恋愛 身代わり小説一覧
「いくら高貴な大公っていっても、あんな変態ジジイの相手をするなんて、私、嫌だからね。だからシンシア、あんたが私の"身代わり"になるのよ」
主人公シンシアは、義妹ブレアナの身代わりとなり、好色と噂の年老いた大公に買われることになった。優しかった本当の母親はすでに亡くなっており、父はシンシアに対する関心と愛情を失っていて、助けてはくれない。そして継母グロリアは実の娘であるブレアナのみを溺愛し、シンシアを『卑しい血』『汚いもの』と蔑んでいた。
「シンシア。あなたは生まれつきの穢れた娘であり、汚いものよ。汚らしい好色の年寄りにはお似合いだわ。汚いものは汚いもの同士でくっついていなさい」
すべてを捨てて逃げ出そうかとも思ったシンシアだが、この世でたった二人、自分を愛してくれている祖父母の生活を守るため、シンシアは怒りと悔しさを飲み込んでブレアナの身代わりになることを受け入れた。
大公家でどんな苦難に遭遇してもくじけずに働き、着実に認められていくシンシア。そしてとうとう、卑劣な者たちが報いを受ける日がやって来たのだった……
文字数 28,848
最終更新日 2024.04.26
登録日 2024.03.25
『国民的女優』ともてはやされていた宮瀬らんかは撮影中に突如現れた鏡に吸い込まれ、異世界へ転移してしまった。
実はこの鏡、殺された皇后を生き返らせるための術に使われたものなのだが、なぜからんかが召喚されたのである。
らんかは死んだ皇后と──瓜二つの容姿をしていた。
そこで、術でらんかを呼び出した皇帝が、犯人が見つかるまで、皇后のなりすましをするように脅迫してきて……?
☆小説家になろう様でも公開中
文字数 92,773
最終更新日 2024.04.23
登録日 2024.03.21
七体の龍が守護する国・七龍国(しちりゅうこく)。
その内の一体である青龍の伴侶に選ばれた和華(わか)の身代わりとして、青龍の元に嫁ぐことになった海音(みおん)だったが、輿入れの道中に嫁入り道具を持ち逃げされた挙句、青龍が住まう山中に置き去りにされてしまう。
日が暮れても輿入れ先に到着しない海音は、とうとう山に住まう獣たちの餌食になることを覚悟する。しかしそんな海音を心配して迎えに来てくれたのは、和華を伴侶の望んだ青龍にして、巷では「人嫌いな冷涼者」として有名な蛍流(ほたる)であった。
冷酷無慈悲の噂まである蛍流だったが、怪我を負っていた海音を心配すると、自ら背負って輿入れ先まで運んでくれる。
身代わりがバレないまま話は進んでいき、身代わりの花嫁として役目を達成するという時、喉元に突き付けられたのは海音と和華の入れ替わりを見破った蛍流の刃であった。
「和華ではないな。お前、何者だ?」
疑いの眼差しを向ける蛍流。そんな蛍流に海音は正直に身の内を打つ明けるのだった。
「信じてもらえないかもしれませんが、私は今から三日前、こことは違う世界――『日本』からやって来ました……」
現代日本から転移したという海音を信じる蛍流の誘いでしばらく身を寄せることになるが、生活を共にする中で知るのは、蛍流と先代青龍との師弟関係、蛍流と兄弟同然に育った兄の存在。
そして、蛍流自身の誰にも打ち明けられない秘められた過去と噂の真相。
その過去を知った海音は決意する。
たとえ伴侶になれなくても、蛍流の心を救いたいと。
蛍流が心から笑える日を迎えられるように――。
これは、遠い過去に願い事を分かち合った2人の物語。
「人嫌い」と噂の国の守護龍に嫁いだ身代わり娘に、冷涼な青龍さまは甘雨よりも甘く熱い愛を注ぐ。
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恋愛小説大賞エントリー作品。
応募については、担当様並びに運営様より許可をいただいております。
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文字数 170,904
最終更新日 2024.04.20
登録日 2024.01.12
これは、無自覚ドアマットヒロインがしあわせを手に入れ、ヒロインをいびった家族は破滅するという王道の物語。
