キャラ文芸 恋愛小説一覧
白井ゆきは雪女だ。
病弱なほど色白なゆきは無表情な美少女で、学校で浮いていた。
そんなゆきを構うのは、幼馴染の松下優だけだった。
でも、彼も陰では「駄犬のくせに」と言っているのをゆきは聞いてしまう。
だから、黙って雪国に引っ越した。
もう、都会にいた頃の誰とも二度と会わないつもりだった。
なのに、数か月も探したらしい優は、ゆきを見つけ追ってきた。
いつも彼の横には女がいるのに、なぜかゆきを構ってくる。
断っても断っても、毎月、女を連れて来るのに。
挙げ句の果てに、付き合ってやってもいい?
全然望んでいないので、迫ってくる幼馴染に、心底困惑しています。
文字数 73,143
最終更新日 2022.02.06
登録日 2021.12.31
朝、目を覚ますとそこには銀色の髪を持った美少女がいた。
彼女は曰く、俺が昔飼っていた犬だという。
まさかそんなはずは。
『彼女』は死んだはず。
俺とその友人二人、そして銀髪の美少女「ゆき」の4人で送る恋愛ストーリー。
文字数 36,653
最終更新日 2020.12.31
登録日 2020.12.22
私は友達の家で暇をつぶす。
感想を頂けるとモチベーションにつながるし,励みになります。
※小説家になろうにも掲載しています。
https://mypage.syosetu.com/1352381/
※カクヨムにも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/users/Tamago-atama
※ノベリズムにも掲載しています。
https://novelism.jp/user/104194/
文字数 991
最終更新日 2020.12.04
登録日 2020.12.04
文字数 19,334
最終更新日 2022.11.29
登録日 2022.11.27
現代日本より十年ほど先、VRや3Dが当たり前になった時代。
さらに先を見据え、VRや3D、コントローラーに頼らないゲーム開発に力を入れたデーヴァという企業があった。
今までとは没入感が桁違いの世界を再現したはずだったが、そのテストプレイ中にゲームが暴走する。
ゲームの管理者である物体は人工知能と化し、人間を自らの奴隷とするべく動き出していた。
デーヴァの御曹司である日ノ宮愛生と、それに協力する財閥のお嬢様である月ヶ祠龍。
婚約中であった彼らは、ゲームの世界に巻き込まれる。
そこで彼らとの知恵比べに勝てなければ、元の世界に帰れない。さらに、ゲームで人が死ぬと、モデルの人物も死亡する……と知った二人は、互いの愛と実力で困難に立ち向かっていく。
果たして、彼らは元の世界に戻れるのか?
※読んで面白ければ、感想をいただけると励みになります!
カクヨムにも掲載済み。
文字数 255,039
最終更新日 2024.01.24
登録日 2023.12.24
ここはとある駅の近くにある喫茶店
「ヤスラギ」
今日もいろんなお客と愉快な店員の
会話が流れてくる。
文字数 10,917
最終更新日 2023.06.13
登録日 2023.02.04
◆第7回キャラ文芸大賞応募作品です。
応援よろしくお願いします。(*- -)(*_ _)ペコリ
2023/12/19 スタート
2024/1/1から2024/1/8 一日二回更新
2024/1/9から 一日原則一回更新後完結
◆コードネームAya(あや)は、情報屋Kou(こう)の仕事依頼しか受けない。
母から初めてプレゼントされた銃、シュバルツドラッヘを手に、あるときはストラディヴァリウスの保護、雄の三毛猫、それも双子の保護を任されたりして来た。
AyaはKouをを想っている。
けれども、Kouは仕事仲間としか扱ってくれず、Ayaもじれていた。
そんな折、組織Jから届いたと言う怪奇文書がKouから開示される。
Ayaは土方むく(ひじかた・むく)へ辿り着き、むくは書かれてある通りに高校の美術部へともたらした。
一通の手紙が巡り、むくの学園で騒然となる。
むくのアトリエで秘密の通路が見付かり、地下室には、むくが惚れる程の素晴らしい夫妻の絵画が隠されていた。
むくは、美術部部長の神崎亮に頬を染めるようになっていたが、同部員の朝比奈麻子が掻き乱すのにも心を痛める。
だから、素敵な夫妻を描いて昇華していた。
