時代小説 小説一覧

1,013
801

軟弱絵師と堅物同心〜大江戸怪奇譚~

 江戸の町外れの長屋に暮らす生真面目すぎる同心・十兵衛はひょんな事に出会った謎の自称天才絵師である青年・与平を住まわせる事になった。そんな与平は人には見えないものが見えるがそれを絵にして売るのを生業にしており、何か秘密を持っているようで……町の人と交流をしながら少し不思議な日常を送る二人。懐かれてしまった不思議な黒猫の黒太郎と共に様々な事件?に向き合っていく  三十路を過ぎた堅物な同心と謎で軟弱な絵師の青年による日常と事件と珍道中 「ほんま相変わらず真面目やなぁ」 「そういう与平、お前は怠けすぎだ」 (やれやれ、また始まったよ……)  また二人と一匹の日常が始まる
歴史・時代 連載中 長編
感想数 2 文字数 39,472 最終更新日 2026.08.10 登録日 2025.03.13
802

やってきたのは柳生十兵衛最後の弟子! -止水流道場始末記-

井ノ瀬五郎は父の死後、止水流の道場を守ってきたが、質の悪い旗本にさんざんに荒らされ、面子を失っていた。これ以上、恥をかくなら切腹しようと思ったところで、若侍がやってきた。若侍の名は流拓之進といい、師匠が五郎の父と知り合いで、その伝手で江戸を訪れたと語った。五郎は帰るように言うが、拓之進は強引に住み着いてしまう。彼に振り回されて、五郎はそれれまでと異なる、温かく、それでいて刺激的な日々を過ごすことになるが、それは彼に新たなる一歩を踏み出すきっかけを与えるのであった。
歴史・時代 完結 長編
感想数 0 文字数 99,367 最終更新日 2025.06.21 登録日 2025.05.23
803

化猫恋物語

時は江戸。妖怪たちの隠れ里に住む八末(やすえ)は、かつて人間に虐げられ右目を失った化け猫だった。 そんな彼女だが、ひょんなことから人間たちの住む町に行くこととなる。 たった一夜の娯楽のためのはずだった。しかし、八末はそこで矢助(やすけ)と呼ばれる、左目の無い男に一目惚れをしたのだ。 妖怪と人間。誰もが無茶だと思った恋は、今始まりの音を告げる――。
歴史・時代 完結 短編
文字数 50,454 最終更新日 2022.05.11 登録日 2022.05.05
804

平安の空と、源頼朝と義経

一一八五年……壇ノ浦で平家を海に沈めた後。 「義経追討の院宣」で全国を追われることとなった義経と、その首を討つよう命じる、頼朝。 鎌倉の空が見た、その二人の一面とは―― 全五話で完結する短編です。 本作は義経記を元に構成しておりますが、史実と関係ないことや創作も含まれますので、予めご了承ください。
歴史・時代 完結 短編
感想数 7 文字数 9,483 最終更新日 2026.05.31 登録日 2026.05.30
805

ベアトの風景

ベアトの風景
写真家・ベアトのみた幕末横浜 写真だけでは見えない、彼の感じた心象風景 攘夷、維新、そして明治 ベアトのみた日本は、今の時代に何を語るか……! 「文人墨客」掲載作品の再構成作品 当時、挿絵コラボのなかった一作 時代の空気を感じて欲しい
歴史・時代 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 4,442 最終更新日 2026.05.31 登録日 2026.05.27
806

一級品の偽物

 文久二年(1862年)の終わり頃。刀剣商の相模屋伊助のところに、近藤という剣客が訪れる。名刀を求める彼に伊助は、あるひと振りの刀を売ろうと思うのだが……。  12000文字くらいの短編になる予定です。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 12,159 最終更新日 2023.08.04 登録日 2023.08.03
807

