青春小説一覧
俺の好きな人には、恋愛以外のすべてを満たす唯一無二の相手がいる。
バスケ部の絶対的エース男子高校生×家庭環境問題ありありの男子高校生の短編です。
エースの彼には、幼馴染でずっと一緒にバスケをしてきた絶対的に信頼しあっている相棒がいます。
『恋人』という形ではあるけれど、
彼の心の中の唯一無二は自分ではない――…みたいな切ないお話です。
続きも書けたら楽しいです。
読んでくださる方が、少しでも楽しんでくれたら嬉しいです。
文字数 5,008
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.05.09
ある日、星乃勇花は体育館裏を覗くと、その奥にポツンとベンチがあった。その下に花瓶に入った花がり、その香りを感じると勇花のことを好きな気持を持つ人の記憶が見えて……
小説家になろう ノベマ! カクヨム 同時掲載
文字数 35,555
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.04.28
人と人とを繋ぐ『絆』。
それは、まるで音楽のように多彩で、繊細で……
これは、そんな『音楽』が繋ぐ、優しい絆の物語……。
※この作品はフィクションです。
作中の楽曲・音楽家名は実在しません。
文字数 6,030
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.05.08
今まで書いてきた恋人同士や夫婦にまつわる短編で、「こいつはないわー」という男が登場するものだけを集めてみました。
ちょっと間が悪いだけだったり、女性の方にも問題があったりと、最低!と糾弾するほどでもない人も含まれますが、そこは読んだ方の捉え方次第です。
結構読んでいただいたものも、さっぱりだったものもあります。
そのまま再公開ではなく、大筋が変わらない程度のリライトや修正はされていると思いますので、新しい読者の方はもちろんのこと、一度読んだ記憶があるという方も、ぜひのぞいてくださいませ。
単発で公開したVer.は、残っている場合と非公開になっている場合がありますので、ご了承ください。
文字数 121,674
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.04.25
モブな俺は、幼馴染で高校イチの美人であるの茜への告白に成功する。
だが、その夜に突然なぜかパラレルワールドへ!?
そこは誰とでもスルのが当たり前という、貞操観念がバグった世界だった。
じゃあ茜も!? この世界じゃ誰とでもシテるってこと!?
いや、そんなの絶対に耐えられない。
俺は行きあたりばったりの雑な戦法ながら、全力で茜を守ることを決意するのだった───
ちょっと変わったラブコメです。
文字数 66,952
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.04.14
毎日更新
一話一話が短いのでサクッと読める作品です。
水原涼香(みずはらりょうか)
黒髪ロングに左目尻ほくろのスレンダーなクールビューティー。下級生を中心に、クールで美人な先輩という認識を持たれている。同級生達からは問題児扱い。涼音の可愛さは全人類が知るべきことだと思っている。
檜山涼音(ひやますずね)
茶色に染められた長い髪をおさげにしており、クリっとした目はとても可愛らしい。その愛らしい見た目は、この学校で可愛い子は? と言えばすぐ名前が上がる程の可愛さ。涼香がいればそれでいいと思っている節がある。
柏木菜々美(かしわぎななみ)
肩口まで伸びてた赤毛の少し釣り目な女子生徒。ここねが世界で一可愛い。
自分がここねといちゃついているのに、他の人がいちゃついているのを見ると顔を真っ赤にして照れたり逃げ出したり爆発する。
基本的にいちゃついているところを見られても真っ赤になったり爆発したりする。
残念美人。
芹澤ここね(せりざわここね)
黒のサイドテールの小柄な体躯に真面目な生徒。目が大きく、小動物のような思わず守ってあげたくなる雰囲気がある。可愛い。ここねの頭を撫でるために今日も争いが繰り広げられているとかいないとか。菜々美が大好き。人前でもいちゃつける人。
綾瀬彩(あやせあや)
ウェーブがかったベージュの髪。セミロング。
成績優秀。可愛い顔をしているのだが、常に機嫌が悪そうな顔をしている、決して菜々美と涼香のせいで機嫌が悪い顔をしているわけではない。決して涼香のせいではない。なぜかフルネームで呼ばれる。夏美とよく一緒にいる。
