恋愛 ざまぁ 小説一覧
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1
私の出産日に初恋の人を選んだ夫、あなたを彼女に返品します
「子供っぽい嫉妬はやめろ」私が命懸けで出産した日、夫のヴィンセント侯爵は初恋の人の所へ行ってしまった。理由を説明して欲しいと言うと、子供っぽい嫉妬をやめろと厳しい声で言われてしまう。しかも初恋の相手がいきなりやってきて「侯爵様は昔から私を命懸けで助けてくれるんです」と悪びれもせずに言い放った。妻よりも初恋相手を優先する夫は必要ないので私は夫を初恋相手へ返品した。すると生まれてから一度も人に頭を下げたことのないヴィンセントが、ボロボロになって私に頭を下げてきて⋯⋯。
感想数 56
文字数 36,229
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.08.12
2
次期王太子妃は貴方と離れることを所望しております
「もういいわ」
次期王太子妃である私の冷たく吐いた言葉に、周囲の文官たちは言葉を失う。
私の怒りを皆が悟ったのだろう。
なのに言葉をかけた当人––––王太子のキースは気付く素振りもない。
「彼女に会いに行って、いいのか?」
「気にせず行ってください」
告げた言葉に、部屋にいた文官や王城使用人の顔が凍ったのが分かった。
傍に控える騎士も、思わず互いの顔を見合わせている。
皆、分かっている。
怒鳴られる方がマシだ、泣かれる方が救いがある。
『もういい』に込められた意味は、諦めだということに。
「……アイシャ、本当にいいのか?」
キースの足は、もう出口を向いている。
私ではなく、別の女性に会いにいくために……
「えぇ、どうぞ……好きになさってください」
「……すまない。次は埋め合わせをする!」
出て行くキースの背に、そっと告げる。
「もう、次なんてないわよ」
その言葉は、走りゆく王太子に届くことはなかった。
私は覚悟を固める。
半生をかけて支え続けてきた、彼のために尽力してきた。
その努力が軽んじられるのならば。
もう……この座に居る必要はないと。
感想数 85
文字数 24,998
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.08.09
3
『恋に恋していた婚約は終わりました ~私はもう、あなたの理想を演じません~』
憧れたのは、彼ではなく、彼の恋でした。
『エーデルを見習え』 『エーデルなら、そうはしない』
憧れの人との縁談に胸を躍らせた令嬢ミュゼット。 しかし彼が想い続けていたのは、初恋の令嬢エーデルだった。
比べられ、理想を押し付けられ、それでも彼を想い続けたミュゼットは、自分を失い、やがて気づく。
――もう、誰かの理想を演じる必要はない。
文字数 122,702
最終更新日 2026.08.17
登録日 2026.07.29
4
私を失った旦那様へ――今さら愛を語っても、もう遅いのです
ルージュは伯爵家へ嫁いで数年、愛娘リズと共に穏やかで幸せな日々を過ごしていた。
しかし夫ハワードは、「レオンの誕生日の相談だ」と言い、幼馴染エレノアとの関わりを深めていく。
実の娘であるリズよりも、幼馴染の息子レオンを気にかける夫の姿に、ルージュの心には少しずつ寂しさが積もっていった。
家族の健康を願い、薬を手作りするルージュ。その努力はハワードや義両親から「地味な作業」と軽く扱われる。
そんなルージュを離婚へと決意させる、決定的な出来事が起こる――。
文字数 32,526
最終更新日 2026.08.17
登録日 2026.08.14
5
「君なら分かってくれる」とまた人を屋敷へ連れてきた夫から、もう逃げます。
裕福な商家カランド家の娘レベッカ(ベッキー)は、一度縁談が破談になったあと、妹たちにも先を越され、二十歳を過ぎてから名門ダイオード男爵家へ嫁いだ。
夫アクセルは優しい人だった。困っている親戚がいれば屋敷へ迎え、行き場のない女性には部屋を与え、仕事に困る者には「ここにいればいい」と手を差し伸べる。
けれど――人を連れてくるのは夫で、その後の世話をするのはいつもレベッカだった。
部屋を決め、衣服を用意し、食事を増やし、仕事を探し、使用人を動かし、揉め事を片づける。
「もうこれ以上は無理です」
そう訴えても、アクセルは笑って言う。
「君なら分かってくれるよね」
そんな日々の中、アクセルは幼なじみ、ジゼルを連れてきた。レベッカは初めて、はっきりと反対する。
それでもアクセルはジゼルを屋敷へ入れ、あろうことかレベッカの補佐にしようとした。
そこでようやくレベッカは気づく。
