ミステリー要素有り 小説一覧

275件
81

死んでもあなたはそこにいる。

死んだ友人が残した『死はパレット』という言葉。その友人が残した解けなかった遺言を死んだ友人を前にして思い出す。彼の小説家としての魂とも取れるその言葉を残された主人公が、その意味を追想する。ただひたすらに考える。
82

マスカレード!

シンドレア伯爵家に泥棒に入った私は、伯爵家に代々受け継がれる宝玉を盗み出す。 完璧な計画のはずだった。 なのに、計画は崩れた。 シンドレア伯爵家の長男エルバートと、次男エリスの手によってーー。 女泥棒リアを捕まえたエルバートと、エリスの魂胆は? 昨略に塗れた出会いが、いつしか恋に変わっていったわけは? リアは二人のどちらを結婚相手に選ぶのか? 伯爵と女泥棒の恋模様を描く。
83

その海獣は月を呑む

それは――怪物だよ。この高度文明に発生した、唯一のファンタジーだ。 月面移住計画――そんな計画にて月に移住した人間――――の子孫である少年、空央空葵《アオゾラアオイ》はまともに仕事もせず、趣味に生き趣味に死ぬような日々を怠惰に生きていた。 そんなある日。彼がいつものように自身の遊び場的場所に行くと――見目麗しい少女が倒れていた。
84

哀愁の彼女

美人で可愛いらしい女性の香奈。 でも何故か彼女からは悲しい雰囲気を感じる。 一人の女性に振り回される男性の物語
85

妻が家出したので、子育てしながらカフェを始めることにした

植物の聲を聞ける御園生秀治とその娘の莉々子。妻と三人で平和に暮らしていたものの、ある日突然妻の雪乃が部屋を出ていってしまう。子育てと仕事の両立に困った秀治は、叔父の有麻の元を頼るが…… 日常ミステリ×ほんのりファンタジーです。 小説家になろう様でも連載中。
86

あの時出逢わなければ

ひょんな出会いをした碧に恋をしてしまった。 会うことも無いと諦めていた。 が、再開することになる。 この後の展開はここでは語れない。
87

【3分で読める短編】 犯罪のチャンス

人は誘惑に弱いものである。 しかし、空き巣魔の男は、ある日、犯罪の誘惑に決して屈しない人間の集団に出会った! いったい、彼らの正体はーー?!
88

【完結】死んだあの子が会いに来ました

 深夜に峠へ肝試しに行った中学生の男女4名。その肝試しがきっかけで、それぞれの関係に変化が起こりはじめる。甘酸っぱい青春の日々を過ごしていた4人は、ある事故をきっかけに別れていき、そのまま25年の時が過ぎ去っていく。  大人になった彼らは小規模な同窓会を開く。だが、目の前に現れた「彼女」は、25年前の事故で亡くなったはずの少女だった。  なぜ「彼女」は現れたのか。そして、25年の間に果たされなかった想いとは?  ラストは涙必至⁉ 切ない想いが胸をしめつける、感動の純愛ストーリー‼
89

君は私の恋人なのか

震災で記憶を失った男性の前に現れ、恋人だと主張する女性。とても優しいが、なぜか言動に違和感が…彼女は何か僕に隠していないか…? 徐々に明らかになる恋人の秘密、そして新たに現れる別の恋人の女性、いったい自分は誰なのか? 物語が隠す秘密を考察し、三角関係を楽しむミステリー恋愛小説です。 ・登場人物 山下絵名:22歳、震災で記憶喪失の恋人である祐司と共に生活をしている。 森山祐司:24歳、震災で事故に遭い記憶喪失となる。記憶がなく不安な状態で、恋人である絵名を頼りに生活をしている。 高瀬美咲:25歳、震災で被災した地域に住む恋人と連絡が取れず、日々情報を集めて探している
90

あなたと私とあなた

私、幽霊になりました。 何故このようになったのか? 理由がわかりません。 断片的に生きている時の記憶があるのですが、 どしてこうなってしまったかは記憶がないのです。
91

研究対象は吸血鬼です!~好奇心旺盛な研究者アリスとそれに迫られる吸血鬼ノアが世界を変えるまでの物語~

特殊部隊ASTNの対吸血鬼班に所属する研究員アリスは、戦闘における吸血鬼対策を講じるため、日夜吸血鬼の研究に励んでいた。常識にとらわれない好奇心旺盛なアリスはある日、ダメ元で吸血鬼に直接研究協力を申し込んでみることに。 トントン拍子で始まった研究員と研究対象の奇妙な同居生活。研究熱心なアリスに振り回される吸血鬼のノアとの関係は?そして徐々に明かされるアリスの秘密とは。2人の出会いが吸血鬼と人間の世界に波乱を呼び起こす。 ーー偶然か必然か、罠か善意か。 好奇心旺盛な研究員アリス × 研究対象の謎に包まれた吸血鬼ノアが送る奇妙なミステリー&ラブコメディー ≪ポイント≫ 好奇心旺盛で何でも知りたいアリスの押せ押せ具合と吸血鬼ノアのたじたじ加減をお楽しみください。
92

