生贄 小説一覧
81
わたしは怨霊になりたい
怪談師だったヒロインは日本昔話風の世界に村長の娘として生まれる。しかしその村には18歳の若者を、山の神の生贄に捧げる因習があった。
この恐ろしい因習を知ったヒロインは
「山の神の生贄にされて怨霊化するなんて、最高に胸アツだな」
ホラーオタクをこじらせて、かねてから怨霊になりたいと夢見ていたので、生贄の座を必ず手に入れると決意した。
18歳になり、首尾よく生贄に選ばれたヒロインだったが最後に思わぬ邪魔が入る。
歴史に残る大怨霊になるべく積み重ねて来た布石を全て引っ繰り返されて、回避不能の恋愛エンドを迎えるヒロインの夢ぶっ壊されラブコメディ(このお話の馴れ初め編までを読み切り版として『小説家になろう』に投稿しています)。
82
縁切りの神様と生贄婚 ~村のために自分から生贄に志願しましたが、溺愛がはじまりました~
薫子の暮らす村に盗賊がやってきた
盗賊は山に隠れ、ことあるごとに村を襲う
いつも村を助けてくれた縁切りの神様もなぜか今回は動いてくれない
「神様に生贄をささげたらどうだろう」
その提案に手をあげたのは村の恩のある薫子本人だった!
「私は生贄です。どうして殺さないんですか?」
薫子
×
「生贄といえど私の妻だ。殺すはずがない」
切神さま
83
水神の棲む村
辺境の閉鎖された村では伝統を大切にしていた。今までのしきたりなどを破るものは排除の対象。
ある女が小さな女の子を拾った。それまでは、村の人々と良い関係を築けていたのだろう。しかし、村の人々は子どもを拾った女を虐げた。
村の人々は女に言う。
「お前は、水神の供物だ。村の恵みのために、生贄になるのだ」
ある女はその言葉に蕩けるような笑みを浮かべた。
(※中編)
(※45話(最終話)で完結済)
84
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
85
今宵、月と悪魔に微笑みを
少女に手を差し伸べたのは、王子でも勇者でも天使でもなく。
一人の悪魔だった…………。
86
鬼の国の贄姫は死者を弔い紅をさす
額に千日紅の形をした赤い痣を持って生まれた緋花。それは鬼の帝からの愛を誓う印だった……?
常世国〈とこよのくに〉。この国には人より遥かに長く生きる鬼が住むと言われていた。
緋花の父は生まれる前に死に、病弱だった母も緋花を産み落とすとその後すぐ亡くなってしまう。村には15年に一度鬼への生贄を捧げる決まりがあり、村人たちは天涯孤独な緋花を生贄にすると決定する。ただし、生贄として差し出すのは15歳と定められていたため、それまでは村で手厚く緋花を育てていた。
緋花は生贄として捧げられることを理解しつつ、村で亡くなった人たちの身体を綺麗にしたり死化粧を施したりしていた。
生贄として捧げられる日、緋花は額の痣を化粧で隠し鬼の国へ向かう。しかし、鬼は人を喰らわず、生贄とは鬼の帝が住む後宮で働かされることを意味していた。
生贄として後宮入りした緋花は、幸か不幸か正妃である黒蝶の化粧係兼身の回りの雑務を言い渡される。だがあることがきっかけで緋花は高価な紅を盗んだ罪を着せられ、帝の紅玉に死罪を求められる。そして、額にある千日紅の痣が姿を現してーー。
生贄として捧げられた少女が、愛と友情に巡り合う物語。そして、鬼と人との間に隠された秘密を紐解いていく。
87
自らの力を強化しつつもちゃっかり新しいおもちゃを手に入れる古妖精のお話。
無自覚なヤンデレ古妖精に捕まった少女のお話。
小説家になろう様でも投稿しています。
88
悪魔と化け物と生贄と真っ赤な空(ショートショート)