私の名は杉山源吾。津軽藩で家老を務めていますが、公言出来ません。何故なら私の父が石田三成だからです。

慶長5年。関ヶ原の戦いで父石田三成が敗れ、居城佐和山も陥落。 その時、大坂城で豊臣秀頼に近侍していたのが次男の石田重成。 「このままでは助からない。」 絶望的な状況を見兼ね、手を差し伸べたのが同僚津軽信建。
歴史・時代 連載中 長編
感想数 0 文字数 21,448 最終更新日 2025.03.07 登録日 2025.02.09
808

【完結】芸者お糸、名を売らず

【完結】芸者お糸、名を売らず
女の名に、誰が値をつけるのか―― 天保十三年、大坂。 ある日、一枚の町触が下りた。 芸者も舞子も仲居も、遊郭の外では稼いではならない――。 十六から六年、唄と三味線で座敷を渡ってきた芸者・お糸。 だが役所の紙一枚で、その仕事も、「芸者」という名も消されようとしていた。 店を残すために名を変える者。 借金のため、新町へ送られる者。 町触を商いに変えようとする者。 灯が一つずつ消えていく大坂で、お糸は思う。 芸者でなくなれば、自分は何になるのか。 役所が仕事の名を決めても、女の生き方まで決められるのか。 紙に名を奪われようとする一人の芸者が、 唄と三味線、そして座敷で磨いた目を武器に、自分の残り方を探してゆく。 天保の改革に揺れる大坂を描く、実際の町触れを膨らませた歴史サスペンス。 ◆◇◆ 本作は、日本歴史時代作家協会にて2026年7月26日に開催された合評会へ提出した 『糸の名を奪う――天保の町触』に、事件・サスペンス要素などを大幅に加筆・再構成した作品です。 よろしければ、旧稿との違いもあわせてお楽しみください。 【旧稿『糸の名を奪う――天保の町触』】 https://rekishijidai.com/2026/07/sanryu_ryoshiro01/ 【参考文献】 吉元加奈美(2013) 「近世大坂における遊所統制――町触を素材に――」 『都市文化研究』15巻、pp.13-27.
歴史・時代 完結 短編
感想数 1 文字数 14,184 最終更新日 2026.08.14 登録日 2026.08.10
809

鬼が啼く刻

鬼が啼く刻
時は終戦直後の日本。渡辺学中尉は戦犯として囚われていた。 彼を救うため、アン・モンゴメリーは占領軍からの依頼をうけろこととなる。 依頼とは不審死を遂げたアメリカ軍将校の不審死の理由を探ることであった。
歴史・時代 連載中 長編 R15
感想数 0 文字数 15,727 最終更新日 2024.06.16 登録日 2024.05.30
810

唐紅のからくり囃子

唐紅のからくり囃子
「其方の母上が作りし人形をお直し頂きたい―――」 旅の人形師・お紅(こう)は不気味な老婆から人形の直しを依頼される。作者は亡き父の生き人形とともに姿を消した母、菊。だが直すはずの人形は忽然と姿を消していた。さらに屋敷の座敷牢にて、人形の型となったはずの「死んだ嫡男」を見つけ―――? から繰る者・お紅が紡ぐ、痛快からくり時代劇。
歴史・時代 連載中 短編 R15
感想数 1 文字数 13,509 最終更新日 2025.07.04 登録日 2025.05.31
811

握力令嬢は握りつぶす。―社会のしがらみも、貴公子の掌も握りつぶす― (海賊令嬢シリーズ5)

握力令嬢は握りつぶす。―社会のしがらみも、貴公子の掌も握りつぶす― (海賊令嬢シリーズ5)
何故か、「何でも握りつぶす握力令嬢」という都市伝説が中世のウイーンの街にあった頃のお話し。 ヴィルヘルミーナの母が死んで3年が経過した。 母の突然の死を乗り越え、今年、社交界デビューするヴィルヘルミーナ。 だが、帝国内は、帝国を支配を狙うもの、選帝侯を貶めようとするもの、帝国から距離を取るものと各家の野望が渦巻いていた。 そんな中、ヴィルヘルミーナも各家の野望に巻き込まれ、命を狙われることになる。 この危機を、どう切り抜けるのか? 鍛えに鍛えた握力で、社会のしがらみを握りつぶす。 「やはり、頼れるものは自分だけのようね。この三年間、休まず剣を振り続けたことは、私を裏切らなかったわ」
歴史・時代 完結 長編
感想数 0 文字数 208,552 最終更新日 2022.10.11 登録日 2022.05.31
812

