ループ小説一覧
自分が特別な存在だと思っていた帝国大貴族の子息・ハビリは傲慢で性格の歪んだ男だった。魔法学園でもやりたい放題で奴隷の女にも手を出して、周囲から煙たがられていた。
そんなハビリが、本当に神に選ばれた存在である勇者たちに叩きのめされ、国からも追放され、そして自分のこれまでの人生を悔いながら野垂れ死ぬことになるところ、気づけば過去に戻っていた。
今度は真面目に生きようとするハビリだが、彼が真面目に生きてしまったがために、人類はピンチに―ーーーーッ!?
文字数 35,264
最終更新日 2024.04.26
登録日 2024.04.25
――わたしは、先輩の〝今は亡き想い人〟の身代わりであって、彼の本当の妻でもなければ義妹でもない。
高校一年生の〈桜子〉は、ひとつ年上の〈花泥棒〉先輩と契約を結んだ。
学校では彼の〝妹〟を演じ、家では〝お嫁さん〟のように一緒に暮らすことで、衣食住の世話をしてもらえる一年契約。
甘く幸福な生活のなか、桜子は彼に恋をする。
けれども毎日のように他の女を抱く先輩は、桜子とだけは白い関係を貫き続けた。
彼のスケジュール帳に書かれた『飛び降り』や『他殺』という文言。『殺人』計画を匂わす検索履歴。
本気になってはいけない契約恋愛だと自らに言い聞かせる桜子は、しかし、日々不信感を募らせながらも先輩に惹かれ、やがてほんとうの恋人の座を手に入れる。
クリスマスイブやバレンタインの奇妙な事件を経て、契約満了の日が迫った、桜子の誕生日でもある三月一日。
先輩と喧嘩をして家を出た彼女は、凶刃に襲われかけたところを彼に庇われる。
彼の身が危ぶまれる時、桜子が知るのは、並行世界の彼女と彼の繰り返し――ループの存在だった。
・先輩の作り上げた契約恋愛の事情とは?
・彼の『殺人』はいかにして為されたか?
桜子の死を止めたい彼の〝ループ〟に、五つの世界の彼女との恋。
――さあ、もう一度、きみと最後の恋を始めよう。
――今度は、わたしが、あなたを見つける。
これは、好きなひとを真っ直ぐに求めるふたりの、甘ったるくて時に苦い、カフェオレみたいな青春ラブサスペンス。
・この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
・幽八花あかね名義作
文字数 100,491
最終更新日 2024.04.26
登録日 2023.07.07
「俺には復讐する権利がある。俺は怪物も人間も大嫌いだ」
白いカラスから生み出された1つ目の怪物、ハルミンツは幼い日に酷い暴力を受けたことで他人に憎悪を抱くようになっていた。
暴力で人を遠ざけ、孤独でいようとするハルミンツが仕事で育てたのは一匹の小さなネズミの怪物。暴力だけが全てであるハルミンツから虐待を受けてなお、ネズミは何故か彼に妄信的な愛を注ぐ。
人間が肉体を失って機械化した近未来。怪物たちが収容されたその施設を卒業できるのは、人間の姿に進化した者だけ。
暴力が生み出す負の連鎖の中、生み出された怪物たちは人間に与えられた狭い世界で何を見るのか。
※二部からループものになります
文字数 279,250
最終更新日 2024.04.19
登録日 2022.11.24
交通事故で死んでしまった高校生の又吉弥生
そして目を覚ました時勇者エリシアとして転生した
「これは?アニメでよく見る異世界転生?!やった!これで俺もチートで魔物共を無双してやる!」
勇者エリシアとして朝目覚めた瞬間にオークの集団に襲われ死亡。
「は?何これ?起きた瞬間に俺死亡?」
だが、決して終わらない。オークを切り抜けても次から次へと魔物が襲ってくるその度にエリシアは死亡
「何でチートスキルないんだよ!それに天の声は?!ステータス表示は??今の俺はレベルMAXじゃないのかよ!普通SSS級だろ?」
だがエリシアは最後には必ず死亡!だが死んでも再び同じ朝を迎える。
「何で?また同じ朝…これは悪夢か?…」
そう同じ日の朝また同じ日が永遠と続く決して終わることはない…。死んだら同じ朝を迎えるエリシアはこの謎のループを解くため魔物の倒しながら真相を追う!