夫は、自分の言葉を一度も「拒絶」として聞いていなかったのだ。
「離婚してください」
「離婚? どうして?」
本気で不思議そうに問い返す夫を残し、レベッカは実家へ帰る。
そして彼女がいなくなった男爵家では、これまで「善意」で覆い隠されていたものが、一つずつ崩れ始めて――
※初日以外は6時・17時の更新となります。
感想数 30
文字数 40,862
最終更新日 2026.08.17
登録日 2026.08.14
6
処刑まであと7日。悪役令嬢はもう何もしません
王太子アルベルトとの婚約を破棄され、身に覚えのない罪で処刑された公爵令嬢セレナ。
けれど目を覚ますと、処刑の七日前に戻っていた。
王太子妃になるために学び、働き、王家の問題まで片づけてきた。
それでも最後に待っていたのは処刑台。
ならば、もういい。
今度こそ、何もしない。
婚約破棄も、王家の財政難も、もう知りません。
――そのはずだった。
「このままでは、明日パンがなくなりますわ」
気づいてしまったものは、仕方がない。
何もしないと決めた有能令嬢の、二度目の七日間。
やり直し×ざまぁ×執着溺愛物語。
※7話以降、執着・ヤンデレ要素が強くなります。癖の強い愛がお好きな方向けです。苦手な方はご注意ください。
感想数 12
文字数 50,242
最終更新日 2026.08.17
登録日 2026.08.13
7
追放されたので、祝福はすべて回収いたします
「聖女エルシーを、国外追放とする」
罪状は、真冬の夜に許可なく子どもを治したこと。追放に賛同する署名は、四十三家。
わたしは弁明のかわりに、署名簿をじっと見つめました。
「お名前を、覚えておこうと思いまして」
誰も知らないことがひとつあります。聖女の祝福は「渡したら終わり」ではなく、細い糸でわたしと繋がり続けている。——手繰り寄せれば、戻るのです。
退去の期限は三十日。回るには、じゅうぶんですわ。
豊穣も、商運も、健守も。十年分の台帳と照らし合わせて、署名した家から順番に、一軒ずつ。
「ごきげんよう。祝福を、返していただきに参りました」
ただし——子どもと病人にかかっているものは、一件も引きません。回収とは、そういうふうに、するものですから。
感想数 2
文字数 22,127
最終更新日 2026.08.15
登録日 2026.08.11
8
いつも病弱な幼馴染を優先するあなたとは結婚できません
侯爵令嬢リディアの婚約者、公爵令息カイルは病弱な幼馴染を何よりも優先する。
約束が破られる度に「彼女は身体が弱いから」という一言で済まされ、常にリディアは後回しにされてきた。
それでもリディアは、いつかは自分を選んでくれる日が来ると信じ、理解ある婚約者であり続けた。
しかし、その願いが叶うことはなかった。
彼にとって、自分はいつも「後でも大丈夫な強い人」。
ついにリディアは、この婚約を終わらせることを決心する。
今さら手を伸ばしても、それが届くことはもうない。
文字数 49,699
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.07.30
9
「もう、うんざりだ」と言われたので、出ていきますね
【とりあえず、何かください】
ある日、豪華なベッドで一切の記憶を失った状態で目覚めた私。鏡を見ても「あなたは誰?」駆けつけた使用人たちに、言いたい放題言われるけれど、他人事のようで少しも自覚が持てない。ただ分かったのは、自ら毒を飲んだことと、夫がいるということだった。妻が目覚めたのに駆けつけてこない夫の元へ挨拶に行くと「もう、うんざりだ」と告げられる。皆からは嫌われているし、記憶もないから未練もない。青ざめる夫に別れを告げて、新天地へと旅立つことを決意した――
※ 他サイトでも投稿中
※ 22時更新予定
感想数 29
文字数 41,300
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.08.11
10
子どものころから嫌いだった幼馴染は、私と結婚するつもりだったらしい
幼いころからアレクシスのそばにいるたび、リディアは周囲の令嬢たちから嫌がらせを受けてきた。何度も「嫌い」「離れたい」と訴えても、両親はそれを子どもの意地や照れだと思い、本気にしなかった。
十五歳で外国の高等学院へ留学したリディアは、魔道具職人として自立する道を見つける。そして十七歳の成人を迎えた日、彼女は伯爵家から離籍し、二度と故郷へ戻らないと決めた。
一方そのころ、アレクシスはリディアと結婚するつもりでいたことを明かす。けれどリディアは、そんな未来を一度も望んでいなかった。
これは、誰にも届かなかった「嫌だ」を抱えていた少女が、自分の人生を自分で選び取るまでの話。
