ライト文芸 ほのぼの小説一覧
気がついたら駆け出していた。勢いよく、けれど冷静に。
自分でも自分のことがよくわからないままに、少女はできるだけ遠くを目指す。
着いたのは静かな隣町。そこには古びた水族館が佇んでいた。
これは少し不思議な水族館と、人々が巡り逢う物語。
文字数 39,546
最終更新日 2024.04.30
登録日 2024.04.30
今日も私は家に帰りたくなくて時間をつぶす。
家にはお父さんの再婚によってできた小学生の弟がいるけど、私にはどうやって接したらいいのかわからなかった。
文字数 5,229
最終更新日 2024.04.07
登録日 2024.04.07
眞島怜は、ごく一般的な女子大生だった。
違う点があるとすれば、バイト内容。そこそこお高めのビジネスホテルの宴会部門スタッフであることだ。華やかに見えて、かなりの重労働。ヒールは低めでもパンプスを履いているせいか、脚が太めになるのがデメリットくらい。
そんな彼女の唯一の楽しみは……社員食堂で食べられる『まかない』だった。事務所の仕組みで、バイトでも500円を払えば社食チケットがもらえる。それで、少ないセットメニューを選んで食べられるのだ。
作るのは、こちらもバイトで働いている小森裕司。
二人の何気ない日常を綴る物語だ。
文字数 233,505
最終更新日 2022.10.14
登録日 2022.04.19
文字数 2,377
最終更新日 2020.06.13
登録日 2020.06.13
文字数 46,743
最終更新日 2024.05.06
登録日 2024.04.23
どうしてかわからないけど……私は懐かしの街、札幌を歩いている。
上京して、早五年。
大学卒業と同時に上京した栗原 乃亜(くりはら のあ)は、仕事に追われる忙しい日々を送っていた。
東京での生活、聞きたくもない情報によって疲れてしまった乃亜は、過労によって目の前が真っ白になる。そして、次に意識がはっきりとした時、乃亜は大学生時代に住んでいた懐かしの街、札幌を歩いていたのだ。
そんな中、訳もわからず歩いていると、よく通っていたカフェを発見する。しかし、よく見てみると様子が違った。
そのカフェは真夜中にしかオープンしない、不思議なカフェになっていた……。
ーー元カレの婚約、再婚相手の死、余命宣告、恋の障害、多額の借金……そのカフェには様々な問題を抱えていた不成仏霊が集まる。
無愛想で渋みのあるマスター、センさんによるハーブティーのサービス。さらにはご当地グルメやリラクセーション等、数々のサービスで天国へ導く。
究極の癒しによって、死者が成仏していく。
切なさが残る、オムニバスストーリー。
文字数 128,396
最終更新日 2023.05.23
登録日 2023.04.27
仕事からの帰り道。
樫野至は保護者に泣きつく小さな女の子二人に出会う。
聞こえてきた会話では、どうやら彼女たちは見捨てられてしまうらしい。
虐待を疑った至は恐る恐る声をかける。
しかし、幼い二人の正体は未熟な天使と悪魔。
監督官は彼女たちの終わらない修行に愛想を尽かしていた。
声をかけたのが運のツキ?