また、祖父ウルフが連れて行くねこカフェで、聞きなれぬ『未来への手紙Jの刻印撲滅機構』に次第に巻き込まれて行く。
追ったり追われたりしながら事件は目まぐるしかった。
ダブルヒロイン、Ayaとむくが神友(しんゆう)となり、深まる絆で、Ayaというコードネームだけで生きてきた女性に生まれた人間らしい感情をもたらす想い人との関係、青春を芸術で生きている土方むくという女性の散り行く初恋と反して自我の確立を恋求める姿を描ければと思います。
◆主な登場人物
Aya(アヤ):スナイパー。Kouとしか組まない。
Kou(コウ):情報屋。Ayaを守りたいが、武器はペンだと主張する
土方むく(ひじかた・むく):高一。美術部員。バレエが趣味。
ウルフ:土方むくの祖父。過去には特殊な仕事をしていた。
◆よろしくお願いいたします。
文字数 114,175
最終更新日 2024.01.30
登録日 2023.12.19
文字数 8,035
最終更新日 2023.02.08
登録日 2018.06.17
「コメントは控えさせていただきます」を言ってみたいがために政治家になった男・山下泉。
記者に追われ満を持してコメントを控えるも、事態は収拾がつかなくなっていく。
◆登場人物
・山下泉 若手イケメン政治家。コメントを控えるために政治家になった。
・佐藤亀男 山下の部活の後輩。無職だし暇でしょ?と山下に言われ第一秘書に任命される。
・女性記者 地元紙の若い記者。先頭に立って山下にコメントを求める。
文字数 5,315
最終更新日 2023.03.17
登録日 2023.03.17
幼い頃に父と交わした約束「父の母校である天木田高校に入って甲子園に出場できたら、必ず会いに来る」
その言葉を信じて、「男のふりして」男子校である天木田高校に入学した女の子・嵐山 野分。
しかし、肝心の野球部は廃部になっていた!
一から野球部を創るために奔走する野分は天才的なバッティングセンスを持つ霧原 日和と出会うが、彼には重大な問題が——
って、青春スポーツものみたいな言い方してるけど、本当の内容は男のふりして男子校に入学した女の子「嵐山 野分」と愉快な仲間たちのギャグコメディです。
文字数 36,513
最終更新日 2021.03.24
登録日 2021.02.11
「必ず、必ず見つけ出す。なあに、"契り"を結んだこの小指が、必ず巡り合わせてくれるさ。だから、だから次こそは――」
夢の中で出会った美しい男の人は、前世の夫で、猫又でした。
***
平凡な会社員だった白菊茉優は、ある日「前世の夫」と名乗る男性マオに窮地を救われた。
白い髪に赤い目を持つ、美しい男性。
彼は猫又で、北鎌倉にある「つづみ商店」の跡取りだという。
だが茉優には彼と夫婦だった前世の記憶がない。
ほとぼとりが冷めるまで彼の住むお屋敷で、あやかしの血族向け家政婦派遣サービスを担うことに。
「一日でも早く夫にしてもいいって思ってもらえるように、俺、頑張るからな!」
マオと共に、あやかしの血を持ちながら"人"として暮らす者たちの苦悩を紐解いていく茉優。
屋敷の離れでの共同生活も相まって、茉優との結婚を諦めていないマオの支えと無償の優しさに、次第に心惹かれていく。
が、想いを募らせるほどに、マオが求めているのは"前世の自分"であって茉優ではないのだと苦悩し――。
前世で悲運の死を遂げた二人が、あやかしと人間として新たな恋を育んでいく物語。
※他の投稿サイトにも掲載中です。
文字数 105,084
最終更新日 2024.01.24
登録日 2023.12.08
「伝説の木の下で告白すると結ばれる」
そんな噂を聞いたことがある。
※感想を頂けるとモチベーションにつながるし,励みになります。
※小説家になろうにも掲載しています。
https://mypage.syosetu.com/1352381/
※カクヨムにも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/users/Tamago-atama
※ノベリズムにも掲載しています。
https://novelism.jp/user/104194/
※ノベルアップ+にも掲載しています。
https://novelup.plus/user/415863451/story