文字数 19,945
最終更新日 2026.08.13
登録日 2026.08.13
11
妹に婚約者を譲りましたので、契約の更新はいたしません
「お姉様は、魔力が高いだけで、可愛げがないもの」
妹はそう言って、わたくしの婚約者の腕を取りました。両親も止めませんでした。「シャルロットのほうが社交に向いている。譲りなさい」と。
わかりました。譲りますわ。
ただしお父様、婚約と一緒にお願いされた「魔力供給契約を残していけ」の件——あの契約、一年ごとに双方の署名で更新される決まりですのよ。領地の防護結界も、三十七の村の水路も、坑夫四百人の鉱山の換気も。
十六歳のわたくしが、自分で条文を書きましたの。いつか逃げられるように。
次の更新日は、来年の春分でございます。
……ええ、村と鉱山は守りますわ。各村と直接契約いたしますもの。
守らないのは、家だけですの。
感想数 0
文字数 9,979
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.08.15
12
何も知らなかったのと言われてももう戻りません
シエルは王妃に頼まれて後妻になった家から今日出ていく。
年の近い義理の娘とは折り合いが悪く最後まで認められることはなかった。
その日から義理の娘は思い知る。この家に何故後妻が来てどれ程支えられていたのかを。
●貴族の事情と現代の事情って違うよねとふと思いついた話です
話を追加しようと思うので少し伸びます。どのくらいかはまだ。
感想数 164
文字数 71,533
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.06.14
13
「俺の告白を信じたお前の顔、最高だったよ」
「君が好きだ。明日の舞踏会、俺の婚約者として踊ってくれないか?」
五歳からの幼馴染で、ずっと慕っていた侯爵令息に告白された子爵令嬢レイシア。
夢が叶ったと信じた。
——彼の友人達が笑いながら現れ、賭けた金貨の話を始めるまでは。
向けられる同情、好奇の視線、身分を弁えろという非難。もう誰も信じないと心を閉ざしたレイシア。
これはそんなレイシアが、もう一人の幼馴染アレンの助けを借り、人を信じる勇気を、人を愛する勇気を取り戻していく物語。
感想数 9
文字数 50,465
最終更新日 2026.08.17
登録日 2026.08.12
14
婚約破棄をご希望でしたら、契約書の第七条をご確認ください ~王都の水は、わたくしの領地から流れております~
「アデライド・ヴェルネ。お前との婚約を破棄する」
承知いたしました。ただし、契約書の第七条をご確認ください。
――王都の水は、すべてわたくしの領地から流れております。
建国記念の夜会。三百人の前で、王太子殿下はそう仰いました。理由は「お前には心がない。書類しか見ていない」。
そのとおりでございます。わたくしは八歳から、王妃になるためだけに育てられました。七か国語と、二十三の税制と、四百年分の条約史。心の使い方は、教科に含まれておりませんでした。
けれど四百年前、王家はこの地に都を築くにあたって、ヴェルネ家から水を借りております。買ったのではありません。借りたのです。その貸与を十年ごとに更新してきたものが、わたくしと殿下の婚約でございました。
三日で井戸が濁ります。七日で王宮の貯水槽が尽きます。
そして王都が渇きはじめた頃、南の国境から旗を上げた馬車が一台。降りてきたのは「氷の狼」と呼ばれる、隣国ガルデニアの軍務卿でした。懐には、八年前の停戦の朝に十歳のわたくしが地面へ腹ばいで書いた覚書を、一枚。
「あなたを、国ごと買いに来た」
心がないと言われた娘が、契約書一枚で王国を渇かせ、八年ごしの一枚に見つけられるまでの物語です。
※毎日更新。全九十話前後で完結予定です。
感想数 0
文字数 39,344
最終更新日 2026.08.15
登録日 2026.08.15
15
初夜のあとに愛する人がいると言われたので祝福で身体の時間を一日戻しました
夫婦となって初めて迎えた夜、セレンティアは夫リオールから「俺には、愛する人がいる」と告げられる。
彼が初夜を済ませた理由は、三年後に白い結婚として婚姻無効を申し立てられないようにするためだった。
けれどリオールは知らなかった。セレンティアの祝福《一日回帰》が、自分自身の身体にも使えることを。
セレンティアは自分の身体の時間を一日前へ戻し、三年間、侯爵家の妻として務めを果たすことを決める。
夫に愛されるためではない。三年後、白い結婚としてこの家を出ていくために。
文字数 12,593
