キャラ文芸 妖怪小説一覧
白蛇の花嫁
レンタル有り戦乱の世。領主の娘として生まれた睡蓮は、戦で瀕死の重傷を負った兄を助けるため、白蛇の嫁になると誓う。おかげで兄の命は助かったものの、睡蓮は異形の姿となってしまった。そんな睡蓮を家族は疎み、迫害する。唯一、睡蓮を変わらず可愛がっている兄は、彼女を心配して狼の妖を護りにつけてくれた。狼とひっそりと暮らす睡蓮だが、日照りが続いたある日、生贄に選ばれてしまう。兄と狼に説得されて逃げ出すが、次々と危険な目に遭い、その度に悲しい目をした狼鬼が現れ、彼女を助けてくれて……
文字数 133,622
最終更新日 2023.03.15
登録日 2023.03.15
【第六回キャラ文芸大賞 奨励賞】 & 【第一話完結】
福松友直はブラック企業に勤めているうちに精神を削られ、「どう生きても辛いなら好きなことをして辛い方がいい」という一つの結論を導きだす。
そんな福松にはドラマや映画で活躍する役者になりたいという燻っていた願望があったのだ。
とりわけ時代劇に心惹かれていた彼は、時代劇撮影のメッカである京都は太秦に赴き役者として研鑽を積もうと考えた。幸いなことに将来の時代劇俳優を育成するという名目で「梅富士撮影所」なる会社がスクールを開講していた。ところがいざ撮影所に入所した福松は衝撃の真実を知らされる。
「梅富士撮影所」は古から存在する妖怪変化の類いを、なんと役者として起用していたのである。
しかも、福松には普通の人間とは比較にならないほどの妖怪を操る力があることが判明して…
文字数 101,098
最終更新日 2023.03.12
登録日 2022.12.25
努力祈李は、女子中学生で、一四歳。現在、中学二年生である。
生まれつき茶髪だが、これが理由で学校では日々辛い時間を過ごしていた。
そんなある日、急に招かれた場所、「あやかし図書館」に足を踏み入れることとなる。
そこには、自身を犬神だと名乗る図書館の主、紫雲がいたのであった――。
本来人間が入ることのできない、あやかし専用の「あやかし図書館」。悩みごとや迷いごとがある場合にたった一度きり、人間が入ることを許される。
人間の世界での悩みごとや迷いごと、あなたも「あやかし図書館」で解決策を見つけてみませんか?
文字数 62,009
最終更新日 2023.03.09
登録日 2022.11.20
文明が発展し、住処を奪われた化けタヌキと化けキツネ。
両者は協力し合う事で現代まで人間社会に溶け込み生き残ってきた。
そしてまた現代に、タヌキとキツネは会談していた。問題はタヌキの娘の婿選びである。
どうしても人間と結婚したいという変わっている娘の婿を探すため、両者は知恵をしぼり久々に人間を化かして肝試しをすることにした。
カクヨムとノベルアップにも投稿しています。
文字数 1,669
最終更新日 2023.03.08
登録日 2023.03.08
妖狐の話です。(化け狐ですので、ウチの妖狐達は、基本性別はありません。)
妖の不思議で捉えどころのない人間を超えた雰囲気が伝われば嬉しいです。
妖の長たる九尾狐の白金(しろがね)が、弟子の子狐、黄(こう)を連れて、様々な妖と対峙します。
【社】 その妖狐が弟子を連れて、妖術で社に巣食う者を退治します。
【雲に梯】 身分違いの恋という意味です。街に出没する妖の話です。<小豆洗い・木花咲夜姫>
【腐れ縁】 山猫の妖、蒼月に白金が会いにいきます。<山猫> 挿絵2022/12/14
【件<くだん>】 予言を得意とする妖の話です。<件>
【喰らう】 廃病院で妖魔を退治します。<妖魔・雲外鏡>
【狐竜】 黄が狐の里に長老を訪ねます。<九尾狐(白金・紫檀)・妖狐(黄)>
【狂信】 烏天狗が一羽行方不明になります。見つけたのは・・・。<烏天狗>
【半妖<はんよう>】薬を届けます。<河童・人面瘡>
【若草狐<わかくさきつね>】半妖の串本の若い時の話です。<人面瘡・若草狐・だいだらぼっち・妖魔・雲外鏡>
【狒々<ひひ>】若草と佐次で狒々の化け物を退治します。<狒々>
