恋愛 ヒューマンドラマ 小説一覧
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1
[完]十六歳の妹の誕生日、私はこの世を去る。
碌に手入れもされていない赤毛の伯爵令嬢、スカーレット。
宝石のように澄んだ青い髪をした伯爵令嬢、ルビア。
対極のような二人は姉妹。母親の違う。
お世辞にも美しいと言えない前妻の子供であるスカーレットは誰からも愛されない。
そばかすだらけで、笑顔が苦手な醜い姉。
天使のように愛らしく、誰からも好かれる可愛い妹。
生まれつき体の弱いルビアは長くは生きられないと宣告されていた。
両親の必死に看病や、“婚約者の献身的なサポート”のおかげで、日常生活が送れるようになるまで回復した。
だが……。運命とは残酷である。
ルビアの元に死神から知らせが届く。
十六歳の誕生日、ルビアの魂は天に還る、と。
美しい愛しているルビア。
失いたくない。殺されてなるものか。
それぞれのルビアを大切に思う想いが、一つの選択をさせた。
生まれてくる価値のなかった、醜いスカーレットを代わりに殺そう、と。
これは彼女が死ぬ前と死んだ後の、少しの物語。
2
葛木家の秘密(許されないと知りながら、母と息子は‥‥)
母と息子。
本来なら、何よりも近く、そして決して越えてはいけない関係。
18歳の祐樹と、46歳の母・弓子。
二人の間に芽生えた想いは、やがて家族という境界を越えてしまう。
祐樹が結婚し、子どもを持っても。
弓子が別の人生を歩もうとしても。
二人の間に残ったものは、時間だけでは消えてくれなかった。
そしてある日、誰にも知られてはいけなかった秘密が明らかになる。
夫婦関係の破綻、離婚、仕事も住む場所も失った二人。
すべてを失った先で、二人が選んだのは――。
許されない想いを抱えた二人の、長い時間を描く物語。
3
炎上した料理研究家は、海辺のホテルで朝食を焼く
人気料理研究家として知られていた水瀬千晴は、共同監修した新商品の盗作疑惑によって、仕事も婚約も一気に失った。
けれど彼女が本当に得意だったのは、人を驚かせる一皿を生み出すことではない。原価、仕込み、工程、食品表示、スタッフの動き――料理が毎日きちんと届くよう、厨房全体を成立させることだった。
行き場をなくした千晴がたどり着いたのは、海辺の小さなホテル《汐風館》。
朝食の評判はいい。客も喜んでいる。それなのに、料飲部門は赤字だった。
「料理を作る人は足りています。厨房を立て直せる人なら欲しい」
総支配人・黒瀬冬馬の言葉をきっかけに、千晴は三日間だけホテルの現場を見ることになる。
多すぎる仕込み。ばらばらに管理された予約数。捨てられていく小鉢。けれど、そこには数字だけでは分からない料理人の誇りや、地元の漁師との付き合い、客に最後まで選ばせたいという現場の理由があった。
数字だけでは、人は動かない。
そう知った千晴は、誰かの名前の後ろに隠れるのではなく、自分の仕事を自分の名前で引き受け直していく。
そして、彼女の過去を無条件に信じるのではなく、目の前の仕事だけを見続ける冬馬との距離も、少しずつ変わっていく。
これは、失った肩書きを取り戻す物語ではない。
自分の仕事に、もう一度、自分で名前をつける物語。
4
悪役令嬢はとっくに老婆です。今さら謝りに来ないでください
断罪されてから数十年。元悪役令嬢レナ・フォン・アシュレイ(転生前の名:松子)は、追放された辺境でいつのまにか老婆になっていた。
農村の人々に「レナばあさん」と呼ばれ、日向ぼっこと昼寝を愛する悠々自適な老後。乙女ゲームの記憶も悪役令嬢の野望もすっかり霞んで、それでも案外、悪くない暮らしだった。
そんなある日、レナが床に伏しているという噂が広まった。すると——かつての断罪に関わった人物たちが、全員老人になって謝りに来た。「死ぬ前に、謝らなければ」と。
レナの本音:「もういいのよ。昔の話でしょ」