文字数 998
最終更新日 2020.12.20
登録日 2020.12.20
金運の神様であるサヨリヒメが見守る中小企業、羽山工業にて、「人に寄り添うAI」をコンセプトにした人工知能が開発された。
クェーサーと名付けられた彼に興味を持った神様は、彼に人の心を教え、自分達あやかしの世界を見聞きさせて心を育てた。
クェーサーが成長する内に、サヨリヒメは神でありながらAIの彼に恋をしてしまう。一方のクェーサーも彼女に惹かれつつあったが、人でもなく、あやかしでもない、機械なのに心を持ってしまった自分に悩むようになってしまう。
悩み、苦しみながら、人とあやかしと交流を続けていく間に、彼は「人とあやかしの架け橋」として成長していく。
人工知能と神様の、ちょっと奇妙な物語。
文字数 86,543
最終更新日 2022.01.12
登録日 2021.12.29
高知県吾川郡仁淀川町。
四万十川に続く清流として有名な仁淀川が流れるこの地には、およそ400年の歴史を持つ“寄相神社”と呼ばれる社がある。
山間にひっそりと佇むこの社は仁淀川町を静かに見守る社だった。
その寄相神社には一匹の猫が長い間棲み付いている。
誰の目にも止まらないその猫の名は――狸奴《りと》。
夜になると、狸奴は人の姿に変わり、寄相神社の境内に立ち神楽鈴を手に舞を踊る。
ある人との約束を守る為に、人々の安寧を願い神楽を舞う。
ある日、その寄相神社に一人の女子大生が訪れた。
彼女はこの地域には何の縁もゆかりもない女子大生――藤岡加奈子。
神社仏閣巡りが趣味で、夏休みを利用して四国八十八か所巡りを済ませて来たばかりの加奈子は一人、地元の人間しか知らないような神社を巡る旅をしようと、ここへとたどり着く。
**************
※この物語には実際の地名など使用していますが、完全なフィクションであり実在の人物や団体などとは関係ありません。
文字数 210,196
最終更新日 2024.03.26
登録日 2023.12.23
子供の頃に売られた私は、今晩、遊女として通過儀礼の水揚げをされる。男の人が苦手で、嫌で仕方なかった。子供の頃から神社へお参りしている私は、今日もいつもの様にお参りをした。そして、心の中で逃げたいとも言った。そうしたら…何故かお狐様へ嫁入りしていたようで!?
文字数 10,688
最終更新日 2021.01.25
登録日 2020.12.27
額に千日紅の形をした赤い痣を持って生まれた緋花。それは鬼の帝からの愛を誓う印だった……?
常世国〈とこよのくに〉。この国には人より遥かに長く生きる鬼が住むと言われていた。
緋花の父は生まれる前に死に、病弱だった母も緋花を産み落とすとその後すぐ亡くなってしまう。村には15年に一度鬼への生贄を捧げる決まりがあり、村人たちは天涯孤独な緋花を生贄にすると決定する。ただし、生贄として差し出すのは15歳と定められていたため、それまでは村で手厚く緋花を育てていた。
緋花は生贄として捧げられることを理解しつつ、村で亡くなった人たちの身体を綺麗にしたり死化粧を施したりしていた。
生贄として捧げられる日、緋花は額の痣を化粧で隠し鬼の国へ向かう。しかし、鬼は人を喰らわず、生贄とは鬼の帝が住む後宮で働かされることを意味していた。
生贄として後宮入りした緋花は、幸か不幸か正妃である黒蝶の化粧係兼身の回りの雑務を言い渡される。だがあることがきっかけで緋花は高価な紅を盗んだ罪を着せられ、帝の紅玉に死罪を求められる。そして、額にある千日紅の痣が姿を現してーー。
生贄として捧げられた少女が、愛と友情に巡り合う物語。そして、鬼と人との間に隠された秘密を紐解いていく。
文字数 35,478
最終更新日 2024.02.06
登録日 2023.12.31
メンヘラすぎる所以に好きな人に嫌われてしまう超絶メンヘラ女の恋路。
A(主人公)重度のメンヘラ。感性が独特。
美鈴(語り手)まとも枠1。
文字数 8,159
最終更新日 2024.01.14
登録日 2023.12.25
チャットアプリで偶然仲良くなったアキコとおもち。初めて会うことになったアキコだったが、どうみても可愛い女の子なおもちは男の子?!そして突然始まる同棲生活、おもちの愉快な仲間たちと動き出すアキコの夢の行く末は・・・?!
