ライト文芸 ヒューマンドラマ小説一覧
「永遠などいらない。其方を先に逝かせねばならぬのなら」
「私はその永遠が欲しい。それがあれば貴方と共にいられるから」
生贄として捧げられた女性に悪魔は恋をした。しかし、悪魔の魔力に体を蝕まれた女性は床に伏してしまう。流れ星を見ると願いが叶うと女性から聞いた悪魔は、流れ星を見せようと奔走するが……?
3200字程度の短編です。
※一部恋愛要素も含みますが、メインではありません。ヒューマンドラマに近いと思います。
※死ネタを含みます。ご注意ください。
※お題「君との永遠」「流れ星」から書いたものです。
文字数 4,709
最終更新日 2021.12.13
登録日 2021.12.13
「生きるのって、面倒だ」。ものぐさで、ぐうたらで、怠惰な男子高校生、夏目隼人は思っていた。世の人間は頑張りすぎた。いつの日も誰かと繋がり、いつの日も誰かの期待に応え、いつの日も誰かが作った常識という理想像を追い求める。知り合いのSNSに親指を立てる義務、他人に愛想良く振る舞う義務、流行という名の虚像に敏感でなければならない義務。その日常に自己は存在せず、何かを我慢して、何かを見捨てて、何かを切り捨てて、皆、偽りの自分を演じている。そんな自分を、誰も彼もが疑わない。その様な生き方が、彼は大嫌いだった。多数派に逆らえば、もちろん味方は消えてしまう。けれど、それで構わなかった。自分を偽るくらいなら、自分の身を切るくらいなら、自分の心を壊すくらいなら、いらない。自分を一番に理解してくれるのは、他の誰でもない自分自身である。だから、仲間なんていらない。理解者なんていらない。平凡で心穏やかな時間と、惰眠と、青く、広く俺を受け入れてくれるこの屋上の空さえあれば、何もいらない…………そんな面倒くさそうな思想を持った男子高校生が、学校の屋上で殺人鬼に襲撃されるラブコメです。
文字数 293,304
最終更新日 2021.12.12
登録日 2021.12.11
文字数 8,807
最終更新日 2021.12.03
登録日 2021.11.30
文字数 23,465
最終更新日 2021.11.29
登録日 2020.07.02
文字数 55,372
最終更新日 2021.11.25
登録日 2021.11.25
「魔女になりたいって、普通の人からしたら笑われるようなことを言ってるのかもしれない。だけど……。私は、たとえ周りからバカだのアホだの言われても、自分がやりたいことはやりたいんです!」
主人公のヒカリは、魔女になりたいという強い思いを、命の恩人である魔女に向かって力強く伝える。
そして、高校卒業後に魔法使いが働く会社で、期限付きの契約社員となり、仕事をしながら魔女試験合格を目指す。
少しぶっきらぼうだけど頼りになる青年、いつも優しくたまに子供っぽい先輩、小さくて可愛いのに口が達者な少女など、個性豊かな社員達との新たな生活が始まる。
日々悩み苦しみながらも様々なことに気づき、少しずつ成長していくヒカリのひたむきな姿を描いた物語。
文字数 142,965
最終更新日 2021.11.21
登録日 2021.10.09
長い長い旅からの帰郷。
妻は、娘は、私を覚えているだろうか?
街の景色はすっかり変わり果て、道に迷いそうなくらいだった。
久しぶりに故郷へ戻って来た男の帰り道を描くお話です
文字数 2,494
最終更新日 2021.11.19
登録日 2021.11.19
文字数 8,040
最終更新日 2021.11.17
登録日 2021.11.12
僕のただのカボチャ。
でもね、僕を作ってくれたカナちゃんが10年祈ってくれたおかげで、あと31ヶ月で魂を持ったオーランタンに進化できるんだ。
あぁ、楽しみだ。
オーランタンになったら、カナちゃんと踊ったり、歌ったり、遊んだり・・・やりたいことはたくさんあるんだ。
文字数 1,521
最終更新日 2021.10.24
登録日 2021.10.24
資源が極わずかしか残っていない惑星ノーバ。ここで新しい大学が設立された。そこにできた学部は対称的な学科だった。
そこから生まれる激しいぶつかりや、深い溝、果たして惑星ノーバの運命は……
文字数 4,119
最終更新日 2021.10.03
登録日 2021.09.20
君に 帰りたい場所は あるか。
本音を 曝け出せる場所は あるか?
