ホラー 現代小説一覧

「名前を失った者、消えかけた記憶──それは、この世界から忘れ去られる運命を意味する。」
警察官・東雲は、失踪した人々の背後に潜む異常な力に気づき始める。彼らは、名前を呼ばれず、記録から消え去り、誰にも覚えられないまま消えていく。ある日、彼は「狼憑き」と呼ばれる存在と出会う──その者は、名を失った者たちの名前を喰らい、消えゆく記憶を集める存在だった。
失われた名前を追う東雲は、やがて名を失った少女、美咲と出会う。彼女は過去の記憶が曖昧で、誰にも覚えられず、消えかけていた。彼女の名前を記すことで、彼女を救うことができるのか。だが、背後には「名を喰う者」沙月が立ちふさがり、その力で次々と人々を消し去っていく。
名前を持つことが意味するもの、それが奪われることで消え去る存在──そして、名前を記すことで生き続けることができるという希望。美咲、東雲、沙月、そして過去に失われた記憶──すべてが絡み合い、物語は予測できない展開を迎える。
これは、名前を呼ぶことの意味、記録と記憶の力、そして消えゆく存在を守るための戦いの物語。あなたの名前は、誰に呼ばれるだろうか──?
文字数 38,822
最終更新日 2025.07.09
登録日 2025.06.30
オレンジモール、それは俺の職場のすぐ近くにあるショッピングモールだ。
俺はそこから家の近くの駅までバスで帰るのだが、ある日のバスで違和感を感じる出来事があった。
文字数 2,161
最終更新日 2025.05.30
登録日 2025.05.30
悪鬼悪霊魑魅魍魎、心霊、妖怪怪奇現象に呪物。
ホラーにカテゴライズされ、みんなが避けようとするなか、率先して関わろうとする女子がひとり。
承認欲求と金の亡者、女子高生マユリ。
彼女が周りを巻き込みながら珍妙不可思議な事象に首を突っ込んでいくホラー……のようなコメディ物語。
求む怪奇現象! 呪いのなんとか!
文字数 7,386
最終更新日 2025.05.05
登録日 2025.05.05
御守りの隠れん坊
キャッチコピー
おいで、さぁ。
あらすじ
常に孤独と戦ってきた少年・神城和人は、唯一、自由を許される丑三つ時の僅かな時間にだけ訪れる謎のお婆さんと日々、暇を紛らわせていた。だが、永遠に続くかと思われたそれは七歳の誕生日を迎えた闇夜に唐突に悪夢となって裏切られる。それでも現実逃避からなる必死の説得の末、とある提案、お互いの願いを賭けてのかくれんぼをすることになる。
死をも凍てつく寒空の下で
キャッチコピー
終焉を人類を乗せた最期の朝日と共に
あらすじ
大量に押し寄せる移民によって治安は悪化。暴動を繰り返す国民と同時に理不尽な世界大恐慌が第三次世界大戦を巻き起こし、死の爆弾が降り注いだ。そして、核の冬が訪れ、終わりを待つ一人の少年が、今までを振り返り、最後の瞬間を堪能することに。
文字数 4,436
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.02.28
心春(こはる)は友達が出来ずぼっちなまま学生時代を過ごすものだと思っていた。
だが、ある事がきっかけで友達が出来ることになる。それはとても些細なことだったけど、友達が出来たことに嬉しく思っていた。
気が付かなかったのだ。その友達が異常なまでの執着を見せてるのにーー……。
「心春ちゃんの友達は僕だけで良いでしょ?」
その言葉が意味するのは、歪んだ愛情だった。
それを私は友情だと信じて、疑わずに……当たり前になっていた
文字数 52,522
最終更新日 2025.03.30
登録日 2025.01.30
「どうも、夢チューブのハルキマとナッツです。さぁ……イジメっ子の諸君、お仕置きの時間だよ!」
「まずは前回の罰ゲームの映像から『じゃっじゃぁ~ん』大海原で、お食事とショーを楽しみながら観てね」
『苦しい……熱い……助けてくれ《だずげでげれ》』
「前回の罰ゲームだった溶岩風呂の映像でーす。『まじっ最高! 混浴風呂マジッヤバい! しかも骨まで溶けて温かそう』皆さん、けっこう楽しんでたみたいだね! ナッツ因みに、このお風呂の効能は?」
