ライト文芸 切ない 小説一覧
1
若くしてグループ会社の代表を務める聡大はある事件をきっかけに一人の少年と暮らすことになる。少年と暮らしていく中で、少年に、そして自分自身について向き合いながら、ふたりはどのような関係を築いていくのか。臆病で、いじらしい、そんな人達の物語。
文字数 7,286
最終更新日 2026.04.08
登録日 2026.04.01
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3
『手を取り、別れを告げる……』
そんな場所とは無縁の人生を送っていた高校生の少年、詩織だったが、彼はある晩に放火によって家族を失い、親戚夫婦である檜山家へと引き取られてしまう。
彼を気遣う夫婦や、学友達………。
しかし、彼らの想いは虚しく、傷ついた心は癒えず、そんな周囲との付き合い方に思い悩む詩織だったが、ある日、檜山夫婦と出かけた山の中で一人、暗い森の奥へと迷い込んでしまった。
まるで誘われるように、先へと進む詩織。
そこで彼は謎の女性、幽と出逢う。
幽と過ごす数日、傷ついた心は次第に癒えていくも待っていたのは彼女からの冷たい言葉だった。
やがて月日は経ち、成長した詩織は再び、あの山へ赴く。
少年と女性の、悲しき出会いと別れの物語。
文字数 4,850
最終更新日 2026.04.07
登録日 2026.04.06
4
僕を下の名前で呼ぶのは、君だけだった。
――昭和59年。広島。
小学四年生の「僕」は、男たちの粗野な群れが苦手だった。
ひんやりとした六角形の図書館の片隅で、ただ一人、世界のノイズから逃れるように本を探していた。
そんな僕を、土埃の舞う眩しい校庭へと引っ張り出す友達がいた。
大人になる前の、あの無防備で残酷な季節。
やがて僕たちは、ファミコンソフトの貸し借りをきっかけに、取り返しのつかないうねりへと飲み込まれていく。
僕の名を呼ぶ君の声が、今でも鼓膜の奥で鳴り響いている……。
最後の季節に経験した、残酷で美しい喪失の物語。
※本作は著者の過去の実体験を元にした私小説です。昭和59年の広島の情景や、少年たちの間で起きた主な出来事は、事実に基づいています。
文字数 8,280
最終更新日 2026.04.07
登録日 2026.04.04
5
若月は、高校で園田日菜子と出会い恋をする。
玉砕覚悟の告白は、予想外に上手くいき二人は付き合い始めた。
夏は花火に行き、秋は登山、冬には一緒に流星群を見た。
付き合い始めて一年が経とうとしていた梅雨の日、若月は日菜子に呼び出される。
なんとなく別れを告げられる気はしていたのだが、集合時刻を大きく過ぎても日菜子はやってこなかった。
やってこなかった理由、それは、日菜子は手術室にいたからだった。
文字数 56,485
最終更新日 2026.04.07
登録日 2026.04.01
6
オリコンランカー。だけど専業にはなれない。四十七歳、兼業作家の“まだ終われない”人生譚。
あらすじ
四十七歳の佐伯真人は、出版社では名前の知られた現役ライトノベル作家だ。新刊を出せば発売週にオリコンランキングへ入ることもある。熱心に追いかけてくれる読者もいる。だが、それでも彼は会社を辞められない。印税だけで生活を支えるには、現実はあまりにも不安定だった。
昼は都内の会社で働く、ごく普通の中年会社員。会議に出て、部下に気を配り、上司に頭を下げる。職場の誰も、彼が現役の商業ライトノベル作家だとは知らない。夜になれば、家族が寝静まったあとにパソコンを開き、締切と向き合う。新刊が平積みされる朝も、レビューに心が揺れる夜も、翌日には変わらず出社しなければならない。
売れていないわけではない。夢を諦めたわけでもない。けれど、夢だけで生きていけるほど甘くもない。書店では名前があり、会社ではただの人。二つの顔のあいだで揺れながら、真人はそれでも物語を書くことをやめられない。
これは、若さも勢いも過ぎたあとで、それでもなお「好きなこと」を手放せない大人の物語。報われているはずなのに、どこか足りない。そんな人生の片隅で、今日も一人の兼業作家が新しい一行を書き始める。
文字数 173,652
最終更新日 2026.04.07
登録日 2026.03.27
7
高山飛鳥(たかやまあすか)・25歳。
彼女いない歴=年齢。恋愛には見向きもせず、**「歴史が恋人だ」**と言い切るほどの歴史オタク。
