歴史・時代 小説一覧

3,243件
1,841

研ぎ師浅葱

「この刃は、女子供を斬ってはおらぬ――」  時は文久三年。山陰の小藩、三万二千石の伊砂見藩。城下の西町職人町で、ただ一人の藩抱え砥ぎ師として生きる青年、浅葱十郎太。彼には、亡き父から受け継いだ類まれなる眼力があった。刀身に残された微細な傷、血脂の拭い跡、研ぎ減りの具合といった痕跡から、使用者の太刀筋や手入れの癖、斬った対象までも精緻に読み解く、究極の職人技「刃文読み」である。  ある日の明け方、十郎太の元に持ち込まれた一振りの刃。時を同じくして、城下では筆頭家老の弟が暗殺されたという瓦版が飛び交い、不穏な空気が立ち込めていた。やがて十郎太は、藩からの内々の依頼によって、下手人が使ったとされる脇差を研ぐことになる。しかし、静けさに包まれた研ぎ場でただ一人、蝋燭の灯りを頼りに刀身に向き合った十郎太は、そこにあるはずのない微かな痕跡から、事件における致命的な矛盾を読み取ってしまう。  真実を隠蔽しようとする藩政の暗部が蠢く中、十郎太の周囲もにわかに騒がしくなっていく。密かに男装して夜廻りをする幼馴染の女剣士結花。裏の顔を持つ謎めいた呉服問屋の女主人鵲。そして、九年ぶりに姿を現した脱藩浪人である兄弟子、月城九郎兵衛。それぞれの思惑と過去が複雑に絡み合う中、十郎太の推理は、一人の侍の単なる暗殺事件という枠組みを超えて、伊砂見藩の全体を激しく揺るがす深い闇へと繋がっていく。  それは同時に、十年前に不審な死を遂げた研ぎ師の父と、忽然と姿を消した母の過去に直面することでもあった。権力者たちが刀を振るって隠そうとした真実を、ただ黙々と刃を研ぐことで暴いていく十郎太。亡き父の遺言を胸に秘め、決して自らは刀を抜かずに戦う職人の姿を描いた歴史ミステリー。神聖な研ぎ場から、幕末の動乱を映し出す真実の波紋が広がっていく。
1,842

火の子

戦闘部族はときを経て、モンゴルの草原で数は少ないが平和に暮らしていた。そんな人々の長の娘。アイリの成長物語。
1,843

残刀始末奇譚

  梗概  時は明治維新期。舞台は文明開化に賑わう江戸より名を転じた新生の都・東京。だが、そんな周囲の殷賑とは別に、大村(おおむら)辰(たつ)馬(ま)は剣の師匠の敵である後藤数右衛門(ごとうかずえもん)の首を暗がりで狙っていた。そして、高まる緊張感の中、実行するも敢え無く失策。大村は後藤を取り逃がしすぐさま追うも、後藤の用心棒が目の前を塞ぐ。その用心棒。かつて大村と道場で轡を並べた同門、由良勢(ゆらせい)十郎(じゅうろう)であった。その偶然の邂逅にして、対決を余儀なくされた大村だったが、実力差如何ともし難くやはり敢え無く絶命する……。 だが、志半ばにして大村、その後藤を打倒する信念は朽ち果てず、その想いがどうしてか由良の刀に憑(つ)いてしまった。 言わずもがな困惑する由良。両者、訳の分からぬままその状況を受け入れていくが、大村には師との間に守らねばならぬ約束があった。 それは師の娘である幸枝を後藤から庇護すること。 師の敵だけが理由で大村は後藤の暗殺を企てのではなく、後藤は師の娘をも歯牙にかけようとしていた。幸枝を守る。その強い思いこそ後藤打倒の礎と信じる大村は、由良が後藤の用心棒であるにも関わらず、後藤を討ち幸枝を守るのだ! と由良にせがみのたうちまわる。無論、由良は頑なに拒むのだが、師の娘を不憫に思う気持ちも一方ではあった。とはいえ事なかれ主義の由良は面倒事には首を突っ込みたくない。大村と由良の間では討つ、討たないの問答が続く。しかし、刀を通して由良の感情を汲み取る大村は、由良が抱える心意に気づき始める。由良の本当の想い、そして、秘められた過去……。衝突しあいながらも徐々に分かり合う二人。そんな折、事態は急展開。幸枝が後藤にさらわれてしまう。予断を許されない切羽詰った状況に置かれた由良は、もはや躊躇する暇もなく意を決し、果たして凄腕用心棒が待つ後藤の屋敷へと向かう羽目になる。幸枝を救うために。
1,844