「たとえ100万回死んでも俺は絶対諦めない!」
文字数 50,712
最終更新日 2024.04.18
登録日 2024.02.17
一度目の人生で断罪され絞首刑になったことにより、二度目の人生は回避しようとするものの上手くいかずまた死亡、三度目では諦めて自殺、四度目は全てが始まる前に先回りして国外へ逃げようとしたが途中の馬車で何者かに襲われ死亡、そうして迎えた五度目の人生。
「それなら一度目よりも完璧で華麗に悪役令嬢とやらになってやろうじゃないの!」
ローズマリーはそう意気込むけれど、なんだか五度目の人生は様子がおかしくて……?
文字数 3,809
最終更新日 2024.04.17
登録日 2024.04.14
マリシティ国アリンガム侯爵令嬢であるアンネローゼは王太子ファビアンの婚約者であった。
しかし彼から婚約破棄を突き付けられ、隣国ジャスパルへ国外追放となり、ある男のせいで30年にも満たない短い人生を終えた。
なのにふと気がつくと目の前にはファビアンの姿があり、彼はいつかの日のように「お前との婚約を破棄する!」とアンネローゼに言った。
これは一体どういうことかと思ったが、この先の出来事を一度経験していたアンネローゼはすぐさま思考を切り替えて自ら王城を去り、偶然居合わせた旅の一座に拾ってもらい2度目の人生を楽しく過ごしていたが、今度は野盗に襲われて殺されてしまう。
そして三度の婚約破棄を早々に受け入れると、今度は近道をした結果、隣国に辿り着くことなく野犬に襲われて人生を終えた。
そうして迎えた4度目の人生。
とりあえず早々に立ち去ろうと辞去を告げるアンネローゼを呼び止める声が聞こえた。
それは今までの人生で初めてのことで、不思議に思いつつアンネローゼが声の主を見れば、そこには隣国オークリッドの王太子ジェラルドが立っており、正式な作法に則ってアンネローゼに求婚してきた。
アンネローゼはうっかり頷いてしまい、オークリッドに嫁ぐことが決まったのだが、なにやらジェラルドにも秘密があるらしく…?
逆行を繰り返す令嬢と王太子のお話です。
週1くらいののんびりとしたペースで連載していきたいと思います。
文字数 174,457
最終更新日 2024.04.14
登録日 2022.07.22
──ビアンカ・コルドゥラ・リンハルト侯爵令嬢は死ぬ度に人生を繰り返している。
王族殺害を画策したとして冤罪をかけられては処刑され、そして次の瞬間には死ぬ前の時間に戻っているのだ。
無実であるにも関わらず、さもこれまでずっと悪行を重ねて来たような言われ方をして、ビアンカは断罪される。
そんなのはもう懲り懲りだ。
何よりも、侯爵家の名に恥じぬよう、誇り高くかつ清く正しく生きてきた自分が、身に覚えのない罪で断罪されるのが我慢ならない。
「自分の犯した罪で裁かれるならまだしも、わたくし何もしていないのに」
そこではたとビアンカは気が付いた。
どうせ善行を積んだところで全てが悪行に塗り替えられてしまうのなら、いっそ最初から悪行を重ねてしまえば良いのではないか?
