刑事小説一覧
【第7回ホラー・ミステリー小説大賞で謎解き賞を受賞しました。ありがとうございました!】
望んだ記憶だけを消すことができる技術「記憶消去方」。
この、記憶消去方を開発していたエンジニアの一人であった筧葉子(かけいようこ)が、ある日突然自殺した。
葉子の死を苦痛に感じていた婚約者の仁平薫(にへいかおる)は、記憶の一部を消すことで、気持ちを切り替え前を向こうとしていた。
そんな彼の元に、心の傷をえぐるかのように、葉子とよく似た容姿を持つ少女、柚乃(ゆの)が現れる。
すべての記憶を失っていると自称する彼女は、しかし、なぜか薫の名前だけは覚えているのだという。
また、柚乃の頭の中には、誰のものかわからない他人の記憶が宿っていて?
同じように薫の頭の中にも、他人の記憶がいつの間にか宿っていたのだった。
なぜ、他人の記憶が二人の頭に宿っていたのか?
はたして柚乃は何者なのか?
次第に謎が紐解けていく中、薫の元に葉子からの遺言(ゆいごん)が届いた。
※表紙イラストは、SKIMAを通じて知さまに描いていただきました。ありがとうございました。
文字数 136,221
最終更新日 2024.03.30
登録日 2024.02.28
2004年、龍崎家は一卵性三つ子を授かる。名前は圭、刹那、寛。そして、24年の月日が経った2028年。それぞれ警察官、探偵、弁護士として活躍する。
三人がそれぞれの長所を活かして連続殺人犯マッドグリーンと対峙する。
■登場人物
龍崎 圭……長男で警察官
龍崎 刹那……次男で探偵
龍崎 寛……三男で弁護士
マッドグリーン……連続殺人犯
※PSYCHO-PASSにインスパイアされ、名言や書籍等の引用があります。
※グロい描写があります。ご注意ください。
※参考図書
自省録
論語
緋色の研究
中原中也詩集
マザー・グース
掟上今日子
PSYCHO-PASS
孫子
レイモンド・チャンドラー
※カクヨムにも掲載中です。
文字数 28,588
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.23
主人公、水無月 奏(みなづき かなで)はひょんな事件から警察の特殊捜査官に任命される。
そして、同じ特殊捜査班である、透(とおる)、紅蓮(ぐれん)、槙(しん)、そして、室長の冴子(さえこ)と共に、事件の「真実」を暴き出す。
その事件がなぜ起こったのか?
本当の「悪」は誰なのか?
そして、その事件と別で最終章に繋がるある真実……。
こちらは全部で第七章で構成されています。第七章が最終章となりますので、どうぞ、最後までお読みいただけると嬉しいです!
よろしくお願いいたしますm(__)m
文字数 291,706
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.01.27
年齢四十歳。派手な柄シャツに、四六時中煙草の煙をふかす男。名を「金無 一千万(かねなし いちま)」
目つきと口の悪さ、更にその横柄な態度を目の当たりにすれば、誰も彼が「探偵」だとは思うまい。
本人ですら「探偵」だと名乗った事は一度もないのだから。
しかしそんな彼、金無一千万は不思議と事件を引寄せる星の元にでも生まれたのだろうか、彼の周りでは奇妙難解の事件が次々に起こる。
「金の存在が全て――」
何よりも「金」を愛する金無一千万は、その見た目とは対照的に、非凡な洞察力、観察力、推理力によって次々と事件を解決していく。その姿はまさに名探偵――。
だが、本人は一度も「探偵」と名乗った覚えはないのだ。
文字数 47,507
最終更新日 2024.03.08
登録日 2024.02.22
シーメールで精神科医の指尻ゑ梨花は、鑑定医として法廷に立った事をきっかけに、警察に新設された第6特殊犯捜査・第6係の外部コンサルタントに就任する事となった。
6係は、警察従来の1課から4課までの守備範囲から逸脱した猟奇的凶悪犯罪を主な守備範囲とし、仲間内からは悪魔の数字666に準えて「トリプルシックス」と呼ばれる、掟破りのデンジャラスな捜査チームである。
「男から女へ」と、自身の肉体を完全な性的オブジェに変身させる事の出来る指尻ゑ梨花は、6係が追う殺し屋ブローカー組織の工作員「ファック・パペット」と接触する事に成功するが、この事はやがて彼女と6係の運命を大きく変えていく事となる。
フェティッシュトランスセクシャルな存在・ゑ梨花と、多重人格を戦術的にエミュレートするパペッターとの因縁、人造アサシンドール香革とバトルを繰り広げる6係のリーサル・ウェポン御白羅真、女装潜入捜査で性地獄を見る奈央こと、戸橋未知矢。
はたして真澄雄悟率いる6係は、シーメール精神鑑定医指尻ゑ梨花と共に、この闘いに競り勝つことが出来るのか?