「えっと効能はクズの矯正……みんな良かったね」
この物語の主人公、春木甲馬の母親は昔、有名な占い霊媒師であった。
以前、甲馬は母親の恩恵で広大敷地に建つ、学校施設の様な大きな家に住み、信者も多く神の子として生きていた。
だが現在、母は弟子に裏切られ刑務所の中。
その者は母の一番弟子だった。
しかも甲馬のクラスメイト、日乃出美紅の母親である。
母の事もあり、甲馬はいじめられる様になった。
そのいじめっ子の首謀者は日乃出美紅。
そう、母を裏切った弟子の娘。
そんなとある日。
真山瞬の魂の欠片からできた生霊(ナイトメア)と出会い、甲馬はそのナイトメアを手に入れた。
そうして春木甲馬は転校生の夏娘と手を組み、イジメをする奴らに対して、悪夢での復讐劇を始めた……。
文字数 23,595
最終更新日 2025.03.30
登録日 2023.05.26
二〇一九年の夏、八月十四日。
――ミシシッピ州、ジャクソン・ヴィル郊外。
ミシェルは以前から、どこからともなく見られている視線に悩まされていた。それはどこへ逃げても追ってくる。ミシェルは次第に姿のないストーカーに狙われていると考えるようになった。この街、ジャクソン・ヴィルでは凄惨な連続失踪事件に続き、放火も相次いでいた。類似するのはこの街の闇の部分、過去の不可解極まりない“血染め花のマリー事件”。一時はなりを潜めていた殺人鬼だが、街を再び恐怖に陥れようと動き出していた。ミシェルは一連の事件が自分を追い回すストーカー男に違いないと独自に調べを進めるが、家族にはそれが妄想じみたものだと思われていた。
登場人物一覧
ミシェル・アルバラード(23)
“フラワー・カラーズ”の経営者
ルーク・アルバラード(23)
作家、“ミューズ”の作者
ニコラス・アルバラード(67)
“ドラッグストア”の経営者
アルマ・アルバラード(65)
ニコラスの妻
ダイス・カルホーン(37)
第2分署の刑事
エブリン・カルホーン(39)
ウェンディ・カルホーン(9)
ダイスの娘
ウェイド・カルホーン
ダイスの元相棒で、優秀な刑事
ロブ・ハーディング(25)
第2分署の刑事
アビー・リード(24)
“フラワー・カラーズ”の共同経営者
マイケル・マコーマック(36)
検視官
リー・タナカ(38)
カフェ“テラリウム”の経営者
ジョン・スミス(51)
検視官、兼、鑑識班
ハンター・ブライト(56)
ホームレス。元プロレーサー
レイチェル・ワイズ(30)
鑑識班、ジョン・スミスの部下
ステラ・ビーンズ(26)
警察の無線連絡員
(注)
この作品はカクヨムにも掲載されています。
文字数 161,179
最終更新日 2025.03.29
登録日 2025.02.14
―― その島は、影を喰らう。
地震調査のため、日本のとある離島を訪れた三人の大学院生。
彼らが向かう先は、潮影島(しおかげじま)。
かつては漁業で栄えたが、今では人口わずか二十名ほどの限界集落と化した島。
しかし、そこでは 「50年に一度の祭り」 が近づいていた。
島民が決して語ろうとしない、禁忌の儀式──潮影の祭(しおかげのまつり)。
やがて、彼らは異様な現象に巻き込まれていく。
朽ち果てた古寺で出会った謎めいた女性が語る警告。
海に広がる黒い波の中で蠢く影。
かつての調査団が残した行方不明者の記録。
そして、廃井戸の奥に封じられた 「何か」。
「──島が、呼んでやがる」
これは、科学の理屈を超えた恐怖と謎の物語。
潮影の祭が始まるとき、彼らの運命は決まる。
“生きて帰れる保証は、ない”。
こんな人におすすめ!
✔ 和製ホラーや民俗学が絡む怪異譚が好きな人
✔ 科学では説明できない怪奇現象を描いた作品が好きな人
✔ 「ひぐらしのなく頃に」「哭声/コクソン」「残穢」などの作品に魅了された人
✔ 閉鎖された集落、限界集落、離島の伝承をテーマにした作品に惹かれる人
潮影島の秘密に、あなたも足を踏み入れる覚悟はあるか?
