ライト文芸 友情小説一覧

主人公・澤田朱音のクラスには、静之緋色というイケメンがいる。
しかし緋色には、とある秘密があった。
【 実は俺、喋れないんだ 】
喋れないハンデを背負う緋色は、いつも教室でニコニコと笑みを浮かべている。悲しい時も、理不尽を前にした時さえも。
そんな緋色を見て一言申したいと思っていた時、なぜか朱音は緋色と「夢」で繋がってしまう。
さらに驚くことに、
「あぁ……あんたか」
夢の中の緋色は喋れるだけでなく、現実と違ってとても偉そうだった!
教室とは正反対のキャラクターに朱音は困惑。そんな彼女に緋色が持ちかけたのは、とんでもない提案で……
「なぁ、俺たち付き合わないか?」
これは一組の男女に訪れる「夢の世界」のお話。また、夢を夢で終わらせず現実へ繋げようと奮闘する、二人の青春恋愛物語。
文字数 5,121
最終更新日 2025.04.26
登録日 2025.04.26
秋葉原に愛犬と一緒に住む二次元オタクの月折夕都は、高校生カップルを助け、眼鏡の眉目秀麗な男――司東朝火に捕まってしまう。古より日本を護り続けてきた影の組織“神無殻(かむから)”に属する朝火いわく、夕都は最後の“スサノオの童子”であり、“龍神”の化身たる運命を担うのだという。夕都は、記憶が混沌としており、朝火を知っていると確信する。
ブロマンス×純愛×現代アクションファンタジー。古から繋がる想いの物語。
この物語はフィクションです。劇中に登場する個人名・団体名などはすべて架空のものですが、一部は史実や神話に基づき参考にしております。
また、独自の設定を加えており、実際の史実、神話とは異なる部分が多数ございますので、ご理解ご了承のほど宜しくお願い致します。
文字数 45,518
最終更新日 2025.04.26
登録日 2025.04.21
昭和の頃、30年数年前に起きた鹿児島は霧島の双子姉妹が絡む交通事故
事故で亡くなったのは霧島の老舗酒蔵の娘で当時9歳の木龍島美羅
そして現場に居合わせ唯一の目撃者となった妹の木龍島沙羅
美羅を殺したんな、あたいじゃ
あたいを刑務所に入れたもんせ
あたいを死刑にしたもんせ
事故後、そう驚きの発言をした木龍島沙羅
その事故を一生の贖罪として彼女は背負って生きていくことになる
そして時は流れ、令和の世
沙羅の娘、木龍島羅羅は親友洞院咲希の力を借りて母の沙羅の過去を探す旅を始める。愛する母の積年の呪縛を取り除きそのアイデンティティを取り戻す夏休み
日頃はインドア派で行動力もなく流されて生きてる様な羅羅だけど
いざとなったら後先なく突っ走って周りが見えなくなってしまう
そんな羅羅を諌めながら励ましながら時にはお尻を叩いて背中を押す咲希
そんな二人の京女の友情も絡めながら物語の核心を紐解いてゆく
文字数 22,727
最終更新日 2025.04.26
登録日 2023.06.10
高校二年の朝陽は、周りに合わせ、空気を読んで自分の居場所を保つことに疑問を感じて日々を過ごしている。
自らの夢も、そのせいで誰にも言えないでいた。
そんな中、授業中に勝手に教室を出て行くことが多い、クラスで変わり者だと囁かれている錦が、実は美術室に通っていることを知る。
錦の描く絵に心打たれる朝陽だが、話しかけても無視をされショックを受ける。
そんなある日の放課後、知り合いの他校生に絡まれているところを、ひょんなことから錦に助けられる出来事があり、錦が放課後に通っているとある場所を訪れることになる朝陽。
その先で、錦が人とは違う理由を知ることになる。
好きなことにひたむきな錦やその周囲の人々と関わるようになり、朝陽は自分の本当の在り方、自分が自分らしくいられる本当の居場所を見つけ始める。
しかし、そんな朝陽のことを友人たちはSNS上で隠れて文句を言い始めて……。
周りに合わせて七色に自分を変える朝陽と、周囲に染まらず我が道を行く透明な錦。