文字数 368,030
最終更新日 2017.07.31
登録日 2017.06.24
叙述トリックにお気を付けください!
約二十年前に起きた殺人事件とその解決。時空を越えて跨がる断片的な謎。探偵・氷上の推理した真相とは。
文字数 57,429
最終更新日 2021.03.27
登録日 2021.02.28
四葉なる連続誘拐犯が世間を騒がしていた。誘拐をビジネスとして極めてドライに対処する四葉は、被害者家族が外部に誘拐の件を漏らすことなく、身代金の支払いに応じれば人質を無事に帰す一方、もし約束を違えるようなことがあればたちまちにして被害者の命を奪う。表沙汰になっているだけでも五件、四葉による犯行が起きており、うち三件は家族が外部に助けを求めたが為に、さらわれた子供らは帰らぬ人になっていた。
事件解決の糸口が見えぬ中、刑事の三反薗は帰宅直後、顔面蒼白の妻から恐ろしい事態を告げられる。娘が四葉に誘拐された、と。
文字数 11,884
最終更新日 2024.03.24
登録日 2024.02.29
警視庁が新たに結成した特務組織、その名も『警視庁特務課』。
各部門のエキスパートたちを選りすぐり、刑事課だけでは解決できない難事件に立ち向かう。
これは、そんな特務課に配属された精鋭たちの物語。
文字数 497,204
最終更新日 2024.04.06
登録日 2024.02.27
【11月より外伝の『巣喰RAP―日々の坂署捜査第六課―』の連載を始める予定です。もうしばしお待ちください】
近代において日本の犯罪事情は大きな変化を遂げた。理由なき殺人、身勝手な殺人、顔の見えぬ殺人――。常軌を逸脱した事件が日常の隣で息をひそめるような狂った世界へと、世の中は姿を変えようとしていた。
常人には理解できぬ思考回路で繰り返される猟奇事件。事態を重く見た政府は、秘密裏に警察組織へと不文律を組み込んだ。表沙汰になれば世の中が許さぬ不文律こそが、しかし世の中の凶悪事件に対抗する唯一の手段だったのだから。
その男の名は坂田仁(さかたじん)――。かつて99人を殺害した凶悪猟奇殺人犯。通称九十九人(つくも)殺しと呼ばれる彼は、数年前に死刑が執行されているはずの死刑囚である。
これは死刑囚であるはずの凶悪猟奇殺人鬼と、数奇なる運命によって対凶悪異常犯罪交渉係へと着任した刑事達が、猟奇事件に立ち向かう物語。
スナック【サンテラス】の事件奇譚に続く、安楽椅子探偵新シリーズ。
――今度は独房の中で推理する。
【事例1 九十九殺しと孤高の殺人蜂】《完結》
【事例2 美食家の悪食】《完結》
【事例3 正面突破の解放軍】《完結》
【事例4 人殺しの人殺し】《完結》
イラスト 本崎塔也
文字数 608,329
最終更新日 2023.09.26
登録日 2016.08.31
ある日、警察は野口明彦という男を逮捕する。彼の容疑は、正当な理由なくスタンガンと手錠を持ち歩いていた軽犯罪法違反だ。しかし、警察の真の狙いは別にあった。二十日間の拘留中に証拠固めと自供を狙う警察と、別件逮捕を盾に逃げ切りを狙う野口の攻防……その合間に、ひとりの少年が怪物と化すまでの半生を描いた推理作品。
※物語の半ばから、グロいシーンが出る予定です。苦手な方は注意してください。
文字数 100,314
最終更新日 2022.08.27
登録日 2022.08.24
【世話好き優しい警察官(Dom)×強気な訳アリ青年(Sub)】のDom/subユニバースもの創作BLです。
とある事情で欲求不満の青年(Sub)は、欲求を解消するため一人の男と待ち合わせをする。しかし、二人でホテルに入ろうとしたところを警官に囲まれてしまった。どうやらその男はある事件に関与していたらしい。任意同行を求められ、青年も取り調べを受けることになった。取り調べの最中、青年はダイナミクスの不調によってパニックに陥ってしまう。取り調べを担当していた刑事・国近肇(Dom)は青年を助けようとする。初めは、警戒していた青年は国近の優しさに徐々に心を開いていき――。