文字数 2,447
最終更新日 2018.12.04
登録日 2018.12.04
自ら灰になろうとしていた吸血鬼・トワを知らず助けてしまった柚姫(ゆずき)。
助けた責任をとって、血を提供しろってどういうこと~!?
さらに謎の美青年・チトセ(9話登場♡)まで現れて柚姫を取り合う事態に……モテ期到来!?
「お前なんかに、柚姫はわたさん!」
「私は、欲しいものは必ず手に入れます」
トワもチトセさんも、ケンカはやめて~っ!!
コミカルあり、シリアスありの吸血鬼×女子高生の物語、ここに開幕――
※ 第5回キャラ文芸大賞にて、奨励賞をいただきました!! たくさんの応援、ありがとうございます✨
※ イラストは、親友の朝美智晴さまに描いていただきました♪
文字数 68,325
最終更新日 2022.01.31
登録日 2020.11.21
「いろはにほへとちりぬるを…」
一般的にいろは歌と呼ばれるこの言葉。
古くから伝わり多くの人により様々な解釈をされてきた。
一説には仏教による無情感と言うものを表している歌だと言う人もいたり、またある人によると冤罪によって罰せられた呪いの歌だと解釈する人もいたりと、非常に多くの捉え方があると言われていた。
そして江戸時代の将軍の中には、自らが大好きな将棋の盤に照らし合わせながら、この歌を読んだものがいると言う。
将棋の盤の右上から順に
「いろはにほへとちりぬるを……」と言う具合にだ。
何故その者は、わざわざそんな面倒なことをしたのだろうか。
当時から多くの人に愛されていた将棋。それを利用することで自分の権力を誇示するための道具にしたかったのか?
いいや、将棋の実力者としても知られていた彼が、そんなことをするわけがない。
それならば…
彼なりのメッセージと言うのがあったのではないか…
もしかしたら…
そう、それは自分の大好きな将棋と言う物を生涯でただ一人愛した女性に例え、いろは歌を自らの気持ちとして重ねた彼なりの表現と言うものだったのかもしれない。
これはそんな生涯たった一人の女性のことを、どこまでも真っ直ぐに思って儚くも散っていった、男のお話である。
※R15は保険です。
★注意事項★
将棋が苦手で駒の初期配置が分からないと言う方は以下を参考にしてください。
相手
987654321
香桂銀金玉金銀桂香一
飛 角 二
歩歩歩歩歩歩歩歩歩三
四
五
六
歩歩歩歩歩歩歩歩歩七
角 飛 八
香桂銀金王金銀桂香九
自分
文字数 18,745
最終更新日 2020.01.01
登録日 2019.12.12
日常、サスペンス、SF、恋愛、ホラー、青春、哲学、ミステリー、ファンタジー、異世界、動物、グルメ、スポーツ・・・
一話完結のこの世の全てが詰まった摩訶不思議な物語です。
辛い事や悲しい事があった時にくすりと笑える。
全て読み終わった後、ちょっぴり温かな気持ちになれるでしょう。
文字数 73,733
最終更新日 2022.01.10
登録日 2021.08.27
帰国子女の 綾瀬 凛々子 は日本に帰ってきて、地元の街の脇道で不良に絡まれる。
そこを通りすがりの(凛々子にとって)カッコイイ男子に救われる。凛々子は過去の初恋の人に悪いと思いつつも、一目惚れしてしまう。
しかーし! 渡米留学後飛び級に飛び級を重ねて大学を卒業した彼女の恋愛スキルは『ゼロ』。果たして彼女は前途多難な恋を成就させることができるのか!?