【辻に立つ女】辻に立つ妖しい夜鷹の女 <妖魔、蜘蛛女、佐門>
【幻術】幻術で若草が騙されます<河童、佐門、妖狐(黄金狐・若草狐)>
【妖魔の国】佐次、復讐にいきます。<妖魔、佐門、妖狐(紫檀狐)>
【母】佐門と対決しています<ガシャドクロ、佐門、九尾狐(紫檀)>
【願い】紫檀無双、佐次の策<ガシャドクロ、佐門、九尾狐(紫檀)>
【満願】黄の器の穴の話です。<九尾狐(白金)妖狐(黄)佐次>
【妖狐の怒り】【縁<えにし>】【式神】・・・対佐門バトルです。
【狐竜 紫檀】佐門とのバトル終了して、紫檀のお仕事です。
【平安】以降、平安時代、紫檀の若い頃の話です。
<黄金狐>白金、黄金、蒼月の物語です。
【旅立ち】
※気まぐれに、挿絵を足してます♪楽しませていただいています。
※絵の荒さが気にかかったので、一旦、挿絵を下げています。
もう少し、綺麗に描ければ、また上げます。
2022/12/14 少しずつ改良してあげています。多少進化したはずですが、また気になる事があれば下げます。迷走中なのをいっそお楽しみください。ううっ。
文字数 107,971
最終更新日 2023.03.03
登録日 2022.11.18
いつの間にかクラスに現れた!
【花子さん】
その花子さんに夢中になり!
花子さんの体を取り戻す為の!
主人公の【無鉄砲 佳Y】くんのドタバタ!
ラブコメとなっております。
文字数 118,830
最終更新日 2023.02.24
登録日 2022.12.06
突然怪物に襲われた原川光。怪物は鬼!?しかも取り憑かれた…。持ち前の正義感から鬼退治組織に参加した彼だがわがまま放題の『天邪鬼』と共に鬼から世界を守れるのか。
(カクヨムにも投稿してあります。そちらにはネタバレ注意ですが設定資料があります。)
文字数 29,480
最終更新日 2023.02.19
登録日 2022.12.31
神野三咲は、赤城夜見という幼なじみの男の子がいる。
その子とは同じ高校にも行けて、順風満帆かと思いきや。
「もう遊びに来ないでくれ」
彼が十六歳となった日に、彼からそう言われ、いきなり疎遠になった。
何度訪ねても出てこず、学校でも見かけず、しびれを切らした三咲は彼が外に出てくるまでまちぶせすることにした。
なんとか会えたと思い、彼に触れると、彼は痛がって離れてしまう。
その時に、三咲は代々優秀な祓い師を輩出した家系の末裔であり、先祖返りを果たした歴代最強と言われるほどの力を持つ祓い師であったこと、夜見はすべてのあやかしの頂点に立つと言われる鬼神だったことを知った。
そんな夜見にとって一番の天敵は三咲であったため、離れようとしていたが、三咲はそれは耐えられなかったため、なんとか一緒にいられる方法を模索する。
文字数 57,945
最終更新日 2023.02.18
登録日 2022.12.27
〝地獄〞 現世での悪行を基に導かれる死後の世界
その悪行(業)の深さにより8つのエリアに分かれ、筆舌にしがたい責め苦が行われる
その地獄を統括している閻魔大王。
しかし彼にはあまりに忙しすぎて息子たちに管理を一任
一応大王の息子と言うことで〝王子サマ〞である
そんな地獄の王子サマ達は罪人達をシバくため
今日もせっせとお仕事に励むのである
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
地獄設定はゆるふわです。
作者の独自設定がふんだんに盛り込まれております。
1話は短めなので、サクッとお読みいただけるかと。
R指定は一応、地獄なのでシバク表現もあります。
文字数 97,947
最終更新日 2023.02.12
登録日 2021.09.05
『Heaven's Gate』
それは稀有な異能を持つが故に迫害を受ける者たちを保護して居場所を提供する代わり、そんな彼らを使役し、只人には対処不能かつ不可解な事件を解決する秘密結社。
『占師』と呼ばれる者に従う、タロットカードの名を冠した異能の戦士たちの日常と活躍を描く短編集。
歴史を行き交う異形と人間の物語、ここに開幕!