生活費を稼ぎながら、少しでも歴史に関われる仕事をしたいと、スキマバイトアプリ「マイミー」で遺跡発掘調査の現場に応募する。
奈良県内の発掘現場で夢のような時間を過ごしていた飛鳥は、ある夕暮れ、見回り中に不思議な女性と出会う。
白い衣のような装束、長い黒髪、張りつめた空気をまとったその女性は、静かにこう名乗った。
「わらわは卑弥呼」
最初は頭のおかしい人か、悪質ないたずらだと思った飛鳥だったが、彼女の言葉や所作、現代の常識を何も知らない様子、そして遺跡や古代にまつわる不思議な知識に触れるうちに、次第に彼女が本当に“過去から来た存在”なのではないかと思い始める。
行く場所のない卑弥呼をひとまず自宅にかくまうことになった飛鳥。
コンビニ、電車、スマホ、風呂、食事――現代のすべてに戸惑いながらも、気高く、時に無邪気な表情を見せる卑弥呼に、飛鳥は少しずつ惹かれていく。
一方、卑弥呼もまた、身分も権力もないただの青年でありながら、自分を一人の女性としてまっすぐ見てくれる飛鳥に、これまで知らなかった想いを抱き始める。
けれど、卑弥呼は本来この時代にいてはいけない存在だった。
彼女が現代に留まり続ければ、身体は少しずつ弱り、やがて存在そのものが消えてしまうかもしれない。
さらに、卑弥呼が元の時代へ戻らなければ、古代の歴史そのものが大きく変わってしまう可能性もあった。
初めて恋を知った女王と、歴史しか愛してこなかった青年。
決して交わるはずのなかった二人は、限られた時間の中で心を通わせていく。
だが、愛する人のそばにいたいという願いと、背負うべき運命は、あまりにも残酷だった――。
文字数 65,362
最終更新日 2026.04.07
登録日 2026.03.17
8
9
「この感情…この想い……溢れだす。その前に___」
高橋優也(たかはしゆうや)は、平穏な高校生活をスタートさせた。
幼馴染の藤村唯(ふじむらゆい)や親友の安倍久志(あべひさし)に囲まれ、賑やかな日々。
しかし、優也には「一年前の記憶」が欠落していた。
周囲はそれを「事故のショック」だと優しく接するが、優也の胸には拭いきれない違和感だけが澱のように溜まっていた。
そんなある日、優也は余命短い先輩・木原和翠(きはらなごみ)と出会う。
奔放で明るい彼女に惹かれていく優也だったが、和翠に触れるたび、優也の脳裏には見知らぬ少女が血に染まって倒れる光景がフラッシュバックする。
それは失った記憶の断片?見知らぬ少女の正体とは?
全ては忘れた記憶の中に__
文字数 40,168
最終更新日 2026.04.07
登録日 2026.03.23
10
文字数 5,901
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.01
11
最初は甲斐甲斐しくも家族で子犬の世話をしていたにも関わらず、男の子が成長するにつれ世話が雑になり、ついには山奥に捨てれることになったシロ。男の子の元に戻りたいと匂いを頼りに何ヶ月もかけて家へと戻ってきたが、そこには既に新しい白い子犬が飼われており、シロは捨てられたと知ってしまい今度は男の子の父親に保健所に連へと行かれ、そこで獣医の山中と出会う。
怪我のため、早まった殺処分の日が明日に迫ったシロだったが、同じく右足を怪我したおじいさんに引き取られシロは延命するため右の後ろ足を切断して助かる。シロはリハビリをしながらおじいさんと穏やかな日々を過ごすのだったが、おじいさんは病気のため亡くなってしまい、残されたシロは後を託された獣医の山中の元へ。彼女は彼女の夢である殺処分される動物達を救うため、おじいさんが残した遺産を引き継ぎ役立て、NPO団体『SIROの家』を立ち上げ、カフェスタイルとして動物たちと直接触れ合えるアニマルセラピーを開いた。
そこへ初めての患者である男の子が車椅子に乗ってやって来たのが、初めにシロを捨てたあの男の子だった。けれども彼は交通事故に遭い両親と大切にしていた白い子犬、それと自分の右目と右腕を失くしていた。シロは二度と会いたくない相手であったが男の子の痛々しい姿に黙って見てはいられず、彼に寄り添う。けれども互いに大切な心と言葉を失くしたまま。
少しずつ互いに触れ合うことで仲良くなっていったある日のこと、散歩の途中で交通事故を目撃した男の子は横断歩道で蹲り運悪くちょうどそこへ、車がやって来て動けない彼のことをシロが身代わりとなって助けシロは車に轢かれて亡くなってしまうが、その時初めてそれが男の子が求めていたシロの姿であると記憶が蘇り、心と言葉を取り戻す。
