キャラ文芸 ホラー 小説一覧
1
花丸和奏が小学6年生の時に地元の祭りで務めたのは、『ハナタカ』だった。
その時の記憶に良かったことはひとつもない。一緒に務めた芦屋清彦との仲もサイアクだ。二度としたくない。
そう思っていたのに、高校生になったある日、また『ハナタカ』を務めることに。
―――『ハナタカ』は、小学生がするのに。
そう不満に思って祭りの打合会に参加した和奏だが。
どうやら。
今年の祭りは、
いつもと違う。
文字数 7,567
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.30
2
グレイウッド村は発展から取り残された田舎の村だ。
そこでずっと働き続ける幼いオリヴァーに、ある日『友達』ができた。
気まぐれに話しかけてきた客の男のジェイムズだ。
軽い性格でいつも新聞を読み、誰かの話を聞くのが好きだったジェイムズは、しかし突然姿を見せなくなってしまう。
よそ者の気まぐれに振り回された子供を村の大人達が嘲笑う中、都会から弁護士が訪れ、オリヴァーの生活は一変した。
やがて立派な青年に成長したオリヴァーは、村を出て首都を目指す。
何故自分に、裕福な家の子のような生活が与えられたのか?
あの頃ジェイムズは何を考え、今は何を考えている?
オリヴァーは確かめねばならない。なんとしても。
文字数 35,343
最終更新日 2025.12.04
登録日 2025.11.22
3
4
5
文字数 6,210
最終更新日 2025.11.12
登録日 2025.11.07
6
高校生のユウキは、毎朝、幼馴染のアキに優しく起こされることから一日が始まる。アキは、ユウキにとって太陽のような存在であり、二人の間には特別な絆があった。しかし、ユウキは最近、奇妙なデジャヴュに悩まされている。昨日と同じ会話、同じ出来事、同じ感情...。まるで毎日が繰り返されているかのように。
ユウキは、この違和感の正体を探ろうとするが、そのたびに記憶が曖昧になり、再び同じ朝を迎える。そして、アキは優しく微笑みながら「おはよう、ユウキ。今日も一緒に楽しいことしようね」と囁く。
ユウキは、アキとの変わらぬ日常に幸せを感じながらも、心の奥底に拭いきれない不安を抱えていく。そして、ついに彼女は、この永遠に続く朝のループの背後に隠された、アキの恐ろしい秘密を知ることになる。
アキは、ユウキを深く愛するあまり、彼女にとっての最高の1日を永遠に繰り返す力を手に入れていたのだ。ユウキは、アキの歪んだ愛に囚われ、終わりのない悪夢に閉じ込められてしまう。
文字数 5,597
最終更新日 2025.11.03
登録日 2025.11.03
7
――あいつ。
――自分が、おれにとってどんな存在かなんて、想像もしないんだろうな。
とある神社に異能を継いで生まれた、宮司の柚真人(ゆまと)と妹巫女の司(つかさ)。
その前世から折り重なった、数多の因縁の物語。
人の重ねた罪を背負い黄泉を流離うという女神『佐須良比売(サスラヒメ)』を祭神とする皇神社。
その社の神主は、『死者祓』という神事を引き継ぎ、黄泉路を迷う者を導く。
当代に宮司を継ぐ者として生まれた少年・皇柚真人は、歴代最強の異能を有していた。
しかし同時に、自らの出生の因果に端を発する、誰にも告げられない秘密を抱えていた――。
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純愛×異能×禁忌
和風寄り現代ファンタジー/異種婚姻譚/ホラー+ミステリー/兄×妹/ブロマンス主従/
更新中の『勾玉遊戯』の前身です。
西暦1990-2000の物語。
文字数 313,767
最終更新日 2025.10.04
登録日 2025.05.22
8
文字数 20,366
最終更新日 2025.09.25
登録日 2025.09.10
9
10
青年は、じんわりと汗ばんだ手で吊革を握り直しながら、眼下の座席を見下ろした。
時刻は午後六時五分。
帰宅ラッシュで人が密集する車内にも関わらず、そこだけぽっかりと一人分空いている。
派手なスマートフォンを弄る女子高生と、イヤホンを両耳に挿して俯いているスーツ姿の女性の間で、誰も座ろうとしない座席は、まるで一旦切り取られてから貼り付けられたもののように不自然に浮いて見えた。
文字数 9,665
最終更新日 2025.08.19
登録日 2025.08.18
11
12
13
文字数 22,267
最終更新日 2025.05.28
登録日 2025.05.28
14
15
安良城らら(あらき らら)は死のうとしていた。
そこに青い髪にピアス。タトゥーも入った着物姿の怪しい美貌の男性が現れた。
その男性は青蓮寺霞(せいれんじ かすみ)と、名乗り。流暢な関西弁を操りながら、しかも呪術師だと言う。
そこで、ららはある事を知り。自殺を思い留め、呪って欲しい相手が居ると青蓮寺に持ち掛ける。
青蓮寺は呪うかわりに金は要らないから、ららの魂を寄越せと言う。
ららはそれを了承する。
そうして二人は互いの目的の為に、手を組むのだった。
果たして、ららの呪いは達成出来るのか。
それとも──?
