スカッと 小説一覧
小説AI検索
1
記憶を奪われ捨てられた薬師ですが、どちら様ですか?
「君は私を愛しているだろう? だけど、私にも色々あってさ」
七年間、婚約者の難病を薬で支え続けた薬師は、記憶を奪う薬を盛られ、捨てられました。
名前も過去も失った彼女を拾ったのは、国境にある小さな村の医師。そして、彼女の腕を「原石だ」と見抜いた隣国の大商会の男たち。
記憶がなくても、手は薬の作り方を覚えていた。
数年後、彼女を捨てた男が商会を訪れます。かつての婚約者は、穏やかに微笑んでこう言いました。
「初めまして」
全七話・完結
感想数 1
文字数 12,457
最終更新日 2026.09.03
登録日 2026.09.03
2
余命一年と言われた令嬢は、今度こそ自分の人生を生きる
「君との婚約を破棄する」
王太子から婚約を破棄され、さらに医師から告げられたのは――余命一年。
すべてを失った公爵令嬢セレナは、最後くらい自分の好きなように生きようと、荒廃したエルム領の改革に乗り出す。
財政再建、鉱山開発、交易、医療改革。
次々と成果を上げる彼女の前に現れたのは、隣国の公爵カイルだった。
「残り時間を数えるな。君の人生は、君自身が選べばいい」
自分の価値を信じられなかったセレナは、彼に支えられながら少しずつ変わっていく。
やがて、彼女を捨てた王太子は復縁を迫り、かつて彼女を嘲笑した貴族たちは態度を一変させる。
けれど、もう遅い。
私はもう、誰かに選ばれるためには生きない。
余命一年から始まった、令嬢の人生逆転と溺愛の物語。
感想数 0
文字数 47,657
最終更新日 2026.09.06
登録日 2026.08.30
3
婚約破棄された夜、冷酷公爵が「証拠なら三年分ある」と笑いました~妹に全部奪われた私は、今夜から重すぎる愛で囲われます~
建国祭の夜会で、第二王子は異母妹を選び、私に冤罪を突きつけた。
ドレスを切った? 階段から突き落とした? 宝石を盗んだ? ――全部、やっていない。けれど会場の誰も、私の弁明を聞かない。
衛兵に捕らえよと命じられた、そのとき。扉を開けて現れたのは、社交界で「北の魔狼」と恐れられる冷酷公爵。彼は私の前に膝をつき、こう言った。
「証拠なら三年分ある」
三年間、私を見続けていた重すぎる人の、重すぎる求婚と完璧な断罪返し。妹も王子も知らない。この方を敵に回すことが、この国で一番恐ろしいということを。
感想数 0
文字数 11,821
最終更新日 2026.09.06
登録日 2026.09.05
4
初めて義実家挨拶に行ったら彼氏の母親に残飯を押し付けられたので、速攻で彼氏の口に突っ込んでやった
初めて、三年付き合った彼の実家へ挨拶に行くことになった。
私は出発前、拓海に何度も念を押した。長ねぎや生姜、にんにくは、体質的にどうしても受けつけない。少しでも口にすると、すぐに吐いてしまう。避けるのが難しいなら、自分だけ外で食事を済ませても構わない、と。
「玲奈のことなら、ちゃんと分かってる。母さんにも伝えておくから安心して」
食卓に並んだ鶏肉の煮物や魚の揚げ物、野菜の和え物には、ねぎも生姜も見当たらなかった。
私は、彼が本当に伝えてくれたのだと思った。
ところが美代子は、にんにくも生姜も細かく刻んで煮込んであるのだと、笑いながら明かした。そんなものはただの好き嫌いで、親に甘やかされて育っただけだとまで言われた直後、胃が激しく波打ち、私は洗面所の入口で吐いた。
口をすすいで戻ると、彼女は台所から酸っぱい臭いのする残り物を二皿持ってきて、私の前へ押し出した。
「女もスーパーの惣菜も同じよ。選んでもらえるうちが花なの。年を取ってからあれこれ条件をつけていたら、最後は売れ残るだけでしょう?」
三年付き合った恋人を見ると、拓海はスマートフォンを眺めたまま、顔も上げなかった。
私はポテトサラダを大きくすくい、そのまま彼の口へ押し込んだ。
「自分で食べさせられて、やっと分かった? こんなもの、人に出していい料理じゃないって」
あの日、私はようやく理解した。
彼らが欲しかったのは家族ではない。食卓で黙って頭を下げ、この家の生活まで支え、何をされても逆らわない女だったのだ。
けれど、選ぶ相手を間違えたのは、彼らのほうだった。
……
感想数 3
文字数 17,076
最終更新日 2026.07.26
登録日 2026.07.26
5
コスパとタイパ重視のアルファに恋のプレゼン〜僕をもらってくれたらQOLが爆上がりします〜
「僕をもらってくれたら、鷹司さんのQOLを爆上がりさせてみせます!」
何事も「費用対効果(コスパ)」と「時間対効果(タイパ)」でしか判断せず、恋愛など非効率の極みと切り捨てるエリート役員・鷹司(たかつかさ)。
そんな彼の前に、ある日、手作りの煮物が入ったタッパーを抱えたオメガの青年・綿谷湊(わたや みなと)が突如現れる。クラブでのトラブルから救ってくれた鷹司に一目惚れした湊は、必死の思いで会社前に張り込んでいたのだ。
『僕、絶対に邪魔もしないし、わがままも言いません! 僕をもらってくれたら、絶対に鷹司さんのQOLを爆上がりさせてみせます!』
身寄りがなく「自分には身体の価値しかない」と思い込む湊は、家事だけでなく欲求不満の解消まで無償で提供すると宣言。そのあまりの費用対効果の高さに、鷹司は「一ヶ月のトライアル契約」として同居を承諾する。
完璧な動線、胃袋を掴む絶品の手料理、そして抱き合うたびに互いの心を溶かしていくフェロモン。
鷹司の合理的な計算は、無防備な笑顔を見せる湊によって心地よく狂い始めていく。
だが、真夏でも長袖を脱ごうとしない湊の肌には、痛々しいあざの痕が隠されていて――?
