現代文学 人生 小説一覧

351件
1

見栄と友情

わたしは小学校で美和子に出会った。仲の良い友人同士だったが、わたしは、少しでも美和子より上でいたかった。 学生時代も就職も結婚も、子供の出来も。
2

妻が家を出た夜、僕は初めて妻を知った

美奈子が家を出た理由は、俊一が想像していたものとは違っていた。 二十六年連れ添った夫婦が、一度離れることで初めて見つけたものとは。
3

それでも家族だった

小学三年のある日、母から突然告げられた。 「お父さんと離婚して、東京へ行く」 そしてもうひとつ。 「今のお父さんは、本当のお父さんじゃない。本当のお父さんは死んだ」 父に何も告げないまま、母と二人で釧路の家を出た。 父からもらったミニカーも、写真も、思い出の品も置いたまま、小さなかばんひとつで。 それから長い年月の中で、家族は何度も形を変えていった。 血のつながった父。血のつながらない父。母。そして、離れていった人たち。 誰が本当の家族だったのか。 血がつながっていれば家族なのか。 一緒に暮らしていれば家族なのか。 これは、実体験をもとに、一人の男の人生として再構成した私小説。 長い時間をかけて家族というものを振り返ったとき、最後に残ったのは、ひとつの思いだった。 ――それでも、家族だった。
4

ツェルマットにて

スイス、ツェルマット。マッターホルン北壁で墜落した父の背を追い、わたしは草原を駆けてゆく。
5

私の知らない妻の顔 1話 窒息する妻

誰も怒鳴らない。 誰も壊そうとはしない。 それでも、この家では誰も息ができなかった。
6

夜芒

【短編小説】    男は疲れていた。人間として、この世で生きるしがらみに。  夜風に充てられ一人、見知らぬ芒野原で思考し時には夢想する。    —— 今にもかぐや姫でも降りて来そうな、そんな美しい満月の夜だった。      作者自身が屈辱、裏切り、妬み、自殺未遂など様々な苦しみを経て今に至るまで生き抜き、考え抜いた哲学的な短編。    私と主人公を重ねつつも、秋の季節の美しさと交えた脚色。  老若男女問わず、心が疲れてしまった人達に何か共感できる部分があるかも知れない。    
7

それからの日々

あの地震のあと、夫と二人の娘を捨て、愛する男と一緒にこの街を出たみどり。 あれから二〇数年が経ち、またこの街に戻ってきた… ※ 「偽装結婚はおさない恋の復活⁉︎」および「きみは運命の人」のネタバレを含みます。
8

幸せな少女

  ==誰に従属するでもなく、誰に蹂躙されるでもない、おまえの人生を見つけるんだ==                リンゴを盗んで逃げた少年は結局捕まり殴られる……母親に売り飛ばされ、売り飛ばされた先から逃げ出し、追手が掛かった少年はどうやって生きていけばいい? 八百屋の親方に『盗みはいけない』と諭され、親方の売り子で働くことになったが、そこに現れた男の悪だくみで…… 自分と似た境遇の少女との出会いと別れ、八百屋の親方との出会いと別れ、そしてヘンな雀との出会いと別れ、少年はどこへ旅立つのか。     ≪ 幸せな物語 / 1 ≫    ≪ 吟遊詩人は西へと進む / 番外編≫ フィル(フィリア)生い立ちの物語
9

とある父娘の血縁関係が怪しい件について

 母と子の血縁関係は分娩の事実に基づき明らかである。母は自分の身体の一部であった子の事を、自分の子ではないのではないのではと疑う事はおよそ無い。  一方、父親は我が子が本当に我が子なのか、実際のところ確信が持てないと言うのが本当のところではないであろうか。特に娘からは、一時期理不尽なほどに嫌悪の対象とされる事も珍しくないと聞く。血液型の不適合で親子関係が有り得ない事が判明する事が偶に有るが、大半DNA鑑定でもしない限り父と子の血縁関係などあやふやなものである。  そんな時、父親は我が子をどんな思いで見守れば良いのか。
10

『今すぐ、会いたい』

自身の実体験を基にした、連載小説です。恋愛というより、家族小説になるかと思われます。書籍化を目指します。どうぞよろしくお願いいたします!
11

色違いの世界、同じ月の下に生きる僕ら

【マリー・サザード】という架空のキャラクターを愛した事がきっかけで出会った、ヒロヒトとヒトミ 運命的に出会った二人の日々は平穏に過ぎると思われたが……? ほか複数の短編を収録
12

