SF ヒューマンドラマ小説一覧
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件
1
戦争と陰謀が交差する、SF×テクノスリラー!
『日本政府、身代金の支払いを拒否!』
今日のニュースはどのチャンネルもこの話ばかりだ。もちろん新聞やネットでも大騒ぎしている。邦人が拉致され、身代金を要求される事件は過去にもいくつかあった。しかし、今回の騒ぎはそんなものじゃない。今までにないスキャンダルともいえる、日本中が注目する異質な事件だった。
だけど俺の心中がザワつくのはそんな理由ではない、なぜなら、今テレビ画面に映っている邦人というのがこの俺だからだ。
しかし俺は数日前から入院していて今もベッドの上にいる。そして、俺の代わりに拉致されたのは会社の同僚。何故こんな事になっているのか? 知らないところで何が起こっているのか?
中東の戦争に放り込まれた男と、生還させようと手を尽くす男。
突然の非日常の中で抗う者達の生きざまの物語
文字数 218,371
最終更新日 2025.11.15
登録日 2025.08.16
2
【あらすじ】
舞台は宮城県の地方都市・逢桜町。急速に普及した生体接続型デバイスの誤動作により、現実と空想の境を見失った人間が化け物になってしまう事件が発生する。
高校一年生の少女・澪は、この事件が自作小説『トワイライト・クライシス』を模倣・再現したものであることを逆手に取り、ある一大決心をした。
それすなわち「空想を科学の力で現実にする」という小説作中のバトルシステムを利用し、怪物に対抗すること。そして、作者自ら主人公を演じ、人間関係を通じてシナリオそのものへ干渉すること!
物語の予定調和によって引き寄せられた「登場人物」たちと紡ぐ絆、想いと現実が交錯する戦いの果てに、澪は大団円をつかめるのか――?
文字数 230,177
最終更新日 2025.11.07
登録日 2025.04.09
3
事故で記憶を失った写真家・海斗(かいと)は、撮影してきた膨大なデータを解析するAI「レンズ」のサポートを受けながらリハビリを始める。
AIは写真の構図や光の癖から、彼の“心の傾向”を推定していく。
だが、どんなに解析しても、ある一人の女性だけがどの写真にも「意図的に写っていない」ことに気づく。
彼女は誰なのか。そして、なぜ海斗はその人を撮らなかったのか。
少しずつ蘇る記憶の断片と、AIが提示する“もう一つの真実”。
最後に明らかになるのは、「記憶を取り戻す」ことではなく、「想いをもう一度撮る」ことの意味だった。
文字数 5,547
最終更新日 2025.10.29
登録日 2025.10.25
4
全国的に厳しい残暑が一転、急に秋の気配が訪れた九月最後の水曜日。
突発的に仕事を休んだ草薙麻希奈(くさなぎまきな)は、心地好い秋風を感じながらのんびりとした一日を過ごした。
──明日が来なければいいのに。でも死にたくはない。今日という日がずっと繰り返されれば最高なんだけどな。
誰もが一度は考えそうな、決して叶うわけがない願望を抱きながら夜の眠りに就いた麻希奈。しかし朝になって目を覚ますと、どういうわけか再び九月最後の水曜日だった。
「最っっっ高じゃん!!」
次の日も、また次の日も、そのまた次の日も九月最後の水曜日。人間観察をしたり、交流したり、時にはちょっと羽目を外したり……と、毎回異なる内容のループ生活を送っていた麻希奈だったが、次の朝を迎えれば全てリセットされてしまうという現実に、徐々に虚しさを覚えるようになる。
そんなある時、麻希奈は見た事もないような奇妙な生き物に遭遇する。好奇心から近付こうとした彼女を止めたのは、ループの記憶がある謎の少年・カズキだった。
「あの生き物は〝時空の管理者〟だ。あいつはあんたのような〝イレギュラー〟の存在を許さない」
「許さない、って──」
「あいつが見える事を悟られるな。さもないと喰い殺されるぞ」
「えーと、殺されたらループ終了?」
「人生も終了だ」
カズキは麻希奈に、ループを終わらせるよう説得する。しかし元の時間軸に戻るには〝時空の管理者〟を倒さなければならなかった。
「嫌だよ、あんなストレスだらけのつまらない日常に戻るなんて」