文字数 54,941
最終更新日 2021.12.05
登録日 2021.12.05
「お前との婚約は破棄させて貰う。なぜならお前は国を裏切った反逆者だからだ」
レーヴ伯爵家の長女アイラは、王家主催の晩餐会の場で次期国王である王子フレッドから婚約破棄を言い渡された。
それだけでなく身に覚えのない反逆者の汚名まで着せられてしまう。
アイラを告発したのは彼女の妹であるイスカで、彼女によってアイラが反逆者である決定的な証拠がフレッドに手渡されたという。
敵国との戦争中の王国軍はここ数戦連敗続きで、それはアイラが敵国の将である黒騎士に情報を流していたせいだというのだ。
もちろんアイラには一切身に覚えがないことであったが、王国の重鎮が集まる晩餐会の場で証拠を並べ立てられ、彼女は裁判を受けることも許されず処刑を言い渡されるのだった。
しかしその処刑の日、アイラの前にあの黒騎士が現れ王国の闇の歴史を暴露してしまう。
それが王国の滅びの始まりであり、アイラの幸せな日々の始まりだった。
文字数 3,964
最終更新日 2021.10.03
登録日 2021.10.02
ある雨の日、私と彼は出会った。
※感想を頂けるとモチベーションにつながるし,励みになります。
※小説家になろうにも掲載しています。
https://mypage.syosetu.com/1352381/
※カクヨムにも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/users/Tamago-atama
※ノベリズムにも掲載しています。
https://novelism.jp/user/104194/
※ノベルアップ+にも掲載しています。
https://novelup.plus/user/415863451/story
※たいあっぷにも掲載しています。現在イラストレーターさん募集中です!
https://tieupnovels.com/creator/user/Tamago_atama
文字数 926
最終更新日 2021.04.11
登録日 2021.04.11
夜中。天井を突き破って現れたのはアンドロイドの少女だった。カナと名乗ったアンドロイドは、高校生の伊月進(いつきすすむ)に会いに来たという。理由は話してくれない。カナは伊月家の居候となり、進はそれをきっかけに徐々に過去の記憶を思い起こすことになる。カナがなぜ伊月家にやってきたのか、何を求めて進に会いに来たのか、その理由を知った進は――
文字数 188,931
最終更新日 2021.12.07
登録日 2021.09.19
ビリビリ、メラメラ、でも時々アマアマ。可愛い幼なじみに翻弄されます…
高校二年生の千堂光《せんどうひかる》と、幼なじみで同級生の来栖《くるす》マナはいつも一緒。
でもマナは実は魔法が使える。
そんな不思議な力を持つ彼女にいつもいたずらをされながら翻弄される日常学園ラブコメディ。
文字数 18,717
最終更新日 2020.11.30
登録日 2020.11.20
「随分と珍しい虫をお持ちですね」
煙るような霧雨の中、ふらふら歩いていたらふいに声をかけられた。
外人のようなはっきりした目鼻立ち。いかにも柔らかそうな髪は燃えるようなオレンジ色に染まっていて、同じ色のロングジャケットが、細長い彼のシルエットを浮き立たせていた。人にしては、あまりに美しすぎる。
死神かな。なんちゃって。と、ほろ酔いのほたるは思った。
ふいに、死神の大きな手がほたるの頬を包みこむ。
すると、ほたるの切ない初恋の記憶があふれ出したのだった。
文字数 59,549
最終更新日 2023.07.27
登録日 2023.06.29
紅い眼を光らせ、白銀の髪をなびかせる少女、ハヅキは高校生。
最近の"食事"で満足出来なくなってきた彼女はある田舎から飛び出して
少し変わり者ぞろいと噂の「白雪工業高校」へと入学。
そこで見つけた臆病な女の子、
橋浜(はしはま)みずきにある取引を持ちかける。
「あなたのことは私が守るわ。だからーー‥‥私のために泣いて頂戴?」
美味しい"食事"を求める少し腹黒な女の子と
平穏な学園生活を望む臆病な女の子のお話。
文字数 14,532
最終更新日 2021.01.11
登録日 2020.09.29