元彼女と別れた本当の理由「愛の形」 小説一覧
161
【完結】あなたの愛した令嬢の身代わりは、もう辞めます
「アメリアなら、そんな事はしない」
伯爵令嬢エレノアには、幼い頃から瓜二つだと言われ続けてきた女性がいる。
公爵レオンハルトが、誰よりも愛した婚約者――アメリア。
彼女は数年前、突然この世を去った。
最愛の女性を失ったレオンハルトは、今も彼女を忘れられずにいる。
そんな彼の前に現れたのが、アメリアと驚くほどよく似たエレノアだった。
莫大な報酬と引き換えに、エレノアはレオンハルトとの婚姻を受け入れた。
周りからはアメリアの代わりとして求められるエレノア。
アメリアが好きだったドレスを着る。
アメリアが愛した香水を纏う。
彼女の好きだった料理を覚え、彼女の話し方や仕草まで真似る。
…それでも、いつか彼が、自分を見てくれるかもしれない。
――そんな淡い期待を抱いて。
けれど。
「違う。アメリアはそんな笑い方をしない」
「アメリアなら、こんなことは言わない」
「……どうして君は、アメリアじゃないんだ」
どれだけ頑張っても、レオンハルトが見ているのはエレノアではない。
彼の目に映っているのは、いつだって死んだアメリアだけだった。
そして二年後。
契約期間の終わりを迎えたエレノアは、彼に告げる。
「もう、終わりにしましょう」
「……待て。もう少しだけ、私のそばに居てくれ。君はますます、アメリアに似てきた」
その言葉を聞いた瞬間、エレノアは笑った。
――私は、いつまでアメリア様の代わりでいればいいのでしょう?
彼女が生き返るまで?
それとも、あなたが私を彼女だと思い込めるようになるまで?
「私はアメリア様ではありません」
「あなたが愛した女性の代わりでもありません」
「私は――私です」
そう言って、彼女は公爵家を去った。
そして初めて、レオンハルトは気づく。
失ったのは、愛する女性の身代わりではない。
自分を誰よりも理解し、支えてくれていた――一人の女性だったのだと。
「エレノア。戻ってきてくれ」
「……どうしてですか?」
「アメリアの代わりなんかじゃない。君を愛している」
「その言葉は、私が公爵夫人であった頃に聞きたかったです」
遅すぎた愛と、傷ついた令嬢。
一度壊れてしまった二人の関係は、再び動き始めるのか? それとも───?
感想数 42
文字数 134,562
最終更新日 2026.09.05
登録日 2026.08.18
162
異世界日帰りごはん 料理で王国の胃袋を掴みます!
【3巻4月上旬!コミカライズ決定しました!】
ある日突然、17歳の高校生・藤井千春の自宅と異世界の王宮が繋がってしまった。今のところ千春限定ながら、行き来も持ち込みも自由自在。これをきっかけに、千春と異世界の人々との交流が始まる。交流は、専属の付き人が二人もつくという破格の待遇ながら、学校の放課後や休日に合わせて訪問すれば…
感想数 4,630
文字数 4,180,828
最終更新日 2026.09.11
登録日 2022.12.21
163
旦那様には気付かれたくない!
「よく来てくれたね!」
「あ、えっとぉ……」
政略結婚先にたったひとりで嫁いできた青年が、嫁だと気付かれないまま屋敷に雇われ、そのまま使用人として働く事にした話。
コメディ路線で突っ走る予定。
ざまぁ有り。
男性妊娠あり。
エロは後半まで無し。
★最強だけどどこかポンコツな将軍様×器用貧乏な働き蜂青年
2026/4/11現在、24h.ポイントでBL部門1位!!
こんな奇跡が起こるなんて、夢みたいです!
皆様本当にありがとうございます!