ループ生活を続行する麻希奈。ところが、周囲の人々の言動や状況などに微妙な変化が生じ始め、更には〝時空の管理者〟が成長し、害悪を撒き散らすようになってしまう。
「こんなの初めてだ。俺の時だって、こんな──……」
「ていうかカズ君……きみは一体何者なの?」
果たして、カズキの正体とは。そして麻希奈が最終的に下す決断は……。
※他投稿サイトでも公開しております。
※誤字脱字、その他変更すべきだと判断した部分は、予告・報告なく修正する事がございますのでご了承ください。
※表紙画像は「かんたん表紙メーカー」で作成したものを使用しております。
文字数 34,365
最終更新日 2025.10.22
登録日 2025.08.13
6
◇◇
ドルオタだった早蕨小太郎は今や総理秘書官補佐、AIサイボーグ戦士になった最愛の推しと共に世界を救うことに…。
◇◇
西暦2043年、イスラエルの核施設をイランがミサイルで破壊、その報復にアメリカが乗り出しイランの核施設を含む軍事施設を空爆でことごとく破壊した。
ロシアはアメリカを共産圏諸国への宣戦布告だと糾弾し国家非常事態宣言を発令、ハワイはオアフ島沖1000kmの場所に核爆弾を着水させた。核爆発が海中深く数千mの深海で起こり実害はなかったものの世界は激震し
事実上世界は第三次世界大戦に突入した。
ロシア、中国、北朝鮮を中心とする「新東方連合」は国連を脱退。
アメリカ、EU、日本、オーストラリアなどによる「自由連盟」と対立。
世界各地で起こる紛争、
その長らく続く戦いに世界は膠着状態に陥っていた。
そんな中、日本は歴史的な中立政策と経済的影響力を背景に、唯一の「非同盟中立国」として存続していた。
毎日のように起きる中国海軍との日本海での小競り合い。
アメリカからの参戦を求める執拗な催促。
揺らぐ日本の立場。
下した日本政府の決断は日本の進化したAIとサイボーグテクノロジーがその軍事力と戦闘力において世界のどの国よりも秀でていることを示すことによって世界での優位性と中立国としての安心安寧の地位を保ち続けることだった。
そして政府は令和の時代から30数年続けていた人間のスーパー遺伝子の組み換えに成功した事を「プロジェクト・ネオジェネシス」として公にする。
これは、遺伝子操作とナノテクノロジーを融合させ、人間の身体能力と知能を極限まで高めた「超人類」を生み出す計画だった。
成功例として、超人類のサイボーグ戦闘員「ネオ・ソルジャー」が既に数十万体、量産可能な状態にあった。彼らは格闘戦、射撃戦、電子戦、極限環境での生存能力において常人を遥かに超え、AIによる戦術判断も完璧だった。
もし彼彼女らが前線に投入されれば形勢は一気に自由主義勢力へ傾くだろうと予想された。
だが日本政府は世界に向けて大々的に発表したものの世界の軍事バランスを崩れることを憂慮するとして、対立する双方が歩み寄り平和を目指すことを条件にその技術を封印することを確約した。
そしてその平和の象徴としてこの世に送り出されたのが死の淵から蘇り、スーパー遺伝子を組み込まれたアイドルグループAkibaStarsのメンバーたちだった。
アメリカ、ロシア、中国と僕たちは戦わないと世界にメッセージを伝え歌い踊る伝道師となった。
その名もネオ・AkibaStars。
超人的なその戦闘能力はあくまでも平和を得るための抑止力。
永遠に平和の象徴の女神として存在するはずだったのだが………。
文字数 17,266
最終更新日 2025.08.31
登録日 2025.06.21
7
核の炎が世界を焼き尽くしてから三年。
地下避難所「シェルター07」で俺、田中哲也は、127人の命を背負った「最後の審判」に直面していた。
地上が安全になるまで、あと一年。
だが、食料は半年分しか残っていない。
このままでは全滅。生き延びるには、誰かを犠牲にするしかない。
それは、人の命に優劣をつける“許されざる選択”。
理性と感情。正義と生存。
選択の果てに、俺たちはまだ“人間”でいられるのだろうか。
文字数 16,565
最終更新日 2025.08.23
登録日 2025.08.18
8
人類は、地球を捨てる選択をした。
進む気候変動、失われる大地。
「選定」された人間だけが、新天地へと旅立つ。
病室に横たわる16歳の少年・綾瀬 朔也(あやせ さくや)は、その選定から外され、“不要な側”に分類された。