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.08.16
16
自称病弱いとこを優先させ続けた婚約者の末路
令嬢エルアナは、ヴィンセントという婚約者がいた。
しかし彼は虚言癖のあるいとこ、リリアンの嘘に騙されてエルアナとの大切な約束を破り続ける。
「すまない、リリアンが風邪を引いたらしくて……」
エルアナが過労で倒れても、彼はリリアンの元へ走り去る始末。
ついに重大な婚約披露パーティまでも欠席した彼に、エルアナは婚約者への見切りをつけた。
「さようなら、ヴィンセント」
縋りつかれてももう遅いのです。
文字数 143,956
最終更新日 2026.08.17
登録日 2026.03.06
17
横領を告発しようとした私の声を奪った婚約者へ。愛人との結婚式で、その沈黙をお返しします
「声がなければ、告発も否定もできない。喋れない女の走り書きを、誰が立ち止まって読む?」
伯爵令嬢アメリアは、婚約後の領地運営を手伝うなかで、不自然な支払いを見つける。
南堤防の石材代として処理された二百四十金貨。
同じ支払番号、同じ金額、同じ婚約者の署名が記されたもう一枚の明細には、こう書かれていた。
――愛人ダフネへ贈る、婚礼用サファイア首飾り一式。
公的救済金の横領を地区救済局へ告発すると宣言した直後、アメリアは婚約者ヴィクトルから「封言の呪い」をかけられる。
横領という秘密を隠すため、声そのものを奪う呪い。
ヴィクトルはアメリアとの婚約を解消し、十日後にはダフネとの結婚式を開くと告げた。
声を奪えば、何も訴えられない。
声を失った女の話など、誰も聞かない。
ヴィクトルはそう信じていた。
けれど、アメリアが失ったのは声だけだった。
文字を書く手も、証拠を求める知識も、どこで誰へ伝えるかを選ぶ意思も、奪われてはいない。
以前から面識のあるジュリアン子爵は、アメリアの代わりに告発しようとしない。彼女が一文字ずつ書き終えるまで待ち、本人が決めるまで答えを先回りしない。
アメリアは自分で二つの支払控えを確保し、安全と複数の証人がそろう場所を選ぶ。
それは、ダフネが横領金で買われたサファイアを身につける、ヴィクトル本人の結婚式だった。
誓いの前に婚姻への異議を問われた瞬間、声のないアメリアは自ら立ち上がり、一枚目の告発書を大勢へ掲げる。
> 私はアメリア・レイン。ヴィクトル・ハロウに声を奪われました。
これは、声を奪われても意思を他人へ渡さなかった令嬢が、自分の文字で秘密を公にし、自分の言葉と名誉を取り戻す物語。
全7話・完結。婚約破棄、愛人との結婚式での直接告発、ざまぁ、意思を尊重して待つ相手との異世界恋愛です。
文字数 12,127
最終更新日 2026.08.14
登録日 2026.08.14
18
番の証が出ないと捨てられたので、神様に確かめてもらいます
「番の証が出ぬからだ」
和平のために獣人国へ嫁いで四年。獣王ガイウス様との儀式は三度、三度とも証は出ませんでした。「人間の娘では神は認めぬ」——そう言われて、離宮へ。
雨漏りの下で眠り、井戸をさらい、畑を耕して。泣かなかったのは強いからではありません。獣人には、匂いでわかってしまうから。
嫁ぐ前に三年かけて読み込んだ婚姻法典。その第四章に、こうありました。
『既に誓いを結びたる者が、重ねて他者と誓いを立てんとする時、神は後の誓いを認めず』
——証が出なかったのは、わたしが人間だからではない。
長老会に申し立てたのは、解釈の確認だけ。わたしは悪くない、とは一言も書きませんでした。
遡誓の儀で神殿に浮かんだのは、六年前の秋の「成立」と、わたしの三度の「不成立(重複)」でした。
感想数 0
文字数 20,933
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.08.12
19
悪役令嬢ルートに入りました!~今世は私がヒロイン~
*タイトル変更しました。
大幅改稿しました。
愛していた、彼のことを。
―――でも彼が愛したのは別の女性。
彼女を殺害しようとした罪で、私は捕らえられ、激しい拷問を受けた。紛れもない、愛する彼の手によって。
そのまま凄惨な拷問で命を落とした私は、彼と結婚する前に時が戻っていた。
しかし、前世と違うことが一つ。
どうやら今世は私がヒロインの悪役令嬢ルートのようだ。
文字数 60,463
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.07.23
20
離縁されましたので、王妃の紋章はただの飾りになります
「十七年、お前は子を成さなかった」
朝の食卓で、パンを切りながら、王はわたくしを離宮へ移すと仰いました。侍女のロゼッタが身籠ったから、と。