ありふれた青春の景色の中で悩み成長していく、時に苦く、心温まる物語。
文字数 25,904
最終更新日 2025.04.26
登録日 2025.04.22
―その女、完璧な“嬢王”。だけど、推しの前ではただのオタク。
高級美術品のオークションハウス・桐山アーツ。
その中でも屈指のカリスマ性で信頼を集めるのが、若きエースオークショニア・黒崎冴子(くろさき さえこ)。
重厚な会場、張り詰めた空気、数千万単位の美術品が飛び交う現場―
その中心で毅然と立つ彼女は、冷静沈着・的確無比。
誰もがその実力と美しさに息を呑み、「嬢王(じょうおう)」の異名で称賛されている。
だが、そんな彼女には、秘密の“裏の顔”があった。
それは―
ガチのアニメオタクであり、人気配信者「夜空しずく」として活動しているという秘密。
スーツを脱げば、部屋着はもこもこのルームパンツとアニメグッズ満載のパーカー。
コスプレ姿で「尊い……!」と叫ぶ姿は、職場での完璧な姿とはまるで別人だ。
推しの変身シーンで一時停止を繰り返し、語彙が飛んだまま配信カメラに向かって語り続ける――
そんな日常を、誰にも知られぬよう慎重に、完璧に隠しながら彼女は生きている。
もちろん、職場の同僚たちは誰ひとりとしてその正体に気づいていない。
“地味に真面目で要領が悪い新人”の本郷修也は、冴子の背中をまっすぐに追いかける後輩。
オシャレで姉御肌な相良茜は、職場のムードメーカーであり、冴子とのランチトークが日々の楽しみ。
寡黙な観察者・三崎直樹は、感情をあまり表に出さないながらも、実務面で部署を支える縁の下の力持ち。
そんな彼らとの日常の中で、冴子は常に“完璧な嬢王”であろうと振る舞っていた。
――だけど、ふとした瞬間、境界線はにじみ出す。
ある日、原画集を手に入れた喜びを抑えきれず、スーツのままで「尊い……」と漏らした声に後ろから声をかけられ、
またある日は、茜とのランチ中に「夜空しずくって知ってる?」と話題を振られ、ドリンクを噴きそうになり――
「わかっているのに、欲しくなるなんて――」
葛藤の中、冴子は完璧な進行で落札に導く。
仕事を全うしたその姿は、まさに“プロ”の象徴。
彼女は決して弱さを見せない。
見せられない。
なぜなら、あの舞台に立つ者としての覚悟があるから。
「――進行に、支障はありません」
冴子が守るのは、“完璧な自分”ではない。
推しへの愛と、プロとしての誇り、そして何より――仲間たちと築き上げた、信頼の場所。
文字数 56,231
最終更新日 2025.04.26
登録日 2025.04.21
高校生タケルと元気のBL短編。
難関大学への進学を人生の「終着駅」と信じ、青春のすべてを勉強に捧げてきた高校一年生の中瀬川丈流(タケル)。スポーツも恋も旅も「保留」にし、ひたすら一本道を突き進む毎日を送っていた。昼休みは騒がしい教室を避け、屋上のベンチで一人、母親の手作りおにぎりを食べるのが彼の日常だった。
しかし、二学期の始まり、青山元気と佐藤メイが、タケルの大切な場所に現れたのだ。戸惑いながらも二人を受け入れたタケルは、彼らと共にお弁当を分け合い、他愛ない会話を交わすようになる。そして、タケルの閉ざされていた感情が少しずつ解放されていく。屋上でのランチが特別な時間となり、タケルは自分が「青春」の真っただ中にいることに気づき始める。
そして、これまでの自分の殻を破り、予測不能な青春のベクトルへと踏み出していく。
文字数 3,740
最終更新日 2025.04.26
登録日 2025.04.26
アイドルの定年は25歳。世の中の人が定年を迎える65歳まで40年。
やりたかったアイドル活動を卒業し、特にやりたいこともなく実家で日々を浪費する大森瑠衣。妹の亜未は口を聞いてくれない。事務所の契約も終わりそう。瑠衣は、鬱屈とした思いを発散できずにいた。
そんな瑠衣に対し、従兄の光弦はロードバイクを与える。そして、「キッチンカーを手伝わない?」と持ち掛けた。
