歴史・時代 小説一覧
2,081
〈影咒記(EIJUKI)〉江戸咒譚 第四篇 ― 黄泉灯籠迷図(よみとうろうめいず) ―
〈影咒記〉第四篇『黄泉灯籠迷図』は、
鏡師・蒼雲の初登場篇であり、のちの外伝『りんどうの空に』へと続く“祈りの系譜”の起点となる物語である。
舞台は江戸後期。
死者を弔う行灯師たちの間で囁かれる、灯籠に宿る“人魂”の噂。
火を絶やさぬことが祈りであり、絶やすことが“供養”であるという逆説。
その境で、蒼雲はひとつの選択を迫られる。
――生きるとは、誰かの祈りを灯すことか。
それとも、自らの灯を消すことか。
物語は静かに、夜の闇へと降りていく。
行燈の光、雨に濡れる石段、そして鏡に映る薄い影。
そこに映るのは、もうこの世の者ではない。
けれど、蒼雲は知っている。
「祈り」は死では終わらない。
消えるたびに、また新たな光として生まれ直す。
――それが〈影咒記〉に連なる“咒”の本質である。
本作では、江戸の葬送文化・灯籠師・寺社儀礼を背景に、
“死を見つめる職人”の心を描く。
鬼火や妖ではなく、あくまで人の記憶と祈りの象徴としての“光”を主題に据えた幻想譚である。
蒼雲が初めて「祈りの意味」を理解するこの物語は、
〈影咒記〉全篇に通底する“影=記録”“祈り=咒”の構造を明確に提示する。
後の外伝『りんどうの空に』で描かれる彼の“静かな再生”は、
この作品で生まれた祈りの火の記憶に根ざしている。
――咒は祈り、祈りは影。
人が誰かを想い続ける限り、その光は消えない。
本篇は〈影咒記〉シリーズの中でも、
“最も静かで、最も深い闇”を描く作品である。
そこに宿るのは恐怖ではなく、
死者と生者を繋ぐ、わずかなぬくもり――
灯籠の火のように、
消えかけてなお、誰かを照らす光である。
本作は〈影咒記(EIJUKI)〉の江戸咒譚 第四篇 ― 黄泉灯籠迷図(よみとうろうめいず) ―です。
【更新案内】
※毎晩21時頃 更新予定。
闇の中に灯をともすように、静かに物語を紡ぎます。
――夜の読書時間に、あなたの心の灯を少しだけ照らせますように。
2,082
一粒の弾丸
江戸末期。在ってはいけない最新型の銃を持つ...子連れの暗殺者がいた。
2,083
シン・信長公記~弥助無双desu
アフリカ東海岸のモザンビークで生まれた青年ヤスフェ。
彼は幼い頃から、奇妙な夢を見続けていた。
巨大な湖のほとりにそびえる異形の城。
燃え盛る楼閣。
炎の中で静かに舞う男。
そして、無数の槍に囲まれた未来の自分――。
やがてヤスフェはポルトガル人に雇われ、故郷を離れる。インド、マカオを経て、宣教師の護衛として極東の島国・日本へ渡った。
天正九年。
京の本能寺で、天下人・織田信長と運命の出会いを果たす。
信長は黒い肌を持つ異国の巨人に強い興味を抱き、自ら「弥助」の名を与えて家臣として召し抱えた。
異国人ゆえに人々の好奇の目にさらされながらも、弥助は森蘭丸、前田利家、前田慶次、羽柴秀吉ら戦国の英雄たちと交流し、武士として成長していく。
しかしその裏で、彼にはもう一つの役目があった。
宣教師たちから託された密命――信長を監視する「耳」としての任務である。
忠誠か、使命か。
故郷を失った男は、激動の戦国時代の渦へと巻き込まれていく。
これは、歴史の陰に埋もれた実在の黒人武士・弥助が見た日本の物語。
そして、あの夢が示した炎の――本能寺へと続く運命の記録である。
2,084
島原の黒式尉異聞
戦国時代、九州島原で起きたよくある武将が民を切った話を老人が語る。
短編ですぐ読めす。
2,085
高時が首
元弘三(1333)年五月、鎌倉幕府は滅亡した。そんな折り、鎌倉を目指して南下していた山伏の照隠は、首桶を抱えて鎌倉から北上してきた由茄という奇妙な娘と出会う。首桶のなかにあるのは、いったい誰の首なのか。疑問に思う照隠に対して由茄は告げる。首桶に収められているのは、鎌倉幕府の最重要人物だった北条高時の首だと。