不幸ヒロイン『らら』と、割とクズ?優しい?呪術師『霞』(見た目は極上)の二人が巻き起こす。呪いありのファンタジー物語です。
文字数 104,299
最終更新日 2025.03.25
登録日 2025.02.28
16
その人は、他の人とは違う匂いがした。
人の死を臭いとして感じてしまう嗅覚を持つ那子は、その能力ゆえ家族から、周囲から孤立していた。
ある日仕事先であるカフェの男性客から、生を感じさせる鮮やかな花の匂いと、死を予感させる腐臭の両方を同時に感じ取った那子。
その男と再び出会った瞬間から、那子は否応なく人ならざるモノと関わる事になっていく。
文字数 85,674
最終更新日 2025.02.11
登録日 2024.12.15
17
妖怪の出る町六堂市。
行方不明に怪死が頻発するこの町には市民を守る公組織、夜鴉が存在する。
夜鴉に在籍する高校生、水瀬光季を取り巻く数々の怪事件。
文字数 163,972
最終更新日 2025.01.25
登録日 2024.12.11
18
地球のマルチバース、異世界オルスの犯罪組織が地球に送りこんだのは、人や動物の憑依して破壊活動を行う精神憑依型大量殺戮兵器「エヴォル」だった。
対エヴォル戦のスペシャルスカッドの少女たちは、精神転移して次元の壁を突破し、地球人類の肉体を借りてエヴォルを回収する任務に就くことに。
しかし、スカッドのメンバー・エリカが精神転移した肉体の持ち主・愛川玲は目覚めることなく眠りについてしまう。
さらに、玲を仲間の沙也加にあずけたメンバーはエヴォル回収の任務を果たすため、一時的に解散状態に――。。
そして二週間後。
目覚めたエリカは地球人のマルチバース研究家、神大俊太郎の協力を得るとともに地球人・愛川玲となってメンバーを集めながらアイドル活動をおこない、さらにエヴォル回収ミッションを達成する羽目になってしまい……。
他の投稿サイトにも掲載しています。
文字数 137,923
最終更新日 2025.01.18
登録日 2024.12.05
19
薄暗い部屋で、男はスマートフォンの画面に見入っていた。隣室から聞こえる奇妙な音が、男の心を捉えていた。それは、モールス信号だった。必死に解読を試みた結果、男は恐ろしい事実を知る。隣人が助けを求めているというのだ。男は、そのメッセージの真相を解き明かすため、危険な道へと足を踏み入れていく。
文字数 1,298
最終更新日 2024.12.29
登録日 2024.12.29
21
母が云いました。祭礼の後に降る雨は、子供たちを憐れむ蛇神様の涙だと。
せめて一夜の話し相手となりましょう。
御物語り候へ。
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珠白は、たおやかなる峰々の慈愛に恵まれ豊かな雨の降りそそぐ、農業と医学の国。
薬師の少年、霜辻朔夜は、ひと雨ごとに冬が近付く季節の薬草園の六畳間で、蛇神の悲しい物語に耳を傾けます。
白の霊峰、氷室の祭礼、身代わりの少年たち。
心優しい少年が人ならざるものたちの抱えた思いに寄り添い慰撫する中で成長してゆく物語です。
創作「Galleria60.08」のシリーズ作品となります。
2024.11.25〜12.8 この物語の世界を体験する展示を、箱の中のお店(名古屋)で開催します。
絵:ゆきか
題字:渡邊野乃香
文字数 96,839
最終更新日 2024.10.16
登録日 2024.08.23
22
高野山から家出同然で上京してきた高校一年生の佐伯真魚(さえきまお)は、真言宗の開祖空海の名を継ぐ僧侶であり、アルバイトの他に幼少からの修行により習得した力で拝み屋を営んでいる。
その仕事を終えた後、深夜の駅前で金髪碧眼の少女と出会った。
悪魔祓いと名乗る彼女には六体の悪魔が憑いていて、佐伯は無理だと呆れる彼女を救うことを宣言する。
東武スカイツリーラインを舞台に仏の道を説く佐伯真魚(空海)と悪魔祓いのアンネ・ミッシェルが学園の怪異や謎を解決しながら、家族になるまでの物語
文字数 6,155
最終更新日 2024.07.16
登録日 2024.06.11
23
この町には、都市伝説が有る。
「あるはずのない電話番号」に電話をかけると、オカルト絡みの事件ならなんでも解決できる探偵たちが現れて、どんな悩み事も解決してくれるというものだ。
今日もまた、「あるはずのない電話番号」には、変な依頼が舞い込んでくる……
ちょっと陰気で売れない小説家と、年齢不詳の自称文学少女が送る、ちょっぴり怖くて、でも、最後には笑える物語。
文字数 413,799
最終更新日 2024.07.15
登録日 2023.02.11
24
モノノケが見えることで狂人扱いされてきた少女、四辻茉莉。彼女は最愛の両親とペットを亡くし、自らも命を絶とうとしていた。そこに現れた謎のシルクハットの青年、鴨公宏。彼は茉莉の自殺を止め、あろうことか自身が経営するモノノケ専用ダンスクラブ『モノノケダンスフロア』のスタッフとして彼女をスカウト!?