伊藤夏美(いとうなつみ)
彩の真似をして髪の毛をベージュに染めている。髪型まで同じにしたら彩が怒るからボブヘアーにパーマをあててウェーブさせている
彩と同じ中学出身。彩を追ってこの高校に入学した。
元々は引っ込み思案な性格だったが、堂々としている彩に憧れて、彩の隣に立てるようにと頑張っている。
綺麗な顔立ちの子。
春田若菜(はるたわかな)
黒髪ショートカットのバスケ部。涼香と三年間同じクラスの猛者。
なんとなくの雰囲気でそれっぽいことを言える。涼香と三年間同じクラスで過ごしただけのことはある。
涼香が躓いて放った宙を舞う割れ物は若菜がキャッチする。
チャリ通。
文字数 104,357
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.03.02
文字数 5,434
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.30
お嬢様は納得できない!の番外編のまとめと、IFルートが出来たので投稿していく予定です
文字数 17,277
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.28
「パーティーから追放させてもらう!」
「そうですか。じゃあ私のパーティーに入ってくれませんか?」
「……は?」
戦士 レノン(男)
魔法使い ルナ(女)
回復士 セイラ(女)
呪術師 ジュン(男)
文字数 2,183
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.05.07
ビートを愛する韻文の、詩作は宇宙を駆け抜ける。ショットするレーザービーム、時空を切る、交感のテラポエム。悲しみに似た赤い月が、移行するスペースエイジ。エッジのきいたタイムマシンの残した軌跡。メモリーを感じて。思い出の海や山や星や、そういう存在に憧れにも似たブラックリフレクター。帰るように故郷に、待つものは何もいない。それならいっそ、語ろうか。私の詩が、宇宙を染める黒から黄金へ。この詩集は孤独のビートがリズムとテンポをバーストさせて、アライブしていくドライな思い出から今をつづる、宇宙詩集。太陽から涙が流れたら、思い出す。あの故郷の星を。
文字数 3,217
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.25
「さて、ここで解け落ちた氷の話をしよう。氷から解け落ちた雫の話をしようじゃないか」
解け落ちた氷は、社会からあぶれ外れてしまう姿によく似ている。もともと同一の存在であったはずなのに、一度解けてしまえばつららのように垂れさがっている氷にはなることはできない。
「解け落ちた氷」と言える彼らは、何かを探し求めながら高校生活を謳歌する。吃音症を患った女の子、どこか雰囲気が異なってしまった幼馴染、そして密かに禁忌の愛を紡ぐ主人公とその妹。
そんな人たちとの関わりの中で、主人公が「本当」を探していくお話です。
※この物語は近親愛を題材にした恋愛・現代ドラマの作品です。
5月からしばらく毎日4話以上の更新が入ります。よろしくお願いします。
関連作品:『彩る季節を選べたら』:https://www.alphapolis.co.jp/novel/114384109/903870270
「解け落ちた氷のその行方」の別世界線のお話。完結済み。見ておくと、よりこの作品を楽しめるかもしれません。
文字数 79,324
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.28
秋山貴哉は口悪し頭悪しのヤンキーだ。無事初彼氏が出来たが、朝起きる事は相変わらず苦手なままで、今度は成績の方も指摘され始めた。
このままでは夏休みが無くなると思われた矢先、銀色の髪の男が現れて貴哉にとっての高校生活をより面倒な事に変えていく。
他にもかつての親友との再会や、鉄仮面の怪しい行動など、貴哉を待ち受ける問題は山積みだ。
青春ドタバタラブコメディ。
BLです。
チャラ男×ヤンキーorヤンキー×チャラ男
こちらは2nd seasonとなっております。
前作の続きとなっておりますので、より楽しみたい方は、完結している『どいつもこいつもかかって来やがれ』を先にお読み下さい。
貴哉視点の話です。
※印がついている話は貴哉以外の視点での話になってます。
文字数 71,052
