大学小説一覧
大学のサークルで出会ったカッコ良い男性に恋心を抱いた主人公。しかし彼には彼女がいて、諦めかけた時に彼から告白され、交際がスタート。しかし彼との関係が深まるにつれて、不安が募り、ついに彼との別れを決意する。それから数年後、偶然再会した彼からの言葉に、再び心を揺さぶられる主人公。彼との関係が再び始まる。
文字数 1,427
最終更新日 2023.03.10
登録日 2023.03.10
「……そういや、俺らのファーストコンタクトって、めちゃくちゃタイミングが悪かったよな。」
ふと、昔を懐かしむようにおもむろに呟いたのは、机を挟んで正面の椅子に腰掛ける彼。
「……確かに、そうね。」
私も当時を思い出して苦笑する。
その際、一瞬胸に浮かんだのは、旧懐の念と少々の寂しさ。
「……でも。」
しかし、直ぐにそれらの感覚は消え去って、私は正面に座る彼を見据えて微笑んだ。
「……あの時にキミと出会ってなかったら、今の私はいないと思うな。」
胸を満たすは温もり。
『永遠に埋まることはない』と、そう思っていたはずの空洞は、彼の存在が満たしてくれた。
「……それを言うなら俺もだよ。」
恥ずかしそうに頬を掻き笑う彼もまた、私に向ける表情は柔らかい。
「…………。」
この世に、『絶対』も『永遠』も無いように。
いつまでも続くかのように見えるこの『幸せ』にだって、きっといつか終わりがくる。
―――死んで灰になったその後は、きっと一人になってしまう。
……だから。
「―――愛してる。」
「……へ?」
「ふふっ何でもない、言ってみただけ。」
二人で笑みを交し合える『今』に、限りない愛しさを溢れさせるように。
―――重なり合った手の平が、最期の最期まで離れてしまわないように。
それまでは、こうやって……
―――『幸せ』の中で、生きていたいと思うの。
文字数 8,641
最終更新日 2023.11.04
登録日 2023.11.04
「なぁ柚津、春朝とは、最近、どんな感じなんだ...?」
大学院修士1年の冬、数年付き合った彼女、夏海 柚津(なつみ ゆず)とのデートも終盤に差し掛かった頃、神夏磯 梨樹人(かみがそ りきと)は浮気の事実を曖昧な言葉で確かめる。
春朝ーー春朝 慧莉(はるあさ けいり)は梨樹人と柚津の小・中学生時代からの男友人で、すらっとした塩顔の優男だ。
ある日、そんな古い友人と浮気していたという衝撃の事実を知ってしまう。
信じたくない気持ちと事実だろうことが確信できている心とに苛まれた結果、聞いてしまったんだ。
***
振られたときの心の痛みは忘れられようはずもなく、何年経っても頭の隅を鈍く刺激する。
だけど、こんなヒドい失恋の経験が、逆にその先に現れるパートナーの、何気ない日常の一幕にも素晴らしさの彩りを与えてくれる、なんてこともあるのかも。
※小説家になろう様、アルファポリス様、カクヨム様で同時に投稿させていただいております。
文字数 82,665
最終更新日 2021.09.01
登録日 2021.09.01
文字数 40,225
最終更新日 2021.08.11
登録日 2021.08.11
主人公の健太はとくに目的もなく南開学院大学法学部に入学した。南海学院の偏差値はボーダーフリーと、俗に言うFランク大学である。しかし、健太はそこで、法学部の山石教授に出会い、人生が大きく変わる。
文字数 1,803
最終更新日 2023.02.03
登録日 2023.02.03
文字数 4,241
最終更新日 2021.07.01
登録日 2021.06.27
関可取大学1年生の羽賀遊子は近隣の医科大学を2年足らずで自主退学して文系大学に再入学してきた変人のお嬢様。凡庸な男子大学生の海江田は彼女のサークル選びに付き合うことになり……
※この作品は「小説家になろう」「アルファポリス」「カクヨム」「エブリスタ」に投稿しています。
※この作品は2019年に文芸同人誌で発表した作品を改題・改稿したものです。
文字数 7,384
最終更新日 2023.04.25
登録日 2023.04.25
中古のスケッチブックのように、黙々と自宅、学校、アルバイト先を行き来する淀んだ白い日々を送る芳内克月。深海のように、派手派手しい毎日の裏に青い葛藤を持て余す風間実。花火のように、心身共に充実という名の赤に染まる鳥飼敬斗。モザイクのように、過去の自分と今の自分、弱さと強さ、嘘と真実の間の灰色を彷徨う松井彩花。
八王子にある某私立大学に通う四人の大学生は、対照的と言うべきか、はたまた各々の穴を補うような、それぞれの「日常」を過ごしていた。そうして日常を彩る四つの運命が、若者たちの人生に色彩を与える。
知っているうちに並行し、知らないうちに交差する彼らの一週間と二週間は、彼らの人生、生き方、日常の色を変えた。
そして最後の日曜日、二人のゲストを迎え、人々は吉祥寺に集結する。
文字数 171,100
最終更新日 2023.07.19
登録日 2023.05.08
大学で隣同士になった派手な女の子は昔の大人しい同級生だった!?
