現代文学 じんわり小説一覧
「おはよう、“メロディ”。ご機嫌はいかがかな?」
彼の名は、髙草木 葉之介(たかくさき ようのすけ)。
植物の持つ意識を具現化するために日々、研究を重ねる研究者である。
◇
この研究を成功させる為にまず必要とされたのは、新たな植物の育種技術。それを開発するべく六人の優秀な人材を会社(研究所)は集め、特別研究チームを発足。
『これは選ばれた自分たちにしか出来ない』という使命感と希望に満ち溢れ、前だけを向いて生き生きと日々の研究に取り組んでいった。
が、しかし――。
これは『とある研究者とꕤ花の妖精ꕤちいさなメロディ』の物語……。
文字数 10,156
最終更新日 2024.04.30
登録日 2024.04.30
糖尿性網膜剥離により、両目を失明してしまう草間健吾。そしてそのストレスから突然、耳が聞こえなくなってしまう妻、静江。ふたりに子供はなく、絶望の中で生きる道を模索する障碍者夫婦。様々な試練がふたりを苦しめてゆく。体が効かない苛立ちから傷つけ合うふたり。だが様々な困難を共に乗り越えていくことで、ふたりは失いかけていた「夫婦の絆」を取り戻して行く。どんな夫婦や恋人たちにも、お互いの足りない部分を補って生きている。ただ、殆どの男女はそれに気付かない。日常生活の中にあるささやかな幸福がいかに大切なのかを。
文字数 4,497
最終更新日 2024.05.03
登録日 2020.07.03
地下鉄の駅前に設置されたストリートピアノを演奏する人たちの物語。
つらいことがたくさんあるけれど、うまく吐き出して前を向いて行こう。
第1話 消極的な少女がピアノを始めたことで、勇気を得る~目覚め~
第2話 ピアニストになれないならピアノを辞める! そのピアノが人生に必要な存在だったと気がつく~初期衝動~
第3話 ピアニストを目指して奮闘する少年の、挫折と初恋 ~嘘と真実~
第4話 恵まれた環境にいるピアニストも決して順風満帆ではなかった ~迷いのち覚悟~
第5話 なぜピアノは地下鉄に設置されたのか 持ち主の人生は ~出逢い~
第7回ライト文芸大賞にエントリーしています。投票スタートしています。応援よろしくお願いします。
文字数 126,935
最終更新日 2022.08.31
登録日 2022.07.31
交通事故で夫を亡くした楠木千勢は、60歳の誕生日に富士山の見える山里へ引っ越してくる。
その途中で捨てられていた仔猫をみつける。飼えないからと仔猫を置いていくが、家までついてきてしまう。
「どうしても飼ってあげられないのよ。私、もうすぐ死んじゃうから」
元の場所へ戻しに行くと、5、6歳くらいの男の子が立っていた。仔猫を飼いたかったという男の子と話しているうちに、千勢は仕方なく猫の面倒をみることにする。
生きることを諦めていた女性が、仔猫と暮らすことで心の傷が癒されていく。四季折々の自然に触れ、素朴な人々との交流を通して、自分の足で歩む人生を取り戻していく物語。
文字数 100,307
最終更新日 2020.11.30
登録日 2020.07.17
実母倒れるとの連絡を受けて婚家から病院に駆けつけた「娘」が見たのは、妙に(というか、いつも通りに)脳天気な父親の姿だった。
家を出た娘の目から見た、時代遅れな頑固親父と良妻賢母の夫婦の「日常」を綴る掌編。
文字数 2,974
最終更新日 2021.07.01
登録日 2021.07.01
意気地無しの主人公がうだうだするお話しです。あの時すれば良かったものを。
!補足!
・四話構成となっています。
・フィクションです一応。
・見て駄目だったらすぐにブラウザバックして下さい。
・作中に出て来る現代文の小説は夏目漱石さんのココロになります。まだ見てないが見たかったのだと言う人はココで戻って下さい。
・同じく出て来る曲名は創作ですので悪しからず。
……………………………………………………………………
このお話は、どんな人にも当てはまると言う訳では有りませんが中にはこんなことあったなぁ、と言う人もいらっしゃるのではないかと思います。
拙い所もあるかとは思いますが恋心を込めて。
文字数 7,532
最終更新日 2023.06.10
登録日 2023.05.06
権威ある文学賞である新河賞を受賞した女流作家、紀平小百合(きへいさゆり)は、受賞会見の場でただちに文壇をおりることを宣言した。
彼女がそんな決断をしたのはなぜか?
彼女の過去にいったい何があったのか?
文字数 13,064
最終更新日 2023.05.06
登録日 2023.05.06
高校生の澪は、母親が亡くなって以来、長らくシングルだった父から恋人とその娘を紹介される。
しかしその顔合わせの前に、「娘は昔から、お姉さんが欲しいと言っていて」と、あるお願い事をされていて……?
