小説一覧
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先々代の王女が降嫁したほどの筆頭公爵家に産まれた、ルティアヌール公爵家の唯一の姫、メリアッセンヌ。
産まれた時から当然に王子と結婚すると本人も思っていたし、周囲も期待していた。
それは、身内のみと言っても、王宮で行われる王妃主催のお茶会で、本人が公言しても不敬とされないほどの。
そのためにメリアッセンヌ自身も大変努力し、勉学に励み、健康と美容のために毎日屋敷の敷地内をランニングし、外国語も複数扱えるようになった。
ただし、実際の内定発表は王子が成年を迎えた時に行うのが慣習だった。
第一王子を“ルーおにいさま”と慕う彼女に、第一王子は婚約内定発表の数日前、呼び出しをかける。
別の女性を隣に立たせ、「君とは結婚できない」と告げる王子の真意とは?
7話完結です
文字数 12,310
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
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ローウェン王国西方騎士団で治癒師として働くソフィアには、魔導騎士の恋人アルフォンスがいる。
平民のソフィアと子爵家三男のアルフォンスは身分差があり、周囲には交際を気に入らない人間もいるが、それでも二人は幸せな生活をしていた。
そんな中、先見の家門魔法により今年が23年ぶりの厄災の年であると告げられる。
厄災に備えて準備を進めるが、そんな中アルフォンスは魔獣の呪いを受けてソフィアの事を忘れ、魔力を奪われてしまう。
アルフォンスの魔力を取り戻すために禁術である魔力回路の治癒を行うが、その代償としてソフィア自身も恋人であるアルフォンスの記憶を奪われてしまった。
お互いを忘れながらも対外的には恋人同士として過ごす事になるが…。
番外編始めました。
世界観は緩めです。
ご都合主義な所があります。
誤字脱字は随時修正していきます。
文字数 155,392
最終更新日 2026.02.19
登録日 2025.11.15
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文字数 8,236
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.17
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前世聖女だった記憶があるシャルロット。
前世では共に魔王を倒した勇者と結婚したものの、勇者をめぐる痴情のもつれに巻き込まれ若くして死んでしまった。
今世こそは『幸せな結婚生活』を目指すものの、尽くしてきた婚約者からは他の女性と子供ができたと言って婚約解消されてしまう。
絶望していたシャルロットのもとに、なぜか今まで独身を貫いていた辺境伯からの縁談が申し込まれる。
今度こそ理想の幸せな夫婦となるため、全力で前世の力を使い辺境伯に気に入られようと頑張るシャルロットだったが、辺境伯の方にも何やら事情があるようで……?
少しズレた方向で一生懸命なヒロインと、愛が重い前世魔王ヒーローのお話です。
(他サイトにも投稿しております。)
文字数 111,646
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.01.29
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私は幾多の出会いの中で、酷い人がたくさんいてそいつらに搾取されて辛かったです。
私の様に不幸にならないために、絶対に付き合っていけない人一覧を取り上げておきます。
文字数 2,665
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
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大型台風の大波で墓地が流された、墓石の下から、シャツとネクタイ姿の死体が出て来た、大金を持って行方を眩ませていた漁協組合理事長、だった、
左目、左頬に刀傷、異相の刑事黒木刑事が事件捜査に着手、忽ちに容疑者を検挙して自供させた、しかし理事長が横領した組合の金が何処にも無い、
黒木佐吉の名を聞いて大阪府警依田刑事が動き出す、依田刑事の幼馴染みと同じ名前、面会したが全くの別人、また、容疑者から話を聞いて冤罪の疑いを持つ、事件を辿る、
黒木には金が要った、黒木は憲兵として朝鮮で過ごした、赴任していた中国から帰ると、妻と子が中国赤匪に嬲り殺しされたと聞いた、だが、窃盗で捕まえた男から、妻と子が、動乱の朝鮮で、黒木を恨んで生きていると聞いた、朝鮮に渡るには大金が必要だった。
文字数 91,179
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