2018年改稿。
小説投稿サイト『小説家になろう』にて同時掲載中。
2,086
平安文通綺譚
二人の皇后に仕える二人の女官。彼女らがもし同じ年代に働いていたとしたら……? 「あの、文通というものを貴女としてみたいの」 「嫌よ」 これは交わし合う文が繋ぐ不思議な物語。
2,087
小童、宮本武蔵
兵法家の子供として生まれた弁助は、野山を活発に走る小童だった。ある日、庄屋の家へ客人として旅の武芸者、有馬喜兵衛が逗留している事を知り、見学に行く。庄屋の娘のお通と共に神社へ出向いた弁助は、境内で村人に稽古をつける喜兵衛に反感を覚える。実は、弁助の父の新免無二も武芸者なのだが、人気はさっぱりだった。つまり、弁助は喜兵衛に無意識の内に嫉妬していた。弁助が初仕合する顚末。
備考 井上雄彦氏の「バガボンド」や司馬遼太郎氏の「真説 宮本武蔵」では、武蔵の父を無二斎としていますが、無二の説もあるため、本作では無二としています。また、通説では、武蔵の父は幼少時に他界している事になっていますが、関ヶ原の合戦の時、黒田如水の元で九州での戦に親子で参戦した。との説もあります。また、佐々木小次郎との決闘の時にも記述があるそうです。
その他、諸説あり、作品をフィクションとして楽しんでいただけたら幸いです。物語を鵜呑みにしてはいけません。
宮本武蔵が弁助と呼ばれ、野山を駆け回る小僧だった頃、有馬喜兵衛と言う旅の武芸者を見物する。新当流の達人である喜兵衛は、派手な格好で神社の境内に現れ、門弟や村人に稽古をつけていた。弁助の父、新免無二も武芸者だった為、その盛況ぶりを比較し、弁助は嫉妬していた。とは言え、まだ子供の身、大人の武芸者に太刀打ちできる筈もなく、お通との掛け合いで憂さを晴らす。
だが、運命は弁助を有馬喜兵衛との対決へ導く。とある事情から仕合を受ける事になり、弁助は有馬喜兵衛を観察する。当然だが、心技体、全てに於いて喜兵衛が優っている。圧倒的に不利な中、弁助は幼馴染みのお通や又八に励まされながら仕合の準備を進めていた。果たして、弁助は勝利する事ができるのか? 宮本武蔵の初死闘を描く!
備考
宮本武蔵(幼名 弁助、弁之助)
父 新免無二(斎)、武蔵が幼い頃に他界説、親子で関ヶ原に参戦した説、巌流島の決闘まで存命説、など、諸説あり。
本作は歴史の検証を目的としたものではなく、脚色されたフィクションです。
2,088
簡易版、徳川家康
歴史を参考にして気軽に書いていきます。大河ドラマ「どうする家康」に沿って話を進めていきます。なお、正確な歴史を検証する作品ではありません。あくまでフィクションです。
2,089
オリエント撤退
シリアに遠征したナポレオン・ボナパルトは、敵のトルコ軍に対し残虐の限りを尽くし、またペストに罹った味方の兵士らを置き去りにした。ボナパルトの士官学校時代の同窓生で、王党派の亡命貴族フェリポーは、英国海軍将校シドニー・スミスと組み、ボナパルトと戦うも、過労と熱病で死んでしまう。が、彼はエジプトの少年バキルに転生し、ボナパルト麾下のドゼに奴隷として買われる。同じ時間軸・地方に転生したフェリポー(バキル)は、再び王党派として、ボナパルトと戦うことを誓う。
※がっつり史実です。転生要素はありますが、同じ時間軸なので「歴史」ジャンル可と判断しました
登場人物は全て実在の人物であり実際の経歴です
※表紙画像は Bing Image Creator にお願いしました
※カクヨム「戦うイケメンコンテスト」中間選考突破作品(2022)
2,090
四翼の鳳凰~運命の兄弟・足利尊氏と直義~