エナドリ大冒険 〜知られざる文明ネフェリウス文明!!祖父の残した日記からたどるミステリー〜

遥かなる古代、大陸の奥深くに広がる蒼緑の密林に、神秘の遺跡がそびえ立っていた。その遺跡は、かつて栄えた文明の名残であり、人々が古代の知恵と技術を結集して築き上げたものだった。しかし、その文明が崩壊し、遺跡は荒れ果てていた。 伝説によれば、この遺跡には古代の賢者たちが創り出したとされる神秘のエナジードリンクが眠っていると言われていた。そのレシピは失われ、ただ伝説として語り継がれるだけだったが、ある日、若き探検家リアンがその秘密を求めて旅立った。 遺跡は、蔦や葉っぱに覆われ、時の荒廃がにじみ出ていた。しかし、その壮大な姿は、かつての栄華を物語っていた。リアンは深い呼吸をし、決意を新たにして遺跡の闇に踏み込んだ。
93

ぺちゃくちゃ

いじめっ子の加藤くん。 いじめられっ子の安倍くん。 私、本当に後悔してるんです。
94

MARVELOUS ACCIDENT

ここから、若きはぐれ者達の人生が大きく変わり始める。 いじめられっ子の少年、上野飛華流が体験する、闇で歪んだ不思議な物語。 クローゼットから現れた、記憶喪失の少女と、飛華流の奇妙な出会い。 謎めいた少女と、飛華流は次々に襲いかかる危険な事件に立ち向かう。 謎が謎を呼ぶ、身近なダークファンタジー。
95

勿忘草 ~記憶の呪い~

私、安積織絵はとある学校に転入してくる。 実は彼女には記憶がない。その失われた記憶を取り戻すために手がかりを探していくのだが… 織絵が記憶をたどるほど複雑で悲しい出来事が待っているのだった。 勿忘草(ワスレナグサ)シリーズ第1弾 <挿絵 : パラソルさんに描いて頂きました> 《面白いと感じてくださったら是非お気に入り登録 又はコメントしてくださると嬉しいです。今後の励みになります》
96

貸本屋の坊ちゃんには裏の顔がある。~魂の蟲編~

ツンデレのデレがほぼない少年店主とわんこ系従業員兼用心棒兼家来の凸凹コンビが、花街の事件に挑む。 明治初期、東京府は赤坂の花街に、少年が店主の貸本屋がございました。彼には人に見えないモノが視えるという不思議な力がありまして、花街に起きる事件を次々と解決したそうな。 辻斬り事件、貸座敷の連続殺人、そして新選組。事件の裏側には、維新を不服とする侍の存在が見え隠れして、庶民らに広がる「維新の亡霊が出た」との噂――維新後間もない混沌とした東京の町が舞台の、ちょっとホラーテイストな事件に、小生意気な少年店主【朔太郎】と元家来の【三四郎】が挑む。もと新選組の斎藤一も加わって、大波乱の展開に。 *エブリスタで投稿していた小説の推敲作品です。
97

悪魔探偵婦人 4

骨からの手紙 恐竜の発掘作業をしにきた 婦人は、 死後 5時間後の 骸骨死体を発見する 骨からの手紙とは? 一体。 秘密親父の犯人にどんなに?
98

犬とスローライフを送ってたら黒い噂のある公爵に突然求婚された令嬢

マリエラはのんびりした性格の伯爵令嬢。美人で華やかな姉や優秀な弟とは違い、自他ともに認める凡人。社交も特にせず、そのうち田舎貴族にでも嫁ぐ予定で、飼い犬のエルディと悠々暮らしていた。 ある雨の日、商談に来ていた客人に大変な無礼を働いてしまったマリエラとエルディだが、なぜかその直後に客人から結婚を申し込まれる。 客人は若くして公爵位を継いだ美貌の青年だが、周りで不審死が相次いだせいで「血塗れの公爵」の二つ名を持つ何かと黒い噂の多い人物。 意図がわからず戸惑うマリエラはその求婚をお断りしようとするが。 ________________ R15は保険で付いていますが、性的な描写はあまりありませんのでそちらに関しては全年齢です。 ※完結しました! 執筆状態を「完結」にするともう話を追加できないのを知らず、何のコメントもないまま普通に終わらせてしまいましたが、読んでくださった方、応援してくださった方ありがとうございました! ※番外編追加しました
99