だが老人たちは次々と訪れ——そして次々と、レナより先に逝く。見送られるはずだった老婆が、全員を見送ることになった。
※本作は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
5
再誓。私はもう一度、すべてを選び直す
結婚して一年。
夫を信じ、幸せな毎日を送っていた遥香。
しかしある夜、一通の匿名メッセージが届く。
『ご主人は不倫しています』
ラブホテルから現れた夫・拓也と、会社の後輩・アイリ。
裏切りを目の当たりにした遥香は二人を追いかけ、交通事故で命を落としてしまう。
――だが次に目を覚ますと、そこは一年前、結婚式の日だった。
「もう二度と騙されない」
二度目の人生で、遥香は夫の不倫の証拠を集め始める。
復讐だけを見つめていた遥香だったが、かつての恋人・礼一郎との再会をきっかけに、
自分自身の生き方と向き合うことになる。
私は、一度でも自分で自分を選んだことがあったのだろうか。
これは、復讐を誓った一人の女性が、自分自身を取り戻すまでの物語。
6
ペルス・ネージュの咲く頃に~売られた令嬢と銀嶺の守護者~
北の果てで少女を待っていたのは、不器用で優しい愛だった――。
地主の令嬢として何不自由なく育ったイザベルは、父の急逝を機に没落し、騙されて北の宿場町に売り飛ばされてしまう。危ういところをトリスタンと名乗る青年に救われるが、彼に命じてイザベルの身柄を押さえたのは、密輸団の首領ディミトリだった。『北の熊』と恐れられるディミトリは、彼女を破格の対価で買い取り、山深い北国の隠れ家へと連れ帰る。
ならず者たちの巣窟で怯えたのも束の間、心優しき美女オルガや朗らかなトリスタンに世話を焼かれ、イザベルは持ち前の負けん気で逞しく居場所を作っていく。そして、そんなイザベルをディミトリは遠巻きに庇護するのだった。過去に傷を抱える大人たちの争いに巻き込まれながら、イザベルはいつしかトリスタンと心を通わせていくが、深い雪の下には彼女自身にも関わる秘密が眠っていた。
春を告げる白い花が咲くまでに、イザベルは自分がこの地に囲われた理由に辿り着き、ここでの日々に意味を見出すことができるだろうか。
7
【完結】甘やかされて育った第三王子は、婚約者を失って初めて自分の未熟さを知る
フェイス侯爵家令嬢ユーアは、第三王子ボートン・ハミルトンの婚約者として、長年彼を支え続けていた。
貴族達への根回し。問題が起きる前の調整。王族として未熟だった彼を、優秀な彼女は陰から守り続けていた。
だが、ボートンはその価値に気付かない。
さらに、すべてを肯定してくれる新興貴族の令嬢へ惹かれた彼は、感情的に婚約破棄を告げてしまう。
その瞬間から、少しずつ全てが崩れ始めた。
会議はまとまらず、派閥関係は悪化。
それまで当たり前に回っていたものは、全てユーアが支えていたのだ。
だが、王太子ロジャーに導かれ、過ちに気づき自らの未熟さと向き合うことで…。
これは、失ってから初めて支えられていたことに気付いた王子が、再び隣に立てるようになるまでの成長物語。
8
小林恵那の願いごと ── 好きなのかどうかがわからない
小林恵那は、幼少期から天才だった。何を見ても構造が透けて見え、他人が一生かけて辿り着く場所に十歳で立っていた。周囲との圧倒的な差は、彼女に傲慢さではなく、世界をただ正確に計測・分類しようとする静かな習性を植え付けた。
恵那は、人を表で管理している。
欄は七つある。名前。年齢。学部と英語。金の入り方と出方。断る回数。頼まれたときに残る時間。人を並べるときに頼めるかどうか。
百人に会って、九十二人を外した。外す理由は一行で足りる。続かない。断る。数字を見ない。人を数えない。自分の話をしすぎる。自分の話をしなさすぎる。よそで同じことを始める。
残った八人は、一行では書けない。
去年の暮れに、列を一つ足した。見出しを付けていないので、幅だけが広い。
その列は、測って入れるものではない。自分で決めて入れるものだった。
