喫茶店 小説一覧

226件
81

きっと海を愛していた

 ――好みですか? 僕が? 「かわいくなかったよ、きみなんか」  ――海には還れない。 曽祖父の遺した家に一人で住む大学生、「私」。あることからとある喫茶店に通うことになり、そこで紫の「少年」と出会う。 少年アスターと「私」のきらきらした静かで冷たい回帰の話。 年齢逆転要素ありのショタおねエモです。8100字。
82

ポーレッグとドリンクしかないですが -喫茶ハウンのレシピ帳-

潮江森町の片隅にある、古い喫茶店『ハウン』。 メニューは少し変わっていて、“ポーレッグ”とドリンクしかない。 ポーレッグとは、ノルウェーの言葉で「パンに挟んだり、乗せたりして食べるもの」のこと。 先代のフィリプ・ヤブウォンスキが港町に残した喫茶店は、 孫である鳴海紗都子(なるみさとこ)と弟の玄(はるか)に、ゆるやかに受け継がれていた。 朝七時半。 潮の匂いが混じる町で、喫茶ハウンは静かに店を開ける。 これは、港町の小さな喫茶店で起きる小さな日常の一ページ。
83

雨のルーンカフェ

放課後の雨、アーケードのカフェで再会した“私”と“彼女”。 明日の朝七時、学校の屋上で話そう——合図じゃなく言葉で約束する。 相合い傘の帰り道、胸の余白に小さな熱が灯る。雨が上がれば、距離も少しだけ縮まる。
84

元社畜とツンデレ騎士様と時々魔物

スマホゲームのガチャを引いたら異世界に美少女として転生してしまっていた主人公。 社畜時代を思い出しながら、拾って貰った喫茶店を繁盛させようと一心不乱に働きます!? 隠し事の多い犬系店長、小動物のように可愛らしいエルフ少女、そして全身鎧のツンデレ騎士様。何かとこのツンデレ騎士様が突っかかってくるような気がするけれど……。乙女ゲーマーだった主人公の好みは王子様系。とにもかくにも恋愛にうつつを逃している暇はない。生きることは働くことだ、働くことは生きること! 細かいことは気にしない性格で、社畜根性フルに活かして、異世界生活頑張ります!
85

Actor!〜気持ちが迷子のきみと〜

長い夏休みを持て余していた大学生の長谷は、喫茶店主の頼みでちょっと人付き合いの苦手な女の子の社会勉強に手を貸すことになる。 長谷はひと夏の間に、彼女に変化をもたらすことができるのか。 本作は小説家になろうにも投稿しています。
86

そこでしか話せない

エブリスタ様にて公開させていただいているお話です。 葛西智也はある夜、喫茶店で不思議な出会いをする。
87

レモネード

それは甘酸っぱくて、ちょっぴり苦い。 水口れもん 看護師の母親と二人暮らしの孤独な文学少女。 藤野サガ 黒髪、白い肌、赤い唇を持つ美青年。 二人は秋に出会い、安アパートの隣室で交流を交わす。しかしサガには秘密があって…。 色褪せた畳の古めかしいアパート、所狭しと本が積み重なる古書店、小粋な喫茶店とバー、季節外れの波打ち際。 セーラー服におさげの女の子と謎めいた美しい少年のボーイミーツガール。 小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
88

走馬灯で会う日まで

喫茶店で正社員として働く西田が、代わり映えしない日常の中で、日々の仕事や人間関係、様々なストレスに押しつぶされそうになる。そんなある日、得体のしれない仮面の男〈タナカ〉が目の前に現れる。そして、仮面の男に「このままだと、死にますよ」そう告げられる。助かる方法は、不思議な仮面をつけること。仮面の力で、その人の情報がこの世からなかったことなり、この世のあらゆるしがらみから解放される。肉体としての死か、情報としての死か。西田は究極の選択を迫られる。
89

ぎりぎり義理ってことでいいですか

これは義理チョコだ渡すけどただの義理だからぎりぎり義理だから……! ぎりぎりじゃねーだろ、義理の範囲超えてるの自明だろ。というバレンタインの百合です。
90

カプチーノ アート

気になる人がいるの 結婚して子どもまでいるのに、私は 「あの、見ましたっ ラテアートのハート…!」 主人とは違う男性に 特別な気持ちを抱いてしまっていたの……
91