わかりました。いつ発てばよろしいでしょう。
——ただ、皆さまおひとつだけご存じありませんの。
この国の王妃紋章は、装飾品ではございません。国庫と神殿と各領主の署名権を束ねる、血の魔術認証。わたくしの血に紐づいたそれは、他人が持てば、ただの銀の飾り。
引き継ぎの手引きは、九十六頁、書いて置いてまいりましたわ。読まれるかどうかは、存じませんけれど。
翌週から、国庫の支払いが、一件も通らなくなりました。
感想数 0
文字数 4,117
最終更新日 2026.08.17
登録日 2026.08.16
21
《完結》「何とかするのがお前の仕事だろう」と言われましたので、すべてを引き継いで出ていきます。
実務に明るいことを見込まれ、子爵家から格上のランフォード伯爵家へ嫁いだヴェロニカ。
ところが夫も義両親も、領地や屋敷の仕事を「得意な者へ任せればよい」と彼女へ押しつけるばかりだった。
申請書は積まれたまま。橋は腐り、水路は崩れかけ、診療所にも領兵にも金が足りない。
ヴェロニカは三年をかけ、破綻寸前だった領地を立て直していく。
そんなある日、子供を婚家へ残した義姉が実家へ戻ってきた。
帽子、宝石、香水、ドレス――傷ついた義姉の気晴らしだからと、家族は高額な請求書を次々と領地の金から支払わせる。
ついに水路の修繕費まで足りなくなり、ヴェロニカが夫へ相談すると、返ってきたのは冷たい一言だった。
「そうならないようにするのが、お前の仕事だろう」
その夜、ヴェロニカは伯爵家を出ると決める。
ただし、自分一人だけ逃げるつもりはない。
領民が困らないよう仕事を引き継ぎ、使用人たちの次の職を探し、侯爵家と公証人へ記録を渡す。自分と側仕えの働き口も決め、家族には何も悟らせないまま、最後の日までいつもどおりに働き続けた。
そしてある朝。
家族が目を覚ました時には、ヴェロニカも、屋敷を支えていた者たちも、すでにいなかった。
残されたのは、誰にでも分かるよう整えられた仕事と、これまで何もしてこなかった者たち自身の署名だけ。
「ヴェロニカを呼べ」
そう命じても、もう彼女は戻らない。
※初日以外は6時・17時の2回投稿です。
独自の世界観なのでご了承ください。
感想数 109
文字数 158,304
最終更新日 2026.08.14
登録日 2026.07.30
22
殿下を廃嫡にいたします。理由は、わたくしが嫌いだからですわ
「アンリエット。おまえとの婚約は、本日をもって破棄する」
七年お仕えした婚約者さまに、大広間の真ん中でそう告げられましたの。理由をお尋ねしましたら、「おまえは可愛げがない」。まあ。それは失礼いたしましたわ。
ですからわたくしも、可愛げのないことを申し上げますの。
「では、殿下を廃嫡にいたします」
この国の王は、選定七家の合議で立ちますのよ。そしてわたくしは、その七家のひとつ、グランヴィル侯爵家の当主代理。
「理由をお聞かせ願おうか」
「――理由は、わたくしがあなたを嫌いだから。それだけですわ」
国のためではございません。正義でもございません。私情ですの。
七つの家をひとつずつ訪ね、取引をし、貸しを作り、必要とあらば頭も下げますわ。手も汚れましょう。それでもわたくし、恥じてはおりませんの。
感想数 7
文字数 24,259
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.08.09
23
どうぞ、あなたが心を奪われたご令嬢とともにお行きください。
伯爵令嬢であるシルフィアは、幼馴染の婚約者マディウスから婚約破棄を告げられた。
彼は社交界で浮世を流す年上の令嬢ロサーヌに惚れ込み、シルフィアではなく彼女を選んだのである。
しかし、ロサーヌという令嬢は第二王子であるイルファーが目を光らせていた。
彼は何度も問題を起こす彼女を糾弾しようと、考えていたのである。
マディウスのこともあり、シルフィアはイルファーと協力することになった。
二人は協力してロサーヌを追い詰めていった。それに伴い、彼女と恋仲となったマディウスも、次第に追い詰められていくのだった。
文字数 21,170
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.08.12
24
私があなたを娶ります! 婚約破棄された公爵令息を、女公爵の私が幸せにします
【本編1話完結】
婚約者に捨てられ、家族にも裏切られた公爵令息ルシアン。
そんな彼に女公爵エレノアは突然告げる。
「私があなたを娶ります!」
こうして始まった契約結婚。
彼を幸せにするつもりだったエレノアだが、いつしか夫から溺愛されるようになって……?