山内貴之 恋
二十二の年の二次会だった。鞄を引き寄せられたとき、二つ下の後輩が入口から来て、いつもと同じ丁寧語で一度だけ言い返した。
それだけのことだった。それだけのことを、恵那は二年かけて測っている。
五月に、表へ行を一つ足した。名前の欄に、入れる名前がなかった。
年齢も、学部も、金も、断る回数も、空にした。
最後の列にだけ、一文字打った。
愛
これは表に入れられない、と恵那は思った。それでも消さなかった。
誰も、悪人はいない。誰も、命令していない。
これは、測れないものを一つだけ持ったまま、八人を選んで、願いを叶える機械を作った人の記録。
9
「一人でも大丈夫」と家族にも婚約者にも捨てられた私を、無口な辺境伯だけが見つけてくれました
「君は一人でも大丈夫だから」
その言葉で、家族にも婚約者にも見放された令嬢エルディナ。
嫁ぎ先は雪深い辺境。
歓迎も愛情も期待していなかった。
それでも無口な辺境伯ラウレンは、誰よりも先に彼女の疲れや我慢へ気づく。
「ここに居ていい」
その一言から始まった新しい暮らし。
白湯を沸かし、小さな異変へ気づき、人を支え続けるエルディナ。
そんな彼女を今度は支えたいと願う辺境伯。
傷ついた二人が少しずつ心を通わせていく、優しく温かな辺境スローライフ恋愛。
10
フルスペクトラム
複雑な恋愛遍歴やトラウマ的思い出に悩む千聖。
実は単なる恋愛よりも、人生全般に関わる秘密が作用していた。
ある夏の思い出を軸にした、心と恋愛の癒し小説。
普通の人達の恋愛、結婚について。
年齢層は高めで、その枠に囚われない愛☆
トラウマや重い話も含みます。
NOTE、カクヨムでも更新中!
もしこちらで更新がない時は、他のサイトで更新しているかもしれません。
使い勝手によって、どこかに絞るつもりですが、当面は更新します。
一応、
NOTE:https://note.com/myrrh_e
カクヨム:https://kakuyomu.jp/users/myrhh-e/works
11
そうして君は僕を知る
人は誰しも、他人には明かす事の出来ない悩みを持っている。 綾瀬優紀も例に漏れず、とある悩みを抱える高校生であった。
悩みとは、誰かに打ち明け、共感を得る事によって状態が好転する場合もある。 しかし彼の場合、自らの抱える悩みを打ち明かしたとしても、誰からも共感される事など無いだろう。
だから彼は語らない。 その頑なな黙秘が自分を騙し続ける行為であると知りながらも。
「僕は私(ぼく)を認めない」
12
「好き」と一度も言わなかった君を、僕は13年間愛し続けた。妻に知られ、引き裂かれても、君の本当の気持ちだけは最後まで分からなかった。
これは、実際の体験をもとに描いた恋愛小説です。
登場人物や設定、時系列などは、個人が特定されないよう一部変更しています。
妻に不倫が知られ、私は一枚の誓約書に名前を書いた。
これで終わるはずだった。
でも、この恋は十三年間続いていたわけじゃない。
一度は別れた。
忘れようとした。
心が壊れ、仕事を休み、もう二度と会わないと決めた。
それでも、一本の電話が止まっていた時間を動かした。
誘うのは、いつも僕だった。
彼女は一度も「好き」と言わなかった。
それでも、僕が誘えば断られることはなかった。
あれは愛だったのか。
情だったのか。
それとも、ただ断れなかっただけなのか。
十三年が過ぎた今も、その答えだけは分からない。
これは、不倫を美化する物語ではない。
一人の女性を忘れられなかった男と、最後まで本当の気持ちを知ることができなかった一人の女性の、答えの出ない恋の記録。
13
【完結】聞かなかったのは、どちらだったのか
アレクは夢を見た。
幼いエミリアが泣いている。
お気に入りのガゼボのベンチに座って。
不意に顔を上げたエミリア。
さっきよりも大人びている。
泣いていたはずの目は、乾いていた。
表情はない。
なんで、そんな目で俺を見る?
