再会 小説一覧
241
巻き込まれ長男は落ちてきたわがまま歌姫を放っておけない
「あたしみたいに綺麗な女はね、良いもの着て、美味しいもの食べて、ちやほやされないとおかしい!!」
そう言い放つ、空から落ちてきた絶世のわがまま歌姫・エレナ。
巻き込まれた苦労人長男は、必死に彼女を守り、逃げ、いつしか誓ってしまった。
「……はい。絶対に離れません」
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死にかけの彼女を抱え、
一週間泣きながら逃げ続けたのは、ただ「生きてほしかった」から。
だがエレナは、目を覚ますなり——
「は?灰ネズミ、何勝手に抱えてんのよ!」
わがまま、暴言、やらかし。それでもライナーは彼女を見捨てない。
逃亡する中で二人の距離も少しずつ近づいていく。
声を奪われた“わがまま歌姫”エレナが、すべてを取り戻していく物語。
242
君のために、僕は変わることができたんだ
小学3年生の時に転校してきた国見璃緒は、コミニュケーションがあまりうまく取れないという発達障害を抱えていた。席が前後になった木崎叶は、何かと気にかけ、仲良くなって行く。2人が高校3年生になり、進路を決める時期に差し掛かった頃、木崎とこの先も一緒にいたいという理由だけで、国見が進路を決めようとしていることに、つい腹が立ち、周囲からも「国見の保護者」とからかわれ、イライラしていたことも重なって、木崎は思わず国見に暴言を吐いてしまう。その後、親の仕事の都合で国見は突然転校してしまい、あっけない別れを迎えてしまった2人だったが、木崎は、ずっと後悔だけが残る日々を送っていた。2人は、また再会することが出来るのか…。悲しくも、前向きになれる切ない物語
243
蹴られたボールはどこへ飛ぶか
小学生最後の試合で、僕のコーナーキックはアキラのゴールにつながった。
近所に住み、同じサッカークラブで一緒にプレイする小学六年生の僕(あーちゃん)とアキラ。サッカー選手を夢見るアキラは女子サッカー部のある附中を目指し、セットプレイが得意な僕もまた、アキラに誘われるように中学受験をすることになる。
謎の巫女、塾の横断幕、襟付きのシャツ、スカートのプリーツ、そして裏山の神社。
受験から八年後、アキラの運転する軽自動車で地元の風景を巡る中、二人はかつて神様に願ったことと、アキラがついた小さな嘘に向き合う。
244
大魔女だった町娘は前世の敵に迫られています
ラウラは、莫大な魔力で二百年の時を生きた大魔女の生まれ変わり。前世では身体の時を止める魔法を編み出して19歳の姿をキープし、多くの弟子たちに看取られてこの世を去った。来世は田舎にひっこんで、慎ましやかに生きたいと願って。
ただの町娘を満喫中のラウラの前に、大魔女を探していたという青年が現れて?
