ファンタジー 政略結婚小説一覧
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遠縁に当たるバージニア姫とともに大国に花嫁として送られたアイリーン。
現王家の姫ではないので、扱いが悪く。
およそ、王様が尋ねてきそうにない崖の上の城に住むように言われるが。
狩りの帰りの王様がたまたま訪れ。
なにもなかったのに、王様のお手がついたのと同じ扱いを受けることに。
「今後、アイリーン様に課せられるお仕事はひとつだけ。
いつ王様がいらしても、ちゃんと城でお出迎えされることです。
あとは、今まで通りご自由に」
簡単でしょう?
という感じに言われるが。
いえいえ。
諸事情により、それ、私にはかんたんじゃないんですよっ!
寝ると死んでしまうアイリーンと近隣の国々を侵略しつづける王様の物語。
文字数 38,090
最終更新日 2024.04.23
登録日 2024.04.11
その日、王妃は王都を去った。
何故か勝手についてきた宰相と共に。今は亡き、王国の最後の王女。そして今また滅びゆく国の最後の王妃となった彼女の胸の内は誰にも分からない。亡命した先で名前と身分を変えたテレジア王女。テレサとなった彼女を知る数少ない宰相。国のために生きた王妃の物語が今始まる。
「婚約者の義妹と恋に落ちたので婚約破棄した処、「妃教育の修了」を条件に結婚が許されたが結果が芳しくない。何故だ?同じ高位貴族だろう?」の王妃の物語。単体で読めます。
文字数 26,866
最終更新日 2024.03.21
登録日 2023.01.31
伯爵令嬢のフアナは、結婚式の一ヶ月前に婚約者の恋人から「私達愛し合っているから婚約を破棄しろ」と怒鳴り込まれた。この赤毛の女性は誰?え?婚約者のジョアンの恋人?初耳です。ジョアンとは従兄妹同士の幼馴染。ジョアンの父親である侯爵はフアナの伯父でもあった。怒り心頭の伯父。されどフアナは夫に愛人がいても一向に構わない。というよりも、結婚一ヶ月前に破棄など常識に考えて無理である。無事に結婚は済ませたものの、夫は新妻を蔑ろにする。何か勘違いしているようですが、伯爵家の世継ぎは私から生まれた子供がなるんですよ?父親?別に書類上の夫である必要はありません。そんな、フアナに最高の「種」がやってきた。
他サイトにも公開中。
文字数 17,874
最終更新日 2022.10.29
登録日 2022.10.25
伯爵令嬢のバーバラは幼くして、名門侯爵家の若君と婚約をする。
両家の顔合わせで、バーバラは婚約者に罵倒されてしまう。
どうやら婚約者はバーバラのふくよかな体形(デブ)がお気に召さなかったようだ。
父親である侯爵による「愛の鞭」にも屈しないほどに。
文句をいう婚約者は大変な美少年だ。バーバラも相手の美貌をみて頷けるものがあった。
両親は、この婚約(クソガキ)に難色を示すも、婚約は続行されることに。
帰りの馬車のなかで婚約者を罵りまくる両親。
それでも婚約を辞めることは出来ない。
なにやら複雑な理由がある模様。
幼過ぎる娘に、婚約の何たるかを話すことはないものの、バーバラは察するところがあった。
回避できないのならば、とバーバラは一大決心する。
食べることが大好きな少女は過酷なダイエットで僅か一年でスリム体形を手に入れた。
婚約者は、更なる試練ともいえることを言い放つも、未来の旦那様のため、引いては伯爵家のためにと、バーバラの奮闘が始まった。