「さぁ! ウェルカム人外魔境!」
◆◇◆
基本的には一話完結(短編の連作)です。たまに連載長編(中編?)有り。
話の系統や、ここから読んでった方が解りやすいかな? といった順番で一応分けていますが、中・長編以外はどこから読んでいただいても構いません(タイトルの数字は舞台年代です。カテゴリ内はなるべく上から順に更新する予定ですが、途中差し込み更新もたぶん頻繁にやります)。
コメディ寄りですがたまにシリアス。構想的に(書いてる人の)根性と気力があればグロテスクホラー有り……なのですが、幸い(?)なことに今の所無いのでR指定無しにしときます。
単話はエブリスタさんやノベプラさん等、各所で書いていますが、一つの作品としてまとめて読める場所をどこかに作りたいなと思い、こちらを作りました。
※:ただし、賞(佳作)をいただいた下記作品については転載しませんので、掲載されている各所でお読みいただければ嬉しいです。
『内平外成 地平天成』(舞台設定1998年)→https://estar.jp/novels/24982757
『灯台の付喪神』(舞台設定2013年)→https://novelup.plus/story/743294705
文字数 77,680
最終更新日 2023.02.05
登録日 2023.02.01
十三歳になった亜子は親元を離れ、学園に通う事になった。その学園はあやかしと人間の子供が通うあやかし学園だった。亜子は天狗の父親と人間の母親との間に生まれた半妖だ。亜子の通うあやかし学園は、亜子と同じ半妖の子供たちがいた。猫またの半妖の美少女に人魚の半妖の美少女、狼になる獣人と、個性的なクラスメートばかり。学園に襲い来る陰陽師と戦ったりと、毎日忙しい。亜子は無事学園生活を送る事ができるだろうか。
文字数 101,097
最終更新日 2023.01.31
登録日 2022.12.18
私の名前は凛。何でも相談所〈よろず屋〉の看板娘兼、経理兼、雑用係。所長の他には私しか従業員がいないせいだけど。私の住む、ここはEDO。NIHONの都。そして、私の働くよろず屋は、所謂なんでも屋。ただし、1つだけ特徴が…。それは、お客様がみんな妖怪である事。
このEDOでは、妖怪は人間に化けて紛れて暮らしてる。しかし、みんなそれなりに悩みがあるようで…。
私、半妖の凛と所長の八雲がお悩み解決してみせます!…多分。
※作者の頭の中にある、日本に似た国のお話です。文明の利器はありますが、皆が着ているのは着物…お侍さんも居る…みたいな感じ?
※実際、皆さんの聞いた事がある妖怪の名前が出て来ますが、性格や性質などは私の創作です。
※毎度お馴染みのふんわり、ゆるゆる設定です。温かい目でご覧ください。
※第六回キャラ文芸大賞エントリー作品です
文字数 63,071
最終更新日 2023.01.31
登録日 2022.12.23
あやかしと人間の共生から100年。
平等を掲げた結果、日本はあやかしが暮らしやすい場所へ生まれ変わった。
先祖が大陰陽師であり、素質を受け継いだ依十羽は、その事をひた隠しながら継母や妹からのいびりに耐える日々を送る。
高校進学で人妖共学の学園に通うことになったけれど、妹の手が回され孤立してしまう。そんなの気にしないと強がる依十羽の前に、超絶美形な鬼が現れて――「へえ。君、陰陽師なんだ」バレた!?