村を救うため、生贄の祭壇へと向かう女。全てを諦めた彼女の前に現れたのは、希望か、はたまた絶望か。
89
【完結】ブルームーン・セレモニー
山奥に建つ全寮制の女子高。
そこではブルームーンの夜に「ブルームーン・セレモニー」と呼ばれる儀式が行われる。
満月の下、生徒たちの中から“たった一人”が選ばれる。
主人公・舞香は、親友のあんずとともに平穏な寮生活を送っていた。
しかし儀式の日が近づくにつれ、あんずの様子は少しずつ変わり始める。
やがてあんずは、舞香にこの学校から逃げることを提案する。
学校が秘密裏に記録している、ある“周期”。
満月と少女たちの身体の変化。
第三十四回ブルームーン・セレモニー。
血に染まる月の下で、舞香が見るものとは――。
少女たちの心と身体が揺らぐ夜。
それは通過儀礼か、それとも選別か。
これは、“成長”という名の儀式に抗う物語。
90
神の子を宿した追放巫女は守り神が愛する天縁ノ神花に返り咲く
愛を知らない神の花嫁ーー「天縁ノ神花」は、愛を与えてくれる守り神のために、
いまひと花咲かせるーー。
国を守護する守り神の子孫が統治する天縁国(てんえんこく)
先代当主の遺言により代々守り神の子孫を産む「神ノ巫女」に選ばれると予言された千紘(ちひろ)は、幼い頃に「神ノ巫女」の役割を担う名門巫覡(ふげき)一族の常盤家に引き取られたが、「神ノ巫女」に選ばれたのは義妹の寿々葉(すずは)であった。
「神ノ巫女」どころか巫女に必要な異能さえ目覚めなかった千紘は、「神ノ巫女」となった寿々葉に「無能力者」と虐げられる日々を送っていたが、やがて寿々葉が守り神の子供を身籠ると用済みとなった千紘は国を脅かす邪神に供物として捧げられることになる。
そこで半邪神と化した青年姿の神・碧樹(たまき)と出会い、碧樹を助けるために自分の命を譲り渡す。
千紘の命はそこで生を終えるはずだったが、碧樹によって心臓代わりとなる守り神の子供を宿したことで命を永らえたのだった。
碧樹の子供を身籠ったことで稀有な“心眼”の異能を開花させ千紘は、「神ノ巫女」を越える守り神の花嫁「天縁ノ神花(しんか)」になれると聞かされ、「天縁ノ神花」が産んだ子供が治める国には千年の平和が約束されると教えられる。
そして「神ノ巫女」の真相とこの国の未来を聞かされた千紘は国のために「天縁ノ神花」として碧樹の子供を産むと決意するが、寿々葉たちが神降しの儀を行って碧樹を頼ってこの国を救済しようと目論んでいることを知ってしまう。
長年の常盤家の悪行によって力が弱った碧樹には力はほとんど残っておらず、このままでは碧樹ごと国が滅んでしまう。
碧樹と国のために千紘はかつて自分を虐げた寿々葉たちに立ち向かおうとするがーー。
※他サイトにも掲載中。3万文字程度の短編です。
91
ショートショート まとめ1
ありのままでいたい
人との縁
雨が降り続ける世界で貴方とまた
狐の嫁入り(BL要素あり)
二人だけの世界
英雄が見た景色
をまとめたものです。
雨が降り続ける世界で貴方とまた
語句の説明
晴れ乞い
供え人の命が尽きるまで舞を天に捧げる儀式。供え人はその期間休憩もなく食事も水もない。雨の中舞い続ける。
供え人
供え物の人バージョン
パートナー
観測者を手伝う人
予言の終わり
雨が降り始めた厄災の日
(邈にぃと会えなくなった日)
92
邪神だけど生贄の女の子が可哀想だったから一緒にスローライフしてみた
小さな村で凶作が起き、村人たちは「忌み子」として迫害している少女を邪神に差し出し、生贄にすることにした。
しかし邪神はなんと、その少女を食わずに共に最高のスローライフをすることを決意した。畑や牧場、理想のツリーハウスなど、生贄と一緒に楽しみまくる!
