恋愛 小説一覧
41
私を殺した皆様、お覚悟を
燃え盛る屋敷の中、目の前で愛する夫は幼馴染を抱き上げて私に振り返ることなく立ち去った。
梁に足を潰された私の声は、夫には届かなかった。
この日、私は命を落とし、この世界から消えるはずだった。
魂となった私の前に現れたのは、神と名乗る白猫。
1つ頼みをきくならば、3つのうちのどれかに時を戻してくれるらしい。
夫との結婚式前日か。
夫と出会った日か。
それともこの世に生を受けた日か。
42
あなたに全てを捧げてきたけれど…これからは自分の為に生きます
公爵令嬢のサリーは、王太子でもあるジョージの命を守るため、激痛に耐えながら4年もの間、魔力を提供し続けてきた。長年魔力を提供し続けていたせいで、彼女の肌や髪はボロボロ、顔色は悪く、ガリガリに痩せてしまっていた。
それでもずっと家族から疎まれてきたサリーにとって、ジョージやその母でもある王妃殿下こそが、唯一自分を支えてくれる大切な人だったのだ。
だからこそ、辛い魔力提供も喜んで引き受けた。そしてその見返りに、ジョージの16歳の誕生日に、正式に婚約者になる事も決まっていた。
これからはジョージと幸せになれる、そう思っていたサリーだったが、ジョージの誕生日に告げられたのは、他の令嬢と結婚したいというジョージからの非道な言葉だった。
唯一の支えだったジョージからの言葉にショックを受けるサリーだったが、それでもジョージの幸せの為に身を引く事を決意した。
だが父はサリーの決断に激怒、ついにサリーを手にかけようとして…
ずっと自分を犠牲にしてきた少女サリーが、本当の幸せを掴むまでのお話です。
ご都合主義全開のお話ですが、お願いいたしますm(__)m
他サイトでも同時投稿しております
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記憶を失ったら、愛していた婚約者は「ただのクズ」だと気づきました
婚約者ダミアンの口から出されるのは、いつだって彼のもう一人の幼馴染――病弱で儚げな子爵令嬢、セシリア・フォスターの名だった。
『すまない、マリエル。セシリアは体が弱くて、僕がついていてやらないと駄目なんだ。君はしっかりしているから、一人でも大丈夫だろう?』
(「しっかりしているから」……。私は、寂しくないとでも思われているのかしら)
本当はしっかり者などではないし、あなたに愛してほしいのに。
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わたしの香りを恋人の手柄にした夫と離縁します。宮廷の香りも母の秘伝も引き上げますので。香りで私を見分ける盲目の少女と隣国の大公が迎えに来ます
調香師の子爵夫人マティルダは、母から継いだ秘伝の香りで宮廷御用達の看板を支えてきた。だが夫は、その香りを社交界の花ビアンカが調えたものと偽り、マティルダを地味な古女房と蔵に押し込める。ならば、と彼女は動いた。原料の道、二十年の顧客、母の処方。香りを生むものすべてを静かに引き上げ、離縁する。看板だけが残った子爵家に、宮廷御用達の資格はもう戻らない。そして香りで人を見分ける盲目の少女と、香りだけで本物を探し当てた隣国の大公が、彼女の手を取った。人は名に騙されても、鼻は嘘を見抜く。全六話。
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公開求婚で選ばれなかった私へ、隣国王子が求婚してきました
王太子妃候補として、長年王宮を支えてきた侯爵令嬢エレノア。
外交会談の調整。
文官との連携。
派閥間の根回し。
本来は候補教育の一環だったはずの仕事は、いつしか彼女なしでは回らなくなっていた。
けれど王太子レオルドが公開求婚で選んだのは、愛嬌があり華やかな別の令嬢。
その瞬間、候補制度から外れたエレノアへ、隣国セレストリア王国の王子ルーファスが公の場で求婚する。
「王国が彼女を必要としないのであれば、我が国が望んでも問題ありませんね」
「君なら、これからも王宮を支えてくれるだろう」
当然のように引き留める王太子へ、エレノアは静かに答えた。
「候補制度から外れた以上、王宮へ残る理由はございません」