文字数 48,053
最終更新日 2025.03.26
登録日 2025.02.20
文字数 2,042
最終更新日 2025.03.17
登録日 2025.03.17
-もしアレが神だというのなら、望み通り私が殺してあげる-
BARE、それは人の血肉を糧とする化け物。日本における凶悪犯罪の70%はこのBAREが関係しているものである。
このBAREに対応する日本唯一の組織である警察庁特殊事案捜査課に遠宮冴は所属している。
ある日、冴の元に一つの指令が舞い込んでくる。連続誘拐事件。
幼い子どもが相次いで誘拐されたというものだった。
だが、捜査を進めていくうちに、捜索隊の惨殺死体が発見される。
連続誘拐事件と捜索隊殺害事件。
2つの事件の捜査線に浮かび上がったのは不可思議な事実だった。
12年毎に攫われる子供、決して行くことができない幻の村、村に伝わる古い伝承、そして神との婚礼として執り行われる祭り…。
隔離されるように存在する怪しい村に潜むのは一体何なのか。
潜入した冴たちを待ち受けるモノとはBAREか、それとも?
遠宮冴の推理が光るバトルミステリー開幕。
※同名小説の設定変更したリメイク版になります
文字数 27,916
最終更新日 2025.03.17
登録日 2025.02.27
毎日7:00更新です。
東京に住む16歳の女子高生・岩崎陽菜は夏休みに祖母の住む田舎の集落を訪れる。
主役の「友姫」役を担う条件を満たす少女がいなかったために長らく行われなかった祭で、陽菜が「友姫」の役を務めるためだ。
「辰年に村で生まれた16歳の娘」だけが姫として選ばれる古くから伝わる祭、それは龍神と姫との婚姻譚であり、美しい花嫁衣装を纏った華やかな役だと陽菜は聞かされて育った。
陽菜のために用意された華麗な婚礼衣装、親しげで愛想のいい村人たち。
幼い頃から夢だった祭の主役を目前にして、陽菜は心を浮き立たせていた。
しかし、祭までには様々な制限が陽菜に課せられ、都会育ちの彼女には理解出来ない様な習わしが続く。
そして陽菜の身にも、祟りでもあるかのような不可思議な現象が降りかかりつつあった――。
若干の性的表現と性暴力についての表現があります。ご注意ください。
表紙イラストにAI生成イラストを使用しております。この小説はネオページ様にも掲載しております(内容に若干の変更があります)
文字数 57,223
最終更新日 2025.03.17
登録日 2025.02.20
まことしやかに囁かれる噂……。
寂れた田舎町の路地裏迷路の何処かに、人ならざる異形の存在達が営む喫茶店が在るという。
店の入口は心の隙間。人の弱さを喰らう店。
そこへ招かれてしまう難儀な定めを持った彼ら彼女ら。
様々な事情から世の道理を逸しかけた人々。
それまでとは異なるものに成りたい人々。
代わり映えしない日々に疲れた人々。
曰く、その喫茶店では【特別メニュー】として御客様のあらゆる全てを対価に、今とは別の生き方を提供してくれると噂される。それはもしも、あるいは、たとえばと。誰しもが持つ理想願望の禊。人が人であるがゆえに必要とされる祓。
自分自身を省みて現下で踏み止まるのか、何かを願いメニューを頼んでしまうのか、全て御客様本人しだい。それ故に、よくよく吟味し、見定めてくださいませ。結果の救済破滅は御客しだい。旨いも不味いも存じ上げませぬ。
それでも『良い』と嘯くならば……。
さぁ今宵、是非ともお越し下さいませ。
※注意点として、お求めになったメニューの返品や交換はお受けしておりませんので悪しからず。
※この作品は【小説家になろう】さん【カクヨム】さんにも投稿しております。 ©️2022 I'm who?
文字数 176,258
最終更新日 2025.03.14
登録日 2022.09.17
YouTubeの動画広告の中に、「決してスキップしてはいけない」広告があるという。
真っ赤な背景に「あなたは好きですか?」と書かれたその広告をスキップすると、死ぬと言われている。
東京都内のある高校でも、「赤い部屋」の噂がひとり歩きしていた。
そんな中、2年生の天根凛花は「赤い部屋」の内容が自分のみた夢の内容そっくりであることに気づく。
が、クラスメイトの黒河内莉子は、噂話を一蹴し、誰かの作り話だと言う。
だが、「呪い」は実在した。
「赤い部屋」の手によって残酷な死に方をする犠牲者が、続々現れる。
凛花と莉子は、死の連鎖に歯止めをかけるため、「解決策」を見出そうとする。
そんな中、凛花のスマートフォンにも「あなたは好きですか?」という広告が表示されてしまう。
「赤い部屋」から逃れる方法はあるのか?