明治元年の断頭台

 フランス革命で数多の人間を処刑してきた断頭台(ギロチン)が、処刑人として名を知られるサンソン家から失われた。その約二十年後、維新の嵐が吹き荒れる日本で、見事な切り口で首を斬る手口の殺人事件が横行する。  幕府の処刑人として名高い山田朝右衛門の養子である山田半左衛門吉直は当初下手人と疑われ、その疑念を晴らすため事件の調査に乗り出す。そして、アンリ・サンソンの子孫を名乗る男装のフランス軍少尉アンリエット・サンソンと出会うのであった。  遠く離れた地で生まれた処刑人の一族の運命を背負う者同士が、血と怨念の連鎖を終わらせるため、明治元年の日本を駆け巡る。
1,845

この馬鹿野郎!

そう言われて気持ちの良い人はほとんどいません。
1,846

茜さす

【第一部】 願ったのは共に生きる未来。――ただそれだけだった。 戦乱の世が終わって数十年。大平の世の片隅の小藩で、本領と飛び地領との間の壮絶な跡目争いが繰り広げられていた。 生家が困窮し飛び地領に売られた隠密・樋口雅勝と、滅びゆく忍び里の娘・るいは惹かれ合い、共に生きたいと願うようになる。 しかし二人のささやかな願いもまた、お家をめぐる争いの中に飲み込まれて行く運命だった。 二十歳まで生きられない定めを負った隠密と、滅びゆく忍び里の娘のかなわなかった夢と恋の物語。 【第二部】 誰も幸せになれなかった藩主交代劇から三年。 清水忠雅は元許嫁・菊松尼との絆だけを支えに、友を死なせてしまった苦悩と悔恨の日々を生きていた。 そんな忠雅の前にある日、死んだはずの友とよく似た刺客があらわれる。 ――この世の仕組みが間違っているのなら、仕組みそのものを変えてやる。 敵方として現れた男は、かつて同じ夢を見た友と同一人物なのか。 雅勝とるい、忠雅と菊乃の恋の行末は。そして長きに渡る藩の権力争いは終わるのか。
1,847

【非18禁】男色大鑑 ~井原西鶴の書いたBL大全集(笑) 序文+「お試し」短編一話追加しました~

    「好色一代男」「日本永代蔵」など、当時の大衆娯楽小説である「浮世草子」で有名な井原西鶴(1642~ 1693)  歴史の授業でも必ず作品名などを暗記させられる、江戸時代前期を代表する作家ですが、彼が貞享4(1687)年に著した「男色大鑑 本朝若風俗」(なんしょくおほかがみ ほんてうわかふうぞく)の序文があまりに面白かったのでご紹介します!  ・・・・もうね・・・これでもかっ!というくらい盛大に女性をディスっておりますねぇ(笑)  そして、「男色」・・・・つまりは現代の言葉でいうと「BL」が究極至高のものだと結論づけ、様々な「男性同士の愛」についての短編ストーリーを紹介しています。  一応お断りしておきますが、エ◯チな本ではありませんし、「薄い本」でもありません(笑)  めっちゃヴォリュームのある本です、プラトニックラブです!  そういやプラトニックラブ・・・要は古代ギリシャの哲学者「プラトン」的な愛(=純愛)という意味なのですが、実はプラトンの恋人は「男性」  プラトニック・ラブという言葉は、実は男性同士の愛についての用語だったのです!(うひ~)  この西鶴の「男色大鑑」、つまりは「西鶴のBL大全集」  各話とも短くて、古典としては読みやすい方なので、興味(?)のある方は是非一読をオススメします。  美少年同士の純愛(?)ストーリーがテンコ盛りとなっております。  原典からの真面目な直訳ではク◯つまらないので、なぜかドラァグクイーン風の文体となっております(笑)  ※「ドラァグクイーン」については「あとがき」でご紹介したいと思います。  余談ですが、私個人としては「女性」が大好きです!死ぬほど好きです!三度の飯より好きです!・・・でも、美少年も悪くないですぅ(汗)  全三話+αです。  【追伸】オバカな文体で序文のみで終わるつもりだった本作、急遽「オマケ」で本編より一話分ご紹介いたします!  自分が感動して、どうしてもご紹介したいと思ったものですから・・・・全六話です。  「真面目」な男色大鏡の面白さも併せて堪能していただければ幸いです!
1,848