※この作品は暴力、男女の性描写、首絞め表現等を含みます。
※この小説はpixiv、ムーンライトノベルズにも投稿しています。
※感想いただけると大変励みになります。感想欄、もしくは作者Twitterアカウントにマシュマロ開設しております。お気軽にお寄せください。
文字数 195,311
最終更新日 2024.04.29
登録日 2021.10.05
二ヶ月前、世間を騒がせた立てこもり事件。刑務所を脱獄した島田義人は人質をとり、旅館の跡地に籠城し奪った猟銃を乱射し、警官隊に射殺される。
そして今、ひとりの男がこの事件に疑問を抱き、ひそかに探り始める。事件の裏に隠された真実は、とても哀しいものだった──
文字数 101,283
最終更新日 2021.01.24
登録日 2021.01.24
安生寺家の小学生になる長男・琢馬が誘拐された。自宅郵便受けに投函されていた手紙には、身代金の要求を示唆するとともに、警察に通報した場合は人質の安全を保証できないことも記されていた。これを受けて安生寺家の主であり、父親でもある安生寺洋は、警察には報せないという決断を、邸宅内にいた者全員の前で宣言する。主の決定に疑問も上がったが、子供の命にはかえられないと全員が承知した。
誘拐犯からの連絡を待つ、何とも言えない張り詰めた時間が流れる。その静かなる緊張を破ったのは、犯人からの連絡ではなく、悲鳴だった。
広い邸内で、人が殺されていたのである。状況から判断して、安生寺宅に留まっている者の中に殺人犯がいることは間違いない。こんなときに、誰が、何のために?
文字数 27,199
最終更新日 2023.03.23
登録日 2020.03.11
幽霊が確認されるようになった現在。幽霊による死者が急増したことにより、国は重たい腰を上げ、警察に"幽霊課"を新しく発足させた。
そこに所属する人は霊が視えることはもちろん、式神を使役できる力を持つ者もいる。姫崎誠(ひめざきまこと)もその一人だ。
まだまだ視える者に対しての偏見が多い中、新しく発足したということもあり、人手不足だった課にようやく念願が叶って配属されて来たのはまさかの上司。それも年下で...?
一途なわんこに愛される強気なトラウマ持ち美人の現代ファンタジー。
※独自設定有り
※幽霊は出てきますが、ホラー要素は一切ありません
文字数 149,856
最終更新日 2024.05.05
登録日 2023.10.21
東京は丸の内。
オフィスビルの地階にひっそりと佇む、暖色系の仄かな灯りが点る静かなショットバー『Huster』(ハスター)。
事件記者の東城達也と刑事の西園寺和也は、そこで車椅子を傍らに、いつも同じ席にいる美しくも怪しげな女に出会う。
東京駅のコインロッカーに遺棄された黒いキャリーバッグに入っていた奇妙な死体と、一都三県にばらまかれた、異様なバラバラ死体にまつわる事件の顛末を描く『怠惰な死体』。
西園寺の下に届いた、記憶障害者か知覚障害者が書いたとしか思えないような奇怪な手記にまつわる恐るべき事件の顛末を描く『腐臭の供儀』。
突如として地下街に現れた死体。犯人対探偵の息もつかせぬスリリングな駆け引きのミステリーを描く『白の女王』を含む、三編を収録。
難解にしてマニアック! 名状し難い悪夢のような複雑怪奇なブッ飛んだ事件に、ブッ飛んだ名探偵が挑む、謎解き連作型本格ミステリー中編集。
カバーデザイン 歩いちご(coconala)
※スマートフォンでお読みの方々へ
横書き・明朝体・黒背景白文字の読書設定でお読み戴くと、より重厚な本格ミステリーらしい雰囲気でお楽しみ頂けます。
文字数 648,327
最終更新日 2021.12.09
登録日 2018.05.17
第6回ホラー・ミステリー小説大賞エントリー。
完結致しました!
