恋愛 ほのぼの小説一覧
ミランダ王女とグレイの息子は王太子となっていた。息子はフレン。
ファリアス公爵夫妻の息子のクロムはフレンの友人で、娘のリュエナはフレンが秘かに想いを寄せていた。
リュエナを溺愛したいフレンの話です。
番外編として、前回の公爵騎士様達のエピソードを入れます。
文字数 15,948
最終更新日 2021.02.01
登録日 2021.01.01
大陸一の軍事力を誇る大国の王弟の娘として生まれた桃花は、桃花の存在を疎ましく思っている者達に嵌められ、就任した属国で死亡した。死ぬ間際に兄の様に慕っていた王に会えなかったことが、唯一心残りであった。
桃花の訃報を告げられた王は、唯一心を許せた存在の無残な死に怒り狂い、その手を赤く染めていく。
それまでも怒りの沸点が低く”首切り王”と恐れられていた王の歯止めは効かなくなり────敵も味方も恐れる”残虐王”となった。
この世を隅々まで呪ってやると言わんばかりの暴君ぶりに、とうとう周辺諸国から包囲され集中攻撃により滅ぼされてしまった。
その戦の中で軍師仙宗は己から血が流れるのを感じながら、暴れ殺し続ける王を見上げていた。
”あぁ、昔はよかった。桃花様がいらっしゃった頃は、あの王も酷く穏やかな顔をしていた。あの時姫が王宮を出なければ、あの時姫が死んでいなければ……この様に多くの血が流れることは無かったろうに……。
あぁ……神よ。願わくばあの優しき姫がいる時に、まだ平穏だったあの時に、時を戻してくれっ!!!”
────桃花は、気づけば自身の父の葬儀の日にタイムリープしていた。
────仙宗は、気づけば姫に初めて会った王弟の葬儀の日にタイムリープしていた。
桃花は次こそはすぐに死なない様に!と仲間を集め使用人に媚を売り庶民の好感度アップを図り…そして遠慮していたが明日死んでも後悔しない様、王子に全力で甘えて構って貰う。
仙翁はすぐに自身の地位を上げ、”姫様絶対に死なせないマン”として地盤を固める。
2人の穏やかにじゃれ合う姿を見て、”ん?この2人結婚させたら勝ち確じゃね?”と閃いてしまった!!!
果たして桃花は前回と同じく死んでしまうのか、仙宗は2人をくっつけることに成功するのか?!?!
シリアスと思ったらシリアルな和風(×中華?)ラブコメファンタジー!
文字数 6,626
最終更新日 2021.01.31
登録日 2021.01.31
これは、とある少年と少女との短くも永遠の絆の物語から始まる物語。
ある日、何の変哲もない平穏な街を未曾有の大事故が世間を騒がせた。
瞬く間に多くの命が奪われ、多くの人が傷ついた。
――身体も、――心も。
それから五年の歳月が流れ、人々は身体と心に癒えない傷を残しつつも前を向いて進み始めた。
そんな中に取り残された様にして今も前に進めずにいる少年少女がいた。
――真実を知らない少年少女。
――自分たちを取り巻くややこしい関係に苦悩し恋のレールを進めずにいる少年少女。
――謂れの無い罪を背負わされた少女は真相を追う少年と邂逅する。
――殺されそうになった者と殺そうとした者は手を取り合い共に子供達を導く。
文字数 38,718
最終更新日 2021.01.06
登録日 2018.04.26
ある日、同級生の穂真田 九千紗(ほまで くちさ)に「ねぇ…私、キレイ?」と聞かれた。以前から九千紗のことが好きだった少年は当然のごとく「もちろん」と答えたところ、彼女は素顔を見せてあやしく微笑んだ。
そう、彼女こそ世にも恐ろしい妖怪、口裂け女なのだ。ただ、相手も只者ではない──
「吾輩を殺す? いいでしょう。ただ死ぬ前に我がちんちんを見てもらいます」
「……ッ?!」」
その男、世紀のド変態であった。
文字数 16,316
最終更新日 2021.01.02
登録日 2020.12.22
いいえ、私は全て知っていますので……。
許しませんよ????????