戦火の尼僧

昭和初期、戦争の影が日本全土を覆い尽くす中、若い女性恒子は静かな心の平安を求めて尼僧になることを決意する。東京の喧騒を離れ、京都の山奥にある古い尼僧寺で修行の日々を送る恒子。しかし、心の平安を求める旅の坊主玄太が寺に現れ、彼の執拗な求愛が恒子の平穏を乱し始める。
1,849

狐松明妖夜 ~きつねのたいまつあやかしのよる~

時は江戸後期。 全国を席巻した未曾有の飢饉を乗り越え、山間のある村では三年ぶりの大祭と芝居が開かれることになり、村は期待に沸き立っていた。 庄屋の姪っ子、紫乃は十五歳。 幼いときに両親を亡くし、庄屋の伯父に育てられてきた。 村一番の器量よしと評判だったが、村一番の剣の使い手であり、村一番の変わり者でもあった。 つねに男のような恰好をして村を闊歩していた。 そんなある日、紫乃は村外れの大木のもとで、暴漢に襲われている男を助ける。 男の名は市河源之丞。 芝居に出演するために江戸から村にやってくる途中だった。 美しい源之丞に生まれてはじめて恋心を覚える紫乃。 だが、そのころ、紫乃にはある縁談が進められていて……
1,850

オレは、メイド・イン・ジャパンのアンドロイドだ。

 これは、SFでは無い。 歴史・戦記ものです。 戦場で戦う、日本兵として派遣された日本製のロボットの物語です。
1,851

鉄壁防空艦隊

大艦巨砲主義と航空主兵主義の激突は艦隊防空の強化と言う結論に到達した。日本海軍は”鉄壁防空艦隊”を目指して艦隊を整備していくことになる。
1,852

大正ロマンシズム〜二つの恋

火事で生き別れた双子の姉妹 姉は伯爵令嬢 妹は内気な店の使用人
1,853

【完結】偽書 ~本能寺の変秘話 素走り得意、でもそれしかない忍び者の野望は果たしてかなうか

天正10年6月のある夜のこと。斎藤利三配下の忍び者弥五は、先を行く同輩の忍び者藤佐を追って丹波の脇街道をひた走っていた。弥五たちは素走りを得意とする忍び者で、密書などの運び役を担っているが、単に「足」と蔑まれることもあった。 先を行く藤佐が運んでいるのは密書、明智から毛利の重鎮小早川へ宛てたもの。それを奪い、対峙する備中の羽柴の陣へ駈け込むのが弥五のたくらみであった。もちろん主への裏切りの代償は死罪、それも承知の上。 「明智の御大将が織田の大殿様を攻め殺したんや、ごっつう裏切りたないか。ワシもやったるわい」 さて、弥五のたくらみはどうなることでしょうか。
1,854

負けるな、卑弥呼様!

時は弥生時代、邪馬台国を治める女王卑弥呼は今日も奮闘していた! 従者からの無理難題、農民からの過度な期待……頼れるのはやっぱり弟だけだよね! 女王卑弥呼がお届けする、引きこもりコメディーここに爆誕! *この小説は歴史的事実・歴史背景が実際のものと異なっている場合があります。
1,855

月の夜雨の朝 新選組藤堂平助恋物語【疾風編】

新選組藤堂平助は八番隊長として池田屋に突入。奮戦するも敵の刃を受けて昏倒してしまう。 重傷を負った平助と平助の真意を知った名都、2人の恋は… そして動乱の時代にも新選組にも疾風が吹き荒れる 新選組隊士として平助の生きる道とは…
1,856