自転車との出会い。車椅子に乗ったファンとの出会い。
アイドル以外に空っぽだった瑠衣の心に、さまざまな経験が詰めこまれていく。
文字数 1,506
最終更新日 2025.04.24
登録日 2025.04.24
目が覚めた時、冬月蘭は見たこともない場所にいた。コンクリートに囲まれた部屋には、武器や食料などの入ったリュックが置かれている。直後、天井より聞こえてきた声──
「皆さん、目を覚まされたようですね。早速ですが、状況を説明しましょう。皆さんには、脱出ゲームのプレイヤーとなっていただきます。やるべきことはひとつ、この死願島地下迷宮より、頑張って脱出してください。上手く脱出できた暁には、賞金として一千万円を差し上げます」
*作品内に登場する地名や団体などは、全て架空のものです。また、武器や道具の中にも架空のものがあります。
文字数 3,092
最終更新日 2025.04.24
登録日 2025.04.24
「ふんっ! あんたみたいなザコが決勝に残るなんてね!!」
相手チームのキャプテンがこちらを睨みつける。
彼女こそ、春の大会を制した『スターライト学園』のキャプテンであるハルカだ。
「今日こそはお前を倒す。信頼できる仲間たちと共にな」
俺はそう言って、スコアボードに表示された名前を見た。
そこにはこう書かれている。
先攻・桃色青春高校
1番左・セツナ
2番二・マ キ
3番投・龍之介
4番一・ミ オ
5番三・チハル
6番右・サ ユ
7番遊・アイリ
8番捕・ユ イ
9番中・ノゾミ
俺以外は全員が女性だ。
ここ数十年で、スポーツ医学も随分と発達した。
男女の差は小さい。
何より、俺たち野球にかける想いは誰にも負けないはずだ!!
「ふーん……、面白いじゃん」
俺の言葉を聞いたハルカは不敵な笑みを浮かべる。
確かに、彼女は強い。
だが、だからといって諦めるほど、俺たちの高校野球生活は甘くはない。
「いくぞ! みんな!!」
「「「おぉ~!」」」
こうして、桃色青春高校の最後の試合が始まった。
思い返してみると、このチームに入ってからいろんなことがあった。
まず――
文字数 213,965
最終更新日 2025.04.23
登録日 2024.04.28
近未来の日本。京というスーパコンピューターにより、AI技術が発展し国民は番号によって管理されていた。増えすぎた人口の制御の為、十六歳以上の国民を対象に不要人間=ガービッジを認定する生活圏制御法が執行され、認定された者は、社会的地位を落とされ苦しい生活を送っている。
ガービッジを狩る狩人=ファングとガービッジを守る防護者=プロテクトが日々ぶつかり合っていた。
椎野快はヤクザの息子でありながら十五歳でプロテクトとなり、兄貴分の芹沢暁に支えられながら活動をしている。
快は十歳の頃に誘拐され〝お前は不要だ〟という声が聞こえた。それから偏頭痛に悩まされる。
ある日ガービッジに認定された友人の新谷礼治が政府機関に連れ去られてしまう。
文字数 22,477
最終更新日 2025.04.20
登録日 2025.04.19
この物語は——とある企業に就職した主人公が仲間と出会い、互いに切磋琢磨しそれぞれの場所で力を尽くすなか、友への感謝と友情への信頼、夢への渇望と人生に対する絶望を知り、それでも互いを求め関わりを深めていく——極めて人間的で誰にでも訪れる可能性のある物語である。
この二人は互いに人生の大きな変化を経て、死が分かつ最期を前に——会うことすら叶わず別れたが、20年経った今でも、友を見送った主人公の心には忘れられない『60秒』が残されている。
——貴女がくれた『60秒』を、私は忘れない。
文字数 8,836
最終更新日 2025.04.20
登録日 2025.04.17
第一弾
閑静な住宅街の一角に、ごくごく普通の一軒家があった。
季節は春前。
今どき珍しく和室のあるその家で、うごうごと何かが蠢いて――?