感想数 104
文字数 322,910
最終更新日 2026.08.31
登録日 2026.03.27
164
続々・拾ったものは大切に大切にしましょう〜子狼に気に入られた男の転移物語〜
⭐︎書籍化決定⭐︎
《拾ったものは大切にしましょう〜小狼に気に入られた男の転移物語〜》
第4弾:2025年10月16日発送
第1巻:2023年12月〜
第2巻:2024年5月〜
第3巻:2025年1月〜
第4巻:2025年10月〜
第5巻:2026年2月〜
第6巻:2026年8月〜
番外編を新たに投稿しております。
そちらの方でも書籍化の情報をお伝えしています。
書籍化に伴い[383話]まで引き下げ、レンタル版と差し替えさせて頂きます。ご了承下さい。
改稿を入れて読みやすくなっております。
可愛い表紙と挿絵はTAPI岡先生が担当して下さいました。
書籍版『拾ったものは大切にしましょう〜子狼に気に入られた男の転移物語〜』を是非ご覧下さい♪
⭐︎コミカライズ化決定⭐︎
2024年8月6日より配信開始
コミカライズならではを是非お楽しみ下さい。
==================
当作品は続編となります。
まだ、読んでらっしゃらない方は先に『拾ったものは大切にしましょう〜子狼に気に入られた男の転移物語〜』、続編『続・拾ったものは大切にしましょう〜子狼に気に入られた男の転移物語〜』をご覧下さい。
==================
◯あらすじ◯
1人ぼっちだった相沢庵は小さな子狼に気に入られ、共に異世界に送られた。
絶対神リュオンが求めたのは2人で自由に生きる事。
前作でダークエルフ・ルミエールと直接対決したイオリ。
絶対神リュオンから貰った恩恵を放棄しルミエールと向き合ったイオリは力を全て使い果たし5年の月日眠りについていた。
目覚めたイオリは力を失いどう生きていくのか・・・。
前作に続き、のんびりと投稿してまいります。
気長なお付き合いを願います。
よろしくお願いします。
※念の為R15にしています。
※誤字脱字が存在する可能性か高いです。
苦笑いで許して下さい。
文字数 640,193
最終更新日 2026.09.10
登録日 2024.12.11
165
「真実の愛を見つけた」と夜会で婚約破棄されましたが、隣にいた冷徹な竜騎士公爵様にその場で求婚されたのでお先に幸せになります。
王立学院の卒業パーティ会場で、王太子ルークから「真実の愛に目覚めた」と理不尽な婚約破棄を叩きつけられたエレノア。
しかし、彼女が心の中で叫んだのは——
『やったーーー! これで明日から、あの膨大な書類仕事から解放される!!』
スキップ気分で引き下がろうとしたその瞬間、目の前に現れたのは『氷の死神』と恐れられる最強の竜騎士・ゼノヴィア公爵だった。
「ずっとこの日を待っていた。私と結婚してくれないか」
まさかの膝つき溺愛求婚!?
一方、エレノアを追い出したバカ王太子は、彼女が裏で処理していた大量の書類を前に青ざめることになり——。
※全3話・サクッと3分で読める、スカッとハッピーエンドの完結短編です!
感想数 1
文字数 2,617
最終更新日 2026.09.08
登録日 2026.09.08
166
我慢なんてしていませんわ。だって、面倒でしょう?
「クロエに子供ができた。準備が整い次第、離れで暮らすことになるからそのつもりでいてくれ」
普段ほとんど屋敷にいない夫が前触れもなく告げてきた言葉をきっかけに、レティシアは“三年間”の契約を終わらせることにした。
赤の他人を屋敷に迎えることはしない。
不要なものに感情を砕く理由などない。
「だって、面倒でしょう?」
不誠実な夫も、無意味な結婚も、
この際すべて切り捨ててしまいましょう。
感想数 8
文字数 4,095
最終更新日 2026.08.05
登録日 2026.08.05
167
モニカ・ハーマン物語~虐げられた伯爵令嬢は、亡き母の秘密と金環眼に導かれて
【完結まで書込済み】マクホランド王国。
ハーマン伯爵家には、十五歳になる令嬢がいる。
モニカ・ハーマン。
十年前に母を亡くしてから、モニカの暮らしは大きく変わった。
父親である伯爵は仕事に追われ、家のことを顧みることがなくなっていた。
屋敷には、伯爵の妻でもないのに後妻を気取る女性と、その娘がいる。
そしてモニカは、伯爵令嬢でありながら、まるで使用人のような扱いを受けていた。
それでもモニカは、誰かを恨むことなく毎日を過ごしている。
彼女を支えていたのは、屋敷の外で出会う人々の優しさだった。
そんなある日。
父・ダンテは、偶然目にした娘の姿に違和感を覚える。
「……私は、何を見ていた?」
知らなかった。
見ようともしなかった。
娘がどんな毎日を過ごしていたのか。
そして、十年前。
最愛の妻を失ったあの日から、ハーマン伯爵家で何が起きていたのか――。
これは、静かに生きてきた少女の物語。
そして、止まっていた家族の時間が、再び動き始める物語。
【AI(ChatGTP無料版)使用について】
本作品は、作者が考えた物語の設定・構成・展開をもとに、AIを補助的に活用して文章の作成・表現調整を行っています。
AIによる完全自動生成ではなく、作者が内容を確認・編集しながら制作しています
文字数 224,090
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.08.18
168
私は本当に望まれているのですか?
次期辺境伯のジネットは久々に友人のお茶会に参加したのだが、そこで突然のプロポーズを受けた。
まさか、本当に?