これは夢だ。
そう分かっているのに、目を覚ます方法が分からない。
多分、婚約者であるエミリアのことだ。
彼女のことで、何かを忘れている。
ーー大切な何かを。
起きて、思い出さなければ。
大切な何かが、壊れてしまう。
早く、思い出さなければーー。
そうしなければ、
きっと取り返しがつかなくなる。
不安を胸に、アレクの朝は始まった。
※本作は、カクヨム、なろう、noteにも掲載しております。
14
妻の遺品を整理していたら
妻の遺品整理。
片づけていくとそこには彼女の名前が記入済みの離婚届があった。
15
夫も家も妹に譲りました。なので私は、夜だけ開くおむすび屋を始めます 〜捨てられた元専業主婦の小さな店に、なぜか傷だらけの人ばかり集まってく
夫に離婚を告げられた。
相手は、実の妹だった。
三十五歳の佐倉美琴は、十年間、夫のため、義母のため、家のために尽くしてきた元専業主婦。
けれど夫は妹の莉央を選び、母までもが言った。
「お姉ちゃんなんだから、譲ってあげなさい」
夫も、家も、居場所も奪われた美琴に残されたのは、通帳一冊と、亡き祖母が使っていた古い炊飯器だけ。
行き場を失った彼女は、商店街の端にある空き店舗で、夜だけ開く小さなおむすび屋を始める。
塩むすび、鮭むすび、梅むすび、温かい味噌汁。
特別な料理ではない。
それなのに、彼女の店にはなぜか、人生に傷を抱えた人ばかりが集まってくる。
離婚届を出せずにいる看護師。
家に帰れない高校生。
孤独な老人。
夢に破れた会社員。
そして、いつも閉店間際に現れる冷徹な弁護士・黒瀬怜司。
黒瀬は、美琴が夫側に都合よく追い出されたことに気づき、静かに告げる。
「あなたは優しいんじゃない。奪われることに慣らされていただけです」
一方、美琴を捨てた夫と妹は、彼女が黙って背負っていた家事、介護、親族付き合いの重さを知り、少しずつ崩れていく。
「戻ってきてくれ」
「お姉ちゃん、少しくらい助けてよ」
もう遅い。
冷めたご飯を我慢して食べていた私は、もういない。
これは、夫と妹にすべてを奪われた元専業主婦が、夜のおむすび屋で人の心を満たしながら、自分の人生を取り戻していく物語。
16
母になる、その途中で
『母になる、その途中で』
大学卒業を控えた21歳の如月あゆみは、かつての恩師・星宮すばると再会する。すばるがシングルファーザーで、二人の子ども(れん・りお)を育てていることを知ったあゆみは、家族としての役割に戸惑いながらも、次第に彼らとの絆を深めていく。しかし、子どもを愛せるのか、母親としての自分を受け入れられるのか、悩む日々が続く。
完璧な母親像に縛られることなく、ありのままの自分で家族と向き合うあゆみの成長と葛藤を描いた物語。家庭の温かさや絆、自己成長の大切さを通じて、家族の意味を見つけていく彼女の姿に共感すること間違いなしです。
不安と迷いを抱えながらも、自分を信じて前に進むあゆみの姿が描かれた、感動的で温かいストーリー。あなたもきっと、あゆみの成長に胸を打たれることでしょう。
【この物語の魅力】
成長する主人公が描く心温まる家族の物語
母親としての葛藤と自己矛盾を描いたリアルな感情
家族としての絆を深めながら進んでいく愛と挑戦
心温まるストーリーをぜひお楽しみください。
17
婚約破棄からの追放とフルコースいただきましたが、隣国の皇子から溺愛され甘やかされすぎてダメになりそうです。
※2/1レジーナブックス様より発売です(*´꒳`*)
伯爵令嬢ギルティアは国の認定聖女として日々魔物を浄化して、第三王子ブランドの婚約者でもあった。
しかし黒いドレスばかり着て陰気臭い、ニコリとも笑わず不気味な死神聖女だと言われ、新しい婚約者をはべらせる第三王子に婚約破棄されてしまう。
ずっと国のために働いて疲れ切っていたギルティアは、これ幸いと婚約破棄を受け入れ追放された魔物であふれる冥府の森で自由気ままに過ごしていた。
ところが森の管理者レクシアスに捕まり、何故だか至れり尽せりの軟禁状態になる。
自由になりたいギルティアは逃げ出そうと画策するも、レクシアスに優しく寄り添い甘やかされてギルティアは次第に心惹かれていく。
帝国の皇子に若干斜め上な愛を一途に注がれる聖女のお話。
※第15回恋愛小説大賞にて奨励賞を受賞しました☆ 応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!