最強の邪神と生贄少女のまったりほのぼのスローライフ開幕ッ!
93
呪い屋、波稲家怪奇奇譚
◇黒羽稀子◇
生まれ変わったら呪いの人形だった。(と、思っている。)
◇坊ちゃん◇
波稲、という古くから続く呪い屋のお屋敷に閉じ込められている。美少年。真っ白。口が悪い。巻き戻ってる?疑惑。稀子が大切。(死んでも言わないと決めている。)
94
神に捧げる贄の祝詞
「この想いを言葉にできないのならば、僕は……君に何を残してあげられるだろうか」
霊峰にすむ神々を信仰する彼らは、長い間山の外の鋼鉄の民と戦い続けていた。
神々に自身の身の一部を捧げ、その対価に人ならざる力を得る。
そうやって神々との盟約により霊峰を守ってきた。
平凡な赤銅色の少年は、才能豊かで優しい幼馴染の少年への想いを持ちながらも口を噤む。
彼は出来損ないの自分とは違い、『民を導く戦神』と告げられるほどに人から望まれていた。
……美しく優秀な自分の双子の妹との婚姻が整うまでに。
同性への情を忌避される民族において、ほのかに灯る幼馴染の少年への想い。
言葉にできない想いを抱え、明日、成人の義を迎える少年たちは、最後の教えを受ける。
これは神と人、犠牲と祝福の物語。
告げられない気持ちを胸に抱き、少年たちは何を望み、何を得るのだろうか。
※こちらの物語は残酷な世界での物語となります。
禁忌とされる事項はこの世界においての概念となります。
ハッピーエンド予定ですが、作者の概念によります。
願わくば、最後まで二人の行く末を見守ってくださると幸いです。
ムーライトノベルのほうでも掲載はじめました。
11/21 本編完結しました!
11/27 おまけ完結しました!
95
魔王様の生贄になったはずが、気づいたら許嫁になっていた!?
私の名前はリオン。
イグラン王国第2王女である。
イグラン王国には古くからの言い伝えがある。
それは100年に1度訪れる魔王襲来に王家から1人生贄として差し出す。
そうすれば差し出した日から100年は安泰に暮らすことができるというのだ。
そんな言い伝えが本当にあるのか不思議だったリオンはある日王室に呼ばれたのである。
そこで王様から「今年は100年に一度の魔王が訪れる年。魔王に差し出す生贄を選ばなくてはいけない。」
この一言から私の人生が大きく変わるなんて・・・・誰が想像しただろうか・・・。
96
生贄は、神殺しの野獣に神官を騙る
人を殺めた『浅葱』は、国を守る神である『玲泉』への生贄に選ばれた。
最後の晩餐を楽しんでいると、死んだ狼が空から落ちてきた。
玲泉に命を吹き込まれた狼は、『嘘つきは嫌いだ』の一言と共に玲泉の首を噛み千切る。
粗暴で暴力的な狼を見た浅葱は国を守るために、咄嗟に『私は神官です』と噓をつき…
「こんなんじゃ、安心して死ねません」
97
生贄のむすめたち
様々な世界、状況、境遇で生贄になる女の子達を描く連作シリーズです。
※女の子が痛い目にあったりなど、リョナ的表現は全くありません。
※普通にエロです。本番行為があります。
98
少年ドルチェの幽閉と旅立ちは悪魔スケルツァンドとともに
「童話」に掲載する予定だったのですが、書いているうちにこれは違うな?と思いました。朝の9時に書き始め、現在19時。グラフィックス込みでFacebookの付き合いに答えつつ、イワシの丸干しその他を買いつつ。はあ、人生はくだらない。
99
二つの刻の中で……。
突然会場に突っ込んできた赤いキッチンカーによって死亡した、人気アニメ監督・舞原。
その事故をきっかけに彼は、同じ一日を繰り返すことになってしまう。
終わらない夏のその日の中で必死に抜け出そうと行動する舞原だが、ふとしたささやかな行動が、取り返しのつかない事態を引き起こしてしまう――。
11:11:11シリーズ最近作、初のオッサン主人公で、オッサンなりに頑張ります!