湊を脅かす悪徳な影を知った瞬間、表向きはしがない役員であるはずの鷹司の「裏の顔」と真の権力が静かに目覚める。
「俺のテリトリーから、俺のものを奪えると思うな」
合理主義はどこへやら、愛おしい不確定要素に狂わされたスパダリαが、持てる権力のすべてを注ぎ込んで可愛いお嫁さんを一生囲い込む!
甘さとスカッと感が詰まった、ハッピーエンド確約の現代オメガバース。
感想数 7
文字数 32,853
最終更新日 2026.09.03
登録日 2026.09.03
6
婚約破棄宣言をされても、涙より先に笑いが込み上げました。【リメイク版】
「――セシリア・エルディアとの婚約を、ここに破棄する!」
煌めくシャンデリアの下で、王太子リオネル殿下が声を張り上げた。
会場にいた貴族たちは一斉に息を呑み、舞踏の音楽さえ止まる。
……ああ、やっと来たか。
婚約破棄。断罪。悪役令嬢への審判。
ここで私は泣き崩れ、殿下に縋りつき、噂通りの醜態をさらす――
……はずだったのだろう。周囲の期待としては。
だが、残念。
私の胸に込みあげてきたのは、涙ではなく、笑いだった。
(だって……ようやく自由になれるんですもの)
その瞬間の私の顔を、誰も「悪役令嬢」とは呼べなかったはずだ。
婚約破棄宣言をされても、涙より先に笑いが込み上げました。の改稿版です。前作を読んでいない人でもお楽しみいただけますので是非読んでいただけると嬉しい限りです。前作の感想などをもとに作り直しました。
なろう、カクヨム様でも投稿しています。
アルファポリスホットランキング10位、なろう日間20位 25000PV感謝です。
※ご都合注意。
感想数 0
文字数 21,076
最終更新日 2026.09.06
登録日 2026.09.04
7
寄生虫の復讐 ~美咲の冷徹な一刺し~
「お前みたいな寄生虫はゴミだ」
10年尽くした夫・雅也から突きつけられたのは、離婚届と不倫相手。
彼は知らない。私が家を飛び出した「サカモト・ホールディングス」の令嬢であることを。
そして明日、彼が人生を賭けて挑む調印式の相手が、私の実父であることを。
どん底に叩き落とされたサレ妻による、容赦なき「経済的破滅」の復讐劇。
感想数 2
文字数 3,693
最終更新日 2026.02.28
登録日 2026.02.28
8
ごきげんよう、腐れ貴族ども
殴り込む先は、王国のてっぺん。——ごきげんよう、ですわ!!
〜婚約破棄された悪役令嬢、中身は関東最凶のレディース総長〜
夜会の夜、伯爵令嬢リゼルカは王太子に婚約破棄を突きつけられ——直後、控え室で刺客に命を狙われた。
その瞬間、思い出した。
アタシは黒瀬灯。関東最凶のレディース『紅蓮蝶』総長。単車で事故って死んで、気弱な令嬢の身体で十六年も猫をかぶってた——のに、寝込みに刃物たァどういう了見だ?
