すれ違い小説一覧
私は原田香緒里。
見てくれも良くて、家に金もある。表向きは、いわゆる陽キャに入るのかね。けど、忍法『盗聴の術』が使える、根っ子が腐った女子だ。
私には、好きな男の子がいる。健太だ。昔、助けてくれた3人の幼馴染みに恩返しすることばっか考えて、斜め方向なのに、真っ直ぐ突き進んじまってる。
幼馴染みに尽くすため、恋愛感情を心の奥底に封印した健太。幼馴染みの1人で、健太を好きな亜梨沙。アイツら2人が、じれじれの恋を成就させられるのか、見守ってるよ。
成就しなきゃ、私が健太をもらう。
ん?卑怯じゃねえよ。健太には、好きって言ってある。
よくある、他愛もねえ話だ。
文字数 84,956
最終更新日 2024.01.22
登録日 2023.12.25
治療院に勤めるウェスタは、魔力がないせいで差別されながらも、持ち前の前向きさで日々を過ごしている。
ある日ウェスタが酒場で偶然引っ掛けたのは、国一番の魔法使い、セレス・カシューン魔法師長だった。
驚くことに、誰もが知る美貌の彼は童貞だった!ウェスタはその場のノリでセレスと寝るが、なんだか周りの様子がおかしくなってきて……?
身分も立場も正反対の彼らが繰り広げる、すれ違いラブ。
主人公の不憫さゆえ途中つらい展開もありますが、ポジティブな性格なので基本明るいお話です。ハピエンです!
寡黙なエリート魔法使い(28)×不憫だけど美人で前向きな平民(24)
ゆるっとファンタジー、独自の設定を多く含みます。R18。性描写のある話には※をつけます。
・表紙イラストはpome村さん(X@pomemura_)に描いていただきました
文字数 106,023
最終更新日 2024.01.21
登録日 2023.10.28
治癒力を使い過ぎて意識を失った聖女ユレニアは、長い眠りから覚めて驚いた。
なぜなら、彼女の両隣には裸の美青年が寝ていたから……!
しかも、自分の顔も体も別人になっている。どうやら、帝国の皇女ルドヴィカと体が入れ替わってしまったようだ。
皇女が住む宮殿から逃げて、元々いた教皇庁に戻ろうとするが、ユレニアは皇女の近衛騎士にかつて出会ったことがある初恋の相手・アデウスを見つけた。
ユレニアは無事に元の生活に戻れるのか。そして、アデウスとの恋の行方は−−?
※全年齢&全23話の中編小説です(約8万字)
※R15は保険です。全年齢で問題ないと思いますが、際どい会話も出るので念のため。
※イラスト・挿絵はAIソフトにて生成
※複数サイトに投稿しています。
※お気に入り追加・感想お待ちしております!
ガラスのハートなので、ご指摘等はお手柔らかに…(切実)
文字数 78,900
最終更新日 2024.01.17
登録日 2023.12.20
2年前の事故で心と体に傷を負った少女と、それを助けた軍人さんのはなし。
思い込みの激しい気の強い少女と、無口な勘違いされやすい男の恋。
昔書いた短編がフォルダから出てきたのでサクッと更新。設定甘め。
文字数 18,972
最終更新日 2024.01.15
登録日 2023.09.29
女騎士レイノリア・リューは十七歳。そろそろ婚期を迎える頃で、同い年の女性らには縁談話が出ているが、レイノリアはお構いなしで毎日訓練に明け暮れている。
理由は一つ。公爵家私設騎士団陸戦隊隊長のライナード・シュルツに恋しているから。
ライナードは歳下のレイノリアのことなんて、ただの部下としか見ていない。
彼に認められるために、レイノリアは今日も男達に混じって剣を振るう。
R18には※をしています。
文字数 41,826
最終更新日 2024.01.15
登録日 2024.01.12
幼馴染であり婚約者のカイルと順調に関係を築いてきたレイラ。ある日、二人が通う学園に隣国から留学生がやってきて…?!