婚約破棄から始まる、逆プロポーズ×契約結婚×溺愛×ざまぁの恋愛ファンタジー。
文字数 11,716
最終更新日 2026.08.17
登録日 2026.08.15
25
お前なんかいらないと言われたので消えることにしました
ただの雑談から始まった、旦那から私への本当の気持ち。
利用するための存在なら、私はこのままでいられるはずがなかった。
文字数 10,744
最終更新日 2026.06.11
登録日 2026.06.11
26
離縁状に喜んで署名したら、冷徹皇太子が「やっと迎えに来られた」と溺愛してきます。元夫は今さら後悔してももう遅い
公爵夫人として三年間尽くしてきたにもかかわらず、愛人を選んだ夫から離縁状を突きつけられたリリアーナ。彼女は涙を流すどころか、笑顔で署名し、公爵家を去る。
その直後、王国中で「冷徹」と恐れられる皇太子アレクシスが現れ、彼女を優しく抱き寄せて告げる。
「――やっと迎えに来られた」
実は二人には誰も知らない過去と約束があったのだ。
皇太子から一途に愛され、新たな人生を歩み始めたリリアーナは、本当の幸せを手に入れていく。一方、彼女を失って初めてその価値に気づいた元夫は、何度も復縁を願うが、時はすでに遅かった。
これは、捨てられた令嬢が運命の人に溺愛され、後悔する元夫を置き去りにして最高の幸せを掴む、痛快ざまぁ恋愛ファンタジー。
文字数 101,522
最終更新日 2026.08.17
登録日 2026.08.10
27
転生した私は、悪役令嬢……ではなく、隣の家の赤ちゃんでした
前世の記憶を持ったまま、異世界へ転生したエリシア。
「……ここ、乙女ゲーム『君と紡ぐ運命の花』の世界じゃない?」
しかも彼女が生まれたのは、ゲームの舞台となる名門ベルフォート公爵家。
――ただし、主人公は悪役令嬢ではなかった。
エリシアは、ゲームの中で悪役令嬢として断罪される少女、アデリア・ローゼンハルトの“隣の家”に生まれていたのだ。
ゲームの筋書きでは、アデリアは18歳の誕生日を迎える頃、王太子との婚約を破棄され、数々の罪を着せられて社交界から追放される。
けれど、エリシアは知っている。
アデリアは、本当は悪役なんかじゃない。
そして、その未来の裏には、ゲームでは語られなかった家族の事情と、王宮に潜む思惑が隠されていた。
「この子が悪役令嬢になる未来なんて、絶対に変えてみせる!」
そう決意したエリシア。
……しかし問題がひとつ。
エリシアは、まだ赤ちゃんだった。
喋れない。
歩けない。
自分でドアを開けることもできない。
できるのは、泣くことと笑うことと、家族に抱っこされることくらい。
しかも前世では人生経験豊富だったはずなのに、冷酷公爵と呼ばれる父親は娘にデレデレ、優しい母親は溺愛、二人の兄たちは妹を守ろうと大騒ぎ。
「エリシア、今日も可愛いな」
「お父様、仕事は?」
「……娘より大切な仕事などない」
――お父様、完全に親バカです。
こうして始まる、赤ちゃんエリシアの未来改変生活。
隣の悪役令嬢を救い、家族の運命を変え、ゲームには存在しなかった未来を作るはずが――。
気づけば、守りたい人も、笑い合える家族も、どんどん増えていく。
これは、悪役令嬢を救うために転生した赤ちゃんが、家族と一緒に幸せな未来を作っていく物語。
感想数 0
文字数 14,390
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.08.13
28
終わりにします
「終わりにします」
その言葉とともに、侯爵令嬢シルヴィアは毒を飲んだ。
婚約者は妹を選び、父は妹だけを信じた。
誰にも必要とされなかった人生を終えたはずなのに、目を覚ますと三か月前へと時間は巻き戻っていた。
もう、誰かに愛されるためだけに生きるのはやめよう。
そう決めた彼女は、静かに運命を書き換えていく。
これは、一度死んだ少女が、自分自身の人生を取り戻すための物語。
感想数 5
文字数 14,386
最終更新日 2026.07.25
登録日 2026.07.25
29
婚約破棄を受け入れた瞬間、王太子殿下が青ざめました
王都でもっとも華やかな春の夜会。その中央で、王太子エドワードは冷ややかな目を婚約者へ向けていた。
「リリアーナ・フォン・アルベルト公爵令嬢。君との婚約を、ここで破棄する」
会場が一瞬で静まり返る。
リリアーナは淡い金髪を揺らし、静かに王太子を見つめ返した。
「理由を、お聞きしてもよろしいでしょうか」
「理由など明白だ。君は嫉妬深く、心が狭い。それに比べ、私は真実の愛を見つけた」
そう言ってエドワードが隣へ引き寄せたのは、男爵令嬢のセシリアだった。
文字数 14,653
最終更新日 2026.07.30
登録日 2026.07.30
30
親同士の決め事でしょう?
