ライト文芸大賞エントリー 小説一覧

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シェヘラザードと蜿蜿長蛇

渋谷で出逢ったのは、妖怪なのか、神様なのか、よく分からない存在。でも私はソレにどうしようもなく惹かれ、そそられる。 だから、最悪ただの人間かもしれないソレを自分の寝床へと連れ帰り、「蛇兄さん」と呼ぶことにした。 蛇兄さんが夜ごとに語るオハナシは、不思議と真実味のある御伽噺。 空気を孕んだ低い声が紡ぐその世界は、確実に存在しているようにも感じるのだった… これは、マジョリティーの中の迷える一粒が、蛇兄さんと出逢い、夜ごとに「オハナシ」してもらうお話。 シュルレアリスムだとか、大人のための寓話とか、そんな感じのもの。
ライト文芸 連載中 短編 R15
感想数 0 文字数 32,255 最終更新日 2024.05.31 登録日 2024.04.29
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君の名をよばせて

初めて会ったとき、田丸は髪の毛ぼさぼさの真面目そうな印象だった。 バスで帰れば5分でつくのに、僕は田丸と一緒に帰り道歩いた。 ただ一緒にいる時間をつくりたくて、理由をさがしていた。 僕のドロドロした気持ちが晴れる日はくるのか。 人生でしあわせになれるようなあこがれを、未来をみたくなった。
ライト文芸 完結 短編
感想数 0 文字数 26,153 最終更新日 2023.05.24 登録日 2023.04.30
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ちっちゃなスズメ    高木康文

ちっちゃなスズメ    高木康文
私が小学生のころ、3年生くらいのことです。 ひとりで声もなく庭で、ぶらぶらとしていた 時、スズメのヒナが1羽、屋根の巣から落ち て、か弱い鳴き声を出しているのを、見つけ ました。胸にアッという思いで、拾って手の 中にそっと入れました。家の中で、布切れを 母からもらって、綿やちり紙で寝床を作った。 お茶わんを一つ、牛乳に食パンをちぎって入 れて、ヒナの口の中に入れると飲み込んでく れました。無口な少年が初めて大切な命を、 かばったこと。学校に私がいっている時は、 母がヒナを時々見ていてくれて牛乳、パンの かけら、水、ふんのふき取りをしていました 。私は帰宅すると、茶わんを箸でチンチンと たたいて、牛乳とパンあげました。やがて羽 がはえ終って、茶わんをたたくと、ぴょんぴ ょんと跳んできて、牛乳パンをつついて食べ ました。スズメは人に慣れたりはしないと、 思っていましたが、恐れては居ない様子でし た。スズメを手で持つと、牛乳の匂いがしま した。 小さな安らぎを私は持てましたが、和室の部 屋の引き戸が開いたとき、大きくなったスズ メは、さあっと外へ飛び出して行きました。 お別れがどしんと、少年の胸に響きましたが 、泣くよりも重いものに、無言で耐えました。 その後にポピュラーソングに「タイニースパ ロウ」という歌、「ちっちゃなスズメ」です が、などを聴くと郷愁の想いが、感じられま す。
ライト文芸 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 568 最終更新日 2026.08.20 登録日 2026.08.20
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【完結】君の記憶と過去の交錯

【完結】君の記憶と過去の交錯
第4回ライト文芸大賞にエントリーしています。よろしければ応援お願い致します。 学校に向かう途中にある公園でいつも見かける同じ春ヶ咲高校の制服を着ている男子。 その人をよく見てみるととてつもなく顔の整った容姿をしていた。ある日、その人に話しかけてみるとなんと幽霊であり自身の名前とこの町のこと以外は覚えていないらしいことが分かった。 主人公の桜空はその青年、零の記憶を取り戻す手伝いをすることを申し出る。だが、二人は共に記憶を探している内に、悲しい真実に気づいてしまう。 そして迎える結末は哀しくも暖かい、優しいものだった。 ※エブリスタにも掲載しています。 表紙絵はこなきさんに描いて頂きました。主人公の桜空を可愛く描いてくれました。 追記 2021/9/13 ジャンル別ランキングに乗れました。ありがとうございます!
ライト文芸 完結 短編
感想数 1 文字数 19,683 最終更新日 2021.05.15 登録日 2021.04.30
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白い死神少女と彼岸花 ~元兵士の旅立ち~