それから数年後、その男の子……タチバナユウキは絵本作家となり、自分が経験した体験談を絵本としてシロのために残したのだった。
文字数 24,936
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.01
12
人目ばかり気にして生きていた冴えないOLの清水琴子は、缶ビールを飲み干して呟いた。
「私は、誰の為に生きているんだろう……」
残業帰りでリビングで眠ってしまった琴子は、野太い声で起こされた。一人暮らしのはずなのに。
目を覚ました琴子の目の前には、ぽっちゃりとした茶トラ猫が仁王立ちしていた。飼い猫のトラだ。
突然、喋るようになった飼い猫のトラの自由気ままな生き様に憧れて、琴子は自信の無い自分を変えようと努力をする。
「周りを気にして何になる。我が、一度きりのニャン生よ!」
一度きりの人生、自分の為に生きなくてどうする!
喋るおじさん猫に励まされて、冴えないOLの人生が明るい未来に変わっていくヒューマンドラマ。
「おじさん猫×人生」宜しくお願いします🐈🐾
※表紙イラスト「猫画工房」様のフリーイラスト使用させて頂いております。
文字数 22,126
最終更新日 2026.04.05
登録日 2026.04.04
13
14
元気にしてますか。こっちは相変わらずです。
すぐに消されてしまうかもしれないけど。本が、小説が大好きなあなたなら、きっと見つけてくれるはず。
正吾にもよろしく。そして、末永く、お幸せに。
涯てより、出来る限りの祝福を込めて。
文字数 20,752
最終更新日 2026.04.05
登録日 2026.03.21
15
16
高校二年生、3月……。
未香(みか)は進路に迷っていた。
成績は問題ないのに、将来やりたいことを見つけられない。
親の仕事を継ぐ親友、壮大な夢を掲げる幼なじみ。そんな彼らと比べてひとりだけ置いてけぼり。
進級したらクラスが別れてしまうかもしれない。
そんな不安も重なって、焦燥感を感じている日々だった。
わたしは、どこへ向かえばいいんだろう……。
そんな中出会ったひとりの女性。
彼女は花蓮(カレン)。未香の良き理解者であり初恋の相手にもなった。
しかしながら、未香はまだ気づかなかった。
――わたしたちは、出会ってはいけなかった。
彼女らの思い出が結ばれるとき、運命のいたずらが交錯する。
・・・
ここは<カフェ・サクラ>。
あたたかな空間の中、大きな桜の木がわたしたちを見下ろしている。
出会いと別れの大切さを実感するために……。
文字数 11,814
最終更新日 2026.04.04
登録日 2026.04.02
17
「――これは、星が流れたあとの、静かな絶望から始まる物語。」
二人の神仙は、なぜ異国の魔界へと堕ち、悪魔の名を得たのか。
【最終章:流れ星の章】
魔界の土と聖水で作られた「人形」である人間たちが暮らす星庭。
悪魔の名を得た二人の神仙は、歪んだ魔界で穏やかな暮らしを望んだ。
しかし、港町で繰り返される女性の失踪と、現場に残された血塗られた六芒星。
禁忌に触れた科学者たちの暴走、そしてモロクの過去に関係する「月の使屠(しと)」……。
世界のバランスが崩れた時、悪魔たちはそれぞれの思惑で動き出す。
【第一部:太陽の章】(5月より追っかけ連載開始)
すべての因縁は、一滴の水の淀みから始まった。
猛毒「七毒」に浸食された「蓮樹星庭(はすじゅせいてい)」管轄の水の精霊アプサリウム。
解毒を任されたのは二人の神仙。
・「四十六億年の遺児」と恐れられる圧倒的な力のタットヴァ神仙(蓮樹星庭管轄 下級神)「シハド」
・天界のエリート。白銀の髪に満月のような金の瞳を持つ、冷徹で美しいタットヴァ神仙(蓮樹星庭管轄 下級神)「ナシャム」
二人の神仙の運命が交差する時、天界に隠された「世界の理」が暴かれる。
【読者の方へ:構成について】
本作は全三部構成(太陽の章・月の章・流れ星の章)の壮大なファンタジーです。
現在は**最終章「流れ星の章」**より連載を開始しております。
物語の起源となる過去編「太陽の章」は、5月より順次追っかけ連載を予定しています。
結末から遡る、異色の叙事詩をお楽しみください。
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
※残酷な描写を含みます。
文字数 5,798