ローリング帝国の末っ子皇女であるケイ・サリンジャーは、兄皇子や姉皇女たちと比較してなんのスキルも才能もないことから、「残りカス皇女」として家族を始めとした皇宮内のあらゆる人に蔑まれる存在。物心ついたときから、皇宮内のあらゆるところを磨かされ、ありとあらゆる雑用をこなしている。そんな彼女は、ある日姉皇女の身代わりとして戦勝国のレストン王国の王子に人質として嫁ぐことになった。ドミニク・ウォルフォードは、軍を束ねる将軍の一人であり、「氷の剣士」と名高い青年。不愛想、不器量、暴力的といい噂が一つもない。が、ドミニクのもとにいったのはいいものの、嫁入りは手違いだったことが判明する。しかし、勢いというかなりゆきというか、ケイは身分や嫁にきたのだという事実を隠し、メイドとしてドミニクに仕えることになった。ドミニクの使用人たちのなかば無茶苦茶な協力の下、一生懸命ドミニクに仕えるケイ。ドミニクは、そのケイにしだいに惹かれるようになり……。
※全三十八話。もちろんハッピーエンド。ざまぁ要素あり。ゆるゆる設定、ご容赦願います。
文字数 67,166
最終更新日 2024.02.26
登録日 2024.01.30
ネファーシャル子爵家に生まれたマグリッドは姉のアデルとは違い、魔法の力に恵まれず、ずっと家族に虐げられて使用人として育てられてきた。
『残りカス』と呼ばれるマグリットの願いはただ一つだけ。
(……ああ、日本食が食べたい)
なんとマグリットは日本人としての知識を持ち、定食屋を経営していた記憶があった。
そんな中、姉のアデルが駆け落ちしてしまい、代わりにマグリットが腐敗魔法を使う恐ろしい辺境伯の元に嫁ぐことに!?
しかしマグリットは悲観するどころか大喜び!
屋敷に着くと、そこにはイザックと呼ばれる使用人(?)の男性しかおらずガノングルフ邸は荒れ放題……!
マグリットはイザックに手伝ってもらいながら屋敷を綺麗にして生活を満喫するが、マグリットはガノングルフ辺境伯に会いたくて会いたくてたまらない。
その理由とは……?
*カクヨムにて先行掲載中
【感想の返信が遅くなります!申し訳ございません】
文字数 117,175
最終更新日 2024.02.24
登録日 2024.01.28
※シリーズ短編集です。
【兄の身代わりに】
王立騎士団警備部隊第二隊長を務めるアルセン・デュラスはアヌークの二歳年上の兄である。しかしこのアルセンが休暇中に大怪我をしてしまい、騎士団へと戻れなくなってしまった。ここで仕事を休んでしまうとクビになってしまうと言い出したアルセンは、妹のアヌークに自分の代わりに騎士団へ戻るように、と頼む。
なんとか兄の代わりに騎士団へ潜入し、兄よりも優秀に仕事をこなしていたアヌークだが、どうやら部隊長であるニルスに気付かれてしまったようだ――。
【妹の身代わりに】
兄の身代わりとして騎士団の仕事をこなしている妹アヌークの代わりに、領地をうろついている兄アルセンのお話。
【弟の身代わりに】
この国には学院卒業した男子学生を一年間、騎士団で従騎士として従事させる制度がある。だが、それが嫌で逃げ出した弟の代わりに姉が弟の振りをして従騎士としての義務を果たそうとするのだが――。
【姉の身代わりに】
婚約者を交換しろと姉のエリンが口にした。
妹のリーゼルはそれを承諾し、姉の代わりにキャスリック辺境伯の息子、オーガストの婚約者となる――。
【母の身代わりに】
追加しました。
※R18です、いつもの如くがっつり描写あります。
文字数 53,360
最終更新日 2024.02.07
登録日 2022.03.04
一時期、他国から集団攻撃をうけ大帝国から中帝国に傾きかけた武甜大帝国を圧倒的軍事作戦により大帝国に戻した若き天才。鬼頭男爵はその功績が認められ鬼頭公爵にのし上がった。
鬼頭紅蓮は名の通り、血塗られた血も涙もない鬼の公爵として有名。
そんな公爵は爵位と共に国王の孫娘。杏の妹に国を責めない代わりに婚姻の申し入れがあった。
孫娘を血も涙もない男に嫁がせることを躊躇する祖父であるが従わざる得ない。
―――そうはさせない。
貴方にはこの世界一阿婆擦れ、尻軽女と噂される私がお似合いよ。