彼女が去ったあと、王宮は少しずつ綻び始める。
これは、失ってから価値に気づく王国と、
初めて一人の人間として正当に評価された令嬢の物語。
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妹の嘘を信じた婚約者は、真実の魔法で小さな虫になりました
幼い頃に母を亡くしたマリーローズは、父と兄から深く愛され、幼馴染のアランとも婚約している幸せな少女だった。
そんなある日、父が再婚することになり、マリーには義妹となるリリアができる。
「お姉さま、大好き」
そう笑うリリアを、マリーも本当の妹のように可愛がった。
けれど――。
「お姉さんだから、譲ってあげて」
「リリアはまだ小さいんだから」
「もう少し妹に優しくしてやれ」
いつからか、家族の言葉が変わっていく。
リリアは決して大きな嘘をつかない。
ただ、本当の出来事に少しだけ言葉を足し、少しだけ事実を隠す。
その小さな誤解は、やがてマリーとアランの間にも広がっていく。
昔は何よりもマリーを信じてくれたアランまでもが、リリアの言葉を信じるようになり――。
「どうして……私のことを信じてくれないの?」
大切な人たちに信じてもらえなくなったマリーローズ。
それでも彼女には、亡き母から受け継いだ魔法があった。
それは、ただ嘘を見破るだけの魔法ではない。
――真実を、その目で見せる魔法。
「だったら……私の魔法で、真実を見てください」
愛されていた少女がすべてを失ったとき、彼女が選んだのは復讐ではなく、真実を知ってもらうことだった。
家族は、婚約者は、そしてリリアは――。
最後に何を見ることになるのか。
これは、愛されていた少女が「本当の真実」を取り戻す物語。
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親同士の決め事でしょう?
伯爵令嬢であるリリアーナは学園で知り合った侯爵令息のアルフレッドから婚約を申し込まれる。
リリアーナは婚約を喜んで受け、家族からも祝福された。
長期休みの日、彼の招待で侯爵家へ向かう。
するとそこには家族ぐるみで仲良くしているらしいカレンという女がいた。
「あなたがアルの婚約者?へえー、こんな子が好みだったんだあ」
「いや……これは親同士が決めたことで……」
(……ん?あなたからプロポーズされてここへ来たんだけど……)
アルフレッドの、自称一番仲のいい友達であるカレンを前にして、だんだんと疑問が溜まってきたころ。
誰よりもこの婚約を不服に思うリリアーナの弟が、公爵令息を連れて姉へと紹介しにくる。
48
夫には忘れられない人がいる
「……済まないが、あなたを妻とも家族とも思えない」
クロエが王命で嫁いだその日、書類上の夫は今にも死にそうな目と声でそう言った。
夫の背後にはだいぶ年上の前妻の大きな肖像画。そして間にはおろおろと立つ、肖像画そっくりの半透明の“彼女”が。
「旦那様、憑かれてませんか?」
「ああ、疲れている」
*
“辺境伯”なんて立派なものではない、辺境にあるいち伯爵家。
幼くして両親を亡くしてすぐに結婚した領主・アルバートが、再び妻を失って一年以上。辣腕と名高かった彼は塞ぎこみ、殆ど一人で過ごしているという。
徐々に荒れる耕地に、滞る王家との共同事業。迫る王都の大きな祝祭でも、王へ捧げものをする義務を果たせそうにない。
事態を重く見た国王は、王妃の侍女であり高名な教会の令嬢・クロエを後妻として送り込む。
一年経っても変わらなければ、領主の地位から開放すると彼に約束をして。
妻兼監視役でありながら、葬儀を見慣れているクロエは夫の無気力さに死の気配を感じ取る。
そこに幽霊となった前妻・ローズマリーが度々訴えかけてきて……。
「分かりました、一緒に解決しましょう」
クロエは手帳片手にローズマリーの指さしでヒントを貰いながら、アルバートに生きてもらいたいと願うのだが――。
この作品は他サイトにも掲載しています。
※2万字以内の短編です。
※誤って完結設定のまま公開してしまいました。申し訳ありません。
49
婚約解消? もともと嘘から始まった婚約ですものね 【明日完結】
突然の婚約解消。
幼い頃から何年も想い続けてきたのに、これまでの日々はいったい何だったのですか?