上等だ。落とし前は、きっちりつけさせてもらう。
誰にも動かせないはずの神代の魔導二輪は、「不浄」と蔑まれたわたくしの血で目を覚まし——令嬢は氷の騎士団長サマを巻き添えに、ステンドグラスをぶち破って夜空へ出走した。
流れ着いたのは王都の最底辺、ドブ底。
今日からここはアタシのシマだ。飢えたガキも婆さんも、まとめて身内。誰にも指一本触れさせねえ。
地回り、悪徳領主、侯爵、公爵、偽聖女、教会、そして——王家。
腐った糸を手繰って、下から順に、てっぺんまで。その先に待つのは、この国が二百年隠してきた血の嘘。
拳と啖呵とお嬢様言葉で国をまるごとひっくり返す、痛快・喧嘩成り上がり譚、開幕。
「首を洗って待っていなさい。ごきげんよう——ですわ!!」
文字数 72,936
最終更新日 2026.09.05
登録日 2026.08.28
9
「君は有能すぎて可愛げがない」と婚約破棄されたので、一晩で全ての魔法結界を撤去して隣国へ行きます。あ、維持マニュアルは燃やしました。
「君の完璧主義には反吐が出る」――婚約者の第一王子にそう告げられ、国外追放を命じられた聖女エルゼ。彼女は微笑み、一晩で国中の魔法結界を撤去。さらに「素人でも直せる」と嘘を吐かれた維持マニュアルを全て焼却処分した。守護を失いパニックに陥る母国を背に、彼女は隣国の軍事帝国へ。そこでは、彼女の「可愛くない」技術を渇望する皇帝が待っていた。
感想数 15
文字数 71,784
最終更新日 2026.03.29
登録日 2026.03.06
10
『婚約者を妹に奪われたので、男装して「好き」を取り戻します――今度は私が、私の人生を選ぶ』
婚約者を妹に奪われ、家族からも「お姉様なら譲ってくれるでしょう」と言われ続けてきた公爵令嬢アリア。
けれど、前世の記憶を取り戻した彼女は決意する。
「もう、誰にも私の『好き』を奪わせない」
前世のコスプレ衣装作りの知識と、この世界の魔法を組み合わせ、男装した仕立屋「アレン」として新たな人生を歩み始める。
そんな彼女に惹かれていくのは、王宮の筆頭魔術師カイル。
妹までもがアレンに恋をする中、やがてアリアの才能は王都中に知れ渡り――。
これは、誰かに選ばれることをやめた令嬢が、自分の人生と、本当に愛する人を自ら選び取る物語。
感想数 0
文字数 11,699
最終更新日 2026.09.06
登録日 2026.09.04
11
婚約破棄に、承知いたしました。と返したら爆笑されました。
公爵令嬢カルルは、ある夜会で王太子ジェラールから婚約破棄を言い渡される。しかし、カルルは泣くどころか、これまで立て替えていた経費や労働対価の「莫大な請求書」をその場で叩きつけた。
感想数 15
文字数 90,787
最終更新日 2025.12.06
登録日 2025.12.06
12
ようやく自由にしてくださって感謝いたします
華やかな舞踏会の夜、突然告げられた婚約破棄。
誰もが涙と屈辱を予想する中、令嬢の唇からこぼれたのは――思いがけない一言だった。
その瞬間から、運命は静かに、しかし決定的に動き出す。
※ご都合です、小説家になろう様でも投稿しています。
感想数 1
文字数 1,520
最終更新日 2026.03.21
登録日 2026.03.21
13
断罪から十年、同窓会にようこそ~皆さまお変わりありまくりで、わたくしは元気ですわ~
王立学園の卒業パーティーで婚約破棄と断罪を受け、国を出た公爵令嬢オーレリア。
あれから十年。母校の創立記念祭に、一通の招待状が届く。
差出人は学園長。新設図書館の寄贈者として、彼女を主賓に迎えたいという。
――そう。隣国で商会を興した「オーレリア・ウィンズロー」は、いまや大陸で知らぬ者のない人。
会場には、あの日の顔ぶれが揃っていた。窓際で小さくなった元王子。事業に失敗した元取り巻きたち。
復讐? まさか。彼女は十年、忙しすぎましたの。
「皆さまのお顔……ええと、どちらさまでしたかしら」
忘れられていることこそ、最も静かで、最も完璧な決着。
これは復讐しない凱旋の物語。
感想数 6
文字数 23,881
最終更新日 2026.08.05
登録日 2026.08.02
14
十年間ただ働きの宝石鑑定士でしたが、婚約破棄された翌朝、北の辺境伯が「君の十年に、俺が値を付ける」と迎えに来ました
十年間、家族に無給で使われ続けた天才宝石鑑定士エステル。婚約者に「石ころ女」と罵られ婚約破棄された翌朝、迎えに来たのは北の辺境伯さまでした。「君の十年に、俺が値を付ける」――差し出されたのは、雇用契約書と求婚状の二枚。正当な報酬と敬意をくれる新しい職場と、執念の方向がおかしい不器用な溺愛。一方、私を捨てた実家は偽宝石の醜聞で転がり落ちていき……。ただ働き令嬢の、痛快な再就職ざまぁ物語。全六話。
感想数 0
文字数 10,285
最終更新日 2026.09.06
登録日 2026.09.06
15
昔のことですものね、と笑ったあなたへ ~売られた喧嘩は高値で買わせていただきます~
王都監査局に勤めて二十二年。
監査官リーナは、仕事で訪れた伯爵家で、三十四年ぶりにかつての同級生キリエと再会する。
もっとも、リーナは名乗られるまで彼女だと気づかなかった。
昔の同級生が今どこで何をしているのかなど、興味もなかったからだ。
ところがキリエは、伯爵家の監査からリーナを外すために口を滑らせる。
「この方、昔から少々問題のある方でしたの。嘘をついたり、人の物を盗んだり……」
それは監査官の信用に関わる重大な告発だった。
当然、監査局は事実確認に乗り出す。
三十四年前の記録を一件ずつ調べてみれば、出るわ出るわ。
証拠なし。
動機なし。
証言は矛盾。
そして、なぜリーナばかりが疑われ続けたのか、その発端まで見えてきた。
最初は忘れていたリーナも、だんだん腹が立ってくる。
昔のことですものね?