245
数年越しの『また明日』と『再会』を君に。
ちょっぴりお花が好きな女子高生の奇麗なお話です。
初執筆です。
246
Precious memory
これは遠い夏の日の大切な思い出――――
247
ウミガメの海
青々とした沖縄の海で……
248
野党の党首は、女総理を失脚(おと)したい。~政敵同士の不純な密約~
「予算案を通したいなら、俺の条件を呑め。――今夜、俺の部屋に来い」
憲政史上初の女性内閣総理大臣・九条 凛(くじょう りん・36歳)。
すべてを犠牲にして国の頂点に立った彼女の前に立ちはだかるのは、野党第一党の党首であり、かつて凛が捨てた元恋人・加賀美 瑛士(かがみ えいじ・36歳)だった。
支持率低迷、党内孤立、進まない法案。
追い詰められた凛に、瑛士は「政治的な協力」と引き換えに「身体の関係」を要求する。
国会では冷徹に凛を追及し、夜はその身体を執拗に愛して支配する瑛士。
「総理大臣なんて辞めて、俺だけの女になれ」
それは復讐か、それとも歪んだ独占欲か。
嘘と秘密、国益と情欲が絡み合う、永田町で最もスキャンダラスな恋。
249
【蹉跌の月】
──不可思議な空虚。
沙の極。
たしかな呪文──
あたし、──杉田 弥依(すぎた みい)。
高校の入学式当日、玄関ですっころんで骨が折った。
夢のような痛みの中で、
たどった声の
見えないのに確かな糸の輪郭に触れる。
せつなゆたう時間の隙間。
時の舟で流離う想い。
見ていたのは──
あおいつきのみちかけ
250
逆光のプリズム
弟みたいな存在だから――
勇気を出した告白はあっさりと打ち砕かれた。
夢を諦め、実家の生花店で働く凪。
そんな凪に眩しいほどに憧れ、そして初恋を捧げた幼馴染の律は、久しぶりの再会を果たす。
再会から始まる、リベンジの恋。
30代年の差の二人の行方は――
251
「ごめんね、トキくん」 〜 幼なじみBL好きが100万回読んだことがある展開
あらすじ
駅から徒歩10分、とある緑化地域にできた新築分譲住宅『グリーンガーデンFujiya』に、同じタイミングで入居した二家族。出会いは、斗樹4歳、雲雀5歳のこと。家は隣同士で、自然と仲が良くなった。
斗樹は、天使のようにかわいい雲雀に一目惚れするが、雲雀が男だとわかってスピード失恋。
二人は家族ぐるみで仲良くなり、親友として関係を作っていき、斗樹は、成長とともにやっぱり男でも雲雀のことが好きだと思うようになる。
斗樹12歳、雲雀13歳のときに雲雀の父が海外赴任することになった。インドと日本の遠距離交流を続けるが、段々と疎遠になっていく。
そして5年後、日本に戻ってきた雲雀と再会するが、雲雀は斗樹に素っ気なくて…。
という、ヒバリ×トキの、幼なじみBLです。どこかで読んだなーこれ、みたいな伝統芸です。
幼なじみ/すれ違い/両片想い/ツンデレ
※なにかいいタイトルが浮かんだら差し替えます。
よろしくおねがいします。
252
文明を継ぐ魔女(登場人物紹介)
本タイトルの人物紹介をイラスト付きで行います。
投稿の章節幕の増加により将来的に人物を増やします
253
契約恋人は本物の恋人になりたい
二十年前、エルフの集落が傭兵団によるエルフ狩りにあった。しかし、傭兵団に所属するお人好しな傭兵マトムが助けてくれたおかげでなんとか逃げることができた。
その時助けてもらったエルフの一人ピュケはどうにか彼に恩返しをしたいと思う一方であわよくば恋人になりたいと薬師として旅をしていた。
ようやくマトムの情報を手に入れたピュケはマトムがいる酒場に行き、彼が金欠なのをいいことに護衛兼恋人の契約を持ちかけるのだった。
マトム×ピュケ
(ファンタジー/お人好し×一途誘い受け/平凡×美形/傭兵×旅の薬師/人間×エルフ/ハッピーエンド/甘々/再会/人外/美人受/年上攻)
254