戸惑うジネットをよそに話は進んでいくのだが……。
※過去作をリメイクし、再投稿しております※
Copyright©︎2026-まるねこ
感想数 0
文字数 31,933
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.09.06
169
『幼馴染のことが心配なんだ』なら彼女のこと考えなさい
グランフェン伯爵家長女ナタリーシャは1人残された。『幼馴染のコレットが寂しがってる』と言う理由ですぐ帰っていくローダー子爵家三男パトリックに。
何回目ですか?5回ですよ。
もうお終いです。
※全11話完結、予約投稿済。
※ご都合主義。
感想数 0
文字数 14,285
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.09.06
170
十年、城も橋もぜんぶ上司の手柄にされてきた宮廷設計士ですが、隣国の若き軍師が「その図面、戦場で十年俺を守り続けた」と国ごと攫いに来ました
十年間、王都の城も橋も設計したのは私。なのに図面の署名はいつも主任の名、手柄はすべて横取り。婚約者にも「清書係の妻は釣り合わない」と捨てられ、解任された落成式の日――橋のたもとに現れたのは、隣国の若き天才軍師でした。「その控え壁、六年前に三百人を救った。俺は十年、あんたの線を追ってきた」。正当な評価と不器用な溺愛をくれる国で花開く私。一方、私を放り出した王都では、上司が私の橋を「改良」して崩落させ……。査問の現場で、乾いた靴と濡れた靴が暴く真実とは。名もなき設計士の痛快な引き抜かれざまぁ。全六話。
感想数 0
文字数 12,417
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.09.10
171
闇落ち死亡確定キャラの俺は、ゆるふわスローライフを目指したい。
一途な聖騎士(年上)✖︎押され弱い闇魔術師(年下)
「裏切りモンの死にキャラじゃねえか!」
両親の死をきっかけに思い出したのは、ここがフリーゲーム「竜とイケニエの姫」の世界だってことと、その中でも不人気キャラである闇魔術師ウィリアムに転生したってことだ。
主人公と敵対し死亡する運命なんて認められるわけがない!
せっかくの異世界転生、俺は血生臭いことから離れてゆるふわスローライフを楽しみたい。
手始めに、モンスターをボコしてレベルアップ。強くなって金持ちになって、他国に逃げてやろうじゃねえの!
——と思ってたのに、原作では天敵となる聖騎士アルフェンと出会ってしまい冒険者チームを組むことになって、何が奴の琴線に触れたのか懐かれて!?
自分の命が一番大切だったはずなのに、どんどん他にも大切な物が増えていってしまう。こうなったら俺の人生を面白おかしく豊かにする為にも、最良の未来を掴み取りに行ってやる!
3章から平日は隔日、土日祝は毎回1話ずつの投稿(12:10)です。
R-18展開はタイトルに「※」を付けます。
※「ムーンライトノベルズ」にて同時掲載中です。
感想数 9
文字数 156,180
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.07.31
172
【完結】『恋に恋していた婚約は終わりました ~私はもう、あなたの理想を演じません~』
憧れたのは、彼ではなく、彼の恋でした。
『エーデルを見習え』 『エーデルなら、そうはしない』
憧れの人との縁談に胸を躍らせた令嬢ミュゼット。 しかし彼が想い続けていたのは、初恋の令嬢エーデルだった。
比べられ、理想を押し付けられ、それでも彼を想い続けたミュゼットは、自分を失い、やがて気づく。
――もう、誰かの理想を演じる必要はない。
文字数 148,779
最終更新日 2026.08.21
登録日 2026.07.29
173
離縁されたので王都でカフェを経営します
「本日をもって、僕はお前との婚姻関係を解消し、離縁することにした! この屋敷から出ていってもらう!」
「……離縁、ですか」
フェリシアの声には、動揺の一片すら含まれていなかった。
あまりにも平然とした反応に、エルネストは顔を真っ赤にして怒鳴り散らした。
「そうだ! 離縁だ! お前のような冷酷で、愛のない計算機のような女は、子爵夫人にふさわしくない! 僕は真実の愛に目覚めたのだ! マリアンヌこそが、僕の傷ついた心を癒やしてくれる真の伴侶なのだよ!」
「ええ、エルネスト様。私、エルネスト様とならどんな困難も乗り越えてみせますわ」
マリアンヌがうっとりとした表情でエルネストの胸に顔をうずめる。
「手切れ金として金貨五十枚を渡してやる。本来なら着の身着のままで追い出すところだが、僕の慈悲深さに感謝するんだな。この屋敷の財産、宝石、衣装はすべて没収だ。荷物をまとめたら一週間以内に出ていけ!」
金貨五十枚。そして一週間の立ち退き猶予。
三年間、破産寸前だった子爵領を再建し、彼が女たちと遊興に耽るための金まで捻出してやった対価が、これだった。
「……承知いたしました」
文字数 76,325
最終更新日 2026.09.05
登録日 2026.09.05
174
大好きだった婚約者が記憶喪失になって冷遇してくるので、婚約解消して別の人と結婚します
「シャル、大きくなったら、おれのおよめさんになってくれる?」
「およめしゃん?」
「うん。おれ、シャルが大好きだから。大人になったら、けっこんしてください」
「うん! シャルもリュシーしゃま、だいしゅき! およめしゃん、なる!」
✩ ✩ ✩
幼き日に交わした『約束』。二人が正式に婚約したのは、シャーロットが十二歳、リュシオンが十七歳のとき。
それから三年。リュシオンが事故により記憶喪失になったことで、全てが狂っていく――。
―――――――――――
✻男しかいない、αとΩしかいない世界観なので、女性やβといった概念は出てきません。
✻独自設定の異世界オメガバースです。
✻4話までは毎日更新。その後は週3話の更新を目指します。執筆しながらの更新、遅筆なのでゆっくりペースにはなりますが、完結は保証いたします。
☆8/7 15時更新 HOT女性向けランキング42位!