負けヒロイン(?)×幼なじみ公爵令息×美少女留学生
文字数 28,820
最終更新日 2024.01.14
登録日 2023.10.11
大学生の響生(ひびき)はロックバンドのボーカルとして、地元のライブハウスで活動している。
不調だったライブの後、憧れていたギタリストのコウに酷く罵倒されて傷つく。
だけど何故か酔った響生を介抱してくれたり、部屋に泊めてくれたりとその行動は不可解。
生真面目なデスメタルボーカリストと、圧は強めだけど全く悪気はない天然系ギタリストの、音楽に全振りしてるが故のすれ違いじれじれラブ。
音楽の描写長め。
特殊なジャンルの為、興味ない方は読み飛ばしながら進めてください。
久しぶりの現代ものです。
短編のつもりですが、長くなってしまったらすみません(汗)
文字数 32,977
最終更新日 2024.01.14
登録日 2023.10.29
「おまえの言動にはほとほとあきれた。本日を持ってリリー・バロン侯爵令嬢との婚約を破棄する」
ひょんなことから悪役令嬢になった私は、パーティーにて王子様に婚約破棄を言い渡されます。
そんな時、ざわめく人ごみの中から現れた謎の人物は私をその場から連れ去って助けてくれます。けれども、その人物には何やら思惑があるようで…
果たして私はこの世界で生き残れるのか、そして現代に戻れるのか…
そんな色んな思いがある中、婚約破棄をしたはずの王子様が私を誘惑してきて‥‥
※小説家になろうでも投稿してます。
文字数 38,955
最終更新日 2024.01.14
登録日 2020.12.12
『動画配信しながら墓参りって不謹慎じゃね?』
コメント欄に常連のメッセージが流れている。墓地で配信中の俺は、幼馴染相手に失恋したばかり。持っているのは故人のスマホ。配信中に気付いたのだが、このスマホ、中身が見れる。
別サイトにも投稿してます(https://ncode.syosetu.com/n1283ip/)
文字数 1,821
最終更新日 2024.01.14
登録日 2024.01.14
伯爵令嬢として育てられていたアンナだが、両親の死によって伯爵家を継いだ伯父家族に虐げられる日々を送っていた。義兄となったクロードはかつて優しい従兄だったが、アンナに対して冷淡な態度を取るようになる。
そんな中16歳の誕生日を迎えたアンナには縁談の話が持ち上がると、クロードは突然アンナとの婚約を宣言する。何を考えているか分からないクロードの言動に不安を募らせるアンナは、クロードのある一言をきっかけにパニックに陥りベランダから転落。
一方、トラックに衝突したはずの杏奈が目を覚ますと見知らぬ男性が傍にいた。同じ名前の少女と中身が入れ替わってしまったと悟る。正直に話せば追い出されるか病院行きだと考えた杏奈は記憶喪失の振りをするが……。
文字数 34,186
最終更新日 2024.01.12
登録日 2023.12.27
水瀬天音が帰国して数ヶ月経ったある冬の日、ブティックである人物達に偶然再会する。1人は幼馴染の庵原凛太郎、もう1人は親戚でかつての同居人であった諏訪昴。複雑な関係の3人が数年の時を経て再び出会ったことで、絡み合ったイトが解けていくように思われた。3人は、過去を清算し、新たな道を歩めることができるのか。そして、その先には何が待ち受けるのか。
完結の後に番外編(アポロンの花~Another~)をぽつぽつ追加しています。
文字数 87,293
最終更新日 2024.01.10
登録日 2022.03.29
子爵家の跡継ぎと伯爵家の長女の婚約は
仲の良い父親同士が決めたものだった。
男は女遊びを繰り返し 婚約者に微塵も興味がなかった…。
一方でビビアン・ガデュエットは人生を変えたいと願った。
婚姻まであと2年。
※ 作り話です。
※ 完結保証付き
文字数 38,759
最終更新日 2024.01.10
登録日 2023.12.19
嫌われ者のラミ・レイドリッヒは金があるだけの貴族。ある日、きまぐれで道路に落ちていた人間を拾い───。
R18要素薄め
嫌われ者貴族×無知な強面
最初の方にリバ感あり(実際にはなし)
文字数 6,520
最終更新日 2024.01.08
登録日 2024.01.06
公爵子息である夫に嫁いではや半年、ローズは、政略結婚であってもそれなりに仲の良い夫と、それなりの夫婦生活を送っているつもりだった。
しかしある夜、彼との時間を終えた後、今まで体を重ねていたベットで見覚えのない派手な下着を見つけてしまう。桃色の布地に柔らかなフリルがあしらわれた扇情的な下着はどう思い返してもローズの物ではない。
ほかにも浮気を疑う怪しい点が出てきて、ついにローズは牽制してくる浮気相手を突き止めようと行動を起こすのだった。
アップテンポで進みます。五万文字いかないぐらいのお話です。
ぜひぜひさくっと読んでいってくださいませ。😊
文章が肌に合った方は、よろしければ長編ものぞいてみてくれると飛び跳ねて喜びます。
文字数 48,043
最終更新日 2024.01.07
登録日 2023.12.23
ガーテリア王国の第三王子に仕える近衛騎士のイアン・エバンズは、二年前に突如ベータからオメガに性転換した。その影響で筋力が低下したのもあり、主人であるロイ・ガーテリアに「運命の番を探して身を固めたい」と辞職を申し出た。
ロイは王族でありながら魔花と呼ばれる植物の研究にしか興味がない。ゆえに、イアンの辞職もすぐに受け入れられると思ったが、意外にもロイは猛烈に反対してきて……
「運命の番を探すために辞めるなら、俺がそれより楽しいことを教えてやる!」
その日からイアンは、なぜかロイと一緒にお茶をしたり、魔花の研究に付き合うことになり……??