グラニースミス(冒頭試し読み)
夫の寝取らせ性癖に戸惑う、かつての女友達をぼくは……
圭吾は31歳、カジュアルウェアのショップで働いている。店長である上條からは、圭吾のかつての演劇仲間だった、上條の妻であるひとみとのセックスについて詳らかに聞かされ、また、関係を持ったことがあるのではないかと疑われ、辟易している。 ある日、上條から圭吾はある頼みごとをされ、上條の家を訪問し、ひとみとと4年ぶりの再会を果たすのだが…。
255
君は僕だけの
「もしいつか、もう一度君に会えたら
もう絶対に離さないって決めてた」
⚠初投稿です。
⚠衝動書きです。
⚠どなたか1人にでも気に入ってもらえたら幸いです。
256
【完結】宙を舞うヒーローにときめいています
弓なりに体を反らせた空中姿勢は、まるで空を飛ぶ鳥のよう。
美しいフォームからパワフルにボールを打ち込む。
そんな彼を、人はこう呼ぶ。
“音速のパワーヒッター”
【真田 音羽(さなだ おとは)】23歳
元男子バレーボール部のマネージャー
×
【柏木 晴瑠(かしわぎ はる)】23歳
高校時代に才能が開花した現役Vリーガー
※ヒロインの音羽はバレーボールをしている晴瑠のことが好きで、高校時代はバレー部のマネージャーとしてそばで見守っていたが、自分の存在が重荷になってはいけないと考え、なにも告げずにそっと彼から離れた。
五年の月日が経ち、二十三歳になったふたりは偶然再会する。現役バレーボール選手として活躍している晴瑠は、試合を見に来ないかと音羽を誘い……。
5年の時を経て運命の糸が絡み合う。天才バレーボール選手との恋模様です
257
出会いは君の気まぐれな風の中
夏、海の近くで出会った。
一夜限りの。
その後、思わぬ再会をして・・・
258
それでも僕らは、また明日と言った
記憶を消す薬〈ミモザ〉を巡る、ふたりの物語。
ある日、彼は“知ってはいけない秘密”に触れてしまう。
その記憶を消すために、薬を飲んだのは——僕だった。
「忘れないで」
「また明日」
交わされた言葉の意味を、僕はまだ知らない。
259
王族の婚姻に振り回された聖女ですが、幸せを見つけました
「クレア嬢、お初にお目にかかります。ジュリアン・シェラ・ディクスと申します。このたびは急な縁談となってしまいましたが、どうぞよろしくお願いいたします」
「――はじ、めまして……?」
貧乏男爵令嬢から一転、聖女になったクレア。国中の瘴気を払った後、待っていたのは第一王子との婚姻だった。だが予想外の事態が起きて婚約者は第二王子になる。これは、孤独な聖女と、お忍びで下町に通っていた年下王子が想いを打ち明けるまでの話。
※「聖女との婚約はお断りです!僕には心に決めた婚約者がいるので。」はユリシーズ視点、こちらは聖女視点の後日談になります。前作未読でも問題なく読めます。
260
聖女が政略結婚させられる! 帰ってきた恋人は、彼女と王国を救うため、クズ王太子の陰謀を阻止し、結婚できるのか!
聖女である私が、聖女の石をめぐり、政略結婚させられる危機です! そこに帰国した恋人は、私と王国を救うため、クズ王太子の陰謀を阻止すべく戦います。私と彼は、結婚できるのでしょうか? 怒涛の困難を乗り越える二人、全7話完結の短編です!
261
彼と彼女の選択
六年ぶりに偶然街で再会した湊と香奈子。愛し合っていたのに別れる選択しか出来なかったふたり。再会は運命の悪戯? 偶然か、必然か・・・。
R指定は突然に。お気をつけください。
262
【完結】MIRACLE 雨の日の陽だまり~副社長との運命の再会~
◇ 梅宮 ひなた (うめみや ひなた) 27歳
自他ともに認める雨女
インテリア&雑貨の専門店に勤務
×
◆ 日下 来人(くさか らいと) 32歳
すべての感情が欠落した、表情のない雨男
サンシャインホールディングス副社長