ありがとうございます😊
感想数 0
文字数 37,693
最終更新日 2026.09.10
登録日 2026.08.01
175
丘の向こうへ
「次の丘まで」
そう言って別れたアルムの温度を、
セリーヌは忘れられずにいた。
実家へ戻り、離縁を決意したセリーヌ。
一方、伯爵夫人になれると喜ぶ男爵令嬢ヴィオレットは、
セリーヌが担ってきた仕事を果たせず、
ジュルダンの心も次第に離れていく。
アルムもまた侯爵家の婿養子として、
妻が別の男との間に身籠った子を
我が子と認めるよう迫られていた。
与えられた立場を捨て、
自分の人生を選び直す二人。
冬の街道で出会ったセリーヌとアルムは、
再び同じ道を歩めるのか。
『次の丘まで』から始まった、
大人たちの静かな恋愛譚、その続編。
文字数 170,235
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.08.13
176
生贄長男、魔王を育てる
9人家族の長男・イデルは、家族の安寧と引き換えに、千年に一度の『生贄』として魔王の棲む谷へ向かう。
死を覚悟して開けた扉の向こうにいたのは、恐ろしい怪物……ではなく、生まれてこの方一度も風呂に入らず、服の着方さえ知らない、生活能力ゼロの「孤独な魔王」だった。
お風呂に入れ、服を着せ、手料理を食べさせる。
献身的に尽くすイデルに対し、魔王は次第に、これまでにない強烈な執着を見せ始めて――。
感想数 0
文字数 190,396
最終更新日 2026.09.05
登録日 2026.09.05
177
鳳凰に愛された令嬢を偽物と断罪した結果、国から祝福が消えました
公爵令嬢フランチェスカは、建国祭の夜、婚約者のボードワン王子から「偽物の巫女」と断罪され、国外追放を言い渡される。証拠は、侯爵令嬢グリゼルダが掲げた一枚の「鳳凰の羽根」。三年間かわいがってきた灰色の雛・ソレイユは「汚い鳥」と罵られ、処分まで命じられた。
――けれど、その灰色の雛こそ、二百年ぶりに人の世へ降りた本物の鳳凰。鳳凰は、みすぼらしい姿で「羽根の色ではなく、心で愛せる者」を試していたのだ。
国境を越えた瞬間、雛は黄金の鳳凰へと羽化し、祝福はフランチェスカとともに隣国フィオレンツァへ。彼女を客人として迎えたのは、豊穣祭を司る若き王太子コジモ。一方、祝福を失った故国では作物が枯れはじめ、偽の羽根の正体も白日の下に――。
わたくしは、何もしておりませんのよ? 羽根の色より、心の色。答え合わせをしたのは、あの子ですわ。
感想数 0
文字数 20,639
最終更新日 2026.09.05
登録日 2026.09.01
178
虐げられ王女はもう帰りません。捨てられた敵国でイケオジが甘やかしてくれるので。
「……帰るところ、ないの」
王家の血を引きながら、辺境伯家で使用人同然に扱われ、満足な食事すら与えられなかった幼いマール。
ある日ついに屋敷を追われ、危険な魔の森へ捨てられてしまう。
そんな彼女を助けたのは、敵国から来たイケオジ傭兵たちだった。
怖そうなのに、ごはんをくれる。寒ければ毛布をかけてくれる。危険があれば、真っ先に守ってくれる。
人を信じることも、甘えることも知らなかったマールは、彼らと過ごすうちに少しずつ「幸せ」を知っていく。
この作品はカクヨムにも投稿中です。
表紙イラストはノーコピーガール様・表紙メーカー2様
感想数 4
文字数 28,275
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.08.26
179
忘れられた公爵令嬢
「ただの同級生だろう。それ以上でも、それ以下でもない」
王立高等学園の卒業を控え、第一王子アヴィと公爵令嬢フィーネは、誰もが羨む仲睦まじい婚約者同士であった。だが、魔女の襲来によって、その幸福な世界は一夜にして塗り替えられる。
翌朝、アヴィの隣には別の令嬢が座り、彼は最愛であったはずのフィーネを「無礼な娘」として冷酷に切り捨てた。家族も友人も、誰もが歪んだ現実を「正解」として受け入れるなか、一人取り残されたフィーネは、自らの正気すら疑い、深い絶望の淵に沈んでいく。
そんな彼女に唯一手を差し伸べたのは、彼女と同じく「正しい記憶」を保持したまま、孤独な戦いを続けていたアヴィの従者、ウィリアムだった。
記憶を奪われ、偽りの愛に支配された王子。 魔法の才能を持たず、一度はすべてを諦めかけた令嬢。 そして、二人を誰よりも近くで見守り、その絆を守ると誓った従者。
これは、書き換えられた世界で置き去りにされた三人が、偽りの絆を打ち破り、欠落した「真実の想い」を取り戻すまでの、逆転の救済劇。
※小説家になろう様にて先行掲載しております。
文字数 84,380