植物学者でツンデレな王子様(23歳)×元ベータで現オメガの真面目な近衛騎士(24歳)のお話です。
文字数 105,684
最終更新日 2024.01.07
登録日 2023.12.15
生徒×教師。あり得ないくらいにすれ違う両片思いの二人。明るく切ないラブストーリー。
[あらすじ]
主人公は有名なマンモス校であるK学園、高等部で現国を教える岸倉 爽一。爽一は教師の職に就いてまだ二年目のまだまだ新米教師のようなもの。しかしながら、断れない性格から職に就いて早々”生徒会”の顧問を押し付けられてしまう。
学園のことも良く知らないのに、生徒会の顧問なんてと思っていたが、その年の生徒会副会長はK学園では二大セレブと言われている片割れ、大崎グループ社長の長男で有名人の”大崎 圭一”であった。彼の高校生とは思えないほどしっかりした性格、正義感、行動力などに圧倒され、その上優しさにいつしか惹かれてしまう。
だが、彼はある日突然、もう一人のセレブである大里グループの令嬢とつき合い始めた。違和感を覚えつつも、ショックを受ける爽一。しかし、翌年。生徒会長で彼の親友の古川《こがわ》から衝撃の事実を聞かされる。
圭一のことは諦めたつもりであったが、憧れであることには変わりない。ついつい彼に目がいってしまう爽一。それはもう、癖だったのだがそんなところを他の生徒にきづかれてしまい────⁈
究極純愛♡僕日シリーズ サブキャララブストーリー5
文字数 85,276
最終更新日 2024.01.07
登録日 2021.11.07
小さな村で神官を務める|佳音《かのん》は、ある日ひとりの村人が犯した罪により神々の恩恵を失った村を救うため、特別な祈りを捧げた。
そして七日目の朝、佳音が神のものとなることを承諾すれば村を助けると言われ、佳音は自らを生贄とする決意をする。
しかし佳音は、天空神の住まいへと連れて行かれるもすぐに食べられることはなく、馴染むのを待つと言われてしまう。
佳音は、馴染むのを待って食べるのだと納得するが、天空神シライの思惑は大きく異なっていた。
元は二次創作で途中まで書いてサイトにあげていたものを、大きく改変しています。
文字数 114,333
最終更新日 2024.01.06
登録日 2023.10.29
一年前、変わり種の妃として後宮に入った気の弱い宇春(ユーチェン)は、皇帝の関心を引くことができず、実家に帰された。
しかし、後宮のイベントである「詩吟の会」のため、再び女官として後宮に赴くことになる。妃としては落第点だった宇春だが、女官たちからは、頼りにされていたのだ。というのも、宇春は、紅を引くと、別人のような能力を発揮するからだ。
そして、気の弱い宇春が勇気を出して後宮に戻ったのには、実はもう一つ理由があった。それは、心を寄せていた、近衛武官の劉(リュウ)に告白し、きちんと振られることだった──。
これは、出戻り妃の宇春(ユーチェン)が、再び後宮に戻り、女官としての恋とお仕事に翻弄される物語。
全十一話の短編です。
表紙は「桜ゆゆの。」ちゃんです。
文字数 19,141
最終更新日 2024.01.06
登録日 2023.12.31
漁業地域の外れの方にある1軒の家には『姫』と呼ばれる男が住んでいる。
『姫』とは、陸国において『皆が憧れるような女性』『庇護欲を掻き立てられる女性』という意味で使われる呼び名なのだが、その人物は男でありながらもあまりの美しさにそう呼ばれているというのだ。
(いや…あれは女の人だろう?あんなに綺麗な男がいてたまるか)
遠目から『姫』の姿を見た彼は男だと信じずにいたが、ある日衝撃的な出来事に見舞われる。
「なに…君、もしかしてこういうことするのは初めてなの?」
あまりにも美しく、妖艶で掴みどころのない『姫』に、やがて彼は抗いようもなく惹き込まれていく。
文字数 139,155
最終更新日 2024.01.06
登録日 2023.02.11