唯一の場所、もの、ひと、は在るか?
これは簡単に言えば、僕が魔女の森で
甘い に会い、馬鹿になる話だ。
そんな僕が「俺」に宛てて書いた
秘密の報告書。
こっそり読むなら途中で僕が馬鹿になっても
文句は言わないでくれ。
だって人は皆
他人には見られたくない一面を持っているものだろう?なぁ?
そうして回る 巡る 否が応でも
それは まさに 運命の輪
*作品はR18「風の時代/月の神話」とリンクしています。途中、そちらを読むとよく分かる表現が出てきますが、読まなくても分かります。
(↑こちらは歴史を絡めた男女のお話でエログロとかではないので、苦手でなければどうぞ。窓目線からのストーリーです。)
文字数 198,152
最終更新日 2021.09.16
登録日 2021.02.10
今日は時間がある。ちょっとあの日を思い出し、妹に話してみましょうか? そんな時間をつくりましょ!
【あらすじ】
「ねね、ちょっときになるんだけどさ」
妹が、顔だけこちらを向けて妹が聞いてくる。
「なあに?」
「どんな話すんの?」
少し首をひねる。
「体験談とかでいいんじゃないかな?」
「えー、あたしの?」
「んー、私の」
まあ、痩せても枯れても語り手は私であり、さじ加減も自在となるはずだ。
「でもさ、昔の事とか適当に話すだけでしょ?」
「『適切に』が正しいよ? 例えば、この前起きたスマホ入水事件とかどうかな?」
私は悪い顔をしていたかもしれない。妹は顔色変える。
「ちょっと! あれは秘密! 秘密でしょう!?」
「私は見たぞ。トイレに出来た、スマホ柱を......」
「あーもうもう! じゃ、あれバラす。この前飲んだくれて......」
「おっと、それ以上はまずい! 戦になるよ」
この勝負、私にとって分が悪い。妹は私の駄目さ加減を私よりも握っていて、しかも私のスマホをひとじちにとる、非人道主義者でもあるのだ。
「酔っぱで素っ裸な面白話があるじゃない! それ以外にも...」
「そこまでだよ、妹よ。これ以上はひみつにしなきゃ!」
「えー!? でもさぁ、もっともっと酷い話が...」
よし妹よ、ちょっとお話しましょうか?
*)このような感じのやりとりで、私の体験談に妹の突っ込みを入れるお話しです。
*)他のサイトで投稿したものをリメイクしたものです。
文字数 110,544
最終更新日 2021.08.31
登録日 2021.07.31
“少しずつ視野が狭くなってゆく”という病を
高校生の時に発症した純一は、多少の生きづらさ
を感じながらも、普通の人と同じように日々を
過ごしていた。
ある日の仕事帰り、自転車でのんびりと住宅街
を走っていた時に、ふとした油断から通行人の女性
にぶつかってしまう。慌てて自転車から降り、転ば
せてしまった女性の顔を覗き込めば、乱れた髪の
隙間から“補聴器”が見えた。幸い、彼女は軽く膝を
擦りむいただけだったが、責任を感じた純一は名刺
を渡し、彼女を自宅まで送り届ける。
----もう、会うこともないだろう。
別れ際にそう思った純一の胸は、チクリと痛みを
覚えていたのだけれど……。
見えていた世界を少しずつ失ってゆく苦しみと、
生まれつき音のない世界を生きている苦しみ。
異なる障がいを持つ二人が恋を見つけてゆく、
ハートフルラブストーリー。
※第4回ほっこり、じんわり大賞
~涙じんわり賞受賞作品~
☆温かなご感想や応援、ありがとうございました!