伯爵家の私を捨て、侯爵家へ乗り換えた婚約者。
しかし、彼がついた嘘は、幼い頃にもらった水色の髪飾りによって暴かれていく
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【完結・短編】頭を下げる妻はみっともないと離縁されましたが、もうあなたの代わりに謝りません
「頭を下げる妻は、みっともない」
エドガーは、三年連れ添ったクラリスを離縁した。
彼の隣には、伯爵家の誇りにふさわしいと褒める新しい婚約者がいる。
けれど、クラリスが頭を下げていたのは、夫の約束が守られなかった時だった。
遅れた荷の出荷日を確かめ、支払いの見通しを伝え、相手が待てる形を整えてきた。
その仕事を、夫は知らない。
伯爵家を去ったクラリスは、自分の名で新しい仕事を始める。
一方、エドガーには、彼女が引き受けていた返事と判断が一つずつ戻ってきた。
「もう、あなたの代わりに謝りません」
失った信用の重さに夫が気づく頃、クラリスは自分の言葉を聞いてくれる人と、次の道を歩き始めていた。
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失ってから気づく愛を後悔しても仕方がない
アデル・ローディア公爵令嬢は、3年前から婚約者だったフェリクス・アルヴェーン第2王子殿下から婚約破棄を言い渡される。
「好きな人ができた」
フェリクスの好きな人は、ミレナ・クロフォード公爵令嬢で王宮付きの治癒師見習いをしていた。
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【完結】竜王の番は妹ではなく私でした
ここは人間と獣人が存在する世界。
幼い頃、妹エレナは「上位種の番になる」という予言を授かった。
それ以来、家族は妹だけを愛し、姉である主人公レティシアを召使いのように扱う。
汚れた部屋。 冷たい食事。 誰からも向けられない愛情。
レティシアは家族のために尽くし続けたが、感謝されることはなかった。
そんなある日。
世界最強種族である竜族の王が屋敷を訪れる。
家族は当然、妹を迎えに来たのだと思い込む。
しかし竜王が跪いたのは妹ではなくレティシアだった。
「ようやく会えた。私の唯一の番」
家族の運命はその瞬間から狂い始める。
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何も知らなかったのと言われてももう戻りません
シエルは王妃に頼まれて後妻になった家から今日出ていく。
年の近い義理の娘とは折り合いが悪く最後まで認められることはなかった。
その日から義理の娘は思い知る。この家に何故後妻が来てどれ程支えられていたのかを。
●貴族の事情と現代の事情って違うよねとふと思いついた話です
話を追加しようと思うので少し伸びます。どのくらいかはまだ。
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婚約者が浮気相手の知らない女性とキスしてた~従順な婚約者はもう辞めます!~
【第二部連載開始!】
エスメローラとサイラスに、新たなトラブルが舞い込んできた。
次女クロエも一歳を迎え、穏やかな日々を送っていたエスメローラ。
そんな彼女が出会ったのは、女王宮に勤める下級メイド・ミリー。
彼女は三年間の遠距離恋愛を経て婚約者と再会したその日、裏切りの現場を目撃したことで、幸せは一瞬で崩れ去ります。
「婚約者が、知らない女性とキスしてたんです!」
その告白は、エスメローラ自身の過去を揺り動かすものでした。
過去の自分と重ねたエスメローラは、ミリーを救うために動き出します。
その選択は、やがて国を揺るがす大事件へと発展していきます。
浮気の代償は、決して軽くはありません。
婚約者──覚悟は、できていますか?