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父親に監禁され餓死したミレイユ
目が覚めると監禁される数日前に戻っていた。
悲劇を回避するべく動き出したミレイユだが、何もしていないのに未来が変わっていく
その中心にいたのが隣国の皇王アルヴィスだった。
文字数 14,867
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.16
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2022年 ウクライナ ロシア 侵略 2025年 1月 Facebook OB さんから ある女性が 男性恐怖症になって 悩んでいるからということで その ケアのために接触 そして 僕は彼女に 僕のことを紹介して 諦めないといけないと 説得 そして彼女が 国境なき 師団のメンバーで
文字数 336
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.08
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「今日だけならいいんじゃん? 俺たちが言わなければバレないし」
うちの会社は社内恋愛禁止。破れば査定に響く厳しいルール。
それなのに、酔った勢いで部屋に入れてしまった同期の瀬戸くんに、壁ドンで迫られて――。
「今日だけなら」という免罪符を盾に、始まった一夜限りの関係。
「してほしいこと、言ってみろよ」
今まで誰にも言えなかった密かな願望。
元カレに否定されて押し殺してきた「私の声」。
瀬戸くんはそれらを全部、甘く強引に引き出していく。
「もっと声出していいよ。俺が全部、受け止めてやるから」
秘密のハメ撮り、溶かされるようなクンニ、そして今日が終わればまた「ただの同期」に戻るという切ない約束。
バレたら終わりの、背徳的で淫らなワンナイト・ラブ。
※本作はpixivからの再録です。
※サイトの傾向に合わせ、タイトルや内容を一部調整しております。
文字数 10,769
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
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本人に自覚は無いものの、心のままに生きる太田さよ。
つい爆弾発言をしてしまうアラサーの小悪魔的な美女である彼女と、年下のイケメン彼氏との出会いからの日々の話をさよの一人語りで辿る。
文字数 70,260
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.01.22
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登場人物
①テア・ヴァイスバルト
ヴァイスバルト公爵家の長女、アベルの許嫁
②アベル・ヴィート
ヴィート子爵家嫡男
③クラリッサ・バウム
バウム男爵の養女、アベルの許嫁
④リヒャルド・シェーンヴァルト。シェーンヴァルト公爵家の嫡男で、テアの幼馴染。
⑤カレイア・シュヴァルツ
シュヴァルツ公爵家の長女で、リヒャルドの許嫁。
⑥エアリス・ティロル
学園長と神官長を兼任。テアの従兄。
⑦コンラート・フリーデ・ノルトハイム
王弟
あらすじ
「私だけを想ってほしい」拗れた愛が錯綜する恋愛ファンタジー
※お話が進んだら更新していきます。
他作品の「聖女だった私」と同じ世界線ですが、別物としてお読み頂けます。(設定などが近いです)
文字数 62,407
最終更新日 2026.02.19
登録日 2025.11.14
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29歳、独身。イケメンで仕事ができて面倒見がいいから当然モテるが、プライドが高いのが玉に瑕な受け、羽多野京(はたのけい)。
26歳、独身、あだ名が『完璧王子』な恋を知らない攻め、皇桜爾(すめらぎおうじ)。
羽多野にとって皇は目の上のたんこぶ状態。
同じ部署で働く先輩後輩だが大した関わりもないまま過ごしていた二人だが、ある日を境に二人の関係は拗れに捻れていく……!
妹のために店舗限定コラボ下着を買うべく女装(?)した羽多野は、その帰り道で皇に出会う。気づく様子もなく揶揄われているのだと思ったが、どうも様子がおかしく——……?
「一目惚れしました」
「は?」
どうやら羽多野の女装姿に恋をしたという皇。しかし羽多野だと気づいてはいないようで、彼は初恋に狂わされたかのように暴走していく。
「画数が(相性占い的に)悪いので、今から広辞苑に問い合わせたら漢字から二画減りませんかね?」
「無理だろ」
今始まるドタバタラブコメディ。
いったいこの暴走機関車は止まるのか……!??