十三夜の月

十三夜の月見の晩。仙吉の日除舟(ひよけぶね)は柳橋の桟橋に繋がれたままだ。かれこれ半刻(約一時間)も人を待っているのだ。仙吉には、その待ち人は来ないであろうと判っている。だがそれを屋形の内の侍にどう告げようかと思い悩んでいた。
1,857

負けないダヴーの作り方:ナポレオンの「鉄壁」、不敗のダヴーと讃えられた「鉄の元帥」はいかにして作られたか

ナポレオン時代、「不敗のダヴー」「鉄の元帥」と謳われたダヴーが、准将だった頃の物語。 人と接すればケンカになるダヴーは、その性格もあって、あちこちで上官や同僚と衝突、でも、殺人が趣味なので、軍でそれなりの地位を築いていた。 ある日彼は、ライン軍の将軍ドゼに窮地を救われる。黒髪の「軍神」に、ダヴーはたちまちほれ込み、有能で美形の自分こそが彼の副官にふさわしいと売り込むが、あっさり断られてしまう。ドゼのどのような一面(女性関係とか)を知ろうと、ダヴーの彼への敬意と憧れは揺らがない。 ヴァンデの内乱鎮圧、昇進を断り、籠城して捕虜になり、また、オーストリアのカール大公との死闘、そして、政変とクーデターの波に否応なしに呑まれていく。 エジプト遠征の直前までを描きます。 ※こんなんですが、ダヴーの性格以外は、史実に即しています ※タイトルの「ナポレオンの鉄壁」は、宇宙大帝ゴッドシグマ様から頂きました。ありがとうございます ※肖像画など絵画作品は wikipedia、自作以外の地図は googlemap より拝借しています
1,858

代価に与えられしは くちずけ一つ(戦国時代編)

戦国時代 出会った異国の少女と侍の少年の小話 初稿はピクシブ、MIXI日記等です
1,859

永き夜の遠の睡りの皆目醒め

近藤勇の『首』が消えた……。 新撰組の局長として名を馳せた近藤勇は板橋で罪人として処刑されてから、その首を晒された。 しかし、その首が、ある日忽然と消えたのだった……。 近藤の『首』を巡り、過去と栄光と男たちの愛憎が交錯する。 首はどこにあるのか。 そして激動の時代、男たちはどこへ向かうのか……。 ※男性同士の恋愛表現がありますので苦手な方はご注意下さい
1,860

『黄金の記憶 ー 金に魅せられた人類の物語』

それは、宇宙で最も重く、美しく、そして謎に満ちた金属。 人類は太古より、この黄金に心を奪われてきた。 太陽の光を宿す神の金として、 ファラオの墓に眠り、聖職者の冠に輝き、 征服者たちの血塗られた手の中で語られた黄金郷。 そして近代には、王冠から紙幣へ、神聖から信用へと姿を変え、 ついには数字の海で揺れる投機資産と化した。 この物語は、金という“物質”を通じて語られる、 人類の欲望と信仰と知性の進化史である。 やがて語りは天を超え、星の誕生と死へと至る。 ――金とは何か? それは宇宙の深淵で、中性子星の衝突により一瞬だけ生まれた“奇跡”。 数十億年の旅を経て地球に降り立ち、人の手で掘り起こされたその存在は、 いまもなお、我々の価値観の根幹に輝き続けている。 金に魅せられたのは人類だけではない。 それは、この宇宙の記憶そのものなのだ。
1,861

