純文学小説一覧
純文学の公募に出した作品になります。
主人公の 美甘健人(みかもけんと)は小説家を夢見て目指していた。デビューした後に、天才の兄 美甘玲(みかもれい)が「自分も目指そうかな」と言い出し、兄の玲も小説家になる。自分よりも有名になる兄の存在に自信がなくなる健人。
そんな有名小説家になった玲が交通事故で亡くなり、小説家としてもウジウジしている健人が再起する物語。
ハッピーエンドまではいかないけど、小説家として再度スタートしようという感じて終わります。
主人公の恋人 木下 花梨(きのした かりん) 健人の癒しでもある。
主人公の編集者 後藤さん(男) 敏腕編集者。兄の玲の編集も担当していた。
文字数 25,334
最終更新日 2024.05.29
登録日 2024.05.23
文字数 9,693
最終更新日 2024.05.29
登録日 2024.04.28
宅配便の配達をしている僕の小学生の息子が学校でほとんど話をしていないらしい、と分かる。幼稚園の時は元気な子だったのに。夫婦で思い悩みつつ、内向的な性格を今も完全に克服はできていない自分自身の半生についても思いを巡らせる。
文字数 17,734
最終更新日 2024.05.29
登録日 2024.05.04
三上悟はパパも辞め、今度はお兄ちゃんも辞めることになりました。
歳の離れた妹、京香はしっかり者で、寅さんのサクラみたいな妹です。
でも、兄の悟はそんな妹に迷惑をかけてばかり。幼い頃は妹想いのやさしいお兄ちゃんだった悟は、酒、女、ギャンブルに溺れる毎日。口癖はいつも「兄ちゃんが必ずお前をしあわせにしてやるからな」でした。
そんな兄、悟のロクデナシ・ブルースのお話です。「今日、パパを辞めます」の姉妹作品です。
文字数 5,380
最終更新日 2024.05.29
登録日 2020.08.30
覚えているのは、その人が私を傘に入れてくれなかったことだーーー
2連休、ごめんねーーー
手に入れることができないから、ある時から祈り始めた、ある人のこと。
過去の忘れられない瞬間を閉じ込めたような、短編集です。
文字数 4,948
最終更新日 2024.05.28
登録日 2024.05.22
精神科医だった山本耕三はお笑い芸人になるために医者を辞めてしまう。
恋人の相楽めぐみを笑顔にするために。
めぐみはうつ病で自傷行為を繰り返す山本の患者だった。
そんな山本を重く感じるめぐみ。
果たして山本はお笑い芸人となってめぐみを笑わせることが出来るのだろうか?
文字数 24,709
最終更新日 2024.05.27
登録日 2024.05.19
両親が養育機能不全で、施設と自宅をいったりきたりして育った少女リコは、
愛着障害と気分障害を抱える。
何度も自傷を繰り返し、入院したリコは、病棟でレンという同じ境遇の男の子に出会い、恋や生きる意味を初めて見つける。
しかし、レンは……。
人生の苦しみを描きながらも、はかない恋の美しさを描いた物語。
※エロ、グロ、ありません。
文字数 3,375
最終更新日 2024.05.26
登録日 2024.05.23
社内不倫がバレて会社を依願退職させられてしまう結城達也。
それにより家族も崩壊させてしまい、結城は東京を捨て、実家のある福島市に帰ることにした。
実家に帰ったある日のこと、結城は中学時代に憧れていた同級生、井坂洋子と偶然街で再会をする。
懐かしさからふたりは居酒屋で酒を飲み、昔話に花を咲かせる。だがその食事の席で洋子は異常なほど達也との距離を保とうとしていた。そしてそれをふざけ半分に問い詰める達也に洋子は言った。「私に近づかないで、お願い」初恋の洋子の告白に衝撃を受ける達也。混迷を続ける現代社会の中で、真実の愛はすべてを超越することが出来るのだろうか?
文字数 4,665
最終更新日 2024.05.26
登録日 2020.07.07
文字数 3,444
最終更新日 2024.05.23
登録日 2024.05.23
ノアは中世のフランスから令和の東京にタイムスリップして来た見習魔女である。
母親のソフィアは偉大な魔女であったが、ノートルダムの大司教だったフロイスによって魔女裁判に掛けられ、火炙りにされてしまう。
ノアは東京調理魔法専門学校の魔法科に入学し、母親の仇を討つために魔女としての勉学に励んでいた。
だがノアは校則違反により退学処分になってしまう。
果たしてノアは魔女になって殺された母親の復讐を遂げることが出来るのだろうか?