白い死神少女と彼岸花 ~元兵士の旅立ち~
齢90を超える不破誠二郎はあるとき、曾孫とのやり取りで昔のことに思いを寄せる。 日本が戦時下にあったころ、誠二郎は一兵士としてとある島で戦っていた。 仲間が次々と散っていく最中、誠二郎にも命の危機が迫ったとき、運命の出会いを果たす。 その人物は、自分のことを死神と名乗る白い少女だった。 これは時を越える愛と絆の物語。 「また会える日を楽しみにしているね」
ライト文芸 完結 短編
感想数 0 文字数 16,128 最終更新日 2021.04.21 登録日 2021.04.18
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【完結】僕とばーちゃん

ちょっと頼りない青年と、シャキシャキしたばーちゃんと、ほんのり猫のいる日常。 ばーちゃんが突然倒れた。 翌日にはピンピンしていたけど原因はわからない。 突然に訪れる別れの可能性に怯えつつも、いつもの日々に戻っていく。
ライト文芸 完結 短編
感想数 0 文字数 11,155 最終更新日 2021.05.16 登録日 2021.04.30
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僕の好きな人は桜色のコートを纏う

僕の好きな人は桜色のコートを纏う
僕こと『秋田一(あきたはじめ)』と会社の先輩『神坂桜子(かんざかさくらこ)』、そしてその周りを取り巻く人達の物語。 時に甘く、時に苦しく、そんな日々を過ごす普通の会社員のお話です。 楽しいばかりじゃない日々を過ごす誰かの、あるいはあなたの。 心の片隅に残るようなお話になると嬉しいです。
現代文学 連載中 長編
感想数 0 文字数 27,757 最終更新日 2024.04.19 登録日 2024.04.05
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夏休み、隣の席の可愛いオバケと恋をしました。

夏休み、隣の席の可愛いオバケと恋をしました。
『俺の隣の席はいつも空いている。』 俺、九重大地の左隣の席は本格的に夏休みが始まる今日この日まで埋まることは無かった。 しかしある日、授業中に居眠りして目を覚ますと隣の席に女の子が座っていた。 「私、、オバケだもん!」 出会って直ぐにそんなことを言っている彼女の勢いに乗せられて友達となってしまった俺の夏休みは色濃いものとなっていく。 信じること、友達の大切さ、昔の事で出来なかったことが彼女の影響で出来るようになるのか。 ちょっぴり早い夏の思い出を一緒に作っていく。
青春 完結 長編 R15
感想数 0 文字数 39,219 最終更新日 2023.05.04 登録日 2023.04.03
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最弱職と呼ばれた男の逆襲

最弱職と呼ばれた男の逆襲
突如として異世界に召喚された主人公。勇者、大賢者、聖騎士など華々しい職業が次々と与えられる中、彼に表示されたのは『記録者(レコーダー)』という戦闘能力皆無の最弱職だった。 「お前、足手纏いになるだけだな」 勇者パーティーのリーダー・橘大地からの冷たい言葉。他の召喚者たちも、同情と軽蔑の入り混じった目で主人公を見つめる。王城の上級客室を与えられる勇者たちを横目に、彼は街の安宿へと追いやられた。 絶望の淵で膝を抱える主人公。しかし、その夜、転移魔法陣のエラーが判明する。彼の真の職業は『全知の記録者(オムニシエント・クロニクラー)』――この世界の全ての知識、技術、魔法を記録し、自在に再現できる究極の能力だった。 歴代勇者の剣技、伝説の魔法使いの呪文、封印された秘術。全てを「記録」し、全てを「使用」できる圧倒的な力。わずか二週間でA級冒険者に昇格し、勇者パーティーすら倒せなかった魔王軍幹部『氷結の将軍』を一人で撃破する主人公。 だが、その力が王国に知られると、事態は急変する。「その危険な力を管理下に置く」――王国の裏切り、そして勇者たちとの対立。追い詰められた主人公の前に現れたのは、魔王軍の幹部『紅蓮の暗殺者』リリアだった。 「魔王様は、あんたの力を欲しがってる」 魔王城で明かされる衝撃の真実。魔王リリスはかつて人間の王女であり、暴走した勇者たちを止めるために戦い続けていた。この世界の本当の脅威は魔王ではなく、権力者たちに都合よく利用される勇者召喚システムそのものだったのだ。 真実を知った主人公は決断する。歪んだシステムを破壊し、世界を本当の意味で救うために。 最終決戦では、かつて自分を見下した勇者パーティーと対峙。圧倒的な力の差を見せつけながらも、主人公は彼らに真実を伝える。利用され、正義だと信じ込まされていた勇者たち。葛藤の末、彼らは主人公の手を取り、共に新たな道を歩み始める。 一年後、世界中に真実を伝え、勇者召喚システムを廃止させた主人公たち。魔王の呪いから解放されたリリス、仲間となった元勇者パーティー。そして、主人公は元の世界へ帰る方法を見つける。 「記録し、学び、成長する。それが、俺の真の力だ」 最弱と呼ばれた男の逆襲は幕を閉じる。だが、これは終わりではない――新たな物語の、始まりだ。 本作の見どころ 最弱から最強への痛快な逆転劇 圧倒的な力で敵を蹴散らす爽快感 予想を覆す世界観の裏設定 敵対者との和解という深みのある結末 一人称視点で描かれる主人公の成長 異世界転生・俺TUEEEE系でありながら、単純な無双だけでなく、世界の真実に迫るドラマティックな展開が魅力の読み切り作品です。
ファンタジー 完結 短編
感想数 0 文字数 6,863 最終更新日 2025.12.31 登録日 2025.12.31
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永遠の謎