比翼の鳥はあり得ても、鳳凰は番えない。鳳に翼二つ、凰にも翼二つあるからだ。
鎌倉、延福寺。
権勢を誇った足利直義が、ひっそりと鳳笙の音に耳を傾けている。
比翼の鳥は、翼が一つずつの雌雄の鳥。二羽は常に一緒に飛ぶという。
二羽で翼二つ。
一対。
鳳凰は雄が鳳、雌が凰。
しかし、二羽にはそれぞれ翼が二つずつ。
両雄並び立たず。
鳳凰は二羽存在してはならない。
南北朝時代。
二朝廷に帝が二人。
将軍も……
足利直義は、その時、何を思ったか。兄・尊氏をどう見たか。
2,091
黒太子エドワード
舞台は14世紀のヨーロッパ。
国王エドワード三世の息子、のちに黒太子と呼ばれることになるエドワードは、フランスを討伐し、世界に覇を唱えることを夢見ていた。
クレシーの戦いやポワティエの戦いなど、教科書にも出てきた戦いをメインに、黒太子の生涯を書いていく予定です。
大筋は史実に基づいています。ただし登場人物の一部や出来事のいくつかに、史実でない部分も含まれています。特に恋愛にかかる部分はほとんどフィクションと思ってください。
また、異世界や転生の要素は存在しませんが、お許しください。
全8章です。完結しました。
2,092
ich rede nichts 赤い皇女は語らない
一九六一年、ウィーン郊外に住まう老婦人をひとりの記者が訪ねる。
老婦人の名はエリザベート・マリー・ペツネック。
オーストリア=ハンガリー帝国の実質的な最後の皇帝、フランツ・ヨーゼフの孫娘であり、後に社会民主主義者と結婚したため「赤い皇女」とも呼ばれる女性だった。
取材に対して「私は何も語らない(ich rede nichts)」、すべては終わったことだと言いながら、彼女は過ぎた時代に思いを馳せる──
表紙画像はぱくたそより。
2,093
瑠璃色の銃声◆元子爵令嬢の浪漫奇譚
大正六年。第一世界大戰下の日本。モダンな服装が好きで、銃声に色を感じ、銃に心躍る一風変わった一面を持つお転婆な元子爵令嬢、納冨(なんど)瑠唯子(るいこ)。男に紛れ郵便逓送員を勤める傍ら、難事件を解決する私立探偵でもあった。いつの日か、罠に嵌められて爵位を失い、失意のうちに自死してしまった父の無念を晴らす、そう心に決めて彼女は依頼を引き受ける。
新たな依頼は、戰没者遺族への弔慰金を狙う連続強盗殺人事件。金を奪った後、女や子どもまで銃殺する非道な犯行に目撃情報はなく、警察は立ち往生。
「警察は組織犯罪を疑っているそうで」
依頼内容を彼女に伝え、そう締めくくった元執事に彼女は言った。
「相変わらず、警察はズレてますわね」
「お嬢様には、もう目星が?」
「そこまでは。でも、絲口はありましてよ」
愛銃を手に、今日も闇に潜む悪意を瑠璃色に染める。
――この銃声。堪りませんわ。
2,094
風呂屋旗本・勘太郎
風呂屋の新入り、勘太郎(かんたろう)、後の巨勢(こせ)六左衛門(ろくざえもん)が八代将軍吉宗の縁者という事で、江戸城に召し出され、旗本に取り立てられるまでの物語。
《主な登場人物》
勘太郎…本作の主人公
十左衛門…勘太郎の叔父、養父。
善之助…十左衛門の倅、勘太郎の従兄。病弱。
徳川吉宗…八代将軍。十左衛門(じゅうざえもん)の甥。
加納遠江守久通…御用懸御側衆。
有馬兵庫頭恒治…御用懸御側衆、後の氏倫。
本目権左衛門親良…奥右筆組頭。
河内山宗久…時斗之間肝煎坊主、恒治付。
一部、差別的な表現がありますが、この時代の風俗上、どうしてもやむを得ぬもので、ご諒承下さい。
2,095
誓刃ー戦火に咲く絆ー
戦国の世。織田信長の勢力が急速に拡大する中、強大な宗教勢力「石山本願寺」は、その進軍を阻む最大の障壁となっていた。
本願寺の軍略を担うのは、軍師下間頼廉。彼はただ武を競うのではなく、命を大切にしながら戦を導く異色の存在だった。そんな頼廉の前に、忍びである中川希介が現れる。