文字数 1,001
最終更新日 2020.12.28
登録日 2020.12.28
婚約破棄を宣告するのは簡単。でも本当のところは????????
本当に愛しているのに、その時の気分で婚約破棄を宣告してしまった、されてしまった夫婦の物語です。
文字数 3,985
最終更新日 2020.12.22
登録日 2020.12.21
天使の王国エンジェリカの王女アンナと護衛隊長エリアス。二人が出会ってまもないある日の話。
※完結済み作品『エンジェリカの王女』の番外編ですが、本編を読んでいない方にでも、ある程度問題なく読んでいただけると思います。
文字数 1,954
最終更新日 2020.12.10
登録日 2020.12.10
貧乏男爵令嬢のリリル・クロケットは、貴族たちから忌み嫌われていた。しかし、父と兄に心から大切にされていたことで、それを苦に思うことはなかった。そんなある日、隣国との戦争を勝利で収めた祝いの宴で事件は起こった。軍を率いて王国を勝利に導いた将軍、フェデュイ・シュタット侯爵がリリルの身を褒美として求めてきたのだ。これは、勘違いに勘違いを重ねてしまうリリルが、恋を知り愛に気が付き、幸せになるまでの物語。
全11話
文字数 20,843
最終更新日 2020.12.10
登録日 2020.10.14
そ、その耳! 僕に触らせてください!
僕がそう言うと、彼女は顔を真っ赤にして、僕の耳を舐めてきた……そして、僕のカノジョになってくれた。 え? 妄想じゃないよ。本当なんだって。毎日会っているよ、ゲームで。
いやだから、脳内嫁の話じゃないって。ちゃんと実在しているんだ。異世界に、なんだけどね……
灰色の人生を送ってきた、17歳男子高校生/117歳ハイエルフに初めてできた恋人は、お互い異世界の住人で。簡単には行き来できない二つの世界、デートはいつもオンラインゲーム上なんだけど、とてもリアルな3Dモデルと、イチャイチャもできる自由度の高いゲーム性によって、健康なふたりの理性は崩壊寸前です。
ゲームでのイチャイチャだけでは我慢できなくなり、ふたりはリアルで会うために奮闘する!
ちょっぴりせつなくて、ちょっぴりえっちなラブコメディ。
イチャイチャ妄想がたまり次第、投稿します。
※アルファポリス等、ほかのサイトにも投稿予定
※小説家になろうにも投稿しています
文字数 14,184
最終更新日 2020.12.09
登録日 2020.12.06
少しばかり資産のある家の一人娘リリアン・フレベールは、半年前に婚約した男性ジジから理不尽な理由で婚約破棄を告げられてしまった。
だが、女癖の悪いジジに既に疲れて果てていたリリアンにとって、それはある意味幸運なことでもあった。
そうして妙な形で自由の身となったリリアンは、実家に戻り、掃除屋の青年フルービルと再会する。
文字数 15,178
最終更新日 2020.12.01
登録日 2020.11.26
ある日のミルナの恋路です。
『タナベ・バトラーズ』短編です。
※2020.11.23執筆
文字数 1,340
最終更新日 2020.11.25
登録日 2020.11.25
小さい頃から、誰も知らないメロディを口ずさんだり鼻歌で歌ったりしていたアマーリエ。
いつしかついたあだ名は『鼻歌令嬢』。
当然のごとく社交界で浮いていた彼女に、なんと名門侯爵家からの縁談が舞い込んだ。
家では先妻の子として忘れられたように育ち、社交界では問題物件として嘲笑の的とされていたアマーリエは、この婚姻に少しばかり期待を抱くが・・・
これは女神に愛されたアマーリエが、大好きな歌を好きなだけ歌いながら、日々モフモフに癒されつつ、恋に目覚めていくお話です。
文字数 61,481
最終更新日 2020.11.23
登録日 2020.06.06
騎士アドニスが異世界から現代日本に転移! 鎧を着ていたため最高のコスプレイヤーとして、実家がコスプレショップをやっているコスプレイヤー・石動佐奈(いするぎさな)の厄介になり、その店の看板男を務める羽目に!