「小説家になろう」「カクヨム」にも連載中。
文字数 69,475
最終更新日 2022.08.23
登録日 2022.03.16
公爵令嬢のファラーシャは男爵家庶子のラーケサに婚約者カティーブとの婚約を解消するように迫られる。
理由はカティーブとラーケサは愛し合っており、愛し合っている二人が結ばれるのは当然で、カティーブとラーケサが結婚しラーケサが侯爵夫人となるのが正しいことだからとのこと。
しかし、ファラーシャにはその主張が全く理解できなかった。ついでにカティーブもラーケサの主張が理解できなかった。
結婚とは一種の事業であると考える高位貴族と、結婚は恋愛の終着点と考える平民との認識の相違のお話。
拙作『法律の多い魔導王国』と同じカヌーン魔導王国の話。法律関係何でもアリなカヌーン王国便利で使い勝手がいい(笑)。
『小説家になろう』様・『アルファポリス』様に重複投稿、自サイトにも掲載。
文字数 6,110
最終更新日 2024.02.24
登録日 2024.02.24
聖地の僧院で、見習いの僧侶として生涯不犯を誓っていたシウリンは、ある日帝都からの迎えの使者によって皇宮に連れ去られ、彼の死んだ双子の兄弟であるユエリン皇子として生きることを余儀なくされる。無垢だった彼は名を奪われ、過去を奪われ、後宮で破戒を強いられ、意に染まぬ結婚生活に心を荒ませながら、初恋の少女から預かった指輪を、無事に彼女に返すことだけを念じて、生きる。
「陰陽の聖婚」の恭親王の過去篇。同性愛の描写があります。最初穏やかだったヒーローが次第に壊れて悪行に走ります。この話だけならバッドエンド。現代感覚では未成年者に対する性的虐待にあたりますが、異世界のお話とお考えください。
文字数 763,551
最終更新日 2023.08.19
登録日 2022.12.10
エスタファドル伯爵家の令嬢マグノリアは王命でオルガサン侯爵家嫡男ペルデルと結婚する。ダメな貴族の見本のようなオルガサン侯爵家立て直しが表向きの理由である。しかし、命を下した国王の狙いはオルガサン家の取り潰しだった。
マグノリアは仄かな恋心を封印し、政略結婚をする。裏のある結婚生活に楽しみを見出しながら。
全21話完結・予約投稿済み。
『小説家になろう』(以下、敬称略)・『アルファポリス』・『pixiv』・自サイトに重複投稿。
文字数 65,449
最終更新日 2022.11.23
登録日 2022.11.03
第一王子サフィールの婚約者ティアナは現国王の妹を母に持ち、高い教養も兼ね備えていながらも、影では王子に近付く他の令嬢たちへ嫌がらせを行っているとして性悪と噂されていた。
しかし、それはティアナが王子の仮初めの婚約者で、未来の正妃に相応しくない娘から王子を守るという役割のために働いていただけのことで、まるで悪役のようだなどと噂されるのは心外であった。
ティアナには王子の嘘の婚約者であることと共にもう一つ、本当は男であるという秘密があった。
女性としての振る舞いを叩き込まれ、王子の婚約者の役目を担うティアナは、早く王子に相応しい女性が現れることを願うばかり。
そんなある日、ティアナはお人好しで有名な貧乏伯爵家の娘マリーと出会い、隠していた秘密がバレてしまう。
その時、ティアナは気が付いた。
理想的な正妃がいないのならば、自分で育てあげてしまえばいいということに!