「貴方様のためなら、私は命を惜しまない」
そう言って忠誠心を見せた希介は、影として頼廉に仕え、命を懸けて彼を護ることを決意する。
しかし、信長は本願寺を正面から攻めるだけではなく、間者を忍ばせ、内部から崩壊させようと動き始めていた。希介は敵の戦略を暴くため、命懸けの潜入を試みるがーー。
燃え盛る戦火の中、2人の誓いは何を護り、何を失うのか。影に生きる忍びと、信念を貫く軍師が織り成す、壮絶な戦国譚。
2,096
悲しみを葬る刃(時代小説新人賞最終選考落選歴あり、別名義、別作品)
半分忍び、半分農民の無足人のひとりとして田舎で退屈を持て余している半ばやくざ者の伝左衛門。そんなあるとき、江戸に出ていた無足人の家の出身の男が故郷に戻ってきて伝左衛門を悲消し人稼業に誘う。悲消し人とは、困難を抱えた者、悲しみを抱いた者を助ける稼業だ――
2,097
天啓の雲
草競馬の馬券師から年収850兆円の世界一の長者へ。痛快無比勝ち組の物語
主人公が陶芸家で仏教派閥の門主という設定ですがロスチャイル〇やロックフェラ〇を叩きのめし世界一の長者まで上り詰めました。
またアフガンやシリアを転宗させて解決をするなどノーベル賞や英国最高のガーター勲章や仏国のレジオンドヌール勲章を受勲。
茶道の千利休や小堀遠州も出てきて楽しませてくれます。まあ、利休は秀吉に尿瓶をルソン壺の茶壷として売ったのが発覚して殺されたことになっていますけれどね。
見どころはK国に盗まれた仏像の奪還に露死阿の大統領公邸に桐野利秋や村田新八の薩摩軍に新選組それに新門辰五郎や清水次郎長に国定忠治の任侠連合軍が突入するところです。
四菱重工や四菱商事にユニシロの企業買収もやっていますが、勝ち組の物語ですのでどうぞお楽しみください。でも、なんといっても最高のウリは作者の発想力ですかね。はっはっはっ。
☆ほぼ毎日更新をしています☆
2,098
鈍牛
浅草一体を取り仕切る目明かし大親分、藤五郎。
町内の民草はもちろん、十手持ちの役人ですら道を開けて頭をさげようかという男だ。
そんな男の二つ名は、鈍牛。
これは、鈍く光る角をたたえた、眼光鋭き牛の物語である。
2,099
山寺の読経
旅の武士 須藤大次郎は一夜の宿を山寺に求めた。
住職との語らいの中で見つけるものとは・・・。
※本作品は人工知能(AI)による生成文章および編集者による加筆修正を含みます。
記載された情報・表現は事実を保証するものではなく、特定の思想・信条・行動を推奨する意図もありません。
作品内の名称・人物・団体・出来事は全て架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
本作品の利用によって生じたいかなる損害についても、作者および関係者は責任を負いません。
2,100
紙屋与平 2
紙屋の話。
2,101
熱砂の風
荒涼とした砂漠の果てに赴く一人の若者。
その彼に昂然と矢を放つその弟。
兄の名は孟高。
弟の名は仲穎。
彼らの姓は「董」――。
三国志にその悪名を刻む男の、若き日を描く掌編。
この作品は作者Webサイト・小説家になろう・カクヨム・ノベルアップ+でも公開しています。
2,102
楽毅 大鵬伝
舞台は中国戦国時代の最中。
誰よりも高い志を抱き、民衆を愛し、泰平の世の為、戦い続けた男がいる。
名は楽毅《がくき》。
祖国である、中山国を少年時代に、趙によって奪われ、
在野の士となった彼は、燕の昭王《しょうおう》と出逢い、武才を開花させる。
山東の強国、斉を圧倒的な軍略で滅亡寸前まで追い込み、
六か国合従軍の総帥として、斉を攻める楽毅。
そして、母国を守ろうと奔走する、田単《でんたん》の二人の視点から描いた英雄譚。
複雑な群像劇、中国戦国史が好きな方はぜひ!