18
甘い蜜と苦い蜜
美しいあの人は、私の心と身体を潤してくれた。 知ってしまった甘い蜜を私は吸い続ける。
夫の浮気を知りながら、私は知らないフリをする。
離婚の言葉もよぎったけど、気がつけば、私も別の快楽の虜になっていた。
夫は生活費をくれる人。
あの人は幸せをくれる人。
私はズルい女ですか?
女性同士の性描写に嫌悪感がある方はご注意ください。
19
君が奏でる部屋
これは、君に伝えたくて残している。
幼なじみで、生徒だった彼女の本心を、僕は長い間知らなかった。
聞きたくても聞けない。
伝えたくても伝えられなかった、幼い頃からの想い。
彼女が産まれた時から、僕は彼女のそばにいた。
初めて歌った曲、初めて聴かせた曲。そして、成長した彼女がコンクールの舞台に立ち、僕が望んだ結果になった。
夢を叶えた僕は、今度は彼女の夢を叶えることにした。
それは、僕が想像していなかった夢だった。
やがて僕達は、先生と生徒ではなく、恋人としての関係を築いていく。
彼女はおとなしくても、人形ではない。
家族や友人との関わりを通して、人として、そして音楽家として少しずつ成長していく。
言葉にならないものを抱えたまま、それでも誰かを信じようとする。
ピアノを弾き続ける日々の中で、僕達は音楽と愛に向き合っていく。
芸術を追究する幸せと、その道にある苦悩。
ピアニストを目指す日常と、音楽と愛を綴った物語。
20
拾った女
冬を間近にしたその時期、いかにもというような田舎娘が目に留まった。
21
あなたが脱いだあとで。夜のゴルゴンゾーラ
木下綾乃。わりと綺麗だ、と言われている、自称おばさん。31歳。
なぜ彼女ばかり盗まれるのか。
22
どうやら私は魅了持ちヒロインのようです
十六歳になって社交界デビューをしたシャルロット・バニエ。
子爵の父、婚約者ウィリアムと共に宮廷舞踏会に訪れていたシャルロットは、突然王太子ジェラルドにダンスを誘われる。
困惑したまま彼と踊ることになってしまった彼女のそばに、王太子の婚約者であるロザンヌ公爵令嬢が近寄ってくる。
「私は、魅了持ちヒロインのあなたと張り合う気はないから」
はい? 意味不明なことをいうロザンヌを不可解に思うシャルロット。
それからひと月ほどたち、再び宮廷舞踏会の招待状がバニエ子爵家の元へ届いた。
*カテゴリを恋愛かファンタジーかで悩みましたが、ファンタジーは少し違うかなと思い、恋愛カテゴリにしました。
*ざまぁ要素はありません。
*最終話に、少しだけグロい表現があります。
*小説家になろう様にも投稿しております。
23
靴を嗅ぐ女
彼の匂いには、だまされないで。
紗希は分かった。ひとのバニラを求めると、すべてを失うかもしれない。嫌悪する男の家に、泊まりに行くことになる。
24
夫の死から私を立ち直らせた義娘が「お母様について行きます」と言ったので伯爵位を奪って夫を追放した ~私を愛する幼馴染の騎士団長に溺愛される~
夫の浮気相手が妊娠したことで、伯爵夫人セレナは離縁を言い渡された。
だが、それ以上に問題だったのは、義娘ミレーヌの存在だった。
「お母様が出て行くなら、私も連れて行ってください」
血の繋がらない娘のその一言が、すべてを変える。
セレナは決意する――この子だけは絶対に守ると。
そして夫に突きつけたのは離縁ではなく、伯爵位と領地を賭けた決闘だった。
これは、義娘を守るために立ち上がったひとりの女性が、失った家族と居場所を取り戻していく物語。
※本作は現代版として先に投稿している同テーマ作品があります。
執筆時に現代・異世界どちらにするか迷い、まず現代版を書きましたが、今回異世界版も執筆しました。
現代版:https://www.alphapolis.co.jp/novel/403732375/738037875
25
オールドローズの香り