ふふふ。どうせ、生涯独身。
結婚する気なんてなかったんだから誰と結婚しようとしまいと関係ない。妹の身代わりに嫁ぎ、鬼頭家敷地内の小屋に住まい悠々自適な生活を送るつもりだったのに・・・。
地位と権力しか興味がない鬼の公爵ときたら。
「誰にも美しい妻を見せたくない」「僻地に移り住もう!」
阿婆擦れ女!消えろっと言っていたのが嘘のよう。
悠々自適な生活は数日で終了。
悪訳令嬢ではないと気がついた鬼の公爵の鬼のような溺愛が始まった。
コメディ要素をたくさん、盛り込んで、クスクス、ニタニタ笑っていただけるよう頑張ります。お暇な時にお付き合いください。
文字数 32,112
最終更新日 2024.02.01
登録日 2024.01.13
リスティーナはメイネシア国の第四王女という身分でありながらも母親が平民であるため、冷遇されていた。
そんな時、父である国王から、ローゼンハイム神聖皇国第二王子に嫁がされるよう命じられる。
それは、父王が溺愛している異母姉のレノアを嫁がせたくないという身勝手な理由からのものだった。
異母姉であるレノアの身代わりに嫁いだリスティーナ。
しかも、夫である第二王子、ルーファスは呪われた化け物王子と呼ばれていた。ルーファスには既に妻が三人もいて、リスティーナは四番目の妻として嫁がされることになる。
夫のルーファスはリスティーナに冷たく当たり、強く拒否をするが、彼の心の傷に触れ、次第に惹かれていき…、
文字数 908,584
最終更新日 2024.01.17
登録日 2020.11.05
花嫁である異母姉が逃げ出した。
代わりにウェディングドレスを着せられたミリアはその場凌ぎの花嫁…のはずだった。
女難の相があるらしい旦那様はミリアが気に入ったようです。
文字数 12,936
最終更新日 2024.01.15
登録日 2024.01.15
軍人だった夫が戦地で呪いを受け傷病兵として帰還したのは、奇しくも我が国が勝利宣言をした日だった。
かけられた呪いは夫の体を蝕み、姿は醜く変貌して、彼はもはや生きる希望を失っていた。
私は絶望の淵にいる夫を救うため、私は呪いを解ける呪術師を探しだす。
呪術師は『呪いを解く事はできないが、お前にそれを移すことができる』と教えてくれたが、その方法を教える代わりにある事を提案してきた。
『――俺とひとつ賭けをしよう。この賭けに乗るならば教えてやってもいい』
***
注:昔別サイトで投稿したことのある作品の修正版です。11/8続編として夫視点を投稿開始します。
文字数 95,428
最終更新日 2023.12.30
登録日 2021.06.24
───身代わり令嬢は役目を終えた……はずなのに?
両親が亡くなり子爵家の叔父の家に引き取られた元令嬢のリネット。
厄介者扱いされて、叔父夫婦と従妹のジュリエッタに虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、第二王子のレジナルドが階段から落下するという事故が王宮で起こる。
レジナルド殿下はどうにか命は取り留めたものの失明の危機に晒されているという。
事故後、手術を受けることも拒否し、生きる気力を失くしたかのような第二王子の様子に困った王宮の人たちは、
彼の面倒を見て元気づけてくれる令嬢の募集を身分を問わず始めることに───
上手く行けば玉の輿!
こぞって令嬢たちの応募が殺到する中、従妹のジュリエッタも当然のように玉の輿を狙う。
しかし、面倒ごとを嫌ったジュリエッタは自分の代わりによく似たリネットを送り出すことを企む。
こうして、無理やりジュリエッタの身代わりをさせられることになり、
第二王子レジナルドの元に向かったリネットは───……
文字数 96,900
最終更新日 2023.11.26
登録日 2023.11.12
私はナツキ・グローリー。男爵令嬢です。ある日父から領地を援助して貰う為に伯爵家に嫁に行くように言われる。行きたく無いわっ!!最悪嫁に行く事になったとしても、1度位はキチンと恋愛したいのっ!!とりあえず弟に身代わりしてもらって、恋愛するわっ!!だってちょっとの間だけでも幸せになりたいもんっ!!