「そうね。そうだわ! 重ねましょう! 悪行!!」
七回目の人生を謳歌するべく悪女になる事を決意したビアンカ・コルドゥラ・リンハルト侯爵令嬢の物語。
※作品の性質上、感想の返信がネタバレに繋がる可能性がある為、この作品では連載完結まで感想の返信は致しません。申し訳ありません。
※この作品は小説家になろうにも掲載しています。
文字数 53,591
最終更新日 2024.04.07
登録日 2024.04.01
2月のコンテストで沢山の応援をいただき、感謝です。
「王家の念願は今度こそ叶うのか!?」とまで言われるビルワーツ侯爵家令嬢との婚約ですが、毎回婚約破棄してきたのは王家から。
政より自分達の欲を優先して国を傾けて、その度に王命で『婚約』を申しつけてくる。その挙句、大勢の前で『婚約破棄だ!』と叫ぶ愚か者達にはもううんざり。
ビルワーツ侯爵家の資産を手に入れたい者達に翻弄されるのは、もうおしまいにいたしましょう。
地獄のような人生から巻き戻ったと気付き、新たなスタートを切ったエレーナは⋯⋯幸せを掴むために全ての力を振り絞ります。
全てを捨てるのか、それとも叩き壊すのか⋯⋯。
祖父、母、エレーナ⋯⋯三世代続いた王家とビルワーツ侯爵家の争いは、今回で終止符を打ってみせます。
ーーーーーー
ゆるふわの中世ヨーロッパ、幻の国の設定です。
完結迄予約投稿済。
R15は念の為・・
文字数 515,893
最終更新日 2024.04.01
登録日 2024.01.30
加納雅文は幼馴染である村松美桜のことが好きだった。しかし、その気持ちはいつまで経っても伝えられないでいる。
関係は変わることなく、このままがずっと続くのだろう。ぼんやりと浮かべた思考は、しかしまるで運命が悪戯をするかのように、彼の目の前で美桜は車に轢かれて命を落とすことになる。
そうして悲しみに暮れる雅文の前に、突然「神の使い」を名乗る少女が現れた。彼女は、村松美桜を救う手段を持っていると告げ……
「全てを終えた時、この気持ちを伝えよう」
それは、何よりも難しかった。
文字数 97,137
最終更新日 2024.03.31
登録日 2024.01.15
シーディは前世の記憶を持っていた。前世では奉公に出された家で竜帝に気に入られ寵姫となるが、竜帝は豪族と婚約すると噂され同時にシーディの部屋へ通うことが減っていった。そんな時に病気になり、シーディは後宮を出ると一人寂しく息を引き取った。
時は流れ、シーディはある村外れの貧しいながらも優しい両親の元に生まれ変わっていた。そんなある日村に竜帝が訪れ、竜帝に見つかるがシーディの生まれ変わりだと気づかれずにすむ。
数日後、運命の乙女を探すためにの同じ年、同じ日に生まれた数人の乙女たちが後宮に召集され、シーディも後宮に呼ばれてしまう。
自分が運命の乙女ではないとわかっているシーディは、とにかく何事もなく村へ帰ることだけを目標に過ごすが……。
はたして本当にシーディは運命の乙女ではないのか、今度の人生で幸せをつかむことができるのか。
短編:竜帝の花嫁 誰にも愛されずに死んだと思ってたのに、生まれ変わったら溺愛されてました
を長編にしたものです。
文字数 52,561
最終更新日 2024.03.30
登録日 2024.03.30
人々が自分の記憶を自由に消去できるようになった時代。
愛花の恋人である聡は、別れた後に愛花と恋人だった記憶を消してしまう。
ところが偶然再会した聡は、また愛花のことを好きになったと言う。
再び聡と恋人になる愛花。しかしそれは、繰り返される忘却の始まりだった。
私はあと何回、「久しぶり」と言うのだろう。
文字数 3,415
最終更新日 2024.03.30
登録日 2024.03.30
HOT1位ありがとうございます!!!!!!