伝統衣装じゃ満足しないお雛様と、その友人との、将来を決めるまでのお話。
第二弾
タイガーカットはわたしのあだ名。
ハゲちゃびんの頭髪にめちゃくちゃな化粧。
遊び用の人形であるわたしは、気づけばいつの間にかテレビ台の裏で埃をかぶっていた。
捨てられては敵わない。
持ち主の目を掻い潜っての生活を始め、短い期間だけれど会って遊ぶ友達もできた。
けれど、本当にこれでよかったの――?
出会った友人との立場の違いから、自身の大事なことを思い出し決断する。
物の、最期を選ぶ物語。
お雛様シリーズ第一弾から第五弾までを、一つにまとめ、新しい話も書きました。
色々な視点で綴る、短編連作。
表紙絵:いちこ みやぎ
文字数 25,629
最終更新日 2025.04.18
登録日 2025.04.04
突然近所に住んでいるクラスメイトの男の子がケモノ化してしまい、学校に通うのが億劫になり不登校に。
たびたび、望遠鏡で部屋を覗いていた私は彼の秘密を知っていた。
だからこそ力になってあげたいと思い、必死に彼を説得して、学校へと連れ出すが・・・。
その選択は間違っていたのだろうか。
過酷な運命が待ち構えていた。
文字数 2,581
最終更新日 2025.04.18
登録日 2025.04.14
近未来の日本。災害により人口が減っても平穏を取り戻した日本。身体の一部をメタルに変えてアクセサリーのように流行っていたが、次第に廃れていく。
健康器具の営業社員として働いていたみよりは、秋葉原でワンピースをきたロボットと顔見知りになる。彼女は昔人間であり、脳と心臓だけが生身のつぎはぎだった。二人の少し不思議な交友が始まる。
文字数 13,099
最終更新日 2025.04.17
登録日 2025.04.17
あらすじ
ここは日本。日本には多くの街が存在する。住宅や様々な店もある。
けれど今のこの日本は崩壊しつつある。街が栄えていた頃、貴族たちの戦いが繰広げられていたことを。
これはそんな国を変え、人々を平和に導いた王の物語である。
文字数 50,025
最終更新日 2025.04.17
登録日 2025.04.17
三人の少女たちは、それぞれが涙の理由を抱えていた――。
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『優しい雨が、君の頬を伝うとき。』
中学三年生の引きこもり男子、岩中優雨(いわなかゆう)は雨涙現象という超常現象に悩まされていた。
優雨が涙を流すと、周辺一帯に雨が降ってしまうという謎の現象。
その特異体質のせいでいじめられ、中学から引きこもりになった優雨。
冬休みも終わり、不登校のまま卒業しようとしていたが、小学校の時の同級生、天海早織(あまみさおり)が家に来る。
最後くらい一緒に学校に行こうと誘う早織だったが、実は早織も奇病を抱えていて……。
――泣きたくても泣けない少女。
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『たとえ君が、夢の中にいるとしても。』
中学三年生の後期に、青島栄人(あおしまえいと)は転校してきた。
心臓病を患っている妹のために……栄人は後期からの学級委員に立候補する。妹のために、優秀な生徒でいなければならなかった。
そんな中、過眠症によって引きこもりになっている生徒、水川日菜乃(みずかわひなの)を学校に通わせれば内申点が上がると企んだ栄人は、軽い気持ちで日菜乃の家に行く。
悲しい過去を持つ日菜乃と向き合っていく中で、栄人の気持ちが揺れ動いていく……。
――泣きたくなるほどの病を抱えている少女。
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『涙のワケは、桜が咲く頃に。』
生まれて初めての彼女、そして失恋。
僅か一週間であっけなくフラれてしまった高校三年生の野際圭斗(のぎわけいと)は、電車の中で涙を堪えていた。