ファンタジー世界とは生活水準が一段も二段も高い現代日本にカルチャーショックを受けつつも佐奈の友人のコスプレイヤーたちと知り合ったり好意を持たれたりして、アドニスは現代日本でコスプレイヤーとして有名になっていく。
「こすぷれじゃなくて本物の鎧なんだけどなぁ」
なろう様にも投稿しております。
文字数 92,152
最終更新日 2020.11.16
登録日 2020.10.17
俺の双子の妹、赤坂すみれは優秀で非の打ちどころのない高校2年生。かなりの美人で人当たりも良い。しかし兄の俺に対しては冷たいんだよな。だから口を開けば、つんけんしてしまうのだが――。
しかし俺が最近推しているVTuber『星野宮きらり』のLiveを視聴している時だ。ふと、すみれの部屋が最近うるさくて、その日俺は注意をしてやろうと入ったら、隠していた秘密に関わる特大な地雷を踏んでしまう。
まさかこの妹が俺の推しのVTuber『星野宮きらり』だったとは!?
そうして様々な事をすみれから頼まれたり、それが切っかけで女の子達との様々な騒動が、普通の高校生の俺の周囲で動き出してしまう。
これはそんな、どたばた日常とVTuberで頑張る女の子たちのコメディー。
「小説家になろう」様にもこの作品は投稿しています。
※注意 この作品はフィクションです。実在の人物や団体、会社、Vtuberなどとは関係ありません。
文字数 148,376
最終更新日 2020.11.12
登録日 2020.10.24
セレナはとある国の四番目の王女として生まれたが、その存在を疎んでいた国王である父は彼女を城に軟禁した。
3人の姉からは陰湿な苛めが繰り返される毎日。
そんな風に人と会うこともなく城の中で生きてきたセレナに、何故か隣国の王子から結婚の申し込みが。
その王子とは全く面識がなかったが、彼はセレナを知っているようだった。
「あぁ、やっと会えた」
そう言って嫁いだ先で出迎えてくれたその人は、セレナを溺愛し始める。
しかし顔よし、頭よし、性格よし(?)のその王子には秘密があった。
それはある条件に触れると、呪いによってその姿を『猫』へと変えてしまうことで――!?
これは、虐げられて生きてきた王女と、そんな彼女を愛してしまった呪われた王子の物語。
文字数 115,107
最終更新日 2020.11.09
登録日 2020.08.04
子爵令嬢のロッティは竜が治める隣国の君主・セリオットの運命の番であり、生まれながらにして婚約者だった。十八歳になったら迎えにくるという約束だったが、誕生日を過ぎても彼は来ない。それどころか両親を事故で亡くし、爵位をおじに奪われそうになる始末。
心の拠り所であったセリオットからの手紙もこなくなって久しいある日、隣国から彼の使いだという少年が現れた。
可愛い彼はどこかセリオットと重なる部分があって……。
一途な子爵令嬢と早く大人になりたい少年のお話。
文字数 16,327
最終更新日 2020.11.06
登録日 2020.11.04
「そろそろ潮時か……」
婚約破棄を考える第一王子に対して、令嬢は、なんとしてでもそれを阻止したい。
その理由とは?第一王子に拘る令嬢……悪役になっても追いかけ続ける。
明日に完結します。
文字数 3,019
最終更新日 2020.11.01
登録日 2020.10.31
この世界には魔女がいる。魔女は、この世界の監視者だ。私も魔女のひとり。まだ“見習い”がつくけど。私は見習いから正式な魔女になるための修行を厭い、師匠に子にゃんこに変えれた。放り出された森で出会ったのは山賊の騎士団長。ついていった先には兄弟子がいい笑顔で待っていた。子にゃんこな私と山賊団長の織り成すほっこりできる日常・・・・とは無縁な。どう頑張ってもコメディだ。面倒事しかないじゃない!だから、人は嫌いよ~!!!
完結済み。
毎週金曜日更新予定 00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
文字数 55,187
最終更新日 2020.10.30
登録日 2020.06.05
ぼうっとしていたら、ナンパされました。
え、ナンパじゃないですか? え、なんか、私、巻き込まれました? ていうか、お兄さん、かっこいいですね。ひぃ!そんな綺麗な顔を近づけないで!ていうか、何で私の肩を抱いているんですか!