逆徒由比正雪譚

駿河国由比ヶ浜にかつての住人弥右衛門と息子の喜平次がやって来て、私の命の恩人だと吉岡次郎之介と妻の早苗を紹介し、ここで染め物屋をすることになったのでよろしくと言った。あばら屋となっていた弥右衛門の旧家は建て直され、翌年には女の子が生まれ夕と名付け、11年後には男子が誕生し、治三郎と命名した。だが夏の終わり、地震と津波が襲って来て大きな被害を被った。夕も津波に飲み込まれる寸前だったが、次郎之介の機敏な動きに助けられ危難を逃れ、父は尊敬の対象になった。そして翌年、大阪の陣が切って落とされ、かつては石田三成の家臣だった次郎之介は夕に後を託し、大阪に向かった。だが豊臣は滅亡し、次郎之介は戻って来なかった。 男の子二人が三歳になると、夕による教育が始まった。基底は徳川憎しと大義の確立である。だが治三郎にはその気が全くない。ホラを平気で振りまく。対して久米之介は真面目そのものである。だが祖父の命の恩人の孫だから忠義を尽くせと言う親の方針には疑念を持っていた。彼の悩みは治三郎に対する忠義は虚であり、優しく接してくれる夕に対する思いは実であることだった。治三郎の虚言癖は止まることを知らず、遂には時の最高権力者徳川家光に対する誹謗となり逮捕されたが、喜平次の工作で釈放された。夕は修行を命じ久米介という家来付きで仏門に入った。だが坊主見習いとなって得たものは悪所通いだけであった。 三年後、寺を辞したが、久米之介は自称楠木正成の血を引く者だという楠木大膳なる怪しげな老人と知り合い、家に連れ帰った。夕は胡乱なやつと危ぶんだが、幕府を倒すためには江戸に行かなければならない、その時がやって来たのだと思い江戸行きを許した。大善の持つ楠木正成の兵法書と幟を我が物にせんと狙う治三郎、二人まとめて有り金全てを奪おうと企む大膳、治三郎では夕様の言う大義は確立出来ない。ならば私が成り代わって実現させようと思う久米之介、それぞれの思惑を秘めて三人は江戸に旅立った。 二百六十余年もの幕政の基礎を築いた知恵伊豆こと松平信綱は累々たるキリシタン信者の屍を見ながら、次なる標的に的を絞っていた。キリシタンはこれで闇の中に潜むであろう。外様大名は牙を削ぎ落とすであろう。残るは武人派南海の龍こと徳川頼宣、たとえ御三家だろうとも安寧を脅かす者は許さない。 知恵伊豆は『楠木流軍学 張孔堂』の門を潜り、由比正雪の登場を待った。やがて三十代半ば総髪の人物が出てきた。静かな出だしである。だが次第に激してくる。 客も高揚し、「然り!」などと声を挙げている。「虚に生きるべきではない。虚に走るはたやすく、実に止まるは困難を要する。だが恐れてはならぬ。それが誠の武士道である。大義に生きよう」 知恵伊豆の射るような視線を浴びながら正雪は自らも陶酔していた。 戦いの幕はまだ切られたばかりである。
歴史・時代 連載中 長編
感想数 0 文字数 122,961 最終更新日 2024.04.24 登録日 2024.04.14
813