弟視点の話しの進み具合により投稿が遅くなるかもしれません。
文字数 28,456
最終更新日 2023.11.13
登録日 2020.11.13
「兄上がやらかした──」
その第二王子殿下のお言葉を聞いて、私はもう彼とは過ごせないことを悟りました。
これまで私たちは共にスペアとして学び、そして共にあり続ける未来を描いてきましたけれど。
それは今日で終わり。
彼だけがスペアではなくなってしまったから。
※短編です。完結まで作成済み。
※実験的に一話を短くまとめサクサクと気楽に読めるようにしてみました。逆に読みにくかったら申し訳ない。
※おまけの別視点話は普通の長さです。
文字数 25,190
最終更新日 2023.10.29
登録日 2023.10.21
アザルヘルド大陸の南に位置する皇国エンフェルトに住んでいる伯爵令嬢のリアラ・エメラルドは20という若さで皇子に見込められて、皇子の婚約者となったのだが、あまりに可愛すぎると妹皇女に嫉妬されて嫌がせをされてしまい手を挙げてしまった。
それを見た皇子の激情にあい婚約破棄されてしまう。
残された道は、国外追放で国を去るか、皇女の身代わりに北の帝国エルシェルドに嫁ぐことに皇帝はしかも、かなりの遊び人と聞いていたのに?!
「君以外考えれない」
と夜な夜な甘い言葉を囁いてきて……?
文字数 6,703
最終更新日 2023.10.19
登録日 2023.10.19
3歳の誕生日、階段から転げ落ちる最中に気づく。
私、乙女ゲームの世界に転生している…?!
しかも名前からして、悪役令嬢ですね、詰んでる……。
でもまだ3歳!人生巻き返しのワンチャンあるかも!!
でも、違和感が半端ない………、私の周りの環境、最高なのですが?
悪役令嬢→ラスボスになる最凶令嬢が爆誕する要素皆無ですが?!
幸せな今が、すでにフラグなのでは?
不安は絶えないですが手探りで出来ることからコツコツと、取り敢えず、頑張ります!!
文字数 969,144
最終更新日 2023.08.09
登録日 2022.09.01
エングフェルト公爵家唯一の子供であるアルベルティーナ。
次期公爵となる彼女が結婚相手に望むのは、婿入り出来て、経済状況や領民との間も悪くなく、そして公爵という爵位に興味を持たない人材。
そしてその条件を全て兼ね備えたベネディクトと婚約を結んだのだが、親睦を兼ねたお茶会に一度も姿を現さない!
呆れるアルベルティーナだったが、そんな時ベネディクトの代理として毎回来る身代わり婚約者役のレヴィンとあるキッカケで少しずつ親しくなっていって……?
身代わり婚約者にされている令息×政略結婚で家に貢献したい令嬢の、本物の溺愛婚をするまでのお話です。
強く自制していたヒロインがヒーローと恋を育むにつれ本来の少女らしさや明るさを取り戻し自由になるため少しずつ性格が明るくなっていきます。
※他サイト様にも投稿しております。
文字数 114,687
最終更新日 2023.07.15
登録日 2023.06.11
幼馴染が恋をした。相手には婚約者がいて、しかも彼女とは別に秘密の恋人とやらがいる。子爵令嬢でしかない幼馴染には絶対に絡まない方が良い人物であるが、彼女の行動力のおかげで、思わぬ方向に話は進んでいき……
※タイトルに誰視点かをつけてみました。読み易くなればよいのですが。
文字数 14,161
最終更新日 2023.06.12
登録日 2023.06.07
一冊の本をきっかけに異世界へと転移してしまった佑那。本来召喚されて現れるはずの救世主だが、誰からも喚ばれていない佑那は賓客として王宮に留まることになった。異世界に慣れてきたある日、魔王が現れ佑那は攫われてしまう。王女の代わりに攫われたと思い込んだ佑那は恩を返すため、身代わりとして振舞おうとする。不器用な魔王と臆病な少女がすれ違いながらも心を通わせていく物語。
文字数 128,943
最終更新日 2023.05.16
登録日 2023.04.05
彼がかつて愛した人は私の知っている人だった。
髪色、瞳の色、そして後ろ姿は私にとても似ている。