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.12
俺は恋をした。しかし相手は主人公のようにモテまくるやつの幼馴染みだった。俺は諦めようとしたときに森田の幼馴染みで俺の好きな人である長濱さんと体育館裏にいるのを見つけた。俺はショックを受ける炊けたと分かっていても隠れてその様子を見守った。きっとどっちが告白してもうまくいくだろう。心の奥がギシッと痛む。だがこれで諦めがつく。
だが俺の予想とは違った答えを森田は出した。
「ごめんな幼馴染みとしてしか見えないんだ」
そう言って森田は申し訳なさそうな顔をして去っていった。俺は森田は長濱さんのことを好きだと思っていた。だが結末は違っていた。俺は長濱さんに申し訳ないと思いつつもまだチャンスがあると思い諦めるのはやめた。ここで慰めた方がいいんじゃないかって?そんなことしたら盗み見ていたことがばれるし、下心満載だと思われるから最悪嫌われる可能性もある。たからここてはでは出ていかない。だから静かに俺はここを去った。これは長濱さんと俺の距離か少しずつ近寄る物語である。
文字数 44,800
最終更新日 2024.05.08
登録日 2022.06.21
進藤 海は、売れないバイオリン奏者。実家の菓子店を継ぐか、迷っている。飼い犬の散歩中に盲導犬とトラブルになる。連れていたのは、盲目の才賀 澪。事故で、視力と彼女を庇った恋人を亡くしていた。澪は、歌声を色で、感じる能力があった。海は、YouTubeで、歌声を披露しており、澪が関心を惹く声の主だった。
文字数 14,775
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.06
俺は一条理普通のオタク高校生だ。俺はいたってモブだが、俺の幼馴染みは違う。いわゆる主人公だ。あいつはイケメンでもなく普通の顔なのにやたらと美少女にモテる。それにトラブルに巻き込まれやすい。それを俺は一緒になって解決してるのに、あいつばっかしモテるのだ。
なぜだ!俺だってあいつとそんなに変わらないだろ。神様は不条理だ。なんであいつばっかしモテテ俺がモテないんだ。まぁいいやつではあるんだけど。
「ごめんなさい私近江くんが好きなの。もしかしたら勘違いさせちゃったかもしれないけどそいうことだからこれからは勘違いしない方がいいよ」
そう言って桃井先輩は体育館裏を去っていった。なんであいつばかり好かれるんだ。俺が好きになる相手は皆義孝が好きなのだ。ちなみに俺が振られのは10回連続だ。そして彼女はできたことはない。つまり振られたことしかないってことだ。そして大体が義孝の好感度を上げるためについでに俺にも話しかけてる感じだ。そのたんびに勘違いして振られている。
オタクだったら、美少女に優しくされたら好かれてるかもしれないと願望を抱くものだろ?
そうやって振られてきたから、これからと振られるんだろうな。
これ差俺が振られ続けて、事件などを主人公である義孝と解決していって、ある女子に好かれて彼女が出きるまでのラブコメである
文字数 20,181
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.26
これは私、秋葉 琴音(あきは ことね)が現世で自分の魔法を探す物語である。
現世の魔法は夢物語の話ではない。ただ夢を叶えるための魔法なのだ。
京都市に住まう知らなければ見えない精霊たちや魔法使い、小さな小さな北区のカフェの一角で、私は自分の魔法を探すことになる。
高校二年生の冬に学校に行くことを諦めた。悪いことは重なるもので、ある日の夜に私は人の言葉を話す猫の集会に巻き込まれ気を失った。
気がついた時にはとある京都市北区のカフェにいた。
そして私はミーナ・フォーゲルと出会ったのだ。現世に生きる魔女である彼女と・・・出会えた。
これは私が魔法と出会った物語。そして自分と向き合うための物語。
文字数 79,245
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.18
またダメ金か、、。
中学で吹奏楽部に挫折した雨宮洸。
もうこれっきりにしようと進学した先は北浜高校。
[絶対に入らない]そう心に誓ったのに
そんな時、屋上から音が聞こえてくる。
吹奏楽部で青春and恋愛ドタバタストーリー。
文字数 338,260
最終更新日 2024.05.08
登録日 2021.07.27
イギリス人の両親を持つ高校一年生のイヴァン・ファーマーは、生まれは日本、育ちも日本、習慣や言語、そして心さえも「日本人」として生きてきた。
