純文学小説一覧
「この世界のどこかにいる、僕のアリスへ」
現代日本で普通に暮らしていたはずの鮫島 明日香が目を覚ますと、そこは不思議の国のアリスをモチーフに作られた異世界だった。
性違和を持つ明日香にこの世界で与えられた配役は、最強でありながら幾度となく村人に屠られてきたジャバウォック。殺されるだけの化け物として生きることを強いられると同時に、彼女は男性として、自分らしい自分として生きて行くことを選択した。
この世界は眠れるアリスの夢。アリスが目覚めたら終わってしまう。安定しない不思議の国で生きることを幸福とする眠り鼠、現実に帰ることを正義とする三月兎は冷戦状態。記憶を失くした孤独を恐れる帽子屋。執拗に追いかけて来る最弱無敗の村人。どこかへ消えた白兎。愛に飢えたチェシャ猫。各々が各々の目的のためにアリスを探し、世界の真相へと迫る。
これは世界のどこかで迷子になっているアリスへ贈る、ジャバウォックの子守唄。
文字数 507,704
最終更新日 2023.09.19
登録日 2022.08.29
彼女の全ては私にとってのかけがえのない存在でもあり、この世で最も大切な人である。だが、それは私だけ一方的な思いなだけで、決して彼女はそう思ってなさそうであった。長い歴史の中で、人が人を好きになり、己の愛とは何かを人生という長い船に揺られながら荒波を越え、常に問うていく物語。
文字数 1,531
最終更新日 2024.05.05
登録日 2024.05.05
文字数 5,738
最終更新日 2023.06.01
登録日 2023.05.30
文字数 5,471
最終更新日 2019.01.10
登録日 2019.01.10
文字数 77,579
最終更新日 2018.06.25
登録日 2018.04.28
文字数 1,035
最終更新日 2019.09.17
登録日 2019.09.17
もともと付き合っていた月川 愛の自殺をきっかけにまだ彼女への恋心を捨てられていなかった千里はどのような行動にでるのか。不器用な恋愛の終着点とは。
文字数 5,968
最終更新日 2023.12.17
登録日 2023.11.23
文字数 22,061
最終更新日 2022.12.31
登録日 2021.06.15
文字数 1,568
最終更新日 2019.05.24
登録日 2019.05.24
そこそこ広い河川敷で今日も、女子高校生、相川にいなはペットボトルを投げる。
注ぎ口に何重にもテグスを巻いて、投げて、ある場所まで行ったらまた引き戻して投げる。
その繰り返し。
誰もが真夏の炎天下の両岸で行われる奇行を目にしては笑っていた。
たった一人、彼だけを除いては‥‥‥
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文字数 5,808
最終更新日 2020.05.24
登録日 2020.04.19
彼との別れ。そして自分の名前を忘れた母との同居。その中で彼女の生活は荒れ、母の死さえ願ってしまう。そんな彼女は・・・。
文字数 11,038
最終更新日 2023.11.02
登録日 2023.11.01
信じる者を亡くした少女が、傲慢な神との対話の中で、その跡を継ぐ覚悟を決める物語。
デミウルゴスは創造神ですが、創造しか出来ない観察者です。自身を至上の唯一神とする箱庭世界を構築した、傲慢の神でもあります。
アイデアが浮かべば続く……
文字数 2,072
最終更新日 2018.02.17
登録日 2018.02.17