いいえ違う…、似ているのは彼女ではなく私だ。望まれて嫁いだから愛されているのかと思っていたけれども、それは間違いだと知ってしまった。
『私はただの身代わりだったのね…』
彼は変わらない。
いつも優しい言葉を紡いでくれる。
でも真実を知ってしまった私にはそれが嘘だと分かっているから…。
文字数 40,947
最終更新日 2023.04.10
登録日 2021.09.09
公爵令嬢ガラテアは王太子ジェームズによって婚約破棄を言い渡される。代わりに男爵令嬢ロクサーヌと添い遂げることを宣言し、ガラテアの身分を剥奪する。王太子の側近である騎士団長嫡男や若き侯爵に取り押さえられたガラテアは退場を余儀なくされた。
時は流れ、ただの娘になったガラテアの前に現れたのは宰相嫡男のトーマス。共に行こうと言われたが、ガラテアは彼を突き放した。何故なら、自分が本物の公爵令嬢ガラテアの代わりに断罪された身代わりだったから。
文字数 16,137
最終更新日 2023.01.22
登録日 2023.01.15
幼い頃から、双子の妹とずっと一緒にいた。
特別性格が似通っているわけではなかったけれど、王族という重圧も自由がきかない苛立ちも、すべてあの娘がいたからこそ耐えてこられた。
……それなのに、『英雄』との結婚がすべてを狂わせていく。毒薬がゆっくりと溶け出すように、私たちの日々は浸食されていく。
文字数 12,407
最終更新日 2023.01.12
登録日 2023.01.12
偽りの花嫁は貴公子の腕の中に落ちる
レンタル有り第二部 4月より再開! ザビラから救出されたジュリアは、公爵の正式な婚約者として、ジョルジュの屋敷で療養していた。彼の甘く情熱的でかいがいしい世話に翻弄されまくるジュリアであったが、ある日、彼が公務で不在の時に、クレスト伯爵領からの使者がジュリアを訪れる。
父であるマクナム伯爵の領地を継承したジュリアは、今やれっきとした伯爵家当主である。自分の領地の問題の報告をうけ、急いでマクナム伯爵領に訪れる途中、ジュリアがばったり出会った人物のごたごたに巻き込まれてしまう。結婚式までに帰らなければならないのに・・・── その頃、ジョルジュは国境線を巡る外交交渉のまっただ中で・・・・!
第一部
「お前にソフィーの身代わりとして、嫁いでもらいたい」
ある日、突然、女騎士団長のジュリアに、叔父から命じられた言葉 ─
王家の命令によって、クレスト伯爵に従姉妹が嫁がされることとなった。しかし、その従姉妹の身代わりとして、どうして自分が差し出されなければならないのだ!
そんな成り行きに呆然としているジュリアに告げられたもう一つのこと。
─ 夫なるべき男、クレスト伯爵には、すでに溺愛する愛人がいる、と。
結婚する前からすでに疎まれ、お先真っ暗な気持ちで向った結婚式の祭壇で、彼女を出迎えたのは、それはそれは妖艶な男性で。ジョルジュ・ガルバーニ公爵は、なんと代理の花婿様だと言う。
しかし、そんな彼も、とある理由があって婚礼の場にやってきてたのだが・・・・。
そして、夫が不在のまま、結婚二日目にして発覚したクレスト伯爵家の大問題の数々。蔓延する疫病、傾いた伯爵家の財政、地に落ちた伯爵家の威信・・・。
問題だらけのクレスト伯爵領を、ジュリアは、なんとか立て直そうと、孤軍奮闘しようとする。ガルバーニ公爵は、そんな彼女を優しく支えてくれて。ジュリアの心には親しみ以上の感情が芽生えてしまうが・・・ そこに、花婿本人のクレスト伯爵が戦から帰還してきて!
やむにやまれず身代わり結婚させられてしまった不遇な女騎士団長は、幸せになれるのか?!
文字数 429,813
最終更新日 2022.09.08
登録日 2017.05.08
雪国のエルメルダは毎回、止むことの無い積雪で有名な観光スポットであり、
その国の悪役令嬢と名高いイタズラ好きのアンナは秀才な姉の侯爵令嬢である
メリアナの代わりに姉の婚約者の元に輿入れさせられてしまう。
当然、激怒すると思ったアンナだけれど、
フィリス王子は思いの他乗り気で……?!