ええ、そうですね。
でも、その昔を掘り返したのはあなたですよ?
売られた喧嘩なら仕方ありません。
一件ずつ値札を付けて、高値で買わせていただきましょう。
感想数 5
文字数 6,500
最終更新日 2026.08.22
登録日 2026.08.22
16
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。
感想数 7
文字数 29,808
最終更新日 2024.10.11
登録日 2024.10.06
17
【毎日更新】「底辺」と見下す勘違いな奴らを圧倒的権力でわからせる!極上の痛快スカッとざまぁ短編集
「貧乏人は出て行け」「底辺は関わるな」——身の程知らずにも、主人公を嘲笑い、理不尽に見下してくる非常識な人間たち。
しかし、彼らは致命的な勘違いをしていた。
一見ただの主婦、地味な社員、冴えないフリーターに見える主人公たちの『本当の正体』は、彼らが絶対に逆らえない権力者や規格外の資産家、あるいは世界的権威だったのだ!
「えっ、あなたがここのオーナーだったの!?」と気づいた時にはもう遅い。
毎話変わる主人公たちが、それぞれが持つ【圧倒的な財力・権力・才能・人脈】を駆使して、傲慢な輩を地獄の底へと叩き落とす!
1話完結でサクッと読める、カタルシスMAXの痛快スカッとオムニバス短編集。
あなたの日常のストレスも一緒にぶっ飛ばします!
※毎日更新中!続きが気になる方は、ぜひ「お気に入り登録」をお願いいたします!
感想数 0
文字数 39,074
最終更新日 2026.09.05
登録日 2026.08.11
18
婚約破棄も、三度まで
婚約破棄も、3回目ともなるとただの茶番。
感想数 2
文字数 7,373
最終更新日 2026.06.23
登録日 2026.06.23
19
婚約破棄を待ち続けた三年。迎えに来たのは氷の宰相でした
「お前との婚約は破棄する!」
建国祭の夜、大勢の貴族の前で婚約破棄を言い渡された公爵令嬢クラウディア。
誰もが泣き崩れると思ったその時――彼女は満面の笑みでこう答えた。
「ありがとうございますっ! ずっとこの日を待っておりました!」
実は前世の記憶を持つクラウディアは、この婚約者が国を傾ける愚か者だと知っていた。だから三年間、ひたすら自立の準備をしてきたのだ。念願の自由を手に入れ、喜びに震えるクラウディア。
――ところがそこへ、国一番の切れ者と名高い『氷の宰相』が歩み出て、こう言い放つ。
「殿下がお捨てになるのなら、私が拾わせていただきます。……いえ、ずっと狙っておりました」
誰にも気づかれないよう隠してきた彼女の努力を、唯一見抜いていた男の、静かで重すぎる溺愛が始まる。
一方、彼女を手放した元婚約者は、じわじわと自滅の道を転がり落ちていって――?
ざまぁスカッと×溺愛の、痛快婚約破棄ストーリー!
感想数 0
文字数 18,706
最終更新日 2026.07.26
登録日 2026.07.24
20
迷惑隣人が玄関前と駐車区画を占拠したので、葬祭会社勤務の本気で引っ越していただきました
施工班に、高額の仕事が入った。
内容は、ごく普通の分譲マンションの一室に「葬祭用品サンプル保管室」を作ることだた。
責任者は、最初、住所の入力ミスだと思ったらしい。けれど工具を抱えて現場に来たとき、私が本気だとようやく理解した。
理由は単純だった。同じ階の斜め向かいに住む女が、靴箱、古い収納棚、ゴミ袋を共用廊下いっぱいに並べ、私の玄関前まで占拠していたからだ。扉を開けるたび、こちらが身を縮めなければならないほどだった。
私は、ここは火災時の避難経路だから私物を置かないでほしいと伝えた。
すると彼女は、目だけで人を踏みつけるような顔をした。
「管理費はうちも払ってるのよ。共用部分なら、私にも使う権利があるでしょ。賃貸暮らしの貧乏会社員が、何様のつもり?」
その後、私はその部屋を買った。
同時に、地下駐車場の平置き駐車区画の専用使用権も引き継いだ。
けれど彼女は、私が出張している間に、自分の赤いレクサスを私の区画へ停め、さらに黄色い車止めまで勝手に取り付けた。
家に車が多いから少し借りてあげているだけ。
彼女は、そう言った。
だから私は、施工班に頼んだ。
駐車区画の線の内側に、取り外し可能な鋼製フェンスをぐるりと立ててもらった。
ついでに、自分の部屋を葬祭用品サンプル保管室にした。
どちらのほうが気味悪いか、比べてみればいい。