「よしよし、今日から君は俺の番だ」
「い、嫌です……」
「さあ、おいで。一緒にお昼寝しようね」
「嫌なんですけど……!?」
妖力が強すぎて人もあやかしも魅力してしまう二枚目鬼と、陰陽師であることをひた隠す虐げられる少女。
あやかしと番契約を結ぶことがステータスとなっている学園で、二人の愉快な攻防のはじまりはじまり。
文字数 25,517
最終更新日 2023.01.30
登録日 2023.01.30
車で一人旅をするのが趣味の七瀬雪乃は普通の会社員だった。真っ白な髪に白磁の様な肌に青空の様に済んだ瞳を持つ、一見すると儚げな美青年で――ふよふよと宙に浮いている、やたらと煽りスキルの高い自称・神様と出会うまでは。
「神様を自称する存在とか信用できないんですけど!」
「まあ胡散臭さの極みだよなー」
「ほんとそれ!!」
そんな胡散臭さしかない神様に何故か気に入られ、昔から土地を護ってきた小さなあやかし達をもてなす任務を与えられる。
「ひたすら護り続けた小さな此奴らも、人から忘れられて消えていくだけだ。せめてその前に楽しい思いくらいさせてやりたいじゃないか!」
そんなこんなで趣味の一人旅ついでに、自称・神様とあやかし達を乗せて雪乃は今日も車をかっ飛ばす!
※神様っぽいのに気に入られてしまったおねーさんが不思議な存在と一緒に西日本エリアを車で走り回ります。
文字数 31,514
最終更新日 2023.01.26
登録日 2022.12.30
長年付き合っていた彼氏に振られて人生どん底の華蓮。土砂降りの中、びしょ濡れの華蓮に傘を差し出してくれたのは犬神の春雷だった。
あやかしの中でも嫌われ者として爪弾きにされている犬神。その中でも春雷はとある罪を犯したことで、他の犬神たちからも恐れられていた。
華蓮を屋敷に連れ帰った春雷は、風邪を引かないように暖を取らせるが、その時に身体が交じり合ったことで、華蓮は身籠もってしまう。
犬神の春雷を恐れ、早く子供を産んで元の世界に帰りたいと願う華蓮だったが、春雷の不器用な優しさに触れたことで、次第に惹かれるようになる。
しかし犬神と結ばれた人間は「犬神憑き」となり、不幸せになると言われているため、子供が産まれた後、春雷は華蓮の記憶を消して、元の世界に帰そうとする。
華蓮と春雷、それぞれが選んだ結末とはーー。
人生どん底な人間×訳あって周囲と距離を置く犬神
身ごもりから始まる和風恋愛ファンタジー。
※ノベマにも投稿しています。こちらは加筆修正版になります。
文字数 51,476
最終更新日 2023.01.23
登録日 2022.12.29
☆第7回キャラ文芸大賞 奨励賞☆
『あやかしは斬り祓う』一択だった無愛想青年と、事情を抱えたあやかしたち。
ときどき美味しい甘味を楽しみながら、あやかしと人の心に触れていく、ちょっと切なくも優しい物語――。
祖母から"お守り"の鳴らない鈴を受け取っていた、綺麗でカワイイもの好きの会社員、柊彩愛《ひいらぎあやめ》。
上司に騙されてお見合いをさせられるわ、先輩の嫉妬はかうわでうんざり。
そんなある夜、大きな鳥居の下で、真っ黒な和服を纏った青年と出会う。
「……知ろうとするな。知らないままでいろ」
青年はどうやら、連日彩愛を追ってくる『姿の見えないストーカー』の正体に気づいているようで――?
祓い屋? あやかし?
よくわからないけれど、事情も聞かずに祓っちゃダメでしょ――!
