文学小説一覧
買った鰻を捌こうとしたら思った以上に抵抗するので、仕方なく海に還そうとする話。
文字数 1,720
最終更新日 2021.11.20
登録日 2021.11.20
周囲より少し頭が切れる、ジェンダーレスな超文系文学高校生の玉ノ井一花。
或る日、横溝正史の作品で物思いに耽っていた。
ところが、それが現実となってしまう。
山村美紗や西村京太郎、松本清張の作品にも憧れたが、高校生の身分としては日常を手放すのは些か苦しく、戸惑いを禁じえなかったが、逃れられないのだと悟る。
豊富な文学知識と科学で事件の解決への鍵を導き出す、リタレイチャ―サイエンスミステリー。
文字数 38,083
最終更新日 2021.04.04
登録日 2021.02.27
「人間の多くは、私達に縛られているような感覚があるようだ」と、しんみり語る時計さん。そこにテレビくんがやって来て...。
10年以上前に書き上げ、己の恥部だと思いお蔵入りにしていた小品(短編小説)の数々を、思うところあって投稿しようシリーズ(自分で勝手にやっているだけ...)第四弾。
ショートショートです。
一瞬で読めます。
ということで、読んでいただいた方にほんの少しでも何かが伝われば、作者として幸甚の極みです。
文字数 1,128
最終更新日 2022.09.02
登録日 2022.09.02
クリスマスに予定のない女性にカレシができた。
クリスマスの予定も埋まり、しあわせな日々を過ごしていたが......。
文字数 1,372
最終更新日 2022.12.24
登録日 2022.12.17
初めての経験が風俗。それから奨学金でピンサロ、デリヘルに金を使い、出会い系で出会ったビッチに恋をした。虚しさから音楽を始めようとしている20歳のバンドマン。性欲に溺れたのか女に溺れたのか分からない。気づいたらお金も家族も彼女も失っていた。
あるのは請求書と予備のコンドーム。
そしてギター。
文字数 1,262
最終更新日 2022.07.01
登録日 2022.07.01
無茶苦茶どーでもいい事を書いたり書かなかったりする
何かその時思ったことをテキトーに書いたり、読んだ本の感想とか。
あとその場のノリ。タイピング練習。
文字数 74,125
最終更新日 2022.07.12
登録日 2017.04.01
「俺、母親の中から出てきた時のこと、覚えてるんだよ」
嘘つけよ、と少年は言う。
「嘘じゃない。全部覚えてるんだよ。俺の母親の中から、粘液まみれで出てきて、それで、銃が、滅茶苦茶ちっちゃな銃が、自分のへその緒と棚がってるのを、俺は見たんだよ」
それは嘘だよ、と少年は言う。
「嘘じゃない」
嘘だよ。
少年はいなくなった。そして、僕は自分がこの世界において異端であることを知る。そして、この世界の外には、もう一つのーーいや、更なる世界が広がっているということも。
僕はその時まで黙っていなくてはならない。もしもその時が来なければ、その時は……。
僕はどうするのだろう?