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
文字数 54,693
最終更新日 2022.08.17
登録日 2022.08.14
薔薇が咲き乱れるノワゼット王国。そこでは前代未聞の椿事が出来していた。
なんと、国王ベルナールが戴冠式目前にして駆け落ちしてしまったというのだ。身代わりを命じられたのは――双子の妹ローテローゼ。
大急ぎで男装し、幼馴染の騎士マティスと老練な宰相を従えて、王様業に恋に奔走します。
※他サイトさまにも重複掲載中です
文字数 198,129
最終更新日 2022.07.09
登録日 2021.11.13
エルドランドの下町に暮らす花売りの少女シャーロット。彼女には上流階級の言葉を話すことが出来る、という特技があった。そんな彼女の力を借りようと声をかけてきたのはまさかの王太子。なんでも駆け落ちした王家の姫の身代わりを頼みたいらしい。お世話になった孤児院の再建と引き換えに身代わりを引き受けた彼女の期間限定のお姫様生活が始まる。小説家になろう様、カクヨム様にも投稿しています。
文字数 2,855
最終更新日 2022.07.04
登録日 2022.07.04
海沿いの美しい国アクティーで暮らすエリスローズは国から【ゴミ捨て場】と呼ばれるスラム街で生まれた。
スラム街の人間は貧困街の人間からでさえ差別を受け、街に上がることさえ許されない。
荷役人夫の父親、娼婦の母親、弟二人と妹一人の六人で過ごすスラム街の生活はエリスローズにとって苦痛ではなかった。
今日食べる物どころか明日を心配する生活だが、愛情溢れる両親のおかげで毎日が幸せだった。
愛する家族がいれば朝から夜中まで働くことだって苦痛ではなかった。家族のためならなんでもする。
そんなエリスローズのもとを訪ねた一人の男から提案を受けた。
【王太子妃が行方不明であり、一ヶ月後に行われるパレードに代わりに出席しろ】と。
給金が出ると聞いて行く覚悟を決めたエリスローズは両親の反対を押し切って入城する。
字の読み書きさえできないスラム街出身だと聞いても差別をしない王太子の優しさに触れ、愛情を受けるがエリスローズは恋をしないと決めていて──
エリスローズの王太子妃身代わり人生が幕を開ける。
※近親愛的な部分がありますので、苦手な方はご注意ください。
※ショタおねショタ的な物が苦手な方もご注意ください。
※暗いお話です。
※ご指摘くださいます皆様、本当にありがとうございます。承認不要だと書いてくださるのでお礼が書けず、ここに書かせていただきます。
本来当方が気付かなければならないことを見逃している間違いや矛盾などありましたら教えてくださり助かっています。お読みくださっている方々には大変申し訳ないです。
どうぞ懲りずに今後もお付き合いいただけますと幸いです。
※7月3日が最終話アップとなります。
文字数 283,955
最終更新日 2022.07.03
登録日 2022.05.01
恋人のライアンには想い人がいる。その想い人に似ているから私を恋人にした。身代わりは本物にはなれない。
恋人のミッシェルが身代わりではいられないと自分のもとを去っていった。彼女の心に好きという言葉がとどかない。
お互い好きあっていたが破れた恋の話。
一話完結でしたが二話を加え全三話になりました。(6/24変更)
文字数 14,920
最終更新日 2022.06.24
登録日 2022.06.05
獣人一族の姉妹エルヴィーラとベアトリーチェ。
エルヴィーラは犬にベアトリーチェは鳥に変わることができる。
売られた二人は成長し、
妹のベアトリーチェは高級娼館『パレ・ヴィオレット』の人気芸妓。
姉のエルヴィーラは下女に。
落ちこぼれのエルヴィーラは周りから馬鹿にされている。
姉のエルヴィーラは妹だと偽られ、冷酷非道と噂される国王陛下の貢ぎ物にされてしまう。
そして、妹は恋人と娼館から逃げて行った……。
歌も舞いも下手くそで、芸のひとつもできない私を身代わりにして。
―――役立たずな私は死刑ですか?
冷酷な国王陛下と犬獣人ヒロインのラブコメ恋愛ファンタジー。
※スタート重めですが、ラブコメです。
※R-18描写には※マークつけます。(微も含む)
※公開は3話→3話→2話。5時17時です。
【注意】この作品はムーンライトノベルズ様にも掲載しております。
※9/29 eロマンスロイヤル大賞コミック原作賞受賞しました!
