元彼女と別れた本当の理由「愛の形」 小説一覧
10761
10762
10763
10764
「君は、この国の光だ。だから死ぬまで、美しく輝いていなければならない」
灰色の病が命を蝕む王国。
忘れられた一族の娘・ミレイアは、その身を削る「祈り」で国を救う聖女として、白亜の王宮へ迎え入れられた。
理想に燃える王太子・セドリックは、彼女を救国の象徴として神格化し、
完璧な王妃候補・リディアは、感情を捨てた瞳で彼女の存在を否定する。
豪華な檻の中で、祈るたびに命の火を消していくミレイア。
そんな彼女を、唯一「聖女」ではなく「一人の少女」として見守る男がいた――。
文字数 29,411
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.03
10765
「リゼリア。貴女は今日から、この国の『人質』だ」
財政破綻寸前の祖国リュミエール公国を救うため、大国アストラヴェルへと送られた第三王女、リゼリア。
家族に見捨てられ、傲慢な第一王子からは屈辱的な扱いを受ける日々。
趣味は帳簿付け、武器は圧倒的な経済知識。
彼女は、美貌ではなく「数字の力」で、冷酷な帝国の重臣たちを次々と論破しようとするが――
文字数 26,875
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.08
10766
10767
「君との婚約を、解消させてもらいたい」
伯爵令嬢ソフィアーナは、婚約者に毒薬を飲ませていた悪女として断罪された。
「毒薬令嬢」と蔑まれ、まともな縁談も望めなくなった――はずだった。
「君の薬は毒ではない」
そう言って彼女を北境へ連れ出したのは、「瘴気喰らい」と呼ばれる辺境伯ロイベル。
彼だけは、ソフィアーナの薬が瘴気に効くと見抜いていた。
兵も民も倒れていく北境で、薬師として働き始めるソフィアーナ。
やがて瘴気は王都にまで広がり、彼女を断罪した元婚約者までもが倒れてしまう。
国を救うには、瘴気の大元を断つしかない。
森の奥へ向かうロイベルの命をつなげるのは、彼女の薬だけ――。
※複数のサイトに投稿しています。
文字数 41,792
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.22
10768
10769
※ 第2部に向けて、第1章全体を改稿しました(物語の根幹に変更はありません)
※ 第1部完結済み。 ハッピーエンドまで一気読み推奨!
これは、魔眼が織りなす”魂の救済”の物語――
「……キミを見ているだけで、私は壊されていく」
愛するお店と妹を守るため、暴漢を前に絶望の淵に立たされたハルネ。
絶体絶命の彼女を救ったのは、冷酷な琥珀色の瞳を持つ、調査局の“鬼”――ヴァルグレイだった。
感情が「色」で視える魔眼『エモパレ』を持つハルネは、
美味しいご飯を愛する、ちょっとぽっちゃりした看板娘。
命の恩人であるヴァルグレイの渋い魅力に一瞬で恋に落ちたハルネ。
しかし、再会した彼が告げたのは――無情な『営業停止』の通告だった。
「やっぱり太ってたらダメなんだ……あたしは、好きになっちゃいけないんだ……」
突き放すような冷たい態度と、自身のコンプレックスに振り回され、落ち込むハルネ。
しかし、彼女は知らない。
ポーカーフェイスの裏側で、ハルネの「柔らかさ」と「温かさ」に、理性が飛ぶほど執着し、「彼女を嗅ぎたい情動」に耐えるほど、狂おしい溺愛を抱えていたことを。
そして、彼もまた深い闇を抱え、傷付き、孤独に震えている事を。
***
アナタの抱えた劣等感が、 もしかしたらちょっと許せるようになるかもしれない
――プラトニックで激重な、救済と執着のラブファンタジー!――
文字数 198,371
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.01.30
10770
限界サラリーマンである古豪 龍(こごう りゅう)は、交通事故にあう。
目が覚めた先は読みの世界だと思っていたが……
※最初の方にブラック企業や鬱思想、ネガティブが激しいところがあります。
※のほほん要素とR18半々予定
※多数との性交、総受け
毎日12時/22時 1日2話 更新予定
※体調によって変動有
文字数 13,373
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.17
10771
10772
寿々は二葉に誘われて、聴診器を手に公園の木々の音を聞き歩く。ソメイヨシノやマツなど樹種ごとに異なる響きを楽しむ無邪気な時間は、クスノキの大木に触れた瞬間一変する。
ほぼロマンシス的ですが恋愛感情はあります。
文字数 3,397
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.22
10773
10774
俺、神崎瑠衣はごく普通の社会人だ。
ただ一つ違うことがあるとすれば、腐男子だということだ。
しかし、周りに腐男子と言うことがバレないように日々隠しながら暮らしている。
今日も一日会社に行こうとした時に横からきたトラックにはねられてしまった!
