キャラ文芸 現代小説一覧
法に従い裁くことは、正義なのだろうか。
死をもって償わせることは、悪なのだろうか。
痛みを伴わない罰を受けることは、贖罪なのだろうか。
逃れられない苦しみから救うことは、罪なのだろうか。
心のままに生きる自由奔放な猟奇殺人犯、甘莉憂依。
善と悪の狭間で揺れる警察官、烏羽嗣夜。
歩み寄ることができないはずの二人が歩み寄り、
分かり合うことができないはずの二人が分かり合い、
異なるようで同じだった二人が紡ぐ、20センチの不器用な愛の物語。
文字数 10,024
最終更新日 2020.04.26
登録日 2020.04.26
幼馴染みへの初恋をこじらせ口元ホクロ沼にはまった夏海。
幼い頃の幼馴染みとの約束から、いつか迎えに来てくれるかもという淡い期待と、来るわけがないという気持ちの間で揺れる。
そんな夏海の前に現れたのは……
ほんわかハッピーエンドな恋愛です。
※エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています
文字数 4,333
最終更新日 2021.08.07
登録日 2021.08.07
かつて吸血鬼に噛まれ同族となってしまったミッシェル・ナイト。
彼女は吸血鬼の特殊能力を活かし150年以上を裏社会で生き延びていた。
報酬は吸血衝動の抑制と活動を維持する為の特殊な血清。
血清の供給を条件に彼女はコードネーム“レッドアイ”として謎の組織から下される様々な任務をこなしていくのだった……
エピソード1 『錬金術士と黄昏の自動人形』
ミッシェルはハイテク企業CGOの娘の護衛を依頼された。護衛チームと反発しながらも警備をするミッシェルだったが、謎の敵から襲撃を受けてしまう。敵は武装した自動人形オートマタの軍団とそれを操る錬金術師だった。
文字数 112,791
最終更新日 2022.01.09
登録日 2021.05.30
小説投稿サイトの大好きな作者とSNSで繋がってしまったAと、Aを天才だと確信しているB。秀才と天才のお話で、ブロマンスです。※実在の投稿サイトやSNSとは関係がありません。
文字数 10,308
最終更新日 2024.04.04
登録日 2024.04.04
住み込みで働く、ゆるふわカフェ店員ちゃんと
彼女をフォローする、しっかり者の訳アリ同居人くんとの物語。
あたたかくて、切なく、じれったい
静かに落ちる、水滴のような幸福を
文字数 10,586
最終更新日 2021.07.10
登録日 2021.07.10
「憑かれちゃったみたいね…」
そう言って光映の前に現れた少女は、十年間ずっと捜し求めていた少女とそっくりだった――。
※現代を舞台にした、いわゆる「あやかし」モノ。あくまでもファンタジーフィクションとしてお楽しみください。
※当作品は別サイトでも公開しております。
文字数 69,671
最終更新日 2017.12.07
登録日 2017.11.24
今ではあまり見なくなった個人経営のゲームショップ『遊戯大館(あそびたいかん)』。
街の外れにあるこの店に様々なゲーム好きのお客様が訪れます。
ある者は通常プレイをし、ある者は縛りプレイをし、ある者は裏技を使い、またある者は変態プレイや激しい妄想を行いながらゲームを遊ぶ者たち。
ひとつのゲームをとっても楽しみ方は人それぞれで、そこには新たな発見や新たな出会いがあったりします。
笑ったり、楽しんだり、時には悲しんだり、怒ったり。これは『遊戯大館』というゲームショップでゲームを通して巻き起こる群像劇。
世界は救いません。異世界にも行きません。ハーレム、何それおいしいの?
ゲーム好きが集まるファミコンショップ『遊戯大館』、ここに開店―――。
―――あなたなら、このゲーム、どうやって遊ぶ?