他のシリーズとは独立した物語なのでコチラだけ読んでも楽しめるようになっています。
小説家になろうのほうでも連載しています
100
生贄になりし少女はドラゴンの王太子に溺愛される
異世界の村。
そこは、ドラゴンに生贄をささげ村の願いを叶えてもらっていた。
身寄りの無い少女は生贄に選ばれ、ドラゴンに捧げられたのだった。
しかし――
彼女を見たドラゴンの王太子は一目ぼれ。
人の姿となり、彼女を溺愛するのだった。
101
心優しき水神と、生贄の少女
「なして、水神さまは村のために雨を降らしてくれるんだべか?」
「それはね……水神様がとてもお優しい方だからよ」
冬明けの森をひとり歩む、生け贄の少女。
雪解けの冷たい風に震えながら、辿り着いたのは巨大な泉。
そこで出会った水神は……龍の姿で低く唸るも、少女を傷つけない。
それから、泉の小さな小屋で始まる不思議な暮らし。薬草を集め、水神の傷を手当てし、魚を分け合う日々。やがて夏の猛暑が訪れて、雨の降らない空に少女は不安を抱く。……そこで少女は、優しい神の秘密を知った。
和の情緒あふれる世界で、切なく美しい短編物語。
102
双子の姉妹
小さな村で日照りが続いた。
村人はそれを竜神様がお怒りの為だと解釈し、怒りを静めるために生け贄を捧げることにした。
選ばれたのは、双子の妹だった。
死にたくないと嘆く妹に、姉は小さな薬瓶を手渡して笑う。
「これは、目の色を変える薬よ」
※別名義で作ったフリーゲーム「幻想の城-Schloss der fantasie-」の話中話「双子の姉妹」を元に書いた話です。
※MAGNET MACROLINKで掲載していました。
103
ロゼは知らない
KAC2023 お題「筋肉」
「煉獄の幻魔堂」という鍛冶屋にロゼは身を寄せていた。
主人であるゴードンと出会ったのは一年前。
辺境の森の奥で、生贄としてささげられていたところを、ゴードンに救われたのだ。
その日からロゼはずっと、ゴードンに想いを寄せていた。
「今日も黒熊日和」と同じ世界のお話。
スピンオフですが特に長編を読む必要はありません。
「今日も黒熊日和」のオマケ話に出てくる鍛冶屋のゴードンさんです。
ゴードンさんが倒した幻魔で、オル君の武器が作られます。
本編には一切関係ない豆知識でした。
別サイトにも同時公開中
104
暁を喰らう者
暁の神様と、ちょっと不思議な(不憫でもある)青年との
お話です。
実は、似たような設定で何度か書いていたりするので
やっぱり好きな世界観で書けるって良いですね(^^)/
105
黒見山の魔女が消えた日
黒見山に住む片見家の「魔女」に関する伝承。
6年前、当代の魔女だとされていた片見梓が死に、多くは謎のまま忘れ去られていくはずだった。
そんな中、片見梓の7回忌にあわせ黒見山の屋敷へ家主たちは招いた覚えのない客が次々と訪れる。
「魔女」と呼ばれた女の死の真相は?