カタリーナのお店の人々

カタリーナという、喫茶絵画のお店に集う人間模様 純子はこの店のオーナー、この店の絵はすべて彼女が描いた。 しかし、一枚だけ、作者不明の破けたジャンダルムの絵が掛けられている。 サリーは、純子の姪にあたる。この物語の傍観者になる。 キー子とその弟準矢はヤングケアラー。サリーの親友だ。 勉は、ちょっと変わった同級生。でも高校に上がってからは、別々の学校になってしまった。でも、土曜日の朝、必ず店に来る 謎の元刑事か、わからないが、眼光鋭く店を見回している。 ハナは、純子の親友で、純子が山に行っている時に現れ、サリーと親しくなる。まだまだ、続くが見てのお楽しみ……
92

恋カフェ、腐女子定員

カテゴリ選択でBLかな?とも思ったのですが、 ただの主人公の妄想なので、恋愛にしました。 カフェで働く腐女子の物語です。 『腐女子の』妄想、恋物語です。
93

【完結】ライブ喫茶ジャスティのバレンタインデー

今日はバレンタインデー。おれは自分の店であるライブ喫茶ジャスティを、いつものように開店した。 客たちの中には、うちでレギュラー出演しているオーバー・ザ・レインボウのバンドメンバーもいる。入れ代わり立ち代わり店にやってきて、悲喜交々の姿を見せてくれる。 今年のバレンタインデーは、どんなことが起きるだろう。 いずれにしても、みんなにとっていい一日になりますように。
94

琥珀亭ダイアログ

神田と秋葉原のあいだ、少し疲れた人だけが迷い込む喫茶店「琥珀亭」。 店主の琥珀は、説教も、正解も、劇的な奇跡も差し出さない。 ただ話を聞き、その人に合う一杯と一皿を静かに出す。 なくしたもの。 買ったのに満たされなかったもの。 言えなかったこと。 諦めきれない気持ち。 帰るころには、人生が大きく変わるわけではない。 それでも、ほんの少しだけ心が軽くなる。 東京百鬼パレード派生短編。 スプーン一杯の幸福をどうぞ。
95

南国の木漏れ日

夏の暑い日に立ち寄った喫茶店には、メニューがなかった。 都会の喧噪の真ん中にある、少し変わった喫茶店でのひととき。
96

私の『喫茶店俳句』(4/14更新)

Twitterで呟いていた『#喫茶店俳句』をまとめました。
97

ふてくされた顔の君、空に浮かぶくせ毛

 偶然同じ喫茶店に通っていた高校生の彼女と僕。 NO NAMEという関係性で馴染んでいった二人だったが、彼女がその喫茶店でアルバイトしている大学生の陽介と付き合い始めたことで、僕の彼女への想いは変化してゆく。 切ない想いを抱きながらも彼女のそばにいる喜びと、彼女を諦めなくてはいけないという焦りを抱く僕。 大学生になった僕には、僕を好きだと言ってくれる人も現れる。 そんな中、僕らのNO NAMEな関係は、彼女が悪気もなく名前をつけたことで変化した。 彼女と一度は距離を置くが、偶然は一度起きるとその確率を高めてしまいーー 片想いする相手への切なさと許容と執着、愛しい青春。
98

マチカドなやみの珈琲店

喫茶店系ショートショートです。 一話限りの予定ですが、一声あれば続きをすぐに投稿します
99

そして僕は店を変えた

作家である僕は喫茶店で原稿を書く習慣があり、その日もいつも使っている店で原稿を広げていた。 その店には僕が気にしている一人の女性店員がいて、僕が気に入っているカレーのメニューがあり、穏やかな時間を過ごすことが出来る、小さな楽園だった。 でも僕は店を変えることになる。その理由は恋だった。
100

