きずな文庫 小説一覧
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【一行あらすじ】
擬人化マンドラゴラの女の子主人公が仲間たちを守るために街でポーション屋を開きつつ魔王軍を追っ払う話。
【ちゃんとしたあらすじ】
とあるポーション屋の店主、アルメリア・リーフレットの正体は"擬人化"したマンドラゴラである。魔物について、とりわけ強い魔力を持つ個体は、成長に伴って人の姿へ近づく——そんな現象が古くより報告されてきた。スライムからドラゴンまで前例は様々あるが、アルメリアはなんとその希少すぎるマンドラゴラ版。森で人間の少女として拾われ、育てられた彼女はある日ふと思う。——もしかしてこの広い世界のどこかに、自分と同じような存在がいるのではないか? そうと確信し、旅に出る。やがて通常のマンドラゴラたちがひっそりと暮らす集落にたどり着くが……。そこではちょうど彼らを巡って、魔王軍と冒険者たちが衝突しているところだった。このままではいずれ、自分たちは根絶やしにされてしまうだろう。シクシクと泣いている彼らをまえに、見捨てて立ち去るわけにもいかず。アルメリアは深いため息とともに覚悟を決めた。
「……はぁ、わかりました。そういうことでしたら」
文字数 33,717
最終更新日 2026.01.21
登録日 2026.01.09
2
魔女は人を食べます。
魔女は人に呪いをかけます。
魔女は200年生きています。
魔女は……孤独でした。
魔女は……。
文字数 732
最終更新日 2025.12.28
登録日 2025.12.28
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4
むかしむかし、神様は言いました。
「一月一日の朝、一番から十二番目までに来たものを一年交代で動物の大将にする」
これはもう一つの、十二支のお話。
文字数 6,197
最終更新日 2025.12.25
登録日 2025.12.24
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6
※本編完結しました!番外編を少しずつ更新していきます!
食べることが大好きな白永、通称シロは訳あって山で遭難し餓死してしまう。
転生し星々を見上げながら落下した先は『食事』を最も重要視している異世界。
戦闘さえフードファイトという手法が取られるその世界で、最高位である食事の神として生まれ落ちたシロは単身地上に広がる人間の世界へ。
身分を隠して訪れた先で『食事処デリシア』のコムギ・デリシアと出会ったシロは、そこで用心棒をしながらフードファイトを通してこの世界を見て、学んで、美味しく食べながら、思い出すことができない自分の一番の好物を探すことにする、そんな食事讃歌の物語。
◆グルメ系もぐもぐファンタジー&ほのぼの恋愛要素有り+一人称小説◆
イラスト有り→【★】
Copyright(C)2020-縁代まと
文字数 388,620
最終更新日 2025.11.27
登録日 2022.09.10
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恋愛経験ゼロの生真面メガネな委員長・天ヶ崎羽衣(あまがさきうい)には裏の顔がある。それは、フォロワー数1万登録の恋愛指南が得意な人気Vチューバ―・Uiだったのだ! 実際に恋愛経験がないのに、その指摘は的確すぎて、人気は高まる一方だったけれど、現実とのギャップに打ちひしがれる毎日。
そんなある日、生徒会長である三ノ宮伊織(さんのみやいおり)に呼び出され、「僕たちの学園では動画配信は禁止されているはずなんだけど? 停学処分かな?」と告げられて、羽衣は大ピンチに……! 内申書に響きたくないから「何でもします!」と必死に頼みこんだら、「バラされたくないなら、俺の恋人のフリをしろ。俺が恋愛指南をしてやるよ」と伊織が豹変。
恋人のふりをしながら、ヴァーチャルじゃなくてリアルな恋愛指南を受けることになった羽衣だけれど……? そんなにリアルな溺愛はやり過ぎじゃないですか!?
恋愛経験ゼロのくせ、恋愛指南をしている人気Vチューバ―・天ヶ崎羽衣(中学2年生)
×
超モテだけど一途で二面性のある? イケメン御曹司な生徒会長・三ノ宮伊織(中学3年生)
偽りの恋人になった二人が、リアルな恋愛指南をしたりされたりしながら、真実の愛を育むラブコメディ!