門田利昌、四十五歳。 今のこの時代に、だいぶ溶け込んできたような気がしている。 家に帰れば、妻の美沙子と娘の美結がBLドラマに夢中になり、世間は多様性で溢れていた。 ある日、妻と娘が留守の間に、懐かしい男と再会を果たして俺は思う。 この想いは、永遠の謎なのだと。
現代文学 連載中 長編
文字数 10,077 最終更新日 2026.04.18 登録日 2026.04.18
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定時に帰る彼女と、残業しまくる僕

どんなときでも、終業の鐘と同時に飛び去るように職場を後にする彼女。一方毎日のように残業してしまう僕。彼女と僕…一体どこが違うの…?そして彼女はなんで毎日定時に…?  段々と、僕は彼女のことが気になり始めた。でもまさか…彼女にあんな秘密が… これは、僕の密やかな彼女の観察と…+α…
ライト文芸 連載中 短編
感想数 0 文字数 21,888 最終更新日 2021.05.30 登録日 2021.04.30
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完結•華鏡と初恋

名家に生まれたが体が弱いため別荘で、ばあやたち使用人と過ごす主人公。 ある日、勉強が嫌で逃げた先の川で鉄砲水に巻き込まれ…… ※小説家になろうにも投稿中
キャラ文芸 完結 短編
感想数 0 文字数 3,817 最終更新日 2024.07.22 登録日 2024.07.22
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星はずっと見ている

星はずっと見ている
職場でのパワハラで心が折れ、派遣バイトを転々としながらその日暮らしを送る篠崎幸生(しのざきこうせい)。 誰とも馴れ合わず、孤独を選んで生きていた彼のアパートに、ある夜、銀髪に金色の瞳を持つ不思議な子供が倒れていた。 「僕は、月から来た」 疑いながらも、子供――アルを、彼の両親が迎えに来るまで家に泊めることにした幸生。宇宙のことしか知らないアルに地球のあれこれを教えながら、二人はぎこちなくも温かな日々を過ごす。 やがてアルを迎えに彼の両親が現れた夜、幸生は気づく。いつの間にかアルが、凍りついた自分の心を溶かしていたことに。 星はずっと、見えないところでも輝き続けている――。 孤独な青年と月の子の、再生と別れの物語。 (カクヨムやソリスピアで同じ作品を公開しています)
ライト文芸 完結 短編
感想数 0 文字数 33,575 最終更新日 2026.04.15 登録日 2026.04.06
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そして少女は前を向く

~あらすじ~ 法改正にて政府の苦渋の決断により、少年法が廃止され、代わりに『特別観察官制度』が実施されてから十年。 細山明子という名の女子高生が陰湿ないじめが原因でとある駅から飛び降り自殺をする事件が発生。彼女を死に追いやった小田 恵は、この事件の犯人として警察に書類送検される当日、その警察から逃れるべく自宅から逃走。あてもなくさまよい続けたことで、ある路地裏に着いた時点で足を動かす事も出来なくなる程体力を消耗し、その場で疲れ果ててしまう。そんな彼女に手を差し伸べたのは、顔立ちの良い丸坊主の青年、大木彰だった。
ライト文芸 完結 短編
感想数 0 文字数 31,286 最終更新日 2020.04.30 登録日 2020.04.30
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フレンチトーストにオレンジピール

フレンチトーストにオレンジピール
タケルとナオは最高の夫婦だ。 タケルは、バスケ部のエースとしてその名が知られ、その容姿端麗さから誰からも人気者。ナオは、ミステリアスな才女と呼ばれ、その多彩な才能を活かし、周りを魅了していた。 そんな2人が夫婦になり、周りは当然と騒ぎ出す。 しかし、誰が知るだろう。そんな2人が手すら握ったことがないことに
ライト文芸 完結 短編
感想数 0 文字数 24,838 最終更新日 2024.03.15 登録日 2024.03.15
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『テナガアシナガ』が出たぞー!!