イラスト提供 祥子様
2,103
if大坂夏の陣 覚醒した豊臣秀頼
必ず負ける世界線のはずだった。
戦国時代を終わらせるための犠牲になるはずだった秀頼……しかし、神は新たな世界線でまた違う結果……もう一つの戦国時代を見せるのであった。
神が何をしたのか……それは秀頼の能力値を諸葛亮と同じものにしたのであった。
2,104
[完結]女神は推考する
父や夫、兄弟を相次いで失った太后は途方にくれた。
直系の男子が相次いて死亡し、残っているのは幼い皇子か血筋が遠いものしかいない。
強欲な叔父から持ち掛けられたのは、女である私が即位するというものだった。
まだ幼い息子を想い決心する。子孫の為、夫の為、家の為私の役目を果たさなければならない。
今までは子供を産む事が役割だった。だけど、これからは亡き夫に変わり、残された私が守る必要がある。
これは、大王となる私の守る為の物語。
額田部姫(ヌカタベヒメ)
主人公。母が蘇我一族。皇女。
穴穂部皇子(アナホベノミコ)
主人公の従弟。
他田皇子(オサダノオオジ)
皇太子。主人公より16歳年上。後の大王。
広姫(ヒロヒメ)
他田皇子の正妻。他田皇子との間に3人の子供がいる。
彦人皇子(ヒコヒトノミコ)
他田大王と広姫の嫡子。
大兄皇子(オオエノミコ)
主人公の同母兄。
厩戸皇子(ウマヤドノミコ)
大兄皇子の嫡子。主人公の甥。
※飛鳥時代、推古天皇が主人公の小説です。
※歴史的に年齢が分かっていない人物については、推定年齢を記載しています。※異母兄弟についての明記をさけ、母方の親類表記にしています。
※名前については、できるだけ本名を記載するようにしています。(馴染みが無い呼び方かもしれません。)
※史実や事実と異なる表現があります。
2,105
織田家の厨
かつて織田信長の味覚を試した料理人がいたのだそうです。
短気ですぐに癇癪を起すと言われている、あの織田信長のです。
ですが少しだけ田舎風の味付けにし直した事で、料理の腕を非常に褒められる事になったのだとか。
そのエピソードを物語調にアレンジしてみました。
※史実とは異なる部分が多々あるとは思いますが、物語としてお楽しみいただけたら幸いです。
2,106
春駒雨に啼く
時は室町時代。
鎌倉公方・足利持氏の子、春王丸に仕えることとなった少年・番作は、美しく聡明な主君に深く心酔していく。
だが、将軍家と鎌倉府、関東管領上杉家の対立は激化し、やがて鎌倉は戦乱へと突入する。
主君を守るため命を懸ける番作。
結城合戦に散った少年たちの忠義と滅び、そして『南総里見八犬伝』へと繋がる伝説を描く室町戦記。
登場人物
犬塚(大塚)番作
主人公。春王丸の小姓となる少年。武芸と才覚に優れ、主君に深い忠誠を捧げる。
足利春王丸
鎌倉公方・足利持氏の次男。美しく聡明な少年で、多くの武士たちの希望となる。
大塚将作
番作の父で足利持氏の近習。武士としての忠義に厚く、番作と春王丸を支え続ける。
2,107
ねえ、その会社ってすごいの?
就活に苦労し、迷える学生。そんな悩んでいる学生にある歴史上の人物に出会うのだったーーー。
2,108
北の屍王
新選組の山野八十八が蝦夷地で死なざる者――屍士と戦う!