お墓参りの後には一服どうぞ

そこは墓参に訪れた客がまるで吸い寄せられるような不思議な喫茶店。
101

名前の無い喫茶店

鎌倉近くの丘の上にある、海が見える喫茶店。 ここは細身の長身マスターと、同じく細身の眼鏡をかけた店長兼オーナー代理が営む小さな小さなお店がある。 お店には永久リザーブ席がある。 亡くなったオーナーが生前、一番愛していた席に、今は彼の遺品である革手帳が置かれている。 彼の遺品、革の手帳に自らの記憶、思い出を書き込み、マスターの出す飲み物を飲むと・・・。 《2016年作品》
102

最初の味見は、いつも君に

「……最初の味見、してくれる?」 放課後、秘密の喫茶店で始まる。お菓子職人を目指す彼女と、常連の彼女。甘い練習は、恋に変わっていく——GL成長物語。
103

猫の喫茶店『ねこみや』

とあるアラサーのキャリアウーマンは、毎日の仕事で疲れ果てていた。 珍しく早く帰れたその日、ある住宅街の喫茶店を発見。 そこは、彼女と同い年くらいの青年が一人で仕切っていた。そしてそこには看板猫が存在していた。 猫の可愛さと青年の心優しさに癒される彼女は、店の常連になるつもりでいた。 やがて彼女は、一匹の白い子猫を保護する。 その子猫との出会いが、彼女の人生を大きく変えていくことになるのだった。 ※4話と5話は12/30に更新します。 ※6話以降は連日1話ずつ(毎朝8:00)更新していきます。 ※第4回キャラ文芸大賞にエントリーしました。よろしくお願いします<(_ _)>
104

【完結】珈琲の香りと二十五年越しの初恋

 二十五年の時を越えて、あの頃の想いがそっと芽吹く。  高校時代に通った喫茶店「樹樹」で再会した百合子と透、健太。  珈琲が映すのは、青春の記憶と、今も心に残る淡い恋心。  癒やしときらめきを運ぶ、ほんのり大人の現代ファンタジー。
105

東野君の特別

大学受験のため名古屋の叔母宅を訪れた佐奈(さな)は、ご近所の喫茶店『東野珈琲店』で、爽やかで優しい東野(あずまの)君に出会う。 「春になったらまたおいで。キャンパスを案内する」 約束してくれた彼は、佐奈の志望するA大の学生だった。初めてづくしの大学生活に戸惑いながらも、少しずつ成長していく佐奈。 大好きな東野君に導かれて…… ※過去作を全年齢向けに改稿済 ※エブリスタさまにも投稿します
106

秘密はいつもティーカップの向こう側 ~郷愁の山帰来~

食べることは、生きること。 紅茶の香りに揺蕩う、在りし日の陽炎――。 ローズメリーに現れたのは、陽射しを連れて来たような青年だった。 亜嵐、翠、オリヴァー。 三人の間に積もる懐かしい時間。 けれど湊の胸には、知らなかった「過去」に触れる痛みが走る。 胸に残る棘も、確かに芽吹く緑も、それでも人は誰かとテーブルを囲み、笑い、またここへ帰ってくる。 ティーカップシリーズ、第四弾です。 ◆・◆・◆・◆ 秘密はいつもティーカップの向こう側の姉妹編  ・本編番外編シリーズ「TEACUP TALES」シリーズ本編番外編  ・番外編シリーズ「BONUS TRACK」シリーズSS番外編  ・番外SSシリーズ「SNACK SNAP」シリーズのおやつ小話 よろしければ覗いてみてください♪
107

雪蛍

 高梨綾音は、伯父と伯母が経営している『喫茶わたゆき』でバリスタとして働いている。  高校二年の冬に亡くした彼氏を未だに忘れられない綾音は、三十歳になった今でも独身を貫いている。  そんなある日。農道でパンクして途方に暮れている綾音を、偶然通りかかった一人の青年が助ける。  自動車整備工場で働いているというその年若い青年、南條蛍太に、綾音は次第に惹かれていく。  しかし南條も、心の奥底に仕舞い込んだ消せない闇を抱え続けて生きている。  傷を負った二人が織りなす、もどかしくて切ない恋の話。
108

僕達の恋は運命だと信じたい

幼い頃に両親を亡くし、祖父までも中学の時に亡くした。そんな残酷な世界に光をもたらしてくれる彼女が現れた。  大人になった主人公は、ある秘密がある喫茶店を爺ちゃんから受け継いだ。  酒を久しぶりに飲んだ次の日に、死んだはずの彼女が...。   「思い出と今が織りなす純愛ラブストーリー。」
109