『テナガアシナガ』が出たぞー!!
 会津若松市、春。高校三年生の酒井美緒は、片想いしている幼馴染みの自衛官・佐久間悠迅について考えながら登校していた。するといきなり頭上が暗くなり、見上げると巨大な腕のようなものが会津磐梯山の方角から伸びてきた。振り返ればそこには、巨人の姿があった。美緒は思う。もしかしてこれって、手長足長なんじゃ――そう。これが、後に激甚災害に指定されるテナガアシナガ災害の幕開けだった。※災害描写がありますので、苦手な方はご注意下さい。
ライト文芸 連載中 長編 R15
感想数 0 文字数 11,245 最終更新日 2024.05.01 登録日 2024.04.28
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手紙屋 ─ending letter─【完結】

手紙屋 ─ending letter─【完結】
終わりは突然、別れは必然。人が亡くなるとはそう言う事だ。 亡くなった人の想いの欠片が手紙となる。その手紙を届ける仕事こそ、黒須家で代々受け継がれる家業、"手紙屋"である。 手紙屋の見習いである黒須寧々子(JK)が仕事をこなしている時に、大事な手紙を白猫に取られてしまった! 白猫を探して辿り着いた神社で出会ったのは……金髪、カラコン、バチバチピアスのド派手な美形大学生だった。 顔はいいが、性格に難アリ。ヤダこの人と思ったのに……不思議な縁から始まる物語。
ライト文芸 連載中 短編 R15
感想数 3 文字数 43,648 最終更新日 2024.06.02 登録日 2024.04.30
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狼少女【ショートショート】

狼少女【ショートショート】
3分で読めます。たった1話で完結します。
ライト文芸 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 1,726 最終更新日 2021.04.29 登録日 2021.04.29
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同人サークル「ドリームスピカ」にようこそ!

同人サークル「ドリームスピカ」にようこそ!
元シナリオライターのニートが、夢を奪われた少年にもう一度元気を出してもらうために同人ゲームを作る話。
ライト文芸 完結 長編
感想数 0 文字数 54,182 最終更新日 2023.04.28 登録日 2023.04.10
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飛び立つことはできないから、

青年の不変なき日常に終わりを告げるように、数多の人々が行き交う廊下で一人の生徒を目にした。 それは煌びやかな天の輪っかを頭に載せて、儚くも美しい女子に息をするのさえ忘れてしまう。 まるで天使のような姿をした少女との出逢いが、青年の人生を思わぬ形で変えていくことになる。
ライト文芸 完結 短編 R15
感想数 0 文字数 26,424 最終更新日 2024.05.31 登録日 2024.04.30
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猫又さんと海街ホテル

仕事のミスと同棲彼氏に出て行かれ、落ち込んでいた私は厄落としの為、神社ーーではなく猫がいる泊まれるレストラン「オーベルジュ マタタビ」を目指す道中、前に亡くなった家猫、ハナににた鯖猫(サバ猫) 生意気な鯖猫はチェックインしたら人語を話すし、時折、言う事は人間みたいだし、ハナみたいな素ぶりを見せるがーー。 これは生意気な猫と私の2日間の旅行記
ライト文芸 完結 短編
感想数 0 文字数 10,556 最終更新日 2025.04.30 登録日 2025.04.30
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月曜日の方違さんは、たどりつけない

月曜日の方違さんは、たどりつけない
「わたし、月曜日にはぜったいにまっすぐにたどりつけないの」 寝坊、迷子、自然災害、ありえない街、多元世界、時空移動、シロクマ……。 クラスメイトの方違くるりさんはちょっと内気で小柄な、ごく普通の女子高校生。だけどなぜか、月曜日には目的地にたどりつけない。そしてそんな方違さんと出会ってしまった、クラスメイトの「僕」、苗村まもる。二人は月曜日のトラブルをいっしょに乗り越えるうちに、だんだん互いに特別な存在になってゆく。日本のどこかの山間の田舎町を舞台にした、一年十二か月の物語。 第7回ライト文芸大賞で奨励賞をいただきました。ありがとうございます、
ライト文芸 完結 長編
感想数 0 文字数 95,833 最終更新日 2024.05.25 登録日 2024.04.15
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葛城依代の夏休み日記~我が家に野良猫がきました~

葛城依代の夏休み日記~我が家に野良猫がきました~
一人ぼっちの夏休みを過ごす依代は、道端で自称捨て猫を拾った。 二人は楽しい共同生活を送るが、それはあっという間に終わりを告げる。 ――ひと夏の、儚い思い出。
ライト文芸 完結 短編
感想数 0 文字数 31,992 最終更新日 2021.05.19 登録日 2021.04.30
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お別れのために、恋をしよう