※思い付きで書きました。短い話になる予定。1日1話21時頃に更新?
文字数 15,725
最終更新日 2025.08.31
登録日 2025.07.31
11
【一行あらすじ】ほぼタイトル通り。神様にムチャブリされた女の子が根性とマヨビームを駆使してがんばる話。
【ちょっと詳しいあらすじ】ある日突然神託を受けて勇者パーティの一員に選ばれた平凡な少女・エマ。神殿で『職業:聖女』、『能力:マヨビーム』の文字を見た瞬間に前世の記憶を思い出し……同時にキレた。「マヨビームでどうやって世界を救えっていうのよ?!!責任者出てこいぃぃ!!」果たしてエマたちは無事に世界を救えるのか?!フライパンで魔物と戦ったり、調味料チートを活かしおいしいごはんを作ったり、仲間やちびっ子とたわむれたり…………軽ーいノリで楽しく読める異世界転生ファンタジー。✿「第3回・きずな児童書大賞」に参加中!!✿本編完結しました!
文字数 167,818
最終更新日 2025.08.31
登録日 2025.03.01
12
その少女は、風のように現れ、僕の世界のすべてを変えてしまった――。
内気で、本の世界だけが自分の居場所だった小学五年生の少年、神谷春樹。彼の退屈な日常は、一人の転校生によって、静かに、しかし決定的に壊されていく。
彼女の名前は、天野七海。
明るく、天真爛漫で、誰もが好きになってしまうような笑顔の裏に、どこか触れてはいけないような儚さを秘めた少女。春樹のクラスにやってきた彼女は、あっという間にその中心になる。そして、教室の隅で本ばかり読んでいた春樹にも、屈託なく声をかけてくるのだった。
「ねえ、あの雲、金魚みたいじゃない?」
彼女の瞳を通せば、見慣れたはずの世界は、魔法のようにきらめき始める。
そんな七海が、ある日一冊のノートを取り出した。
お楽しみノートと名付けられたその手帳には、彼女のささやかな「やりたいことリスト」が、子供らしい文字でたくさん綴られていた。
《潮見ヶ丘の駄菓子屋さんで、100円分お菓子を買う》
《みんなで写真を撮る》
《駅前の観覧車に乗りたい》
《夏祭りで、浴衣を着て花火を見る》
「お願い。私に残された時間で、これを全部叶えたいの。手伝ってくれないかな?」
七海がこの町にやってきた本当の理由。そして、彼女に残された時間が限られているという秘密。
その事実を知った時、最初は戸惑っていた春樹とクラスメイトたちは、彼女の切ない願いを叶えるため、一つになって動き出す。
駄菓子屋への小さな冒険、病室での真夜中のピクニック、ファインダー越しの忘れられない笑顔。
リストの項目が一つひとつ達成されていくたびに、彼らの絆は深まっていく。春樹もまた、彼女の隣で笑ううちに、今まで知らなかった「誰かのために行動する」という喜びと、胸を締め付けるような淡い想いを覚えていく。
だが、楽しい夏の時間が輝きを増すほどに、終わりの予感もまた、すぐそこに影を落としていた。
そして、運命の夏祭りの夜。
夜空に舞う、色とりどりの打ち上げ花火。それを「金魚みたい」だと無邪気に笑う七海。
彼女が本当に伝えたかった想いとは、そして、その小さな手に握りしめていた最後の願いとは――。
これは、限られた時間の中で、誰よりも自由に、強く生きようとした小さな命の輝きと、残された者たちが紡ぐ物語。
あの夏、僕たちが失ったもの。そして、見つけたもの。
切ないほどの感動と、温かい涙が、心の中を満たしていく。
文字数 107,400
最終更新日 2025.08.31
登録日 2025.07.31
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過去のある出来事から、空手や合気道を習うようになった私。
そして、いつしか最強女子と言われるようになり、
男子が寄りつかなくなってしまった。
中学では恋がしたいと思い、自分を偽って
学校生活を送ることにしたのだけど。
ある日、ひったくり犯を撃退するところを
クラスメイトの男子に見られてしまい……。
「お願い。このことは黙ってて」
「だったら、羽生さん。
俺のボディーガード兼カノジョになってよ」
「はい!?」
私に無茶な要求をしてきた、冴えないクラスメイトの
正体はなんと、大財閥のイケメン御曹司だった!?