過去に別のサイトで公開していた話を移動させています。
文字数 31,845
最終更新日 2024.01.26
登録日 2024.01.17
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
文字数 8,002
最終更新日 2021.06.05
登録日 2021.06.05
【クライマックス突入!】
ここは乙女ゲームが現実となった世界。悪役令嬢からの数々の嫌がらせを撥ね除けたヒロインは第一皇子と結ばれてハッピーエンドを迎えたのだが、物語はここで終わらない。
数年後、皇帝となった第一皇子とヒロインが善政改革をしまくるものだから、帝国はぐちゃぐちゃに。それを止めようと「やる気なし皇子」や「引きこもり皇子」と名高い第二皇子は悪役令嬢と手を組む。
この頼りなさそうな第二皇子には何やら秘密があるらしいが……
はてさて、2人の運命は如何に……
☆アルファポリス、小説家になろう、カクヨムで連載中です。
1日おきに1話更新中です。
文字数 296,749
最終更新日 2023.04.19
登録日 2022.10.13
ウクリナ王国の公爵令嬢アリア・ラミーリアの婚約者は、見た目完璧、中身最悪の第2王子エディヤ・ウクリナである。彼の10人目の愛人は最近男爵になったマリハス家の令嬢ディアナだ。
さて、そろそろ婚約破棄をしましょうか。
文字数 12,412
最終更新日 2022.01.28
登録日 2022.01.23
賢姫と名高い、弱い16歳の小国の姫が、半ば脅しに近い形でやむなく大国に嫁ぐことに。
猫被りな夫や、嫌がらせをする周囲の人間たちをものともせず、本日も微笑みを貼り付け、王宮に蔓延る問題を片付けていく。
すべては、自分の平和なティータイムのために。
文字数 9,217
最終更新日 2024.01.04
登録日 2023.11.05
これは、仮面の王との政略結婚から始まる、ある姫君の物語。
舞台は中世欧州風の異世界。
ラヴェイラ王国の妹姫である主人公リリアスは、長い吊り橋を渡ろうとしていた。事の発端は、政略結婚。正体の不明な隣国の新王に嫁ぐことになったのだ。
王命なので粛々と従おうとするも、粗末な身なりでとても花嫁が通るとは思えないような吊り橋をたった一人で渡るという、理不尽な状況に不満を漏らすリリアス。
しかし、この吊り橋を渡り切った時、更なる試練が待ち受けていた。
無事に仮面の王に対面するも、いきなり命の危機を告げられ⁉︎
この政略結婚の背景とは。
主人公の夫となる隣国の新王とはどんな人物なのか。主人公は無事に王城へたどり着けるのか? そして彼女自身の持つ秘密とは?果たしてこの婚姻の行く末は⁉︎
*第二章より戦闘描写、残酷描写があります。苦手な方はご注意願います。
*転生等はありません。
文字数 110,095
最終更新日 2022.10.23
登録日 2021.01.31
特殊な能力を持つが故、代々政略結婚を定められていたキッシンジャー家の娘。ヴェロニカもその例に漏れず美貌の貴公子と誉れ高いアンドリューと婚約していたが、彼の恋人であるエミリーから「みすぼらしい貴女では釣り合わない」という理由で破棄するようにと迫られていた。ところがこのヴェロニカ、実は絶世の美女であることを隠していて…。
文字数 89,747
最終更新日 2022.09.21
登録日 2022.08.26
「――墓前に供える花なんかもらって、不吉だな」
「不吉ってあんたねっ! 好意でくれたものに対して失礼じゃない!」
「おうおう。敵国に嫁ぐってのにずいぶんと余裕なことだな。――で、依頼されてたルークスの最終調整が終わったぜ。連れて行くんだろ?」
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絡操技術を駆使して作られた人形で栄えたアスター王国。
しかしロゼット帝国から侵略を受け、
十六になったばかりのメローネ姫は帝国に嫁ぐことになった。
先の戦争にて国を守り、傀儡姫と親しまれる彼女は、少々気が強くて頑張り屋な少女。
戦火が再び国に迫るのを防ぐため、
彼女は幼なじみの絡操技師エンシの作った絡操人形を連れて故郷を発つのだが――
※なお、当作品は他のサイトでも公開されています。
軽微な修正による多少の差異はありますが同一作品ですので、ご了承くださいませ。
文字数 21,106
最終更新日 2018.09.18
登録日 2018.09.09
中央政権への進出を目論む父親によって政略結婚させられることになった伯爵令嬢エスター。そのお相手は実家が借金で潰れかけの侯爵令息アーノルド。しかし彼には軍で下働きをする恋人がいた。一回り以上の年の差政略結婚を嫌ったアーノルドは、結婚するや否や幼妻を放置して逃げる様に戦地へと旅立ってしまった。仕方なく家庭教師に迎えたジェイルや義父母と協力して領地の切り盛りをするエスターだったが、六年後ようやく帰って来たアーノルドはとんでもない人達を連れて帰って来てーーーーー!?