文字数 31,758
最終更新日 2018.09.02
登録日 2018.08.26
毎週水曜日だけドライブに出掛ける「巫女くん」
と、その車に決まって乗る「地雷ちゃん」「お嬢 」「ギャルちゃん」の計4人の女の子達の話。不定期更新です。
文字数 17,439
最終更新日 2021.03.02
登録日 2020.12.12
過酷な運命を背に、彼女たちは支え合う。
視界のほとんどを絶望に彩られてしまっている未来を前に、彼女たちは希望を探す。
楽しかったこと。
苦しかったこと。
笑ったこと。
泣いたこと。
過去を積み重ねた、
こんな、私たちのぜんぶを、
親愛なるあなたに、
伝えてしまっても、いいですか……?
Illustrator あむ
https://twitter.com/258shin?s=09 https://www.pixiv.net/member.php?id=20043430
小説家になろう
私のぜんぶ、あなたに伝えていいですか?
https://ncode.syosetu.com/n8458fa/
陽当アタルのサンタ日誌
https://ncode.syosetu.com/n9143db/
文字数 48,794
最終更新日 2021.04.24
登録日 2018.10.13
動画配信者『幽霊もどき』彼は深夜に高カロリーの夜食を作ることを生きがいにしている。
共通のキャラ設定から話を作るという企画から生まれた物語です。
小説家になろうにも投稿しています。
文字数 1,940
最終更新日 2022.11.27
登録日 2022.11.27
人見知りで友達がいない百花。母親を亡くし、こころとからだが悲しさで重くなり、趣味の読書が楽しめなくなった。
そんな時に、ほっとすることがあり、百花の笑顔が咲くようになり……。
タイトルと内容紹介を変えました。
文字数 6,824
最終更新日 2023.04.16
登録日 2023.04.09
――非公式の部活、言ノ葉怪盗部。彼らに頼めば、どんな言葉も盗んできてくれ、盗まれた人は楽になると言われている。しかしその正体は謎に包まれ、妖怪だとか子どもだとか噂は絶えない――。
八駒宙と会う約束をしたその日、彼は屋上から飛び降りた。
宙の死は紛れもなく自殺、誰もがそう信じた。たった一人を除いては――。
「宙は生きている」
そう断言する少女、有川笑九は言ノ葉怪盗部の存在を知る。
生存確認のため、宙の言ノ葉を盗むよう依頼。
宙の弟、さとりからも有力な情報を得るのだが……。
狂気なまでに信じ続ける人々のお話。
文字数 155,513
最終更新日 2020.01.26
登録日 2019.12.21
先月に最愛の妻は僕と子供を残して天国へ旅立ってしまった。
シングルファザーとなった中村陽一は、我が子である優子(通称:ゆーちゃん)のご飯をどうするべきか悩んでいた。まだ5歳であるゆーちゃんに彩豊かで健康にいい美味しい食べ物を食べさせてあげたいのだ。
そこで、毎週木曜日に近所の橘さんが料理教室を開いていることを知った。そこで、陽一もその料理教室に参加することを決意する。
これは、陽一が料理教室に通い、橘さんや料理などを通して大切な何かを取り戻す心温まるストーリーである。
文字数 1,495
最終更新日 2022.12.18
登録日 2022.12.16
警察官をしていた『岸 まさし』は強盗犯に刺されて死ぬと、死後転生し生死を彷徨うマフィアのドン(首領)の身体に魂が移り入ってしまう。
目覚めたドンの人格違いに戸惑う部下からは、死にかけた衝撃で『記憶喪失』になったのでは? と勘違いされる嵌めに。
第二の人生に嘆き、元警官としては組織を破壊したい……しかし『岸 まさし』の心は徐々に身体の持ち主に支配され始め──
乱闘の場で身体は血の臭いに興奮し、ついには嘗てのドン──冷酷な最強銃士の魂が表に顔を出す。
部下もまた最強であり狂気に溢れる者ばかり。
殺しを楽しみ、破壊を楽しみ、血を浴びて笑う。
この場には誰一人、正常者など存在しない。
転生した元警官と嘗てのドンの記憶──そして魂が時折交差しながら、頭のイカれ狂った連中が裏社会で暴れ回ってバトルする乱闘と日常を描く。
※残虐描写、サイコパスや暴力グロ描写があるのでご注意下さい※
タイトル一時変更。
前話部分、改稿予定。
文字数 71,300
最終更新日 2019.03.23
登録日 2019.02.14
〈現代まで途絶えることなく生き残ってきたのが、勇者でも魔物でもなく、魔法使いだったら──〉
そこそこすぎる中途半端に満ち足りた日々を生きる中学生、四季宮ユイ。
変わり映えのしない日常に退屈していた彼は、ある日[魔法使い]だという少女リユと出会い、なりゆきで彼女と暮らすことになってしまう。
これは、現代に生きる魔法使いたちの日常と、闘いを描く物語。
・タイトルが定着するまで変更する恐れあり
・だいたい1日1話更新。気分が乗れば2話(?)