心から感謝いたします。
※この物語はフィクションです。作中に登場する
人物や団体は実在しません。
※表紙の画像は友人M.H様から頂いたものを、
本人の許可を得て使用しています。
※作中の画像は、フリー画像のフォトACから選んだ
ものを使用しています。
《参考文献・資料》
・こころの耳---伝えたい。だからあきらめない。
=早瀬 久美:講談社
・与えられたこの道で---聴覚障害者として私が
生きた日々=若林静子:吉備人出版
・難病情報センター https://www.nanbyou.or.jp/entry/196
・https://koikeganka.com/news/oshirase/sick/4425
文字数 114,937
最終更新日 2021.08.29
登録日 2021.07.22
文字数 11,361
最終更新日 2021.08.16
登録日 2021.08.11
働かない父親と家出を繰り返す母親と三人で暮らしている小学生のリナ。
ある夜、母親に連れて行かれた山中で首を絞められる。
助けてくれたのは、山の中の工場で働きながら古いアパートで一人で暮らしているおにいさん「ユウ」だった。
文字数 31,420
最終更新日 2021.07.31
登録日 2021.07.26
出会ってまだ数ヶ月の彼から、結婚を前提に付き合って欲しいと言われた私。
まだ19歳なのに早すぎる、と思い悩む日々の中、いまは亡き母親の形見である鏡台の引き出しに、一冊のノートが入っていた。
それは――死んでしまった母親と、自分を繋ぐ架け橋となって?
※既存作品「冴えない俺と、ミライから来たあの娘」のアフターストーリーでもあります。
※上記本編作品を読まなくても楽しめます。
文字数 7,514
最終更新日 2021.07.29
登録日 2021.07.29
派遣社員として工場で働く由梨は二十代前半。真面目で不器用で、仕事中おしゃべりをする女子たちに毎日イライラしている。
サービス業に嫌気がさして工場に来たこともあり周りに壁を作っていた由梨も、年が近い白井とは少しずつ親しくなっていくが……。
文字数 100,481
最終更新日 2021.07.23
登録日 2021.06.25
今年もまた夏がやってきた。
そう言えば小学生の頃は毎年祖父母の家へと泊りがけで遊びに行っていたなと思い出す。
あれをやった、これをやった……いろんな思い出が浮かんでくるが一番は「オムライス」のこと。
洋食を作るのが苦手な祖母が、いつも和食が苦手な僕の為に一生懸命作ってくれる料理。
だけどあの日は祖父との初デートの時の思い出話を祖母から聞いて……。
文字数 2,654
最終更新日 2021.07.22
登録日 2021.07.22
「いつだって口煩く言う母が、私はずっと嫌いだった。だけどまぁもしかすると、感謝……してもいいのかもしれない」
***
例えば人生の節目節目で、例えばひょんな日常の中で、私は少しずつ気が付いていく。
あんなに嫌だったら母からの教えが自らの中にしっかりと根付いている事に。
これは30歳独身の私が、ずっと口煩いくて嫌いだった母の言葉に「実はどれもが大切な事だったのかもしれない」と気が付くまでの物語。
◇ ◇ ◇
『読後には心がちょっとほんわか温かい』を目指した作品です。
後半部分には一部コメディー要素もあります。
母との確執、地元と都会、田舎、祖父母、農業、母の日。
これらに関連するお話です。
文字数 16,197
最終更新日 2021.05.29
登録日 2021.04.30
大学四年生の一月、主人公の徳明和(とくめい かず)は就職活動が上手く行かず、やけ酒を飲んでいた。そんな時、人の良さそうな男につい自分の境遇を愚痴ってしまう。それを聞いた男は寮完備、三食昼寝つきの仕事に就く気はないかと問いかける。就職活動に疲れていた和はついその甘い言葉に乗ってしまう。
目が覚めると和は雪深い山奥の一室にいた。和は蔵人(くらびと)の稲里(いなさと)に出会い、何が何だかわからないうちにいきなり酒造りに参加させられる。
酒造りの奥深さとやりがいを持って仕事に取り組む蔵人たちの姿を見て、和は迷いながらも蔵に入ることを決意した。そしてある晩、蔵の中で不思議な体験をする。
ヘタレな主人公のちょっと不思議な大人の青春酒造騒動記。衝撃のラストに貴方はきっと涙する。
※本編完結しました。サイドストーリーも完結しました。
※ACイラストのぴぴふぉとさんから画像をお借りしています。
文字数 106,704
最終更新日 2021.05.25
登録日 2021.04.08