光速文芸部Ⅱ~夢のうちに想ひぬ~

「君はいつも木下さんに似ている。ましてや雪の中ならなおさら」――。少女は毎夜夢の中に現れて、メッセージを残していく。なんの変哲もないようで、実際には全く意味不明のその言葉。それは夢の主の無意識の戯言か、それとも暗号か? 文芸部員である「私」とその仲間が、妄想とも推理ともつかぬ論理で解読を試みる。暗号解読ミステリ。 ※拙作『光速文芸部』の続編にあたりますが単体作品として読めます。 ※※『月刊群雛 (GunSu)』 2014年 06月号に掲載した作品を、期間限定でアルファポリスで公開するものです。一定期間経過後に削除します。
100

梟の鳴く森

薄暗いある夜に、一人の少年は森を彷徨う。 光に先導されて彼がたどり着いた場所には、森を守る一人の少女がいた。 少女は一体何のためにそこに居るのか。少年は何故ここに来たのか。 コメント欄での誹謗中傷はお控えください。
101

スターチスを届けて

あなたは、願いを叶えてくれますか? 中学2年の成瀬浩志が出会ったちょっと変わった一人の少女。 その子の願いを叶えるために、浩志とクラスメイトの河合優は、悪戦苦闘の日々を送る。 少女の願いが叶う時、浩志と優の心の中には、次世代へと繋がる温かな光が宿る。 ※「エブリスタ」ほか投稿サイトでも、同タイトルを公開中です。
102

最初で最後の君への手紙

エブリスタ 超妄想コンテスト《手紙》優秀作品選出   愛する君へ
103

魔女が魔法を忘れたとき~The perfect illusion~

少女は不気味な館で目を覚ました。少女には記憶がなかった。昔の記憶もつい昨晩の出来事も、何も思い出せなかった。狼狽える少女の前に現れるのは、喋る大蛇にオーガ、化け猫と奇っ怪な者たちばかり。そして、少女は衝撃の事実を突きつけられる。「あなたはこの館の主、幻夢の魔女パッヘル様です」
104

「また会おうね」と手を振る君は、なぜか泣いていた

大学に通う電車の中で、一人の女性に一目惚れをした僕。 なんとか声をかけたいものの、臆病な僕はただ見つめることしかできなかった。 彼女との恋が始まった時、世界は甘く包まれる。 けれども、彼女には大きな秘密があった。 甘々&ちょっと切ないラブストーリーに挑戦しました。 最後はハッピーエンドです。
105

「料理が薄味」と追放された私、実は【魔力全快の毒消し料理】を作る最強料理人でした。伝説の魔王様に「君の隠し味なしでは生きられない」と囲われる

ホテルで「味が薄い」と解雇された見習い料理人の私は、実は無意識のうちに料理の毒を消す力を持っていた。途方に暮れていたところ、伝説の魔王が現れ、私を屋敷に招く。魔王や魔族のために料理を作るうち、自分の能力と使命を自覚し、無意識の「魔力全開の毒消し」を駆使して、再び王太子や姫に仕込まれた毒の危機を救うことに。魔王との絆を深めながら、私は料理人としてだけでなく、世界を守る聖女としての役割も自覚していく。
106

私は今日、勇者を殺します。

ある事件がきっかけで生徒会長となってしまった主人公、千年原真昼。彼女は意思も気も弱い性格であったが、教師からの無理難題を生徒会役員たちと共に解決していく度成長していった。そうして、生徒会長という大役に慣れ始めてきたある日真昼は謎の少年と出会う。 その少年との出会いから真昼の日常は徐々に崩れ始め、後に世界を巻き込む大事件へと発展していくのであった。 これはその少年と出会い私が殺す物語。
107

『毒見役の社畜令嬢は、今日も後宮で定時帰りをめざす ~定時を過ぎたら世界がどうなろうと知りません~』

架空の大国・翠(すい)。華やかでドロドロとした権力争いが渦巻く後宮の最下層「冷月宮」に、なぜか左遷された元・超ブラック企業の社畜(の魂を持つ)令嬢・陸玲蘭(りく れいらん)。 彼女の望みはただ一つ、「誰とも関わらず、夕方の鐘(定時)とともに仕事を終えてぐっすり寝ること」。 しかし、毎日のように送りつけられる怪しげな毒膳を「業務妨害(カスハラ)」として秒速で論破し、勝手に後宮内の「労働環境とシフト制(ホワイト化)」を大改革していく彼女の姿は、周囲には**「底知れぬ慈悲と、神のごとき洞察力を持つ孤高の聖女」**として完全に見誤られてしまう。 中間管理職の宦官課長を相棒(愚痴聞き相手)に、今日も定時死守のために毒と労務管理を駆使する、前代未聞の宮廷お仕事コメディ!
108