文字数 38,230
最終更新日 2021.09.19
登録日 2021.09.02
文字数 2,363
最終更新日 2019.06.04
登録日 2018.12.20
仁科七幸(にしな なゆき)は、生まれつき普通の人には見えないモノが見えた。
それはきっと妖怪やあやかし、お化けなどと呼ばれるもの。
人には言えない秘密を抱え、社会人として働く彼女は、会社内でこっそり“疫病神”と呼ばれ陰口を叩かれていた。
自分へ向けられた悪意を知らない七幸は、人員整理とは名ばかりのクビを通告される。
無職になり、次の仕事を探さなければと考える反面、気力が湧かず公園でぼんやりしていた時、不思議な雰囲気を持つ白銀の髪をした子供――空祈(こうき)と出会い、交流が始まる。
職探しと空祈との交流の日々が続く中、突如妖怪に襲わた七幸は、自分と同じ妖怪が見える男性、多々良紫苑(たたら しおん)に助けられて――。
※一部いじめ表現などあり
文字数 16,993
最終更新日 2021.02.17
登録日 2020.12.30
文化祭には欠かせない前夜祭に事件は起きた。
被害者は音楽の先生。
先生曰く「ベートーヴェンの目が光った」とのこと。
新聞部の部長である羽田 真一は、音楽の先生から原因を解明して欲しいと頼まれ......。
しかし、羽田は頭がいい方では決してない。
事件解明に手こずっていると、引きこもりの幼馴染から一通の電話がかかる。
「君、何か困ってないかい?」
これは引きこもりの才女、通称雪女と天然な主人公の探偵物語。
文字数 731
最終更新日 2020.12.31
登録日 2020.12.31
44才独身彼女無し、冴えないサラリーマンだった俺が、バイクで事故って病院のベッドで目を覚ましたら女子小学生になっていた!?
異世界転生なんて目じゃ無い程に目まぐるしく変わる日常!これからの俺の人生、一体どうなっちゃうの!?
※本作品はカクヨムにお引越ししました。アルファポリス掲載の物に大幅に加筆修正した完全版となっておりますので、是非そちらをどうぞ。
https://kakuyomu.jp/works/16817139556478610874
文字数 2,885
最終更新日 2021.12.30
登録日 2021.12.30
原因不明の症状で、毎日数人の人間が倒れては救急搬送されている。と言う事件を追っていた影梨テキト(週刊誌記者)の元に、突然二人の警察官が現れ、殺人事件の容疑者として連行されることになる。
詳細な説明も無く護送車に乗せられた影梨は、顔なじみの同級生二人と会い、喧嘩をしながらも目的地となる二階建ての木造建築物に着く。
目的地に着いた容疑者の数は十八人。しかし、またしても何の説明も無く、容疑者が聞かされたのは、明日の九時に説明するからと言う曖昧な言葉のみ。
そして迎えた翌朝、顔なじみの同級生一人と二人の男女が抜け殻のような状態で見つかった。
状況がわからない容疑者たちに、この作戦の責任者の星川と言う女性から、こう説明があった。
「この中にいま、世間を騒がせている人喰いが三体紛れ込んでいます。人喰いは人間の魂を一日に一人分食べます。と言うわけで、これから皆さんで、話し合いによって三体の人喰いをあぶり出して下さい」
かくして始まった。人喰いと人間、そして人喰いに対抗できる特性を持った者たちの、命(たましい)を懸けた戦い(追放会議)が。