文字数 14,777
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.01.17
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若い娘好きの公爵は、気弱な令嬢メリシアルゼに声をかけた。
助けを求めるメリシアルゼに、救いの手は差し出されない。
母ですら、上手くやりなさいと言わんばかりに視線をおくってくる。
そこに現れた貴婦人が声をかける。
メリシアルゼの救いの声なのか、非難の声なのか。
文字数 2,003
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
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現実とオンラインが完全に融合した世界『ユニオンライン』
そんな超高度文明社会で、ある高級旅客機が不時着してしまう。
不幸にも、そこは狂気と怪物が巣食う『バグストーム』という災害の中だった。生き残った乗客は僅か7人。彼らは軍に連絡し、救助を待つ。
そんな中、軍から通達を受ける。
人を模倣し、人を学習し、人を殺害する……
人の皮を被った怪物『スワンプマン』の存在を……
7人の乗客が高級旅客機内で繰り広げる、オンラインSFホラーミステリー!
*スピンオフ作品ですが、本編『垢BANズ!!』を読まなくてもお楽しみ頂けます*
文字数 24,467
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.01.26
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近所では「煮物が世界一うまいおばあちゃん」として名を馳せているトシ子(88歳)は、一見どこにでもいる穏やかおばあちゃんだった。
彼女の日課は、運動を兼ねた日々の商店街巡りと、帰りに立ち寄るコンビニでの新商品スイーツチェックだ。
ある日、トシ子がレジで受け取った「お釣りの小銭」その中に、世界の命運を握る超極秘チップ(マイクロSD)が紛れていた。
チップを追う国際犯罪組織『陰運』の魔の手がコンビニを襲うが、トシ子は長年の主婦の勘と、割烹着に隠した数々の飛び道具で刺客を返り討ちにしていく。
実は彼女は、かつて世界を震撼させた伝説のスリーパー・エージェント『白子ぽんず』だったのだ。
トシ子は預かった「おつり」を正しい場所に返すため、割烹着を靡かせながら駆け巡る。
『晩御飯の支度があるから、20時までには終わらせますよ』
史上最高齢、最強の主婦スパイによる、世界一騒がしい「お買い物」が今はじまります。
と言う感じの、友達との悪ふざけから生まれた小説です笑
文字数 3,203
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.01.06
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橋の上で絶望してたらトラックが突っ込んできて、そのまま異世界へ落ちたオレ。
村人Aとしてスローライフを始めたものの、やはり元の世界に戻ることを諦めきれない。
ドラゴンも魔族も魔王もいるこの世界。
「あ、魔王を倒せば元の世界に帰れるんじゃね?」
ところが、倒すために探し出した魔王様はオレの記憶に興味津々で…。
「私もそなたと共に行く。そちらの世界はとても興味深い」
この時のオレは想像すらしていなかった。
そう遠くない未来、その“魔王様”と出会ったオレが、日本家屋で一つ屋根の下、一緒にのんびり暮らすことになるなんて。
※こちらは『イライラしてますか?こちらへどうぞ』の世界と繋がっています。
※『横書き』設定にてお読みください。
文字数 31,091
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.15
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世界は、ひとつの宣言から静かに崩れ始める。
聖都エデンに響き渡った「終末宣言」。
神の管理ログは冷酷に告げる。
かつて高次存在であった天使は、致命的な異物――“反抗”を検知されたことにより、「魔王」へと再定義された、と。
世界の安定化まで、残り十日。
神の命を絶対の正解と信じる勇者は、自らを“主の剣”と称し、迷いなく討伐へ向かう。
市民は恐怖と狂信のあいだで揺れ動き、敵の名を叫ぶことで安心を得る。
だが、魔王となった元天使は日誌を記す。
それは破壊の記録ではない。
世界が「正解」に収束していく過程を観測するための記録だ。
涙をノイズと断じる神。
救済を処理と呼ぶ勇者。
愛が一瞬で憎悪へと変換される都市。
この物語は、善悪の戦いではない。
定義と未定義の衝突。
秩序と自由の対峙。