雨の日、仕事に疲れ、目的もなく降りた駅で、広告代理店勤務の秋山亮介は小さな洋館「Gallery Lumière」へ迷い込む。そこで出会ったのは、オールドローズの香りを「記憶を描く絵具」と語る調香師・篠原美咲だった。
香りを通じて少しずつ心を開き、互いを「心に残る人」として選んだ二人。やがて同じ部屋で季節を重ね、二人だけの香りを作り始める。しかし、美咲の嗅覚は静かに失われつつあった。香りを仕事にし、香りによって亮介と結ばれた彼女は、病と手術の可能性を前に、ある決断を下す。
冬の朝、美咲は完成した香り“Verre éternel”と、『未来へ』と記された封筒を残して姿を消す。
半年後、封筒を開いた亮介は、香りに隠された願いを知り、彼女を探し始める。ようやく再会した美咲には、亮介と過ごした記憶がなかった。
「記憶がないなら、最初から会いたい」
失われた過去を取り戻すのではなく、今の相手ともう一度関係を選び直す二人。香り、記憶、沈黙、そして言葉にならない優しさを描く、切なくも温かな大人の純愛物語。
26
婚約破棄は先手を取ってあげますわ
パーティ会場に愛人を連れて来るなんて、婚約者のわたくしは婚約破棄するしかありませんわ。
※6話で完結として、その後はエクストラストーリーとなります。
更新は飛び飛びになります。
27
明日なき妊娠
同棲相手の美鈴からの妊娠の報告。
もともと彼女しかいないと思っていたから、その勢いで結婚を決める秀司。
先方の親へも挨拶をし、両家併せて会食の日。
その時、知りたくない過去を知ることとなる。
美鈴は自分の──。
28
贖罪
「一生かけて償え!!一緒に生き地獄に堕ちろ」――交通事故を起こし、有望な陸上選手の未来を奪ってしまった栞(25)。
被害者の大学生・大樹(21)は片足を失い、右手にも麻痺が残る。
絶望の淵で彼は、栞に贖罪を迫る。
罪悪感に突き動かされた栞は、大樹の介助を引き受け、被害者と加害者が同居生活を始める。
しかし、かつて好青年だった大樹は、深い喪失と挫折の中で、栞の心身を支配して、生きる証を確かめるようになる。
栞は罰を受け入れ、大樹に身を捧げて尽くす。二人は闇の中で痛みを分かち、互いの心を縛り合う。
――やがて二人の関係は、いつしか歪んだ絆へと変わっていく。
それでも――
愛と償いの狭間で出会った、二人の再生の物語。
※【全47話完結】
※本作には一部R18相当の描写を含む話がありますが、該当回は分割しており、未読でも物語の理解に大きな支障はありません。
29
【短編】クリスマスに元妻とバッタリ
【完結済み・全5話】
クリスマスイブの六本木。
四十五歳のあつこと田中さん(47歳)に、最悪の偶然が襲いかかる。
現れたのは田中さんの元妻——
・カシミヤの白いコート
・完璧な美貌
・成功者の現夫
対する私たちは:
・ユニクロのダウン
・背中と腰にカイロ
・慰謝料で困窮する現実
「お似合いよ」
元妻の一言が、格差という現実を突きつける。
高級フレンチから路地裏のたこ焼きへ。
プライドはズタズタでも、二人で食べるたこ焼きは温かかった。
★こんな人におすすめ★
・離婚経験がある
・経済的に苦労している
・格差社会に疲れている
・それでも希望を見つけたい
「勝ち組になれなくても、幸せにはなれる」
底辺からの愛の物語。
# 注意事項
※離婚、慰謝料、経済格差などの重いテーマが含まれます
※社会的弱者の描写がありますが、希望のある結末です
30
お前の好きな妖花、今俺の隣にいるけど〜「僕の方が先に好きだったのに?」知らん。今は俺の彼女だ。引っ込んでろ〜
「俺は妖花が好きなんだ」
親友に電話で妖花のことが好きだと打ち明けられた俺は困惑した。聞いてもいないのに親友が好きだと告げた相手は今、俺の隣で肩に頭を載せて寝ているからだ。
「お前のことが好きなんだと」目を覚ました彼女に呟けば、彼女は「失恋確定」と合掌した。
悪質なストーカーと化した鬼を退治するべく、俺は動き出す。寮に戻った俺たちは、どこからともなく現れた親友と対決する。「よくも!僕の妖花ちゃんを手籠めにしたな…!」生まれた時から彼女は僕のものだと喚くあいつに、俺は淡々と事実を述べる。