文字数 112,332
最終更新日 2021.12.26
登録日 2021.12.14
ある事情で神様と暮らしている僕。そんなある日珍しく神様が僕を癒してくれるそう。でもそんな神様には裏があるようで……
文字数 1,887
最終更新日 2023.04.12
登録日 2023.04.12
護堂先生と神様のごはん
レンタル有り 亡くなった叔父の家を譲り受ける事になった、中学校教師の護堂夏也は、山間の町の古い日本家屋に引っ越して来た。静かな一人暮らしが始まるはずが、引っ越して来たその日から、食いしん坊でへんてこな神様と一緒に暮らす事になる。
気づけば、他にも風変わりな神様や妖怪まで現れて……。
季節を通して巡り合う、神様や妖怪達と織り成す、ちょっと風変わりな日々。お腹も心もほっこり温まる、ほのぼの田舎暮らし奇譚。
2019.10.8 エブリスタ 現代ファンタジー日別ランキング一位獲得
2019.10.29 エブリスタ 現代ファンタジー月別ランキング一位獲得
文字数 127,419
最終更新日 2021.02.19
登録日 2019.12.18
天狗の妖である事を隠して上京し、就職した主人公・山田ナゴム。彼は普通の人間の女性と普通の恋愛がしたく、マッチングアプリを始め〔しおり〕と出会う。最初は見目麗しい彼女に心を奪われるも......なんと彼女の正体も妖だった!互いに妖同士の恋愛は御法度。二人の関係はそこで終わるかと思いきや......次第に切っても切れない関係に!?さらにナゴムへ訪れる妖女子たちとの出会い。彼らの恋の行方はいかに?
そして、妖の世界では、何やら怪しい陰謀が蠢き始める。やがてそれは、ナゴムやしおり達を巻き込んでいくことになるのだが......。
【作者より】
最初はラブコメから始まり、後々にバトルを盛り込んでいく予定です。
最終的にはラブコメバトルエンターテイメントとして描くことができればと考えてます。
というわけで......。
あやかし男女のドタバタラブコメディ(バトル有り)、開幕です!
文字数 61,667
最終更新日 2023.08.03
登録日 2023.04.18
妖崎あやかし法律事務所――その小さな法律事務所には、人に交じり生きる人ならざるモノが助けを求めてやってくる。
ある時は工務店を営む化け狸が、交通事故の弁護を依頼にしに。
またある時は、円満な新婚生活を送っているはずの鬼の娘が、人間の夫との離婚を依頼しに。
美咲優奈はパラリーガル(という名の雑用係)として、横暴で適当な事務所の主・妖崎新と共に、依頼者たちの悩みに向き合っていく。
だが優奈は思い出す。巷で発生している連続殺人事件――通称『屍鬼事件』に自身が巻き込まれ、命を落としていたこと。そして、齢1000年を生きる吸血鬼・新の眷属として蘇っていたことを――
文字数 87,990
最終更新日 2024.01.15
登録日 2023.12.23
どこにでもありそうで、どこにもない僕の世界。この記憶は現実か幻か?
『なぜ、こんなことになってしまったのだろう?』
主人公・僕の後悔の記憶を辿り、物語は語られる。
どこか壊れていて、大人になれない大人の主人公・僕は人生の真実を見つけようと記憶をたどることになる。
僕は彼女と出会い、愛を知り自我の再生、そして破滅への道を突き進んだ。
この物語の行き着く先はどこなのだろうか?
