ライト文芸 切ない小説一覧
私は死にました。
15年という短い生涯でした。
じゃあ、死んだらどうなるの?
それは誰一人として知らないから、死んだ人しかわからない事だから。
だから皆んなどうなっちゃうの?って思うんだよね。
いい子だったら天国に行けて、悪い人だったら地獄に落ちるって言うけど、そんなのって生きてる人が自分達の生きて来た証を残したいから、誰にでも平等に訪れる【死】という恐怖から逃れたいから、
死んだって終わらない。
死んだって、まだ【何か】あって欲しい。
そんな淡い儚い想いが創り出した、うつつの抜けた作り話だって皆んなわかっている事なのに、【生】という括りから抜け出せない可哀想な人達は、そんな話に縋る事しか出来ないんだよ。
だって、私もそうだったから。
だけど、死んでも世界は終わりませんでした。
死んでも、次のステージが待っています。
これは、私、山下はるかが体験した死後の世界のお話です。
キャラ紹介
山下はるか……享年15歳。
本作の主人公。
本来なら花も羨む女子高生。
黒髪、セミロング、それなりに美人。
ある病でガリガリに痩せて亡くなったが、死後の世界では健康的な身体を取り戻している。
一人称は私。
オムパロスのエコモ。
オムパロスとはギリシア語で女神のヘソ。
女神の中心を意味し、本作では現実世界と並行世界を繋げている【へその緒】を意味している。
エコモの形は、犬と猫を足して2で割ったような形をしていて、基本的には二足歩行。
序盤、はるかの記憶には残って無いが、
はるかが幼かった頃大事にしていた、犬と猫の縫いぐるみの化身。
一人称は僕。
性別は不明。
この物語は、この2人が死後の世界Anotherで、四十九日間を生き延び、はるかの生まれ変わりを目指すサバイバルファンタジーである。
文字数 18,278
最終更新日 2024.05.01
登録日 2024.04.25
切ない愛の物語です。
「私・・・死ぬんだって」
告げられた残りの命。
『サヨナラしましょう』の代わりに出てきた言葉。
「・・・知ってる」
彼の予想外の反応に戸惑いを隠せない彼女は、最後の最後で彼の言葉の意味を理解した。
女子学生×男子学生の青春とは程遠い物語。
※長編ではないのでそこまで長くならないです。
よろしくお願いします。
文字数 7,429
最終更新日 2024.05.01
登録日 2024.04.12
ゾンビパニックに陥った日常世界、食料調達に行ったお父さんがゾンビに噛まれて、感染。意識は保っているので、日常生活を続行。そんな日常生活を描いたほのぼのサバイバルライフの物語です。^^
文字数 1,698
最終更新日 2024.04.30
登録日 2024.04.30
とあるマンションの一室にあるドレスメーカー for Angel。
そこへ一人の女性が訪れた。
中沢幸子。
ほんの数日前、赤ちゃんを亡くしたばかりの女性だった……。
亡くなった赤ちゃんを送るためのベビードレスを専門につくるドレスメーカーを舞台にした短編小説。
文字数 2,262
最終更新日 2024.04.30
登録日 2024.04.30
私は身代わりとして産まれて来た。
私が産まれる前に亡くなった姉『彼方』
お父さんとお母さんは、その代わりを作るべく私を作った。
私は写真でしか顔を知らない彼方の面影を、十五年以上重ねられてきた。
高校生。
彼方がついにたどり着けなかった年齢に届いた私。
何かが変わるかもしれないという微かな期待。
けれど、現実は私が望んだものとはあまりにもかけ離れていた。
文字数 29,842
最終更新日 2024.04.30
登録日 2024.04.30
結晶化する愛について。
その病を持つ者が誰かからの愛情に応えた時。
罹患者の愛は相手の体内で結晶化する。
愛した宿主はやがて死に、あとには結晶だけが遺る。まるで汚れたガラス片が波に磨かれて、いつか浜辺の宝石に生まれ変わるように。