オメガのソニアは運命の番であるレイモンドに浮気された挙句、婚約破棄されてしまう。
その上、婚約者の浮気相手メイリンに仕組まれた冤罪によって仕事でも左遷させられてしまったソニアは侯爵ヴォルフヒルデと出会う。
※オメガバース設定&ざまぁ展開あり
異世界転移者(現代人)はみなΩ(オメガ)&α(アルファ)は魔法が使えるということ以外は世間一般的なオメガバース設定を使用しております。
(魔法についてはそんなに出てきませんが…)
※R18的展開には*が付いています。
匂わせだと(*)です。
※ちまちま更新しています。
文字数 36,803
最終更新日 2024.01.06
登録日 2022.10.08
「君ってインフルエンザになっても、薬じゃなくて芋焼酎飲んで治しそうだよね」
から始まる怒涛のダメ出しをされて、八王子麗は、マッチングアプリで出会った男にフラれた。
八王子麗は焦っていた。
失恋未満のトラウマを抱えて、誰とも付き合うことなく26歳になってしまったのだ。
「処女は嫌だ。でも、恋はしたくない」
ある日、ふとそんな事を麗は思い。行動に移す。
処女を捨てるためにマッチングアプリを利用するが、出会う男はみんな変なやつらばかりだった。
麗はそれでも諦めずにメッセージのやり取りをする。
そんなある日、麗は「姫りんご」という男性と意気投合する。
会おうという事になり待ち合わせ場所に行くと、思いもよらない人が待っていた。
マッチングアプリでお姫様が釣れた件。の改稿版です
文字数 85,123
最終更新日 2024.01.06
登録日 2023.11.13
クライン王国の公爵令嬢、カーラ・プラフティーはある日の舞踏会で婚約者である第一王子ベクターに婚約破棄と身分剥奪を言い渡された上に義妹ばかりを可愛がる両親に勘当を言い渡されてしまう。
カーラに懸想する第二王子のフィンはその話を聞いて慌てて舞踏会の会場へと駆けつけるものの、カーラの姿は既に消えていた。
フィンはカーラのためにカーラが戻れるように尽力していくものの、宮廷にいる人たちは知らなかった。カーラに“害虫駆除人”と呼ばれる裏の顔があり、『血吸い姫』と呼ばれるほどの実力者だということを。
婚約者、家族、地位。全てを失った彼女がこの稼業を使って復讐の刃を研ぎ澄ませていることに……。
文字数 1,020,003
最終更新日 2024.01.04
登録日 2023.03.08
ある日、学校の有名人である水瀬灯里と偶然にも接点を持った綿谷凪心。憧れを投下していた灯里の本当の性格を知り初めは拒絶して距離を取る凪心。それでも近づいていく距離は止められなくて、次第に灯里の中にある人には言えない心のモヤに共感していく。お互いに思いを募らせる二人の間に灯里の昔の幼馴染が現れて……。正反対の二人が織りなすひと夏の初恋の物語。
文字数 27,348
最終更新日 2024.01.03
登録日 2023.12.24
僕は幼馴染の優也と恋人同士だった。
しかし、未曾有の大災害が起こり、2人とも死んでしまう。
その後僕の魂は異世界転生をして、前世の記憶を失くし、魔道士として不自由のない生活を送っている。
しかしピンチのところを助けてくれたジークハルトとの出会いが、僕の運命を何もかも変えていき、僕はもっと幸せになっていく。
文字数 20,189
最終更新日 2024.01.01
登録日 2023.12.28
「もう私たち別れた方がいいと思うの…
だから、私と別れてちょうだい相太(そうた)」
そんな衝撃的な一言を、高校で付き合っていた彼女、黛 麗奈(まゆずみ れいな)に言われてしまった主人公…相川 相太(あいかわ そうた)
名前も成績も平凡な彼は、その事を落ち込み憂鬱になるが、妹の励ましもあり…いつもと変わらぬ、いや…いつも以上に元気を出して学園に登校する。
しかしその別れを境に、相太とそれに関わった人たちとの関係が色々変わっていって…?
