キャラ文芸 妖怪小説一覧
円山画廊には、黒猫が棲んでいる。
名前は『ヨキ』。
何百年も生きた妖怪《猫又》で、画廊の絵の中を渡り歩き暮らしている。
祖父、円山鴎外から画廊を譲り受けた現オーナーの円山芙蓉は、ヨキとともに、絵画に纏わる怪異に巻き込まれてゆく。
☆短編連作☆です。
(以前他サイトで公開していたものを、タイトルを変更し、所々修正・加筆をして公開しています)
文字数 122,199
最終更新日 2022.01.27
登録日 2021.12.30
物語の舞台は江戸時代っぽい甘味処。
時期は享保~天明っぽい頃。
街には多くの甘味処があり、人々はそこで休息を取りながら美味しい甘味を楽しんでいた。
主人公の凛は、甘味処を切り盛りする行き遅れ女性(20歳)
凛の甘味の腕前には定評があり、様々な客から愛されている。
しかし凛は人間不信で人間嫌い。
普段は自分の世界に閉じこもり、人々との交流も避けている。
甘味処に来る客とは必要最低限の会話しかせず、愛想笑いの一つも浮かべない。
それでもなお、凛の甘味処がつぶれないのは奇妙な押しかけ店員・三之助と愚痴をこぼしに来る人間臭いあやかしたちのおかげだった。
【表紙イラスト 文之助様】
文字数 17,755
最終更新日 2023.06.28
登録日 2023.05.31
「おばけ、二次元、神様なんてこの世にいない。手で触れないもの、目に見えないもの。あたしはすべて信じません」
無神論者である神籬(ひもろぎ)エリカは、世界に絶望している。
親のいないエリカは、養い親からのイジメにも必死に耐えていた。
エリカのそばにいると不幸になる。
そんな風に言われても、自分一人だけを信じることで懸命に生きていた。事実、エリカの身の回りでは次々と不思議な現象が起きていく。うわさを聞き付けたある一人の男が尋ねてきたことで、エリカの“不思議”は「気のせい」で片付かなくなっていく。
「神様を信じていない? それは好都合ですね。あなたには、神の消えた社の巫女になっていただきたい」
これは、神を否定する少女が、神様に嫁入りするまでのお話――
文字数 21,827
最終更新日 2021.12.21
登録日 2021.12.21
文字数 73,732
最終更新日 2019.08.28
登録日 2019.08.17
裏路地を入るとそれはそれは素敵なお店が並んでおりその先には不思議な喫茶店がありました。
中に入ると、かっこいいマスターさんのいる喫茶店
ただ普通と違うのは、妖相手の喫茶店という事だけ
人間は入ることが出来ないらしいがあたしは入る事が出来てしまった。
なぜ?
次の日から生活が一変見えなくていいものが見えてしまうようになったのだ。
文字数 2,939
最終更新日 2020.01.04
登録日 2019.12.13
妖魔妖怪、魑魅魍魎。その他、人ならざるモノを描くあやかし絵師の「乙桐」。
彼の元には不思議と、そう言った物事に関わる人々が集まって来た。
封じる力を持ちながらてんで何も見えやしない乙桐は、見える目を持ちながら何が真で何が偽りかを認識出来ない童女「赤眼」と二人で暮らしている。
男の身で在りながら女郎として生きる青年「泪」や、その禿の「かや」。かつて乙桐を間夫としていた「駒草」と、その傍らで妙に胡散臭く笑う男「景安」。
此の世の中は随分と、奇っ怪な事柄が蔓延っている。
本当に怖いのは人ならざる者か?
それともはたまた人でしか成り得ない者なのか。
「嗚呼、難儀だ難儀だ難儀だよぅ」
あやかし絵師を取り巻く奇妙な話の数々、語って聞かせてみましょうか。
文字数 24,625
最終更新日 2023.04.06
登録日 2023.02.28
主人公しおんは高校入学とともに遊園地できぐるみバイトを始めた。そこでは妖怪が姿を変えながら働いていた。そこにマナーのなっていない迷惑な客がやってくる。しおんや、しおんの先輩のユウナが困り果てる中、スタッフの一人、鳥女のセツナは迷惑客を撃退する方法を思いつく。
文字数 6,220
最終更新日 2023.11.01
登録日 2023.11.01
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
『寂れた商店街にある薬屋、天満堂。
昼夜を問わずやって来る客は、近所のおばぁちゃんから、妖怪、妖精、魔界の王子に、天界の王子まで!?