「どうしたら愛してくれましたか」
リュシエンヌ・フロラインが最後に聞いた問いかけ。それの答えは「一生愛すつもりなどなかった。お前がお前である限り」だった。両親に愛されようと必死に頑張ってきたリュシエンヌは愛された妹を嫉妬し、憎み、恨んだ。その果てには妹を殺しかけ、自分が死刑にされた。
そんな令嬢が時を戻り、両親からの愛をもう求めないと誓う物語。
文字数 105,404
最終更新日 2024.03.29
登録日 2023.07.29
怪物シュタインを倒そうとした勇者パーティの補助系魔術師ルカスはシュタインを倒そうとして逆に殺された瞬間、2年前の魔術学校の生徒だった頃に戻された。そうして16回、学生からシュタインに殺されるまでの2年間を繰り返しついにパーティ全員生存ルートにたどり着くことができた。更には愛する相手であり、何度も振られてしまったレオンの幸せを祈り、彼の幼馴染であるエミリアとレオンの結婚式にまでこぎ着けた。これ以上はない最高のハッピーエンドだと越に入っていたルカスだったが、またも時間が巻き戻され17回目のループに突入してしまう。
そうして彼は決心した。レオンの幸せを願って成就したのにループから抜け出せなかったのだから自分の幸せを求めて生きていこう、と。そんな時に一匹の狼と出会い、彼とともにスローライフを送りたいと願うようになったが……。
無口系剣士☓一途な補助魔術師のループBLです。
「小説家になろう」にも投稿しています。
以下、地雷になるかもしれない事柄一覧
冒頭で攻めが別の女性と結婚します。
流血表現があります。
文字数 216,964
最終更新日 2024.03.24
登録日 2023.12.20
佐竹愛花は2025年7月11日という一日をひたすら繰り返していた。
ループしている世界を認識しているのは愛花一人。その為世界は同じ事を誰もが繰り返しているだけ。
それなのに、なぜかある女性が出先から職場への帰り道に通り魔に殺されるというイレギュラーな事件が起きる。
それはこのループ現象の終わりの予兆なのか? 愛花はその女性の事が気になり調べていくことになる。それは愛花をより狂気の世界へと誘うことになるとも知らずに…。
11:11:11シリーズ
【バッドエンドはもう来ない】の別角度の物語となっています。
そちらを読まなくても楽しめる内容になってきます。
むしろそちらを知らない方が楽しめるかもしれません。
小説家になろうの方でも公開しています。
文字数 26,649
最終更新日 2024.03.12
登録日 2024.02.29
文字数 30,709
最終更新日 2024.03.11
登録日 2024.02.27
アンリエッタ・ベルモンドは、ループを繰り返していた。
三分後に訪れる追放劇を回避して自由を掴むため、アンリエッタは令嬢らしからぬ力技で実家を脱出する。
「今度こそ無事に逃げ出して、自由になりたい。生き延びたい」
そう意気込んでいたアンリエッタだったが、予想外のタイミングで婚約者エドワードと遭遇してしまった。
このままではまた捕まってしまう――そう思い警戒するも、義姉マリアンヌの虜になっていたはずのエドワードは、なぜか自分に執着してきて……?
