純文学 小説一覧
1,201
蛙鳴蝉噪
安居楽業
1,202
ショートショート「雨の日に」
※2023年6月の作品です。
読んでいただけると幸いです。
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あなたの人生の
貴重な時間をどうもありがとう。
1,203
白銀が護りし緋の神子 ―花笑の箒星―
『飛びたかった。あの空の向こうへ――』
名門相楽のお嬢様・憩は、窓から脱走を繰り返すおてんば娘。
閉ざされた世界で生きてきた少女の願いは、
みんなと同じように『普通の生活』を送ること。
しかし、少女は飛び方を知らぬ1羽の金糸雀(カナリア)――。
何不自由ない生活に護られ、
何不自由ない愛情を贈られ、
何不自由ない日常を過ごす。
それは、憩にとって鳥籠以外の何物でもなかった。
大空へ羽ばたくことを夢見る少女は、
今宵もまた希望を乗せた羽根を大きく広げる。
この夜が、宿命を運命に変える日になることを知らずに――。
白銀が護りし緋の神子 ―金霞(きんか)の五星(ごせい)― 【完】
本作は前作の前日譚に当たりますが、こちらからでもお楽しみいただけます⭐︎
※当シリーズは『その瞬間に最も感情が動いた人物に視点を当てる』感情同時多発型群像劇です。
そのため、1話内で意図的に視点が入れ替わります。
1,204
僕の願い
何なのだ、この満たされない気持ちは。
僕は愛情を欲しているのだろうか。
このどうしようもない苦しみから抜け出す方法を誰か教えてくれまいか。
スマホのアプリケーションを立ち上げ、ひたすら女性の写真の下にあるグッドマークをタップしていく。
見た目などは全く気にせずにひたすら連打。
下手な鉄砲でも数を撃てばいつかは当たるだろう。それに僕の見た目も別に悪くはない。異性もまた僕の写真を見て好意的に思う奴もいるだろう、そんな気持ちだった。
ピロン
着信音とともに通知がきた。
1,205
ショートショート「未来離婚」
過去作品です。
※2016年の作品です。
1,206
迷惑系ユーチューバーひろし
迷惑上等!――迷惑系ユーチューバひろしのもとに、不穏なアカウントからきな臭い迷惑の依頼が……。
真の迷惑とは何か? それ以前に「系」ってなんなのか……?
※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。
https://tmykinoue.hatenablog.com/entry/2023/09/27/171025
1,207
ソメイヨシノなあなたを愛してる
「この、世界、には鬼、が、存在する」と、赤い瞳をした女性は瞳と同じ色をした髪をなびかせて言った。
辺り一面緑で覆われた広場の真ん中に1本の桜の木が立っている。品種はソメイヨシノ。
けれど、その桜の木は一般的なソメイヨシノとは大きく異なり、優しい光を放っている。幻想的な光景なのに、なぜか誰も寄り付かない不思議な場所で、主人公の桜木はるは1人の少女──春野桜花と再会を果たす。10年ぶりの再会に喜ぶ2人だったが、お互いにはそれぞれの秘密があった。
そして、彼らは謎に包まれていた鬼と邂逅することになる。
これは、それぞれの「愛」の形を表した本当の「愛」を見つける物語だ。
1,208
【完結】姉ちゃんって呼んでもいいか?(作品250620)
従姉だと思っていたおふくろの実家のお姉ちゃんは、親父の違う自分の姉だった。
同じおふくろから生れた姉弟だったのである。
不思議な親近感が拒絶感になっていたのは、同じおふくろから生れていたからこそであった。
その姉を実の姉として認めることが出来るのだろうか?