文字数 2,348
最終更新日 2024.02.16
登録日 2024.02.15
雪が降り、そして止み、また降り、風に流され、そして、また、止む。
その宿は特急停車駅から送迎バスで一時間半ほど、ネット上では温泉と山菜が客人を迎える宿、という惹句で紹介されていたが、実際に泊まってみると、それ以外のものは特になく、客の存在に一喜一憂せず、静かに温泉宿として数十年以上の時間をやり過ごすかのように佇んでいた。
とりあえずの一泊で部屋を取ったが、想定以上の大雪が降り積もり、このあたりの公共交通機関はほぼ動かなくなってしまった。
旧交の仲間と酒を呑もうかと土日にかけて松本まで足を伸ばし、月曜の朝に間に合えばいいからと夕方まで遊んでいたところに大雪のニュースでにわかに騒がしくなった。急な仕事もあるわけでもなしと、チャットで職場に事情を投げ、雪に阻まれ帰れなくなった旨を伝え、ひとまずは月曜の有給を申請している。
日曜の夜から大雪でバスが動かないとのニュースが流れていたのは知っているが、ここまで積もるのは近年ではあまり聞かないのだという。
雪も誤算だったが、誤算の上乗せは、うかつに移動したことだった。
電車に乗って少しでも東京に近づこうとしたのが良くなかった。普段は客に優しさを見せない鉄道会社が、こういうときに限り安全に考慮し始め、計画的に運転を中止するという決断をしたのだった。
しかも、寝てれば着くだろうと車両の端の席で深く寝てしまっていたのもあり、気付いたときには、電車は止まり、車掌に起こされ雪だらけのホームに放り出された。
駅舎からも出るように言われ、渋々駅を出る。
大雪とは言え、まだ日が暮れるのには早く夕方と言うよりは昼下がりに近い時間帯なのに薄暗い。少しは人が居るだろうと思っていたが、人影はほとんどなく、駅前商店街らしきシャッターの並びの景観が閑散というか殺風景というか、この世から人が消えてしまったのではないかと妙な心配をしてしまうような景色だけがあった。
かろうじて一台、温泉宿の送迎バスがあった。
文字数 7,050
最終更新日 2023.04.09
登録日 2023.04.09
文字数 157
最終更新日 2020.11.09
登録日 2020.11.09
文字数 1,943
最終更新日 2020.12.11
登録日 2020.12.11
暮れなずむ街に彼女は舞い降りた。滅びゆく街の片隅で、彼女は死にゆく野良猫を拾い上げた。一人と一匹が高架橋から眺める風景。狂騒と諧謔と破滅と逆説とが泡沫のごとく浮かび上がり、やがては忍び寄る夕闇の中へ飲み込まれてゆく。暗黒天女、それは死の御使い。あるいは未来への希望。
文字数 7,937
最終更新日 2022.11.10
登録日 2022.11.08
小説家の数が飽和状態になったとき私たち「読書士」という職業が誕生した。私は文芸が死に続け、殺され続ける世界で「読書士」として生きることを選んだ。
小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
文字数 4,861
最終更新日 2018.11.01
登録日 2018.11.01
生きるということが形を伴うものであるとしたら、僕は生きるということを放棄している。
僕はいつまでも逃げ続けている。それを人々は怯懦と呼ぶのかもしれない。
または嘘吐きと。
文字数 3,370
最終更新日 2023.03.25
登録日 2023.03.25
捨てられた双子の片割れ。
寡夫と二人でひっそりと暮らすが、ある日庭の柿の木を一歩切れと行政から電話が入る。
二本の柿の木の一本を切られる事で己の命を切り捨てられた様な気になる主人公だが…。
文字数 1,950
最終更新日 2019.11.13
登録日 2019.11.13
ある夏の夕暮れに僕は公園をジョギングしていた。そこで一人の少女が声を掛けてきた。額から落ちる汗の雫は僕らの心から滲んだ涙のようだ。一瞬を駆けていく、少年少女の青春ストーリー。
文字数 3,995
最終更新日 2020.06.05
登録日 2020.06.05
短編小説。
読み終えてから詳細を。
第二百一条 第百九十九条の罪を犯す目的で、その予備をした者は、二年以下の懲役に処する。ただし、情状により、その刑を免除することができる。
エンジェルナンバー1234 天の助けによって悩みやトラブルから解放され、人生が喜びで満たされる。
文字数 2,369
最終更新日 2022.10.30
登録日 2022.10.30
短編を書く力を練習するために、ランダムな単語三つを使って、短い時間で物語を考える、というのを自ら課してみました。
ここはその練習作品の置き場所です。お気に入りの作品がございましたら、参考までに教えていただけると嬉しいです。
不定期に連載していこうと思います。
※小説家になろう様でも同名で掲載しております。
文字数 3,999
最終更新日 2021.10.09
登録日 2021.07.29