その夏。人殺しの僕が彼女と出会ったのに、運命的なものは何一つなかった。
出会って、時々話すようになって、恋をする。そうしてまた殺すまでには三ヶ月あれば十分だ。
彼女を殺すのは難しいことじゃない。
朝起きてから顔を洗って、遊びに連れていって。そしていつか「愛してる」と伝えるだけでいい。
これは人殺しの僕が、優しさを信じた歪な少女──氷雨を殺すまでの、雨音混じりの夏の物語だ。
文字数 138,305
最終更新日 2024.04.30
登録日 2024.04.20
毎日を惰性で生きていた秀は、ある朝、一人の少女に趣味であるWEB小説を読まれてしまう。
しかもその少女は、秀が通う高校に後輩として転校し、秀が所属する演劇部に入部してくる。
彼女の名前は、柊結生。
天性の演技力を持ち、直向きな性格の結生から、秀は自身の小説を台本にした演技力向上練習を持ちかけられる。
「一緒に最高の物語を創り上げましょう!」
隠された「秘密」とともに、運命の歯車が静かに動き始めた。
文字数 107,800
最終更新日 2024.04.28
登録日 2024.04.28
高校生の俊哉は、交通事故に遭い、命を落としたと思った矢先に死神の少年と出会う。
余命の条件付きで、今回の事故をなかったことにしてくれるという死神。たとえ少しだとしても、今すぐ死ぬよりはマシなはずだった。
「お兄さんの余命は、恋人の樋本楓と手を繋いだ回数だよ。残りの数は、100回だ」
俊哉は苦悩しつつも、大好きな楓のために、幸せな日々を終わらせる決意をするが……?
文字数 20,973
最終更新日 2024.04.28
登録日 2024.04.28
※当作品は長い構想を経て生まれた”青春群像劇×近未来歴史ファンタジー”長編シリーズ小説です。
イントロダクション
西暦2059年
生き別れになった三つ子の魂が、18年の時を経て、今、巡り合う。
それは数奇な運命に導かれた、少年少女たちの長い一年のほんの始まりだった。
凛翔学園三年生、幼馴染三人組の一人、樋坂浩二(ひさかこうじ)、生き別れとなった三つ子の長女、稗田知枝(ひえだちえ)のダブル主人公で繰り広げられる、隠された厄災の真実に迫る一大青春群像劇。
エピソード①~三つ子の魂編~
<あらすじ>
新年度、小学生に進学する妹の真奈(まな)の入学式に出席するため、兄の樋坂浩二と隣近所で幼馴染の永弥音唯花(えみねゆいか)は真奈の入学式を見守る。
その日の夕方、入学パーティーのための買い出しに出掛けた樋坂浩二は下り坂で逃げ出した旅行用カバンを追いかける魔法使いのような容姿をした少女を見かける。
少女の名は稗田知枝、知枝はアメリカからやってきた帰国子女で、生き別れになった三つ子の姉弟との再会、祖母との約束を果たすため、凛翔学園に転校してきた。
新年度が始まり、クラスメイトとなった浩二と知枝、三つ子の存在を明かされ驚きつつも、その日の夕方、浩二と唯花は知枝が雨の降りしきる公園で座り込んでいるのを見つける。
西暦2059年、未だ原因不明とされる未曾有の厄災から30年、復興を遂げた街に再び魔法使いが訪れるとき、新たな物語が紡がれようとしていた。
表紙イラスト:ミント様(@mint_9_9)
タイトルロゴ:ささきと様(@sskt_s)
文字数 122,190
最終更新日 2024.04.28
登録日 2024.04.06
「宿り木カフェ」は、
色々な悩みを持つ、
年齢も様々な女性が主人公の
オムニバス形式の小説となっております。
家族を亡くし孤独となった女性から、
思春期の子を持つ主婦、
不倫をしている会社員まで
様々な人物が登場します。
そこに、その女性達が希望した人に近い
男性スタッフが話し相手となり、
お話しは進んでいきます。
色々な思いを抱きながら、
最後はその女性達が何かを感じ、
前向きに進んでいく、
そんな内容になっています。
あなたなら、
どのスタッフと話しがしてみたいですか?