茉莉とモノノケ達が織り成す笑いあり涙ありの痛快ヒューマンドラマ。ラブもちょっとあったりなかったり...
文字数 57,155
最終更新日 2024.04.01
登録日 2024.03.31
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文字数 13,573
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.04
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――我々は怪異に巻き込まれただけだ。
明治から新たな時代の幕が開かれようとしている都――東都(とうと)。
駅近くのアパートにて大家兼探偵事務所を営む、鴉取久郎(あとりくろう)の元には様々な怪異調査が舞い込んでくる。
相棒で、売れない小説家の三毛縞公人(みけしまきみと)と共に、奇々怪界な怪異に巻き込まれて行く。
※小説家になろう、カクヨムでも公開しております
文字数 102,439
最終更新日 2023.07.02
登録日 2023.03.30
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清華高校の裏手にある人の近寄らない旧校舎二階には、目元に赤い布を巻いた一人の青年、魁輝月海(かいきるか)がいる。
そんな彼に毎日放課後、会いに行っているのは女子生徒の鈴寧暁音(りんねあかね)だ。彼らが大好きな悪魔、ムエンも普段姿を消しながら一緒に生活している。
月海は極度の人見知り。暁音以外の人が近づくと、体が大きく震えてしまい逃げようとする。その際、気配を完全に消してしまう為、暁音も逃げる彼を捕まえる事が出来ない。
そのような彼の性格を直したく、無理やり暁音は旧校舎に”お悩み相談所”を開設。人の感情に敏感な月海だからこそと思っていた暁音は、名案というように提案したが、本人はやる気ゼロ。宣伝も拒否、名前なども出す事を禁止。
ため息を吐きながらも、”月海に恩を返したい”という気持ちで生活をしていた。
そのような生活をしている彼の目の前で"ある言葉"を言うと、性格が一変してしまう。人と関わる事が苦手だったはずの月海は、ポケットに潜ませていたカッターナイフを片手に握り、目元に巻いていた赤い布を解く。そこにはあるはずの眼球がなく、闇が広がっていた。
口調が荒くなり、口角を引き上げ。自身から逃げる人を楽しげに笑いながら追いかけ捕まえるのと同時に、カッターナイフを握っている手を高々と振り上げた――……
「俺の探し物は、いつ見つかるのかねぇ~」
※エブリスタ・アルファポリスにも投稿中
※表紙絵 あニキさん
文字数 103,471
最終更新日 2023.03.31
登録日 2023.02.01
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所持品の白い粉は……その……べ、別に怪しい薬じゃないですッ!
高校生の片平薬王(へんたいらやくお)は6月のある日、深夜の町へ出かけた。服装はフード付きのスポーツウェアに季節の外れのトレンチコートを羽織っている。
そしてその格好で公園をウロウロしていると、彼はパトロール中の古賀剣緑(こかけんりょく)巡査と高浦啓治(たかうらけいじ)巡査部長に呼び止められ、職務質問を受けることとなってしまった。
だが、警察が嫌いな薬王は職務質問への協力を拒否。さらにポケットの中から『白い粉』が入った小袋が出てきたことにより、警察官たちからますます疑いの目を向けられてしまう。
ついには応援要請を受けた警察官たちがたくさん集まってきて大変な事態に!
――果たして薬王の運命やいかに!?