偶然知り合った雨女と雨男だった
「その傘、嫌いなんだ」
十年前、雨の日に出会った
自分の傘をくれた名前も知らない彼のことを
私は今でも忘れられないでいる
だけど再会したあなたは既婚者で……
その人との出会いは灰色の空間にポツンとできた
――― 雨の日の陽だまり ―――
263
思い出のアンバー
漫画にしようとして魔改造してたけど断念したパクリ小話。供養を兼ねて。
https://www.yodobashi.com/product/100000009003366410/
264
婚約破棄された日の夕暮れ、再会したのは…… ~終わり、始まる、それこそが人生~
婚約破棄された日の夕暮れ、再会したのは……
265
初恋の彼に実家を奪われるはずが、契約妻として溺愛されています
父の急病で、老舗酒蔵『佐倉酒造』を継ぐことになった佐倉雪乃。
経営難に追い込まれる中、現れた買収相手は――十年前に決別した初恋の人、貴水洸一郎だった。
「この蔵は、うちが引き受ける」
冷酷に告げる彼の提示した条件は、雇用もブランドも守る、破格の救済案。
それでも雪乃は、ただ守られるだけの未来を拒み、自ら経営に残ることを望む。
だが周囲は彼女を排除しようとし、追い詰められた雪乃に洸一郎が突きつけたのは――契約結婚。
「おまえをこの蔵から追い出させないためだ」
仕事では容赦なく厳しいのに、二人きりになると触れる指先は熱を帯びる。
かつて手放した初恋と、守るべき居場所。
そのどちらも、もう失いたくない――
奪われるはずだったすべてを、なぜか彼が守ってくる。
敵対関係から始まる、再会×契約結婚の溺愛再生ロマンス。
266
追放先で再会した初恋の男は、罪深い私を愛し続ける 〜断罪令嬢エリザベートの初恋回帰〜
「俺は、お前を忘れた日はない」 妹を陥れた罪で断罪され、辺境へ追放された元侯爵令嬢エリザベート。追放先の辺境で監視役として現れたのは、幼少期に恋心を抱いた相手ーー平民のベリルだった。
『掃き溜め』と呼ばれる地区で人を束ねていたベリルは、かつての面影を残しながらも危険な色香を纏う、人の食えない男となっていた。
そうしてしまったのはエリザベート自身。
かつて彼の家族はエリザベートの父によって人生を狂わされ、それを救おうとして逆に彼らを追い詰めてしまった。
当然、憎まれていると思っていた。
それなのに彼は優しく抱き寄せ、「今度は俺を見て歩け」と笑う。
罪人である自分が愛される資格などない。
なのに距離を置こうとしても、彼は変わらず寄り添い続ける。
「天地がひっくり返っても届かないと思っていたものが、ようやく俺のところへ落ちてきた気分だ」
ーーそんな彼の言動にエリザベートは翻弄され……
これは、すべてを失った令嬢が、初恋と再会し、自分を赦し、もう一度幸せを選ぶまでの物語。
△ △ △
※『傲慢令嬢ヒストリアの救済証明』のスピンオフ、追放後のエリザベートのお話ですが、本作だけでもお楽しみいただけます。
267
least common multiple
高校卒業から10年を記念した同窓会に参加した詩織。一緒に参加予定だった友人の欠席により1人で過ごしていると、高校時代の人気者である久田に声をかけられて―――。マイペースな頑固者と本命には及び腰の人気者のお話。
268
遊び人の若旦那が本気で惚れたのは…
材木屋の若旦那・誠太郎は、見目麗しく才能も豊かだ。その反面、遊び人としても名高かった。だが、それは仮の姿。実際は、奉公人である優斗と恋人関係にあった。
そんな時、誠太郎に縁談の話が持ち上がる。誠太郎に身体を許し、屋敷を去る優斗。誠太郎は、ある決心をする。
269
あの虹をもう一度 ~アカシック・ギフト・ストーリー~
「アカシック・ギフト・ストーリー」シリーズ第8弾。