* * *
「ボディーガードなんて無理です!」
普通の学校生活を送りたい女子中学生
羽生 菜乃花
×
「君に拒否権なんてないと思うけど?」
訳あって自身を偽る隠れ御曹司
三池 彗
* * *
彗くんのボディーガード兼カノジョになった
私は、学校ではいつも彼と一緒。
彗くんは、私が彼のボディーガードだからそばにいるだけ。
そう思っていたのに。
「可愛いな」
「菜乃花は、俺だけを見てて」
彗くんは、時に甘くて。
「それ以上余計なこと言ったら、口塞ぐよ?」
私にだけ、少し意地悪で。
「俺の彼女を傷つける人は、
たとえ誰であろうと許さないから」
私を守ってくれようとする。
そんな彗くんと過ごすうちに私は、
彼とずっと一緒にいたいと思うようになっていた──。
「私、何があっても彗くんのことは絶対に守るから」
最強女子と隠れ御曹司の、秘密の初恋ストーリー。
文字数 65,083
最終更新日 2025.08.25
登録日 2025.07.12
17
わたし、春日李胡。中学一年生。
学校のみんなにはヒミツなんだけど、わたしには半分だけ妖狐の血が流れているの。
唯一そのヒミツを知っている幼なじみの岡林和真は、それでもわたしと変わらず接してくれている。
でも、母方のいとこ・白峰康哉は、わたしのお母さんが人間と結婚したせいで、妖狐の仲間から白い目で見られているらしく、わたしのことをすっごく嫌っていて、イジワルばかりしてくるんだ。
そんなある日、学校で化けギツネが出るっていうウワサが流れて……。
ひょっとしてわたしのヒミツ、誰かにバレちゃった!?
『第3回きずな児童書大賞』応募作です。
文字数 50,743
最終更新日 2025.08.25
登録日 2025.07.30
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小学五年生の涼葉は千年以上も昔からの魔女の血を引く時風家の子孫。現代に万能な魔法を使える者はいないが、その名残で、時風の家に生まれた子どもたちはみんな十一歳になると必ず不思議な能力がひとつ宿る。 どんな能力が宿るかは人によってさまざまで、十一歳になってみなければわからない。 十一歳になった涼葉に宿った能力は、誰かが《落としたもの》の記憶が映像になって見えるというもの。 その能力で、涼葉はメガネで顔を隠した陰キャな転校生・花宮翼が不審な行動をするのを見てしまう。怪しく思った涼葉は、動物に関する能力を持った兄の櫂斗、近くにいるケガ人を察知できるいとこの美空、ウソを見抜くことができるいとこの天とともに花宮を探ることになる。
文字数 49,699
最終更新日 2025.08.24
登録日 2025.07.30
21
女子高生の三笠山明菜(みかさやま あきな)は、いつものように仲間と一緒に繁華街を目的もなくぶらついていた。
同じような集団と時にはケンカになり、この日は運悪く相手の一人がナイフを取り出し明菜は滅多刺しにされてしまう。
こうして絶命したはずの明菜が目を覚ましたのは、見知らぬ大広間だった。ここは地獄か天国か? と思った瞬間――
「聖女さま! ようこそお出でくださいました!」
今まで一度も考えたことのない、自分と縁遠そうな聖女って!? しかもやたらいい子扱いされることにも納得いかず、つい反抗したくなる。
第二の人生は反抗期とともに思いがけない展開へ!? 明菜の異世界生活はどんなものになるのでしょうか。
文字数 133,119
最終更新日 2025.08.24