生きる術はない。あるのは、静かな終わりだけ——
……のはずだった。
「それでも私は、ここにいる。あなたと一緒に」
少年が、もう一度生きたいと思ったとき、物語は静かに動き出す。
人類に残されたのは、選ばれた者たちの未来か、
それとも選ばれなかった者たちの、もうひとつの物語か。
これは、「未来に残らない」僕たちの、生の記録。
拝啓、誰かへ届け。僕たちがここにいたという証を——
文字数 21,309
最終更新日 2025.08.07
登録日 2025.07.05
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かつて、人間と呼ばれた種族は滅びた。
その遺産から生まれた模倣生命体──イーラは、ある日「命」を抱き上げる。
その名は、オス=シェリス。
選び抜かれた遺伝子の統合体、人工の「人間」。
母として、彼を育てるイーラ。
だが、オス=シェリスは世界の罪と憎しみを知り、
やがて、機械たちすべてに「裁き」を下す決意をする。
命を愛したいと願った機械と、
命を超えようとした少年。
二人が辿るのは、希望か、破滅か──
滅びた世界で、「心とは何か」を問う
母と子の切ない終章。
※本作は、プロットおよびキャラクター設定は作者自身が行い、
一部、AIツールを活用して執筆補助を行っています。
あらかじめご了承のうえ、お楽しみください。
文字数 15,928
最終更新日 2025.05.07
登録日 2025.04.26
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近未来。世界は新たな局面を迎えていた。生まれてくる子供に遺伝子操作を行うことが認められ始め、生まれながらにして親がオーダーするギフトを受け取った子供たちは、人類の新たなステージ、その扉を開くヒトとしてゲーターズ(GATERS=GiftedAndTalented-ers)と呼ばれた。ゲーターズの登場は世界を大きく変化させ、希望ある未来へ導く存在とされた。
希望の光を見出した世界の裏側で、存在情報もなく人間として扱われず組織の末端で働く黒犬と呼ばれ蔑まれていたジムは、ある日、情報部の大佐に猟犬として拾われ、そこで極秘裏に開発されたアズ(AZ)を用いる実験部隊となった。AZとは肉体を人間で構築し、その脳に共生AIであるサイ(SAI)を搭載した機械生物兵器、人工の子供たちだった。ジムは配備された双子のAZとともに、オーダーに従い表裏の世界を行き来する。
光の中の闇の王、食えない機械の大佐、変質的な猫、消えた子供、幽霊の尋ね人。
AIが管理する都市、緑溢れる都市に生まれ変わった東京、2.5次元バンド、雪原の氷花、彷徨う音楽、双子の声と秘密。
曖昧な世界の境界の淵から光の世界を裏から眺めるジムたちは何を見て何を聴き何を求めるのか。
文字数 259,404
最終更新日 2024.09.24
登録日 2021.08.16
14
◆あらすじ◆
脳は0と1の羅列だけ。しかし、思考する。感じ取れる何かがある。人はそれを『心』という――。
孤児院で暮らす少女ロゼは、マキナというメイド型ロボットと毎日平和に暮らしていた。
ある時ロゼは、道端で因縁をつけられる。マキナは小さな主人を守ろうと必死に抵抗する。
ロボットが暴力を振るうのは前代未聞な事件であり、マキナはロボット創始者であるアマレティアに連れて行かれてしまう。
なかなか戻らないマキナを案じて、ロゼは孤児院中を探し回る。謎の地下室を見つけ、少女は中を覗き込んだ。
キャッチコピーは『心(機能)は無いけど愛してる』
文字数 75,003
最終更新日 2024.06.22
登録日 2024.04.20
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私の仕事は、卵を割るだけの簡単なお仕事です。
でも、とてもやりがいを感じています。
割った卵は、とても美味しいです。
一つも無駄には、致しません。
(※胸糞展開に耐性がある方のみ閲覧ください)
文字数 3,898
最終更新日 2023.06.17
登録日 2023.06.17