このお題で小噺を作れって? 無茶をお言いでないよ。

サクッと1分で読める、バカバカしいお笑いを一席。 三題噺「天下無双」「ダンス」「布団」 上記のテーマで、ショートショートを書いてみました。
1,862

泣いた鬼の子

「人を斬るだけの道具になるな…」 幼い双子の兄弟は動乱の幕末へ。 自分達の運命に抗いながら必死に生きた兄弟のお話。
1,863

隠された才能

江戸時代、ある小さな村に、絵を描くことが大好きな若者がいました。彼の名は康太。
1,864

まさかの将門

 武蔵権守となった興世王は、新たに受領として赴任してきた武蔵国守百済貞連と不和になり、興世王は任地を離れて将門を頼るようになる。また、常陸国で不動倉を破ったために追捕令が出ていた藤原玄明が庇護を求めると、将門は玄明を匿い常陸国府からの引渡し要求を拒否した。そのうえ天慶2年11月21日(939年)、軍兵を集めて常陸府中(石岡)へ赴き追捕撤回を求める。常陸国府はこれを拒否するとともに宣戦布告をしたため、将門はやむなく戦うこととなり、将門は手勢1000人余ながらも国府軍3000人をたちまち打ち破り、常陸介藤原維幾はあっけなく降伏。国衙は将門軍の前に陥落し、将門は印綬を没収した。結局この事件によって、不本意ながらも朝廷に対して反旗を翻すかたちになってしまう。将門は側近となっていた興世王の「案内ヲ検スルニ、一國ヲ討テリト雖モ公ノ責メ輕カラジ。同ジク坂東ヲ虜掠シテ、暫ク氣色ヲ聞カム。」との進言を受け、同年12月11日に下野に出兵、事前にこれを察知した守藤原弘雅・大中臣完行らは将門に拝礼して鍵と印綬を差し出したが、将門は彼らを国外に放逐した。続いて同月15日には上野に出兵、迎撃に出た介藤原尚範(同国は親王任国のため、介が最高責任者。藤原純友の叔父)を捕らえて助命する代わりに印綬を接収してこれまた国外に放逐、19日には指揮官を失った上野国府を落とし、関東一円を手中に収めて「新皇」を自称するようになり、独自に除目を行い岩井(茨城県坂東市)に政庁を置いた。即位については舎弟平将平や小姓伊和員経らに反対されたが、将門はこれを退けた。  参考文献wikipedia  しかし、そんな事とは全く関係のないお話。
1,865

『ソクラテスは、かく言った』

私が、古代ギリシアの偉大な思想家、ソクラテスの思想や、その生涯に関して、掌編小説を1作、書き綴ってみました。当時の歴史の背景にも、触れています。原稿用紙4枚とちょっとで、まとまりました。第9回歴史・時代小説大賞にエントリーいたします。大賞を狙いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
1,866

あやかし切り

 江戸で人気の呉服店、天衣屋<てんいや>の娘あやめは、今日も元気に銀細工職人しんの元に押しかけ、新しい図案を提供する。  腕はいいし、顔もいいのに、生活が不規則だからかあまり女性に人気が無いしんに対し、あやめが軟弱色男野郎と呼ぶ二軒隣の酒屋の伊助は大人気。  そしておまけに、江戸に出るあやかしを切る『かげさま』こと、あやかし切りも大人気。  しかしこのあやかし切り、活動するのが夜半であること、顔が笠で見え難いことから武士であることしか知られていない。  あやかしを切る姿は、もの凄く格好いい。  そして、あやかし切りは、武士の職位のひとつであること、陰ながら町民の暮らしを守ってくれることから、お蔭様の気持ちをこめて『かげさま』と呼ばれる彼が、人気なことは、まあ容認できる。  それでも『しんさんだって、ちゃんとしたら格好いいのに』という気持ちは止められない。  そんなあやめと、あやめを妹のように思うしんの、表向きは呉服屋の娘とその店の銀細工職人、その実態は・・な、なんちゃって江戸物語。
1,867

旅の男

大雪の後、見知らぬ旅の男の死体が見つかり…
1,868

手児奈し思ほゆ

万葉集にも詠われた伝説の美女「真間の手児奈」に題材をとった古代ファンタジー&バイオレンス小説。実らぬ初恋と復讐の物語。 下総国(今の千葉県)の国造(くにのみやつこ)の娘・手児奈と、手児奈に想いを寄せる墓守の男・阿止利……一度は引き裂かれた二人が再び出会う時、残酷な現実が二人の運命を飲み込んでいく。
1,869

「正義の暴走」をしてる脳内御花畑のデモ隊の若造どもに現実主義ってヤツをわからせてやりました♪

権力を取り戻そうとした前世代の政治家に扇動された若者達のせいで、散々な目に遭わされた過去が有る、さる国の政治指導者。 しかし、彼が権力を取り戻し、全てがうまくいっていたかに見えた時、かつての悪夢の再現のような事態が起こり……。 ところで、これは、一体、いつの時代のどの国の話で、この政治指導者は何者なのか? 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。
1,870