※ご注意※
最初からDVなど辛い内容が含まれます。
読む際はご注意ください。
文字数 106,657
最終更新日 2024.04.28
登録日 2024.04.01
飽くなき欲望により煌々と輝く吉原遊郭。その吉原において最高位とされる遊女である夕顔はある日、八助という男と出会った。吉原遊郭内にある料理屋『三好』で働く八助と吉原遊郭の最高位遊女の夕顔。決して交わる事の無い二人の運命はその出会いを機に徐々に変化していった。そしていつしか夕顔の胸の中で芽生えた恋心。だが大きく惹かれながらも遊女という立場に邪魔をされ思い通りにはいかない。二人の恋の行方はどうなってしまうのか。
※この物語はフィクションです。実在の団体や人物と一切関係はありません。また吉原遊郭の構造や制度等に独自のアイディアを織り交ぜていますので歴史に実在したものとは異なる部分があります。
文字数 102,136
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.15
文字数 10,957
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.27
ある月のない夜。大学生の陽央の元に、父親が朔という小さな女の子を連れてくる。朔は陽央の腹違いの「妹」で、事情があって行き場がないという。 父親に頼まれて、一人暮らしのマンションで朔を預かることになった陽央だが、警戒心が強い朔は、なかなか陽央に心を開こうとしない。そのうえ、子どものくせに強がりで、どんな状況になっても絶対に泣かない。突然現れた朔との生活は、陽央にとって苛立つことの連続だった。そんなとき、陽央の都合で家から追い出した朔が、一緒に住むマンションから離れた場所で迷子になっていたところを保護される。朔がひとりで遠くまで行った理由を知った陽央に、彼女に寄り添おうとする気持ちが少しずつ芽生え始め、陽央と朔の関係は変化していく。 ひとつの家族の、絆の話。*他サイトにも投稿しています。
文字数 129,699
最終更新日 2024.04.22
登録日 2021.03.22
高校二年の夏休み、尾木野俊弥は陸上部の三上優海に一目惚れした。
その時以降、妙に優海が気になるも、波風立たないように過ごす高校生活を保つために本心をひた隠しにする。それでも優海を見る度に恋心が刺激されてしまい、平静を保ち昂ぶる気持ちを抑えることに苦悩した。
そんな俊弥が卒業式当日、優海へ告白することを決心した。
文字数 8,949
最終更新日 2024.04.22
登録日 2024.04.22
他には言えない理由で分け入っていった山の奥、大きな木のウロの中でぼくは、この世ならざる存在と出あった。
文字数 7,718
最終更新日 2024.04.21
登録日 2024.04.20
文字数 95,762
最終更新日 2024.04.20
登録日 2024.04.20
人見知りで内気な陽茉莉には、友達がいなかった。
寂しさに押しつぶされそうな時に出会った、イマジナリーフレンドの菜月。
高校生になった今も、ずっと一緒の唯一の友達。
「これからもずっと、一緒にいてくれるよね?」
「もちろん! ずーっと、一緒だよ!」
失恋をした日に交わされたひとつの嘘が、"私"を変えた。
文字数 4,861
最終更新日 2024.04.15
登録日 2024.04.15
ぶつかった人の災いを取り除く身代わり幽霊。
それは昼間しか存在できず、夜になると姿が消える不思議な存在。
そして、その相手の災いが消えると、自分自身も消えてしまうはかない運命。
高校生の星朋樹は幼馴染みの柳ヶ瀬凛の災いを取り除くために現れた身代わり幽霊に恋をする。
昼間しか存在できない幽霊は、最も昼が短くなる冬至に消えてしまう。
運命に逆らうことはできず、彼は別れの痛みを経験する。
だがそれは希望への道しるべでもあった。
文字数 96,803
最終更新日 2024.04.12
登録日 2024.04.02
高校一年生の森崎和昭(もりさきかずあき)は非モテボッチ陰キャ男子だが、
男子生徒憧れの同級生女子上志津晶保(かみしづあきほ)と仲良くなる。
なかなか進展しない二人の仲だったが、和昭が勇気をふりしぼって一歩踏み出したことで
ようやく交際がスタートした。
しかし、事故に巻き込まれた二人の運命は引き裂かれ、
晶保は和昭のいない世界に取り残されてしまう。
砂時計を何度逆さまにしても時が戻ることはない。
ならば、この世界に私の居場所なんかない。
――今、そちらへ行きます。
キミのいる場所へ。
その時、絶望の暗闇に沈んだ彼女に奇跡の光が降りつもる。
愛と勇気が変えた二人の運命の物語。
文字数 108,433