だがイヴァンは、見た目や国籍によって周囲の人々に「勘違い」をされてしまうことが多々ある。
自らの人種と心のギャップに幼い頃から疑問を持ち続けていた。
そんなある日、イヴァンの悩みを理解してくれる人物が現れた。
彼が働くバイト先のマニーカフェに、お客さんとして来店してきた玉木サエ。
イヴァンが悩みを打ち明けると、何事にも冷静沈着な彼女は淡々とこう答えるのだ。
「あなたはどこにでもいる普通の男子高校生よ」
イヴァンにとって初めて、出会ったときから自分を「自分」として認めてくれる相手だった。進路についても、深く話を聞いてくれる彼女にイヴァンは心を救われる。
だが彼女の後ろ姿は、いつも切なさや寂しさが醸し出されている。
彼女は他人には言えない、悩みを抱えているようで……
自身のアイデンティティに悩む少年少女の苦悩や迷い、その中で芽生える特別な想いを描いたヒューマンストーリー。
◆素敵な表紙絵はみつ葉さま(@mitsuba0605 )に依頼して描いていただきました!
文字数 47,184
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.30
文字数 10,863
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.30
文字数 573,747
最終更新日 2024.05.08
登録日 2016.10.26
ごくごく普通の女子高生の帰り道。帰宅部の仲良し3人+1人が織り成す、青春学園物語。
ほんのりと百合の香るお話です。
ごく稀に男子が出てくることもありますが、男女の恋愛に発展することは一切ありませんのでご安心ください。
イラストはtojo様。「リアルなDカップ」を始め、たくさんの要望にパーフェクトにお応えいただきました。
★Kindle情報★
1巻:第1話~第12話、番外編『帰宅部活動』、書き下ろしを収録。
https://www.amazon.co.jp/dp/B098XLYJG4
2巻:第13話~第19話に、書き下ろしを2本、4コマを1本収録。
https://www.amazon.co.jp/dp/B09L6RM9SP
3巻:第20話~第28話、番外編『チェアリング』、書き下ろしを4本収録。
https://www.amazon.co.jp/dp/B09VTHS1W3
4巻:第29話~第40話、番外編『芝居』、書き下ろし2本、挿絵と1P漫画を収録。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BNQRN12P
5巻:第41話~第49話、番外編2本、書き下ろし2本、イラスト2枚収録。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CHFX4THL
Chit-Chat!1:1話25本のネタを30話750本と、4コマを1本収録。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CTHQX88H
★第1話『アイス』朗読★
https://www.youtube.com/watch?v=8hEfRp8JWwE
★番外編『帰宅部活動 1.ホームドア』朗読★
https://www.youtube.com/watch?v=98vgjHO25XI
★Chit-Chat!1★
https://www.youtube.com/watch?v=cKZypuc0R34
文字数 817,008
最終更新日 2024.05.08
登録日 2021.01.09
高校三年生の若草海歌は学校内での精神的な陰口や暴言を苦に、駅のホームから飛び降りようとしていた所を葛本椎名に助けられる。
彼は学校外で、親族たちから肉体的な暴力を受けていた。
形は違えど同じ苦しみを抱く二人は、ある誓いを立てる。
「私と一緒に、命を断っていただけますか」
「決まってんだろ」
海歌は葛本のために生きると決意するが…。
「もう一度人生をやり直しませんか」
過去をやり直さないかとある人物から誘われた海歌は、葛本と交わした約束の狭間で苦悩する。
「あなたには、葛本椎名か山王丸和光との結婚を命じます」
母親に命じられた海歌は、ニつの選択肢を前にして揺れ動く。
このまま葛本と共に生きるべきか、彼と共に命を落とすべきかーー。
「あなたがどんな選択肢をしようとも。三月三日十五時三十三分に、世界は滅亡します」
衝撃的な言葉を告げられた海歌は葛本と共に、それが嘘だという方に賭けーー。