伯爵令嬢であるリリアーナは学園で知り合った侯爵令息のアルフレッドから婚約を申し込まれる。
リリアーナは婚約を喜んで受け、家族からも祝福された。
長期休みの日、彼の招待で侯爵家へ向かう。
するとそこには家族ぐるみで仲良くしているらしいカレンという女がいた。
「あなたがアルの婚約者?へえー、こんな子が好みだったんだあ」
「いや……これは親同士が決めたことで……」
(……ん?あなたからプロポーズされてここへ来たんだけど……)
アルフレッドの、自称一番仲のいい友達であるカレンを前にして、だんだんと疑問が溜まってきたころ。
誰よりもこの婚約を不服に思うリリアーナの弟が、公爵令息を連れて姉へと紹介しにくる。
文字数 183,652
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.02.06
31
婚約者に浮気されたので、肩代わりしてた公務その他をお返しします
婚約者の浮気を知ってしまった侯爵令嬢。
婚約者である王子は男爵令嬢の誘惑にハマり、侯爵令嬢のことを悪役に仕立て上げたい様子で。
どうやら彼らは、数か月後に控えるパーティーで婚約破棄と新婚約を宣言するつもりだとか。
そういうことでしたら、こちらも黙っていませんよ。
文字数 212,112
最終更新日 2026.08.16
登録日 2025.12.19
32
欲に負けた婚約者は代償を払う
偶然通りかかった空き教室。
そこにいたのは親友のシレラと私の婚約者のベルグだった。
「シレラ、ず、ずっと前から…好きでした」
気が付くと私はゼン先生の前にいた。
起きたことが理解できず、涙を流す私を優しく包み込んだゼン先生は膝をつく。
「私と結婚を前提に付き合ってはもらえないだろうか?」
感想数 18
文字数 8,582
最終更新日 2021.06.03
登録日 2021.06.01
33
『幸せになりたかっただけなのに、婚約も親友も失くしました。~普通の伯爵令嬢、領地再建から始めます~』
「私なんて、何をしても普通だから。結婚さえすれば、きっと幸せになれる」
十六歳の伯爵令嬢クラリスは、そう思っていた。
特別美人でもない。
成績も普通。
魔法も普通。
これといった才能もない。
幼い頃は貧しかったアシュフォード家も、父の事業が成功して裕福になった。いつしかクラリスは、自分で何かを成し遂げるより、誰かに選ばれ、幸せにしてもらうことを望むようになっていた。
そんな彼女に待っていたのは――婚約破棄。
父の事業失敗で爵位は降格し、婚約者には捨てられた。
しかも、新しい婚約者になったのは学院で一番仲の良かった親友。
家にはお金もなく、学院まで退学することになった。
「私には、もう何もない……」
絶望するクラリス。
けれど、兄は領地を諦めていなかった。
そして兄の友人である公爵夫妻から、
「あなた自身は、何ができるの?」
と問われる。
特別な才能はない。
それでも、貧しかった頃に身につけた家事や仕事の経験、人をよく見る力ならある。
「……私にも、できることがあるかもしれない」
領地の特産品に目をつけ、失敗しながらも領地再建に挑み始める。
やがて小さな成功は大きな成果へ。
一方、彼女を捨てた元婚約者は気づいていく。
自分が見下していた「普通の令嬢」が、実は誰よりも自分たちを支えていたことに。
そしてクラリスの前には、商才に溢れた一人の青年が現れる。
「あなたといると、楽しいです」
誰かに幸せにしてもらおうとしていた少女が、自分の人生を自分で切り開いていく。
婚約も、親友も、爵位も失った普通の令嬢の、逆転と溺愛の物語。
*****
10時20時更新します。
いつもより長編の予定です。
文字数 31,019
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.08.12
34
放置する婚約者を信じ待つことに疲れました
婚約が決まってから私は放置され続けた。
それならば自由に過ごそうと隣国へ留学することにした。
離れ離れでも問題ない婚約なんて意味があるのだろうか。
文字数 12,064
最終更新日 2026.07.23
登録日 2026.07.23
35
幸せになるために私ができること
不貞の結果生まれたルシールは隠されて育てられたが、10歳の時に母親が亡くなり実の父親に引き取られることになった。
父親が大金を出してまでルシールを引き取ったのは、若き国王の正妃候補にするためだった。
無理やり他国まで連れて来られた上に、おとなしくなる薬まで盛られたルシールは逃げ出そうとする。
「自由になれないのなら、死んだ方がましよ!」
そう叫んだルシールの言葉を信じずに国王レオンハルトは剣を差し出してしまった。
迷わず剣で自分の身体を切りつけたルシールは、意識を失いながら前世がレオンハルトの婚約者候補だったことを思い出していた。
文字数 132,047
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.04.23
36
他に愛する人のいる彼の元を去ったら、何故か彼が追いかけてきます
*連載再開しました!
セレナイト公爵家の令嬢フィオナとフェンダル公爵家の嫡男アロイスは幼馴染だった。
フィオナは幼い頃からアロイスのことが好きだったが、彼は別の女性と恋に落ちてしまう。
しかし、アロイスの恋人が皇帝陛下に見初められてしまったことにより、二人の関係は終わりを迎えた。
最愛を失ったアロイスは猛烈な悲しみに襲われ、フィオナはそんな彼を二十年間支え続けた。
二十年後、アロイスは亡くなる最後の瞬間まで昔の恋人を想い続け、フィオナを顧みることはなかった。
その後回帰したフィオナは、今度はアロイスから離れ、自分のために生きることを決意する。
しかし、何故か彼女が距離を置こうとすればするほど彼が近付いてきて……!?