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.09.05
180
【エピローグ完結】「君は何もしていない」と婚約破棄された私ですが、失ったのは私だけではなかったようです
「君は、この屋敷で何もしていない」
婚約者にそう告げられ、私は静かに屋敷を去りました。
反論はしなかった。
本当に必要とされていなかったのなら、そこにいる理由などない。
けれど、翌日から屋敷は変わり始める。
もちろん、悪い意味で。
執事が辞め、料理長が辞め、長年付き合いのあった商会は取引を打ち切り、貴族たちも離れていく。
婚約破棄で失ったものは、婚約者だけではなかった。
本質を見ずに婚約破棄をした人が、信頼そのものを失ってしまう物語。
文字数 22,760
最終更新日 2026.08.02
登録日 2026.07.03
181
幼馴染がくじに細工して10年嫁にいけなかったので、その婚約は返上いたします
この国では、婚約した男女が年に一度、二人でひとつの籤を引く。白なら年内に結ばれ、黒なら今年は結ばれない。神の采配とされ、誰も疑わない。
アンネリーゼは十六の年から十年、黒しか引いていない。十度。婚約者は幼馴染のヴェルナー。彼はそのたびに「来年こそ」と、やさしく笑ってくれた。
二十六。適齢期の最後の年。今年こそはと、彼女は生まれて初めて、ずるをしようと決める。ところが儀式の前夜、札を検めに忍び込んだ神殿で見てしまう。籤の櫃に細工をしている、婚約者その人の背中を。
理由は借金でも、権力でもなかった。
「わたしたちが所帯を持てば、あの子がひとりになります」
あの子――彼の家に引き取られた、五つ下の幼馴染。まだ二十一。あと五回も引ける娘。
十年。この人は、時間のあるほうを守るために、時間のないほうから十年を抜き取っていた。
――ならばもう、隣には立ちません。
翌朝、彼女は婚約を返上する。そして、十年間ずっと聖堂のいちばん後ろの席から彼女を見ていた男の手を取った。細工は空を切り、白い札が十年ぶりに彼女の手に浮かび上がる。あとは、十年分の帳簿が、静かに答え合わせをはじめる。
感想数 17
文字数 23,971
最終更新日 2026.09.04
登録日 2026.09.01
182
クビになった中年騎士、山で拾った竜の卵を育てたら、群れで一番偉い『親』になっていた ~国が頭を下げてきたけど、今日は初めての飛行練習なんだ~
四十二歳、独り身の門番騎士。「若いのを入れるから」と城をクビになった。
退職金代わりにもらった山小屋で暮らし始めた冬、嵐の晩に岩陰で大きな卵を拾った。温めたら、割れた。出てきたのは、手のひらに乗る竜の子。俺を見上げて、親だと決めたらしい。
それから毎日、飯を作って、寝かしつけて、飛ぶ練習に付き合っている。
知らなかったんだが、竜の世界には掟がある。「雛の親は、群れで一番偉い」。気づけば山の上に古竜たちが挨拶に並び、国からは「どうか竜との取り次ぎ役に」と頭を下げられた。俺をクビにした城の連中は、顔を真っ青にして詫びに来た。
悪いが、あとにしてくれ。うちの子が今日、初めて空を飛ぶんだ。
感想数 0
文字数 22,122
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.09.07
183
いつも病弱な幼馴染を優先するあなたとは結婚できません
侯爵令嬢リディアの婚約者、公爵令息カイルは病弱な幼馴染を何よりも優先する。
約束が破られる度に「彼女は身体が弱いから」という一言で済まされ、常にリディアは後回しにされてきた。
それでもリディアは、いつかは自分を選んでくれる日が来ると信じ、理解ある婚約者であり続けた。
しかし、その願いが叶うことはなかった。
彼にとって、自分はいつも「後でも大丈夫な強い人」。
ついにリディアは、この婚約を終わらせることを決心する。
今さら手を伸ばしても、それが届くことはもうない。
文字数 81,527
最終更新日 2026.08.30
登録日 2026.07.30
184
どこでも「ちゅーして」と幼馴染の公開溺愛が止まりません
「俺の麦だから。他の奴に見せつけておかないと安心できない」
リモート会議での放送事故から一ヶ月。
“氷のアルファ”と呼ばれる幼馴染・征臣のリミッターが完全に外れた!
教室のど真ん中で膝の上に抱っこされ、見せつけるように交わされる公開キス。
陰キャオメガの僕の恥ずかしさをよそに、征臣の独占欲はとどまる所を知らない。
放課後のキッチンや学校の死角でねだられる、甘くて過激なスキンシップ。
「早く最後までしたい」と迫る征臣と、無邪気な弟による予期せぬお預けの数々――。
限界突破アルファの公開溺愛に、心も身体も溶かされるドタバタ甘々オメガバース!