日常と非日常の境界に存在する天満堂にようこそ!しっとりほのぼのファンタジー!』
エブリスタにて。
2016年10月13日新作セレクション。
2018年9月28日SKYHIGH中間発表・優秀作品100に入りました。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
*薬の材料高価買い取り
*秘密厳守
*お代金は日本円でお願いします。
*返品お断りいたします。
文字数 65,892
最終更新日 2018.12.25
登録日 2018.11.30
某グルメサイトでも「不味い」「最低」「素材の味を殺しきっている」と散々な酷評を受ける綾樫小春さんの「風鈴食堂」。それでも店の前の小さな駐車場にはやけに立派な車が止まり、お客様が絶えることがありません。
とっても優しそうで美人なお兄さんの小春さんは今日も笑顔でお客様にひたすら美味しくない冷めてしまったお料理を提供するのでした。
文字数 48,892
最終更新日 2022.01.31
登録日 2021.12.30
おや、珍しいお客さんだね
普段は人ならざる者のお客さんが多いのだが、
人間のお客さんは滅多に来ないんだ
・・・私かい?
私はここで物語を売っているのさ
色んな種類の物語を取り揃えているから、
希望があるなら合わせられるよ
最後にこれだけは言っておくと、
私は食った影の主を模写出来る影のあやかしだ
・・・何が言いたいのかって?
要するに、私にはいくつもの姿があるのさ
文字数 22,910
最終更新日 2020.11.10
登録日 2019.06.16
犬の妖怪と人間の間に生まれたコロロ。木の実を拾って集めるのが好き。
ある日、どんぐりの神様だという人間がコロロの前に現れて……。
文字数 3,940
最終更新日 2023.12.19
登録日 2023.10.22
祖母が大事にしていた駄菓子屋を継ぐために、祖母の住んでいた街にやってきたあなた。
独特な雰囲気を懐かしむあなたの前に現れたのは、なんと言葉を話す犬だった……
祖母に仕えていたという黒髪の少女めいも加わり、あなたの日常は一気に非日常へと変わるのであった?
異形と呼ばれる者たちが住む街で、異形達の取り纏めをしていた祖母の代わりにその後を継いだあなたの【後継人】としての新しい日常物語が、今始まる。
※カクヨム、なろうにも投稿
文字数 62,208
最終更新日 2020.01.30
登録日 2020.01.09
もののけ達の居るところ
レンタル有り第4回ほっこり・じんわり大賞『大賞』受賞
美大を卒業後、希望の就職先へと勤めて好きな仕事をこなしているのに、突如、ストレス性の鬱と診断されて会社を辞めざるを得なくなってしまった主人公、瑠璃。会社を辞めて、文房具店でアルバイトを始めることとなったが、お金も無く再就職先も見つからず、今いる社宅を出て行かなくてはならず困っていた。
おまけに瑠璃は鬱と診断されてから、謎の幻聴に困っており、四苦八苦していた。
そんな時、バイト先によく来る画廊のマーケターが、担当の画家の個展をするので特別チケットを渡してくれる。美大の学生時代から憧れていたモノノケ画家と呼ばれる龍玄の個展で、瑠璃は心を躍らせながら出かけて行く。
龍玄に住み込みの手伝いをしないか誘われ、引っ越し先に困っていた瑠璃は、その仕事を引き受けることに。
✬「第4回ほっこり・じんわり大賞」大賞受賞作。
応援ありがとうございました!
文字数 275,243
最終更新日 2023.07.12
登録日 2021.07.05
真珠の巫女姫と呼ばれてあがめられているあこやは式神を鬼に殺された。
怒りのあまり容赦なく鬼を殺そうとするあこやに、鬼は自分が代わりをつとめると命乞いするが──。豚になるか、金棒になるかは、二人次第。
和風ファンタジー男女恋愛ものです。
食えない巫女と食えない鬼の話。
和風ファンタジーで舌ピアスした鬼が書きたいな~っと。
長編に続くような短編で終わらせたいなあと思っています。
R15程度の匂わせ性描写はあるかもしれませんので苦手な方はご注意ください。
表紙はかんたん表紙メーカーさんで作らせて頂きました。https://sscard.monokakitools.net/covermaker.html
文字数 15,156
最終更新日 2024.01.26
登録日 2023.12.26
★★★第7回キャラ文芸大賞奨励賞受賞作!★★★
勤めていた会社が倒産して突然暇になった都築ましろは、先日亡くなった祖母が経営していた「寿寿亭」という定食屋の片付けをしていた。
そこへ、着流しに下駄姿の奇妙な男がぶらりとやって来る。彼はカゲロウと名乗り、どこか人を食った飄々とした態度で「一緒に店を再開せんか?」と持ちかけた。もちろん、ましろはびっくりして断ったが、その後も昭和テイストなおかっぱ少女がやって来て「おいなりさんを作れ」と無理難題を言ったり奇妙なことばかり。
何と、カゲロウの正体は昔は神様だったらしい?あやかし、おかっぱ少女は神の使いの狐で、祖母の古くからの友人と判明。足繁く通った子供時代に彼らの存在を知らなかったことを不思議に思うましろだったが、あやかしたちから店を再開して欲しいと懇願され、祖母の下で働いていた獏(人型はイケメン)を誘って、「寿寿亭」を再開することにした。
カゲロウは「用心棒」と称してカウンターに居座り、狐ことポン太(ましろ命名)は昭和ギャルに扮して接客担当、イケメンバクさんは調理の補助を担い、あやかしのサポートを受けてましろは祖母の代わりに厨房に立つことになった。
初めてだらけの仕事に戸惑うなか、人間あやかしを問わず奇妙な客がやって来る。あやかし定食屋「寿寿亭」は今日もにぎやかに営業中!