*
場所が変われば、立場も変化する。
学校内では明るく元気、一度外に出れば親族から肉体的な暴行を受ける少年×学校内ではクラスメイトから精神的な加害を受けるが、一族の中では次期当主として崇められる本家筋のお嬢様。
人生に絶望した二人が心を通わせた時、世界はキラキラと光り輝く。
*
全62話・5/19で完結予約済み
文字数 74,504
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.30
冬野雪花はクラスでぼっちで過ごしている。同じくぼっちの美森葉瑠、ギャルメイクで雪花の元親友の浦上詩帆。三人は同じクラスで過ごすものの、言葉を交わすことはない。
花火大会の夜、空に不思議な青い光が走る。
その翌日から、詩帆の様子が変わり、きつい言葉をかけていた葉瑠に謝罪。雪花は知らない男子から告白されてしまう。決して交わることのなかった四人が過ごす夏が始まる。
文字数 68,599
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.01.27
中学一年生の市原清は、一人暮らしになった祖母と住むために家族全員で阿河町へ引っ越してきた。都会に慣れていた清にとってはつまらないものだったが、実際に田舎の風景を前にして、物珍しさから一人で探検に出る。
特に気になったのは「サンジン様」と呼ばれる山だ。山にはサンジン様という神様がいて、人々を見守っているという。静かな山を散策中に小さな祠を見つけた清が祠に挨拶をしていると、ふいに誰かに呼ばれた。なんと、すぐ傍の洞穴から少女が助けを求めていた。
少女はサチと名乗った。初めての場所、初めての友人、清はすぐサチと仲良くなった。サチは隣の仲尾町出身だと言っていた。
ある日サチと別れるのが名残惜しく、山を出たところのコンビニへ行こうと提案したところ、サチは山から出られないと発言し、風とともに消えてしまった。翌日、再会出来た彼女に問いただすと、彼女はただの人間ではなく、ずっと昔にサンジン様へ捧げられた生贄だったと告げられる。清以外の人間ではサチを視ることすら出来ないらしい。山から出ようにも結界が張られているように弾かれてしまうとサチは言った。
清は山から出たいサチの手助けをしようと決意する。
文字数 36,579
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.29
くるくるにカールさせたツインテールにミニスカート、男子用カーデガンをダボっと着た葛城沙也は、学内でも有名なほど浮いた存在だったが、本人はまったく気にも留めず地下アイドルをやっている姉の推し活に勤しんでいた。
一部の生徒からは目の敵にされ、ある日体育館裏に呼び出されて詰問されてしまう沙也。
他人とかかわるのが面倒だと感じている飯田洋子が、その現場に居合わせつい止めに入ってしまう。
その日から徐々に話すことが多くなる二人。
互いに友人を持った経験が無いため、ギクシャクとするも少しずつ距離が近づきつつあったある日のこと、沙也の両親が離婚したらしい。
沙也が泣きながら話す内容は酷いものだった。
心に傷を負った沙也のために、洋子はある提案をする。
他のサイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより引用しました。
文字数 73,155
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.23
総合リユースショップ「ブッカーズ」の書籍売り場で働く「私」酒井美史は、恋人の大蔵歴が仕事にばかりのめり込んでいることに、おぼつかなさを感じずにはいられない。私は、おととしの夏、店頭に現れた怪しげな客、歴との馴れそめを語り始める。
元彼と別れたばかりだった私の目は、髭面でがっしりとした若い男性の、意外にも繊細で優美な指先に強く吸い寄せられる。しかし、彼が買い求めたのは、個性的過ぎるタイトルのマニアックな本ばかりだった。数ヶ月後に再会した時、歴は考古学を学ぶ大学院生であると名乗る。その知識を存分に発揮して、一人の少年が求めていた本を探し出し、春のスペシャルイベントへのアドバイスも惜しまなかった彼。「摩訶不思議なお客様」のはずだった歴の存在は、私の中で次第に大きく、確実に膨らんでいった。
文字数 11,450
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.28