感想数 0
文字数 14,225
最終更新日 2026.07.21
登録日 2026.07.21
21
秘密裏に最強魔法具を作っている俺、理不尽に婚約破棄されたので国中の魔法具の安全装置を切ろうと思います
国内に出回る魔法具の大多数を作っているジェイソン。彼の腕は一級品で、その道の横に出るものはいないとされていた。だが、彼は目立つことが嫌いなので、毎回の如く魔法具には製作者名を刻まない。
そんなある日、彼は愛するジェリーヌに婚約を破棄されてしまう。それは、なぜか──
「ごめん、私は殿下を選ぶからぁ!」
そう、彼女は殿下と結婚することになったのだ。それならこちらはどうするか──
「ごめん、国中の魔法具の安全装置切ったからぁ!」
感想数 0
文字数 4,534
最終更新日 2026.08.28
登録日 2026.08.28
22
え〜婚約者さん厳しい〜(笑)私ならそんなこと言わないのになぁ
「え〜婚約者さん、厳しい〜。私ならそんなこと言わないのになぁ」
小言の多い私を笑い、マウントを取ってくる幼馴染令嬢。私が言葉に詰まっていると、豪快で声のデカい婚約者が笑い飛ばした。
「そうだな、だからお前は未だに婚約相手が決まらないんだろうな!」
悪気ゼロ(?)の大声正論パンチで、幼馴染をバッサリ撃退!
私の「厳しさ」を誰よりも愛する太陽の騎士様との、スカッと痛快ラブコメディ。
感想数 20
文字数 7,250
最終更新日 2026.04.22
登録日 2026.04.22
23
家を追い出された妻ですが、その家の土地は私名義。あなたのローン、最初から存在しないんですけど?
専業主婦の遥は、ある日突然、夫から若い愛人を連れ込まれた末に「離婚だ、出ていけ」と家を追い出される。だが、その家の土地は遥の名義、建物は実家の建設会社のもの。夫が「住宅ローン」と信じて十年払い続けた九万円は、一円も銀行へ流れてなどいなかった。涙の代わりに証拠と登記簿を集め、両親と弁護士、そして「あなた名義のローンなど存在しない」と告げる銀行員を引き連れて、彼女は静かに我が家へと帰っていく。
感想数 1
文字数 5,392
最終更新日 2026.06.09
登録日 2026.06.09
24
釣り合わないと言った人が、今更なんでしょうか?
私はずっと、目立たない娘だった。
地味だと笑われて、婚約者には釣り合わないと言われて、社交界では壁際にしか居場所がなかった。
誰かに必要とされたことが、あっただろうか。
誰かに、ちゃんと見てもらえたことが。
……わからない。もう、わからなくなっていた。
これは、そんな私がある夜会で、人生を諦めかけていた頃の話。
感想数 1
文字数 14,430
最終更新日 2026.06.10
登録日 2026.06.06
25
幸せを壊したのはあなた
裕福な婚約者に支配され、その幼馴染に嘲笑われる日々。リリアは家族のために、心を無にして従い続けてきた。
だが、不貞の濡れ衣を着せられ、すべてを奪われて街に捨てられる。
死を覚悟した彼女を救ったのは、不器用だが真っ直ぐな愛を注ぐ商人・アルベルト。
「俺の隣にいてほしい。一人の女性として」
自らの才能を開花させ、幸せを掴んだリリアの元に、自業自得で没落した元婚約者が這い寄る。
「お前がいなければ何もできないんだ!」
……知っています。だからこそ、私は貴方を助けない。
文字数 27,921
最終更新日 2026.04.28
登録日 2026.03.26
26
狂気の姫君〜妾の娘だと虐げられますがぶっ飛んだ発想でざまぁしてやる話〜
国王の不貞で出来た、望まれぬ子であるアテ・マキシマは真っ白な肌に殆ど白髪に近いブロンドの毛先は何故かいつも淡い桃色に染まる。
美しい容姿に、頭脳明晰、魔法完璧、踊り子で戦闘民族であった母の血統でしなやかな体術はまるで舞のようである。
完璧なプリンセスに見える彼女は…
ただちょっとだけ……クレイジー!
「あぁこれ?妾の娘だとワインをかけられたの。ちょうど白より赤のドレスがいいなぁって思ってたから。え?なんではしたないの?じゃ、アンタ達もかぶってみる?結構いいよ。流行るかも。」
巷で噂のクレイジープリンセス、父もお手上げ。
教育以外を放置されて育った彼女は、常識の欠落が著しかった。
品行方正な妹はあの手この手でアテを貶めるが…
「シャーロット?いい子なんじゃない?」
快活な笑みで相手にもされずイライラするばかり。
貴族の常識!? 人間らしさ!?