感想数 10
文字数 42,482
最終更新日 2026.09.10
登録日 2026.09.08
185
知られちゃいけない貴重な空間魔法持ちは、ソロで冒険したいと願う
川辺で倒れていたジュエルにはそれまでの記憶がない。孤児院へ預けられ、そこで『没落組』と呼ばれている二組の元貴族のきょうだいたちと仲良くなる。ある日孤児同士の争いに巻き込まれ、川に溺れ前世を思い出した。そこからはよくある話? 前世特典なのか? みんなとは違う貴重な無魔法を五歳の誕生月に女神様から授けてもらう。
無魔法で有名なのは空間魔法。マジックバックを製作するのに必要な特性で、知られたら孤児では大変な目にあいそうだ。それを避けるため風と水の魔法を女神様から授かったと嘘をつき、みんなに内緒でひとり無魔法の勉強をすることに。でもなぜか『没落組』に巻き込まれ、ぜんぜんひとりになれない……
前世の記憶があって無魔法持ち。早く十二歳になって無事孤児院を卒院して気楽なソロの冒険者になりたいなぁ〜
感想数 5
文字数 63,761
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.08.18
186
【完結】王妃はもうここにいられません
「受け入れろ、ラツィア。側妃となって僕をこれからも支えてくれればいいだろう?」
長年王妃として支え続け、貴方の立場を守ってきた。
だけど国王であり、私の伴侶であるクドスは、私ではない女性を王妃とする。
私––ラツィアは、貴方を心から愛していた。
だからずっと、支えてきたのだ。
貴方に被せられた汚名も、寝る間も惜しんで捧げてきた苦労も全て無視をして……
もう振り向いてくれない貴方のため、人生を捧げていたのに。
「君は王妃に相応しくはない」と一蹴して、貴方は私を捨てる。
胸を穿つ悲しみ、耐え切れぬ悔しさ。
周囲の貴族は私を嘲笑している中で……私は思い出す。
自らの前世と、感覚を。
「うそでしょ…………」
取り戻した感覚が、全力でクドスを拒否する。
ある強烈な苦痛が……前世の感覚によって感じるのだ。
「むしろ、廃妃にしてください!」
長年の愛さえ潰えて、耐え切れず、そう言ってしまう程に…………
◇◇◇
強く、前世の知識を活かして成り上がっていく女性の物語です。
ぜひ読んでくださると嬉しいです!
感想数 204
文字数 119,785
最終更新日 2025.04.20
登録日 2025.03.16
187
Fランクテイマーの俺、最弱魔物を《無限進化》させていたら世界最強の魔獣軍団ができました
名門テイマー一族、フォルク侯爵家の三男レインは、15歳の《天授の儀》で念願の《魔物使い》を授かる。
しかし、使役できるのは世界最弱とされるFランク魔物だけだった。
家族から失望され、騎士団への道も閉ざされ、婚約まで白紙に。すべてを失ったレインだったが、森で傷ついた1匹のスライムと出会い、人生が一変する。
彼に授けられていたのは、従魔の進化限界を取り払う規格外の能力――《無限進化》。
スライムも、ゴブリンも、最弱だからこそ無数の可能性を秘めている。
「弱いなら、強くなればいい。一緒にな」
これは落ちこぼれと呼ばれた少年が、誰にも見向きもされない最弱魔物たちを育て上げ、やがて世界最強のテイマーへと駆け上がる物語。
感想数 1
文字数 168,404
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.09.05
188
【完結】私の出産日に初恋の人を選んだ夫、あなたを彼女に返品します
「子供っぽい嫉妬はやめろ」私が命懸けで出産した日、夫のヴィンセント侯爵は初恋の人の所へ行ってしまった。理由を説明して欲しいと言うと、子供っぽい嫉妬をやめろと厳しい声で言われてしまう。しかも初恋の相手がいきなりやってきて「侯爵様は昔から私を命懸けで助けてくれるんです」と悪びれもせずに言い放った。妻よりも初恋相手を優先する夫は必要ないので私は夫を初恋相手へ返品した。すると生まれてから一度も人に頭を下げたことのないヴィンセントが、ボロボロになって私に頭を下げてきて⋯⋯。
感想数 223
文字数 94,149
最終更新日 2026.08.31
登録日 2026.08.12
189
王命結婚なのに「君を愛することはない」と言った旦那様を、論破して抱いてもらいました。
義母に虐げられていた侯爵令嬢リフィナは、王命により父と犬猿の仲のマシューズ侯爵家に嫁ぐことになった。
結婚式を終え、初夜に現れた夫ユスタスは「君を愛することはない」と言い放つ。
(よし、論破しよう!)
実家に戻りたくないリフィナは、彼を論破して抱いてもらうことを決意する。
直前に思い出した前世の弁護士だった記憶を駆使して――
感想数 0
文字数 9,795
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.09.10
190
いつから魔力がないと錯覚していた!?