※第14回ファンタジー小説大賞エントリー中♪
※2021.09.15まで毎日1話up♪
文字数 68,103
最終更新日 2021.09.17
登録日 2021.08.28
世に暴君姫と恐れられたラキエ=アレクサンドラが追放されて七年。ラキエのいなくなったグラウツ王国は西のデオロクス帝国から大規模な侵攻の脅威にさらされていた。国力十倍以上の大国を前に、グラウツ国王は苦渋の決断としてエレベナウス三号勅令を発令する。それはデオロクス皇帝を倒した功労者には身分と国籍を問わず第二王女、セルマ=アレクサンドラを嫁がせるというもの。事実上、グラウツ王国の玉座を譲るに等しい勅令だった。
エレベナウス三号勅令を受け、グラウツ王国の傀儡政権を目論む周辺各国は相次いでデオロクス帝国に宣戦を布告する。一方でグラウツ国王は王国の独立を維持するため、国内の軍備も拡張し大規模な募兵政策を強行する。成功を夢見る者達が名乗りを上げる中、かつてラキエが愛用した妖剣エルキュリエを携えた一人の青年がグラウツ王国軍の門戸を叩こうとしていた。彼の名前はニール=サレン。功績を挙げるべく前衛部隊に志願したニールだったが、不本意ながら投石兵に編入され、エルキュリエは同時期に入隊した少女、フェミア=ケルセイスの手に渡ってしまう。
文字数 77,319
最終更新日 2019.09.12
登録日 2019.06.14
色男で女性関係にだらしのない政略結婚なら最悪パターンといわれる上官が電撃結婚。それも十六歳の少女と。下士官ジャックはふとしたことからその少女と知り合い、思いもかけない顔を見る。そして徐々にトラブルの深みにはまっていくが気がついた時には遅かった。
文字数 50,609
最終更新日 2015.09.29
登録日 2015.05.24
毎日更新 全八話
崖っぷちの小国「ポリー」に生まれた王子であるメイジはある日、父親でもある王から周辺大国の姫と政略結婚をするようにと命じられる。
メイジは国家存亡の危機を救うべく、諸国へ向かい政略結婚の交渉を行う。
その末に辿り着いたのは、大陸随一の国「スティールヴァンプ帝国」であった。
小国の王子である彼はそこで、大国の女王と出会う。
メイジは政略結婚を成就させ、故国を救うことができるのか。
文字数 22,994
最終更新日 2021.09.26
登録日 2021.09.19
貴族の子供、定められた人生。上辺だけの大人たち、自尊心だけの子供たち。
そんな表からでも感じ取れる裏の空気が漂う魔導騎士育成学園に通う学生【ヌコウ・スゥキ・アフィーロ】
政略結婚の為だけに存在する自分の人生を嘆き荒んでしまったが為に、ヌコウは喧嘩を買ってしまう。
それによって周りのヌコウを見る目は変わってしまった。良い意味でも、悪い意味でも。
文字数 1,969
最終更新日 2016.08.08
登録日 2016.08.07
東に位置する小国・桜ノ国の姫は早くに母を亡くし、新たに正室となった継母からは、邪険に扱われる日々を送っていた。
そんな姫の唯一の心の拠り所は、医師を目指す心優しき幼馴染だった。
いつしか二人は、惹かれ合うようになる--
だが桜ノ国は隣国・梅ノ国の侵攻から国を救う為、大国・薔薇ノ国の第三王子と姫の政略結婚が決まった。
姫と幼馴染は駆け落ちを決意するが、二人に待ち受けていた先にあるのは!?