蘭癖高家

蘭癖高家
 一八世紀末、日本では浅間山が大噴火をおこし天明の大飢饉が発生する。当時の権力者田沼意次は一〇代将軍家治の急死とともに失脚し、その後松平定信が老中首座に就任する。  遠く離れたフランスでは革命の意気が揚がる。ロシアは積極的に蝦夷地への進出を進めており、遠くない未来ヨーロッパの船が日本にやってくることが予想された。  時ここに至り、老中松平定信は消極的であるとはいえ、外国への備えを画策する。  大権現家康公の秘中の秘、後に『蘭癖高家』と呼ばれる旗本を登用することを―― ※挿絵はAI作成です。
歴史・時代 連載中 長編
感想数 2 文字数 80,711 最終更新日 2025.03.02 登録日 2024.04.30
814

柳小路の女

柳小路の女
天までのびると言われるほど背の高い柳がゆらゆらとそよぐ柳小路。そこにはいわく付きの女の霊が現れると噂されていた。ある晩、主から訳ありの荷と共に言伝を預かった丁稚の六助は、噂されていた柳小路へと向かうが……。悲哀と愛しさに溢れた歴史時代物サスペンス。
歴史・時代 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 9,383 最終更新日 2023.07.02 登録日 2023.07.02
815 レンタルあり

剣影、桜下に哭く 剣客黒須新九郎 城戸家騒動録

剣影、桜下に哭く 剣客黒須新九郎 城戸家騒動録
旧題:葉桜よ、もう一度 【第9回歴史・時代小説大賞特別賞受賞作】北の小藩の青年藩士、黒須新九郎は、女中のりよに密かに心を惹かれながら、真面目に職務をこなす日々を送っていた。だが、ある日突然、新九郎は藩の産物を横領して抜け売りしたとの無実の嫌疑をかけられ、切腹寸前にまで追い込まれてしまう。新九郎は自らの嫌疑を晴らすべく奔走するが、それは藩を大きく揺るがす巨大な陰謀と哀しい恋の始まりであった。 謀略と裏切り、友情と恋情が交錯し、武士の道と人の想いの狭間で新九郎は疾走する。
感想数 5 文字数 202,768 最終更新日 2025.10.24 登録日 2021.05.31
816

土方歳三の戦さースペンサーカービン銃戦記ー

土方歳三は上野松坂屋で丁稚奉公して商人の修行をした。年期明けして家へ戻ると、近藤勇の「試衛館」道場へ入って剣道を習い始めた。後に近藤たちと京へ上がり、新選組を結成するのだが、副長としての彼のやり方は、武士としてのそれよりも商人的で、合理的に時代を先読みした信長に近いものだった。特に戦さには敏感で先鋭的だった。剣ではなく、最新武器を誰より先に手にしたものが時代を取る。薩英戦争、長英蘭戦争の噂を聞くにつれ、そう思った。このままでは幕府、会津、新選組はいずれ確実に亡びる。薩長より先をいく威力ある武器を装備できるなら、新しい時代の天下を新選組が取れる。夢ではない!最先端の武器とは何か、そしてそれを使う戦術とは!土方は模索した。
歴史・時代 連載中 長編
感想数 0 文字数 39,697 最終更新日 2020.05.17 登録日 2020.05.11
817

国殤(こくしょう)

国殤(こくしょう)
目前まで迫る秦の天下統一。 秦王政は最大の難敵である強国楚の侵攻を開始する。 楚征伐の指揮を任されたのは若き勇猛な将軍李信。 疾風の如く楚の城郭を次々に降していく李信だったが、彼の前に楚最強の将軍項燕が立ちはだかる。 項燕の出現によって狂い始める秦王政の計画。項燕に対抗するために、秦王政は隠棲した王翦の元へと向かう。 今、項燕と王翦の国の存亡をかけた戦いが幕を開ける。
歴史・時代 完結 長編
感想数 0 文字数 87,615 最終更新日 2024.06.21 登録日 2024.05.02
818