【大人の超短編】グリーングリーン

――あの日、私たちは家族だった。 母を突然失い、残された父と二人で暮らす少女。 日に日に生気を失っていく父を、彼女はどうにか繋ぎ止めようとする。 家族の記憶と懐かしい歌が交錯する、喪失と愛の超短編。
13

一枚の絵画展

僕らは一枚の絵画展を見に行った。
14

★【完結】月の砂漠(作品231212)

木下譲二と宮本淳子は共にバツイチ同士。付き合ってもう3年になる。 ふたりは結婚に失敗したのではなく、結婚に絶望していたのであった。 それは結婚生活の真実を知ったからだった。 結婚とは砂漠を歩くようなものだということを。 恋することと愛すること。 木下と宮本の選んだ愛の形とは? 
15

アリの隊列

人は何を思い、どう動くのか。
16
17

仮面 ただ、それだけのため

仮面の中は誰も知らない 家族でさえ、愛してくれている人でさえ、
18

不思議な電話

アンラッキーなことが続く女性のもとに不思議な電話がかかってきた。 現状を打破できるか。
19

短編小説「大獅子(=おおじし)になってしまった株式投資家」

「この世は殺し合い」だという理論をもとに人が連続殺人するとこうなった。
20

☆【 さんきゅう 】

※ペットロスの人や 心が疲れている方への処方箋的な 短編小説集。 自分の為と、同じ苦しみを持っている方へ綴る物語。☆ 大好きなおばあちゃんのお話しも 追加中。知恵袋 ☆【 サンキュー 】 ☆【 ゲンキ出して 】 【 リサ(♀) 】 【 ニーチェに学ぶ 】 【 ガスパール(♂) 】 ☆【 猫の不思議 】 【 命 】 ☆【 源気 】ゲンキ 【 以心伝心 】 【 思想 】
21

愛情を確かめたくて 小説

文学 じんわり お金のありがたみ。
22

諭吉の旅

時代は現代、一枚の一万円札として生を受けた福沢諭吉。 一万円が様々な人々の手に渡っていく中で、その人間模様が福沢諭吉の視点で語られていく。
23

夜の底

大好きな姉・璃乃を病で亡くした宏樹。彼は姉との最後の約束を守ろうと...
24

明日を紡いだ忘れ物

クリスマスの夜、退勤しようと施設の施錠をしていた俺「後藤」は、「完璧君」な後輩である「高坂(こうさか)」が自殺しようとしている場面に出くわしてしまう。  なんとか自殺を止めようと、高坂の話を聞く後藤だったが、後輩の「人生積んだ」話は後藤にとってはとても恵まれた話で…… 俺は頭を抱えたくなった。  高坂の「絶望」は俺から見ると、まだまだ恵まれている所はたくさんあるのに「理想通りにならないから」と蹲っているように見えるからだ。  しかしながら、完璧な絶望など存在しない。俺にとっての「絶望」も、誰かにとっては希望なのかもしれない。  どちらにせよ、心から高坂に寄り添えない以上、どんな言葉をかけたとしても、そこには嘘が混じる。そんな紛い物が思いつめた相手の心に届くとは思えなかった。 「……俺は、理想通りに生きてゆける人間なんてほとんど居ないと思っている。一つ二つ失敗したからって、お前の人生をまるごと、絶望に染め上げるなと言いたい。――それ以上の事は、言えない」
25

ウイスの回顧録 その2

著者のリチャードウイスの回顧録です。 過去における、葉加瀬太郎、JAZZのオスカー・ピーターソン、小説「不毛地帯」モデルの瀬島龍三、ポールとリンダマッカートニー、紺野美沙子、上皇陛下・・・との貴重な接点を通じて、その時々の思い出や時代の回想を著しています。 これら人達とどこで?えっなぜ?という事が読みすすむにつれて解き明かされていきます。 さあ、ウイス ワールドへ、皆さんご一緒に!
26

母親になり損ねた女

ーー自業自得だ。 だって、私は家族を捨てたのだから。 誰かを不幸にした後で、他の誰かと幸せになろうなんて都合の良いことを願ったから、天罰が下ったのだーー アパートの汚部屋で孤独に暮らす、ヘビースモーカーのアキ。 彼女はとある事情から、〝母親になり損ねた〟女だった。 ーーあの時の気持ちのまま、母親になれたら良かったのにーー アキの心によぎる後悔とは?    
27

かえらぬ返事・・・(詩集 弐 )