中学一年生の夏休み。 田舎町にある祖父母の家に預けられた速水明日花は、おばあちゃんの紹介で仲良くなった女の子・間宮由香の案内で、立ち入り禁止の森へと入る。 そこで、明日花はひょっとこを被った幽霊の少年・四十万司と出会った。 成仏できない理由を「恋人ができなかったのは、心残りかもしれないな」と笑いながら話す司に、真面目に受け取った明日花は「じゃあ、わたしが恋人になる!」と意気揚々と名乗りを上げるが――。
ライト文芸 連載中 長編
感想数 0 文字数 32,548 最終更新日 2024.05.22 登録日 2024.04.30
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僕の記憶の中の君と、また会える日まで

社会人1年目の大野文哉は高校を卒業して5年が経つが、今もなお高校3年生の時の初恋相手である心愛を引きずっていた。彼は当時、彼女に思いを伝えられないまま高校を卒業した。しかし、同窓会が開催されることになり今度こそ5年前の思いを打ち明けようと試みるが、彼女は文哉を覚えていなかった。彼女に隠された衝撃の真実とは一一あなたなら、自分のことを覚えていない好きだった人に何を伝えますか?読み終えた時には切ないけれど、少し心が温かくなるそんな物語です✨
青春 完結 短編
感想数 0 文字数 40,003 最終更新日 2026.05.26 登録日 2026.04.28
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【奨励賞受賞】拝啓、夜空にかかった虹を見つけてくれた君

【奨励賞受賞】拝啓、夜空にかかった虹を見つけてくれた君
【第9回ライト文芸大賞 奨励賞受賞】 もう自分がわからない、もう消えてしまいたい──そんな思いから、高見澤結衣は中学三年生の冬、一度だけ自分の左手首を切ってしまった。 高校二年になった結衣は「誰にでも明るく」「怒らず」「泣かない」子として日々を過ごしていた。 嫌われるのが怖くて、「いい子の私」を演じ続ける結衣。 本当の私って、どれなんだろう──そう迷いながらも、自分を守るため「私」をやめることはできなかった。 高二になって、はじめての席替え。 隣の席になったのは、クラスの人気者・渡辺蒼真だった。ほとんど話したこともなかったのに、彼は自然に距離を縮めてくる。 そのまっすぐさと人懐こさに戸惑いながらも、結衣は次第に彼の存在に惹かれていく。 だけど、明るいと思っていた蒼真にも、重い過去があるようで──。
ライト文芸 完結 長編
感想数 0 文字数 79,990 最終更新日 2026.04.22 登録日 2026.04.20
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君ハ巳ノ運命のヒト【完全版】    ─見つめられない神様の恋─

君ハ巳ノ運命のヒト【完全版】    ─見つめられない神様の恋─
死にかけた白い蛇を拾った。 その蛇は言った。 「あなたは、私の運命のヒト」 巫女の家に生まれた高校生・コウが助けたのは、天から落とされた未熟な蛇神・ウカノ。 人の姿を持つ彼女は、美しい。 けれど――コウの目を、まともに見ることができない。 見つめた相手の力を奪ってしまう、“蠱惑術”を持っているから。 好きなのに、見られない。 近づきたいのに、壊してしまう。 それでもコウは言う。 「何度倒れてもいい。君の隣にいる」 神を迎える家での生活。 食卓を囲む日々。 少しずつ近づいていく距離と、それでも埋まらない“見つめられない”壁。 やがて訪れる試練と、選ばれる未来。 これは―― どんな姿でも、愛されることを知らなかった神が、 “見つめること”を恐れながら、それでも愛を知っていく物語。 【現在:毎週金曜更新/今後変更の可能性あり】
ライト文芸 完結 短編
感想数 0 文字数 13,918 最終更新日 2026.05.23 登録日 2026.04.17
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止まった夏の秒針