傀儡の夜明け ――怪物の狭間に生きた「影将軍」足利義栄――

傀儡の夜明け ――怪物の狭間に生きた「影将軍」足利義栄――
【信長、久秀、三好三人衆――怪物の狭間で「人」を欲した影の将軍】 「持つことが失うことだというのなら、私は何も持たなくていい。――だが、私はまだ求める」 『影将軍の求道 〜足利義栄、泥に咲く人間の絆〜』 歴史の重き「空白」に、誰からも顧みられぬ一人の青年がいた――。 永禄八年、将軍・足利義輝が討ち死にを遂げた「永禄の変」。 その直後、公式には前年に病没したとされる天下の怪物・三好長慶は、未だ飯盛山城の奥深くで息を潜めていた。 老怪物が三人衆の思惑を裏切り、阿波の片田舎から呼び寄せたのは、足利の血を引くだけの「空っぽの青年」・足利義栄であった。 実績も人望もなく、一匹の野良猫にすら拒絶されるほどの底知れぬ孤独を知る義栄。 彼は「将軍という器さえ得れば、人はおのずと集まり、孤独は終わる」という盲目的な確信を胸に、他者の欲望の濁流へと身を投じていく。 しかし、病床の長慶が遺した『持つとは、時を留めようとして失うことだ』という血の吐くような真実、そして松永久秀が突きつける『人は集まらん、人の欲が集まる』という冷徹な実相は、やがて美しく磨き上げられた将軍の器に致命的な「裂け目」を入れていく。 三好三人衆の剥き出しの強欲、嫉妬、暴食の狭間で、それでもなお「誰も私から離れてほしくはない」と人との繋がりに狂おしく執着する義栄。だが、東天から圧倒的な「焔」の速度をもって襲来した織田信長は、彼が命がけで守ろうとした仮初めの調和を、古い世界の甘えとして無慈悲に焼き尽くしていく。 征夷大将軍の座を追われ、すべてを奪われ、文字通り空っぽになって再び阿波の土を踏んだ「影の将軍」。 病に蝕まれ、残された命の灯火が短くなるなか、歴史の表舞台から放逐された彼が行き着いたのは、名もなき辺境の泥道であった。 強者が弱者を踏み潰す乱世の果てに、何も持たぬ敗者となった青年は、なぜなおも拒絶を恐れず、人々の温もりを求めて手を伸ばし続けたのか? 信長の焔でさえも焼き尽くすことのできなかった、足利義栄という一人の人間の、孤独で、しかし最も人間らしい救いと「答」に迫る、凄絶なる歴史巨編。
歴史・時代 完結 長編
感想数 0 文字数 43,747 最終更新日 2026.08.16 登録日 2026.08.06
819

答えは聞こえない

答えは聞こえない
明治初期、旧幕臣小栗家の家臣の妻であった女性のお話。短編。完結済。
歴史・時代 連載中 短編
感想数 2 文字数 26,341 最終更新日 2019.05.14 登録日 2019.04.29
820

戦火の空

戦火の空
大東亜戦争の最中 四国の片田舎で、空を夢見る少年の話 家族と夢の物語
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 1,324 最終更新日 2023.03.31 登録日 2023.03.31
821

英雄

男はいつも英雄になろうとする 小説家になろう・カクヨム・エブリスタ・NOVEL DAYS・LINEノベルでも掲載。
現代文学 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 2,367 最終更新日 2020.02.01 登録日 2020.02.01
822

伊賀者、推参

 本作は、〝伊賀の忍び城戸弥左衛門が、天下人織田信長の暗殺を謀った〟という伝承(『伊乱記』『伊賀旧考』『城戸文書』等)を元に、そこへ信憑性のある形でフィクションの要素を加えて構成した物語である。  天正九年(1581)。伊賀は、天下布武を掲げる織田四万の大軍に怒涛のごとく攻め込まれる。織田軍によって女子供まで容赦なく虐殺され、神社仏閣は焼き尽くされる。伊賀の里は修羅場と化した。 「魔性の一族に合戦の作法なぞ無用じゃ!」  すべては伊賀忍びを忌み嫌う織田信長の意向である。伊賀勢も砦を築いてゲリラ的に抵抗するが、衆寡敵せず、無残に敗北する。  城戸弥左衛門は、鉄砲術と遁走術を得意とする伊賀随一の忍びである。弥左衛門は山奥の隠れ家に潜み、織田家への恨みを募らせていた。だがすでに伊賀は降伏し、織田家に隷属してしまっていた。どうすることもできない。だがほどなくして彼は、恨みを晴らす千載一遇の好機を得る。信長が、織田家の領地となった伊賀を視察に訪れるというのだ。  印代判官と原田木三という凄腕の伊賀の仲間とともに森に潜み、弥左衛門は油断している信長を鉄砲で狙う。暗殺成功は目の前と思われたが──
歴史・時代 完結 長編
感想数 0 文字数 29,670 最終更新日 2022.05.20 登録日 2022.05.09
823

