804
最終更新日 2025.03.03
登録日 2025.03.02
1,115
語りの本棚
中学生の美緒はある日、祖母の書斎で一つの作品を発見する。
その作品は社会に何かを訴えかける作品だった。
感想数 0
文字数 7,328
最終更新日 2026.01.25
登録日 2025.12.25
1,116
オールド・アリス
五十三年前の夏に、玲は宇宙人と人間の友人と出会った。玲は独り皿を洗いながら、またその日々に思いを馳せる。孤独だった過去の自分を慈しみながら。
※この作品は小説家になろう様でも公開させていただいております。
感想数 0
文字数 56,467
最終更新日 2025.11.30
登録日 2025.11.30
1,117
『聞こえない』 短編小説
感想数 0
文字数 1,837
最終更新日 2026.02.17
登録日 2026.02.17
1,118
さようなら、タロット
タロットにはまりこんでいる啓子。
小説家になる夢は叶うか。
感想数 0
文字数 1,198
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
1,119
ショートショート「春と娘」
感想数 0
文字数 1,683
最終更新日 2022.03.11
登録日 2022.03.11
1,120
逢瀬
感想数 1
文字数 9,306
最終更新日 2024.10.26
登録日 2024.10.25