第5回ほっこりじんわり大賞「奨励賞」受賞
文字数 23,142
最終更新日 2022.08.06
登録日 2022.07.31
やりたいことは大学で見つけたらいいという思いで入学した泰野陽史は、実際はやりたいこともなく、ぼんやりと日々を送っている。
そんなとき、ふと目にした大学のアルバイト掲示板の隅っこに《派遣メシ友募集》という何やら怪しげなチラシを見つけるが、派遣先のメシ友たちは、それぞれに問題を抱えている人たちばかりだった。
口も態度も悪いせいで妻亡きあとは近所から孤立している、ひとり暮らしの老人――桑原芳二。
恋人が作った借金を返すためキャバクラで働いて長い、派手な年増のお姉さん――須賀彩乃。
仕事の忙しさを理由に共働きの妻に家事や育児を任せっきりにしていたツケが回り、ある日子供を連れて出ていかれてしまったサラリーマン――緒川之弥。
母子家庭で、夜はひとりで過ごすことの多い小学生の女の子――太田茉莉。
いくら飽食の時代と言われても、一緒に食べる人がいなければ美味しくない。《派遣メシ友》は、そんな彼らの心の隙間を〝誰かと一緒に食べる喜び〟で少しずつ埋めていく。
やがて陽史自身にも徐々に変化が訪れて……。
ご飯が美味しい――たったそれだけで、人生はちょっと豊かになるかもしれない。
文字数 145,848
最終更新日 2018.09.28
登録日 2018.07.09
かつての新人賞作家、鏑木陽一は久しく小説を書いていなかった。ライターとしてゲームのシナリオを書くなどして生計を立てていたが、何度か仕事の世話をしてくれた坂本から小説を書いてみないかと提案され、5年前に他界した鏑木の師匠である宮田のアドバイスを思い出し、夜の町にでかけることにした。夜まで書店で時間を潰していた鏑木は懐かしい人影を目にする。それはいるはずのない宮田の影を追って町をさまよう鏑木を季節はずれのサンタクロースの格好をした女の子に声をかけられる。言われるがままに店に連れ込まれる鏑木。人違いだと説明する間もなく席に案内されるとそこには、宮田がいたらしい形跡が……。そしてパンツを被った男たちによる摩訶不思議なショーが始まる。
文字数 20,592
最終更新日 2019.07.30
登録日 2019.07.29
文字数 9,114
最終更新日 2023.12.09
登録日 2023.10.26
子供の頃、いじめに遭ったことがきっかけで
心を病んでしまった彼女には、経験した事をすべて鮮明に記憶として保存できる体質があった。いじめ被害の経験を鮮明に憶えている彼女は、そんな記憶を忘れようとせず、むしろその過去を愛していた。彼女が綴った詩は、トラウマを乗り越えるために優しい言葉で凍りついた心を溶かしていく力があった。
文字数 363
最終更新日 2021.07.25
登録日 2021.07.25
ある日家の前でうずくまっていた男の子を拾った大学生の横山《よこやま》詩《うた》。少年と自分の過去に向き合い、家族になっていくお話。
念の為R15指定にしています。
文字数 4,163
最終更新日 2019.07.12
登録日 2019.07.10
交差点、車と車、人と人の行き交う風景。 そして心と心が交わる場所。
小さな気まぐれが起こした小さな奇跡の物語。
文字数 1,184
最終更新日 2021.06.18
登録日 2021.06.18
文字数 3,193
最終更新日 2021.06.24
登録日 2021.06.24
こだわりの鰻屋で、僕はあるアルバイト店員と出会う事になる。このアルバイトは、少し悩みを抱えているようなのだが・・・
文字数 4,855
最終更新日 2021.08.23
登録日 2021.08.23
子供の頃に憧れたのは魔法少女だった。今は現実を知り、大人になり、人生に疲れている・・・。
※こちらの作品はカクヨムにお引っ越ししました。今後の更新はカクヨムで行いますので、よろしくお願いします。
( ̄┏∞┓ ̄)ノ♪
https://kakuyomu.jp/works/16817139557085967831
文字数 5,531
最終更新日 2017.04.22
登録日 2017.04.22
人は死んだらどこへ行くのか、
初めにする事は何なのか。
最期だけど、最初の物語。
▷note 1 磯川理人
38歳。車の営業マンである。トラックとの衝突死。既婚、子供2人と彼女が1人、、。
美人な妻を持ち、営業成績も良かったのだが夫婦間に不満を持っていた。
▷note 2 辻本はるか
42歳。晩ごはんの買い出し中の交通事故で死亡。
二人の子持ちで義理の母親と旦那との暮らしを思い返す。
▷note 3 生野川安梨彩
女子中学生。同級生のいじめを苦に自殺。
自分の居なくなった後の光景を目の当たりにして、少しづつ心境に変化があらわれる。
文字数 9,184
最終更新日 2023.05.07
登録日 2022.10.06
大学一年の一桜里(いおり)は、夏休みに祖父の住む田舎を訪れる。そこで彼女は、不思議な雰囲気を持つ青年に出会う。
※本作品は、2020年7月~11月の間、エブリスタに掲載していた同タイトルの作品を加筆修正したものです。
文字数 11,491
最終更新日 2021.07.30
登録日 2021.07.30
ぼくが小学五年生の頃、川で出会ったカラス。仲良くなって、「くろすけ」って名前をつけた。
ある夏休みの課題でくろすけのことを書いたけど……
文字数 3,109
最終更新日 2022.07.22
登録日 2022.07.22
在宅ワークのさなかに気分転換したい時。
休日の午後になんとなく暇つぶししたい時。
仕事帰りの電車の中でとりあえずなにか活字を読みたい時。
そんな瞬間・瞬間に、短編小説はいかがですか?
「小説家になろう」に投稿した短編の中から、一定の評価をいただいた作品をまとめました。
★印は1,000文字以下のショートショートです。
◎印はSFもしくはファンタジー要素を含みます。
■印はホラー(怪談)要素を含みます。
文字数 36,343
最終更新日 2023.11.25
登録日 2023.09.04
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