ある意味、王道で邪道なラブコメが…、すれ違いとともに始まります!
現実作品は初めてなので、よろしければご覧ください!
シリアスでも最後はハッピーエンドを迎える予定ですので…、シリアスが苦手な方にもご覧頂ければ幸いです。
もしこの作品を読んで、面白い・続きが読みたいと思って頂いた方は、お気に入り登録をよろしくお願いします!
文字数 142,128
最終更新日 2023.12.31
登録日 2019.06.26
誤字脱字報告、本当にありがとうございます🙇♂️
投票、お気に入りやエールも本当にありがとうございます!
5歳の頃、双子の兄だけが死に父母や兄から虐げられてきた春海は、ついに覚悟を決めて海へ飛び込む。
目が覚めると、見たこともない豪華な部屋にいた。
どうやら春海は、転生してしまったらしい。
ディクソン家の当主は死んでしまった息子を想って、禁忌の魔法を使って息子の体を作ろうとしていた。
その生成された体に春海は入ってしまったようだった。
死んでしまった息子の代わりに、愛されるということを知っていく春海。
けれどその愛は、本物ではないのではないかと悩む。
文字数 89,474
最終更新日 2023.12.30
登録日 2023.10.31
私は理解できずに頭が真っ白になってたいた。
「お父様、もうこれ以上は……」
「そんな男の事など放っておけ!」
私の言葉も耳に入らないのか父は怒りを露わにする。
今までに見た事の無い父の姿に私は恐怖してしまっていた。
「我が家の恥さらしめ! 貴様の様な者が次期当主であるはずがない!」
そんな父の言葉にお母様が泣きながら訴える様に口を開く。
「……あなた、これは余りにも酷いですわ」
「お前は黙っておれ!」
怒鳴る父の言葉にお母様は体を震わせる。
(私のせいだ。私がもっとしっかりしていればこんな……)
自分の力の無さに私は唇を噛んだ。
(私が悪役令嬢として振舞えばこんな事にはならなかったのに)
自分の心の弱さに後悔していた。
そんな時、父が私の方を向きながら口を開く。
「お前がこの家の顔に泥を塗ったのだぞ!」
「お父様、そんな言い方は……」
母の助けにも耳を貸さず父の言葉は続く。
「お前はもう公爵家のご子息に嫁ぐ資格は無い」
父の言葉は深く私の心に突き刺さった。
「そんな! どうしてですか!」
私は父に向かって叫ぶが、父は私を睨みつける。
「お前は公爵家のご子息にふさわしくないと分かったからだ」
そんな父の態度に私は涙を流した。
(こんな事になるなんて……)
後悔しても遅かった。
「お前の処遇については追って連絡する」
それだけ言い残して父は部屋を出て行ってしまった。
「待って下さいお父様!」
私の声にも耳を貸さず父は出て行ってしまったのだ。「そんな……私どうすれば……」
私は一人泣き崩れた。
(私が悪いんだ。お父様に認めてもらえる様にもっと頑張るべきだったんだ)
後悔しても遅かった。
(折角、公爵家のご子息と婚約が整って幸せになれるはずだったのに……)
今までの人生を振り返ると涙が止まらなかった。
それから数日間、私は部屋に閉じこもり続けた。
食事も喉を通る事は無く衰弱していくばかりだった。
そんな私を見かねてお母様が優しく私の背中をさすってくれたのだ。
「ごめんね、リリア。こんな酷い目に遭わせてしまって」
「お母様は悪くないです……」
お母様だって辛いはずなのに私を気遣ってくれたのだ。
そんな時に扉がノックされる。
「リリア様、お久しぶりでございます」
扉の先にいたのはマリアだった。
「どうしてここに?」
私の疑問に答える様にマリアは話を続ける。
「公爵様の計らいでリリア様がお食事を取りに来ていないとお聞きしましたので私がお食事をお運びしに来たのです」
(公爵家のご子息が?)