登録日 2025.07.31
22
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
文字数 166,633
最終更新日 2025.08.21
登録日 2023.08.01
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主人公、神崎花音はどこにでもいる中学一年生。ある日、誕生日を迎えた彼女の魂には光の女神様の魂が宿ってしまう。
光の女神様とは、太古昔に世界を人間界と魔力が存在する世界に分けた存在であり、世界のトップとして君臨していた存在である。
その女神は、自分を護衛してくれる存在である五人の竜神の内の誰かに殺されて、人生を終えた。
そんな悲劇を繰り返さないため、花音はクラスメイトであり、竜神でもある青山葵に護衛をしてもらうことになる。
彼女が通う学院では、生徒会による男子の人気グループ『パレット』というアイドル的な存在がいた。『パレット』のメンバーは、光の女神を護衛していた竜神の末裔であり、彼女を護衛する身でありながら、以前のように裏切る可能性がある。
そのことを危惧していた葵は、花音にその危険性を教えて、他の五竜に気を許してはならないことを助言する。
しかし、彼女が光の女神であることは『パレット』のメンバーにバレてしまい、五竜の一人である赤司琉火に契約をして欲しいと迫られてーー
文字数 74,468
最終更新日 2025.08.21
登録日 2025.07.31
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現実の町とゲームをリンクさせたリアルタイムモンスターバトル「モンスター・ディバイド」
ある日このゲームのモンスターが、実際に町の中に現れ始めた!
町の平和を守れるのは、特別な能力を持った「リンカー」だけ。
僕はその「リンカー」に任命されて!?
文字数 12,006
最終更新日 2025.08.15
登録日 2025.08.14
28
小学六年生のみちるには、小学三年の時から同級生でサッカーが得意な佑という推しがいる。
話したこともない佑のことをこっそり応援しているみちるは、ある日、噂で聞いていた商店街の裏路地にあるおまじない屋に行ってみることに。
滅多に開店していることのないおまじない屋『マジョリカ』に入れたみちるは、リカという魔女みたいな店主と出会う。
推しとお近づきになりたいという願い事があると話すと、リカは願い事が叶うという小瓶のお守りを売ってくれる。
マジョリカで買ってきたお守りのおかげか、みちるは佑が蹴ったサッカーボールを顔面キャッチし、それがきっかけで推し宣言することに。
しかし、佑に「怖っ……」と言われてしまい……⁉
どこにでもいる普通の小学生たちと、街にひっそりと佇む不思議なおまじない屋の店主とのお話。
文字数 43,600
最終更新日 2025.08.11
登録日 2025.07.31
29
夏休み、退屈と無気力に沈む小学6年生のクウトは、世界の色彩が失われていることに気づく。
ある日、秘密の図書室で本の精霊リーフと賢者フクロウのオウルに出会い、人々から感情の色が失われている世界の危機を知らされる。失われた「怒り」を取り戻すため、クウトは『オズの魔法使い』の世界へ飛び込むが――。
いじめ、劣等感、孤独。誰もが抱える複雑な感情と向き合い、友情、勇気、信頼の「きずな」を紡ぎながら、自分と世界の色を取り戻す、感動の冒険ファンタジー!