文字数 17,942
最終更新日 2024.05.23
登録日 2024.05.19
「さて、ここで解け落ちた氷の話をしよう。氷から解け落ちた雫の話をしようじゃないか」
解け落ちた氷は、社会からあぶれ外れてしまう姿によく似ている。もともと同一の存在であったはずなのに、一度解けてしまえばつららのように垂れさがっている氷にはなることはできない。
「解け落ちた氷」と言える彼らは、何かを探し求めながら高校生活を謳歌する。吃音症を患った女の子、どこか雰囲気が異なってしまった幼馴染、そして密かに禁忌の愛を紡ぐ主人公とその妹。
そんな人たちとの関わりの中で、主人公が「本当」を探していくお話です。
※この物語は近親愛を題材にした恋愛・現代ドラマの作品です。
5月からしばらく毎日4話以上の更新が入ります。よろしくお願いします。
関連作品:『彩る季節を選べたら』:https://www.alphapolis.co.jp/novel/114384109/903870270
「解け落ちた氷のその行方」の別世界線のお話。完結済み。見ておくと、よりこの作品を楽しめるかもしれません。
文字数 191,400
最終更新日 2024.05.21
登録日 2024.04.28
文字数 4,142
最終更新日 2024.05.21
登録日 2024.05.21
文字数 3,936
最終更新日 2024.05.20
登録日 2024.05.20
文字数 907
最終更新日 2024.05.19
登録日 2024.05.19
主人公伊藤夏生は、物心つく前から同性の幼なじみ、酢谷海里に恋をしている。人一倍他人の目を気にする海里に対し、夏生は青春の全てを捧げてきた。だがある日、海里が初恋を経験したことで、夏生の日常は急変する。
文字数 191,411
最終更新日 2024.05.19
登録日 2024.03.31
上村洋三には死期が迫っていた。物欲も食欲も金欲も、そして性欲すらも失いつつあった。
上村には高校時代につき合っていた恋人がいた。いつも心の中にはその彼女の面影がこびりついて離れなかった。
ある日のこと、上村はその彼女と偶然再会する。
果たしてそれは幸せの始まりなのか? それとも不幸の始まりなのか?
哀しい大人の恋の物語です。R35指定。
文字数 27,367
最終更新日 2024.05.18
登録日 2024.04.19
まだ民間旅客機がない時代、男子の憧れは国際航路の船長や機関長になることだった。
軍人になることを嫌い、海にロマンを求め、当時難関だった商船学校に入学した松本三郎は、「国家総動員法」により海軍予備役となり、油槽船の航海士として徴兵される。
華々しく散った悲劇の特攻隊員たちとは異なり、靖国神社に祀られることもなく、戦時下の炎の海に青春を捧げた若き船乗りたちがいたことを、私たち日本人は忘れてはならない。
商船高専出身の筆者が綴った「太平洋の備忘録」である。
文字数 1,426
最終更新日 2024.05.15
登録日 2024.05.15
パソコン教室を通して偶然に知り合った、主要人物が、ローリングストーンズの『ギミーシェルター』の曲に触発されて、新たなる人生に踏み出していきます。
文字数 29,033
最終更新日 2024.05.13
登録日 2024.05.13
ゴールデウィーク中の世の中で休日出勤を余儀なくされた社会人二年目のサラリーマンが通りすがりの老婆に聞かされた鬱金桜の木を見に行く、不可抗力で大人になってしまったことに対する往生際の悪さを描いた作品。
本作は金ピカ桜の蜜の味の連作小説であり、都合上別作品として投稿していることご承知おきください。
文字数 3,221
最終更新日 2024.05.12
登録日 2024.05.12
金色に輝く桜(クロロフィルの極端に少ない鬱金桜)の木を見つけたすずめが密を吸う、ポップな幼さを強調したお話です。
本作はカナリーイエローの花車の連作小説であり、都合上別作品として投稿していることご承知おきください。
文字数 407
最終更新日 2024.05.12
登録日 2024.05.12
カレンは天国の大天使、ミカエルから地上に派遣された天使である。
「吾がエンジェル、カレンよ。お前は栃木県宇都宮市に赴き、悩める宇都宮の子羊たちを救うがよい」
「はいミカエル様、仰せのとおりに」
カレンは名前を「宇都宮カレン」と名乗り、宇都宮のオリオン通りアーケードに『カレンの占の館』をオープンさせる。
宇都宮の人たちにカレンが希望へと導いてゆくという、シリアス・コメディである。
文字数 21,238
最終更新日 2024.05.11
登録日 2024.05.06