でも中身は変わっていなくて……
青春ストーリー開幕!
文字数 10,147
最終更新日 2020.06.18
登録日 2020.05.25
文字数 122,364
最終更新日 2019.06.17
登録日 2019.05.05
霧を吐き、人を溶かして食べる「紫奇霧人(しきむじん)」の出現により、東京23区は指定防衛区に指定されていた。ある時、保護マンションに暮らす波江一家では双子の姉弟、聴具(さとも)と具視(ともみ)の10歳を祝う誕生日会が開かれていた。翌日、弟の具視が目を覚ますと、マンションの住人は1人残らず霧に溶け消失していた。紫奇霧人を殺す「払霧師(ふつむし)」の男、也信(やしん)によって具視は救われるが、彼は重傷を負っていたため力尽きる。
祖母が暮らす地方の村に引っ越した具視は、霧を吸っても死ななかった”化け物”と呼ばれ、いじめに遭う。13歳になり、也信の弟也草(やぐさ)から払霧師を養成する払霧師大学入学への打診を受ける。具視は払霧師になることを決意し、既に大学で学んでいる也草の居候先に転がり込んだ。払霧師は守護影(人の影にすむ生き物)から力を借り、霧をはじく光を具現化し戦う。入学試験では、守護影審査で自分の守護影を見つける必要があった。
審査20回目にして、具視は自分の守護影を呼び出すことに成功した。しかし、それはオオカミでもトラでもなく……生前の記憶がない聴具だった――
文字数 136,906
最終更新日 2022.05.16
登録日 2022.02.20
路頭に迷っていたら、幼馴染みの元ヤン大学講師に拾われました──。
ある日才蔵が路頭に迷っていると、幼馴染みだった敬介と再会し、拾われて一緒に住むことに。
一緒に過ごしていく中でお互いのことを意識するようになり、恋人同士になったのだが……。
元ヤン大学講師×人見知り忍者気質の幼馴染BLです。
文字数 8,471
最終更新日 2023.03.27
登録日 2023.03.25
あの公園では近所の子と一緒に遊んでいたんだ。
母親同士が仲が良くて、家の行き来をしているうちに子供だけで遊ぶようになったのだと思う。覚えてないけど。
僕が小学校に上がってしばらくして、その子とは自然と遊ばなくなった。何でだかは覚えてないけど。
ふと思い出して、小学校が終わってからその公園に行ってみたけど、その子はいなくて。
で、母親に聞いたんだ。
「あの子は遠くへ行ったのよ」
当時の僕は子供ながらに理解した。あぁ、あの子は死んでしまったんだ、と。
そう思っていた女の子が、帰って来た話。
文字数 30,701
最終更新日 2019.06.06
登録日 2019.05.25
夏休みも本番の中、なぜか弟の代わりに男子寮へと潜りこむ事になって・・・。
はてさてどうなる私の運命?