誰がこの「呪い」を生み出したのか?
そして彼らはなぜ、呪われたのか?
徐々に明かされる「赤い部屋」の真相。
その先にふたりが見たものは——。
文字数 114,430
最終更新日 2025.03.12
登録日 2025.02.01
俺は昔、精神病ってものをバカにしていた。あんなのは甘えであって、人は気合で物事を乗り越えられるものだと。結局のところ、何かを言い訳に仕事や学校を休んでるのは甘えるための言い訳に過ぎないと・・・そう・・・思ってたんだ。
文字数 1,527
最終更新日 2025.03.09
登録日 2025.03.09
ホラー×レース。
ルールは簡単、後ろから追いかけて来る幽霊から逃げきれ。
追いつかれたら死ぬ、ぶっちぎったら今日の命は助かる。
そんな緊張感のある日々を毎日送らなくてはならない。
果たして自由になれる日は来るのだろうか?
文字数 1,668
最終更新日 2025.02.23
登録日 2025.02.23
――見てしまった。見たくないものを見てしまった。
人の死が見えてしまう帆野俊(ほのしゅん)は、会社を辞めて葬式に行った帰り、早海琳(はやみりん)とカメラ通話で話していた。その時、早海の死を見てしまう。助けるために当日ファミレスに誘ったが、助けられることなく、それは失敗に終わってしまう。
その時、早海からストーカーの相談を受けていた、大学時代の友人の浅霧由惟(あさぎりゆい)と出会う。
これを機に、様々な常識では考えられない事件の調査を行っていく。
※プロローグと第一章に自殺の描写が含まれます。自殺を助長させる意図はございません。小説家になろうにも投稿。
文字数 155,157
最終更新日 2025.01.30
登録日 2024.02.17
うっかりニホンカモシカをぼくは車で轢いて殺してしまった。
途方に暮れたぼくに手を差し伸べてくれたのは、サチヤさんという不思議な老人だった。
ぼくとサチヤさんは死んだカモシカを二人で食べるという選択をした。
ぼくは天然記念物を食べてしまったという共通の罪とカモシカの骨を背負いながら、サチヤさんの誘いである森へと出かける。
文字数 39,350
最終更新日 2024.12.17
登録日 2024.12.12
先に連載していたシリーズ『幽霊巫女の噂』第一章『蛇帯』を設定見直し・構成を練り直した読み切り版です。
舞台は八野坂町ですが、キャラクター設定・基本設定が既存のシリーズより大きく異なっています。
以下、あらすじ
ネット・電話・場所。あらゆる制約に縛られず、本当に困っている人々の元に『幽霊巫女』は現れる。そんな噂を頼りに命の危機を感じながら、樺倉望の呪い『蛇帯』に追い詰められていた新條涼佑は死の間際、幽霊巫女さんが住むとされている『願いを叶える神社』に迷い込む。彼を『客』として迎えた巫女とその式神・八坂童子は彼の願いを叶えると約束した上で、どうしてここまでのことになってしまったのか訳を訊く。生きながら『死んで』しまった涼佑は、自分の体験した出来事を話し始めるのだった。
文字数 50,925
最終更新日 2024.10.17
登録日 2024.09.30
孤独が辛いという人間が理解できない。高校卒業後に引きこもりニートになって父親から疎まれていた康幸は、叔父から好条件の仕事を紹介される。その中で孤独と人の温かさを知って──。
※残酷描写多め、虫を含めた生き物の死の描写があるので苦手な方は注意。主人公の性格を含め胸糞な部分があります。
※小説家になろう、pixivにも同作品を投稿します。
文字数 9,911
最終更新日 2024.08.12
登録日 2024.08.12
絶望した日に書く短編集。絶望貴腐人とはまた別のお話。
無職障害者の筆者が書く、絶望の世界。救いはあるのか、ないのか。
それは願望であり、絶望だ。
文字数 2,276
最終更新日 2024.08.03
登録日 2024.08.02
人間の顔面にはり付いて、その者に成り代わる〝マスク〟という存在を、見つけて排除するのが仕事の特殊捜査局の、梓藤冬親の日常です。※サクサク人が死にます。【完結済】