不遇令嬢が溺愛されて、残念家族がざまぁされるテンプレなお話……だと思います。
*カクヨム、小説家になろうにも掲載しております。
文字数 17,843
最終更新日 2024.03.02
登録日 2024.03.02
【短い紹介文】
王道の勘違い物
【長い紹介文】
聖女に殺される運命を背負った悪役貴族に転生した主人公は、「目立たない・関わらない・生き延びる」という言葉を胸に行動するも、なぜか聖女に好かれ、王子と決闘することになった。
主人公は亡命を決意する。
彼は生き延びることだけを考えて行動するのだが、周囲が彼の発言を勝手に深読みし、気付けば魔王になっていた。
「ノエル、陰謀論とか大好きだからな……」
世界の闇が動き出し、それに立ち向かう集団が生まれる。
そのトップに君臨する主人公なのだが……彼だけが、何も知らないのだった。
文字数 112,138
最終更新日 2024.02.03
登録日 2024.01.14
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
文字数 30,540
最終更新日 2024.02.02
登録日 2024.01.27
異世界転移してしまった鉄黒の髪を持つビビリな主人公サラン・ディスティーノに待っているのは、チートスキルやハーレムではなく、盗賊のみに適用される魅了の魔法だけを与えられた。
回復魔法、攻撃魔法、防御魔法を使えないサランに待ち受けているものはー。
この小説はなろう、カクヨム、エブリスタ、魔法のアイランド、ベリーズカフェ、野いちご、ライブドアブログ、はてなブログでも投稿しています。
文字数 15,994
最終更新日 2024.01.24
登録日 2024.01.03
『拝啓 自由が為に戦った貴方へ』
私は貴方の生き様を守ることが出来たでしょうか。
貴方を幸せにすることが出来たでしょうか。
あの時代を生きた戦友たちの願いを繋ぐことは出来たでしょうか。
ただ忘れないで欲しかっただけなのです。
もう繰り返して欲しくないだけなのに。
ただ、叶えることが出来たなら…
もしも貴方が生まれ変われるのなら、どうか戦闘のない平和な世界で、家族や、友や、恋人と。
ずっとずっと笑い合えますように。
『貴方を愛した誰かより 敬具』
文字数 26,500
最終更新日 2024.01.19
登録日 2024.01.01
産まれる前から、ライアス・ノルディス公爵との結婚が決まっていたローズ・ベラルド男爵令嬢。
結婚式には、いつも死んでしまい、何度も繰り返されるループを終わらせたくて、薬作りに没頭していた今回のループ。
それなのに、いつもと違いライアス様が毎日森の薬屋に通ってくる。その上、自分が婚約者だと知らないはずなのに、何故かデートに誘ってくる始末。
いつもと違うループに、戸惑いながらも、結婚式は近づいていき……。
※あらすじは書き直すことがあります。
※小説家になろう様にも投稿してます。
文字数 22,170
最終更新日 2023.12.19
登録日 2023.12.18
スクーカム「べ、別に猫がかわいいだなんて思ってないんだからな?」
ソマリ「は、はあ……?」
侯爵令嬢ソマリ・シャルトリューは、十五歳で無実の罪を理由に婚約破棄され修道院送りとなり、二十歳で隣国との戦に巻き込まれて命を落とす……という人生を、すでに21回も繰り返していた。
繰り返される人生の中、ソマリはそれまで一度も見たことが無かった猫と出会う。
猫は悪魔の使いとされ、ソマリの暮らす貴族街には侵入を許していなかったためだ。
ソマリ「これが猫……! な、なんて神がかり的なかわいさなのっ。かわいが過ぎて辛い……! 本気を出した神が作りし最高傑作に違いないわ!」
と、ソマリは猫のかわいさに心酔し、「どうせ毎回五年で死ぬんだし、もう猫ちゃんとのんびり過ごせればそれでいいや」と考えるようになる。
しかし二十二回目の人生ではなんと、ソマリの死因である戦を仕掛けた、隣国サイベリアン王国の王太子スクーカム・サイベリアンが突然求婚してきて!?
そのスクーカム、「流麗の鉄仮面」というふたつ名を持ち、常に冷静沈着なはずなのになぜか猫を見せると挙動不審になる。
スクーカム「くっ……。そのふわふわの毛、甘い鳴き声、つぶらな瞳……なんという精神攻撃だ……!」
ソマリ「あの、息苦しそうですけど大丈夫ですか?」
――よくわからないけれど結婚とか別にしなくて大丈夫です! 私は猫ちゃんをかわいがれれば他のことはどうでもいいんですからっ。
猫モフモフラブストーリー、開幕!