邂逅

毎日をぼんやりと水茶屋で生きる美桜に、思いがけない邂逅が訪れる。剣士との、たった一夜の邂逅のあと、美桜に明日への希望が生まれる。この出会いは僥倖か、それとも……。明けない夜はないと信じる心が、再び朝陽を連れてくる。
1,871

秀吉の猫

 面倒事は嫌いだ・・・・・・が、とかく向こうからやってくる。  浅野長政のところにやって来た究極の面倒事 ーー 秀吉寵愛の猫捜し。  胃をキリキリさせながらも、部下に猫捜しの準備をさせていた矢先、今度は淀君からのお呼びだしが……………  文禄2(1953)年、秀吉寵愛のトラ柄の猫が行方不明になった。  奉行の浅野長政は、大阪・伏見で猫狩りを実施するのだが………………
1,872

ほしぞら

平安時代の話し 平凡な姫と左近衛少将の恋の話し
1,873

痛みは悪魔、快楽は神

18世紀ごろ貿易と農業で栄えた「杏林」という国のお話。 とある商人が売り始めた「神の薬」と聖職者のお話です。 人にとっての幸せとは何か幸せをつかむためにはどうしたらいいのかを考える作品になります。 声劇の台本用に書きましたので是非声劇に興味のある方は見て演じてもらうと幸いです。 ※この作品はフィクションです。作品内に出てくる国や宗教などは一切存在しません。
1,874

FIERCE GOOD -戦国幻夢伝記-

時は天正18年、東北最大の勢力を持つ「伊達家」と九州最強の勢力を持つ「島津家」、二つの武家の分家に当たる会津を治める「鬼龍家」の若き当主、『鬼龍 真斗』は家老『河上 源三郎』と共に平安京を訪れていた。 そこで真斗は平安京一の美女、『竹取(かぐや)姫』の求婚の為の無理難題を聞き、自身の力試しの為に難題に挑む。 かぐや姫は初め、五人の求婚者と同じであろうと考えたが、真斗の純粋な手作りの品々に心ときめかせ、真に真斗への愛を抱いた。 その後、二人は皆に祝福されながら結婚した。そして二人は天下統一の戦いや第10次十字軍による日ノ本へ侵攻、ヨーロッパへの大遠征による欧州戦没、そんな残酷も美しい戦国の世を強く生きるのであった。
1,875

〈影咒記(EIJUKI)〉江戸咒譚 第一篇 ― 明神恋咒変(みょうじんれんじゅへん) ―

本作は〈影咒記(EIJUKI)〉の江戸咒譚 第一篇 ― 明神恋咒変(みょうじんれんじゅへん) ―です。 江戸の闇に息づく恋と祈りの記録を描きます。 ――影は祈りを映し、咒は恋を刻む。 江戸の夜に咲いた十の物語、それを人は『影咒記』と呼ぶ。 三月の風がまだ冷たい江戸の町。 南町奉行所の同心・榊原新右衛門は、湯島聖堂周辺で続く辻斬り事件を追っていた。 被害者はみな口を揃えて言う――「足のない女を見た」と。 生け捕りを命じられた新右衛門は、町の蕎麦屋「明神そば」を営む娘・おせんに励まされながら、夜の見回りに出る。 だが、橋の上で見た白い影は人ではなく、怨念の残滓だった。 おせんは恋慕の想いを護符に託し、霊雲寺の天明和尚から「恋愛成就の符」を授かるが、和尚の手違いで渡されたのは「死しても添い遂げる符」――。 その誤りが、二人の運命を狂わせていく。 薬研堀橋に現れる“足のない女”、そして魂を喰う妖刀。 命を奪うのは人か、刀か、それとも宿命そのものか。 山伏の道明、符術を操る和尚らが絡み、やがて浮かび上がるのは「想いが祈りを超えたとき、恋は呪いへと変わる」という真実だった。 おせんの死後もなお、彼女の声は榊原に届く。 “添い遂げる符”によってこの世に留まったおせんの霊と、彼女を見つめる榊原。 二人の絆は、生と死を隔ててなお消えることはなかった。 やがて明らかになる妖刀の正体、そして恋の成就の行方――。 江戸の夜を彩る灯籠と霧のなか、愛と祈りと呪いが交錯する。 静かな情緒と怪異の匂いをあわせ持つ、和風幻想捕物長編。 読後、胸に残るのは“香”のような余韻。 人を想う心が、いかに美しく、いかに儚いものかを描く物語。 『影咒記』連作はこちら → 明神恋咒変/紫陽花庵夢死帳/湯煙鬼火奇譚 ※毎晩21時頃更新予定。 江戸に残る“祈りと咒”の記録を、どうぞゆるやかにお読みください。
1,876