文字数 34,398
最終更新日 2018.11.16
登録日 2018.10.23
吾郎は期待とワクワクで胸を躍らせていた。第一志望の大学に合格し、新しい生活が彼を待っていたからだ。
彼は一級建築士の資格の習得を目指し、父親のような、いや、父を越える建築士になることを夢見て建築デザイン学科に進学する道を選んだ。
彼は新たなスタートを切るための新しいスタイルを選んでいた - チノパンにシャツ、その上にジャケット。
そして、彼の心は、まだ見ぬ友人や教師、そして可能性を秘めた新たなスタート地点 - 大学に望みを託した。
しかし、吾郎の夢の道のりは簡単なものではなかった。子供の頃から建築物に興味を持っていた彼だが、父親の突然の死で一度はその夢をあきらめようとした。
だが、それも父の遺志を継ぐという強い意志が彼を突き動かし、再び建築への道を進む決意をしたのだ。 吾郎はようやく大学進学の目処が立てば、引っ越し先のアパートに移り住んだ。
狭いけれど十分なスペースを持つ部屋からは、彼の新たな人生のスタート地点、大学の建物が見えました。彼は心の中で誓った - ここからが新しい人生の始まりだ。
しかしこの時、まだ彼は知らなかった。このアパートで自分の運命を左右する2人の女性との出会いが待っていることを。
その出会いが、彼の夢や理想を揺るがし、刺激することになることを。これが3人の愛と夢の物語の始まりだということを。 吾郎は見た目はもっさりとしているが、筋肉質で力持ち。顔立ちは人懐っこいが、粘り強さを持ち合わせている。
そして心からの優しさと情熱を持つ、若き3人の物語がこれから始まる。
文字数 37,518
最終更新日 2024.01.14
登録日 2024.01.07
とある大学。理学部有する理学研究館第二棟。その三階に門を構える光の科学研究室。今年度春を迎え、そこに二人の新人学生が配属された。
一人は沢叶夜(さわきょうや)。とにかく騒がしい男子生徒で「楽しいことだけをする」というモットーに従って生きている。そんな彼は卒業のために必要な研究活動には興味が湧かないらしく否定的で、いつも逃げ回ってばかりいた。
もう一人は白坂凛璃(しらさかりり)。真面目で研究熱心だが、実家は生粋の政治家業という境遇から、なぜこの学部に進学したのか、周囲から不思議に思われていた。
二人はその相反する性格から対立するも、教員からは協力して卒業のための研究をするように言われてしまう。二人はいがみ合いながらも、仕方なく研究活動に取り組むこととなった。
文字数 136,620
最終更新日 2020.04.14
登録日 2020.04.14
ここは男女の貞操観念が逆転、そして人類すべてが美形になった世界。
転生した主人公にとってこの世界の女性は誰でも美少女、そして女性は元の世界の男性のように性欲が強いと気付く。
そこで彼は都合の良い(体の)関係を求めて裏アカを使用することにした。
―—これはそんな彼祐樹が好き勝手に生きる物語。
文字数 22,640
最終更新日 2023.11.04
登録日 2023.10.30
入試を突破して念願の大学生になり、夢のキャンパスライフを送るはずだったが…!?僕の大学生活、どこで間違えたんだ!
ちょっぴり変わった人である主人公と周囲の人々が織り成すドタバタ青春コメディー。
※実在の団体名・人名とは関係がありません。
文字数 18,377
最終更新日 2020.06.04
登録日 2020.06.01
作者の都合によりこの作品は別作品に移りました。
【R18】ハイスペック彼氏に捕まっちゃいました
に移させていただきました。
「ねぇ、僕と付き合ってよ」
【ハイスペック男子×平凡女子】の話しです!
文武両道・眉目秀麗・料理は鉄人級な男子から、レミは逃げきれるのか!