プロローグ・本編・エピローグを含む全61話を、順次公開予定です。
今後とも、皆様の温かいご声援を賜られれば幸いです。
よろしくお願い致します。
設定はゆるいです💦
楽しんで頂ければ幸いです!
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初恋だったのは、わたしだけでした
フローレンスは結婚して2年になる夫デクスターから、思わぬ告白をされた。
夫は家族ぐるみで交流していた幼馴染みで、彼女の初恋の相手でもあった。
そんな間柄のデクスターとの婚姻は、政略関係無しの純粋な恋愛だと信じていた。
それは夫も同様だろう、と疑う事も無かった。
だが、彼から告げられた言葉は……
「君じゃなくて、愛していた人が居る」
夫から本心を聞かされたショックで邸を出たフローレンスが向かった先は……
✳✳✳✳✳
拙作『この悲しみも。……きっといつかは消える』と同じ世界線(数年後)の話です
ヒロインの息子達が出てきます
多人数視点で進行するので、同じ日の出来事も違う視点で書いています
ヒロインは誰にも言えなかった、実家に対する闇を抱えています
R15タグは閨や密会の話題を出すので付けましたが、実際の性描写はありません
56
私より王女殿下が好きなら別れましょう
伯爵令嬢のエリザは、婚約者で侯爵家の令息ギドロスが王女殿下を好きなことを知っていた。
ギドロスはエリザの私物を王女殿下に渡し、約束を何度も破っていく。
エリザは別れることを決意して、ギドロスは自身の行動を後悔することになる。
57
婚約解消の代償。どうしてもう少し早く言ってくれなかったのですか?
シオン・グランドル公爵令嬢はこの国の王太子の婚約者であり、未来の王妃である。
事件は定期的に行われる婚約者同士のお茶会で発生した。
それは、王太子から婚約の解消の申し出だった。
「すまない。君に落ち度はない。充分なお詫びをする」
「・・・どうしてもう少し早く言ってくださらなかったのですか?」
えっ?
こうして国を騒がせる騒動と発展する。
58
結婚式のパレードで夫が番を見つけましたので、花嫁の私は転地療養に出かけます ~三年後の離縁状をお待ちください~
獣人国の王に嫁いだ人間族の皇女リディアは、婚礼パレードの最中に夫が「番」を見つける瞬間に居合わせた。
花嫁の手を振り払い、番の少女を抱きしめる王。雨の中、一人で王宮に戻る王妃。
それでも国と国との約定である婚姻は解消されず、宰相は初夜の準備を命じる。
リディアは王に、自分が転地療養に出たことにして三年で離縁する筋書きをもちかけた。
そしてその夜、彼女は護衛騎士の狼獣人シグルヴと共に王宮を後にする。
そんな彼らに、王宮と帝国の両方から追っ手がかかる。逃避行の中、明らかになる番の真偽とは。
短編・完結。ざまぁ要素あり。
※「小説家になろう」にも掲載中です。
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王家の賠償金請求
王太子イザイアの婚約者であったエルシーリアは真実の愛に出会ったという王太子に婚約解消を求められる。相手は男爵家庶子のジルダ。
解消とはいえ実質はイザイア有責の破棄に近く、きちんと慰謝料は支払うとのこと。更に王の決めた婚約者ではない女性を選ぶ以上、王太子位を返上し、王籍から抜けて平民になるという。
そこまで覚悟を決めているならエルシーリアに言えることはない。彼女は婚約解消を受け入れる。
しかし、エルシーリアは何とも言えない胸のモヤモヤを抱える。婚約解消がショックなのではない。イザイアのことは手のかかる出来の悪い弟分程度にしか思っていなかったから、失恋したわけでもない。
身勝手な婚約解消に怒る侍女と話をして、エルシーリアはそのモヤモヤの正体に気付く。そしてエルシーリアはそれを父公爵に告げるのだった。
『小説家になろう』『アルファポリス』に重複投稿、自サイトにも掲載。
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教養が足りない、ですって