そして、「正しさ」という名の鎖に抗う者の静かな反逆である。
十日後、世界は救われるのか。
それとも、書き換えられるのか。
神のログ、勇者の報告書、そして魔王の日誌。
三つの視点が交錯する、終末までの十日間を描くダーク・システム・ファンタジー。
文字数 22,117
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
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侯爵夫人ヴィオレッタは、夫から愛されていない哀れな女として社交界で有名だった。
若くして侯爵となった夫エリオットは、冷静で寡黙な性格。妻に甘い言葉をかけることも、優しく微笑むこともない。
どれだけ人々に噂されようが、ヴィオレッタは気にすることなく平穏な毎日を送っていた。
「侯爵様から愛されていないヴィオレッタ様が、お可哀想でなりませんの」
そんなある日、一人の貴婦人が声をかけてきて……。
文字数 9,987
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
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2024年1月の投稿ガイドライン禁止事項追加により
公開していた各短編作品で、傾向が似ている物を
短編集として一本にまとめました。
禁止事項追加以前の作品でこちらにまとめた物は
元の作品ページを削除しています。
元の作品ページにコメントなどを下さった方々
理由あってのこととはいえ、大変申し訳ありません。
ありがとうございました。
※禁止事項追加以降、新作をこちらに投稿する際は
『適した章の一番下』に挿入していきます。
新作が短編なら、短編の一番下に。
新作が詩なら、詩の一番下に、という形です。
特別企画枠は、Xとpixivにて
『メルクレッサ@七香のお星様』@Arcobaleno_Stを
七香のクレアート製作所として2月1日から公開中。
将来的には別サイトとも連携します。
文字数 25,552
最終更新日 2026.02.19
登録日 2024.01.15
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息子が生まれて成長を見るたび、鮮明になる記憶がある。薄れる記憶については知っていた。鮮明になったその記憶だって、かつては薄れる記憶の一つだった──母親になったかつての少女は、十四歳の時に出会ったある少年を思い出していた。赤いリップを塗った、かつての少年を。
文字数 25,084
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.01.31
13349
マフィン専門店「ほしのマフィン」で働く人々のなんてことない人生の一コマ。 ※章ごとに主人公が変わります。
文字数 14,771
最終更新日 2026.02.19
登録日 2025.11.26
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しがない子爵令嬢のイヴが政略結婚で嫁いだのは、誰もが憧れる完璧な大公爵アダマン様。
しかし彼は、お世継ぎはコウノトリが運んでくると本気で信じている、とてつもなく純粋な人だった!
文字数 12,540
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
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かつて死を選びかけた少女が、生きることと恋を選んだ末に最も大切な存在を失い、「あの日の選択」を問い続ける物語。
登場人物紹介
● 四方リラ(しかた・りら)
音校二年。バイオリンは得意、算数は苦手。自身の内側にある衝動や孤独をうまく言葉にできない。表面上は明るい。
恋をきっかけに、自分の音が揺らぎ始める。
身長百五十センチ。モーツァルトと同じ。
● 四方すみれ
リラの姉で三年。専攻はピアノ演奏家コース。
無類のピアノ好きで音楽オタク。音楽史・音楽理論に詳しいが、世間の常識には疎い。天然気味で不器用で人見知り。
大きな音と眩しい光が苦手。
ラフマニノフやラヴェルを得意とし、絵も上手い。
笠の穏やかな優しさに惹かれている。
● 千堂光太郎(せんどう・こうたろう)
すみれとリラの叔父。大学生。
講義よりもアルバイトに精を出している。
心配性でやや過保護。とくにリラには口うるさく、本人からは鬱陶しがられている。
● 笠(りゅう)
音校ピアノ演奏家コースの少年。三年生。
面倒見がよく、すみれからは「お兄ちゃんのよう」と評される。
絶対音感を持ちながら、なぜか歌うと音程を外す。不思議な存在。
● 川戸羊(かわと・よう)