黒崎レミは両親からも愛情を貰っているのに愛情を感じることができない。高校には小学校の時からの友達以外にも仲のいい友達だっているお昼食は一緒に食べて、休日には一緒に遊ぶ。
なのに、なんでか心は満たされなくて寂しくて悲しい。
そんな、レミに転機が現れたのは大学に進学してからだった。
初めての作品なので投稿が遅くることもあります。文才はありません。誤字脱字もあると思います。批判のコメントは受け付けません、それでも良いという方は温かい目で読んでください。
無断転載は禁止しています。
文字数 96
最終更新日 2019.01.03
登録日 2018.09.20
詩集『青銅の月』各18作を個別に投稿させていただきました。本作はその18作をまとめた総集編です。
文字数 3,241
最終更新日 2021.10.02
登録日 2021.10.02
ほぼ作者の日記的な、記録。大学受かるまでの話。ノンフィクションでお送りします。AO入室で大学受かる話。ご不明な点やご質問があればコメントでお願いします。まとめて本編でお返事予定。コメント来るかな……
文字数 3,772
最終更新日 2020.08.05
登録日 2020.01.31
斎木 颯太は、小説家になりたい普通の高校生です。
勝美 恵は、他人には非常に恥ずかしがる学校のビューティー、
颯太の16歳の誕生日に、彼は恵によって告白された。
しかし、彼は彼が十分ではないと考えているため、颯太は彼女に対する彼の気持ちをブロックしようとし、彼女を妹として扱った。
それにもかかわらず、彼は毎日自分自身にこの質問をし続け、
「これは僕が欲しいのですか?僕は彼女には十分ではありません!僕は本当に僕のロマンチックな感情彼女をブロックしたいのですか?」
文字数 17,788
最終更新日 2018.08.28
登録日 2018.08.10
主人公、陰キャの俺。
そんな自分が高校生になり、大学について色々思うこと。
あとは試験勉強の様子や点数などを発表していくことで自分を追い込もうとする小説(?)です。
人の不幸は蜜の味ってよく言いますが、そんな感性をお持ちの方には面白いと思いますよ…
文字数 1,717
最終更新日 2018.05.21
登録日 2018.05.14
文字数 5,951
最終更新日 2021.09.11
登録日 2021.09.11
夏の北海道のペンションにポルトガルから女が尋ねてくる。
女の目的は、スペインの侵攻からポルトガルを救うことだった。もうすぐスペインのポルトガルへの侵攻が始まる。スペインの力は巨大で、攻め込まれれば一気に征服されてしまう。だから、ある蛇に会いに来た。この北海道に生息している特殊な蛇には、人の願いを叶えられるという不思議な力があると言い伝えられてきた。その蛇を探し出しポルトガルを救うという願いを叶えてもらうために、はるばるポルトガルから女はやってきた。
様々な人の助けを借りて、女は蛇に会うことができる。だがその蛇は女に教える。「君の願いを叶えてあげるためには、赤い宝石が必要だ」女は赤い宝石のことは知らなかった。だから途方に暮れる。
「ついさっき赤い星が落ちていくのが見えた。誰かが赤い宝石を手に入れた証拠だ。きっとすぐ近くに赤い宝石を手に入れた人物がいる。それを見つけるんだ」と蛇は女に教える。
赤い宝石を手に入れた人物に女は出会うことができる。その人物も不思議な伝説に導かれて赤い宝石を手に入れた。ポルトガルの女は、その人物と一緒に再び蛇のところへ行く。蛇は赤い宝石を見て嬉しそうに語る。「これで舞踏会に行くことができる。舞踏会に行けば願いを叶えてもらえるよ」
赤い宝石の力で、蛇と共に天上の世界に向かう。天上の世界では舞踏会が開かれていた。その舞踏会の幕が開いたとき、ポルトガルから来た女の前に画家が現れる。画家は女をモデルに絵を描いている。そして「この絵は何か足りないような気がするんだ。何が足りないか教えてくれないかな」と女に問いかけてくる。女はポルトガルでの日々を思い出し、その足りない何かを導き出す。それを画家に教えると、画家は満足そうにする。そして画家は女の願いを叶えてあげる。
再びポルトガルは救われる。日本の北海道に生息する不思議な蛇の力によって。
文字数 104,730
最終更新日 2022.04.20
登録日 2022.04.20
俺とリナは、ゼミの先輩と後輩の中である。ある日、俺が通学のバスに乗ると、そこにリナも乗っていた。リナと俺は、バスに揺られながら、リナが先日受けた前世カウンセリングの話をするが……
たわいのない話です。これは、「前世」という作品の続編です。あちらを先に読まれた方が、楽しめるでしょう。
文字数 2,811
最終更新日 2023.04.30
登録日 2023.04.30