お読みいただきありがとうございました!
文字数 114,499
最終更新日 2022.06.24
登録日 2022.06.11
酒場の看板娘メリッサはキッチンでジャガイモを剥いているときに思い出した。
近い未来自分が絞首台に行きになることを。
第一王子アーノルドが身分を隠して真実の愛を見つけた。平民のアネッサと本気で恋に落ちて王子妃になるシンデレラストーリーに民衆は絵本の中の物語のようだと話していた。
が、真実は違った。
監禁されて監視される日々の中、誰一人アネッサの意見を聞いてくれなかった。
本当は身分を隠したアーノルドが王都に働き口があると社交界に無知なアネッサを王都に連れて行ったのだった。婚約者の伯爵令嬢ミラベルと会った時、彼女を側妃にすると初めて聞かされる。
ミラベルが真実の愛を邪魔する悪女と言われる中、アネッサは毒を飲まされてミラベルが処刑されかけた時。証拠の品を持ってきた衛兵によってアネッサは囚われてしまう。
アネッサの自作自演と無実の罪を着せられた。アネッサは何もしていない。認めるまであらゆる拷問されて自分のせいだと認めてしまった。
両親は自殺してしまい遺体を見た後絞首台に向かった。横を向いたときミラベルの目が弧を描いていたことを首に紐がかけられている時に見てしまった。
「ずっとおかしいと思っていた。罠に嵌められていたんだ」
意識がなくなるとアーノルドと出会う1週間前に戻っていた。
今からできることは限られている。処女好きなアーノルドに興味を持たれないために処女を捨てることにする。領主の娘が好色公爵に差し出されると知ったメリッサは身代わりに抱かれに行くと言って公爵の館に向かう。
化け物公爵と呼ばれて呪いがかかっている彼の元に。
この出会いをきっかけに運命が狂いだす。
死にたくないから何でもします。
文字数 8,398
最終更新日 2022.06.16
登録日 2022.05.20
グランディス王国の辺境の町カルンで暮らすリリーアは、十日以前の記憶を持たない。
記憶を失って倒れていたところを町人に助けられ、町はずれの一軒家を借りて住んでいる。
自分が何者なのか気になりつつも、のどかな日々を満喫する中、突然白馬に乗った王子様(ではなくその臣下)がリリーアを迎えにくる。
フィオレンツィオという超絶イケメン騎士の話によると、リリーアは隣国デモネイラの王女コンスタンツェで、この国の王子アルノルトの婚約者であり、結婚前の顔見せに王宮へ来ていたのに、突然姿を消してしまったらしい。
ようやく見つけたと感涙に咽ばれても、リリーアにはまったく実感がない。
家事も自分でこなせるので、王女のはずはないと思う。
率直にそう伝えると、フィオレンツィオの側近から取り引きを持ちかけられる。
それは本物のコンスタンツェ姫を見つけ出すまでの間、身代りとして王宮へ来てくれれば、リリーア自身の身元を調べてくれるというもの。
自分には何かやらなければならないことがあったはずという焦燥感を抱えていたリリーアは、姫の護衛役だったフィオレンツィオがすっかり落ちこんでいるのが気の毒でもあり、その提案に乗ることにする。
しかし、事態は思わぬ方向に……?
文字数 60,305
最終更新日 2022.05.23
登録日 2022.01.31
教会で暮らす名もない少女は、訪れた男爵から身代わり婚約を提案される。古びた教会と老いた神父・シスターへの支援と引き換えに、少女は偽物になる決意をした。
しかし、相手の伯爵が何だか可愛く思えてきて───
※本編終了後に残酷な表現が入ります。
文字数 17,367
最終更新日 2022.04.22
登録日 2022.04.22
花嫁が結婚式の当日に逃亡した。
式場には両家の関係者だけではなく、すでに来賓がやってきている。
今さら式を中止にするとは言えない。
そうだ、花嫁の姉の代わりに妹を結婚させてしまえばいいじゃないか!