リラの同級生で同じバイオリン科。副科はビオラ。教室唯一の男子。
パガニーニアナやバッハの無伴奏を軽やかに弾き切る天才肌。
容姿も整い人気は高いが、特定の恋人はいないらしい。
● 小森ラーリナ愛衣(こもり・らーりな・めい)
芸高二年、バイオリン専攻。
母はチェコ人。両親はロシア料理店を営む。
ロシア語の合唱曲を原語で歌える。オーケストラ部ではアシマス(アシスタント・マスター)を務める。
リラとは家が近く、中学時代からの顔見知り。
同校オーケストラ部のコンマスに恋をしている。
● 日向(ひなた)
芸高三年、バイオリン専攻。
オーケストラ部のコンサートマスターで、部員からは“キャプテン”と呼ばれる。
小森の応援で訪れた芸高コンサートの帰り、リラは駅前でこの人物に声をかけられる。
そのときリラは、彼が“キャプテン”本人だとは気づかなかった。
文字数 24,855
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
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文字数 15,009
最終更新日 2026.02.19
登録日 2021.11.03
13355
ある男が、悪魔と契約を交わそうとしていた。だが人間を小ばかにした悪魔は、思わず大笑いをしてしまう。その結果、とんでもない事態に……。
文字数 2,770
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
13356
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「私、あなたの運命の相手です!」
伯爵家の長子ハリーは、ある日目覚めると妖精や魔女が見えるようになっていた!おまけに魔女が押しかけ婚約者となって家にいたのだ!
シエナの魔法『愛の囁き』で妖精や魔女や精霊が視える力を手に入れてしまったハリー。祝福の力『妖精の瞳』を解呪したいハリーと解呪したくないシエナ。
おまけにこの魔法、代償として身体に反動が来るので、代償をなくすかわりにハリーはシエナとキスをしなければいけないのだ!キスは気持ちいいのに、通じない気持ちは辛くて……。
祝福の力『妖精の瞳』を巡るじれじれラブコメ!
文字数 77,589
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.01.26
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男性と一度も交際したことがない反動からか、こっそり趣味で官能小説を書くことに生きがいを感じているオタク女子、初音(はつね)が、初めての現実の恋にどっぷり溺れそうになる話です。相手はちょっと危険な匂いのする年下ハイスペック男子。違い過ぎる人生を歩んできた二人の男女の行く末は…?
文字数 4,854
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.01.30
13359
文字数 27,164
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.04
13360
「南さん……念のため、もう一度言いますね」
医師はカルテから目を上げ、言葉を選ぶように一拍置いた。
「妊娠しているのは、あなたではありません」
南 恵子は、一瞬、自分の名前を呼ばれた理由がわからなくなった。
ここは産婦人科で、診察室で、白いカーテンの向こうにはエコー機器がある。
なのに。
「……隣の、西野さんです」
医師の視線が、ドアの方へ向く。
そこに座っていたのは、
隣の家の旦那――西野ゆうじ、三十五歳。
顔色は悪く、両手で腹部を押さえ、浅い呼吸を繰り返している。
汗で濡れた額が、蛍光灯の光を反射していた。
「冗談、ですよね……?」
恵子の声は、情けないほど震えていた。
男性が妊娠する。
そんな話、聞いたこともない。
SFか、悪趣味な都市伝説の類だ。
けれど、エコー画面には、確かに“何か”が映っていた。
「週数的には、六週前後です」
医師は淡々と告げる。
六週前。
恵子の脳裏に、はっきりとした日付が浮かんだ。
雷が鳴った夜。
停電。
夫は出張中。
そして――
玄関先で、ゆうじと二人きりになった、あの夜。
「……嘘」
恵子は、思わず隣の男を見る。
ゆうじは目を閉じたまま、かすれた声で呟いた。
「やっぱり……そう、なったか」
その言葉が、何よりも恐ろしかった。
否定しない。
驚かない。
まるで、予想していたかのような口ぶり。
恵子は自分の腹ではなく、
彼の腹部から、目が離せなくなっていた。
――この中にいる“何か”は、
一体、誰のものなのか。
文字数 15,008
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19