新宿二丁目で探偵事務所兼ゲイバーを営む、元刑事の探偵・辻山秀三。秀三の高校時代の同級生で、元ツアコン、現フーデリ配達員の新井直樹。そして秀三の元後輩で、新宿東署の刑事・長谷沼君生。新宿二丁目を拠点に三人が繰り広げる、ゲイ×探偵ミステリー。
二件の”人探し”と一件の"猫探し"。秀三が受けた三件の依頼と、新宿二丁目で起きた連続殺人事件が絡み合い、思わぬ方向へと転じ始める。
映画オタクの直樹による蘊蓄(うんちく)。チャプターごとに散りばめられた六つの映画がミステリーをリードする。
『苺とチョコレート』
『探偵物語』
『猫が行方不明』
『友だちのうちはどこ?』
『ミュージック・ボックス』
『シングルマン』
ゲイ・同性愛にご理解、興味がある方には是非!
興味がなくてもミステリーがお好きな方には是非!
文字数 171,170
最終更新日 2023.03.05
登録日 2023.02.11
【第7回ライト文芸大賞応募作】
伊国文花は新進気鋭の恋愛小説家だ。デビュー作が60万部を超えるベストセラーとなり、その後もヒット作を連発。瑞々しい文体と、思春期特有の青春と切なさが共存するテーマで女子高生を中心に絶大な人気を誇っている。
年齢性別ともに非公表ながら、現役女子高生作家とも噂される伊国文花が失踪したのは、新作の出版記念オンラインイベントを前日に控えた夜だった。
一人暮らしの部屋から見つかったのは、手書きの原稿用紙の束。『作家・伊国文花の功罪』と名付けられたその未発表原稿は、やがてある女性の変死事件へと繋がっていく――。
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
文字数 34,559
最終更新日 2024.04.28
登録日 2024.04.13
最初は両親、次にいじめっ子、さらに次は親戚と僕に関わる人物は身内、他人関係なく死んでいく。それは病気だったり、事故だったり……殺人だったり色々な方法で。
僕だけはそれが誰の仕業か知っている。僕だけはどんな時でも彼が見えている。
しかし真実を話しても誰も信じないだろう。死神が僕の傍にいるなど。
みんな僕を『死神』と言うのに。
「おい、てめぇ!今ぶつかっただろ!あーあ、肩いてぇわ、治療費払えや!」
「………今から死ぬのに治療費いるの?」
「は?……あ、ああ、ああ……っ」
あーあ、また刑事さんに疑われちゃうなと僕は慣れた手つきで救急車を呼ぶ。
短編にするか、長編にするか迷っている作品です。とりあえず短編として書きます。
文字数 15,450
最終更新日 2021.12.20
登録日 2020.07.05
決められた曜日、決められた時間に、丘の上の教会の告解室に行くと、どんな人間であっても神の導きを授かることが出来るという。
街で起こった残虐な連続殺人事件。被害者は若い女性ばかり。
事件を追っている刑事たちは、町はずれの小さな教会を訪れる。
刑事が会いに来たのは、赤い瞳の艶やかなシスター。この刑事は難しい事件が起こると、必ずここを訪れるというのだが……。
中編小説です。
なお、この物語はフィクションです。実在する人物・団体等とは関係ありません。
文字数 63,815
最終更新日 2024.03.31
登録日 2024.02.29
文字数 24,248
最終更新日 2023.04.23
登録日 2023.03.27
名古屋に本社を構える大手興業の山鍋興業の秘密会議室。
その会社の社長である山鍋清彦はある大きな悩みを抱えていた。
そしてその悩みの解決策として、犯罪コーディネーター兼プランナーのレントに前金一億円、成功報酬三億円で契約を結ぶ事にした。
一方、東京の私立秀明館高校には親の転勤の都合に御神蓮司が転校し、直ぐに同級生の大谷亜理紗と秋山妙子、半藤貴新と昵懇した。
御神が転校して来て三週間が経ち、御神の名古屋の友人の山鍋清彦の娘、山鍋佳純と山鍋興業の社員の笹野誠が婚約する事になった。
笹野誠の兄で東京に本社を構える大手興業の山光興業の部長の笹野透が主催者の、山光興業が名古屋の金山に開業するスカイタワーというホテルのオープンパーティーに御神が招待される事になった。
その同行者達として同級生の秋山妙子、大谷亜理紗、半藤貴新、同じく同級生の三堂賢悟、宮内守もそれに参加する為、名古屋に行く事になった。
御神一行は道中、佳純と出会い、目的地まで着き、その見上げた先には山光興業と大手商社積王商事が共同出資した山光興業のスカイタワーと積王商事のグランドタワーから成る高さ百五十メートルを超える二つのホテル、名称ツインホテルがあった。