文字数 101,208
最終更新日 2023.12.09
登録日 2023.11.25
瀬川空也(せがわ くうや)は魔力量が極端に少ない魔法師だった。
それでも一級品である【索敵(さくてき)】スキルで敵の攻撃を予測したり、ルート決めや作戦立案をするなど、冒険者パーティ【流星(メテオロ)】の裏方を担っていたが、あるとき「雑用しかできない雑魚はいらない」と追放されてしまう、
これが、空也の人生の分岐点となった。
ソロ冒険者となった空也は魔物に襲われていた少女を助けるが、その少女は有数の名家である九条家(くじょうけ)の一人娘だった。
娘を助けた見返りとして九条家に保護された空也は、衝撃の事実を知る。空也は魔力量が少ないわけではなく、禁術とされていた呪いをかけられ、魔力を常に吸い取られていたのだ。
呪いを解除すると大量の魔力が戻ってきて、冒険者の頂点であるSランク冒険者も驚愕するほどの力を手に入れた空也は最強魔法師へと変貌を遂げるが、そんな彼の周囲では「禁術の横行」「元パーティメンバーの異変」「生態系の変化」「魔物の凶暴化」など、次々に不可解な現象が起きる。それらはやがて一つの波を作っていって——
これは、最強少年魔法師とその仲間が世界を巻き込む巨大な陰謀に立ち向かう話。
文字数 454,533
最終更新日 2023.11.28
登録日 2023.05.18
私――オフィーリアは大罪を犯し、処刑された。聖女であった義妹に婚約者を奪われ、積年の恨みと嫉妬が爆発し、彼女を殺してしまったのだ。
しかし気がつくと、目の前に彼女の顔がある。私は幼女な義妹にキスされていた。
「ふぃふぃねーね、らいしゅき!」
なぜか十三年前――四歳の頃まで巻き戻っていた私。
今度は彼女と関わらず、誰かに愛されることも期待せず、ひとりで生きていこう。そう思っていたのに、義妹は毎日のように愛を囁いてキスをして、私を翻弄してきて……。
「フィフィ姉さまっ! 大好きです」
「邪魔よ。暑苦しい。抱きつかないで」
「…………口づけは、やめて。って。何度も言っているでしょ」
「えへへへへ。愛してます。好きです」
――すべてを諦めた悪役令嬢を愛する義妹と、聖女な義妹に絆されて氷の心を溶かされていく彼女。
時にすれ違い、時に引き裂かれ。王太子の存在や陰謀に関係を壊されながらも、ふたりの心は近づいていく。
これは、ふたりの義姉妹をめぐる愛憎と恋のお話。
*小説家になろう、カクヨムにも掲載しております
*幽八花あかね名義作
文字数 440,325
最終更新日 2023.11.27
登録日 2023.05.08
「レイテシア・ローレンス!! この婚約を破棄させてもらう!」
王子レインハルトから、突然婚約破棄を言い渡された私。
「精神的苦痛を与え、俺のことを呪う気なのか!?」
そう、私は彼を病的なほど愛していた。数々のメンヘラ行動だって愛の証!!
泣いてレインハルトにすがるけれど、彼の隣には腹黒聖女・エミーリアが微笑んでいた。
その後は身に覚えのない罪をなすりつけられ、見事断罪コース。塔に幽閉され、むなしくこの世を去った。
そして目が覚めると断罪前に戻っていた。そこで私は決意する。
「今度の人生は王子と聖女に関わらない!!」
まずは生き方と環境を変えるの、メンヘラは封印よ!!
王子と出会うはずの帝国アカデミーは避け、ひっそり魔法学園に通うことにする。
そこで新たな運命を切り開くの!!
しかし、入学した先で待ち受けていたのは――。
「俺たち、こんなところで会うなんて、運命感じないか?」
――な ん で い る ん だ。
運命を変えようともがく私の前に、なぜか今世は王子の方からグイグイくるんですけど!!
ちょっ、来るなって。王子は聖女と仲良くやってな!!