1,209
想い、くゆる。
余命僅かな志保には、鷹斗という恋人がいた。
彼はとても優しくて、毎日見舞いに来てくれる。
愛しい彼に名前を呼ばれて、笑顔を交わして、好きな本を読んで語り合う。
私は、幸せだった。
1,210
雨
タイトル:『雨』
内容紹介
ひとしきり降り続ける雨。美しい秋の夜風を感じながら、降り注ぐ雨に身を委ねていた。
私は、秋の夜長に降る雨に魅力を感じて、外界へと煙草を吸いに出る。
男性や女性が行きかう中、それでも降り続ける雨という存在に身を捧げる。
静けさの中を彷徨う。そして出会い。
水彩画で描かれた絵画が数枚。その思考に酔いしれる。
いつのまにか消えていた煙草のシケモクにマッチ棒で火を灯す。
私は、人生の儚さと優雅さに傘をさしてもらい、雄大な地上の楽園を思い浮かべるのだった。
1,211
酒気帯び詩集
音にはならない詩をここに放り投げます。
1,212
小説「息子と卵」
2021年6月の作品です。
1,213
スニーカー
内気な男の子が、憧れの女の子のスニーカーになりたい、という夢想をする小説です。
1,214
婆と爺
ここは山奥の村。
ある少年は勉強をしないから母親から怒られてばかり。
ある日、いっそ遠くに逃げてしまおうと、山をさらに登ったら、知らない婆ちゃんに捕まった。
そしてこんなところに一軒の家。
ハートフルストーリー
1,215
小さな黄色の花を咲かせる頃には
どこかとがっている風華。私はそんな風華が苦手だった。
ある日風華が枯れ葉のついた木を見つめて「ねぇ、あの木の葉っぱいつまであると思う?」と私に問いかける。
いつもは強くてとがっている風華からの弱い声に私ははっと息を飲んだ。
幼い私は風華の心の中にある灰色の行き場のない気持ちを知ることができなかった。
ただ、枯れ葉を抱いたその木だけが風華の気持ちを知っているかのように、風華はその木をずっと見つめ続けていた。
風華と枯れ葉を抱いた木との対話、風華の本当の気持ちにきづけなかった「私」の悲しく切なくも、幸せを願う気持ちに包まれた物語です。
1,216
ショートショート「氷の果てに」
※2023年5月の作品です。
読んでいただけると幸いです。
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あなたの人生の
貴重な時間をどうもありがとう。
1,217
統合失調症〜百人に一人がかかる病い
統合失調症。
それは、百人に一人の割合で発症する病気。
世界中の人間の、百人に一人は、統合失調症患者だ。それは、けっして少ない数ではない。
おそらく世間一般には、
統合失調症は「幻覚、妄想を起こす病気」というイメージがあるのではないか。
しかし、この病気の本質は《自我の障害》だ。
自我とは、
《私》と《他人》を隔てる《殻》のようなものだ。
統合失調症患者は、その殻がもろくなる。そして、自分と他人の境目があいまいになっていく。
それによって、さまざまな症状が出現する。
高校生の私(夏音)は、統合失調症の素因をもっており、ストレスに対して脆弱性を抱えていた。
そんな私は、家庭環境や受験によるストレスから、徐々に精神に異常をきたしはじめる。
私の精神状態に大きな変化が起こりそうな予兆がある中、
先に精神に異常をきたしたのは兄だった。
高校三年生の夏、私の兄は、
統合失調症の診断で、
精神科病院に入院した。
兄に初恋に似た感情を抱いていた私は、兄の発病に心を乱されながらも、
精神科病院に通い、兄を見舞う日々を送る。
そんな頃、私にはもう一人、重要な人物が現れる。
兄の入院する精神科病院はとある丘に建っていた。丘には団地もあり、その団地には私と同じ高校に通う少年が住んでいた。私は、その夏、兄の見舞いの行き帰りに頻々と少年と出会う。そして、私と少年は少しずつ心の距離をつめていくこととなる。
私、兄、少年との、三人の人間模様と統合失調症という病を描いた物語。
1,218
昨日 あなたと夢を見た
中森明菜さんのために書き下ろしたシナリオです。
1,219
約束
わたしたちを見て誰もが悲しいって顔をするけど、これってそんなに不幸なことかな?