目が覚めるとそこは俺が好きなゲームの中で!?
俺は推し同士の絡みを眺めていたいのに、なぜか美形に迫られていて!?
「俺は壁になりたいのにーーーー!!!!」
文字数 16,758
最終更新日 2026.03.22
登録日 2025.03.10
10775
某サイトで書いていたお話のリニューアル版。カリスマ性溢れすぎな鬼姫の転生物語。歴史書や物語に出てきた名前が登場しますが、背景や性格は、参考にしながらもオリジナルです。
登場人物が増えていく過程、及び辻褄合わせのため、加筆修正が多々されます。
平和に過ごしていた世界から突如、異世界に放り込まれた鬼姫は、大切な仲間と共に新たな人生を歩み出す。
目指すは愛しの旦那様とのスローライフ。
個性豊かな眷属達と織り成す異世界生活。
無自覚に無双する鬼姫を止めることが出来るのは旦那様ただ一人だった。
文字数 98,421
最終更新日 2026.03.22
登録日 2025.02.26
10776
これはちょっとだけ不思議な物語。
平和を願う💭タマワールド。
そこに現れた黒組織その名もブラックエンペラーズ。
しかしこのブラックエンペラーズのボスは様子がおかしかった。
ブラックエンペラーズの狙いとは!
果たしてタマワールドの平和は訪れるのか
文字数 475
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.22
10777
10778
私の名前は光、二十五才の女子だ。私は小さい頃から不思議な体験をしていた。人に言っても信じてもらえないけど、怖い経験もしている。記憶がなくなった事もあるんだけど。その体験を皆と共有したい。だから、私は思い出していく。私にとってはあまり思い出したくないこともあるが、皆に知ってもらいたいと思う。
文字数 10,369
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.02.25
10779
断崖絶壁の庵で暮らす、見た目は12歳の美少年だが実年齢は400歳を超える大魔導士イマヌエル(通称:マニュ)と、彼に仕えて10年になる実直な弟子ガイ。
生活能力皆無な師匠と、甲斐甲斐しく世話を焼く弟子。二人は互いに深く想い合っていますが、イマヌエルは「無能な自分を演じることでしか彼を繋ぎ止められない」と臆病になり、ガイは「自分などはただの弟子に過ぎない」と一線を引く、もどかしい日々を送っていました。
そんなある日、王女から「騎士を虜にする惚れ薬」の密かな調合依頼が舞い込みます。高額な報酬と「王城へ招く」という言葉を目にしたガイは、師匠が自分を捨てて遠くへ行ってしまうのではないかと激しい焦燥感に駆られます。
一方のイマヌエルも、募る想いと不安から、完成した薬を自らガイに飲ませるという暴挙に出てしまいます。しかし、薬を飲んだ(ふりをした)ガイは、これまでの献身が嘘のように冷淡で素っ気ない態度へと豹変してしまい……。
文字数 5,389
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.22
10780
「役立たずの偽聖女め、その不気味な仮面ごと消えてしまえ!」
十年もの間、仮面で素顔を隠し、身代わり聖女として国を支えてきたリゼット。
しかし、異母妹が聖女として目醒めたことで、婚約者の第一王子から婚約破棄と国外追放を言い渡されてしまう。
捨てられた先は、凶悪な魔獣が跋扈する『死の森』。
死を覚悟したリゼットだったが、仮面の下の本音は違った。
(……あー、やっとあのブラック職場からおさらばですわ! さっさと滅びればいいんですわ、あんな国!)