電車の中で座りながら、涙を流さないように上を見上げると、目の前に立っている女の子が花井果歩(はないかほ)だということに気づく。
学年一のマドンナ女子である果歩も、圭斗と同じように涙を堪えていたのだった――。
――彼氏と別れ涙する少女。
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悩める少女たちが懸命に生きる……そんな青春短編集。
文字数 4,970
最終更新日 2025.04.14
登録日 2025.03.22
小学5年生の春香は、小さい頃から続けていたエレクトーンで作曲を学び、新人ミュージックコンクールの作曲部門に最年少でノミネートされる。大人と同じ土俵で審査される最終選考にジュニアの作品が選ばれるのは12年ぶり。春香は本選の演奏を心待ちにしていた。
しかし、本選を目前に控えたある日、春香は原因不明の頭痛を訴える。軽い風邪かと思われたが、検査のために訪れた病院で医師が首をかしげ、さらに詳しい検査を受けることに。ところが、検査の途中で急に容体が悪化し、春香は意識を失ってしまう。目を覚ましたときには、すでに10日以上が経過していた。
医師からは長期入院と難病の可能性を告げられ、コンクールへの出場は断念せざるを得なくなる。日に日に病状は悪化し、強い薬の影響で思うように動くこともできなくなっていく。将来を夢見ていた音楽も遠ざかり、次第に春香は心を閉ざしてしまった。
そんなある日、春香は偶然「竹笛パンダ」という名の動画配信者を見つける。彼は自然の中で竹笛を吹き、時に間違えながらも楽しそうに演奏していた。その姿に春香は驚く。音楽は間違えてはいけないものだと思っていたのに、彼は堂々と楽しそうに演奏しているのだ。
春香は思い切って竹笛パンダにメッセージを送り、交流を始める。彼の「音楽は正確さより楽しむことが大事」という言葉に励まされ、再び作曲に挑戦することを決意。タブレットを使い、「月夜の船」という曲を作り上げる。そして竹笛パンダに演奏を依頼すると、彼は快く引き受けてくれた。
数日後、竹笛パンダの手によって演奏された春香の曲が動画として公開される。そこには、彼の演奏とともに、「ほしのパンダ」という春香をモデルにしたキャラクターが描かれていた。月夜の海を旅する幻想的な映像と優しい旋律は、多くの人の心を打つ。
病室でその動画を見た春香は、涙を流しながら笑った。――音楽はまだできる。たとえ演奏できなくても、自分の曲を誰かに届けることができるんだ。
そして春香は、次の作品に取りかかることを決める。それは、自分自身の未来を重ねた、とある"旅"の物語だった――。
文字数 14,819
最終更新日 2025.04.13
登録日 2025.04.02
日本に帰国、偶然寄った小倉のバーで出会った女の子とバーのママがいた。
「まったく・・・ミキちゃんは発想がおかしいわよ。それもね、私だってミキちゃんみたいに自由だったら、同じようにおねだりしちゃうかもね・・・」なんてママまで変なことを言う。
「まあ、そのね、私は船賃なんか気にしないけど、どうにも、二回りくらい年の離れた初対面の女の子と一緒に部屋なんて・・・」
「あら?ちょっとしたパパ活でも数万円するんだし、パパ活と思ってもらって、私を自由にしてもいいのよ、おじさん」
「そんなことを言って・・・知らないよ、ミキちゃん、何が起こっても」
「大丈夫、おじさんに責任をなすりつけません。なんなら、スマホのボイスレコードに録音しても良いわよ。証言しますから。ママも証人になってくれるもん。私は、おじさんに何をされようと・・・殺人は止めてよね・・・おじさんに責任を取らせることはいたしません。だから、一緒に連れてって。ね?お願い」と私のiPadを取り上げて、フェリーのWeb予約のページをさっさと画面に出してしまった。
※この物語は法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※この物語は性描写や飲酒、喫煙シーンを含みます。