いつの間にか二人を預かることになった至の、
天使と悪魔との生活が強制的にスタートする。
文字数 216,978
最終更新日 2022.04.27
登録日 2022.04.08
文字数 2,778
最終更新日 2019.07.28
登録日 2019.07.28
今をときめくデザイナー、ミヤビ・ウエダの服を見て衝撃を受けた主人公・羅漢前剛夫(らかんまえたけお)は、弟子になりたいとミヤビに懇願するが、相手にされなかった。
それでも何度も何度も頼み続ける羅漢前に、ミヤビはとんでもない条件を突きつける。
「もしあたしの指定した学校に入学して、そこのデザイナー科を卒業したら弟子にしてあげる」
羅漢前はこれを快諾するが、その学校は女子高だった。
文字数 56,548
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.04.30
文字数 2,608
最終更新日 2021.07.02
登録日 2021.07.02
会社が潰れた…
僅かばかりの退職金を貰ったけど、独身寮を追い出される事になった僕は、貯金と失業手当を片手に新たな旅に出る事にしよう。
僕には生まれつき、物理的にあり得ない異能を身につけている。
異能を持って、旅する先は…。
「異世界」じゃないよ。
日本だよ。日本には変わりないよ。
文字数 853,638
最終更新日 2023.12.30
登録日 2022.07.29
おいしいふたり暮らし 今日もかたよりご飯をいただきます
レンタル有り真殿修は会社の昼休み、スマートフォンで繋いだ家用モニターを起動させる。そこに映るのは恋人であり、同棲相手の垣内頼子。
修は毎日、昼になると彼女の食生活を抜き打ちチェックしている。これには深い事情があった。
頼子は偏食家であり、ズボラな性格。家で仕事をする彼女は食事を抜くことがしばしばあり、かと思えばお菓子の無茶な一気食いをする。また好き嫌いも激しい。
そんな頼子の身を案じた修は食生活を改善するよう頼んだが「だったら、あたしがちゃんとできるようになるまで監視してよ」とすがられ、いまに至るわけだが……頼子がつくるズボラ飯動画についつい魅入ってしまうのだった。
それまで歩んできた人生をゆっくりと解きほぐすふたりの生活。ズボラ飯はもちろん、豪華な一品まで盛りだくさんな連作短編。
これは、おいしく、おかしな大人の日常生活を描いた物語。
***
第3回ライト文芸大賞、大賞をいただきました。投票、応援ありがとうございました!
『おいしいふたり暮らし〜今日もかたよりご飯をいただきます〜』好評発売中です。
文字数 204,453
最終更新日 2022.02.15
登録日 2020.04.29
ここ、私立龍巳ヶ丘高校三階にある言語研究部では、今日も賑やかな声が響いています。
「さあ!今日のテーマは………思いつかないから考えてくれ!」
「もう少し考えてから言えや!」
……賑やかな声が「ねこも何か考えてくれ!」…あまり賑やかじゃないですが響いています。
文字数 13,437
最終更新日 2022.01.15
登録日 2021.09.10
就活中の本柳凛音(男)はある会社の説明会で、美人社員の相模原由良と出会う。彼女に魅入っていたせいで詳細がまるで頭に入っていなかった凛音は、慌てて由良に説明会の概要を聞きにいく。しかし彼女は「演技だった」と言い「これが仕事だから」と去ってしまう。凛音は愕然とする。なぜなら彼は不遇な幼少期のせいで人の演技を見抜くことに長けていたからだ。唯一わからなかった由良の正体は、『相模原代行業』というエキストラを派遣する会社を運営しているらしい。由良に興味の湧いた凛音は半ば無理やり由良のもとに転がり込むのだが、由良の愛犬の世話を頼まれるも畑山権三郎(ゴン)はまったく懐かないし、派遣先では必ず事件が起きてしまう。前途多難な助手生活が始まる。短編連作。ライトミステリーお仕事小説。
文字数 99,313
最終更新日 2024.04.04
登録日 2024.04.04
文字数 1,028
最終更新日 2024.04.29
登録日 2024.04.29
『LOVE YOU!』のスピンオフになります。『LOVE YOU!』未読で読まれても、たぶん大丈夫かと。
弁当作りがきっかけで既婚者、亀卦川康之と一度はそのような関係になったアラフォーの桂子。
だが、そののち、康之にはご執心の彼女ができ。心中複雑な桂子のとった行動とは?◇ ◇ ◇ ◇
そして長年同じ職場で働いてはいるものの、いうほど親しくもなかった同僚、原口知世が
自分が幸せを掴めたためか、いい人になって桂子に急接近してくるのだった。ちょっとした
人と人との係わりで人生が大きく動く様子を描いてみました。
小説を書き始めてからの、初めてのスピンオフになります。
宜しくお願い致します。 🕊🍑🕊
💛 イラストは有料画像です( ꈍᴗꈍ)☆彡
文字数 48,326
最終更新日 2023.06.03
登録日 2023.03.26
桜の鉢、春になる訪れる季節の顔。
ふと花屋の前を横切ると、目に止まりませんか。
春を待つ“流川桜”、春を届けたい“水雲一心”。
二人の出会いは、なんてことない公園から始まる。
一夏の恋模様を描いた物語。
出会うきっかけとは、春を待ち春を届けたいとは。
満開に咲き誇る、大木の桜ではなく。
力強くも美しく桜一本の桜。
人によって春の顔は様々。
そんな、二人の春を物語にしてお届け。
文字数 12,165
最終更新日 2024.04.15
登録日 2024.04.15
都市部の高校に通う変わり者JK、さっちゃんこと三崎颯子(みさきさつこ)の周囲で起こる日常をさりげなく描いていく。大きな事件は起きないけど、たくさんの日常のワンシーンをひと時に送る日常コメディー!