これは、実際の人の過去世(前世)を一つのストーリーとして綴った物語です。
多忙の父母の代わりに連は乳母に育てられた。その乳母も怪我がもとで田舎に帰ってしまう。
数年後、学校の長期休みを期に乳母の田舎へと向かう。
そこで出会った少年ジオと共に今まで経験したことのないたくさんのことを学ぶ。
歳月は流れ、いつしかそのジオとも連絡がつかなくなり・・・。
270
「月がきれいですね」と言えなかった夜
二年前に別れたタクミとヒナノは、満月の夜、鴨川で偶然再会する。
言えなかった謝罪と懐かしい思い出が、二人の止まっていた時間を少しずつ動かしていく。
月明かりの下、二人が見つけたのは、もう一度つながるための小さな約束だった。
271
ラメシュの空、もう一度
遺跡の空に、ふたたび恋がよみがえる。
考古学者の私は、ラメシュ帝国の遺跡で「どこか懐かしい男」と出会った。
彼の声も、目も、触れた手の温度も——すべてが心を揺らす。
忘れていたはずの記憶。
敵として生き、命を懸けて愛した、前世の恋。
これは、ラメシュの空の下、もう一度だけ恋をする物語。
272
〈影咒記(EIJUKI)〉外伝譚 第一篇 ― りんどうの空に――鏡師・蒼雲の若き日を描く
祠で待つ人は、声だけ先に届く。りんどうの青の下、鏡師となる青年は最期の面影に別れを告げる。
山の風はもう秋の色を帯びていた。青年・芳三郎は、祠へ続く細い径を歩いている。風に揺れるりんどうの花、袖をすり抜ける光の粒。彼がそこに向かうのは、ある約束のためだった。祠の前には、いつも彼女が先に来ている。名は紗江。穏やかに笑う声が、山の静けさの中で一番やさしい音だった。
ふたりの間に、特別な出来事はない。干菓子を分け合い、昔話をして、花を眺めるだけの時間。けれど、その何気ない瞬間が、芳三郎には何よりの喜びだった。祠のそばには、毎年同じ場所で咲くりんどうがある。変わらず咲く花のように、ふたりの時間も続くと信じていた。
ある日、紗江が言う。「変わらないって、すごいこと。でも、変わるからこそ、また咲くのよね。」
その言葉が、芳三郎の胸に残る。彼は祠に小さな草履を置き、来年もまたここで会おうと約束した。別れ際、ふたりの影が重なり、風が花々を揺らす。その一瞬が永遠のように感じられた。
季節がいくつ過ぎても、芳三郎は同じ山道を登りつづける。りんどうは咲き、祠は変わらずそこにある。けれど、どこかが少しずつ違っていく。風の向き、陽の角度、そして――彼女の声の響き。ある日、紗江は静かに笑って言った。「ねえ、また明日も来てくれる?」 彼は頷く。けれど、その「明日」は、ほんとうに訪れるのだろうか。
りんどうの花が、風に揺れている。祠の前に置かれた小さな草履は、今もそのままだ。山の静けさの中、空の色だけが澄み渡っていく。
青年は祠の前に立ち、しばらく何も言わずにいた。風が頬をなでる。目を閉じると、かすかにあの笑い声が聞こえた気がする。
そして、彼は名を呼ばずに、そっと空を仰ぐ。
雲ひとつない蒼の下――その空は、どこまでも深く、どこまでも静かだった。
蒼雲の次の物語が、あなたを待っています。
黄泉灯籠迷図(よみとうろうめいず) ―― 灯籠の声を聴く者の物語へ。
273
注ぐは、水と
命に水を注ぐ音がする。
274
『百花(ひゃっか)のダイアリー ―巡る季節と、変わらない私の一部分―』
「恋も、友情も、自分自身でさえ、あの頃はすべてが季節のせいだと思っていた――」
物語は、色鮮やかな花の名前を持つ少女たちが集う、ある学校の中庭から始まります。
桃色の霞のような恋に酔いしれるサクラ、幸福を信じて疑わないクローバー、そして残酷なほど明るい現実を突きつけるヒマワリ。語り手である「私」は、彼女たちの輪の中にいながら、サクラに対して友情以上の、決して口にしてはいけない想いを抱いていました。