『家康』

かの有名な天下人、徳川家康に関して、自伝的小説を、短編に書いてみました。よくまとまっています。第9回歴史・時代小説大賞にエントリーいたします。大賞を狙いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 1,620 最終更新日 2022.05.01 登録日 2022.05.01
824

本能寺の恋~諸説あり~

本能寺の恋~諸説あり~
織田信長といえば、本能寺の変。 歴史に詳しくない者でも、一度は聞いたことがある名だろう。 天下統一を目前にした覇王が、家臣・明智光秀の謀反によって炎の中に消えた――それが、世に広く知られた話である。 だが、もし本能寺に、変とは別の名で呼ぶべきものがあったとしたら。 たとえば、恋と。 そんなこと、あるはずがないと人は笑うだろう。 天下人と家臣。 しかも、後に刃を向けることになる二人の間に、そのような情が入り込む余地などないと。 明智光秀も、かつてはそう思っていた。 主君・織田信長は、烈火のごとき人であった。 苛烈にして奔放。 笑う時は子どものように無邪気でありながら、怒れば周囲の空気まで凍らせる。 誰にも従わず、誰よりも先を行き、誰よりも孤独な人。 近う仕えながらも、その胸の内だけは読めぬ。 いや、読んではならぬのだと光秀は思っていた。 けれど、仕える年月が重なるにつれ、光秀の胸には名づけようのない違和が降り積もっていった。 ふとした仕草が、妙に目に残ることがあった。 杯を取る指の細さ。 風に乱れた髪を払う横顔。 鎧の隙間からのぞく、思いのほか白い首筋。 戦場では鬼神のように恐ろしいその人が、月明かりの下では、どういうわけか別の面差しを見せることがある。 むろん、口に出せるはずもない。 織田信長は男であり、主君である。 そこに疑いを差し挟むなど、無礼どころの話ではなかった。 だが一度芽吹いた違和感は、捨てようとするほど根を張った。 ある夜、京の宿所にて。 酒宴も終わり、家臣たちが引いた後で、光秀は廊をひとり歩いていた。 庭には薄く月がかかり、初夏の風が簾を揺らしている。 その静けさの中、不意に一枚の襖がわずかに開いているのに気づいた。 灯りが漏れていた。 主の居間であった。 見てはならぬ。 そう思いながら、足が止まる。 中では、人の気配がひとつだけした。 信長であろう。 次の瞬間、微かに咳く声が聞こえた。 昼の鋭さを失った、妙にかすかな声だった。 光秀は思わず、隙間に目をやってしまった。 黒漆の具足も、威を張る羽織も脱ぎ捨てられていた。 月のように白い肌が、灯りの下にあった。 長く落ちた髪が肩をすべり、細い背を隠しきれずにいる。 光秀は息を呑んだ。 見間違いかと思った。 いや、そうであってほしいと願った。 だが、その願いとは裏腹に、胸の奥で何かが音を立てて崩れていく。 織田信長は、何者なのか。 その答えに指先が触れかけた時、ふいに室内の人影が動いた。 鋭い気配が走る。 「……誰じゃ」 低い声が、闇を裂いた。 光秀は、凍りついた。
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 18,833 最終更新日 2026.04.11 登録日 2026.04.05
825