侯爵令嬢エリーゼは、公爵家の長男アレクシスとの婚約披露宴で突然婚約破棄される。理由は「教養が足りず、公爵夫人として恥ずかしい」。社交界の人々の嘲笑の中、エリーゼは静かに会場を去る。
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わたくしの恋を終わりにします。〜悪役令嬢と呼ばれていましたので、大好きなあなたの真実の恋を応援いたしますわ。
幼い頃からずっと大好きだった婚約者、王太子レオナルド。
いつか彼と、両親のような仲睦まじい夫婦になれたら――。
そう願いながら王太子妃となるための教育に励んできたリディア・フローレンスは、ある日突然、レオナルドから婚約破棄を告げられる。
理由は、リディアが可愛らしい令嬢カレンに数々の嫌がらせをした「悪役令嬢」だから。
けれど、リディアにはまったく心当たりがない。
それどころか彼女は知っていた。
レオナルドがカレンに「これは真実の恋だ」と告げていたことを。
――そうですか。やっぱり、わたくしは嫌われていたのですね。
だったら、大好きなあなたの幸せを邪魔してはいけない。
あなたと彼女の真実の恋を応援して、わたくしは身を引きましょう。
そう決めたリディアだったけれど、彼女の「悪行」がひとつひとつ明らかになるにつれ、レオナルドの思い込みもまた明らかになっていって――。
好きだったからこそ、幸せになってほしかった。
愛していたからこそ、許せないこともある。
これは「悪役令嬢」と呼ばれたひとりの令嬢が、
大好きだった人との恋を、自分自身の手で終わりにするまでのお話。
※小説家になろうさんと同時公開です。
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そんなに義妹がいいのですね?さようなら、あなた。
不実なあなたはいつも午後、出かけた──妻ルイーゼがいながら、夫パシー伯爵は隠れて義妹と不貞を繰り返していた。夫を信じ、夫のためにと領地経営を寝る間も惜しんで頑張ってきたルイーゼだったが、ある日、ついに二人の不貞を知ってしまい激しいショックを受ける。
裏切られたルイーゼは苦悩に耐える中、夫に離縁を突きつける。すると意外にも夫は「離縁などしない」とのたまい、しかもその理由は承服しがたい内容だった。
「必ず別れてみせる」
そう決意したルイーゼは、夫が決して知られてはならない“決定的な秘密”を切り札に、静かに反撃を開始する。
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婚約者に平民だと虐げられたので、実家の最強公爵家に帰らせていただきます。
誰もが夫にしたいと夢見る紳士。
富豪で、見目麗しく、伯爵位を持つ品行方正で非の打ち所がない青年。
彼がそう称賛されるようになるまでずっと、婚約者として彼を陰ながら支えてきたクイン。
貧乏な男爵だった彼に劣等感を抱かせない為に、身分を隠し実家の力を借りずにふたりで乗り越えてきたはずだった……
けれど、彼女に待ち受けていたのは「平民の女」だと自分を見下す変わり果てた婚約者と、彼の「初恋の人」との裏切り。
クインは全ての支援を引き上げ、思い出のものを処分し、実家へ戻る決意をするーー。
64
【完結】次期王太子妃は貴方と離れることを所望しております
「もういいわ」
次期王太子妃である私の冷たく吐いた言葉に、周囲の文官たちは言葉を失う。
私の怒りを皆が悟ったのだろう。
なのに言葉をかけた当人––––王太子のキースは気付く素振りもない。
「彼女に会いに行って、いいのか?」
「気にせず行ってください」
告げた言葉に、部屋にいた文官や王城使用人の顔が凍ったのが分かった。
傍に控える騎士も、思わず互いの顔を見合わせている。
皆、分かっている。
怒鳴られる方がマシだ、泣かれる方が救いがある。
『もういい』に込められた意味は、諦めだということに。
「……アイシャ、本当にいいのか?」
キースの足は、もう出口を向いている。