姉の代わりに辺境伯家に嫁がされることになったソフィア。
これも貴族として生まれてきた者の務めと割り切って嫁いだが、辺境伯はソフィアに興味を示さない。
それどころか指一本触れてこない。
「嫁いだ以上はなんとしても後継ぎを生まなければ!」
ソフィアは辺境伯に振りむいて貰おうと奮闘する。
2022/4/8
番外編完結
文字数 71,928
最終更新日 2022.04.08
登録日 2022.03.05
公爵家に仕える侍女サラ。彼女が仕えるリーゼお嬢様はとっても我儘で夢見がち。運命の相手と出会うことを夢見るお嬢様は、いつも侍女のサラに無理難題を押し付ける。それに何とか応えようと努力するサラ。
ある日、貴族同士の交流目的で開かれたパーティーに出席したことをきっかけに、リーゼに縁談の話が持ちかかる。親同士が勝手に盛り上がり決めてしまった縁談に、表向きは嬉しそうに従うリーゼだったが、内心は怒り心頭だった。
親が勝手に決めた相手、しかもその人物は冷血公爵とさえ呼ばれる不愛想な男。絶対に結婚したくないリーゼは、サラに思わぬ提案をする。
「ちょっとサラ! 私の代わりに冷血公爵に嫁入りしなさい」
またしても無理難題を押し付けられ、従うしかないサラは変装して嫁入りすることに。
自分をリーゼと偽り窮屈な日々が始まる……と思ったら、冷血だと思っていた公爵様の意外な優しさに触れて?
文字数 9,362
最終更新日 2021.10.30
登録日 2021.10.29
サンフクス王国には、骨集めが趣味の変人侯爵が住んでいる。
7年前、隣国との戦争に出兵した際、目の前で跡継ぎだった兄を亡くし、自らの左目を失った事で、人が変わってしまったと言われている若き侯爵であった。
その侯爵の名前は、ヴィオン・オステオン。
寝食を忘れる程に骨が好きという、変人侯爵であった。
そんな侯爵からの婚約の申し出が、センティフォリア侯爵家の双子の姉であるリーザにあった。
変人侯爵の元に嫁ぎたくないリーザは、双子の妹であるわたしーールイーザに、身代わりを頼んできたのだった。
「私じゃなくても、顔形がよく似た双子の妹のルイーザなら、侯爵様も渋々、納得されると思います」
そうして、わたしはリーザとして侯爵家へと向かうことになったのだった。
骨好き変人侯爵との婚約のためにーー。
※焼死体の描写があります。
※表紙は、pixabay様よりお借りしています。
文字数 14,296
最終更新日 2021.09.27
登録日 2021.03.17
血が、ごぽりと口からこぼれ出る。どうせ、ここに来てからずっと苦しみはあったけれど、あからさまにやってくる死の予感に、恐ろしくなる。
この世界で魔術は当たり前のように受け入れられているというのに、祈りや呪いを払う『魔術払い師』という職業は、理解されずに差別されている。払った後に体へ黒い痣が浮き出るのも理由の一つかもしれない。けれど、高尚なる信念をもって始めていない私には、なかなか痛いものがある。―――たった一人を守るために、私は戦い続けている。
文字数 11,222
最終更新日 2021.09.07
登録日 2021.09.07
この国の王と王妃が始めて床を一緒にする。
パーティで
顔を合わせる暇さえないほどだった。しかし、2人ともに立派に勤め上げたと言える。
そしてフィナーレとばかりに、やっと寝れるのにまた仕事という気分で寝室へ。
最初の合体の前に少し、酒を飲みながら話そうと勧めると違和感というか閃き。
あれ?君、身代わりの子じゃないっけ。
文字数 963
最終更新日 2021.07.01
登録日 2021.07.01
アイリスとアイリーンは人族であるナーシェル子爵家の姉妹として産まれた。
だが、妹のアイリーンは両親や屋敷の者に愛され、可愛がられて育った。
姉のアイリスは両親や屋敷の者から疎まれ、召し使いのように扱われた。
そんなある日、アイリスはアイリーンの身代わりとしてある場所に送られた。
それは獣人族であるヴァルファス公爵家で、アイリーンが令息である狼のカイルに怪我を負わせてしまったからだ。
身代わりとしてやった来たアイリスは何故か大切にされる厚待遇を受ける。
これは身代わりとしてやって来たアイリスに会ってすぐに『生涯の番』とわかったカイルを始めとしたヴァルファス家の人たちがアイリスを大切にする話。
文字数 90,051
最終更新日 2021.06.28
登録日 2021.01.31