煤宮 ――仇討ちの果て

煤宮 ――仇討ちの果て
背を向けてでも生き残れ――それが煤宮という剣術の教えだった。 文政の世、仇討ちの旅を続ける坂下新之丞は僧・宥仁との出会いによって仇の居場所を知る。山賊の根城と化した七沢の砦。その首魁こそが十六年前、父母を斬った男――然全だった。  その果てに何があるかも知らずに、新之丞は七沢砦へと向かう ※校正、時代考証、タイトル、あらすじにAIを利用しています。
歴史・時代 完結 長編 R15
感想数 0 文字数 169,940 最終更新日 2026.05.23 登録日 2026.05.07
826

茶々

伯父信長が亡くなり、母も養父柴田勝家と共に亡くなった。仇の秀吉の城にいて憂鬱な日々を過ごしている。このことを相談したい伯父信長の正室帰蝶にしたいと願う。
歴史・時代 連載中 ショートショート R15
文字数 10,239 最終更新日 2024.10.13 登録日 2024.10.13
827

日向に咲かぬ花

日向に咲かぬ花
商人たちがにぎやかな江戸、田沼時代。 薬種問屋の春日屋に真面目で融通のきかない修三と、おおらかだが大雑把で仕事ができない喜助というふたりの手代がいた。ことあるごとに喜助の尻拭いをすることになる修三は辟易していたが、同時に喜助が人の目を集める愛嬌で人の輪を軽々と泳いでいる姿に不満を持っていた。 ある日、修三は喜助と次の小番頭の座を争うことになってしまうが、それは修三にとって自分の黒い感情を知るきっかけになってしまい……。
歴史・時代 連載中 短編
感想数 2 文字数 29,782 最終更新日 2022.05.31 登録日 2022.05.30
828

神のお告げと人の道

神のお告げと人の道
鳥羽伏見の戦い直後、桑名藩に厳しい選択が迫られる。 短編。完結済。
歴史・時代 完結 短編
感想数 1 文字数 22,693 最終更新日 2019.05.11 登録日 2019.04.29
829

『影に咲く花』

かつて藩の裏切りにより家族を失い、真相と仇を求めて各地をさまよう。剣の腕は一流だが、誰にも心を許さない。
歴史・時代 連載中 短編
文字数 3,511 最終更新日 2025.10.03 登録日 2025.07.14
830

女の子になった安倍晴明が蘆屋道満(女子)と男に戻る方法を探して平安時代を謳歌します

平安時代、最強の陰陽師・安倍晴明。 彼が大仕事の宴の後、朝目が覚めると女になっていた! 原因は分からず、女とバレたら都追放or死罪。 味方は弟子の蘆屋道満(女子)のみ。 二人で女という事隠して平安の都を舞台に元に戻る方法を探すTSストーリー。 全12話予定
ライト文芸 連載中 ショートショート
感想数 0 文字数 13,289 最終更新日 2025.04.17 登録日 2023.05.03
831

武当女侠情剣志

武当女侠情剣志
明朝舞台の武侠小説。 武林の名門・武当派の高弟である薛紅鴛(せつ・こうえん)は、江南で名高い若手剣客・柯士慧(か・しけい)との婚礼を控えていた。 が、直前になって柯士慧は、青鶯と仲良しだった妹弟子・白翆繍(はく・すいしゅう)と逃げだし、姿をくらましてしまう。この事件は、武当派と柯家の評判に大きな傷をつけた。 薛紅鴛は師匠の慕容武究より、逃げた二人を探し出し、討伐するよう命じられる。妹弟子と婚約者を討たなければならない苦悩と、二人が消えた謎に惑いながら、紅鴛は自分を密かに恋い慕う弟弟子・楊楓(ようふう)と長い旅に出る…。
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 77,068 最終更新日 2025.08.24 登録日 2023.04.30
832