清々した気持ちで毒を吐くリゼットの前に現れたのは、隣国の冷徹皇帝・ガイウス。
彼はリゼットの仮面の下に隠された「強大すぎる魔力」と、表の顔とは裏腹な「苛烈な本性」を瞬時に見抜き、強引に連れ去ってしまう。
「気に入った。貴様は今日から、私のものだ」
バルディア帝国へと連行されたリゼットを待っていたのは、冷徹なはずの皇帝からの、逃げ場のない過保護な溺愛だった……。
一方、真の聖女(リゼット)を失った王国は、守護の結界が崩壊し絶体絶命の危機に陥る。
「戻ってきてくれ」と泣きつく王子たちに対し、皇帝の腕の中に収まったリゼットは、極上のスイーツを頬張りながら優雅に言い放つ。
「お断りいたしますわ。私、今とっても忙しい(溺愛されている)んですもの」
仮面の下で毒を吐くリアリスト聖女と、彼女を離さない執着皇帝の、大逆転溺愛ファンタジーが開幕!
「作品への感想代わりの『いいね❤️』や『エール📣』、心よりお待ちしております。」
「【応援のお願い】『いいね❤️』や『エール📣』をいただけると、作者のモチベーションが爆上がりします!」
「最後までお読みいただきありがとうございます。温かい『いいね❤️』が更新の支えです。」
文字数 87,871
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.02.23
10781
10782
ライターの小木聡史は地方新聞社の依頼でホラー特集に掲載する記事を書くことになった。
オカルトを一切信じない小木は不可思議な現象に遭いながらも淡々と取材を進めていく。
そんなある日、小木は元同僚の相談で原因不明の異音を目の当たりにする。
超常現象には疎い小木だがライターとしての情報収集力を駆使して、解決の糸口を探す。
小木は偶然見つけた超常現象を検証する動画チャンネルの配信者と出会い、元同僚の件について協力を得ることになる。
配信者との出会いは新たな事件のきっかけになり、小木自身の超常現象に対する認識も変化していくのだった。
他社の投稿サイトにも掲載しています。
文字数 122,054
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.02.22
10784
捨てられた少年と、ひとりのサメ。
その出会いは偶然でありながら、必然のようでもあった。
言葉を交わし、食べ物を分け合い、共に時間を過ごす中で、
少年は初めて“生きること”と向き合っていく。
やがて訪れる別れ。
そして、長い歳月の果てにたどり着く「最後の願い」。
優しさとは何か。
生きるとは何か。
文字数 1,607
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.22
10785
『義父母の介護を十年終えた日に、夫から「おつかれー」と離婚届を渡されました。空っぽの人生だと思ったら、幼馴染が迎えに来ました』
『おつかれー、のあとで』
十年分の夜が、まだ指に残っている
呼ばれれば起きて
息を確かめて
名前を呼ばれても、私の名前ではなかった日々
義父の咳を数えた五年
義母の呼吸に合わせて眠った五年
時計はいつも、誰かのために進んでいた
終わった日
静かになるはずだった家で
紙切れ一枚が、私を外に出した
「おつかれー」
その一言で
十年は、なかったことにされた
遺されたものは
減った通帳と
戻らない時間と
履歴書に書けない日々
私の人生って、いったい何だったのだろう
駅前のベンチで
答えを探すふりをして
ただ、座っていた
そのとき
名前を呼ばれた
ずっと昔と同じ声で
振り向くと
懐かしい顔がいて
なにも聞かずに、ただ言った
「来いよ」
強くもなく
優しくもなく
当たり前みたいに
私は、その一言に
はじめて自分を思い出した
空っぽだと思っていた十年は
消えたわけじゃなくて
誰かのために、ちゃんと燃えていた時間だった
「おつかれー」と言った人は
なにも見ていなかっただけで
見ていた人は、ちゃんといた
白馬なんてなくてもいい
特別な奇跡じゃなくてもいい
ただ
私の名前で呼んでくれる人がいる
それだけで
私の人生は、もう一度はじまる
文字数 24,722
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.17
10786
文字数 20,141
最終更新日 2026.03.22
登録日 2023.10.30
10787
10788
10789
結婚して1年。
元・貴族令嬢エヴェリナは、平民商人の夫にこき使われ、自分の時間すら奪われていた。