出会ったお兄さんは、私好みのイケメンで、すごく強引な人でした。あなたと関わり合いになるの、今日だけですよね?!
文字数 27,620
最終更新日 2020.10.25
登録日 2020.10.17
ある日の寒空の下。黒嶋和哉は、1人泣いていた白夢みゆに遭遇する。彼女とは、同じクラスに通う同級生としての関係でしか無かったが、泣いている彼女をほっておくことの出来なかった和哉は彼女に話しかけ彼女が泣いていた理由を聞いた。
寒空の下、彼女が泣いていたのは親に捨てられたからだと言う。それも、愛人との間にできた子といった理由で彼女は要らない子として捨てられていた。そして、みゆは死ぬんだと言った。
そんな彼女をほっておくことの出来ない和哉は、彼女に家に来ないかと提案した。それをきっかけに彼女との同居生活が始まる。
これは、親に捨てられた少女とそんな少女を買った1人の少年が幸せになるまでの物語である。
文字数 148,031
最終更新日 2020.10.25
登録日 2020.06.18
茶葉専門店を営む家に次女として生まれたセリナ・カローリアには婚約者がいた。
だが、ある日突然、婚約をなかったことにしたいと言われてしまう。
しかも、その理由は、明らかにワガママでしかないものだった。
元々婚約者に特別な感情はそれほど抱いていなかったセリナだが、結婚を楽しみにしてくれていた母が悲しむところを想像すると憂鬱にならざるを得ない。
そんな憂鬱な帰り道、彼女は、なぜか倒れ込んでいる人物を発見。
空腹を訴えるその人物を放っておけず、セリナはその者を自身の家へと案内する。
それが、セリナと食べ物好きの青年シュヴェーアの出会いとなった。
※2020.1.16~2020.3.2 に書いていたものです。
文字数 113,356
最終更新日 2020.10.13
登録日 2020.09.24
世界に一握りしかいない『奇跡の使い手』の私。
そんな私が死にかけていた彼を見つけた…。
彼は凄腕のSSS、トリプルスターの剣士だった。
助けたお礼に護衛を買って出てくれたのはいいんだけど…
あれ?この人…命を狙われてるの?もしかして…?
そんな彼に迫られたりドキドキ…したり。
彼とぶらり二人旅…色々巻き込まれたりしてますが
まったりしながら漫遊中です。
文字数 138,719
最終更新日 2020.10.10
登録日 2020.04.12
無料でなら三人までガールフレンドとデートできるというアプリをインストールしたら、彼のアプリだけ、ガールフレンドが登場しなかった。無料なので、まあいいかと思ったら、あれよあれよと現実で三人の美女と知り合うことになった。これはモテ期がきたのかと勘違いしたが、実はアプリのおかげだった。アンインストールしようとしてもできない。そして修羅場が彼を襲った。
文字数 6,573
最終更新日 2020.09.29
登録日 2020.09.26
発情狼と、男の子のことが全然分かってない天然王女様の、全然じれったくない恋の顛末
だまされて山奥の森に捨てられてしまった王女さま。助けてくれたのは人狼の少年。
でも満月になると発情するらしくて何かと大変なことに。
天然王女さまと発情狼のきゃっきゃウフフな(/▽\)♪お話。
カクヨムにて完結済み。https://kakuyomu.jp/works/1177354054882539816
いちゃいちゃ・らぶらぶ・時々シリアス。肌色おおめな人外狼×王女の物語。性描写あり。オトナのお姉様向けにどうぞ。
文字数 125,726
最終更新日 2020.09.24
登録日 2020.02.14
アリアベルは、世界一の魔術師である大賢者の弟子。彼のおかげで、落ちこぼれだったアリアベルは一人前の召喚師になることができた。
幼い頃からずっと面倒を見てくれている年の離れた師匠をずっと一途に想い続けるアリアベルは、言葉でも態度でも何度も好きだと伝えているけれど、なかなかうまくいかない日々。
保護者としてだとはいえ特別大切にされている自覚はあるだけに、諦めることもできずにいた。
そんな成人間近のある日、アリアベルはなんと他でもない師匠に「お見合いをしろ」と釣書を渡される。
……なるほど、ついに私はきっぱり振られたというわけですね。
もうここにはいられません。私、出て行きます!