止まった夏の秒針
 夏休み最後の日、高校三年生の水瀬陸は恋人の七海を海に連れて行こうと半年かけて準備してきた。バイト代を貯めてバイクを買い、免許を取り、今日こそペアリングを渡して「いつか結婚しよう」と伝えるつもりだった。一年半前、図書館で『ノルウェイの森』を同時に手に取ったことで始まった二人の関係は、水族館、映画館、クリスマス、花見、誕生日と重ねてきた思い出に彩られていた。しかし高速道路で対向車のトラックと衝突し、0.03秒という引き延ばされた時間の中で二人は叶わなかった未来を語り合い、手を繋いで衝撃を迎えた。  三日後、七海は病院で目を覚ます。しかし驚くべき事実が明らかになる。ドライブレコーダーの映像には、バイクを一人で運転する七海の姿しか映っていなかった。陸くんは存在しなかった。図書館の防犯カメラにも、一人で誰もいない空席に向かって話しかける七海の姿が残っていた。精神科医の田中医師から、七海は一年半前から統合失調症と診断されて通院していたことを告げられる。陸は幻覚だったのだ。  さらに衝撃的な真実が明らかになる。封筒から取り出した出生届には、水瀬陸と水瀬七海、二人の名前が並んでいた。陸は七海の双子の兄だったのだ。しかも十年前、七歳のとき、七海が道路に飛び出したのを庇って交通事故で亡くなっていた。辛すぎる記憶を封印した七海の脳は、兄の存在を完全に消去し、やがて幻覚として呼び戻し、さらに恋人として作り変えていたのだった。  病院の屋上で、七海は最後の幻覚として現れた陸に別れを告げる。陸は「いつか本当の恋をしてほしい」と言い残し、星空に溶けるように消えていった。  退院後、七海は写真立ての中で笑う七歳の陸と自分の姿を見つめ、お墓参りで前を向くことを誓い、事故があった公園で最後のお別れを言う。そして一歩ずつ現実を生き始める。  一年後の春、七海は大学の文学部に入学していた。美波という友人ができ、幻覚は完全に消えていた。ある夜、レポートを書き終えた七海は窓を開けて星空を見上げる。「お兄ちゃん、ちゃんと生きてるよ」と呟くと、小さな風がカーテンを揺らした。七海はそっと微笑んで、窓を閉じた。
ライト文芸 完結 長編
文字数 68,844 最終更新日 2026.04.30 登録日 2026.04.30
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群青のアトリエ

群青のアトリエ
注意欠陥・多動性障害(ADHD)に悩む瑠璃(るり)は、中学二年で不登校になってから約二年の間、近くの図書館で絵を描いて過ごしていた。 そこで出会った一人の男性。 今まで会った事の無いタイプの彼に彼女は強く惹かれ、彼のアトリエに出入りするようになるが、そこにはもう一人出入りする同い年の男の子がいた。 素敵な大人の男性と、憎たらしいけど少し気になる男の子。 ADHDの彼女をきちんと受け止めてくれた二人との関係は――。 ※作品内に出てくるコンテスト、美術館等は全て架空のものです。 ※ADHDのキャラが出てきますが、ADHDの方が全てこういう特性というわけではありません。『ADHDの中の一つの型』をピックアップしています。
ライト文芸 完結 長編
感想数 0 文字数 126,205 最終更新日 2025.04.30 登録日 2025.03.27
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Vtuberになりたい君と辞めたい俺

Vtuberになりたい君と辞めたい俺
人との交流を嫌う主人公、遊佐一彩(ゆさかずさ)は高校3年の始業式の日にクラスメイトになった学校のアイドル、八坂真響(やさかまゆら)に声をかけられる。 今まで全く接点のなかった二人だったがとある事をきっかけに知り合う事になったのだ。 それは真響が一彩の姉、遊佐真彩(ゆさまあや)の立ち上げたVtuber事務所、ファイブハーフにオーディションを受けにきた事がきっかけだった。 ファイブハーフは小規模ながら100万人以上のリスナー登録者数を持つタレントがいる事務所で、一彩はその中の一人だった。 名前はフォニア・シンフォニィ。 薄紫色の髪を持ち、可愛らしい声と透き通った歌声を持つ女の子Vtuberで、100万人の登録者数を誇るVtuberなのだ。 事故により変性障害を負った彼が高校一年生の時に姉の配信に入ってしまったのがきっかけでVtuberデビューをした、れっきとした男なのである。 だが、彼自身はコンプレックスと世間に嘘をついていると言う罪悪感から、高校卒業を機にフォニアとしての活動も辞めるつもりでいたのだ。 そんな時に出会ったのが、真響だった。 フォニアの熱狂的なファンである彼女もまた、顔に傷があると言うコンプレックスを抱え、それでもなお、幼い頃の夢であるアイドルを目指していた。 オーディションをする事に否定的だった一彩だったが、初配信でも動じない姿と全身が震えるような歌唱力を持つ彼女に心を動かされ、真響を研修生として迎え入れる事を承諾する。 その結果、彼女のマネージメントをする事になってしまったのだ。 学校で目立つ事を嫌う一彩だったが、彼女と過ごすうちにクラスでも友人ができ、自分の気持ちに気づき始める。 その反面、彼女にフォニアだと言う事を知られたくないとも思い葛藤する。 だが、Vtuberとして順調に歩んでいく真響とだんだんと声が掠れつつある自分に一彩はとある決意をする。 彼女を世界一のアイドルVtuberにする!! その目標の為、一彩はフォニアとして世界に嘘をつく。 ……一夜限りの嘘を、君のために。
青春 連載中 長編
感想数 0 文字数 126,922 最終更新日 2025.05.22 登録日 2025.04.18
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記憶は夕陽色