私ではなく、別の女性に会いにいくために……
「えぇ、どうぞ……好きになさってください」
「……すまない。次は埋め合わせをする!」
出て行くキースの背に、そっと告げる。
「もう、次なんてないわよ」
その言葉は、走りゆく王太子に届くことはなかった。
私は覚悟を固める。
半生をかけて支え続けてきた、彼のために尽力してきた。
その努力が軽んじられるのならば。
もう……この座に居る必要はないと。
65
結婚式の夜に愛人を連れてきたので、署名せずに帰ります
結婚式の夜、夫となったはずの侯爵さまが、披露宴の席に愛人を連れてまいりましたの。
「彼女も今日からこの屋敷に住む。君は正妻なのだから、寛大に受け入れるように」ですって。
義母は「騒げば恥をかくのはあなたよ」と微笑むし、お客さまたちは見て見ぬふり。まあ、皆さまそろって、なし崩しにするおつもりですのね。
けれど、おあいにくさま。この国の結婚は、式を挙げただけでは成立しませんのよ。婚姻誓約書に夫婦双方が署名し、三日以内に神殿へ納めて、はじめて夫婦。
――そしてわたくし、まだ署名しておりませんの。
既成事実は、事実ではございませんのよ。
66
婚約もなしで結構です
モニカには婚約を予定している幼なじみがいる。
自分の用事は言いつけるのに、こっちの約束は破る彼にうんざり。
ある日、友だちの幼なじみと出会い、彼の優しさに触れるうちに好きになっていく。
幼なじみの無神経な振る舞いに愛想を尽かして婚約をなしにするも、彼は認めないと逆ギレして――。
67
餓死寸前の私の代わりに宰相が勝手に喋り始めました
伯爵家の陰謀により離宮で餓死寸前まで追い詰められた、王妃アンジェリカ。
弱り果てて声も出せない彼女の前に現れたのは、この国の若き宰相リカルドだった。
リカルドは「王妃殿下の囁きを拾う」という体で、愚かな国王や伯爵たちに怒涛の代弁攻撃を開始するのだった。
え、私…一言も言ってないけど……。
※他サイトでも公開してます。
68
旦那様、幼馴染との素敵な夜は楽しかったかしら?
エリーナ・グランベルは幸せな人生を送っていた。素敵な旦那に安定した地位。
けどそれはあの晩から変わってしまった。
旦那様が幼馴染の女と不倫しているのを知るまでは。
私の気持ちを裏切った二人に、呪いを込めた復讐を。
エリーナ・グランベルの復讐が始まる。
69
婚約破棄された令嬢は、二度と彼を愛さない
「アリア・フォン・ベルクレイン。君との婚約を破棄する」
華やかな音楽が流れていた大広間に、その言葉だけが異様なほど鮮明に響いた。
私は手にしていたグラスを、落としそうになった。
目の前に立っているのは、私の婚約者――エドワード殿下。
70
「辺境の娘は要らない」と仰せなら、どうぞ。国境の向こうから毎年届いていた縁談の封を、父が初めて切りました
「辺境の娘は要らない。王太子妃に迎える時代は、もう終わった」
夜会の広間で、殿下はそう仰いました。お隣には、王都育ちの侯爵令嬢。
ええ、承りました。引き留めるつもりも、昔の盟約を持ち出すつもりもございません。私は夜明けに、辺境へ帰ります。
ただ、殿下はご存じないのでしょう。国境の向こうの辺境伯家から、この二十年、毎年同じ縁談が届いていたことを。
父がそれを封も切らずに返し続けてきたのは、辺境伯家の娘は王家に嫁ぐという、古い盟約があったからです。
その婚約をお返しになったのは、殿下のほうでございます。
今年の縁談の封を、父は初めて切りました。
国境の両側がひとつの縁で結ばれる日を、殿下は王都でお聞きになるのでしょう。
※前作の反省を踏まえ、殿下の視点・クラーラの視点のお話も入れました。
※物語を全面的に書き直しています。第2話以降はいったん非公開にし、書き直しが整い次第、その翌日の10時から順に公開いたします。
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結婚したくないので、悪女のフリをします
「女は結婚して婚家に尽くせ」なんて、冗談じゃない!