ホテル内から両ホテルを行き来出来るのは、三十階にある二つのホテルを結ぶ渡り廊下しか存在しない。
二つのホテルのオープンパーティーは、同日の同時刻で開始されるとの事だった。
御神一行はオープンパーティー会場に向かうが、その途中突然後ろの方を歩いていた半籐が渡り廊下の扉が二枚共開いている事に気付き、グランドタワーへ興味を持ち、行きたいと言い出し、亜理紗と三堂がそれに付き合わされ実際に行く事になった。
しかし、スカイタワーへ戻ろうとしたが、その時には透が既に施錠した後で、三十階から戻れなくなってしまい、外は豪雨の事でそのままグランドタワーのオープンパーティーに参加する事になった。
しかし、その最中、唐突に両ホテルでハイジャック事件が発生した。両ホテルのハイジャック犯達の目的は共通で不明で、それを訊いたら者は直ちに打ち殺すとの事。
両ホテルの人質達は二手に分かれて貰い、その人質のランクをクジ引きで決める前代未聞の事が起こった。
文字数 171,544
最終更新日 2023.08.13
登録日 2023.07.29
新本格推理はもう古い!あなたの脳みそをスクランブルする超・本格推理小説のシリーズ第二弾。
今回は、謎解き要素多目です。連続殺人の犯人と、動機と、犯行方法を推理してください。
サトリ少女におとずれた目に見えない少年との初恋。それから10年後に起きた見えない殺人者による恐怖の連続殺人事件の真相とは?
高精度なレンズを制作する小さな会社で、カリスマ社長・花城が自社ビル屋上から転落死するという事件が発生する。警察の検証により一度は事故として処理されるが、続けて二人目の転落死が起きると、なぜか警察上層部からの強い要請があり、県警刑事部捜査一係の山科警部と超科学捜査研究所(S.S.R.I)の宮下真奈美が殺人事件として捜査に乗り込むことになった。しかしその捜査を嘲笑うかのように新たな殺人が発生する。花城社長は着用すれば目に見えなくなる光学迷彩服、インビジブルスーツを研究開発していたというのだが、果たして犯人はこのスーツを着用し、人目に触れることなく犯行に及んでいるのか?他人の心が読めるサトリ捜査官・宮下真奈美、21世紀の金田一耕助の異名を持つ本格派名探偵・金田耕一郎、そして稀代のサイキック探偵・御影純一による三つ巴の推理バトルの行方は?いくつもの謎を散りばめた、おもちゃ箱のような超感覚ミステリイをお楽しみください。
文字数 75,499
最終更新日 2021.02.27
登録日 2021.02.27
警察本部に届いた一本の動画。
それは、『ソサエティ』と名乗るテログループからの爆破予告であった――。
警察学校の同期であり、当時新米刑事であった『黒野 千歳(くろの ちとせ)』と『白石 一真(しらいし かずま)』は偶然にも、ソサエティが爆破予告をしたビルの近くにいた。
この犯行声明が悪戯でない事を警察に分からせる為、テログループのソサエティは1つのビルを予告通り爆破した。
これで一気に動き出した警察。
一早く建物へと着いた黒野と白石は、急いで皆を避難させた。
だが避難の途中、ソサエティのハッキングによって建物に突如鍵がかかってしまい、黒野と一般人数名が取り残されてしまった。それは白石のいた建物でも同じ事が起こっていたのだった。
そんな時、再びパソコンにソサエティが映し出され「ここから逃げるには爆弾を解除するしかない」と告げられてしまった2人。
自分と共に取り残された市民を救う為、黒野と白石は爆弾を解除する事を決めた。
そして爆発物処理班からの指示を受けながら、2人何とか爆弾を解除するのに成功したのだった。
……かに思えたが、まだ爆弾は完全に解除されていなかった。
なんと白石の方の爆弾には黒と白の2本のコードが残されており、どちらを切っても黒野か白石のビルが爆破されてしまうという状況へ追い込まれてしまった。自分と市民達。命の決断を迫られた白石は、遂に切るコードを選んだ――。
「一真ぁぁぁぁぁぁッ!!」
――ドォン……。
そしてその猟奇テロ事件から6年。
平穏で静かだった日常に、再びソサエティと名乗る者達から警察宛に爆破予告が届いた。6年前と同じ名前に同じ手口。未だ捕まっていないソサエティをずっと追って来た黒野の前に、遂に奴らが現れたのだった。
「――絶対逃がさねぇ」
テログループの犯行の動機とは……?
