夏小説一覧
【もう一度、あの夏をやり直せるなら、君と結ばれない未来に変えたい】
二十五歳の古谷圭一郎は、妻の日和を交通事故で亡くした。圭一郎の腕の中には、生後五か月の一人娘、朝陽が残されていた。
圭一郎は、日和が亡くなったのは自分のせいだと悔やんでいた。罪悪感を抱きつつ、生後五か月の娘との生活に限界を感じ始めた頃、神社の境内で蛍のような光に包まれて意識を失った。
目を覚ますと、セーラー服を着た十七歳の日和に見下ろされていた。その傍には見知らぬ少女が倒れている。目を覚ました少女に名前を尋ねると「古谷朝陽」と名乗った。
十七歳になった娘と共に、圭一郎は八年前にタイムリープした。
家族三人で過ごす奇跡のような夏が、いま始まる――。
※本作はカクヨムでも投稿しています。
文字数 43,739
最終更新日 2024.04.26
登録日 2024.04.20
――私はあの夏を忘れない。
小学6年生の夏、私は祖母の家に預けられることになった。
山奥の田舎での生活、そこで出会った1人の少女との日々は、私の夏休みをひどく爛れたものにした。
そこにもう1人、顔なじみの少女も加わり……。
これは私たちの性が目覚めた、夏の日々の話。
文字数 35,981
最終更新日 2024.04.12
登録日 2024.01.16
成人済みの大学生、大原 海(おおはら かい)には二人の幼馴染みがいる。
何をするにも一緒だった三人だが、その二人が遂に付き合い始めた。
二人の幸せを願いつつも、これまで通り、三人いつも一緒の関係ではなくなるだろうと彼は寂しさを覚える。
そんな夏のある日、三人で海水浴に行くことになった。
しばらく三人で遊んだ後、海は二人が思い出を作れるよう気遣い離れると、当所なく浜辺をブラつく。
人気のない方へと向かった先には、一人の女性が立っていた。
海より少し年上に見える、大人な雰囲気を纏った人物が海原を見ながら、独り酒を飲んでいた。
表情は暗く、黄昏ている美しい彼女に、海は見惚れてしまう。
彼の視線に気付いた彼女は、妖艶な笑みを浮かべて、こう言った。
『どうかしたのかい、少年?』
これは、独りの大学生と、独りの成人女性が出会うひと夏の話――。
―――
※成人男性向けの美少女小説です。この物語に登場する人物は18歳以上です。
この作品は『海』をお題に書きました。
文字数 22,224
最終更新日 2024.04.06
登録日 2024.03.30
夏の記憶はいつまでも鮮やかに。
昔読んだ近代小説の、ある一遍に触発されて書いた古い作品です。
その小説のタイトルがわからず、今でも探しています。
もしどこかで覚えがあれば、教えて下さい。
古臭い郷愁じみた夏のある日へ、ようこそ。
文字数 8,606
最終更新日 2018.06.12
登録日 2018.06.12
「つばさくん、だいすき」
蓮見翼は10年前に転校した少女・有村咲希の夢を何度も見ていた。それは幼なじみの朝霧明日香も同じだった。いつか咲希とまた会いたいと思い続けながらも会うことはなく、2人は高校3年生に。
しかし、夏の始まりに突如、咲希が翼と明日香のクラスに転入してきたのだ。そして、咲希は10年前と同じく、再会してすぐに翼に好きだと伝え頬にキスをした。それをきっかけに、彼らの物語が動き始める。
20世紀最後の年度に生まれた彼らの高校最後の夏は、平成最後の夏。
恋、進路、夢。そして、未来。様々なことに悩みながらも前へと進む甘く、切なく、そして爽やかな学園青春ラブストーリー。
※完結しました!(2020.8.25)
※お気に入り登録や感想をお待ちしています。
文字数 333,286
最終更新日 2020.08.25
登録日 2020.07.29
「ノベルゲームだから、おもしろい」
6/19日に発売された『ATRI -My Dear Moments-』というビジュアルノベルゲームが個人的にものすごく面白かった
だからその作品について「ネタバレなし」で色々語りたいと思う
※7/28 公式サイトトップページの画像を挿絵に追加
文字数 4,314
最終更新日 2020.06.30
登録日 2020.06.30
夏の国は夏至祭を迎えた。フレイ王は祭祀を司る月宮殿へと足を運び、未来の隙間を垣間見る巫師(ふし)によって国の行くすえを知るための儀式を行う。
未来視は強い恍惚状態(エクスタシー)に入る必要があった。少年巫師は神官に手伝ってもらいながら身体を踊らせ、王の御前でしだいに高みへ昇っていく。
儀式が終わり、王は少年の名を呼んだ。
ムーンライトノベルズ他でも掲載中
文字数 6,008
最終更新日 2023.07.12
登録日 2023.07.12
緑屋蒼(みどりやあお)は3年振りに故郷の離島へと帰ろうとしていた。
しかし、そこには悲劇が待っていた。
蒼は幼馴染のために何回だって……繰り返す。
何回だって……
文字数 1,323
最終更新日 2023.09.26
登録日 2023.09.26
大学一年生の日野紫(ひのゆかり)は夏が苦手だった。
夜空に咲いた大輪の花。優しい二人の笑顔。
美しいはずの夏色の記憶が、紫を暗い暗い過去に縛りつける。
だが、ミステリアスな麗人——久我響(くがひびき)との出会いにより、紫の運命は大きく変化することに。
八月一日。