文字数 88,529
最終更新日 2024.01.27
登録日 2023.12.31
突然怪物に襲われた原川光。怪物は鬼!?しかも取り憑かれた…。持ち前の正義感から鬼退治組織に参加した彼だがわがまま放題の『天邪鬼』と共に鬼から世界を守れるのか。
(カクヨムにも投稿してあります。そちらにはネタバレ注意ですが設定資料があります。)
文字数 29,480
最終更新日 2023.02.19
登録日 2022.12.31
ぼくの父親は黒い羽根が生えている烏天狗だ。
ぼくの父親は寂しがりやでとっても優しくてとっても美人な可愛い人?妖怪?神様?だ。
大きな山とその周辺がぼくの父親の縄張りで神様として崇められている。
父親の近くには誰も居ない。
参拝に来る人は居るが、他のモノは誰も居ない。
父親には家族の様に親しい者達も居たがある事があって、みんなを拒絶している。
ある事があって寂しがりやな父親は一人になった。
ぼくは人だったけどある事のせいで人では無くなってしまった。
ある事のせいでぼくの肉体年齢は十歳で止まってしまった。
ぼくを見る人達の目は気味の悪い化け物を見ている様にぼくを見る。
ぼくは人に拒絶されて一人ボッチだった。
ぼくがいつも通り一人で居るとその日、少し遠くの方まで散歩していた父親がぼくを見つけた。
その日、寂しがりやな父親が一人ボッチのぼくを拐っていってくれた。
ぼくはもう一人じゃない。
寂しがりやな父親にもぼくが居る。
ぼくは一人ボッチのぼくを家族にしてくれて温もりをくれた父親に恩返しする為、父親の家族みたいな者達と父親の仲を戻してあげようと思うんだ。
アヤカシ達の力や解釈はオリジナルですのでご了承下さい。
文字数 81,597
最終更新日 2019.06.26
登録日 2018.10.23
その世界では有名である暗殺者の憑神 明《つきがみ あきら》はある日、暗殺をしに浸入した高層マンションで黒い影に襲われて命を落とす。
次に憑神が目を覚ますと、ブラインドが降りて薄暗い会議室のような小部屋におり簡素なイスに座らされていた。そして正面に座る黒スーツのスキンヘッド男。
スキンヘッド男は掛けていたサングラスを指で弄びながら、何かの資料を見つつ目覚めた憑神に声を掛ける。スキンヘッドの男から、自身が死んだ理由を聞かされて混乱する憑神。そしてそのままだと地獄送りだとも述べる。
混乱する憑神に男は畳みかけるように憑神にある2つの選択を迫る。
1つ目はそのまま地獄送り。そしてもう1つは死後の世界、この煉獄界にて男の下で働いて地獄送りを回避すること。憑神には選択肢など存在しなかった。
煉獄界。それは死んだ人間が天国、あるいは地獄へ行く交差路の世界。現代日本と同じく灰色のビル群は建ち並ぶが人外と死者のだけの世界、生きた普通の人間などは居ない世界。
そこにある小さな芸能事務所で、憑神は人外娘たちの発掘とマネージメントを任せられることになる。
小箱に封印された幽霊娘との出会い、さらに次々に新人外アイドルを発掘するが、そこにライバル芸能事務所の魔の手が伸びる。
自身が殺された理由を探し、ライバル芸能事務所と闘い、そしてマネージャーとして人外娘のプロデュースが今、始まる。
文字数 6,508
最終更新日 2019.05.03
登録日 2019.05.02
ある秋の日の放課後、クラスメイトから時間つぶしにと学校の怪談について話を聞いていた高校一年生の主人公_来栖 陽凪(くるす ひなぎ)は、最近流行っているという「アヤメ様」の噂を耳にする。なんでも、「アヤメ様」は何かひとつ代償を差し出すことによって何でも願いを叶えてくれるというのだ。女子が好きそうな怪談話だな、なんてその話を聞き流していた陽凪は、帰宅後に普段なら夕飯を作ってくれている姉_千風(ちかぜ)が家に居ないことに気がつく。暫くして家に掛かってきたのは、千風が事故で亡くなったという電話だった。最愛の姉を救うべく、陽凪は学校へと向かい、「アヤメ様」を呼び出すことを決意するのだが...
