エンドロール〜BLゲームの悪役モブに設定された俺の好きな子の話〜

「この世界、BLゲームらしいで」

主人公・シゲルは、有村晴海に告げる。
なんでも、シゲルの姉は事故にあった衝撃で、前世の記憶を思い出したらしい。
そして、この世界は、前世で自分がプレイしていた18禁BLゲーム――『聖✚薔薇十字学園』であることを悟ったとか。
さらに、シゲルの立ち位置は「主人公」ではなく――ことあるごとに主人公に絡んではやりこめられる「悪役モブ」。
あげくの果てに、ラスボスに利用され、凌辱されて破滅する運命だったのだ!

「どうしよう、晴海!」
「大丈夫や、お前のケツは俺が守ったる!」

シゲルと晴海は、転生者の姉の力を借り、何とか破滅の危機を回避しようと試みる。
恋人のふりをしたり、主人公をさけたり、悪役モブのキャラづけを無くそうとするが……
状況は一進一退、簡単には変わらない。

モブキャラクターは、主人公の恋を深め――主人公の危機を演出するために現れた装置。
役目を終えるまで解放されず、その後の人生のことは、誰も気に留めない。

「俺の宝物をむちゃくちゃにしやがって……!」
「晴海と、来年は花火見るんやもん……!」

エンドロールの向こう側で、二人が見るものは――?


晴海(溺愛鈍感)×シゲル(泣き虫不憫)の幼馴染BLです♡


※タイトル変更しました!
(旧題:「エスケープ〜BLゲームの悪役モブに転生したおれは、おけつの危機を回避したい〜」)

※とても素敵な表紙は、小槻みしろさんに頂きました(*^^*)!

・2章更新中です!
24h.ポイント 49pt
10
小説 15,603 位 / 184,025件 BL 4,008 位 / 23,812件