※基本的に単独完結の短編で送られるタイトルです。たまに長編や続きモノが描かれるかも?
※大きな事件が起きる事はあまりないです。本当に日常の切り抜きみたいなお話です。
※この作品は颯子視点での話が多いですが、たま~に颯子視点以外のお話が描かれます。
※たま~に更新していくスタイルです。
文字数 7,527
最終更新日 2024.03.11
登録日 2024.02.23
あったかいごはんは、疲れたこころを解きほぐしてくれる――。
デビュー5年目のミュージシャン時東悠は、曲作りのストレスから味覚が鈍くなっていた。ある日、バラエティ番組のロケに参加した先で、ひさしぶりに美味しいと感じるものに出逢い感動する。
味のあるものを食べたいという執念で田舎の食堂に通い始めた時東だが、店主の南との交流に癒されている自分に気がついて……。
もう特定の誰かと親しくなんて絶対にしない。どれだけ信用しても裏切られるから。だから相手に対してなにも期待しない。そう思っていた頑なな心がいつのまにかほぐされて、もっと近づきたいと願うようになった。それがどういった感情なのかは、まだわからないけれど。
スランプ中の芸能人×食堂店主。ほのぼのブロマンス風味。出逢いと再生の物語です。
文字数 131,824
最終更新日 2022.05.29
登録日 2022.04.28
とても、いい香りがする………
爽やかな香りに誘われて歩いていた花穂は、気がつくと広大なハーブガーデンに立っていた。
過去をなくした花穂は、ハーブガーデン・コイウラで働くことになる。
不思議な雰囲気を纏う店主マオ、古風な女の子モア、そして少し変わったお客様……
みんな傷ついて、涙を隠している。
ハーブの香りが、その涙を拭う力をくれる。
涙のあと、雨上がりのような清々しい気持ちになれるように、花穂たちはお客様の手助けをしていた。
いつか、自分自身の涙と向き合う力を取り戻すまで。
悲しみや苦しみにそっと寄り添い、ハーブの香りで癒やすファンタジー 。
文字数 116,235
最終更新日 2022.07.30
登録日 2022.07.29
日本のどこか、おそらく本州の北側に『八岐大蛇』を信仰する限界集落『八畑村』があるという。その村には妖と戦い一族を率いる少女がいた。少女は成長しながら結婚や出産も経験し、やがて大人の女性となっていった。
少女だった頃はいつも一緒で、多くの時間を共に過ごしてきた友人知人たちとの関係性も昔のままではなく、皆それぞれが大人として社会の中で生きている。それはごく当たり前で自然なことである。
そんな生活がウン十数年続いていたある日、大分歳を召したかつての少女たちが再開する機会がやって来た。連絡を取り合ううちに気の許せる関係であることに変わりはないと感じた少女たちは、過去を思い出し振り返りながら一堂に会することを楽しみに準備を進める。
これは少女たちがたどり着く一つの可能性、『もしも』の物語。
※『限界集落で暮らす女子中学生のお仕事はどうやらあやかし退治らしいのです』外伝となります。本編の登場人物や出来事を振り返る内容だとご承知おきください。
※ 本編はこちら
限界集落で暮らす女子中学生のお仕事はどうやらあやかし退治らしいのです
https://www.alphapolis.co.jp/novel/398438394/818841107
文字数 10,976
最終更新日 2024.04.28
登録日 2024.04.26