文字数 1,627
最終更新日 2021.08.15
登録日 2021.08.15
見えないものが見えてしまう静は都会での暮らしになじめず、駒木町(こまぎのまち)にある祖母の実家に預けられる。祖母は山の中にあるお寺、宝瑞寺に勤めていた。寺の中には不思議なものがいるものの、静を怖がらせるものはなく、静にとって安心できる場所となっていた。ある日、山の中で拾った厨子の中に入っていたハナちゃんと友達になった静は、彼らと宝瑞寺の神々の助けを得て、次第に周りの人に心を開いていくようになり、そこで、様々な人と巡り合い、不思議を体験していくお話です。
誤字脱字等、お許しください。ちょこちょこ修正していく予定です。
文字数 33,135
最終更新日 2018.11.30
登録日 2018.11.30
あやかし猫の花嫁様
レンタル有りアクセサリー作りが趣味の女子大生の茜(あかね)は、二十歳の誕生日にいきなり見知らぬ神秘的なイケメンに求婚される。
常盤(ときわ)と名乗る彼は、実は化け猫の総大将で、過去に婚約した茜が大人になったので迎えに来たのだという。
――え⁉ 婚約って全く身に覚えがないんだけど! 無理!
全力で拒否する茜だったが、全く耳を貸さずに茜を愛でようとする常盤。
そして総大将の元へと頼りに来る化け猫たちの心の問題に、次々と巻き込まれていくことに。
あやかし×アクセサリー×猫
笑いあり涙あり恋愛ありの、ほっこりモフモフストーリー
第3回キャラ文芸大賞にエントリー中です!
文字数 126,431
最終更新日 2021.03.22
登録日 2019.12.31
きゅうり!きゅうり!きゅうり!
読むときは
縦読み
文字サイズマックス
行間はミニマム
白字黒背景でお願いするわ。
文字数 2,049
最終更新日 2017.11.16
登録日 2017.11.13
晩秋を迎えた潟杜大学で学園祭が開かれる。温泉同好会に籍を置く潟杜大学生物科学科の二年生・佐倉川利玖は、出店しているお汁粉の屋台のビラ配りをしている最中、バンドサークルでボーカルを務める工学部三年生の友人・熊野史岐と邂逅する。飲酒を強要する悪質なサークルを振り切って物陰に移動した二人は、湖と神話の土地・潮蕊からやって来た夫婦神に「落とし物を探してほしい」と頼まれる。利玖は、史岐のライブに間に合うように彼らの落とし物を見つけ出せるのか──。
※本作は「pixiv」「カクヨム」「小説家になろう」「エブリスタ」にも掲載しています。
文字数 62,484
最終更新日 2023.12.04
登録日 2023.12.04
輝は婚約者である輝夜に絶対服従!?
輝夜は輝に話していない事実がー
彼と彼女と数人の不思議な不思議な物語
文字数 6,626
最終更新日 2018.12.03
登録日 2018.11.30
霊やあやかしが見える『二階堂誠一』は、五年前に出会った妖狐『蒼矢』とともに便利屋『幽幻亭』を営んでいる。
得意分野は、主に幽霊や妖怪が絡んでいる事件。
「不可思議な現象でお困りの方、
『幽幻亭』までご連絡ください」
*この物語はフィクションであり、登場する人物名及び団体名は実在のものとは関係ありません。
*カクヨムと小説家になろうにも掲載してます。
文字数 153,225
最終更新日 2021.04.15
登録日 2018.11.11
世は戦国時代。乱世を生き日の本を我が物にしようと戦う者が多く生きた時代。
国を統べようとしていた信長が討たれ、時代の移ろいを感じた奴良野(ぬらの)一族の頭領である水埜辺(みずのべ)は、ある日桔梗宮家で『裏業(りぎょう)』と名乗る少女と出会う。少女は、小姓の身なりをしていたが、ただの小姓ではなかった。
彼女は、国の斬首人。罪人の首を刎ねることを許された、【首斬り姫】であった。
水埜辺が国に疫病をもたらしている妖怪の長だと知りつつも、裏業は、人として生きる彼に次第に惹かれていく。これでは人間と妖怪、どちらが正しいのか、自らの心が揺らぎ出して……。
これは、嶺山の大妖怪×斬首人の少女が織りなす運命の物語——!
文字数 165,542
最終更新日 2023.12.25
登録日 2023.12.04
文字数 10,363
最終更新日 2024.01.07
登録日 2023.12.31