人生の隙間に落ちた想いを拾い上げ そっと包む  かえらぬ返事
28

魔法少女になりたくて

子供の頃に憧れたのは魔法少女だった。今は現実を知り、大人になり、人生に疲れている・・・。 ※こちらの作品はカクヨムにお引っ越ししました。今後の更新はカクヨムで行いますので、よろしくお願いします。 ( ̄┏∞┓ ̄)ノ♪ https://kakuyomu.jp/works/16817139557085967831
29

グレゴールへの手紙

「私」が発見した手紙と、それにまつわる思い出。
30

私はただ生きたいだけ

私はただ生きたいだけ、詩です。 2020.10.9
31
32

強く生きねばならない

強く生きねばならない。 詩です。 2020.10.8
33

短編集:食べ物は人生の交差点

おいしい食べ物一つにも人にはいい思い出もあれば、つらい思い出もある。食べ物に何を思うのかは人それぞれ。
34

発露-SS-

ふつうの家に生まれ、ふつうの育ち方をし、しかし19歳になった今、新宿歌舞伎町——その雑居ビルの屋上でハイライトを吸っている。 ハイライトはいい。美味くも不味くもないし、何より略さずに呼ばれるからだ。 これまでに——今すぐお前に使うために暴力を学んだ。売って生計を立てるために情欲を学んだ。与えた苦しみを表現するために計算を学んだ。 じゃあ、今のおれにはどれが相応しいんだ——?
35

空と海が出会う場所 〜自閉スペクトラム症の私の人生の転機になったのは、医者でも心理士でもなく、一人の少年でした。

※2023年、ポプラ社ズッコケ文学新人賞の最終選考に残った「船は空に、思い出は花に。」を、修正加筆したものです。 《あらすじ》 絵って何だろう。   以前なら、ただのひまつぶしだった。 退屈な時間、 なじめない場所、 人との隙間、 いろんなところにぽっかりと空いた穴をうめるものだった。 だけど、今は違う。 晴空が、私にある言葉をかけてくれたからーー。 主人公南海音(みなみみお)は、自閉スペクトラム症(ASD)の少女。 自閉スペクトラム症は、 コミュニケーション、対人関係の困難とともに、 強いこだわり、限られた興味をもつという特徴がある発達障害。 なぜか、クラスにうまくなじめない。 なぜか、生きづらい。 そんな悩みを抱えていた海音は中学校三年生の春に転校し、夏川晴空(なつかわはるく)という少年に出会う。 晴空は発達障害の姉を持つ。 発達障害に理解がある晴空は、海音の存在をうことめ、少しずつ心の距離を縮めていく。 海音は、晴空との出会いを通して、人とつながることを学んでいく。また、スクールカウンセラーからの支援にも、晴空の助言をきっかけにつながることになる。 五月。運動会が開かれる予定となる。絵がうまかった海音は、クラスの目標を文字と絵で表現したフラグの制作を任されることとなる。 その過程で同じクラス生徒たちとの距離感が微妙に変化していく。   海音は、フラグに、 クラスの生徒全員をのせた空飛ぶ船と、 大地を埋め尽くす赤い花を描く。 その絵の意図とは? また、絵の制作過程を通じて、変化していく海音と晴空の関係性は、どうなっていくのか?   発達障害の悩みを抱えた少女の生き様と、淡く純真な恋を描いた物語。  
36

低音火傷な世界に鞭を

 この世界はあまりに不条理である。  まず、働くためには戸籍と住所が必要だ。そして、戸籍と住所にはお金が必要だ。  この世界は、本当の弱者を見捨てているのだ。  彼女は、そんな世界を変えられるただ1人の偽善者である。  彼女なら、何かができるんじゃないか。  そんな、妄想に駆られている──。
37

片耳の欠けた猫と、定年の春

七十歳の男と保護猫が紡ぐ、ささやかな再生の記録。
38
39

置き去り一首

いまより若いわたしが綴ったことばたち。過去に置き去りにしてきたものを、いまここに。 恋。生きること。かなしみ。わたしの人生の断片の集合体。 励ましといえるほど優しくはないけれど、なにかに迷ったとき、すこし背中を押してくれるメッセージがもしかしたら見つかるかもしれません。
40

人生について考える

人生について考える短編集。
351件

アルファポリスの現代文学小説のご紹介

アルファポリスの現代文学小説の一覧ページです。
ヒューマンドラマや純文学を中心とした現代文学が満載です。
人気のタグからお気に入りの小説を探すこともできます。ぜひお気に入りの小説を見つけてください。