しかし、移ろいゆく季節とともに、無邪気な関係は形を変えていきます。秋の訪れとともに露わになる、アジサイの秘めた告白、バラの抱える孤独、そしてヒマワリの覚悟。少女たちは「誰かに愛される自分」を卒業し、自らの足で立つ「一人の人間」としての産声を上げます。
ー若さという光の中にいたあの頃。
私たちは、誰かに摘み取られるのを待つ花でした。
けれど今は知っています。
雨に打たれ、風に吹かれ、それでも自分だけの花を咲かせる強さを。
275
再会を待ち侘びて
お盆にだけ会える大切な人。
再会を待ち侘びる二人の切ない夏の物語。
X(旧Twitter)で開催されたBLove様主催の2024夏のBL川柳大会で銀賞を受賞した作品(下記掲載)を元に書きました。
なお、受賞作を元に小説を書くことについては、主催様に了承をいただいております。
全4話です。
*
会えるのは
お盆だけだと
胸焦がす
276
ポチと僕の約束
『ポチと僕の約束』は、十五年間共に歩んできた老犬ポチと飼い主の健太の、心温まりながらも切ない最期の一日を描いた物語です。
長年の友情、無条件の愛、そして避けられない別れ——ペットと人間の間に生まれる特別な絆を優しく、そして深く描き出します。いつか必ず訪れる別れの瞬間を前に、互いへの深い感謝と愛情を静かに交わす二つの魂の姿は、読む人の心に深い余韻を残すでしょう。
この短編小説は、あなたが今まで愛してきたペットたち、そしてこれからも愛していくペットたちへの感謝の気持ちを思い起こさせてくれます。たとえ時が過ぎ、別れが訪れても、共に過ごした日々の記憶と愛は永遠に続くことを教えてくれる物語です。
277
乙女三年会わざれば恋すべし!
同じ小学校を卒業した幼馴染同士だけど、中学で離れ離れになってしまった。そして三年ぶりに再会する少女二人。
離れていた時間があるからこそ、二人の少女の恋心は春よりも熱く、強く、熱を帯びる。
278
老いない花は、返事を待つ
海と山に囲まれた青凪町には、アゲラタムの花に願いを告げると、返事が届くまで色あせないという言い伝えがある。
丘の園芸店「青枝園」を手放す決断に迷う花村紬は、記憶が薄れゆく祖母・澄江のそばで、青紫の花を守っていた。
ある日、古い菓子缶から見つかったのは、五十四年前の手紙と、投函されなかった一通の返事。
そこには、若き日の祖母と育種家・有馬清一が交わした約束、奪われた名誉、そして「あなたの返答を待ちます」という切なる言葉が眠っていた。
もう遅すぎるのか、それとも今からでも届けられるのか。
長く色あせない花が、世代を越えて失われた信頼と幸せを結び直す、静かで心温まる再生の物語。
279
また君に会いに行こう
あの日からいなくなった君・・・・
280
手紙の想い、再会の誓い
手紙は想いを繋ぐ。
タルキス家の一人娘のリラヴェーン。彼女は見目も美しかったがその心はいつも孤独だった。
一人娘の責任を果たそうと貴族の集まりに出席していたリラヴェーンだったが、外の空気が吸いたくなりバルコニーへ出る。
すると、そこには男性なのに見目も整った気品のある男性が夜空をぼんやりと眺めていた。
彼の名はゾーレンス。彼はタルキス家と常に争いが絶えないシルクォーン家の次男だった。
ゾーレンスは優秀な兄と比べて、何もない自分を憂いていた。
お互いに寂しく孤独な心を埋め合うように、自然と惹かれ合う二人。
再会の約束をした後、親に隠れて密会を重ねて愛を深めていく。
だが、密やかで幸せな時間も長くは続かなかった。
両家の争いはついに戦いという形にまで発展する。
二人とも自分の家を裏切ることはできず、毎日手紙を書くことを約束して一旦別れることを決意する。
「いつか争いが治まって平和が訪れる時まで……さようなら」
必ずまた会える。そう信じて――
+++
・エブリスタさん、なろうさんに投稿しているお話と同一のものです。