最終更新日 2024.04.12
登録日 2024.04.02
中学の人間関係に疲れていた私は高校入学で新しい自分の生き方を始めたかった。
でも、現実はそんなにうまくいかずに、友達を作るどころか、クラスで一番注目されている女の子を怒らせてしまった。
落ち込んでいる私を慰めてくれたのはインコだった。
でも、その小鳥はイケメン男子の化身で、彼には秘められた過去があった。
三者三様の運命が逆回転を始めたとき、奇跡が起こる。
文字数 114,325
最終更新日 2024.04.09
登録日 2024.04.02
あらすじ
静野水樹は変化を嫌い静寂を好む高校二年生。そして、彼の部屋にはポトスの亡霊で少女の姿をしたハナシが住み着いている。
ハナシと住んで一年がたったある日、水樹の日常に変化が訪れようとしていた。様子がおかしいことをハナシ気づかれ、水樹は悩みを相談することに……
[重複投稿] 小説家になろう ノベマ! カクヨム
文字数 9,366
最終更新日 2024.04.03
登録日 2024.04.01
一色直也は15年前に死別した恋人・詩路を忘れられず、日々を過ごしていた。
そんな直也の元にシロというアカウントから『どうして』とメッセージが届く。
そこから、直也と詩路の15年の空白を埋める旅がはじまる。
文字数 148,094
最終更新日 2024.04.01
登録日 2024.04.01
誰かを励ましたくて。
隣にいる人を大切にしてほしくて綴りました。
読んで何かを感じ取って頂けると嬉しいです🍀
文字数 4,710
最終更新日 2024.04.01
登録日 2024.04.01
家政夫くんと、はてなのレシピ
レンタル有り12/13 アルファポリス文庫様より書籍刊行です!
***
第五回ライト文芸大賞「家族愛賞」を頂きました!
皆々様、本当にありがとうございます!
***
大学に入ったばかりの泉竹志は、母の知人から、家政夫のバイトを紹介される。
派遣先で待っていたのは、とてもノッポで、無愛想で、生真面目な初老の男性・野保だった。
妻を亡くして気落ちしている野保を手伝ううち、竹志はとあるノートを発見する。
それは、亡くなった野保の妻が残したレシピノートだった。
野保の好物ばかりが書かれてあるそのノートだが、どれも、何か一つ欠けている。
「さあ、最後の『美味しい』の秘密は、何でしょう?」
これは謎でもミステリーでもない、ほんのちょっとした”はてな”のお話。
「はてなのレシピ」がもたらす、温かい物語。
※こちらの作品はエブリスタの方でも公開しております。
文字数 258,277
最終更新日 2024.03.31
登録日 2022.04.29
文字数 7,983
最終更新日 2024.03.31
登録日 2024.03.29
――月が、綺麗ですね。
―――いつかあの世で返事を聞かせてほしい。
臨終の床にある彼女の言葉に、私は何も返事をすることができなかった。
だって、私は、彼女の思いに答える資格もない器械(おもちゃ)だから。
魂なんてなくて、
死んだ後は、無になるのだから――
そして、彼女を失い、自棄になった私を救った大切な親友。
その命すらも、消えようとする時、
脳裏に浮かんだのはかつての彼の言葉。
――願いを確実に叶えてもらう。神様への願いの伝え方が存在しているんだって。
ごめんなさい。私は、あなたたちから受けた愛を、仇で返します――。
***********************
「約束しましょう、柾。私は、何があっても必ず、彼女の傍にいます」
親友と交わしたその約束は、
ロボットである私には、簡単に果たせるはずのものだったのに――。
人間の女の子とロボットのウサギ。
結ばれるはずのない、切ない恋。
そして、神主の彼との大切な友情。
みんなを奪っていこうとする残酷なこの世界に、神様なんていないのか。
文字数 106,387
最終更新日 2024.03.27
登録日 2024.03.11
文字数 44,174
最終更新日 2024.03.18
登録日 2024.03.04
いつもの場所、いつもの時間。
涼とやすみは密会をする。
いつもと変わらない日常だと思っていたのに、その日のやすみの雰囲気はいつもと少し違っていた。
そして、やすみは最後のお願いがあると涼に告げた。
「私を殺してくれない?」_______と
果たして少女の口にした言葉は本当の願いなのか?
人の願いと自分の願い
人の想いと自分の想い。
同タイトルで小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ+様でも掲載させて頂いております!
文字数 89,715
最終更新日 2024.03.12
登録日 2024.01.23