鳥羽伏見の戦いから敗走してきた旧幕府軍は北の果て蝦夷地にあった。
山野八十八は蝦夷島政府の土方歳三から、遊郭での殺しの探索を命じられる。
そこで八十八は死してなお動く亡骸に遭遇する。
新政府軍の総攻撃を受ける蝦夷地で八十八と屍士との死闘が始まる。
2,109
ヌエの首継ぎ
粗筋
主人公・与無蔵(よむぞう)は、二十歳の男性にして江戸裏社会の一員である。彼の父・頭吉(とうきち)は、江戸中の賭博場を束ねる闇組織『猿組(ましらぐみ)』の初代筆頭親分であった。
頭吉は陽気で子分思いの、しかし裏切者には残虐極まる、任侠然とした男だ。
父、頭吉が生きているあいだは、ただ二代目修行に励んでいればよかった。そこに満足も不満もない。無邪気な冗談を口にした幼少期は、とうに過ぎさっている。
その父が、元文四年(一七三九年)四月二十八日、夜中の路上で護衛ごと何者かに殺害された。
彼の死は、一介の親分の死ではすまされない。与無蔵にとっても、父の死という悲劇だけで終わることではなかった。
そもそも頭吉が治めていた『猿組』は、ほかに芸事や運輸といった別々の職能に基づく三つの組と手をとりあって、『ヌエ』なる集団を作っていた。『ヌエ』は、奉行所に賄賂を払ったり、組同士の利害を調整したりするのを目的としている。すなわち彼の死は江戸裏社会の混乱を意味した。
与無蔵はすみやかに父の葬儀を開いた。頭吉の直属幹部や猿組の直参組長はもちろん、ヌエを構成するほかの三つの組……芸事と岡場所の狸組、港湾労働と水運業の虎組、医療の蛇組……の各筆頭親分または名代が続々と参列。
手ぎわよく葬儀をこなしつつ、父の思い出を回想する与無蔵は、裏社会の人間がたどりつく『満足』とはなにかを考察する。
それは、血で血を洗うヌエの内部抗争が始まったことを意味した。
※本作は拷問などの残虐場面、性的に倫理観の逸脱した人物の登場などを含みます(ただしベッドシーンはありません)。
※本作はフィクションであり、いかなる登場人物、筋、演出においても現実のそれとは一切関係ありません。
2,110
日野の歳くん
桜月の朝、十一歳の歳三は眠い目をこすりながら、大あくびをした。姉のノブと年の離れた兄の為次郎に見送られ、居候先の日野宿の佐藤家を後にする。今日ついに江戸へ丁稚奉公に出された。
土方歳三の少年期から上洛前まで。幕末日野のホームドラマ。
2,111
日、出ヅル國
嘉永六年六月、幕府は武力を以て開国を迫るペリー艦隊に対し迎撃を行い、その軍事政権たる所以を完遂した。いわゆる「嘉永の外寇」である。
そして敵将ペリーの戦死を確認した幕府は直ちに迎撃態勢を整え始め、諸大名に数百年振りの動員命令を下した。
だが、いかに装備は諸外国に引けを取らない、最新に近いものだとしても長年の泰平で軍紀は緩み切っており、槍すら握ったことも無い「武士」すら存在していた……。
2,112
相棒 ~彫物兄弟~
大目付に「栄転」(実際には左遷)された遠山の金さんと、隠居を命じられた元大名の内田(うちだ)正容(まさかた)の物語です。内田正容は大名でありながら彫物があったと(正にこれこそ本物の「大名やくざ」)、そこから着想を得まして、遠山の金さんが桜の彫物を背負っているのに対して、内田正容は桜吹雪に対抗して梅の彫物を入れていた…、実は二人は義兄弟…、若き日に兄弟盃を交わした仲…、正容が梅の彫物を入れたのもその頃だったというフィクションです。(小説家になろうのコンテストに応募しましたが、見事に落選しまして、出版優先権を返却して下さいましたので、懲りずに応募してしまいました)。
2,113
タイマヲマイタ【I don't see!】/蘇峰伝記・不知火談(しらぬいだん)
野々下灯枇(アケビ)は事実陳列罪により職場を去り、同郷の先輩・徳富蘇峰こと徳富猪一郎氏の100年後の知己となる。
なお伝記パート:不知火談(しらぬいだん)にて、彼の実弟・徳冨蘆花こと徳富健次郎氏には、強火のブラコン疑惑が科せられている。
最後に灯枇の座右の銘を置く。
Amor e ausência são os pais da saudade.