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CroSs MiND 第四部 結城編、第二部の主人公の一人だった翠の幼馴染だった結城兄妹の物語。 物語の中核とは無縁と思われた結城家、果たして、どのような関係がほかの登場人物やADAM計画ととつながるのだろうか。
文字数 168,164
最終更新日 2022.03.18
登録日 2022.03.18
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フューマンとは未来と人間を掛け合わせたアンドロイドの造語です。
主人公は離婚等を原因に安楽死を選択した38歳の中年男性。
死んだつもりが目を覚ますと35年後の世界、体は38歳のまま。
目の前には自分より年上になった息子がいました。
そして主人公が眠っている間に生まれた、既に成人した孫もいます。
息子の傍らには美しい女性型フューマン、世の中は配偶者を必要としない世界になっていました。
しかし、息子と孫の関係はあまり上手くいっていませんでした。
主人公は二人の関係を修復するため、再び生きることを決心しました。
ある日、浦島太郎状態の主人公に息子が配偶者としてのフューマン購入を持ちかけます。
興味本位でフューマンを見に行く主人公でしたが、そこで15歳年下の女性と運命的な出会いを果たし、交際を始めます。
またその一方で、主人公は既に年老いた親友や元妻などとも邂逅を果たします。
幼少期から常に目で追い掛けていた元妻ではない、特別な存在とも。
様々な人間との関わりを経て、主人公はかつて安楽死を選択した自分を悔いるようになります。
女性との交際も順調に進んでいましたが、ある時、偶然にも孫に遭遇します。
女性と孫は、かつて交際していた恋人同士でした。
そしてその望まぬ別れの原因となったのが主人公の息子でした。
いきさつを知り、主人公は身を引くことを女性と孫へ伝えました。
そしてそのことを息子にも伝えます。息子は主人公から言われ、二人を祝福する言葉を並べます。
こうして女性と孫は再び恋人同士となりました。
しかしその頃から、女性の周りで妙な出来事が続くようになります。
そしてその妙な出来事の黒幕は、主人公の息子であるようにしか思えない状況です。
本心では二人を祝福していないのではと、孫の息子に対する疑念は増幅していきます。
そして次第にエスカレートしていく不自然な出来事に追い詰められた女性は、とうとう自殺を試みてしまいます。
主人公は孫と協力して何とか女性の自殺を食い止めますが、その事件を受けて孫が暴発し、とうとう息子と正面からぶつかりあってしまいます。
文字数 77,666
最終更新日 2021.11.11
登録日 2021.10.16
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文字数 44,647
最終更新日 2021.10.11
登録日 2021.10.11
24
――世界の終わりまであと七日になりました。
ニュースキャスターの言葉に、私はテレビ画面に向かって溜め息混じりにつぶやいた。
「やっとか」
世界の終わりまで、やっと、あと七日。
生きる意味を見失い、惰性で生きてきた「私」にとって、世界が終わるというニュースはこれ以上ない朗報だった。
その日が来るのを待ちわびながら自堕落な日々をひとり過ごす中、手元にあったサボテンに小さな変化が起きていることに「私」は気がついた――。
pixiv「日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」(さなコン)応募作品。
その他小説投稿サイトにも投稿させていただいております。
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表紙作成:かんたん表紙メーカー
写真素材:Annie Spratt
文字数 2,365
最終更新日 2021.08.01
登録日 2021.08.01
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文字数 3,060
最終更新日 2019.12.04
登録日 2019.12.04
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