文字数 159,371
最終更新日 2025.08.10
登録日 2025.07.31
30
【――願いの力が、満ちました。これで、350年まえの悲劇を止められます――
小学六年生のふたごの兄妹、天川星(あまかわ せい)と天川空(そら)は、校外学習日に訪れた歴史資料館で、350年まえにおきた悲惨な事件のことを知る。
じぶんたちが暮らす、この町で、こんな残酷なことがあったなんて。
だけどほんのすこしの手助けで、この歴史は変えられる。
そんな思いを持ったとき、ふたごの目のまえに現れたのは、この地を見まもりつづけてきた神さま……みたいなものだった!】
江戸時代に起きた実在の百姓一揆を下敷きにして、重くなりすぎず、また軽くなりすぎないよう、児童文学小説にしました。グレードは小学校高学年~中学生です。
文字数 81,407
最終更新日 2025.08.08
登録日 2025.07.19
31
「あきら」と「ひなた」という少年少女が、魔法のたねによって異世界である花の国へ導かれ、色を奪われた花たちを救う冒険談です。
お花の妖精「はなりん」に花の国を案内してもらい、さまざまな困難に立ち向かっていきます。
あきらとひなたのいる小さな村はふんわりとした現実世界ではない世界という設定です。明確な魔法は出てきませんが、ファンタジーな雰囲気があります。
童話のような優しい世界観を目指しました。
完結済みの作品を投稿しているため、完結保障アリです。
メインの一部は20000文字程度の短編です。サクッと読めます。
二部はふたりがおとなになってからのお話です。
文字数 44,358
最終更新日 2025.08.07
登録日 2025.07.09
32
お父さんの仕事の都合で田舎に転校することになったミオ。
今まで当たり前にあった、楽しいことも、親しい友達もなんにもない!と悲しんでいたけど、ある日妖精のリラと出会って、世界が変わる!
----ええ?このままじゃ、この世界が壊れちゃうの?
10歳の女の子 ミオが、世界のほころびを修復するために、頑張る冒険ファンタジー!
文字数 2,395
最終更新日 2025.08.05
登録日 2023.07.31
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「仕事なんて、面倒くさい。できれば遊び暮らしたい」──そんな漠然とした思いを抱く、そこのキミ。あるいは、もう「働く」ことへの情熱が冷めかかっている、そこのアナタ。ちょっと立ち止まって、この物語を読んでみませんか?
これは、ごく普通の中学1年生、蒼馬(そうま)とその仲間たち7人が、たった3週間の職業体験で「働くこと」の真実に触れていく、予測不能な成長物語です。
舞台は、夏休みの冷凍食品工場「フロスパック広島」。中学生活の延長だと高を括っていた蒼馬は、初日からいきなり戸惑います。彼の信条は「成果主義」。「誰よりも多くパックして、一番になってやる!」と意気込む蒼馬の隣には、冷静沈着で準備周到な菜央(なお)がいました。彼女は「確認と品質維持が先」と、蒼馬とは真逆の視点で仕事に向き合います。
「成果って、数字じゃないんですか?」「でも、その50袋がすごく丁寧だったら?」──工場長が放った一言が、蒼馬の「働く」という概念を揺るがしていきます。ラインのトラブル、想定外の異物混入、単調に見える野菜の検品……。日を追うごとに彼らが直面するのは、学校の勉強では決して教えてくれない「仕事のリアル」でした。
冷凍庫のひんやりとした空気の中で、蒼馬は気づきます。目に見える数字や評価だけが「成果」ではないこと。「失敗を防ぐこと」も、「見えない場所をきれいにすること」も、そして「誰かの当たり前を支えること」も、すべてが大切な「仕事」なのだと。
物語は、工場を飛び出し、地域清掃センターや高齢者宅でのボランティアへと広がっていきます。そこには、報酬が発生しないけれど、人の温かさや感謝が溢れる「仕事」がありました。「誰かのいない場所をきれいにする」「制服のないプロフェッショナル」──彼らは、働くことの多様な価値、そして「見えないバトン」を繋ぐ尊さに気づいていきます。
そして迎える、地域に向けた「職業体験発表会」。後輩たちや大人たちを前に、彼らは自分たちの言葉で「働く」ことの意味を語り始めます。「仕事は、誰かを思い出すこと」「やりがいは、誰かと通じ合えたときに生まれる」…彼らの言葉は、聴く人々の心に静かに、しかし深く響き渡ります。
なぜ、私たちは「働く」のか? 「仕事」は、本当に必要なのか?