文字数 7,517
最終更新日 2023.03.12
登録日 2023.03.09
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化物館(バケモノカン)
来館ありがとうございます。
1人読み朗読台本です。
☆登場人物
管理人→男女不問。一人称変更可能。化物館の管理人。
☆利用規約
○観客のいない完全プライベートでの利用時は、報告しなくて結構です。
○ 無料の配信などの利用でも、報告義務なしです。
○台本を利用する際は、アルファポリスの感想又はTwitter(@Mitabi_K)のDMに(一言でOK)、使用前後どちらかで伝えていただけると嬉しいです。
○どこで使用していただいても構いません。Twitterでの告知に作者のTwitterのIDを貼っていただけると、時間が合えば聴きに行きます。
○使用時、公演・劇媒体に『未旅kay』『作品名』を概要欄・固定表示に記載して下さると嬉しいです。告知画像に載せていただいても構いません。
○録画や録音をYouTubeなどにアップロード・拡散する場合は、その旨を報告して下さい。
○過度なアドリブ、内容が変わるような改変はご遠慮ください。間の追加等は問題なし。自作発言・転載は固く禁じます。本作品の著作権は自分にあります。
○演者さんの性別が異なる場合も大丈夫です。1人読みとして朗読に使用していただいても問題ありません。
○語尾や言い回しを軽度に変更することは可能。
○感想や応援をいただけると、活動の活力に繋がります♪楽しんで演じていただきたいです。練習等に利用していただいてもOKです!
○質問等があればご連絡ください。
文字数 1,901
最終更新日 2023.02.04
登録日 2023.02.04
34
「埋め合わせなんて、考えないでよね」
十七歳、奪われた群青の夏。
蛇鹿学園に通う少年、氷雨レイは同級生の白野つくし、木先はるかと共に、不思議部としてこの世界の幾多の不可解を紐解いてきた。
一角獣の末裔、死人を映す絵画、五感の王、乾ききった幽霊、人間と人間でない怪奇の、その全てを。だが、最後の七不思議を解いた不思議部は、その代償に永劫の眠りに囚われてしまったのだ。つくしとはるか、二人の部員が目覚めぬまま、氷雨レイの灰色の夏が始まる。
どん底の彼に差す希望は"蝙蝠の欠片"。人間蘇生にクローン生成、取り込むだけで人間と怪奇の欲望を叶えられる欠片。二人の眠りとレイの出生、欠片が左右するこの世界の本当の\"怪奇"とは──?
これは、かつて蝙蝠少年と恐れられた彼の軌跡と、怪奇に取り憑かれたその未来へ進む物語。
「氷雨レイ、お前にボクは救えない」
輝いた、君の瞳に見た夢を──。 過去と未来が交錯する、新感覚の学園怪奇ミステリー。
※同作は 小説家になろう にて重複投稿しています。
文字数 236,690
最終更新日 2023.01.31
登録日 2022.12.04
35
視えるものと視えないものとの決定的な違い、それは目を奪われるかそうでないかである。
あやめは自分が視えるものであることを皆に隠していた。変人だと思われたくないからだ。たとえ友人と怪談話をしていたとしても、隣で友人のことを凝視している血まみれのおばあさんがいたとしても、あやめは視えないふりを続けていた。あの日、真っ黒な化け物に出会うまでは──。
文字数 26,842
最終更新日 2023.01.10
登録日 2022.12.31
36
文字数 1,633
最終更新日 2022.11.17
登録日 2022.11.17
37
正直者の若者の前にツルと名乗る女性が現れる。
ツルは先日の「お礼」がしたいと若者の家に上がり込んでくるのだが……
文字数 5,393
最終更新日 2022.10.19
登録日 2022.10.12
38
名を快気夕町
古めかしい町並みと、雑多に紛れ其処はある。
猫の様に気まぐれな探偵と、几帳面な少女。その他諸々、世間一般で言う”排他的な者共”。表の顔とは程遠い。異質な集団が根を下ろしていた
紛い物、異品、淀んだ品。
彼女らが関わる事件に、異質は常に付きまとう。
彼らを纏める探偵こそ、かの著名(品質に難あり)な名探偵。
これは、そんな助手の話。
文字数 82,684
最終更新日 2022.08.22
登録日 2022.06.19
39
「アパートまるごとサイコパスの巣窟でした」
表屋空が越してきた一見オンボロアパート【オトギリ荘】。そこには一風変わった人たちが住んでいた。
会うたびにリンゴを勧めてくる少女。行き倒れていた黒い服の大男。情報の世界に生きる少年。薬品の匂いのする男。霊が見えるという女性。拙い言葉で他者を貶める少女。イカれた女。そしてミステリアスな管理人。
唯一まともを自称する表屋空だが、彼も「たとえ友人からでも人からもらったものが食べられない」というズレを抱えている。しかしそれだけではないようで……?
これは、あるアパートに住む人々の異常な日常の物語
文字数 49,434
最終更新日 2022.07.12
登録日 2022.06.25