喫茶あかおに

あの「桃太郎」の鬼ヶ島の首領が引退して喫茶店やってたらウケるなと思ってできた話です。 桃太郎の孫はチャラいですが、大体有名人の孫はチャラいと思います(偏見)。 
110

【短編集】喫茶「凡人」

 大学二年の頃、人生で一番酷い一年を過ごした。彼女にはフラれ、サークルでは大喧嘩し、そのせいで勉強にも身が入らなかった。友達と呼べるような人間はいなくなり、大学に自分の居場所がなくなったような気がした。そんなある日、叔父にある提案をされた。それは「一年休学して、俺の喫茶店を代わりにやってくれないか?」というものだった。乗り気でなかったが、叔父の熱意にほだされてつい引き受けてしまった。  カウンター席が五席、四人掛けのテーブル席が一つ。山手線内の某所にある、小さい喫茶店。誰が来るんだと思っていたけど、来る客は有名人ばかりで……?
111

ここち・くらし

心地よい暮らしとか、相手とかいろいろ書きたくて 書いています。 BLなのかも分からないので、わけていません。 主人公 僕 なんとなく、幼馴染と生活をしている。 日々の暮らしに満たされているので 不安に思うことも無い様子。 同居人 ノビ(ル) 主人公の幼馴染。口数は少なく コーヒーと読書が好き。 かなりの近眼。
112

紙飛行機のゆくえ

友人・等比居免兔氏に捧ぐ。 氏の作品「さるん七等星」からインスパイアされた、準二次創作作品です。 紙飛行機はどこまで飛んでいくのか。
113

あやかし喫茶店エコー:時巡る風流一座と街の秘密

神社の狛犬が背の高い着流し姿の男に変身!? 人間になった彼は、境内に現れる三毛猫「ミー」に夢中の猫馬鹿に。 そして町には風流一座の逢魔が時の影が再び忍び寄る、その黒幕とは? 人妖が共存する喫茶店「エコー」を舞台に、日常に忍び寄る奇妙な異変の謎に挑む、新感覚あやかしコメディ! 魅力的なキャラの掛け合いと、サクサク読めるバトルで、あなたはきっと、風流市の虜になる。 感想で好きなキャラなど教えていただけるとうれしいです。 他のサイトでも公開中です。
114

黒猫ダナのさがしもの −想いでのかけら−

一応【一話完結】です。 とある小さな町のどこかに『喫茶 黒猫』という古びた三角屋根と赤煉瓦が目を引くこぢんまりした喫茶店がある。 そこは黒猫に選ばれた者しか訪れることのできない不思議な喫茶店で……。 もし訪れることができたら、願いを一つ叶えてくれるーー巷ではまことしやかに囁かれている……らしい。 その代償として“あるモノ”を取られてしまうのだが。それは黒猫の気分しだいで……。
115

ふしぎ喫茶メーヤ

いつの時代か、どこの世界か、それともだれかの夢の中なのか――。 どこにあるのか、だれも知らない「ふしぎ喫茶メーヤ」。 「の」の字みたいな目をしたサムライ、「く」の字みたいにこしの曲がったおじいさん、「火」の字みたいにかみの毛をさか立てたふしぎな人、そして「へ」の字みたいな口をしたうちゅう人。 ちょっと変わったお客さんがやってくると、マスターは、その人にぴったりの飲みものやおかしを出してくれます。 さて、今日はどんなお客さんがやってくるのでしょう? そして、あなたがメーヤを訪れたら、マスターはなにを出してくれるでしょうか。
116