さらにはアロイスの元恋人までもが彼女に絡んでくる始末。
フィオナは幸せになれるのか。
文字数 130,526
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.03.01
37
契約結婚の期限なので離縁します。愛人を選んだ夫が今さら復縁を迫っても、私は冷徹公爵に一途に溺愛されています
三年間の契約結婚を終えたリシェルは、愛人を選んだ夫アレクシスとの約束どおり、何も持たず公爵家を去る。
自由な人生を歩み始めた彼女は、かつて命を救った恩を忘れず十年以上探し続けていた冷徹公爵レオンと運命の再会を果たす。リシェルの卓越した才能と誠実な人柄に惹かれたレオンは、一途な愛で彼女を包み込み、傷ついた心を少しずつ癒やしていく。
一方、リシェルを失った元夫は、公爵家が彼女によって支えられていたことを思い知り、愛人の裏切りや家の没落を前に深い後悔に苦しむことになる。
「契約」で始まり、「離縁」で終わったはずの人生。その先でリシェルが手に入れたのは、誰かのためではなく、自分自身が幸せになるための――永遠に続く本物の愛だった。
文字数 111,452
最終更新日 2026.08.15
登録日 2026.07.25
38
妹に奪われた婚約者は、私が支えた優良物件でした 〜結婚相談所で働いていた私が支援をやめたら、妹の理想の婚約者ではなくなりました~
「お姉様、私……セドリック様を愛してしまったの」
アステリア伯爵家の令嬢ヴィオラは、双子の妹ノエルに婚約者を譲るよう迫られる。
婚約者である公爵家嫡男セドリックは、これまでも何かとノエルを優先し、溺愛してきた。観劇の約束も、レストランの予約も、庭園での散策も、ノエルが涙を浮かべればすべて後回し。
それでもヴィオラは、婚約者として彼を支え続けてきた。
夜会で話す話題、贈答品の選定、食事の手配、さらにはノエルが喜ぶ花や菓子まで。
セドリックが社交界で「気配りのできる優良な公爵家嫡男」と評されていたのは、すべてヴィオラの支援があったからだった。
そんな、ヴィオラには前世の記憶があった。
日本で結婚相談所のカウンセラーとして働き、数多くの縁談を見てきた彼女には分かっていた。
婚約者より別の女性を優先する男。
相手の我慢を当然だと思う男。
自分を支えてくれる人の価値に気づけない男。
この縁談は、すでに破綻していると察した彼女は婚約解消を受け入れた
ただし同時に、宣言した。
「婚約者としての支援も本日もって終了いたします」
ヴィオラの支援がなくなった途端、セドリックの評判は崩れ始める。
選ぶ店は外れ、贈り物は好みからずれ、夜会では場違いな服装で自慢話ばかり。やがてノエルも気づく。自分が欲しかったのはセドリック本人ではなく、ヴィオラが作り上げていた理想の婚約者だったのだと。
そんなヴィオラの前に現れたのは、以前彼女に縁談を申し込んでいたグランヴィル辺境伯アレクシス。
彼は、かつてヴィオラが選んだ贈り物の意味を見抜いていた。
「私は、あなたの観察眼と調整力が欲しい。どうか、私の右腕になってほしい」
誰かを優良物件に見せるためではなく、自分自身の力を認めてくれる人の隣へ。
婚約者を妹に奪われた令嬢が、前世の知識と冷静な判断力で悪縁を断ち切り、本当に自分を評価してくれる辺境伯に選ばれる、逆転ファンタジー
※小説家になろうでも連載中
感想数 3
文字数 92,805
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.07.16
39
壁ドンからの「お前はオレだけを見ていればいいんだ」と言われたので、殴りました
王女付き侍女として仕えるリディアには、誰にも明かせないもう一つの顔がある。
彼女の正体は、王女直属の女性護衛騎士だった。
そんなリディアに、近衛騎士アルベルトが執拗に言い寄ってくる。
何度断っても「遠慮している」「強がっている」と都合よく解釈され、ついには文官セドリックと親しくしていることに嫉妬されてしまう。
そしてある日、アルベルトはリディアを壁際へ追い詰め、耳元で囁いた。
「お前はオレだけを見ていればいいんだ」
その瞬間、リディアの全身を悪寒が走る。
生理的に無理だった。
気づけば、反射的に拳が出ていた。
勘違いと粘着を続けた近衛騎士の末路と、仕事を通して自然に距離を縮めていく文官との関係を描く、異世界恋愛短編。
文字数 18,580
最終更新日 2026.08.14
登録日 2026.08.14
40
どうぞ、そちらを選んでくださいー訳あり護衛騎士と秘密の聖女の話ー
聖女様、聖女様、聖女様。
お淑やかで穏やかな聖女様と婚約者の私を比べて批判してくる婚約者に、見切りをつけようと葛藤する女の子の話。
本当は大好きなのに、そばにいると心がすり減っていくばかり、自分を守るために大好きな婚約者から離れようと努力するが、なかなか諦めがつかなくて……
感想数 3
文字数 14,743
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.08.11