※戯曲用に作成した作品をリライトしています。
106
生贄メリーの愛欲
メリーと名付けた子供を神様は溺愛する。
いつか生き分かれる日が来ることを見据えながら───
107
生贄の少女の復讐
生贄の少女のためのSS。
彼女は自らの命と引き換えに、自分を捨てたすべてに復讐をと考えた。そんな少女を気に入った魔王。彼女は初めての幸せを手に入れる。
小説家になろう様でも投稿しています。
108
昔から雨が降っていた
一年じゅう雨が降り続けるこの土地の者は、太陽を見たこともなければその概念も持たない。ある日、その地に女憑物落としが訪れ、「この雨は呪われている」と一喝する。その地の族長ともども雨を上がらせる儀式を執り行う。住民にもいっときは太陽の恩恵もありがたがられたが――。
109
人の子と竜
‥‥‥彼は、生贄だった。
その理由は、家の利益のため。
そして竜は、彼を見て‥‥‥
―――――
‥‥‥よくあるざまぁもの。ただし、悪役令嬢とか婚約破棄ではないので注意。
短い短編ですが、興味があればぜひどうぞ。
110
龍神様はここにいる
陰湿な村に龍神様はいた。
111
生贄の少女と森の狼様
村に住む少女ロウェアは奇妙な目のせいで村人達から疎まれていた。
そんな彼女は村人達によって森の狼様への生贄として選ばれてしまう。
そうして捧げられた祭壇でロウェアはルピナスと名乗る人と出会い、その目の秘密を知るのだが……。
112
従妹に婚約者の王太子を奪われた上に、竜聖女の役割を果たしていないと狂竜の生贄にされました。
アルファポリス・カクヨム・ノベルバに投稿しています。
クレイヴン公爵家の令嬢ベアトリクスはパジェット王家のマクシミリアン王太子と婚約していた。だが愚かな王太子はバッハマン公爵家の令嬢ブリギッタに籠絡され、ベアトリクスとの婚約を破棄したうえに、狂竜と呼ばれた恐ろしい竜の生贄にしてしまった。それがパジェット王国の滅亡につながるとも思わずに。
113
山神様の言うことには
むかしむかしの話である。
とある山にほど近い村。村人たちは一年ほど前から流行り病に苦しんでいた。
『村で一番若く美しい女を贄として山に登らせよ』
そう言い出したのは、祈祷師の婆。夢で山神様から告げられたのだという。
そこで村人たちは急いで村一番のべっぴんだった庄屋の娘を差し出すことに。
籠に乗せられ、山道を行く一行。
ほどなくして山奥の祠の前で生贄は降ろされた。
出てたのはなぜか――男!?
娘の身代わりで生贄に成りすました男と山神は、村が抱える暗い秘密とそこにひそむ凶悪な『モノノ怪』の正体を知ることになる?
呪われ蝕まれた村の末路とは。
生贄×山神
の、異種間(?)冒険譚。
114
神暴き
――この祭りは、全員死ぬまで終われない。
神託を受けた”狩り手”が一日毎に一人の生贄を神に捧げる奇祭『神暴き』。そんな狂気の祭りへと招かれた弐沙(つぐさ)と怜。閉じ込められた廃村の中で、彼らはこの奇祭の真の姿を目撃することとなる……。
115
日の姫と闇を従えし者
影の宮が打倒されて日の宮の支配する地となった中の国は、解き放たれた妖による禍に悩まされていた。日の宮の力は守りにある。妖の本質を見抜き、それを封じる力だ。しかし、それをしても妖を本当の意味で滅することはできないでいた。封じから逃れ逃げた妖と繰り返す封印、それは次第に人々に不安を呼びそれが妖の力を増大させるという悪循環に陥っていた。
※小説家になろうにも投稿しています
116
だから人間は嫌いなんだ……!