4/25日に編集しました。
そこまで内容は変わってはないと思います。
文字数 69,730
最終更新日 2023.09.19
登録日 2022.11.29
大帝国との戦に敗れ、和親の証として公主香詠をめとることになった狼の王ルイグン。
香詠は様々な知恵をもってルイグンに仕え、彼を支えようとするが、彼女には秘密があった。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
文字数 39,129
最終更新日 2018.06.11
登録日 2018.05.26
小さな頃から結婚に夢を持っていたカノンは父王の命令で他国の王子に嫁ぐことになった。
王子は優しくカノンに接していたが
初夜、王子は側室の元へ行ってしまうカノンは嫌われている事を知ってしまい……しかも側室が懐妊したと聞かされ、落ち込むカノンの前に盗賊と名乗る青年ノアが現れて―
文字数 1,333
最終更新日 2018.08.27
登録日 2018.08.27
隣国に嫁ぐことになった美貌の皇女。彼女が恋したのは、未来の義弟となる人だった。
『アグネイヤ四世』番外編、カルノリア皇女ソフィアの物語。
乙女の裏路地さん/恋五題 使用
文字数 8,043
最終更新日 2021.03.18
登録日 2021.03.18
竜宮の王女シェンリュは、優雅な人魚の姉姫達とは違う役立たずの「亀姫」。 そんなシェンリュが、役に立てる日がやってきた。和平の為、獣人の国ラングハイムへ、形式上だけ嫁ぐのだ。 三十五歳の熊領主ベルノルトと、嫁という名の賓客になった十九歳の亀姫シェンリュ。礼節正しく良い関係を築こうとする二人だが、互いに気になり始めてしまい…… 別サイトにも掲載しております
文字数 111,271
最終更新日 2019.03.15
登録日 2019.02.18
魔法を伴侶にしたいほど魔法が大好きな、自称、魔法オタク―――エルレイン・フォーゲルの悩みは、
【最近結婚してできた夫の色気にあてられて、動悸と息切れを頻発すること。】
魔法オタクであるが故に、恋愛経験値ゼロの悲しき現実がエルレインを襲う―――。
夫との新婚生活はもちろん、魔法に関連する出来事、出会いや別れが明るく描かれる、ほのぼの日常ファンタジーです。
文字数 120,416
最終更新日 2023.11.17
登録日 2020.12.01
「レオハルト・ヴァーリオン。『魔術師』と共謀し、王都を襲撃させた罪により―貴様を処刑する」
かつて、〝英雄〟と称えられた一人の少年が居た。
『征錬石』と呼ばれる石を別の物に変えることが出来る征錬術。
「ノード大陸」には、その征錬術を駆使して『征錬術師』達が発展させた都―『王都シュヴァイツァー』が存在していたが、ある時、その王都に千年前の復讐を掲げて『魔術師』が襲撃し、平和だった王都は瞬く間に戦火に飲まれてしまう。
迫り来る『魔術師』を撃退した〝英雄〟レオハルト・ヴァーリオンは、そのさなか『魔術師』の国の王女〝魔女〟レイシア・レディスターと出会い、敵同士でありながら互いに惹かれ合っていく。
しかし、レオハルトが『魔術師』の血を引いていることを知った王都の人々は、レオハルトが『魔術師』と共謀して王都を襲ったとあらぬ罪を被せ、あろうことか〝英雄〟である彼に国家反逆罪を言い渡した。
大切なものを失いながらも故郷を守ろうと必死に戦い抜いたレオハルト。だが、守っていたはずの故郷から裏切られ、命からがら王都から脱出したレオハルトは隣国である『ケルム王国』へと身を寄せることに。
あれから数年。
当時の功績から『ケルム王国』の次期国王に指名された彼は前国王の死後、新たな王に即位し、レオハルト・ケルム・ヴァーリオンとして君臨した。
敵対していた『魔術師』の王女レイシアと共に、戦争の終結と自分を裏切った者達への復讐を掲げ、黒い鎧をその身に纏い彼は戦場へと向かう。