「何言ってんのか、わかんない。アンタ」
子供とお年寄りに弱くて、動物が好きなクレイジープリンセス。
そんな彼女に突然訪れる初恋とプリンセスとしての生き残りサバイバル。
「んー、かいかんっ!」
感想数 3
文字数 34,609
最終更新日 2026.09.03
登録日 2021.09.05
27
退職後、私の見積額は月給の三倍になりました
十年間、会社に都合よく使われてきた。
資料を作っても、成果は営業担当のもの。
ミスを防いでも、「サポートだから」と評価されない。
誰かのために先回りして働くほど、里帆の仕事は“当たり前”にされていった。
きっかけは、大型案件の提案資料だった。
三か月かけて里帆が作り上げた資料を、営業担当は「僕がほぼ組み立てました」と言い、里帆は案件から外される。
――この会社では、私の仕事は評価されない。
退職した里帆のもとへ、後日、取引先から直接連絡が入る。
求められたのは、会社では雑務扱いされていた「業務整理」と「資料設計」。
里帆が出した見積額は、月額九十万円。
そして、かつて自分を安く扱った元会社から助けを求められたとき、里帆は百二十万円の見積書を送った。
安かったんじゃない。
安く扱われていただけだった。
便利な人を卒業した女性が、自分の名前で働き、自分の値段を取り戻す。
静かな逆転のお仕事ストーリー。
感想数 2
文字数 11,710
最終更新日 2026.05.18
登録日 2026.05.14
28
遺言パスワード~天才ハッカーはあなたの「消したい過去」を整理する~
秋葉原の雑居ビルの一角で「デジタル遺品整理屋」を営む北村拓巳。
彼の仕事は、亡くなった人物のスマートフォンやPCの強固なパスワードを解除し、遺族の希望に応じてデータを抽出、あるいは完全に消去すること。
普段は無気力でジャンクフードばかり食べている彼だが、その正体は元・警視庁サイバー犯罪対策課のトップエースだった。
ある日、交通事故で亡くなった少年のスマホロック解除を依頼された北村は、データの中から事故ではなく「いじめによる他殺」の証拠を発見する。
さらに最奥の隠しフォルダには、かつて北村の相棒の命を奪った因縁のハッカー集団の痕跡が残されていた。
「法で裁けないなら、俺のやり方でやる」
死者を陥れ、遺族を嘲笑う悪党どもを、北村は警察すら手出しできない圧倒的なハッキング技術で追い詰め、社会的地位や隠し資産をすべてネット上にさらし、社会から「完全消去」していく。
警察官、裏情報屋、天才ハードウェアエンジニア、敏腕弁護士、フィジカルハッカー、プロファイラー、潜入ジャーナリスト――。
過去のトラウマを抱えた北村は、それぞれ異なる得意分野と魅力を持つ美女)たちと裏で手を組み、無念の死を遂げた依頼人たちの「裏の顔」を整理しながら、巨大な闇へと立ち向かっていく。
現代のネット社会の闇を暴く、痛快サイバーサスペンス×現代版・必殺仕事人!
文字数 80,764
最終更新日 2026.09.06
登録日 2026.08.12
29
『泣かないんですか?』婚約破棄された会計監査見習いの私は、王子の脱税額をそろばんで弾きます
「貴様との婚約は破棄する!」
会場の視線が私に集中した瞬間、私は静かに微笑んだ。
「殿下、お尋ねしてもよろしいですか。
貴方が今夜のために国庫から流用なさった
八万四千二百三十七ゴルド——その端数の銅貨三枚は、
どちらに消えたのでしょう?」
会場が、静まり返った。
——だって殿下。
私、王宮会計監査局の見習いなんです。
数字は、嘘をつきません。
嘘をつくのは、いつだって、数字を書く人間の方です。
***
王宮会計監査局の第三等見習官であるエルナ・ヴァルトハイムは、公金横領の疑いがある第二王子フィリップを内偵するため、地味な令嬢を装い婚約者として監視を続けていた。
しかし、算術を忌み嫌う愚かな王子は、自らの罪にも気づかず、卒業舞踏会の場でエルナを糾弾。見目麗しい男爵令嬢との「真実の愛」を語り、身勝手な婚約破棄を突きつける。
「私が泣くと思って、わざわざこの場をお選びになったのですか?」
国庫を食いつぶす不正な支出の数々を、三年間鍛え上げた完璧な記憶力と算盤で、一銅貨の狂いもなく暴き立てるエルナ。
無慈悲な数字の羅列と証拠を前に、王子と男爵令嬢、そして欲深い共犯者たちは次々と崩れ落ちていく。
そして、完璧な断罪劇を見届けたエルナの直属の上司——王位継承順位第一位のレオンハルト殿下が、ついに歩み出てきて……?