私が考えているとマリアは私に話し続けた。
「公爵様からリリア様のお気持ちを第一に考えろとご命令を受けましたので……それで、どうなさいますか?」
文字数 2,008
最終更新日 2023.12.28
登録日 2023.12.28
なんかテキトーに生きてたら若い頃「あれはないわー」と笑っていたおっちゃんに……。
唯一の生きがいだったかわいい姪っ子にも避けられ始め、このまま腐ってくのかと嘆きながら今日も過ごす。
「それでええんか!?」
「ええわけあるかぁ!!」
どこかから聞こえる謎の声に答えて目が覚めると。
「貴様との婚約は破棄する!」
「……はぁ?」
なんかゴッテゴテのギラッギラしたとこにいた……。
「……ひぇっ!」
なんか金持ちっぽいチャラいにーちゃんからエロい目で見られるんやけど……。
「俺のものになれ……」
近い!近い!……やっぱイケメンでも野郎はアカーン!……けどこいつ使えるなぁ?
ーーーーーー
おっちゃんのアレさ(自前)と取り戻した若さと美貌と権力(他力)で破滅打開!関西×異世界ファンタジー(何番煎じ?)ここに爆誕!
文字数 6,733
最終更新日 2023.12.27
登録日 2023.12.26
⚠️Dom/Subユニバース
一部オリジナル表現があります。
ハイランクDom×ハイランクSub
文字数 7,432
最終更新日 2023.12.27
登録日 2023.12.23
――幼馴染が俺の知らないうちに彼女を作ったらしい。
幼馴染の薫に恋をしていた宏海は寂しさを埋めるため、マッチングアプリに手を出した。ところが、アプリで出会った女の子とのデートの帰り薫に見つかってしまう。薫に問い詰められ咄嗟に「寂しかったから」と答えると、薫は「寂しいなら俺とデートしよう」と言って――。▫️両片思いの幼馴染がクリスマスデートをきっかけに関係を変える話。▫️無自覚執着攻め×自己評価低めの受け
文字数 15,710
最終更新日 2023.12.26
登録日 2023.12.22
【フェロモン過多の記憶喪失アルファ×自己肯定感低め深窓の令息オメガ】
オスカー・ブラントは皇太子との縁談が立ち消えになり別の相手――帝国陸軍近衛騎兵隊長ヘルムート・クラッセン侯爵へ嫁ぐことになる。
以前一度助けてもらった彼にオスカーは好感を持っており、新婚生活に期待を抱く。
しかし結婚早々夫から「つがいにはならない」と宣言されてしまった。
予想外の冷遇に落ち込むオスカーだったが、ある日夫が頭に怪我をして記憶喪失に。
すると今まで抑えられていたαのフェロモンが溢れ、夫に触れると「愛しい」という感情まで漏れ聞こえるように…。
彼の突然の変化に戸惑うが、徐々にヘルムートに惹かれて心を開いていくオスカー。しかし彼の記憶が戻ってまた冷たくされるのが怖くなる。
ある日寝ぼけた夫の口から知らぬ女性の名前が出る。彼には心に秘めた相手がいるのだと悟り、記憶喪失の彼から与えられていたのが偽りの愛だと悟る。
夫とすれ違う中、皇太子がオスカーに強引に復縁を迫ってきて…?
夫ヘルムートが隠している秘密とはなんなのか。傷ついたオスカーは皇太子と夫どちらを選ぶのか?
※以前ショートで書いた話を改変しオメガバースにして公募に出したものになります。(結末や設定は全然違います)
※3万8千字程度の短編です
文字数 39,317
最終更新日 2023.12.25
登録日 2023.12.23
リーツェル王国の王都の片隅に、夜の間だけ現れるカフェがある。
名前はカフェ銀月亭。店主のエーファは元・氷晶の賢者こと王国最高峰の魔法使い。彼女が早過ぎる引退後に開いた、一風変わった店だ。
エーファは看板フェンリルのシリウスと一緒に店をきりもりするかたわら、大切な「お嬢様」を国外追放した忌々しい王太子に復讐するべく暗躍している。
ある日、エーファと年が近く顔見知りの騎士団長のランベルト・フォン・ロシュフォールが店を訪れた。
エーファの行動を訝しんだランベルトは、見張りのために毎日来るようになる。それに気づいたエーファだが、ランベルトから情報を引き出すためにわざと彼に近づき――腹の探り合いが始まった。
警戒し合っていた二人が、交流を重ねていく間に恋に落ちてしまうお話です。
エーファがカフェで出すスパイスが効いたお菓子やホットワイン、そして頼もしいモフモフ相棒の活躍もお楽しみください。
※アドベントカレンダーとして毎日更新する予定ですので応援いただけますと嬉しいです
文字数 83,572
最終更新日 2023.12.25
登録日 2023.12.01