荷運び屋、お初

享保の時代、板橋宿に女力持ちと評判の娘がいた。 娘の名はお初。 畑でとれた野菜を毎日山のように背負い、駒込の青果市場まで運んでいた。 ある日、飲んだくれの父が侍に無礼を働いてしまう。 お初はその代償に、宿場の飯盛り女として働かされそうに。それを阻止せんと病弱な母親が肩代わりしようとするがーー。 そこに謎の素浪人・半次郎が現れ、「娘の怪力は商売になる、ここはひとつ俺に任せろ」と助け船を出す。 お初は家の窮地を救われ、恩人の半次郎とともに見世物で有名な浅草寺に向かう。 力持ちの芸で銭を稼ぎながら、やがてお初はどんな荷物でも運ぶ「荷運び屋」となっていく。
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 13,550 最終更新日 2024.07.17 登録日 2023.05.31
833

引きこもり侍始末(時代小説新人賞最終選考落選歴あり、別名義、別作品)

(時代小説新人賞最終選考落選歴あり、別名義、別作品) 父が惨殺される場面を目撃し、“ひきこもり”となっていた宗左衛門。彼は瓜二つの顔をした双子の妹、あきに御役目を任せ登城させていた。人の視線を恐れるようになっている宗左衛門は、人目の絶える夜中に散歩に出かける習慣ができている。その日も例のごとく他出する宗左衛門。だが、そこで彼は忍び者に追われる娘と遭遇する――
歴史・時代 連載中 ショートショート
感想数 0 文字数 100,158 最終更新日 2024.05.25 登録日 2024.05.21
834

慶安夜話 〜斬魔の剣〜

慶安の江戸に現れた死者の行列。剣客の忍足数馬は死者の行列に挑むも、その魔性に引きこまれた。次いで死者の行列は遊女の店が並ぶ通りに現れた。そこには人斬りとあだ名される用心棒の蘭丸がいた…… 江戸を包む暗雲に蘭丸は挑む。かたわらの女が穏やかに眠れるように。
歴史・時代 完結 短編 R15
感想数 0 文字数 23,754 最終更新日 2022.05.07 登録日 2022.05.07
835

僧と牢人

短いお話です。
歴史・時代 完結 短編
文字数 1,615 最終更新日 2024.01.08 登録日 2024.01.08
836

犬と侍

犬と侍
必要なのは、食い物か誇りか。 飢えた少年の元に現れた一匹の痩せ犬と、丸々と太った米問屋。 3分で読める昔々の物語。
歴史・時代 連載中 ショートショート
感想数 0 文字数 3,838 最終更新日 2026.02.10 登録日 2026.02.09
837

金蝶の武者 

時は天正十八年。 関東に覇を唱えた小田原北条氏は、関白豊臣秀吉により滅亡した。 小田原征伐に参陣していない常陸国府中大掾氏は、領地没収の危機になった。 御家存続のため、選ばれたのは当主大掾清幹の従弟三村春虎である。 「おんつぁま。いくらなんでもそったらこと、むりだっぺよ」 春虎は嘆いた。 金の揚羽の前立ての武者の奮戦記 ──
歴史・時代 完結 長編
感想数 0 文字数 93,654 最終更新日 2025.04.17 登録日 2025.03.05
838

忠義の方法

忠義の方法
冬木丈次郎は二十歳。うらなりと評判の頼りないひよっこ与力。ある日、旗本の屋敷で娘が死んだが、屋敷のほうで理由も言わないから調べてくれという訴えがあった。短編。完結済。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 27,420 最終更新日 2019.05.21 登録日 2019.04.29
839

杜鵑草

仮想戦国時代もの。 病で長くは生きられない男と、少女の一場面。
恋愛 完結 ショートショート R15
感想数 0 文字数 2,634 最終更新日 2022.08.06 登録日 2022.08.06
840

秋めく晩夏に長唄を

 晩夏の月は冷たく残酷である。  ざんばら髪にほそった腕。幽鬼の如き女の姿も全て照らし出す。現世の鬼は醜く痩せ細った夜鷹か、それとも心無き男の腹のうちか。  しょんがいな、ああ、しょんがいな  
歴史・時代 完結 ショートショート R15
感想数 0 文字数 4,624 最終更新日 2025.05.08 登録日 2025.05.08
1,013