召喚術を駆使して、アリアベルは過保護な師匠からの逃亡を実行した。
※糖分多め(当社比)
※小説家になろう様にも投稿しています。
※旧題:大賢者の事情〜大好きな師匠は、いつまでたっても私に振り向いてくれません!〜
文字数 13,599
最終更新日 2020.09.21
登録日 2020.09.20
小さい頃に両親を亡くし、子供のいない叔母夫婦を親代わりに育ったクラリス。クラリスは叔母夫婦が営む街で評判の食堂を手伝いながら、目まぐるしくも充実した毎日を送っていた。
そして今日もクラリスが待つのは店の常連である一人の男。その男は毎日決まった時間に現れるのだが必要最低限しか口を開かない寡黙な男だった。
男が店に通うようになって三ヶ月ほど経ったある日。二人の関係が大きく動き出す。
文字数 41,479
最終更新日 2020.09.18
登録日 2020.09.18
高校に入学して数週間、私の悩みは女の子のお友達が全然出来ないことだ。
それも全部、あの男の所為だ。
そんな中、授業中に突然強い光に包まれたと思ったら、クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまったのだ。
召喚された世界で私の得た職業は錬金術師。
この世界では特に珍しくもない一般的な職業らしい。
特に使命がある訳でもないようなので、私は自由に生きることに決めました。
それなのに、あの男が付いて来たり、可愛い美少年を拾って面倒をみることになったりで、私が想像もしていなかった騒がしい日々が幕を開けたのだった。
※小説家になろう様で掲載していた作品を加筆修正したものです。
文字数 160,199
最終更新日 2020.09.14
登録日 2020.08.04
朝、新聞に載っていた超イケメンな青年の写真と目があってしまった。「金髪碧眼の超絶イケメン彼氏がほしい!」と思ったら、その彼に異世界へと誘われてしまった私。
なんと、皇太子殿下の婚約者となってしまった!
知らず知らずのうちに異世界ならではの力を獲得していく私....
現実世界と異世界の間で揺れる気持ちを共感していただければ幸いです。
この小説は、カクヨム様、小説家になろう様にも投稿しています。
文字数 57,203
最終更新日 2020.09.11
登録日 2020.08.07
「アリシア、貴様との婚約を破棄させてもらう!」
気がつくと乙女ゲーム「マジック・ラプソディ」に登場する悪役令嬢、アリシアへと転生していた。
しかも意識を取り戻したのは、婚約破棄された直後。
しかし、そんなことは関係ない。
なぜなら、画面越しに恋をしていた推しが今、目の前にいるのだから。
それは攻略キャラの一人であり、プラチナブロンドの美丈夫で、ボルグ王国第一王子のレイネス……ではなく、その後ろでおろおろしている主人公のメリア!?
婚約破棄された悪役令嬢が、攻略キャラそっちのけで主人公に溢れ出る愛をささげる。
乙女ゲーの世界で百合ルートを開拓する新感覚ファンタジー!
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも掲載しています。
文字数 88,217
最終更新日 2020.09.04
登録日 2020.08.10
「君が偽物の聖女であることはバレてるんだぞ」
ある日、アーツブルグ皇国の聖女アリシアは婚約者であるこの国の皇太子にパーティーの席で偽聖女だと糾弾され、婚約の解消と国外追放を言い渡された。
しかし、アリシアはそれに納得がいかない。
何故なら、皇太子も宰相も彼女が千年生きた強大な力を持つ元魔王だということを知った上で聖女のフリをして欲しいと頼んでいたからだ。
どうやら皇王にすべてがバレてしまって、彼女を悪者に仕立て上げようとしてるみたいである。
「出ていくことは了承しましたが、責任は取って下さいね」
アリシアは考える。本物の聖女が弱すぎるから、自分に聖女のフリをして欲しいと頼んだのではなかったのかと。
故国の滅びを予感しながらもアリシアは数百年ぶりにかつて征服しようと思った世界へと踏み出した。
これはかつてラスボス魔女として恐れられた偽聖女が、自由気ままに旅をする物語。
文字数 49,804
最終更新日 2020.09.01
登録日 2020.06.22