魔法を学び、国家魔術師になりたい伯爵令嬢ベアトリーチェは、父が勝手に決めた年上子爵との見合いを潰すため、学院で成績を競う宿敵エドアルドと『悪女作戦』を始める。
恋人のふりをして人前でいちゃつき、高価な魔石をねだり、ついには夜の仮面舞踏会へ。ところが評判を落とすどころか、次々とお手柄をあげ、二人は『お似合いのカップル』として注目されてしまう。しかも、協力者のはずのエドアルドには何やら別の思惑があるようで……?
悪女になりたいのに好感度ばかり上がっていく、最強令嬢×宿敵令息の恋愛ファンタジー!
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死に戻った私はあなたを愛さない
流行り病にかかった侯爵夫人は最後に夫が愛していたのは死んだ妹だと分かってはいた…妹を虐め続け最後に妹は姉と同じ病で死んだ…自分を恨んでいる夫に最後だけでも優しい声を聞きたかった侯爵夫人はその願いもなく夫は別の女性と結婚をすると聞き侯爵夫人は静かに息を引き取った。
妹を虐めなければ違う人生が待っていたかもしれない…侯爵夫人はもう一度やり直せるならと涙を流し時が巻き戻った。
誤字脱字がありますが、よろしくお願いします。
更新が不定期になります。
73
愛を選んだのは貴方でしょう? なら、その代償も受け入れてください
「昔の恋人と結婚したい。悪いが、離縁してほしい」
ひと回り年上の夫アントンから何の前触れもなく離縁を告げられたクレア。
この結婚は政略結婚で、そんな理由で離縁などとんでもない。そう訴えるクレアだが、アントンは聞く耳を持たない。昔の恋人と、今度こそ添い遂げたい。その意思は固かった。
「……分かりました。どのような結果になろうとも、どうぞ受け入れてくださいませ」
呆れたクレアは離縁を受け入れる。
やっと昔の恋が成就するのだと浮かれるアントンは知らなかった。政略結婚を勝手に破棄すれば、どういう結果が待ち受けているのかを。
望んだ結果でなくとも――どうぞ、受け入れてください。『愛』を選んだのは貴方なのですから。
※小説家になろうさんにも掲載しております。
74
【完】もしも私が死んだなら、あなたは後悔してくれますか?
「……残念ながら、もう手の施しようがありません」
何度目かになる入念な診察の後、医師は哀れみのこもった声で、そう告げた──。
♢♢♢
貴族学園で出会った公爵令息のセルディオと、身分の差を乗り越え、幸せな恋愛結婚をした子爵令嬢のニーナ。
順風満帆な人生を送っていた彼女の身に異変が起きたのは──結婚後、一年と少し経ってからのことだった。
ほんの少しのすれ違いから、運命はニーナを残酷な世界へと叩き落とし、お互いを唯一として愛し合っていたセルディオも、他の女へと目移りするようになる。
「一生私を愛してくれると言っていたのに……あなたの一生涯の愛は、たった一年だけのものだったの?」
身体は病に侵され、心は愛する夫に引き裂かれ……ニーナは自分にとって、最も辛い決断をする──。
※表紙画像はAIが頑張ってくれました。
初めて使ったので勝手が分からず……時間かかりました(ノω・、`)
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公開離縁こそ私の仕掛けた罠でした
「その言葉を、待っておりました」
シゼルの合図とともに大広間の扉が開き、彼女の無実と夫の罪を証明する仲間たちが次々と姿を現す。
大商人、領地の職人頭、王宮の監察官。
彼らが暴き立てるのは、夫の横領、偽装、そして屋敷と領地を陰で支え続けていたシゼルの真の実力だった。
大勢の前で立場を完全に逆転させ、完璧な証拠で夫を叩き潰す痛快な離縁劇。