久しぶりの自由時間を楽しんで帰宅すると、門番が立ち塞がり──
「ここより先には立ち入れません」
夫が勝手に離婚届を偽造し、彼女を家から追放した。
さらに「不貞の証拠」として、エヴェリナのサインを悪用した偽装契約書まで作成。
名誉を守るため裁判へ挑むが、そこで明らかになったのは──
⚠️ 本作は AI の生成した文章を一部に使っています。ご都合主義です。
文字数 8,255
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.22
10790
ショートショートです。
1話1話、お楽しみください
※注意、誤字脱字等あるかもしれませんがご了承ください。
文字数 1,348
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.01.26
10791
10792
「……完璧だわ。この三白眼、そして相手を蛇のように射貫く視線。どこからどう見ても、私は救いようのない悪役令嬢ね」
乙女ゲームの悪役令嬢セレスティアに転生した私は、五歳の時に決意した。
「絶対に破滅を回避して、領地で読書三昧の隠居生活を送ってやる!」
生存戦略のために母の病を治し(伝説の花を自力でゲット)、父の闇落ちを防ぎ(魔王の芽を庭の肥料にしてアスパラガスを豊作に)、刺客から逃げるための体術を極めた結果――。
新人侍女:私の嫌がらせを「プロとして自立させるための慈悲深い指導」と解釈して感涙 親バカな父:私の暴言を「高潔な無欲」と脳内変換して王家に聖女として報告
第一王子:私の神速回避に惚れ込み、なぜかサイドチェストをキメる筋肉バトルマニアに変貌
嫌われようと冷徹に振る舞うほど、周囲の「さすお嬢」が加速して、気づけば国全体が筋肉と平和に満ちあふれていく!?
本人は至って真面目、周囲は全員勘違い?
セレスティアの安穏とした隠居生活への道は、今日も爆走する力によって遠ざかるばかり!
本作は、以下のプロセスを経て制作されたAIとの共同制作作品です。
プロット・初期原稿:作者
構成・展開支援:AI(Gemini)
加筆・最終調整・突き抜け演出:作者
(※第5話に登場する「ジェミニに相談して」等のメタ発言は、この共同制作の過程から生まれたお遊び要素です )
※カクヨムにて先行公開しております作品とタイトルは若干違いますが内容は同じです。
文字数 36,644
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.12
10793
文字数 1,471
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.22
10794
灰色の現実に息苦しさを抱える相沢健太(24歳)。
彼が唯一「生」を感じられる場所は、フルダイブ型VRホラーゲーム『Terrorscape』の悪夢の世界だった。
痛みも匂いも恐怖も、すべてが本物。
攻略にのめり込むほど、現実は薄れ、境界は溶けていく。
そして彼は、創造主と呼ばれるラスボス“アーキテクト”の待つ最終ステージへ。
命がけの死闘の果てに、ついにクリア――ログアウト。
救われたはずのその瞬間、健太を待っていたのは、解放ではなかった。
【チュートリアルを終了します。】
――この地獄は、まだ「本編」ですらない。
現実もゲームも飲み込む、終わりなき没入型ホラー。
最初の扉が開く音が、あなたの背後でも鳴り始める。
文字数 96,645
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.02.10
10795
「真面目な妻は息苦しい」
騎士の夫・セバスチャンは、高熱で寝込む私の隣室で、
義母や愛人と共に私の悪口を肴に笑い合っていた。
私が必死に管理する持参金で彼は平民の娘も囲っていた。
愛し合っていると信じていたのは、私だけ。
「分かりましたわ。そんなに私が『息苦しい』のなら、
すべて引き上げて差し上げます」
資産も、子供も、私の人生のすべてを取り戻すために。
ねえ、騎士様。
私の金で囲う女の味は、さぞかし格別だったでしょうね?
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
文字数 22,576
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.15
10796
こんにちは
私40代オババです。
まあ私の人生のお話をしようかと思います。
まあ他人人生なんて別に聞くのは無意味じゃない?