――愛と不在はサウダーデの親である。
D・フランシスコ・マヌエル・デ・メロ
「エパナフォラ・アモローザ」(1660年)より
2,114
惣兵衛と化け妖怪の道中記
若い商人の惣兵衛はかつての奉公人から文を受け取って、一旗上げるために江戸へ向かうことを決断する。しかし、東海道を一人で旅する彼に予期せぬ怪異が襲って、稀にも見ない奇想天外な体験をするのであった。
2,115
終わりを迎える日
鎌倉幕府設立者、源頼朝に「師父」と呼ばれた「千葉常胤」の最期の時を綴った話
時は1180年
平清盛により伊豆に流されていた源頼朝。
34歳で挙兵するも、石橋山(神奈川県小田原市)での戦いで平氏に敗れ、命からがら安房国に逃れたことから、歴史は動き出した。
鎌倉幕府設立に尽力をした千葉常胤氏が挙兵を決めた時のことにスポットライトを当てた話
登場人物
源頼朝
千葉常胤
千葉胤正
千葉胤頼
千葉成胤
藤九郎盛長
2017年 千葉文学賞応募作
同タイトルで長編 【終わりを迎える日(長編)】も執筆中!
2,116
木曽義仲の覇業・私巴は只の側女です。
平安時代末期の治承・寿永の乱(じしょう・じゅえいのらん)いわゆる源平合戦の時代の巴御前が愛する木曽義仲の覇業を支えるお話です。
最初は地道な準備が続きます。
※このお話は史実をもとにしたフィクション、歴史伝奇小説です。
2,117
『権力公卿、藤原仲麻呂』
奈良時代の公卿、藤原仲麻呂に関して、原稿用紙4枚程度の短編小説を書き綴ってみました。史料が絶対的に少なく、謎が多い人物で、書きづらかったです。第9回歴史・時代小説大賞にエントリーいたします。大賞を狙いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2,118
冬の烏と夏の朱鷺――おとき柳助物語
色黒故に烏助のあだ名を持つわけありの饅頭屋柳助と上野山下の娼婦おときを巡る人々の、菓子作りと邂逅の連作短編集。
2,119
Underworld Squad 〜夜蝶綺譚 番外編〜
前作「夜蝶綺譚」の番外編として書き下ろし。
本編の一年前に起こった、主人公“泰然”の身の回りのほんの日常が、若い少年たちにとって人生を変える大きな出来事になってしまう。
イキった少年たちの末路と、それを厳しく受け止め且つ突き放す“泰然”の強さと優しさ。
本編ではあまり見せない泰然の別の顔を、番外編ということで惜しみなく描きました。
本編を読んでいなくても楽しんでいただける仕様にはなっておりますが、気になった時にはぜひ
「夜蝶綺譚」も覗いてみてください。
それでは、短編ですがお楽しみいただけますよう。
2,120
孝謙異聞
孝謙天皇は奈良王朝の政治に心疲れ、誰にも知られることなく湯治のおしのび行幸をした。
甲斐国巨摩郡西河内領早川村の奥地に霊泉あり。
僅かな供で赴いたその先で、霊泉に浸り、これまでのことを振り返る孝謙天皇。この物語は名もなき村の姿や、本来交わることのない村人の交流を通じ、やがては重祚に至る帝のささやかな休日と心の内を描く。
表の歴史にない出来事は伝承となって、現代に生きる。
アルファポリスの歴史・時代小説のご紹介
アルファポリスの歴史・時代小説の一覧ページです。
架空戦記から時代ものまで様々な歴史・時代小説が満載です。
人気のタグからお気に入りの小説を探すこともできます。ぜひお気に入りの小説を見つけてください。