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【完結】幼なじみを妻にしたいと仰るなら、どうぞ勅書をお読みください。婚約を命じられたのは侯爵家の嫡男と、私の名でございます
「王命のお相手を、彼女に替えていただけるよう陛下にお願いする」
幼なじみの手を取ったまま、婚約者はそう仰いました。父は「王命だ、我慢しろ」とだけ言い、母は目を伏せました。
ええ、構いません。泣いてすがるつもりも、陛下に申し上げることもございません。
ただ、あの勅書は、読めば分かるように書かれております。
婚約を命じられたのは、侯爵家と伯爵家ではございません。「侯爵家の嫡男」と——私の名です。
名で下された王命は、陛下にしか書き換えられません。そして陛下は、一度下した命を書き換えないお方です。
替えられるのは、私のほうではございませんでした。
今さら勅書を読み返しても、もう遅いのです。
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幼馴染を優先する婚約者は、「婚約者」の意味がわかっていない。
婚約者レオンとの約束より、いつも優先される幼馴染のミラ。
「私たちは兄妹みたいなもの」「婚約者だからって束縛するの、重くない?」
そう笑う二人に、エリシアはあっさり婚約解消を告げた。
そして三日後。父とともにレオンの屋敷へ呼ばれたエリシアを待っていたのは、青ざめたレオンとミラ、そして怒りに震える両家の家族たちだった。
「俺は浮気なんてしていない!」
――だから何だ?
これは浮気をしたかどうかの話ではない。
78
【R-18・連載版】部長と私の秘め事
彼氏にフラれた上村朱里(うえむらあかり)は、酔い潰れていた所を上司の速見尊(はやみみこと)に拾われ、家まで送られる。タクシーの中で元彼との気が進まないセックスの話などをしていると、部長が自分としてみるか?と尋ねワンナイトラブの関係になってしまう。
かと思えば出社後も部長は求めてきて、二人はただの上司と部下から本当の恋人になっていく。
だが二人の前には障害が立ちはだかり……。
※ 過去に投稿した短編の、連載版です
79
【R18・完結】夫から「恋人ができたので別れてくれ」と言われましたが、どうせ別れるならその恋人から寝取り返してから別れます!
一年前に政略結婚した夫ザイデルから、突然「恋人ができたので別れてくれ」と告げられたアリーセ。
一方的に離縁を突きつけられても納得できるはずがない。
『どうせ別れるのなら、その恋人から寝取り返してやる!』
アリーセは夫に好かれるため魔法で作り上げていた“美しい妻”の姿を捨て、素顔のまま助手の魔法使い“リーセ”としてザイデルに近づく。
恋人の正体を暴き、ザイデルを自分なしでは生きられない身体にしてから捨ててやるために。
だが、屋敷では見せなかった彼の素顔と事情を知るうちに、憎いはずの心は次第に揺れていく。
◆性描写回には※あり
80
侯爵令嬢のほうがふさわしいと婚約破棄されたので、もうあなたの後ろには立ちません
婚約破棄された伯爵令嬢クレアは、元婚約者を恨むことも、失った立場にすがることもしなかった。
彼女が選んだのは、新たに任された仕事に誠実に向き合うこと。記録を確かめ、曖昧な契約を整理し、対立する人々の言葉に耳を傾ける。その積み重ねはやがて確かな信用となり、彼女を認める人と新しい未来を引き寄せていく。
一方、爵位ある家との華やかな婚約と大きな商機を選んだ元婚約者ライオネルは、成功を急ぐほど家の足元を見失っていく。
人の未来を決めるのは、与えられた爵位か、それとも積み重ねた信用か。
信用を築く令嬢と、信用を使い果たしていく青年。それぞれの選択が明暗を分ける、復讐ではない静かな逆転の物語。