※数字と規律を愛する冷静沈着なヒロインが、愚かな王子を容赦なく追い詰める爽快な「ざまぁ」短編(前6話)です。
感想数 3
文字数 11,176
最終更新日 2026.05.30
登録日 2026.05.30
30
財閥御曹司の愛人に離婚を迫られましたが、私は彼の継母です
午前三時。港区の上流圏に、とんでもないゴシップが流れた。
見出しはやけに刺さるものだった――《神崎家の跡取り、六本木の会員制ラウンジでインフルエンサーの誕生日を祝う。正妻は深夜に避妊具を届けたか》。
私は画像を開き、そのまま靴を履いた。こんな大ネタを目の前にぶら下げられて、見に行かない理由がない。午前三時の東京に失礼というものだ。
写真の女は、たしかに目を引いた。オートクチュールのドレスをまとい、フロアの中央で水蛇みたいに身をくねらせている。周りでは二世の坊ちゃんたちがグラスを掲げ、面白がってはやし立てていた。
私はバーカウンターでロングアイランド・アイスティーを頼み、静かに見物するつもりで腰を下ろした。ところが彼女は赤ワインのグラスを手に、まっすぐこちらへ歩いてきた。
「あなたが佳奈さん? 藤堂家が地方から見つけ出した、本当の娘さんなんですってね。蓮司さんに頼まれて、あれを届けに来たんでしょう? 品物は? どうしてここでお酒なんか飲んでいるの?」
私は一瞬、反応が遅れた。人違いだと手を振ろうとした瞬間、彼女はいきなり私の手首をつかみ、そのまま自分から床へ崩れ落ちた。
がつん、と乾いた音がした。彼女の腕につけられていたパテックフィリップの文字盤がテーブルの角にぶつかり、見事にひび割れる。
顔を上げた彼女の目には、もう涙が浮かんでいた。ラウンジの照明より早い演技だった。
「佳奈さん……私のことが気に入らないのはわかっています。でも、どうして時計まで壊すんですか。蓮司さんが誕生日のために、わざわざスイスから取り寄せてくれたものなのに。どうしても私が邪魔なら、私が身を引きます」
あまりの展開に、私は言葉を失った。手元のグラスから酒がこぼれ、床に広がる。
深夜に避妊具を届けに来た、哀れな正妻?
冗談じゃない。
私は昨日、日本有数の財閥会長、神崎清隆と入籍したばかりだ。立場でいえば、神崎蓮司の継母である。
感想数 0
文字数 13,490
最終更新日 2026.07.07
登録日 2026.07.07
31
君のような悪女とは婚約破棄だ!と言われたので帰ります
「ニナリー・ベルンシュタイン! 貴様のような冷徹な悪女との婚約は破棄する!」
衆人環視の中で婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢ニナリー。
しかし、彼女は絶望などしていなかった。むしろ、無能な王子の公務を肩代わりする激務の日々から解放され、内心で狂喜乱舞していたのだ!
「謹んでお受けいたしますわ!」
ニナリーは満面の笑みで即座に荷造りを済ませ、さっさと領地へ帰ってしまう。
感想数 2
文字数 93,301
最終更新日 2025.11.22
登録日 2025.11.22
32
裏アカで私を私刑にした同期、ログは全部こっちで抑えてます。
嫉妬に狂った同期に捏造スキャンダルを流され、ネット民から大炎上させられた主人公。上司からも責められるが、彼女は静かにスマホを取り出す。実は彼女は、個人投資家としてそのSNSプラットフォームの株を買い占めた筆頭株主だった。運営権限で裏アカの個人情報を一瞬で特定し、警察と弁護士を連れて、出社してきた同期のデスクへ向かう。
感想数 0
文字数 4,545
最終更新日 2026.06.18
登録日 2026.06.18
33
妊娠八か月、弟に頭を打ちつけられ、実家を追い出された
妊娠八か月のとき、夫が急きょヨーロッパへ出張することになり、私は一週間だけ実家で過ごすことになった。
ところが帰ったその日の夜、婚姻届を出したばかりの弟の妻が食卓をひっくり返し、私の鼻先に指を突きつけた。
「結婚したくせに実家へ戻って、ただ飯を食べるなんて。もうこの家の人間でもないのに」
母は彼女の頬を叩き、父は出ていけと怒鳴った。弟も私をかばい、妻に謝れと迫った。
けれど翌日、私が弟の買ってきた白桃を一つ食べただけで、彼女は再び罵声を浴びせてきた。
今度は、弟の態度が違った。
「姉ちゃんのほうが年上なんだから、玲奈のことを少しくらい大目に見てやれないの?」
あのときの私は、まだ知らなかった。
弟を失うのに必要だったのは、たった一つの白桃だった。
感想数 0
文字数 20,633
最終更新日 2026.07.20
登録日 2026.07.20
34
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
文字数 15,307
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.12.16
35
妹が欲しがるので婚約者をくれてやりましたが、私の本命は別にいます
姉・メアリーの真似ばかりして、周囲から姉を孤立させていく妹・セラフィーナ。
あなたはお姉さんだからと、両親はいつも妹の味方だった。
ついには、メアリーの婚約者・アルヴィンまで欲しがった。
「お姉様、アルヴィン様をシェアしましょう?」