紫にとって儚く、けれど、特別な夏が始まった——。
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※2018年完結作品
※エブリスタ小説大賞2020「スターツ出版文庫大賞」優秀作品
文字数 92,234
最終更新日 2021.08.20
登録日 2021.08.06
とある町に住む男子高校生に、美しい人魚は恋をした。人魚はその男子を手に入れようと決意し、姿を現した。 男子高校生もまた、人魚の美しさに見とれた。
※エブリスタにも掲載しています
文字数 1,442
最終更新日 2021.01.27
登録日 2021.01.27
全ては私の心だけが知っている
以前に第二章の途中まで更新していたものです
加筆修正が多く、ストーリーの展開が少し変わってしまった為、新しく上げ直しています
その為、ストックが充分あるので、当分隔日更新します
文字数 7,103
最終更新日 2024.04.25
登録日 2024.04.17
文字数 11,453
最終更新日 2023.07.17
登録日 2023.07.17
青春時代の片思いを抱きながら、卒業後も仲間たちとの集いは続いていた。真夏の海のキャンプでジュンイチは去年とは打って変わった片思いのユウコに驚く。どうしてこれほどまでに垢抜けてしまったんだろうと疑問に思うジュンイチにユウコは近づいていく。
文字数 9,075
最終更新日 2019.04.27
登録日 2019.04.27
十年ぶりに帰郷した主人公は久しぶりに幼馴染に会いに行く。伝えたいことは山のようにあるが、一つ節目の報告をする。流れた涙のその意味は――
文字数 2,861
最終更新日 2023.08.24
登録日 2023.08.24
澄み渡る青い空。
彼の目に映るはひとりの少女。
彼は言う。
「俺、お前のこと好きだ。」
彼女は言う。
「そっか。」
彼は少しの沈黙を破り
「まぁ、嘘だけどね。」
文字数 1,233
最終更新日 2020.06.18
登録日 2020.06.18
主人公の十五歳。篠田優は気がつけば見知らぬ夏の町にいた。
人気もなくどうやって来たかもわからない夏の町にて、優は涼葉という同じ歳くらいの少女と出会う。妖艶な涼葉に優は徐々に惹かれていく……
誰かが壊れているとも知らずに……
文字数 11,962
最終更新日 2023.12.13
登録日 2023.11.15
文字数 15,233
最終更新日 2020.07.08
登録日 2020.07.08
――目が覚めると、記憶と感情を失っていた。
見知らぬ場所で目覚めた記憶喪失の青年・怜は、同じくその場所で目覚めたという青年・恒輔と怜の飼い猫だというニャー太と出会う。人気のない住宅街に本来の現実とは矛盾した世界。ここが自分たちのいた世界とは違うことに気づいた彼らは、迷い込んだ世界からの脱出を目指すことになる。
その世界でいろんな仲間に出会い、迷って、傷つけて、そしてまた手を取り合って。そうして彼らの心に触れていくうちに、記憶も感情もいらないと思っていた怜に変化が訪れる。
迷い込んだ世界の正体とは、彼らが本当に失ったものは何か。これは、「記憶」を巡る、ただ一度の夏の出来事を綴った物語。
――寂しいから、生きる。
文字数 201,536
最終更新日 2020.02.23
登録日 2019.07.28
一流企業の課長が主人公。帰宅する為に乗ったタクシーの中で、高校時代に戻った夢を見る。夏向けの台本。
所要時間:15分前後
男一人、女一人
坂井(男性):低音で課長クラスのサラリーマン&中~高音で高校生
女性:低音で20代後半以上のタクシー運転手&中~高音で高校のテニス部のマネージャー
※最後に選択肢がございます
◆こちらは声劇用台本になります。
⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠
・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します)
・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。
※こちらの作品は男女入れ替え禁止です。
その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。
文字数 3,207
最終更新日 2018.09.11
登録日 2018.09.11
私は夏が嫌い。
暑さや湿気、虫の多さに苦しんでいた。しかし、夏になるとある出来事を思い出してしまうことが最も嫌だった。
それは、高校三年生になってからずっと好きだったクラスメイトの彼に告白したことだった。彼とはよく話したり笑ったりしていたけれど、私が勇気を出して告白すると、彼には既に好きな人がいると言われ、友達でいられると思っていたと謝られた。私はショックを受け、泣きながら教室を飛び出し、一週間が経っても彼を忘れられなかった。
夏休み最後の日、私は家で過ごしていた。そんな中、彼からの電話がかかってきた。彼は、私が告白したことを後悔していると言い、もう一度話し合いたいと言った。私は驚きとともに、彼と会うことになった。
文字数 3,209
最終更新日 2023.03.18
登録日 2023.03.18