珈琲杯の憂鬱

珈琲杯の憂鬱 (こーひーかっぷのゆううつ) 《カツフエエ・パリス》の常連客「私」は、他の二人組の常連客“K”と“N”を離れた席から観察していた。二人はいつも文学か労働者たちの過酷な現状についてを語り合っていた。そんなある日、ひょんなことから「私」と“K”、“N”は友好関係を築いてゆくが、、、 ※ 本作品では、舞台背景の雰囲気を演出するため、わざと一昔前のような表記にしている箇所があります。 例)「いった」→「いつた」 「ような」→「やうな」 「しょう」→「せう」 「いた」→「ゐた」 「いそいそ」→「いそ/\」etc. ※ 「×××」のように表記した箇所は、自主規制です。 ※ 本作品は、あくまでフィクションです。登場するモノは、背景と時代が倒錯していることもあります。  読みにくいかもしれませんが、ご了承ください。 ☆本作品は縦書き向けに書いています。アプリ版の縦書きのほうが読みやすいと思いますので、できればアプリ版で読んでいただけると幸いです。
117

『このまちに,湯気が立つ』 ―じいじと私の喫茶店―

城下町の石畳に,今日も煙が上がる。 声が出なくなって,会社を辞めた。 行き場を失った24歳の光が向かったのは,「じいじ」が営む小さな喫茶店だった。 「喫茶 くぬぎ」のメニューは,4種類だけ。 コーヒー,紅茶,ミルク,ココア。 食べ物は出さない。 氷も仕入れない。 「赤字を出す店は,設計が悪い」と,元大工のじいじは言う。 亡き妻に「死ぬ前に好きなことをしろ」と言われ,大工道具の代わりにネルドリップを手にしたじいじは,黙って豆を炒り,黙ってコーヒーを淹れ,黙って光の椅子を用意して待っていた。 光は毎朝,実家から自転車で石畳を走る。 蒸らしの30秒,焙煎の音,豆の膨らみ——じいじが20年かけて積み上げた設計を,少しずつ体に入れていく。 でも,じいじの手が,震え始める。 秋が来て,冬が来て,灯りがついていた2階の窓が,暗くなる日が来る。 じいじの靴が,なかった。 けれど,光はわかっていた。 ネルをセットして,湯を注いで,開店した。 じいじが設計した店は,今日も動いている。
118

春秋館 <一話完結型 連続小説>

様々な人たちが今日も珈琲専門店『春秋館』を訪れます。 都会の片隅に佇むログハウス造りの珈琲専門店『春秋館』は、その名の通り「春」と「秋」しか営業しない不思議な店。 寡黙で涼しい瞳の青年店長と、憂いな瞳のアルバイトのピアノ弾きの少女が、訪れるお客様をもてなします。 物語が進む内に、閉ざされた青年の過去が明らかに、そして少女の心も夢と恋に揺れ動きます。 お客様との出逢いと別れを通し、生きる事の意味を知る彼らの三年半を優しくも激しく描いています。 100話完結で、完結後に青年と少女の出逢い編(番外編)も掲載予定です。 ほとんどが『春秋館』店内だけで完結する一話完結型ですが、全体の物語は繋がっていますので、ぜひ順番に読み進めて頂けましたら幸いです。
119

オススメはなんですか?~喫茶異文化へようこそ~

 喫茶店には様々な人が訪れます。  違うのは年齢や性別や性格だけではありません。  価値観も違います。  価値観が違うから考え方も違います。  コーヒーを飲んでいる短い間に話している内容からもそのことが判ります。  自然と聞こえてくる会話は興味深いものです。  今日も喫茶店にお客様が訪れます。 「いらっしゃいませ」 「オススメはなんですか?」 「そうですねぇ」  喫茶店でオススメを聞いてくる人はあまりいません。  今日も興味深い会話を聞くことができそうです。
120

『カフェ・しろつめ草の気まぐれ日和』──どうしても“好き”って言いたくなったのは、あなただけ

動画配信者として癒しを届けてきた彼。 “誰かの救い”でいようとするあまり、 言葉をなくしたその心がたどり着いたのは―― 商店街の外れにある、小さな喫茶店「しろつめ草」。 店を気まぐれに切り盛りするのは、 制服姿の高校生・葉月。 今日のメニューは、その日の気分と、ほんのすこしの想いで決まる。 会話は少ない。 だけど、期待されない空間で少しずつ重なっていくふたりの時間に、 やがて恋が、静かにこぼれていく。 「わたし、ずっとあなたを待ってたのかもしれない」 恋になるって知らないまま、 誰よりも“好き”を言いたくなった相手は、あなたでした――
226件