文字数 7,230
最終更新日 2025.04.12
登録日 2025.04.11
早春の大粒の雪が舞う東京 30歳過ぎのサラリーマンが凍結した道路で転んだ少女を学校まで支えて送った・・ あたりまえのことから、尊敬する女性と出逢えた・・
風が強く吹くそんな早春 水仙の花がやや下を向いて 照れたような可愛い花 汚れていないなあ 福寿草は雪を押し上げて 咲いてくれる
東京の朝の通勤快速を降りて 私は会社へ向かって歩く もう10年を超えた とはいえ今朝は大粒の雪が、舞い踊るように降り続ける 雪の輪舞といった光景 駅前から路面がすでに凍結していた 「・痛いっ」の声に振り向くと 女子高校生が転んで 足を立て直せずにいた ・・ 「どうしました?」「・足をくじいたかも・」・・私は照れくささは二の次にして、「私の肩につかまり立ちしてください」・雪が容赦なく、舞い落ちてきている。 がんばっている人たちを応援して、自分はまあふつうに・無神経と内気は同居していた・・
文字数 6,780
最終更新日 2025.04.10
登録日 2025.04.10
主人公のリファは15歳。4歳で家の借金の返済のためある屋敷に売られた。虐待を受けながらも辛抱強く働き続ける日々を送る。唯一の特技は裁縫。ひょんなことからその能力を買われて、宮廷で働くことに⁈目まぐるしい環境の変化の中、友情や恋に悩みながらも奮闘するリファ。いつだって真っ直ぐな主人公の成長物語です。どうぞお楽しみ下さい。それでは始まり始まり!!
文字数 9,107
最終更新日 2025.04.05
登録日 2025.03.29
文字数 63,601
最終更新日 2025.04.01
登録日 2019.04.24
これは世界が終わるまでのほんの数年間の物語。
高校を卒業してから数年が経ち、久しぶりに皆で集まろうと声を掛けた二人組は最後の一仕事を終えるべく、少しづつ物語を綴っていく。
「たしかあれは……。」
話者:マメの語る思い出を、筆者:羽曳野冬華は多分に加筆しながら小説とし、これまでの数年間を皆で振り返りながら多くの人に読んでもらうべく完成させ、インターネットへと発信する(予定である)。
徐々に増える年越しメンバーと、彼女達と関わった怪異や遺物によって引き起こされた事件達は各々の目にどう映っていたのか。
一人の視点だけでは見えてこない裏側もいつか観られるかもしれない(し観られないかもしれない)。
文字数 163,049
最終更新日 2025.04.01
登録日 2025.02.23
無事美姫を救出した一同。しかし、ジミー・周からの情報で加賀町警察署に台湾グループのスパイがいることがわかりさあ大変。
「よこはま物語」四部作
「よこはま物語 壱½、ヒメたちとのエピソード」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/913345710/343943156
「よこはま物語 弐、ヒメたちのエピソード」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/913345710/245940913
「よこはま物語 参、ヒメたちのエピソード」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/913345710/59941151
「よこはま物語 壱、ヒメたちとのエピソード」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/913345710/461940836
文字数 85,611
最終更新日 2025.03.25
登録日 2025.02.27
文字数 1,389
最終更新日 2025.03.18
登録日 2025.03.18
暑い夏の思い出
照りつける太陽
聞こえてくる蝉の声
汗が滴り落ちる
冷たい水が気持ちよくて