僕は、<神>だ。
人間達は僕を<神>と呼ぶ。
だけど僕は、自分が何なのか知らない。確かに僕が思うだけで空は荒れ狂い地面は激しく揺れ、海が二つに割れることもある。
でも僕は、自分にどうしてそんなことができるのか、その理由を知らない。
僕は死なず、老いず、傷付かず、朽ちることがない。そうやって数万回、季節が巡るのを見守ってきた。
そんな僕を人間達は<神>と呼ぶ。
そう呼ばれることを僕は望んでもないのに、勝手にそう呼ぶんだ。
だから普段は、人間達の前には姿を現さないようにしていた。僕の気配を感じると人間達は勝手に、畏れ、崇め、敬うから。
やめろ…やめてくれ……
お前達がそんなことをするから僕はここから動けないんだ。人間達の<想い>が、僕をここに縛り付ける。
それを引きちぎって行くこともできなくはない。だけど僕はそれを選択できない。何故かって? 彼らが僕に<想い>を寄せることで、彼らは僕の<眷属>となり、彼らの<命>の一部を僕に預ける形になっているからだ。僕が彼らを見捨てていけば、彼らはその命を全うできずに死ぬ。
僕は滅ぶことのない存在だけど、だからこそ死ぬことができる彼らが羨ましい。
彼らが<死>を享受できることが妬ましいんだ。だからこそ僕は彼らに安易な死を与えたくない。不愉快だから。死ねない僕の前で死の安らぎを享受する彼らが許せないから。
生きろ。
人間達よ、生きろ。
生きることこそが、僕がお前達に与える<呪い>だ。
痛み、苦しみ、渇き、妬み、嫉み、悲しみ、憎しみを抱えて生きていけ。どうせお前達は、死ぬことでそれから逃れられるのだから。
けれど、最近、人間達は徐々に僕のことを崇めなくなっていった。僕を崇めなくても、何やら作物を上手く実らせる方法を見付けたらしい。
何かと言えば人間達が用意していた<生贄>もぱったり来なくなった。
おかげで僕は安穏とした時を過ごせていた。人間達に煩わされることなく。
なのにある時、大変な干ばつがあった。雨がまったく降らず作物は育たず、それは、大飢饉をもたらした。
僕は何もしてない。いや、もしかしたら何もしなかったから……かな?
すると人間達はまた、僕の前に一人の女の子を寄越した。生贄だ。
ああ、もう、どうしてこうなるんだ……
こうして、僕と、生贄の少女<ヒャク>との日々が始まったのだった。
117
鬼畜な悪魔と喰われたい少女
10年前に悪魔に生贄として捧げられた少女。アイビー(18)
不味そうと言う理由で、悪魔はアイビーを食べず、美味そうになるまで育てる事にした様だが、いつまで経っても、悪魔はアイビーを不味そうと言って、食べない。
だけどアイビーは、悪魔に食べて欲しい。絶対に食べて欲しいのだ。
短くて、暗いお話。
3話完結予定。
話の進行上、不快になる描写が有るかも知れません。ご了承ください。
☆マークはR18
118
僕の婚約者は隣国王子でした。
本作は、とある理由により、男であることを隠さないといけない国に住んでいる16歳の青年と、隣町の若き王子20歳のなんとも変わったラブストーリーである。
国王と青年が出会ったのは、国王の住む国で行われる舞踏会での事だった。青年は、隣町で行われる舞踏会の招待状が自身の家に送られてきた事から、病気ですっかり弱ってしまった母親に、贅沢なものを食べさせたいと考え...乗り気ではないが、舞踏会に行くことに...。 青年は、舞踏会に忍び込むと、関係者以外立入禁止である城内へと足を進め、金品などを物色し、盗みを働こうとした。だが、運悪く後をつけてきていた王子にその光景を目撃され、見つかってしまう...。王子は、青年(女装してドレス着ているから美少女)に、どういう訳か求婚を頼み込んできたが…当然青年は、顔を真っ青にして断った…。すると、途端に王子の性格が豹変して...「この条件を飲まなければ、お前が城内の物を物色していたことを口外する。」と青年を脅し...青年は、仕方なく婚約という条件を受け入れることに...。
この物語は、そんな僕と隣国王子との禁断の恋物語である。
119
【完結】婚約者を舐めちゃいけません。舌が出てますよ、もふもふですねえ。
わたしは森の中にいた。いたくているのではない。魔物のいる森に、ただの女がいるなんて。異常事態だ。
なぜかと言えば、簡単だ。婚約者にも捨てられ、親にも捨てられた。
理由は、平凡な女だからだろうか?それが罪だというように、ちょうど良いとばかりに…
生贄になっていた。決まっていたようにすんなり。わたしは魔獣と対峙する。武器も覚悟もないまま。
120
神様への生贄って泣くべきなんですか?
生贄に捧げられた少女、結愛。
膝上まで伸びた長い黒髪が印象的。
神様、玲雅。
肩下ぐらいの白銀髪。
食べられるはずの結愛は玲雅に気に入られ…