「僕の方が先に好きだったのに…!」騒ぐアイツに、とりあえず言っていいか?行動しなかったお前が悪いだろ。妖花の気持ちを考えられないから、うまく行かなかった。それだけだ。
言い合いの末、俺たちは勝利を収めーー
※
☆簡単に言うと僕の方が先に好きだったのに僕の気持ちを知っていながら彼女と付き合うなんて許せないと発狂するストーカー男を成敗するあんまり性格がよろしくないカップルの話
☆なろう先行でした
★2話目から飴の雑談カット、終盤に当て馬女追加
★全4話
31
貉達の燔祭 (鳴かない杜鵑 spin off3)
愛した男が愛したのは、私ではなくあの子だった。あの子は私のスケープゴートだったのに。
燔祭(はんさい)とは、古代ユダヤ教の儀式。
生贄になる動物を祭壇の上で焼いて神に捧げた。
いつも人は、誰かの犠牲の上に成り立っている。
私は私である為に、あの子をスケープゴートにしていた。
そんな私は、同じ穴の狢なのだ。
あの人が欲しくて、嫉妬の炎で、あの子を焼いた。
※こちらは全てフィクションです。実際の事件、人物や団体等を特定してはおりません。犯罪を助長するものでもありません。事実に反する記述もありますが、創作上の演出とご理解ください。
32
リフレイン ―368,000時間の初恋―
「もしもあの時、君を選んでいたら――」
既婚、40歳、倦怠期のサラリーマン・甲斐田タカシは、ある冬の朝、20年前の過去へとタイムリープする。
目覚めた先は2006年。そこは、人生最大の後悔――初恋の女性・浅見レイコと結ばれることのなかった分岐点だった。
「人生二周目」の知識と大人の余裕で、過去を書き換え、再びレイコと恋に落ちるタカシ。
しかし、幸福の絶頂で突きつけられたのは、世界を管理する「観測者」からのあまりに残酷な通告だった。
『このまま二人が結ばれれば、2026年に存在する“互いの子供たち”は消滅する』
究極の二択。
自分たちの愛を貫くか、それとも愛しい我が子の命を守るために、再び他人に戻るか。
タイムリミットまで、あと一週間。
二人が選んだのは、未来を守るための「愛し合うがゆえの別れ」だった。
記憶を消され、それぞれの家庭へ戻った二人。
しかし30年の時を経て、運命の歯車は再び回り出す。
息子と娘の結婚、親としての再会、そして――。
親から子へ、子から孫へ。
10万時間を超える時空の旅の果てに辿り着いた、切なくも美しい「愛の正解」。
「たとえ生まれ変わっても、私はあなたを見つけ出す」
互いに想い合いながらも触れ合えない、大人の男女の究極の純愛。
第19回恋愛小説大賞(ファタール賞)エントリー作品。
33
100回首を吊った俺は義妹とやり直す
100回首を吊っても死ぬことを許されない男。その名をハルキ。彼は自身を襲った悲劇に押し潰された。そんな男に抱いてはいけなかった恋心を再燃させた彼の義妹。その名をフユカ。フラれても良いから彼女が自身の思いを伝えたいと願った矢先、ハルキが自殺を計った……。
悩んで、相談して、また悩んで。それでも答えの出ない2人が迷いを振り切るまで、あと……。
※本作はエブリスタとノベルアッププラスでも連載しています。また、エブリスタとは展開が途中から異なります。
34
空に月 地のこだま
くのいちであるキサラは、隠密隊の一員として国の汚れ仕事を請け負っていた。過酷な日々の中、彼女にとって唯一の楽しみは眠ること。幸せは夢の中にしか存在しない。
しかしキサラはある日、思いがけず生き別れていた弟と再会を果たす。弟を護りたい一心から、「眠り姫」と呼ばれたキサラは覚醒する。
姉として、一人の女として、激動の時代を生き抜くタフな女忍者の物語。
※【エブリスタ】でも公開しています。
35
死んでしまった婚約者が、もし生きている世界があるのなら観てみたいですか?