記憶は夕陽色
少年時代虐められていた記憶。それから逃げるために何者ともいえない、屈強で喧嘩の強そうな文則と友人になろうと画策する亮介。しかし、文則には複雑な事情があったのだ。 初めて出来た親友文則との出会いと別れ、高校時代の光という奇妙な少女との恋。 教員となった亮介はそういった経験を積んできて今があると思っている。 憧れていた一つ上の響子ちゃんとの偶然の出会いから、昔通った土手の道を歩く二人。 ただ、懐かしむだけではない。いつでも自身を問うていた、あの「夕陽の時代」。 亮介は夕陽をみながらも、これからも真摯に歩いてゆくことを誓うのだ。
ライト文芸 完結 短編
感想数 0 文字数 42,374 最終更新日 2026.04.17 登録日 2026.04.13
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【完結】僕と彼女の破壊衝動

【完結】僕と彼女の破壊衝動
 春の深夜、傷害事件が起きた。そこに偶然居合わせた高校生の肱川統義(ひじかわ つねよし)は逃げていく犯人を目撃する。それはクラスメイトの美少女、嶋村七海(しまむら ななみ)であった。  その次の日、七海は統義にとんでもないことを告げた。 「私とお付き合いして頂けますか?」  七海を犯人と疑っている統義と、素知らぬ顔で微笑む七海。奇妙な関係が続いていくうちに二人の男女は傷つけあい、惹かれあっていく。その中で統義は自分の内に秘めていた衝動に気付く。 何もかも壊してしまいたくなるとき、あなたはどうしますか?
ライト文芸 完結 長編
感想数 0 文字数 91,287 最終更新日 2024.04.17 登録日 2024.04.17
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美少女鑑賞

目黒美咲の絵画に心奪われ、趣味の小説執筆が手につかなくなった青年の前に、絵画のモチーフにそっくりな少女が現れた。 青年は、断られることを前提で少女に執筆取材を申し出たが、なんと1ヶ月限定で了承されてしまう。 誰もが釘付けになる美貌、思いやりと気遣いに由来する正しい姿勢、少女らしくも無駄のない自然な動き。 最高のモチーフを手にした青年は、徹底的な準備と、血の滲むような努力で、最高傑作を書き上げようとするが……。
ライト文芸 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 8,615 最終更新日 2024.04.27 登録日 2024.04.27
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風割

風割
小型スーパーのレジで突如告げられた「風の日セール」という言葉。 その場で風を感じさせれば、全品半額になるという。 しかしスマホのAIによるその風判定は、至極不可解なものだった……。 ※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。  https://tmykinoue.hatenablog.com/entry/2026/04/04/180545
ライト文芸 完結 短編
感想数 0 文字数 6,549 最終更新日 2026.04.04 登録日 2026.04.04
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鸚哥が繋ぐアイのうた

鸚哥が繋ぐアイのうた
高校の演劇部でようやく主役の座を射止めた如月ハル。 朝練に向かう途中、小鳥用品店の前に置き去りにされたオカメインコと、店主のトモキに出会う。 特殊な能力があるために、人との関わりを極力減らした引きこもり生活をしているトモキだったが、ハルとの出会いによってその生活が少しずつ変わっていく。 家族、友人、憧れ、そして恋心……。 ハルを取り巻くアイの物語。
ライト文芸 連載中 長編
感想数 1 文字数 32,815 最終更新日 2024.08.24 登録日 2024.04.30
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時の舟と風の手跡

時の舟と風の手跡
葛城風は、ブラック企業で心身ともに壊し退職するが、フィアンセとの同棲もうまくいかず婚約を解消する。 住む場を失った風に、祖父が同居を提案する。 かくて100歳の祖父と二人暮らしが始まった。 一見穏やかに見えるが、そうでもない日々。
ライト文芸 完結 長編
感想数 2 文字数 110,966 最終更新日 2025.05.12 登録日 2024.04.08
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プリンの話【ショートショート】

プリンの話【ショートショート】
3~5分で読めます。たった2話で完結します。
ライト文芸 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 4,011 最終更新日 2021.04.29 登録日 2021.04.29
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第三次竜星群