終わりを迎えるその日まで、小さな約束は重ねられていく。
穏やかに収束を待つ、あなたとわたしの日常。
1,220
◽️プチストーリー【まなざし】(作品No_10)
【作者便り:猫の目って何か見つめると不思議な感覚なりませんか?いつまでも見てられる】
1,221
透明な罪
最期の夢を見た男性は自身の罪状を思い出そうとするが......
1,222
「しんすけ!」
僕を下の名前で呼ぶのは、君だけだった。
――昭和59年。広島。
小学四年生の「僕」は、男たちの粗野な集団が苦手だった。
ひんやりとした六角形の図書館の片隅で、ただ一人、世界のノイズから逃れるように本を読んでいた。
そんな僕を、土埃の舞う眩しい世界へと引っ張り出す友達がいた。
大人になる前の、あの無防備で残酷な季節。
やがて僕たちは、ファミコンのカセットの貸し借りをきっかけに、取り返しのつかないうねりへと飲み込まれていく。
僕の名を呼ぶ君の声が、今でも鼓膜の奥で鳴り響いている……。
最後の季節に経験した、残酷で美しい喪失の物語。
※本作は著者の過去の実体験に着想を得た作品ですが、物語として大幅な脚色やフィクションを交えて再構築しています。昭和59年の広島の情景などは事実に基づいておりますが、登場する人物の造形や一部の出来事は創作です。
■ 独自執筆メソッド【C.C.W.】の実証作
本作は、著者が構築した独自の物語記述メソッド「C.C.W.」を用いて執筆されています。文章の構造や視点移動を緻密に設計し、読者の認知と深層心理へ直接的に訴えかける、全く新しい読書体験を提供します。※本メソッドは、AI生成や外部プログラミング等の演算ツールを一切使用せず、筆者自身の脳内回路のみで構築・稼働する「生身の執筆システム」です。
■ 生成AI不使用宣言
本作の調査、プロット、構成、人物造形、そして文章表現に至るまで、作品として発表しているものはすべて私自身が考え、私自身の手で書いたものです。AIが生成したアイデアや文章をそのまま採用したことは一度もなく、今後も、作品そのものへのAIの関与は一切ございません。
※本作はアルファポリス、TALESに重複掲載しております。
著作権はすべて著者に帰属します。
内容の無断転載、複製、および生成AIへの学習利用を固く禁じます。
©2026 Shinsuke Mizui All rights reserved.
1,223
感情の重力
職場にすくう矛盾。
ーなぜ、あの人は職場に迷惑をかけているのに手厚く扱われるのか?
ーなぜ、迷惑をかけられている側が割に合わない思いをするのか?
ネガティブな感情で職場を支配する者と、静かにそれに立ち向かう者のショートストーリー。
1,224
二次会の二次会
しょせんこの世は「副」ばかり。どいつもこいつも副、副、副。
肩書きに「副」の字を戴いた副次的な人間たちのサークル、あるいは秘密結社を覗いてみれば……。
副部長、副店長、副支配人――「副」だらけの「二次会」へようこそ!
※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。
https://tmykinoue.hatenablog.com/entry/2022/06/14/171613
1,225
ゆめ
社会の波に揉まれながら週5日の就労に勤しむ眉村。現在の世界情勢は揺れている。疲弊した心を背負いながら、生きている。そんな彼に不思議な「ゆめ」が降り注ぐ。ゆめの中でさまざまは社会問題に直面してゆく。
1,226
ハーモニーの町
ハーモニーがある町の物語
1,227
鼻毛
鼻毛を慈しみ愛す男とその恋人のお話。
1,228
ナンヤロナ……主人公達の疑問
ナンヤロナ……シリーズ 〜第一話から最終話〜まで一話完結です。
主人公に降りかかる出来事とは!?