この物語は、そんな普遍的な問いに対し、中学生ならではの等身大の視点と、体験から得た確かな実感をもって、温かい答えを提示します。
これは、あなたの「働く」への価値観をきっと変える物語。
冷たい冷凍庫の奥で、少年少女が見つけた「熱い」夢の形を、ぜひ見届けてください。
文字数 34,469
最終更新日 2025.08.02
登録日 2025.07.10
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本が大好きな小学五年生、星乃 朱莉(ほしの あかり)。
彼女の正体は、千年前、七体の魔神を封印した伝説の「星光姫(プリンセス)アステル」の生まれ変わりだった!
ある日、図書室で見つけた光る本『アステル』を開いた途端、朱莉は異世界へ飛ばされる。
そこで出会ったのは「おっす!」と陽気な勇者リュートと、その背後に迫る一つ目の魔神だった。
リュートから星光の杖を受け取った朱莉は、星光姫(プリンセス)アステルへと変身する。
「魔神の封印は私におまかせ!」
リュートと朱莉の、ワクワクいっぱいの魔神封印の冒険が、いま始まる!
文字数 43,608
最終更新日 2025.07.31
登録日 2025.07.31
36
あたし、先山弥生(さきやまやよい)。ごくフツーの中学二年生!好きなことは、ゼーッタイあり得ない!って思うことを想像して、それが自分の身に起きてくれないかなーって考えること!想像って楽しいよね!
ある日、学校にある「お手伝い募集ボード」に、不思議な募集がかかってたんだ。
え、妖進スクールなんて塾の名前、聞いたことない!
え、仕事を引き受けたら、塾の授業を無料で受け放題!
そんなの、やるしかない!決めた、あたし、妖進スクールの塾講師見習いになるよ!
文字数 296
最終更新日 2025.07.31
登録日 2025.07.31
37
「この島は、帰さない。」
夏休み、防災学習の一環として瀬戸内海に浮かぶ無人島・朽網島を訪れた高校生8人。だが、初日の夜に突然、停電と通信障害が発生する。助けを求めようにも連絡は届かず、物資は限られ、外界とのつながりは断たれたまま。彼らを待っていたのは、旧日本軍が極秘に遺した“生きた兵器”――人にも動物にも寄生する植物〈キメラ藤〉の脅威だった。
逃げ道のない島で、仲間を信じられるか?
感染、裏切り、犠牲。
変わり果てた友を前に、引き金を引けるのか?
主人公の駈は、リーダーとして状況を打開しようとするが、次第に精神的な限界に追い込まれていく。冷静な乙葉、周囲の声を聴きつづける悠、嘘と笑みをまとった瑛美、そして“黙って努力する者を守りたい”と願う誠人──8人それぞれが異なる信念を胸に、正解のない選択を迫られていく。
地下に眠る旧軍研究施設の扉が開かれた時、彼らは“人が踏み込んではいけない領域”に足を踏み入れる。
なぜこの島は忘れられていたのか?
なぜ生徒たちはここに送られたのか?