こじらせ無愛想青年がポジティブヒロインに振り回されつつ、絆されていくお話。
※他サイトでも掲載中です
文字数 144,659
最終更新日 2023.01.22
登録日 2022.12.10
「怖がられるから、秘密にしないと」
会社員の穂乃花は生まれつき、あやかしと呼ばれるだろう変なものを見る体質だった。そのために他人と距離を置いて暮らしていたのに、恋人である雪斗の母親に秘密を知られ、案の定怖がられてしまう。このままだと結婚できないかもと悩んでいると「気分転換に引っ越ししない?」と雪斗の誘いがかかった。引っ越し先は、恋人の祖父母が住んでいた田舎の山中。そこには賑やかご近所さんがたくさんいるようで、だんだんと田舎暮らしが気に入って――……。
これは、どこかにひっそりとあるかもしれない、ちょっとおかしくて優しい日常のお話。
エブリスタに投稿している「穂乃花さんは、おかしな隣人と戯れる。」の改稿版です。
表紙はてんぱる様のフリー素材を使用させていただきました。
文字数 105,293
最終更新日 2023.01.22
登録日 2022.12.30
幸薄い女子高生、小夜はある日、町の守護神と自称する鬼と出逢う。今まで妖怪などに縁が無かった小夜だが、その出会い以来不思議なことに巻き込まれるようになって――。
※とりかへばや物語の要素はほとんどありません
文字数 28,770
最終更新日 2023.01.16
登録日 2022.12.31
不慮の事故で姉を亡くして以来、前向きに
自分の人生を生きられなかった古都里。三回
忌の法要を終えた帰り道、ふと懐かしさに導
かれ足を運んだ箏曲の定期演奏会で、会の主
催者であり、大師範の村雨右京と出会う。魅
惑的な雰囲気の漂う彼に、箏のお稽古を見学
しに来るよう諭された古都里は、悩みながら
も彼の家へ。そこでほんのひと時、大好きな
箏の音に触れ心が揺らぐも入会を決めること
が出来ず、曖昧な返事をして帰ってしまう。
しかし、忘れ物に気付き取りに戻った先で、
思いがけず彼の正体が「あやかし狐」だと
知ってしまった古都里は、そのまま住み込み
で働きながら箏曲を習うこととなり……。
ありのままの自分を受け入れながら、異類
との出会いに大切な想いを見つけてゆく純愛
あやかしファンタジー。
※毎日更新。二〇二二年十二月完結予定。
カメ更新となりますが、お付き合いいただ
けると嬉しいです。
・この物語はフィクションです。
・表紙画像、及び作中の画像はフリー画像
サイト、pixabayからお借りしています。
・箏曲の譜面の歌詞を一部載せていますが、
著作権は消滅しています。
・文中に「弦」と「絃」の表記の違いが
ありますが、旧字と新字の違いでどちらも
誤りではありません。
<参考文献>
・日本の妖怪 謎と不思議
ヴィジュアル版 謎シリーズ GAKKN
・知識ゼロからの妖怪入門
小松和彦(著)柴田ゆう(画)幻冬舎
・もののけの正体
怪談はこうして生まれた
原田 実(著) 新潮社
・日本異類図典 朝里 樹(監修)GB
・宮城道夫小曲集 筝曲楽譜
大日本家庭音楽会
・命には続きがある
矢作 直樹(著)PHP文庫
文字数 131,513
最終更新日 2023.01.15
登録日 2022.10.04
彩歌市社会福祉協議会が運営するデイサービスで働く介護士の有栖川香恋は、訳あり物件で一人暮らしを始めた。
なかなかのボロアパートにも前向きに喜ぶ楽天家の香恋。
しかしその訳あり物件にいざ足を踏み入れてみれば、和室のど真ん中で、電気も点けずにこちらへ向いて土下座して待っていた和服姿の男性。
非常に腹ペコらしいその男性は、香恋好みのイケメン貧乏神だった。
貧乏神の得意技は節約、家事、そしてマッサージ!