私は本当であれば今日結婚式を挙げるはずでした。
雨は全てを洗い流してくれる。私のこの想いも、私の悲しみも、この後悔も。そして、私の慟哭のみが響き渡る。
あのとき引き止めれば良かったのでしょうか。
それとも縋りつい行かないでと言えばよかったのでしょうか。
そうすれば、あの人に死は訪れなかったのでしょうか。
もし、あの人が生きている世界があるというのであれば、その世界の私は幸せですか?
*別のサイトの魔法具のお題で書いたものです。
*作者の目は節穴のため、誤字脱字はあります。
36
有罪愛
父を喪った瀧沢春佳は、母の涼子との二人暮らしとなったが、母の虐待を看過できなかった兄の冬夜に引き取られ、兄と暮らす事になる。
自分とはまったく出来の違う優秀な兄に憧れがあったはずなのに、春佳は冬夜に違和感を抱いていく。
これは、家族が抱える秘密の話。
※ ラノベ向けではありません。暗くて重たい話です。
※ 読んでいて不快になる表現もあります(虐待関係)。
37
泡沫の仮面舞踏会
※本作には不誠実な恋愛関係、裏切り、依存を想起させる描写が含まれます。
【毎日 18:00 2話ずつ公開】
「人を好きになる方法は分からない。好きにさせる方法なら知っている」
初恋の相手に裏切られ、「人の気持ちがない」と告げられた片桐律。それ以来、彼は出会い系アプリという仮面舞踏会で、肩書きと甘い言葉を操り、誰にも期待せず遊んできた。
そんな律の前に、仮面の下の寂しさを見抜く先輩・相沢千尋が現れる。
「好きになってくれるまで待つ。でも絶対に離れない」
一度だけ人を信じすぎた男が、もう一度誰かを愛するまでの物語。
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世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
付き合っていた彼に騙され、借金を追った双葉。
それでも前を向こうと、必死にもがいてた。
そんな双葉に声をかけてくれたのは、とてつもなくイケメンで、高身長、スタイル抜群の男性――
常磐グループの御曹司 常磐 理仁だった。
夢みたいな展開に心は踊るのに……
一途に愛をくれる御曹司を素直に受け入れられずに、双葉は離れることを選んだ。
つらい家庭環境と将来の夢。
そして、可愛い我が子――
様々な思いが溢れ出しては絡まり合う複雑な毎日。
周りとの人間関係にも大いに悩みながら、双葉は愛する人との幸せな未来を手に入れることができるのか……
松雪 双葉(まつゆき ふたば)26歳
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常磐 理仁(ときわ りひと)30歳
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腐女子のバディは最推し警部 ~騎馬一族の殺人~
歴史を持つ名家、木条家当主が不審死を遂げた。
事件を担当することになったのは、警察庁キャリア組のクールなイケメン刑事。
彼の相棒に選ばれた女刑事は一見したら真面目系だが、脳内ではBL妄想を繰り返す生粋の腐女子。
違う世界を見ている噛み合わない二人が難解事件に挑む!
シリアスなストーリー展開と、場にそぐわない腐女子の妄想。一味違う恋愛小説を目指しました!
※【エブリスタ】でも公開しています。
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ツバサを抱いて眠れ
酸いも甘いも経験した三十五歳の平凡主人公はヒロイン枠では活躍しない!?
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三十五歳のすべてが平凡な主人公・夜丘瑞世は、アパートの隣の部屋に住む美少女に導かれ、強烈な睡魔の後に魔族の住む【ツバサ】という謎の世界で目が覚める。
……これってまさか異世界転生!?――と思ったのも束の間、あっという間に巨大な化物に殺されて現実世界に。
瑞世は二度と【ツバサ】へ行くつもりはなかったが、「ツバサに隠された『願いを叶える秘宝』を探したい」という美少女の願いを叶えるため、再び美少女と共に夢の中の謎の世界――【ツバサ】へと向かう。
初恋のドイツ人将校(映画の役)に瓜二つの「フォルカー様」や、蠍のような尾がついた巨大な化け猫、電気もガスも薬もない島で病人の治療ができるのは私だけ?
ついでに、アパートの隣に住んでいたこの美少女は、実は女神様だった!?
後に【ツバサ】の世界で「女神の共犯者」と呼ばれるようになるアラサー限界主人公が、何度も転げて失敗し挫折し、何度もカムバックしてくる愛とド根性の物語です。