全てはかつて共に戦った王都、そして戦友でありながら自分を裏切った男ーグラウス・ルートリマンと戦う為に。
こうして、千年前と同じく、『征錬術師』と『魔術師』の争いが始まるのだった。
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■更新状況
気まぐれ更新
■その他
※万人向けに作っている為、ジャンルは「男性向け」「女性向け」それぞれに登録しています
※少年編を書いていましたが、大人編から開始することにしました
※今後、少年編は回想か番外編としてやるかもしれません
※小説家になろう、アルファポリス、カクヨムにて連載
文字数 15,275
最終更新日 2022.11.04
登録日 2022.10.27
ーー古来より、日本や中国には、12の生き物や霊獣を神として祀る慣習があった。
時は移り、舞台は現代の日本。あまり知られていないが、現代の日本においても十二支を神として崇める異能者の家系があった。
その家系は、
北に位置する“鼠宮(そみや)“
北東に位置する“丑塚(うしづか)“
丑塚と同じく北東に位置する“寅田(とらだ)“
東に位置する“卯咲美(うさみ)“
南東に位置する“巳園(みその)“
南に位置する“午井(ごい)
南西に位置する“未田(みた)“
南西に位置する“申川(しんかわ)“
西に位置する“酉伊(とりい)“
北西に位置する“戌伊(いぬい)と亥上(いかみ)。
そしてーー。中央に位置する“辰城(たつき)“家。
これの十二家が現代の日本における十二支の神官の家系である。
この十二家には本家と分家があり、辰城本家は十二家すべての統括をおこなう為、一族内では〝宗家〟(そうけ)と呼ばれていた。
そんな中、卯咲美本家当主の娘・美卯(みう)に縁談の話が舞い込んできた。
その相手はーー
美卯「え...?!私が宗家の当主に嫁入り...?」
一族の最高権力者・〝辰の君″であったーー。
美卯(わ、私まだ中学生だよ?まだ15歳なのに...)
ーーこうして、美卯は18になれば嫁入りすることを命じられてしまったのだ。
美卯「これから私、どうなるんだろう...」
○一部、グロ要素あります。グロ要素やエロ要素など閲覧に注意が必要なページには●マークがあります。
○ラブラブシーンには♡マークあり。
○親戚同士の恋愛要素あります。ご注意下さい。
文字数 6,504
最終更新日 2020.12.08
登録日 2019.04.14
国一番の商家の一人娘として生まれた「私」ことレヴィ・エコーズは、没落貴族のジギー・ランチマネー子爵と縁談の後結婚する。思いの外順風満帆な結婚生活が続くと思いきや突如私は病に倒れてしまう。私が死ぬ間際、子爵はドヤ顔で私の病が実は毒が原因であることを得意げに語るのだった。
彼が言うには、結婚する際両家の間に、
『もし後継者がいないときにレヴィとジギーどちらかが何らかの理由によって死亡した場合、生きている方の家に死んだ方の家の資産を譲渡する』
という契約を交わしていたというのだ。つまり、そもそも結婚自体エコーズ家の財産目当てだったわけで、結婚して邪魔になった私を死因が特定されにくい毒殺という方法で排除したわけである。
すべてを知った私は、怨嗟の呪詛を吐きながら息絶えた。しかし、怨嗟にまみれた魂に興味を持った悪魔公が私の前に現れ、私は彼の眷属として新たな肉体を与えられた。悪魔城で暮らすことになった私は、四苦八苦しながら悪魔としてのイロハを叩きこまれ、復讐の牙を研ぐのだった。
文字数 35,007
最終更新日 2021.10.01
登録日 2021.08.26
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