住めば貧乏になってしまうというデメリットはあるものの、家賃も格安のこの物件を気に入っていた香恋は、貧乏神との同居に踏み切る事に。
「あれ? あれ? 無い。財布が無い!」
「あぁ、早速出てしまいましたか。私のご利益です」
悲しそうな貧乏神の早速のご利益? にも楽天的な香恋は、この同居生活で何を失って何を得るのか。
二人の恋の結末、その後に出会う彩歌市民との個性的なエピソードは、疲れたあなたを癒してくれる……かも知れません。
※なるべくストレス無く読めるように、読みやすさを重視、サクサク読めるお話となっておりますので勉強、家事、日常の隙間時間にぜひ(*´╰╯`๓)♬
文字数 53,214
最終更新日 2023.01.09
登録日 2022.12.01
時は平安時代――
大江山には恐ろしい鬼の一族が棲んでいると言われる。
都の紅葉少将家の三の姫は大江山の鬼に見初められ、嫁ぐことが決められた。
断れば、家がどうなるかしれない。
三の姫は自ら鬼の犠牲になることを選ぶという。人々は姫の不幸を嘆いた。
大江山へ訪れた三の姫の前に現れたのは紅葉色の美しい髪を持つ青年であった。
噂では恐ろしく醜い化け物と聞かされていたというのに。
三の姫は鬼の手をとり、大江山の鬼へと嫁いだ。
彼女の物語がゆっくりと始まる。
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※暴力、性を彷彿させる描写があります。
※男主人公は基本ヒロインに一途ですが、出会う前はやんちゃしています。
昔、書いた小説の書き直しです。
文字数 119,707
最終更新日 2023.01.06
登録日 2022.11.26
神社の秋祭りに出かけていた入江風花は、狐面を被った不思議な子供に導かれるようにして、幽世に迷い込んでしまう。
そこで目にした異形の行列。それは外徒町百鬼夜行組合が催した百鬼夜行だった。
『百鬼夜行を目撃した人間は命を落とす』
その言い伝え通りに、妖怪たちによって裁かれる危機に瀕する風花。
しかし、百鬼夜行に参加するヴァンパイアの霧ノ崎忍が、風花を百鬼夜行組合に加入させることで、その命を救う。
百鬼夜行組合の新人として、妖怪たちの雑用係として奔走することになる風花だったが、組合の妖怪たちは一癖も二癖もある者ばかり。
あれ?
もしかして外徒町百鬼夜行組合って、ダメ妖怪の集まり……?
人と妖怪が織り成すハートフル・コメディ。
ようこそ百鬼夜行組合へ!
文字数 12,551
最終更新日 2023.01.03
登録日 2022.12.31
「眠れない夜と幽霊彼女」の続編。由々と厳彦が再び活躍!
彼と彼女と出会ってから数年後の世界
「寝れねぇ……」
相変わらず、彼の夜は終わらない。
文字数 47,270
最終更新日 2023.01.02
登録日 2021.08.17
住み込みバイトをしている大学生の佐々木田篁四郎(こうしろう)はある日、バイト先の閉店に伴って家も働き先も失ってしまう。
そんな中、偶然出会った潤子に「ナナシ荘」で働かないかと勧められる。
ナナシ荘で住み込みでバイトをすることになった篁四郎はそこに住む男性シンとタツキ、そして潤子と暮らすことになる。
そこで「ナナシ」というのは人間でも妖怪でもない分類できない能力を持つ存在のことで、潤子たちも「ナナシ」だと知らされる。
「ナナシ荘」は彼ら「ナナシ」の集まるシェアハウスだった。
彼らの料理係として雇われた篁四郎は「ナナシ」たちのことを一つずつ知っていくのだった。
文字数 68,212
最終更新日 2022.12.30
登録日 2022.12.30
『――今、何でもすると言ったか……?』
29歳の誕生日、春美は母から僧侶とのお見合い話をもらう。
だが、好奇心からお寺へ向かった春美を待っていたのは、僧侶に化けた人喰いの化け物だった!