そして──生きて帰れるのは、誰か。
文字数 30,599
最終更新日 2025.07.29
登録日 2025.07.04
38
令和十七年四月――神奈川県鎌倉市・県立潮風高校。新入生の陽太は、屋上で見た青い水平線に背中を押され、「仲間の成功を全力で祝福し合う」探究系クラブ〈海辺研究会〉を立ち上げた。共に集ったのは、名脇役に徹する結月、口下手だが知識豊富な裕之、マイペースで努力家の絢香、大胆な改善案を連発する悠介、遅刻常習でも几帳面な紗織、冷静沈着でタスク管理の達人・豊、そして思慮深く人の意見に耳を傾けるミズキ。
四月下旬、彼らは由比ガ浜の漂着ゴミを種類ごとに測定し、海洋ゴミの実態を可視化する第一歩を踏み出す。五月、プランクトン採取や潮流観測でデータを積み上げ、六月の市民科学コンテストへ挑戦。しかし、遅刻で抜けた時刻データ、測定器破損による誤差、体調不良で止まる集計――「祝福の拍手」がいつの間にか消え、互いの弱点が痛みとして浮かび上がる。
夏合宿の江の島灯台。夜明け前の強風の中、陽太は仲間を円陣に招き、一人ずつの“得意”をホワイトボードに再配置する。「誰かが躓いた瞬間こそ、一番大きな拍手を贈ろう」。その言葉を合図に、仲間は欠落データの穴埋めへ走り出し、文化祭では子ども向け海洋教室を成功させる。豪雨で中止になった地域フェスも、屋根下へ展示を即席移設し、拍手の輪で来場者を迎えた。
十二月。江の島水族館ホールで開かれた〈海辺の未来フォーラム〉本番当日、秒刻みで進行を回す紗織の腕時計に合わせ、裕之の最新解析が大スクリーンを彩る。結月は裏方席で照明を操り、絢香は緊張する後輩を励まし、悠介は即席パネルを補修。ステージ袖から見守る陽太の目に、かつて屋上で描いた“拍手の海”が現実となって広がっていた。
卒業式。後輩たちは研究会のバトンとして「拍手で祝福をつなぐセレモニー」を受け継ぐ。仲間の成功を讃える音が、潮騒に混じってキャンパス中に響き渡る――これは、海とともに学び、つまずきを拍手に変えた八人の一年間の物語である。
文字数 34,305
最終更新日 2025.07.28
登録日 2025.07.04
39
私立翠栄学園に転校してきた高校1年生・貴大は、始業式の日に旧校舎の書庫で「時限封書(タイムレター)」と名付けられた奇妙な手紙を見つける。封書には、70年前の生徒が遺した暗号と、「真の継承者は“学園の宝”を手にせよ」と書かれていた。
封書の謎をきっかけに、貴大は同級生の翠、隼斗、沙紀、幸大、りな、修平、穂波とともに、学園内外に仕掛けられた「学園宝探究(トレジャー・サーチ)」に挑む。彼らの前に立ちはだかるのは、折り紙パズル、音響反射、天文の星座暗号、紙飛行機の物理実験、料理の順番ロジックなど、多彩な謎と仕掛け。
物語が進むにつれ、学園に隠された謎は昭和期の失踪科学教師・黒崎泰造の「未公開の発明」にもつながっていく。黒崎が遺した〈絆装置(キズナ・デバイス)〉とは何か?
それは「人と人の思考と感情を同期させる」という、科学と想いが融合した奇跡の装置だった。
しかし、研究の価値に目をつけた外部企業が現れ、装置を私物化しようと動き出す。仲間を守るか、成果を公にするか――。
試されるのは、知恵と協力と、それぞれが抱える小さな不安や希望。
人から学ぶことで前に進む貴大、感謝されることが励みの翠、本番に弱いけれど礼儀正しい隼斗、支える立場を貫く沙紀、直感勝負の幸大、冷静さと自己主張を両立するりな、多忙でも学ぶことを忘れない修平、そして淡々と努力を重ねる穂波。八人の成長と連帯の物語は、やがて学園全体、そして市全体へと波紋を広げていく。
「謎を解く」ことは、「人を知る」こと。
最後の暗号は、きっと“君の中”にもある。
文字数 57,344
最終更新日 2025.07.28
登録日 2025.07.04
40
双子の怪盗じゃない怪盗、何を盗む?
神出鬼没で変幻自在、巷でウワサの怪盗ノットは、夜の小学校に侵入し、警官を振り切ってドッチボールを盗み出した。
その正体は、双子で小学四年生の神木志音と怜音。双子は実は怪盗じゃない。国際共創組織CREO(クレオ)のジュニアスパイだった。
双子のミッションは、世界管理機構EDEN(エデン)が仕掛ける、子どもをロボット化させてしまうロボチップをついているものを盗み、破壊すること。
今夜も大泉刑事とその娘で少女探偵の大泉愛菜と追いかけっこが始まるけれど、どうやらヘンテコな状況になって……?
文字数 48,013
最終更新日 2025.07.27
登録日 2025.07.20