予想だにしなかった驚きの真相とは……?
全ての謎を解き明かし、黒野は次こそテログループ犯を捕まえることが出来るのか――。
文字数 58,353
最終更新日 2022.03.01
登録日 2022.02.22
怪盗団の仲間が、怪盗活動とは全く関係のない事件の容疑者になってしまう。もちろん冤罪だ。
我々怪盗団は悪者からの盗み以外の犯罪を犯すつもりはないのだから。今のところは。
なので、ミッション中に偶然にも警察の捜査を手助けしてあげた事や昔のコネを使って、拘束されている仲間を釈放してくれるように頼みに行った。それが、このような展開になるとは……
大怪盗が名探偵になんてなれるのだろうか?
文字数 29,754
最終更新日 2024.05.06
登録日 2024.03.06
木村太郎は、普段はぐーたら刑事で仮眠室で寝ているが事件が起こると頭脳明晰な天才刑事になる。一瞬で事件解決します。
文字数 113,344
最終更新日 2022.03.02
登録日 2018.04.01
【バックナンバーは、どの作品からでも問題なく読めます】
アパートの一室で、医学生が1人撲殺された。
偶然、捜査の現場に居合わせた探偵・宇治十条は、現場に残されたカレンダーに違和感を覚える。
わずかな手がかりから宇治十条が導き出す、意外な凶器を使った「まったくチープなトリック」とは?
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筑波大学学園祭「雙峰祭」にて、筑波大学ミステリー研究会が出店する喫茶店で、毎年出題しているミステリクイズ、「5分間ミステリ」のバックナンバーです。解答編は、問題編公開の翌日に公開されます。
5分間と書いていますが、時間制限はありません。
Vol.11は、2016年に出題された問題。
今回は意外な凶器もの。
論理的な推理と、ひらめきの両方が必要です。
文字数 8,426
最終更新日 2019.10.29
登録日 2019.10.28
田中は殺しの担当となる。相棒には若い吉岡。村の一番奥の家の夫人が窒息死していた。古い家の裏には後付けの板扉がある。開けるとコンクリートの蓋をされた側溝。流れているのはきれいな沢の水、この村では神水として大事にされている。その側溝の中を逢引きの道に利用した男が真犯人。吉岡は権禰宜の橘樹を疑った。しかし事件は意外な展開だった。
文字数 14,236
最終更新日 2021.04.08
登録日 2021.04.08
雪弥は、異常な戦闘能力を持つ「エージェントナンバー4」だ。里帰りしたものの、蒼緋蔵の屋敷から出ていってしまうことになった。思い悩んでいると、突然、次の任務として彼に「宮橋雅兎」という男のもとに行けという命令が出て……?
雪弥は、ただ一人の『L事件特別捜査係』の刑事である宮橋雅兎とバディを組むことになり、現代の「魔術師」と現代の「鬼」にかかわっていく――。
※「小説家になろう」「ノベマ!」「カクヨム」にも掲載しています。
文字数 147,854
最終更新日 2022.06.30
登録日 2022.06.30
【第7回ホラー・ミステリー小説大賞奨励賞受賞!感謝!】
暗殺者となった少女と家族を亡くした刑事。向かい合うのは二つの孤独。
両親と行った外国で孤児になり、某国の研究機関に拾われて暗殺者として育てられたQUCA。
任務先で研究機関を裏切り、監視チームを殲滅したのちに脱走する。
国際テロリストとして指名手配された彼女が何故か日本に現れた。
一方は家族を事故で失い天涯孤独となった中年の刑事。
そんな少女と冴えないおっさんのお話です。
*カクヨムさんでも掲載してます。
文字数 129,883
最終更新日 2024.03.21
登録日 2024.02.12
愛知県名古屋市で連続殺人事件が起きた。相性の悪い警部補と刑事、警部補の娘がそれぞれの視点で犯人を追いかける。ミステリーの定石に挑んだ作品。
文字数 174,344
最終更新日 2021.07.12
登録日 2021.07.12