そう囁く妹に、メアリーは婚約者を譲ることに。
だって——それらは全部、最初から「どうでもいいもの」だったから。
これは、すべてを奪われたはずの姉が、最後に一番大切なものを手にいれる物語。
文字数 5,939
最終更新日 2026.02.06
登録日 2026.02.06
36
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
感想数 1
文字数 13,933
最終更新日 2026.03.09
登録日 2026.03.09
37
未来から来た自分に「その婚約クソだから破棄しろ」と言われたので殴った
侯爵令嬢エリスは、王太子から婚約破棄を宣告される未来を知ってしまった。
けれど――そのとき、彼女の前に現れたのは未来の自分。
「失敗は繰り返させない」
託されたのは、逆転への“何か”。
あの日の悲劇を覆すため、エリスは再び運命の舞台へ立つ――。
なろう様でも投稿しております。ご都合注意。
感想数 0
文字数 7,125
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.06.30
38
私を陥れたヒロインに盛大なバッドエンドを
王子ロベールの婚約者である公女クリスティーヌは、救国の聖女として現れたマリアンナによって、愛する人も、居場所も、尊厳も奪われ続けていた。
かつては聡明だったロベールも、今ではマリアンナの虜となり、婚約者であるクリスティーヌを疎み、衆人環視の中で冷遇する。
耐え忍ぶことが美徳だと信じ、いつかロベールが目を覚ますことを願っていたクリスティーヌだったが、ある夜、マリアンナの自作自演による「暗殺未遂事件」の罪を被せられてしまう。
激昂したロベールは、クリスティーヌを剣で切りつけ、彼女の赤毛を切り落とす。心身ともに蹂躙され、意識を失ったクリスティーヌ。
度重なる喪失、繰り返される敗北。どん底に叩き落とされた公女の物語は、ここから静かに、そして苛烈な逆転へと動き出す。
感想数 4
文字数 127,923
最終更新日 2026.02.21
登録日 2026.01.30
39
私のカードで浮気相手に貢いでいた婚約者、追加カードを止めた日、彼の会社まで止まりました
会議が終わった直後、桐生玲奈のスマホが鳴った。会議室を出たばかりで、腕にはノートパソコンを抱えたままだった。画面には次の資金調達審査に使う資料が開いたままになっている。着信表示は、白金台にある美容クリニックの番号だった。
「桐生玲奈様でいらっしゃいますか。こちら、白金台美容クリニックでございます。先日、小宮山心愛様が桐生様名義の家族カードでお支払いになった施術の件で、次回のご予約も高橋様のご連絡先でよろしいか、確認のお電話を差し上げました」
玲奈は足を止めた。廊下の突き当たりにあるガラス窓に、自分の顔が映っている。化粧は崩れていないのに、表情だけが少しずつ冷えていった。
「……どなたの予約ですか?」
「小宮山心愛様でございます。桐生様と高橋悠真様もご存じだとうかがっておりますので、費用は追加カードで、と」
高橋悠真は、玲奈と三年同居している事実婚の相手だった。婚姻届こそ出していないが、周囲には婚約者として紹介していた。起業当初、資金繰りに苦しんでいた悠真のために、玲奈は自分名義のクレジットカードに追加カードを発行し、彼に持たせていた。接待や会社の急な支払いに使えるようにするためだった。
あのカードは、もう形だけのものだと思っていた。
それが今も、別の女のために使われていたなんて。
「予約はキャンセルしてください。その追加カードも、本日中に利用停止にします」
電話の向こうでスタッフが一瞬言葉に詰まり、慌てて謝罪した。玲奈は最後まで聞かずに通話を切った。二分もしないうちに、今度は別の番号から着信が入った。
「桐生様でいらっしゃいますか。こちら、星見丘別荘地管理事務所でございます。九号棟につきまして、本日夜、誕生日パーティー用のケータリング車両と花束配送の入場申請が出ております。申請者は小宮山心愛様です。九号棟の所有者様のご連絡先が桐生様のままですので、規定により確認のお電話を差し上げました」
「誕生日パーティー?」
感想数 0
文字数 15,381
最終更新日 2026.07.19
登録日 2026.07.19
40
遺産は一円も渡さない 〜強欲な夫と義実家に捨てられた私、真の相続人と手を組み全てを奪い返す~ (全10話)
「お前の価値なんて、その遺産くらいしかないんだよ」
唯一の肉親だった祖父を亡くした夜、夫の健一と義母から放たれたのは、あまりにも無慈悲な言葉だった。
四十九日も待たず、祖父が遺した1億2000万円の遺産をアテに贅沢三昧を目論む夫。だが、彼には隠し通している「裏切り」があった――。
絶望の淵に立たされた由美の前に現れたのは、亡き祖父が差し向けた若き凄腕弁護士・蓮。
「おじい様は、すべてお見通しでしたよ」
明かされる衝撃の遺言内容。そして、強欲な夫たちを地獄へ叩き落とすための「相続条件」とは?
虐げられてきた妻による、一発逆転の遺産争奪&復讐劇がいま幕を開ける!
感想数 0
文字数 9,441
最終更新日 2026.03.03
登録日 2026.03.03