最終更新日 2026.04.03
登録日 2025.05.14
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若い世代に圧倒的な支持を得ているコミュニケーションツール。
『ファントミラー』は、鏡に映したものを目の前にホログラムとして呼び出すことができる。
被写体のプロフィールを入力した後、目の前に映し出すことが可能になる。
ホログラムだが会話もできるし、触れれば暖かさや触感も感じることができる学習型AI搭載の次世代型コミュニケーションツールだ。
長期入院をしている綾瀬木 柚渡(あやせぎ ゆずと)は、忙しい家族が見舞いに来てくれず、唯一家族に買ってもらったファントミラーで理想の兄を作り出していた。
兄は毎日自分の為だけに尽くしてくれるし、お世話もしてくれる存在で柚渡は兄のことが大好きだった。
しかし、柚渡の病気は不治の病。
幸せな日々は長くは続かないことを、柚渡自身も理解していた。
+++
☆ジャンル変更のため一部改稿し、非公開部分もあります。
いいねを下さった方、本当にありがとうございます!
文字数 7,678
最終更新日 2026.03.30
登録日 2025.08.30
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古い廃線を利用した遊歩道に隠れるようにして建つ〝喫茶いっこく〟そこにたどり着けるのは、猫に導かれた大きな後悔を抱えた人たちだけ。
猫が案内したお客さんを出迎えるオーナーのスズは、訪れた客に「お代と引き換えに、二十五グラム以下のあなたの後悔を、過去にお届けします」と持ちかけてくる。
ほんの少しの後悔を過去に届けたところで、過ぎた時間に影響するものはないもない。
それがわかっていても手紙に後悔を書き綴る人たちは、その先に、どんな答えを見いだすのか……
※25周年アニバーサリーカップで特別賞を受賞しました!!
文字数 91,309
最終更新日 2026.03.12
登録日 2025.10.11
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人間嫌いの神様、神耶はある日、不思議な人間の少女、葵葉と出会った。
出会ったばかりの少女は何故か神耶に「友達になって」とお願いする。
勿論神耶は葵葉の申し出を断ったが、彼女の強引さに押されて、気付けば「友達ごっこ」に付き合わされる事に。
最初は嫌々付き合わされていた神耶だったが、葵葉と過ごす日々の中で少しずつ神耶の心にも変化が生まれはじめる。
だが、葵葉との距離が近づく中で、神耶は葵葉の抱えるある秘密に気付いてしまって――
葵葉が抱える秘密とは?
神耶が人間を嫌う理由とは?
これは神と人間の少女、種族の違う2人が紡ぐ笑いあり涙ありの恋と友情の物語。
夏秋冬春。4つの季節を追って、オムニバス形式で綴ります。
文字数 292,424
最終更新日 2026.03.10
登録日 2023.04.22
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【ペルセポネ】というギリシャ神話の女神から連想して即興で書いた短編小説です。
♡・コメントくださると今後の活動も頑張れます。
文字数 4,926
最終更新日 2026.03.05
登録日 2026.03.05
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久しぶりに登校してきた彼女の瞳が突然青くなってしまった。
ちょっと不思議で、ちょっとほっこりする話。
この作品は、カクヨム、小説家になろうにも掲載中。
文字数 870
最終更新日 2026.02.25
登録日 2026.02.25
30
「君がムカつくと思ってるものは皆死ねばいいじゃないか。ここなら叶えられるよ?」
優一は常に何かにイライラしていた。
そこで出会ったのは、人間が破壊を楽しめる世界。いくら破壊しても誰も何も言われない楽園だった。
優一はバッドをゆっくりと掴んだ。
破壊して、破壊して、破壊して。
彼の頭をよぎったのは、祖父の笑顔だった。
彼の心は一体どこにあるのだろうか。
この作品は、カクヨム、小説家になろうにも投稿中。
文字数 4,307
最終更新日 2026.02.24
登録日 2026.02.24