第三次竜星群
守れるものには限りがある。 ある日突然、地球は他の惑星からやって来た金色の竜の群れに襲われた。 後に、日本で『竜星群』と呼ばれるこの竜たちの襲来。 高校二年生の梶谷竜太(かじたにりゅうた)は、地球でただ一人、偶然にもそれに対抗できる能力を手に入れることになった。 しかし、梶谷の能力をもってしても、地球全土に襲いかかる竜たちを全滅させられるかどうかは分からなかった。 つまり、梶谷は迫られることになる。 何を、誰を、選んで守るか。 そんな梶谷のそばには、一人の少女がいた。 ただ好意を寄せてくれて、静かに寄り添い続け、優しく包み込んでくれる、そんな少女に見守られながら。 梶谷は選んでいく。誰を守るかを。 これは、究極の選択を迫られ続ける少年と、そんな彼を支え続ける少女の、切なくも美しい物語。 第9回ライト文芸大賞参加作品。 ※表紙画像は、PixAIで生成したものです。
ライト文芸 完結 長編 R15
感想数 0 文字数 81,443 最終更新日 2026.04.30 登録日 2026.04.30
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我が辞書に不可能はある~皇帝ナポレオン令和の日本で恋に落ちる

我が辞書に不可能はある~皇帝ナポレオン令和の日本で恋に落ちる
西暦1804年。  フランス皇帝ナポレオン・ボナパルト、35歳。  戴冠を終え、栄光の頂に立ったはずのその瞬間――彼の視界は、突如として白く弾けた。 「何だ……?」  轟くような音。揺れる大地。  次の瞬間、ナポレオンは見たこともない場所に立っていた。  石畳ではない平らな道。奇妙な箱のような乗り物が唸りを上げ、空には見たこともない柱や建物が突き刺さっている。行き交う人々の服装も、言葉も、何もかもが理解できない。 「ここは……どこだ」  皇帝である彼にとってさえ、それは未知そのものだった。  そのとき―― 「うるせぇよ、てめぇ! 少しは俺の気持ち考えろよ!」  鋭い怒鳴り声が通りの向こうから響く。  目を向けると、ひとりの若い女が数人の若者に囲まれていた。地味な色合いの服をまとい、派手さはない。だが、姿勢は凛としていて、怯えの中にも品があった。 「だから、俺と付き合えって言ってんだろ」 「やめなさい、常盤木くん。教師にそういうことを言うものではありません」  落ち着いた声。しかし相手は聞く耳を持たない。 「教師教師うるせぇんだよ!」  男が腕を掴もうとした、その瞬間。 「控えろ」  低く、場を制する声が響いた。  全員が振り向く。そこに立っていたのは、この国の者とも思えぬ異様な男。眼光と気迫だけで、その場の空気を変えていた。 「婦人に対して無礼が過ぎるぞ」 「はぁ? 誰だよ、おっさん」  侮辱だと悟ったナポレオンは眉をひそめる。男が肩をいからせて近づくが、ナポレオンは一歩も退かない。 「退け。さもなくば、後悔するぞ」  その一言で、不良たちは思わずたじろいだ。目の前の男が、数え切れぬ死線を越えてきた者だと本能で悟ったのだ。 「……っ、なんだよ!」  吐き捨てるように去っていく若者たち。静けさが戻る。  ナポレオンはゆっくりと女を振り向き、そして息をのんだ。  風に揺れる艶やかな黒髪。白く整った顔立ち。慎ましやかな装いの奥にある、凛とした気配。  その美しさは、宮廷の貴婦人たちとも違っていた。もっと静かで、もっと気高い。  ――美しい。 「……ヤマトナデシコ……」  思わず、そんな言葉が口をつく。  女はきょとんと彼を見た。 「え……?」  ナポレオンは目を離せなかった。 「ビューティフル……いや、違う。貴女は――大和の美人、というべきか」  常磐京子、25歳。  彼女はまだ知らない。目の前の異国風の男が、かつて世界を震わせた皇帝ナポレオンその人であり、この出会いが自分の平穏な日常を根こそぎ変えてしまうことを。
ライト文芸 完結 長編
感想数 0 文字数 90,544 最終更新日 2026.04.23 登録日 2026.03.18
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壊れた世界で君を愛す

「ある日青い月を見た」 「青い月が空に現れた刻 人類の半分が能力を手に入れた」 全てにおいて無関心を貫き通す青年「蓮」と 何もかもが純粋な彼女 壊れた世界で彼らの愛は純粋だった━━
ライト文芸 連載中 長編
感想数 0 文字数 2,341 最終更新日 2020.04.29 登録日 2020.04.28
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