何処に行っても
何をしても
楽しかった
文字数 1,203
最終更新日 2025.03.06
登録日 2025.03.06
第2次大戦の悲惨な記録から、古いテレビ映画の記憶から、生命の危機をただ守りたいと願望から詩と文で書きました・・
日が暮れかかっているが、砲弾の音が鳴り止まず、直撃を受け、一軒のこの小さな農家は全壊した。・・若い妻マーシャの赤ん坊は、火が付いたように泣いていたが、たった今、ほんの小さな命を閉じた。マーシャは泣きくずれながら、伏せている。第二次大戦末期の東欧の田園地帯。 アメリカ兵が二人、一人は足を引きずり、友は肩を貸し、視力を失った血だらけのドイツ兵捕虜を引っ張って、やってくる。・・「少し、休ませてくれ。連合軍だ。部隊とはぐれて後方へ戻る。・・」手ぶりを加えて兵士は言った。若い妻は泣きながら、身を起こした。......「.......井戸も....こわれたわ...。」捕虜はかすれた声で「...水...Water...くれ。」....「今...夜か.....Nightか..。」小さく言う捕虜の、開いてる瞳は青色。もう一人のアメリカ兵の足を見て、破れた前かけで、血に染まった布を替えて、しばりなおした。「ああ、すまない。..」「......夫も私の....赤ちゃんも....死んだの....」「...み....水を....」ドイツ兵の喉は熱いらしい。「いいわ...そこ..どいてて。」若い母親マーシャは、息絶え絶えのドイツ兵の頭を膝に乗せ、母乳を飲ませた。 砲弾の音、硝煙の匂い、地響きの中、安心したのか、見えない瞳を閉じた。 「..眠ったわ...」 「ああ、俺だってドイツには友だちが居るんだ。なんだってナチに、なりやがったのだ。俺たちも大事な戦友を何人も失った。奥さん、ありがとう。夜になって、砲撃が止めば、捕虜を起こして、連れていく。味方にたどり着けば、野戦病院に行ける。奥さんも生き抜くんだ。連合軍は市民を保護できる。
一部を略して、記述。
文字数 1,017
最終更新日 2025.03.01
登録日 2025.03.01
人間嫌いの神様、神耶はある日、不思議な人間の少女、葵葉と出会った。
出会ったばかりの少女は何故か神耶に「友達になって」とお願いする。
勿論神耶は葵葉の申し出を断ったが、彼女の強引さに押されて、気付けば「友達ごっこ」に付き合わされる事に。
最初は嫌々付き合わされていた神耶だったが、葵葉と過ごす日々の中で少しずつ神耶の心にも変化が生まれはじめる。
だが、葵葉との距離が近づく中で、神耶は葵葉の抱えるある秘密に気付いてしまって――
葵葉が抱える秘密とは?
神耶が人間を嫌う理由とは?
これは神と人間の少女、種族の違う2人が紡ぐ笑いあり涙ありの恋と友情の物語。
夏秋冬春。4つの季節を追って、オムニバス形式で綴ります。
文字数 265,139
最終更新日 2025.02.25
登録日 2023.04.22
佐藤鈴華は好きな人である松川美優の失恋話を聞いていた。しかし、彼女の好きな彼は鈴華が好きだったようで同性愛を非難される。その場に居合わせた内田北斗にその場から連れ出されるが、その出来事は、私にとって二度と忘れられないものとなった。
文字数 8,551
最終更新日 2025.02.09
登録日 2025.02.09
血の繋がらない3人が様々な困難を乗り越え、家族としての絆を紡いだ本編【愛すべき不思議な家族】の続編となります。【小説家になろうで200万PV】
ひとつの家族となった3人に、引き続き様々な出来事や苦悩、幸せな日常が訪れ、それらを経て、より確かな家族へと至っていく過程を書いています。
少女が大人になり、大人も年齢を重ね、世代を交代していく中で変わっていくもの、変わらないものを見ていただければと思います。
※この作品は小説家になろう及び他のサイトとの重複投稿作品です。
文字数 2,189,752
最終更新日 2025.01.29
登録日 2024.06.28