現実と虚構のカベが壊れる時、この世は完璧な世界となる。
※カクヨムでも公開しています。
文字数 106,146
最終更新日 2021.12.26
登録日 2021.12.26
現代物。短編。
『人間の魂は4分の3ozおよそ21.262グラム』
男が言う悪魔神がどの様な概念か分からないがそれに近い存在では俺は無い。
日本語で言えば悪霊小悪魔ジン精霊と言った言葉が近い筈だと俺は思う。
作者的には純愛もののつもり。
グロシーン有り、注意。
文字数 10,596
最終更新日 2022.07.17
登録日 2022.07.03
幸薄い女子高生、小夜はある日、町の守護神と自称する鬼と出逢う。今まで妖怪などに縁が無かった小夜だが、その出会い以来不思議なことに巻き込まれるようになって――。
※とりかへばや物語の要素はほとんどありません
文字数 28,770
最終更新日 2023.01.16
登録日 2022.12.31
すべての人々に捧ぐクリスマスファンタジー!世知辛くも、心温まる冬のストーリーを楽しんで貰えたら幸いです。
*この作品はエブリスタに掲載しています。
文字数 6,725
最終更新日 2023.07.19
登録日 2023.07.19
日々武道の修練に励む高校1年生、鬼越修はある日妙な夢を見た。巨大な剣を手にして邪悪な何かと戦う夢だ。
5年前の事件で家族を失った修は、隣に住む武道の師匠の娘であり幼馴染である太刀花千祝との平和な日常だけを生きがいに日々を過ごしていた。
しかし、妙な夢を見たその日から平和な日々に影が落ちる。日常を取り戻すため、修は夢の謎を解き明かし、千祝との生活を脅かす敵との戦いを決意する。
また、修の決意の裏で、5年前の事件で戦力の大半を失った、武道家、警察官達も動き出す。
文字数 326,054
最終更新日 2021.07.27
登録日 2020.12.27
ここは、物の怪による物の怪のためのなんでも相談所になります。
物の怪に纏わるご相談ならなんでも承ります。
物の怪専門業者のため、一般の人間のお客様はご遠慮願います・・・―――――。
日本には、人間と物の怪が共存している事実を・・・ほとんどの人間は知らない。
これは、一匹の物の怪と、その仲間の物語。
*章の先頭は、その章の主人公になります。
● → 神代健治(かみしろ けんじ)
○ → 山野雪乃(やまの ゆきの)
▲ → 遠田飛(えんだ とび)
△ → 齊藤さつき(さいとう さつき)
◆ → 高田未唯(たかだ みい)
◇ → 今野亮介(こんの りょうすけ)
■ → 山野春樹(やまの はるき)
文字数 61,429
最終更新日 2022.03.06
登録日 2021.10.24
表向きはミステリー愛好会と掲げられた扉の向こうに彼らは存在する。
犯罪研究同好会(通称:犯研)、あるいは《スリーヤミーゴス》と呼ばれる三人組。
犯罪マニアの美少女御来屋クロエ、イケメンバンドマンで安楽椅子探偵の龍崎大翔、イケメンモデルで探偵の宝生捺樹。
時に事件解決に協力し、報奨で活動を続ける彼らの実態は仲良しトリオでもなく……
文字数 88,927
最終更新日 2022.01.21
登録日 2021.12.29
電波。
それは電磁波のうち光より周波数が低い、波長の長いものを指す。
はるか昔から、電波は世界に存在し、人類の文明とともに、解析、利用されることが多くなった。
だが、この「電波」には姿形があることを、知っているだろうか。
「電波」を使う時、本当は電波たちの力を借りているのだが、皆は気がついているだろうか。
保護官と呼ばれる彼らの胸元には、1つのピンバッジがある。
そこに刻まれる文字は、【IUCSIG】
国際電波保護連合、International Union for Conservation of SIGNALは通称、IUCSIGと呼ばれ、違法電波の取締や、電波の不正利用、不正搾取、電波帯の不正売買など、人間の手によって正しく扱われずにいる電波達を守るための国際機関である。
彼らの組織の知名度こそは低いものの、日々、起こる事件に保護官達は奔走し、時には激しい攻防戦も繰り広げている。
このお話は、電波の姿形が視えることをきっかけに、保護官となった主人公、九重波留の話。
(※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称・事件等は架空であり、実在のものとは関係ありません。予めご理解、ご了承ください)
文字数 18,236
最終更新日 2018.11.02
登録日 2018.10.19