婚約者に無理やり襲われそうになり、寮の二階の窓から飛び降りたサフィラスは、落下した衝撃で前世を思い出した。サフィラスの前世は、無詠唱の大魔法使いと言われた最強の魔法使いフォルティスだったのだ。今世では、魔法伯爵家に生れながら5歳の魔力判定で魔力なしと判じられてからというもの、ずっと家族から冷遇されていた大人しいサフィラス。ところが前世を思い出した途端、サフィラスの人格は前世のフォルティスの人格にほぼ飲み込まれてしまった。これまでの可哀想なサフィラスよ、さようなら。これからは我慢も自重もしない。転生する前に、女神から与えられた強運という祝福と無敵の魔法で、これまで虐げられてきたサフィラスは人生を謳歌することを決意する!主人公が1ミリもピンチに陥らないお気楽な話です。恋愛&ラブHは物語後半に予定。
感想数 1,000
文字数 1,095,705
最終更新日 2026.08.26
登録日 2022.02.23
191
どうぞ、そちらを選んでくださいー訳あり護衛騎士と秘密の聖女の話ー
聖女様、聖女様、聖女様。
お淑やかで穏やかな聖女様と婚約者の私を比べて批判してくる婚約者に、見切りをつけようと葛藤する女の子の話。
本当は大好きなのに、そばにいると心がすり減っていくばかり、自分を守るために大好きな婚約者から離れようと努力するが、なかなか諦めがつかなくて……
感想数 14
文字数 64,192
最終更新日 2026.09.10
登録日 2026.08.11
192
「心配しすぎで役立たず」と婚約破棄された令嬢ですが、私だけが災厄の前兆を見抜けるので、辺境公爵様に必要とされています
「心配しすぎで役立たずだ」
婚約披露の場で王太子レオンハルトから婚約を破棄された公爵令嬢ミレーヌ。
彼女には、地中を巡る金色の流れと、災厄の前兆である黒い亀裂が見えていた。だが、いくら危険を訴えても「考えすぎ」と退けられ、ついには居場所まで失ってしまう。
そんなミレーヌへ手を差し伸べたのは、災害の多い辺境を治める公爵カイルだった。
「君の心配には根拠がある。私の領地には、君が必要だ」
初めて警告を信じてくれる人と出会ったミレーヌは、洪水や鉱山崩落の危機から領民を救い、少しずつ自分の慎重さを受け入れていく。
しかしその頃、彼女を追い出した王都の地下では、国を揺るがす巨大な亀裂が広がっていた――。
これは、欠点だと思っていた「心配性」で多くの命を救い、自分の役目と居場所、そして愛を手に入れる令嬢の物語。
感想数 1
文字数 52,039
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.09.01
193
結婚式の夜に愛人を連れてきたので、署名せずに帰ります
結婚式の夜、夫となったはずの侯爵さまが、披露宴の席に愛人を連れてまいりましたの。
「彼女も今日からこの屋敷に住む。君は正妻なのだから、寛大に受け入れるように」ですって。
義母は「騒げば恥をかくのはあなたよ」と微笑むし、お客さまたちは見て見ぬふり。まあ、皆さまそろって、なし崩しにするおつもりですのね。
けれど、おあいにくさま。この国の結婚は、式を挙げただけでは成立しませんのよ。婚姻誓約書に夫婦双方が署名し、三日以内に神殿へ納めて、はじめて夫婦。
――そしてわたくし、まだ署名しておりませんの。
既成事実は、事実ではございませんのよ。
感想数 6
文字数 2,902
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.08.01
194
転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます
※2025年2月中旬にアルファポリス様より第四巻が刊行予定です
2024年10月下旬にコミック第一巻刊行予定です
ある少年は、母親よりネグレクトを受けていた上に住んでいたアパートを追い出されてしまった。
高校進学も出来ずにいたとあるバイト帰りに、酔っ払いに駅のホームから突き飛ばされてしまい、電車にひかれて死んでしまった。
しかしながら再び目を覚ました少年は、見た事もない異世界で赤子として新たに生をうけていた。
だが、赤子ながらに周囲の話を聞く内に、この世界の自分も幼い内に追い出されてしまう事に気づいてしまった。
そんな中、突然見知らぬ金髪の幼女が連れてこられ、一緒に部屋で育てられる事に。
幼女の事を妹として接しながら、この子も一緒に追い出されてしまうことが分かった。
幼い二人で来たる追い出される日に備えます。
基本はお兄ちゃんと妹ちゃんを中心としたストーリーです
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しています
2023/08/30
題名を以下に変更しました
「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきたいと思います」→「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます」
書籍化が決定しました
2023/09/01
アルファポリス社様より9月中旬に刊行予定となります
2023/09/06
アルファポリス様より、9月19日に出荷されます
呱々唄七つ先生の素晴らしいイラストとなっております
2024/3/21
アルファポリス様より第二巻が発売されました
2024/4/24
コミカライズスタートしました
2024/8/12
アルファポリス様から第三巻が八月中旬に刊行予定です
2024年10月下旬にコミック第一巻刊行予定です
感想数 314
文字数 2,870,002
最終更新日 2026.09.11
登録日 2022.09.30
195
【書籍化決定!】なぜ、私に関係あるのかしら?【完結】
「初めまして、アシュフォード公爵家一女、セシリア・アシュフォードと申します」
彼女は、つい先日までこの国の王太子殿下の婚約者だった。
そして今日、このトレヴァント辺境伯家へと嫁いできた。
「…レオンハルト・トレヴァントだ」
非道にも自らの実妹を長年にわたり虐げ、婚約者以外の男との不適切な関係を理由に、王太子妃に不適格とされ、貴族学院の卒業式で婚約破棄を宣告された。
そして、新たな婚約者として、その妹が王太子本人から指名されたのだった。
「私は君と夫婦になるつもりはないし、辺境伯夫人として扱うこともない」
この判断によって、どうなるかなども考えずに…
【報告】アース・スターノベル大賞様にて金賞・コミラカイズ賞を
受賞致しました!