文字数 129,924
最終更新日 2023.11.26
登録日 2023.11.10
ある日俺【野元最乃-のもともの】は、一人の女性が事故死する場面に出くわした。
その女性の名前は【元伊織-はじめいおり-】といい、俺の職場のすぐ近くのカフェで働いている。
人生で一度あるかないか、そんな稀有な状況。
――だと思っていたのに。
俺はこの後、何度も何度も彼女の死を見届けることになってしまった。
「どうやったら、この状況から逃げ出せるのだろう?」
俺は彼女を死から救うために『その一日が終わるまでに必ず死んでしまう彼女』を調べることにした。
彼女のために。
ひいては、俺のためにも。
文字数 11,571
最終更新日 2023.11.17
登録日 2023.09.18
ランナー国の第一王子、ランス・ランナウェイは、100回もの人生をループしていた。
彼は王位継承権を剥奪され、国を追放されたが、この繰り返しの人生を楽しんでいた。
時には賢者の弟子として、時には剣帝の弟子として生きる彼。しかし、101回目の人生でランスは新たな目標を掲げることにした。それは、長生きすることと、彼女を作り結婚すること。
そんな彼の前に、戦場の死神と呼ばれる皇女殿下(10歳年上)が現れた。
ランスは皇女に恋をした。
しかし、過去100回、彼女の人生には常に死が付きまとっていた。
ランスは死のループから彼女を救い出し、彼女の心を射止めることができるのか。
文字数 88,545
最終更新日 2023.10.10
登録日 2023.09.30
この御話は、TLモノのファンタジック当て馬死亡確定版が今までループし続けていた雰囲気の設定。ヒロインが螺旋のループを落ちて行った最後のループの御話。近年、よくある物語。
文字数 8,464
最終更新日 2023.09.24
登録日 2023.09.19
高校二年の夏休み、最終日、深夜。
ゲームに明け暮れた結果、宿題を何ひとつやっていない俺は、九月一日が来ないことを願った。
*エブリスタさんの妄想コンテスト用に書きました。
文字数 5,088
最終更新日 2023.09.19
登録日 2023.09.19
婚約破棄された令嬢はその場に倒れた。暴れないよう抑えつけていたはずなのに急速に力を失い『もろくなった』メリルは死んでいた。
それを見つめるのは、メリルと共に未来を変えようとした一人の死霊術師の令嬢ロア。
ループしていると言っていたメリルに再び出会う未来のために、ロアはこの世界を壊すことに決めた。
『別の世界であなたと運命を乗り越えるために――。』
※カクヨムさんにも投稿しています。
文字数 2,671
最終更新日 2023.09.18
登録日 2023.09.18
文字数 1,572
最終更新日 2023.09.18
登録日 2023.09.18
「クロード様はブルベ冬なので、パステルカラーより濃紺やボルドーの方が絶対に似合います!」
「……そうなのか」
アパレル業界の限界社畜兼美容オタク女子は、学園乙女ゲームの悪役令嬢、レベッカ・エイブラムに転生した。
ヒロインのリリアを廊下で突き飛ばし、みんなから嫌われるというイベントを、リリアに似合う靴をプレゼントすることで回避する。
登場人物たちに似合うパーソナルカラーにあった服を作ってプレゼントし、レベッカの周囲からの好感度はどんどん上がっていく。
『冷徹公爵』と呼ばれる銀髪美形のクロードから、年に一度の舞踏会のダンスのパートナーに誘われた。
踊り終わり、ロマンチックな夜空の下のテラスで、クロードはレベッカに告白する。
「レベッカ。俺は何度も何度も、君と結ばれるために人生をやり直していたんだ」
クロード公爵は悪役令嬢のレベッカに恋をし、彼女が追放令を出されることに納得できず、強い後悔のせいで何度もループしているという。
五度目の人生に転生をしてきたレベッカ(中身は美容ファッションオタク)と共に、ループから抜け出す方法を探し出し、無事2人は結ばれることができるのか?
不憫・ヤンデレ執着愛な銀髪イケメン公爵に溺愛される、異世界ラブコメディ!
文字数 103,760
最終更新日 2023.09.17
登録日 2023.08.11