文字数 101,962
最終更新日 2024.04.30
登録日 2024.02.26
天才霊能力者栗宮院午彪と天才霊能力者栗宮院奈緒美の娘である栗宮院うまなは生まれる前から期待されていたのだが、残念なことに霊能力を持つことはなかった。
霊能力はないものの、持ち前の明るさと努力することを苦ともしない根性で勉強も運動も人並み以上にこなせており、人望も厚く学級委員長を任されるほどでもあった。
栗宮院うまなは両親からの寵愛を一身に受けすくすくと育ってはいたのだが、天才霊能力者である両親から生まれた事もあり、外野からの期待は栗宮院うまなにとって重いプレッシャーとなって圧し掛かっていき、家に帰ってくると自室へ閉じこもりふさぎ込むようになってしまった。
そんな彼女の様子を見かねた両親は信頼出来る友人である清澄真名のフォトスタジオでアルバイトとして働かせることで彼女に秘められた力を育てようとしたのであった。
清澄真名が代表を務めるフォトスタジオ零楼館は通常の写真とは別に心霊写真を収集して調査し、場合によっては除霊までを行う業務を行っているのだ。
栗宮院うまなは清澄真名のもとで修業し、一流の霊能力者になることが出来るのだろうか。
彼女にかかっているプレッシャーが軽くなることはあるのだろうか。
文字数 111,541
最終更新日 2024.04.08
登録日 2024.02.24
念願の卒業式を迎えた主人公だが、主人公は圧倒的な力を持った相手と戦いたいと思いながら卒業証書をもらうための呼名のとき、時空が歪み怪物が現れ主人公はわくわくしだし……
文字数 664
最終更新日 2024.03.20
登録日 2024.03.20
午後10時、Vdolと呼ばれる動画配信者である幽幻ゆうなによる怪奇語りの配信が行われる。リスナーからの投稿だったり体験談だったり、日常の中に突然遭遇する怪奇にまつわる話を送り届ける。そこそこの人気を集めているが、リスナーの誰もが想像もしていないし考察もしていない。語られる話のどこまでが空想でどこまでが現実なのかを。やがて現実と怪奇の境目が曖昧になっていき、現実は脅かされていく。他でもない、幽幻ゆうなを中心として。
※他のサイトでも公開中ですが、アルファポリス様が最速です。
文字数 140,674
最終更新日 2024.03.20
登録日 2024.01.07
僕は殺人鬼としての最初の犯行に綺麗なあの子を選んだ。
満月が綺麗な夜の事だった。
慎重に尾行して、さて、犯行に及ぼうとした、その瞬間!
意表を突くサイコパス殺人鬼バトルの始まりであった。
文字数 3,548
最終更新日 2024.03.17
登録日 2024.03.17
いつも通り仕事から帰ったある日、我が家がおかしくなっていた。血だらけで身体がバラバラな霊がいたのだがその霊が俺に記憶を見せてきたが、その記憶とは……
文字数 965
最終更新日 2024.03.15
登録日 2024.03.15
月寄鏡子は、すこしぼんやりとした女子中学生だ。
家族からは満月の晩に外に出ないように言いつけられている。
彼女の通う祥雲中学には一つの噂があった。
近くの米軍基地で仲間を皆殺しにしたジョンソンという兵士がいて、基地の壁に憎い相手の名前を書くと、彼の怨霊が現れて相手を殺してくれるという都市伝説だ。
鏡子のクラス、二年五組の葉子という少女が自殺した。
その後を追うようにクラスでは人死にが連鎖していく。
自殺で、交通事故で、火災で。
そして日曜日、事件の事を聞くと学校に集められた鏡子とクラスメートは校舎の三階に閉じ込められてしまう。
隣の教室には先生の死体と無数の刃物武器の山があり、黒板には『 35-32=3 3=門』という謎の言葉が書き残されていた。
追い詰められ、極限状態に陥った二年五組のクラスメートたちが武器を持ち、互いに殺し合いを始める。
何の力も持たない月寄鏡子は校舎から出られるのか。
そして事件の真相とは。
文字数 30,954
最終更新日 2024.03.12
登録日 2024.03.03