応援して下さった読者の皆様、誠にありがとうございました┏○))ペコッ
書籍化・コミラカイズに関しましては詳しく決まりましたら
再びご報告させて頂きます。
※ 中世ヨーロッパ風の世界観です。
※ ご都合主義ですので、ご了承下さい、
感想数 649
文字数 255,711
最終更新日 2026.05.14
登録日 2026.01.07
196
有能なお飾りは、ある朝いなくなりました
七年間、ハーウィン伯爵家の帳簿はすべて三女リディアが握っていた。婚約者の仕事も、彼女の手が入らないものはなかった。
「リディアはよく働くよ。ほんとに便利でね」
聞いてしまった翌朝から、彼女は静かに準備を始めた。
置き手紙を一枚残して、リディアは家を出る。
新しい街で出会ったのは、彼女の仕事をただ正当に評価する、静かな監査官だった。
残された人たちが彼女の価値に気づくのは、ずっと後のこと。
※小説家になろう・カクヨムにも掲載しています。
※本文はAI(Claude)が生成した文章を、作者が加筆・修正したものです。
感想数 2
文字数 18,506
最終更新日 2026.08.20
登録日 2026.08.20
197
オメガ騎士団長の年貢の納め時
オメガであることを伏せて働く騎士団長エヴァン。ある日、番のアルバスに抑制剤を過剰服用していたことがばれてしまって……。
エヴァン、アルバス、老宰相の三視点からお送りします。
感想数 0
文字数 9,125
最終更新日 2026.09.05
登録日 2026.09.05
198
ある日突然、婚約者が化け物のような姿になりました
今日は隣国に留学されているオスカルお兄様と、三か月ぶりにお会いできる日。わたしはこの日を心待ちにしていて、戻られたお兄様とお部屋で楽しくお喋りをしていたのですが――。
その最中、とても奇妙なことが起こりました。
レンヴァルズ子爵令息、ホマン様。わたしの婚約者様が突然いらっしゃり、お父様に呼ばれて応接室に向かってみると……。
「ホマン、さま……!?」
そちらにいらっしゃったホマン様は、化け物のような恐ろしいお姿になっていたのでした。
感想数 3
文字数 3,512
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.09.10
199
番の証が出ないと捨てられたので、神様に確かめてもらいます
「番の証が出ぬからだ」
和平のために獣人国へ嫁いで四年。獣王ガイウス様との儀式は三度、三度とも証は出ませんでした。「人間の娘では神は認めぬ」——そう言われて、離宮へ。
雨漏りの下で眠り、井戸をさらい、畑を耕して。泣かなかったのは強いからではありません。獣人には、匂いでわかってしまうから。
嫁ぐ前に三年かけて読み込んだ婚姻法典。その第四章に、こうありました。
『既に誓いを結びたる者が、重ねて他者と誓いを立てんとする時、神は後の誓いを認めず』
——証が出なかったのは、わたしが人間だからではない。
長老会に申し立てたのは、解釈の確認だけ。わたしは悪くない、とは一言も書きませんでした。
遡誓の儀で神殿に浮かんだのは、六年前の秋の「成立」と、わたしの三度の「不成立(重複)」でした。
感想数 12
文字数 23,773
最終更新日 2026.08.17
登録日 2026.08.12
200
転生人生はマイペースで悠々自適
10歳で家族を失った少女は、母方の祖父母に会うために大きな町に向かって歩いている途中で、唐突に、この世界での自分の記憶のほとんどが失われていることと、自分が転生者であることを理解した。
思い出せた前世の記憶は、自分の名前と好きだった手芸のこと、家族関係が原因で学校というたくさん人がいるところでは目立たないように生きていたことだけ……だと、少女は思っていた。
これは空き家の管理をすることを条件に祖父母の所有する小さな家に住むことを許された、10歳の少女の‟日常生活”を綴っただけの物語である。
前世の記憶が混ざったことで言葉遣いが子どもらしくないことがありますが、温かい目で見守っていただけると嬉しいです。
「10歳の少女の‟日常生活”を綴っただけの物語」の始まりは、100話以降の予定です。
主人公が日常生活を送れるようになるまで、暫くお待ちください。
執筆の息抜きに、ふと思いついた主人公で書き始めたお話です。
好きしか詰め込んでいませんが、楽しんでいただけると幸いです。
※画像はAIに描いてもらいましたが、小説はAI不使用です。
文字数 138,545
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.07.20