追記 一話完結ですが、初めて読む方には第一話から読んで頂きたいですm(_ _)m
1,229
【短編046】 膝の上の温度:壊れていくものの傍に、いた。
においで、わかる。
夜だけやってくる"あのひと"の膝の上が、わたしは好きだった。温かかったから。
でも春が終わる頃から、匂いが少しずつ変わり始めた。
壊れていくものの傍で、猫はただ、見ていた。
1,230
ただ、何となく。
黒人差別。ただ、それだけなのか…?
1,231
次来る自転車
東北地方太平洋沖地震から15年です
1,232
祝福
今年は花火を見ましたか?
時代が移り変わっても、その美しさは不変ですね。
ふわっと短く書き上げましたのでどうぞよろしくお願いします。
1,233
私、去年から祈ってる
覚えているのは、その人が私を傘に入れてくれなかったことだーーー
2連休、ごめんねーーー
手に入れることができないから、ある時から祈り始めた、ある人のこと。
過去の忘れられない瞬間を閉じ込めたような、短編集です。
順不同、気になるタイトルの物語から読んで下さい。
1,234
Whiteout
「真っ白な吹雪の中、誰かを探している。」そんな不思議な夢をある時から見るようになった高校生の楓は、偶然にも夢で見る場所を知る。
夢の真相を確かめるためその場所へと旅立った楓を待ち受ける真実とは。
1,235
絹色物語〜和の色が紡ぐ記憶の記録
「あなたの心、染め直してみませんか?」
看板のない染物屋の店主・藍(あい)。
彼女が扱うのは、ただの染料ではありません。訪れる人々が心の奥底に仕舞い込んだ「忘れられない記憶」や「言葉にできない想い」そのものです。
古来より日本人が愛してきた繊細な色彩が、悩める人々の背中を優しく、時には凛と押し上げます。読み終えたあと、いつもの景色が少しだけ鮮やかに見えるようになるかもしれません。
1,236
ショートショート「世界リフト」
※2022年10月の作品です。
読んでいただけると幸いです。
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あなたの人生の
貴重な時間をどうもありがとう。
1,237
ぬりえ ぬりつぶし
白い世界が始まった。
1,238
主義をもたない主義
猫と犬の違いがわからない。男と女の違いがわからない。動物と植物の違いがわからない。ものとものの間にある線を、私には見ることができない。その線は神によって引かれているのか、人によって引かれているのか、歴史によって引かれているのか何一つわからない。AIは猫と犬を区別するらしい。AIは私よりもずっと賢くなってしまった。いや、AIは私よりも人間になってしまったのだ。
1,239
花音と俊太
不倫相手に別れを告げられた花音。
花音はどんな行動をとり、立ち直れるのか。
1,240
【完結】鏡鑑の夏と、曼珠沙華
初恋の相手が、死んでいた夏。
それは、かつての"白い眩しさ"を探す夏になった。
"理想の夏"を探す夏になった。
僕はそれを求めて、あの田舎へと帰省した。
"四年間の贖罪"をする夏にもなった。
"四年前"に縛られる夏にもなった。
"残り僅かな夏休み"を楽しむ夏にもなった。
四年間を生きた僕と、四年前に死んだあやめは、何も変わっていなかった。
──僕だけに見えるあやめの姿。そうして、彼女から告げられた死の告白と、悲痛な"もう一つの事実"。文芸部員の僕が決意したのは、彼女に『色を分ける』ことだった。
失った四年間を取り戻すなかで、僕とあやめは"夏の眩しさ"、"夏の色"を見つけていく。そして、ずっと触れずにいたあやめの死の真相も。唯一の親友、小夜が語る、胸に秘めていた後悔とは──?
そんなある日を境に、タイムリミットが目に見えて迫るようになる。これは最期の夏休みをともに過ごす二人の、再会から別れまでを描いた恋物語。ただ夏だけを描き続けた、懐かしくも儚い幻想綺譚。