必死で抵抗しながら逃げる春美は、何でもするから生きて帰りたいと神に願うが――――。
スケベギャグホラー短編です。
※スケベ、お下品要素があります。
※一部化物の残酷描写あり
※主人公は痴女寄り。
何でも許せる人向け。
他サイトにも掲載中。
文字数 9,291
最終更新日 2022.12.29
登録日 2022.12.29
『富豪外科医は、モテモテだが結婚しない?』の外伝です。
大好きなキャラなのですが、本編ではなかなか活躍を書けそうもなく、外伝を創りました。
本編の主人公「石神高虎」に協力する警察内の対妖魔特殊部隊「アドヴェロス」のトップハンター《神宮寺磯良》が主人公になります。
古の刀匠が究極の刀を打ち終え、その後に刀を持たずに「全てを《想う》だけで斬る」技を編み出した末裔です。
幼い頃に両親を殺され、ある人物の導きで関東のヤクザ一家に匿われました。
超絶の力を持ち、女性と間違えられるほどの「美貌」。
しかし、本人はいたって普通(?)の性格。
主人公にはその力故に様々な事件や人間模様に関わって行きます。
先のことはまだ分かりませんが、主人公の活躍を描いてみたいと思います。
どうか、宜しくお願い致します。
文字数 52,898
最終更新日 2022.12.29
登録日 2022.07.17
生まれたときに母が亡くなった悲しい過去を持つ、香月秋奈(あきな)は16歳。
家は太古の昔から現世と幽世をつなぐ「岩戸の扉」を守る破邪師の一族だった。
秋奈は黄金の金目を持ち、それは鬼を招くとされていた。
ある時、厄災を招くくらいなら、鬼に贄として捧げてしまえという上からの命令により、秋奈は拘束されあちらとこちらを自在に行き来できる「渡し守」凌空(りく)の手によって、幽世の一つ、鬼界へと送られてしまう。
しかし、そこは現世並みに発達した文化を持ち、鬼たちにとって人食いはすでに廃れた習慣だった。
鬼の長者、支倉は現世の酒や珍味が大好物だという。
鬼界と現世の間で、さまざなま輸入代行を請け負う会社を営む凌空に、支倉は秋奈を屋敷に常駐する職員として雇うように持ちかけるのだが……?
他の投稿サイトでも掲載しております。
文字数 14,302
最終更新日 2022.12.17
登録日 2022.12.16
ときはメイジ。
忌み子として、人間らしい感情を知らずに生きてきた初音(はつね)。
そんな彼女の前にあらわれた美貌の男。
彼の名は東見 雪為(さきみ ゆきなり)。
異形の声を聞く不思議な力で、この帝国を陰から支える東見一族の当主だ。
東見家当主は『影の帝』とも呼ばれ、絶大な財と権力を持つ。
彼は初音を自分の『命姫(みことひめ)』だと言って結婚を申し出る。
しかし命姫には……ある残酷な秘密があった。
和風ロマンスです!
文字数 21,531
最終更新日 2022.12.10
登録日 2022.12.10
古文で、どうして 何故 とかどうして いやない 反語とか どうしてもという願望を意味する言葉をいかでかという。意味が3つもあるのは面白き事。
ここで一つ3つの意味を表す物語を作ってみることにした。
試しの作品である。
これは女と男とこどもたちの不思議で数奇な運命である。
何も知らない子どもや男や女が運や縁で導かれて、様々な人生を歩む物語である。
当事者にとってはいつも突然でどうして何故とかいっても運命なんでそんなものである。
否応なく荒波にさらわれる小船のように、翻弄される時もある。
それに慣れて対応するか、色々学ぶかそれだけの時もある。
辛い時もあれば、驚くこともある。嬉しいこともある。泣いたこともある。
不思議な能力に目覚めたり、人外を見たりもする。
でも世の中淡々と、無情に過ぎたりもする。
これはそんな話である。
文字数 56,497
最終更新日 2022.11.24
登録日 2022.10.28
文字数 21,566
最終更新日 2022.11.17
登録日 2022.08.30
文字数 1,633
最終更新日 2022.11.17
登録日 2022.11.17