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「あなたの指先が、私の言葉でした」
大正の帝都、琥珀色の時間が流れる喫茶「白昼夢」。
耳が聞こえず、 音のない世界に生きる小夜にとって、翻訳家・彰人の指先こそが、唯一の鮮やかな「言葉」だった。
原稿をなぞる指の震え、掌から伝わる微かな熱、そして紙の裏に刻印されたインクのない筆圧。耳では捉えられぬ彼の鼓動を、小夜は自身の皮膚を通じて聴き取っていく。けれど、雪が降り積もるあの日、彼の指先が最後に遺したのは、あまりにも切ない「追伸」だった――
指先と指先の間にある、海よりも深い断絶。そこに咲いた、触れることでしか確かめられない、透明な愛の物語。
文字数 13,439
最終更新日 2026.02.24
登録日 2026.02.12
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不治の病に侵され、肉体の死を目前にした青年ランディ。彼は精神をデータ化し、過去の地球へ「時間旅行」をする禁忌の選択をする。幻としてしか存在できない孤独な彼は、そこで一本の巨樹を司る精霊・リーフと出会い、初めて「生きる喜び」を知る。
しかし、二人の穏やかな時間は長くは続かない。人間たちの「開発」という名の実利によって、リーフの依り代である巨樹が切り倒されようとしていた。触れることすら叶わない幻の存在であるランディは、最愛の精霊を守る術を持たず、無力感に打ちひしがれる。そんな中、ランディはリーフから魂が宿った一本の小枝を託される。
巨樹が倒される運命の瞬間。
そして、ランディは時間旅行から現実へと帰還した。持ち帰ったリーフの小枝は、未来で奇跡を呼ぶ。その小枝を培養することでランディの不治の病を癒やし、さらには失われたはずの巨樹をも再生させる希望が見出されたのだ。
肉体の死を超え、時を超えて受け継がれる「愛と再生」のSFファンタジー。
文字数 10,343
最終更新日 2026.01.14
登録日 2026.01.14
36
「もしも、人生の最期に、過去をやり直す権利を与えられたら?」
一九四〇年代から二〇二〇年代まで、激動の昭和・平成・令和を駆け抜けた実業家、石川慎一郎。九十九歳で孤独な死の淵にいた彼の手元に、不思議な「砂時計」が現れる。
それは、人生で最も悔いている「十の後悔」をやり直すためのタイムリープの鍵。 慎一郎は愛する人を救うため、親友を助けるため、そして世界をより善い場所にするために、過去の自分へと意識を飛ばす。
しかし、歴史を書き換えるたび、彼は残酷な「代償」を突きつけられた。 **「何かを救うたびに、それに関するすべての記憶を失う」**という等価交換。
戦火から救った親友の顔が思い出せない。 命を救ったはずの最愛の妻が、誰だか分からない。 守り抜いた故郷の景色が、どこの場所か思い出せない。
後悔を消し去るたびに、慎一郎の人生は「完璧な成功」へと塗り替えられていくが、彼の魂は真っ白に漂白され、空虚な「聖人」へと近づいていく。
救済の果てにあるのは、至福の充足か、それとも絶望の孤独か。 失われた記憶の代わりに、彼が最後に見つけた「透明な幸福」とは——。
一人の男が自らの存在を賭けて挑んだ、十日間の「人生の書き換え」が今、始まる。
文字数 30,503
最終更新日 2026.01.09
登録日 2025.12.31
37
ノンセクションのショートショート及び超短編集です。
他投稿サイトに投稿済の作品集です。
お気軽に楽しんでいただければ幸いです。
一応女性向けにしたけど…合っているのでしょうか。
文字数 20,850
最終更新日 2025.12.29
登録日 2025.12.06
38
平成25年、東北のとある町。
東日本大震災の発生から2年後。
震災で心を閉ざしてしまった美咲は、周囲に心を開くことができずにいた。
そんな美咲の前に現れたのは、ボランティア活動で町を訪れた健太。
過去のつらい記憶から逃れようとする美咲と、寄り添おうとする健太。
すれ違う二人の気持ちは、互いに心を開くことができるのか。
そして、過去の記憶を乗り越え、新しい一歩を踏み出すことができるのだろうか 。
東日本大震災から2年目。心の復興と恋の芽生えの物語。
文字数 16,512
最終更新日 2025.12.11
登録日 2025.10.15
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