と私なら思うけど、これは別に慰めてほしいとか構ってほしいわけではなく、とある事情などなどでいつか全部話せたらと思っつてたのが今になってるのです。
私は今子供がいましてもう2人は社会人1人は中学生なんで私の生きてきた道を知っても理解できるだろう・・・というのという事もあるし、話したかった理由は、私が長い事人と話す仕事をしてるさなか、いろんな相談を受けてきてその中の数人の子から「自分の過去が酷いから私は幸せにはなれない・・・」「私は子供を産むべきではない」と話す子がいた。
過去は変えられない・・・でも過去を毒にするか、素材にするかは自分次第と知ってほしい。
過去に苦しみがあるなら縛られないでほしい。今に苦しいなら苦しさと戦う道を知ってほしい。今の苦しみで未来を壊さなくても良いために・・・と思う。
文字数 24,683
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.02.22
10797
10798
【空を飛ぶ魔女たちの、もちもち百合ファンタジー・コメディ!】
台風の夜、魔女はホウキで空を翔け――嵐と戦う!
この街で台風と戦うのは、ホウキで飛ぶ魔女の仕事だ。
空を飛ぶ魔女に憧れながらも、魔法が使えない体質のため夢を諦めたモチコ。
台風の夜、嵐に襲われて絶体絶命のピンチに陥ったモチコを救ったのは、
誰よりも速く夜空を飛ぶ“疾風迅雷の魔女”ミライアだった。
ひょんな事からミライアの相方として飛ぶことになったモチコは、
先輩のミライアとともに何度も台風へ挑み、だんだんと成長していく。
ふたりの距離が少しずつ近づいていくなか、
ミライアがあやしい『実験』をしようと言い出して……?
史上最速で空を飛ぶことにこだわる変な先輩と、全く飛べない地味メガネの後輩。
ふたりは夜空に浮かんだホウキの上で、今夜も秘密の『実験』を続けていく――。
空を飛ぶ魔女たちの、もちもち百合ファンタジー・コメディ!
文字数 190,845
最終更新日 2026.03.22
登録日 2025.12.16
10799
同じ夢を、何度も見る。 見知らぬはずの少女と、見慣れた帰り道。 懐かしいのに、思い出せない。 地元に帰ってから、夢は少しずつ先へと進み始める。 少女と笑い、並んで歩く。 日が進むごとに浮かび上がる過去。 そして辿り着く、ある夏の日の真実。 夢が終わるとき、すべてが明らかに、、、
文字数 2,454
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.22
10800
『普通の夫だと思ってた』
~無自覚な俺が、5年間の「記録」に殺されるまで~
普通だと思っていた
朝、起きて
飯が出てきて
少し文句を言って
それでも回る生活を
当たり前だと思っていた
「母さんの方がうまいな」
軽い冗談のつもりだった
笑ってくれると思っていた
黙っていた理由を
考えたことはなかった
---
普通だと思っていた
働いて
稼いで
家に帰る
それだけで
十分だと信じていた
「俺は何もしてない」
本気でそう思っていた
---
気づかなかった
皿の置き方が
言葉の棘が
視線の冷たさが
少しずつ
削っていたこと
---
残っていたのは
音だった
「無能」
「役立たず」
「母さんならできる」
知らない声が
部屋に響く
いや
全部
俺だった
---
普通だと思っていた
怒鳴らなければ暴力じゃないと
殴らなければ優しいと
そう思っていた
---
でも違った
何もしていないと思っていた時間が
一番、壊していた
---
五年分の沈黙が
机の上に並んだとき
初めて知った
あれは
記録じゃない
傷跡だった
---
「1000万円」
数字は軽いのに
息ができなくなる
払えないからじゃない
理解したからだ
---
あの日の朝
止まった手
伏せられた目
全部、見ていたはずなのに
何も見ていなかった
---
普通の夫だと思ってた
そう思っていたのは
俺だけだった
---
声が、残る
笑っていたはずの部屋に
もう誰もいない
---
遅すぎる
そう思った時には
もう
全部終わっていた
---
それでも
頭のどこかで
まだ思っている
「俺は、何もしてないのに」
文字数 24,263
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.22