秘伝 御庭番 黙録 ー将軍直属忍者の陰謀ー

私は忍者の末裔です。日本語版ウィキペディアで「御庭番」と検索すると、御庭番筆頭として登場する「川村弥五左衛門」こそ、私の先祖なのです。ところが、私たち一族に、先祖代々、口伝えで語り継がれてきた真の歴史は、他言することを禁じられておりましたので、これまでの間、世に明かされることはありませんでした。しかし、皆様が周知の歴史は、為政者によって編纂された、各時代の支配者に都合の良い美談です。一方、この物語は、真の歴史の中に埋もれてきた「御庭番」の真実に基づいて創作したフィクションですので、他の時代小説にはない説得力による臨場感をお愉しみ戴けることと確信しております。
1,877

紅炎

大侯の座を巡る権力闘争
1,878

【完結】水戸黄門を名乗る詐欺師、現る! 公儀御庭番を巻き込んで、火付盗賊改と町奉行所とを翻弄し、五十万両(約五百億円)を奪い取れ!

天明の大飢饉で日本全国の民衆が苦しむ最中、米価が未曾有の高騰を記録した。 その結果、飢えに苦しむ民衆が全国から江戸に流れ込み、江戸幕府開闢以来の大規模な打ちこわしが勃発した。 だが、そのきっかけは、大門通りにある一軒の米屋に貼られた貼り紙であった。 その紙を米屋に貼るよう指示したのは、一人の謎の老人であった。 その老人は「水戸のご老公」と呼ばれ、多くの盗っ人集団から、「初代水戸藩主・水戸黄門光圀公」の生まれ変わりと信じられており、五千名もの暴徒が参加した打ちこわしを扇動した首魁であった。 折しも、幕府上層部では、賄賂政治を行なってきた田沼意次と、徳川一族の後押しを得た松平定信との権力争いの真っ最中であったが、そこにまで「水戸のご老公」は食い込んでいく。 田沼意次によって不当に蓄えられた米俵が、腐敗し切った火付盗賊改の役宅に運び込まれたことを知り、「水戸のご老公」は、五百もの米俵と千両箱五百個ーー締めて五十万両(約五百億円)を強奪する計略『怒気衝天』を発動する。 公儀御庭番や定火消などを巻き込みつつ、大勢の盗っ人一味を動員し、火付盗賊改と南北町奉行所を翻弄する「水戸のご老公」。 これに対し、南北町奉行関係者と先手組を率いる長谷川平蔵らが立ちはだかる。 「水戸のご老公」vs「鬼の平蔵」ーー勝つのはどっちだ!?
1,879

化天のうち

「第六天魔王」と言われた男の生涯を描く。 ※ 話を盛り上げるために設定などを付け足す等しています。フィクションのものと思いお楽しみください。
1,880

絵師の恋

絵師の順吉は遊女の絵を描いて日銭を得ている。しかし着飾った女達に魅力を感じない順吉には美人画として売れるような魅力的な絵は描けず、遊郭が宣伝用にばら撒くチラシ用にしか売れなかった。そんな自分に芽が出ることなどあるのだろうかと思っていた順吉だったが、たまたま入った茶屋の娘・お清の清楚な美しさを見て、自分の描く絵はこれだと確信する。はたして順吉の描いた茶屋娘の絵は江戸で大評判となる。何枚もお清の絵を描くうちに順吉はお清に恋心を抱き、将来一緒になることを思い描くのだが……
3,243件

アルファポリスの歴史・時代小説のご紹介

アルファポリスの歴史・時代小説の一覧ページです。
架空戦記から時代ものまで様々な歴史・時代小説が満載です。
人気のタグからお気に入りの小説を探すこともできます。ぜひお気に入りの小説を見つけてください。