毒視姫(どくみひめ)の憂鬱

「どくみひめ」わたしは王宮でそう呼ばれていた……。 毒を視、毒を嗅ぎ、毒を解し、毒が効かない身体を持つ姫が主人公の物語。 リシュは十歳のとき、母と共に王宮を追放された。 遠く離れた西の辺境で暮らし始めて八年。 最愛の母親も二年前に亡くなった。 前王の実子ではないのに、未だ王家の姫として除籍されていないリシュのもとに、後見人である「おじ様」ことラスバートが二年振りに来訪しリシュに告げる。 「王が君を御所望だ、毒視姫……」 理由は多々ありながらも、半ば強引に、ラスバートはリシュを連れ王宮へ帰還する。 そこでリシュを待っていたのは、前王亡き後、十一歳で即位してから四年。十五歳になったばかりの少年王、ロキルトだった。 魔性王との異名を持つロキルトは、リシュに告げる。 「更なる魔性の力を、我に与えよ……」 伝説の魔花【サリュウス】に宿る魔性の力に繋がる体質を持つリシュを、自分の支配下に置きたがるロキルト。 最初は反感だらけだったリシュも、彼の意外な一面に触れ、王宮で亡き母の残した想いや真実に触れていくうちに、いつしかロキルトのことも気になり始めて……。
109

ひょんなことから、猫又人生38才目がはじまりました

熊本市に生きる、万年課長補佐の佐藤和雄、三十七歳。うだつは上がらないが、人の良さだけは本物だった。ある五月の雨の夜、路面電車のレールに迷い込んだ仔猫を助けようとして、あっけなく人生の幕を下ろす。 気がつけば、加藤神社の境内。体は黒猫、尻尾は二股、目にはなぜか人の感情が色で見える——気づけば猫又になっていた。 人間の記憶と知恵はそのまま。ついでに独身三十七年の純潔も、そのまま。神様いわく「力が盛られてる」らしい。 通町筋の賑わい、熊本城の石垣、路面電車の走る街。猫又おじさんは今日も熊本を駆け回る。ちょっとだけ不器用な力を携えて。
110

オワリちゃんが終わらせる

根崩高校の新入生、磯崎要は強烈な個性を持つ四方末終――オワリちゃんに出会う。 オワリちゃんが所属する非公認の「幽霊部」に入ることになった要は、怪奇現象に悩む生徒から次々と持ち込まれる依頼をオワリちゃんとともに解決していくことになる。
111

怪賊

彗星の如く現れた海賊集団。 彼らの企みを止めるため、フォックスは海賊団の新入りとして潜入する。 怪しげな海賊集団の目的とは!? 陰謀だらけの海賊物語、果たして勝者はだれだ!?
112

Marbling 現実と伝承が交わる、その先へ。

父が残した最後の言葉は――「境界は、存在する」。 幼い頃、父と訪れた湖。 その数年後、父は登山中に忽然と姿を消した。 遺されたノートに記されていたのは、不可解な記録と一つの名前。 その手掛かりを追う中で、千曲 鼎は「アカライ」と名乗る組織、そして現実と伝承が交わる場所――境界の存在を知る。 境界では、都市伝説や民俗伝承はただの昔話ではない。 人々が語り継いできた伝承には、それぞれ異なる「解釈」が存在していた。 やがて鼎は、仲間たちと共に各地の伝承を調査しながら、父の失踪、境界の正体、そして世界の裏側へと足を踏み入れていく。 これは、伝承を巡る観測者たちの物語。
113

静寂のスタンピード 

異能者。 それは、ごく一部の人間にだけ発現する特別な力。 金髪の青年・番太一は、ある日突然、異能者を追う探偵事務所の調査員たちに目を付けられる。 黒瀬真琴。 雨宮栞。 そして冬城探偵事務所。 異能者が関わる事件を追う中で、番は自身もまた異能者であることを知る。 やがて彼らは、異能者を利用しようとする巨大な組織の陰謀へと巻き込まれていくーー。 これは、人と人との言葉が生み出す傷と救いを描く物語。
114

シスルの花束を

年下俺様モデル×年上訳あり青年 ~人物紹介~ ○氷室 三門(ひむろ みかど) ・攻め(主人公) ・23歳、身長178cm ・モデル ・俺様な性格、短気 ・訳あって、雨月の所に転がり込んだ ○寒河江 雨月(さがえ うげつ) ・受け ・26歳、身長170cm ・常に無表情で、人形のように顔が整っている ・童顔 ※作中に英会話が出てきますが、翻訳アプリで訳したため正しいとは限りません。 ※濡れ場があるシーンはタイトルに*マークが付きます。 ※基本、三門視点で進みます。 ※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。
115

ありふれた会社員が、・・・なぜか戦場へ。

高度に科学技術が発達したシン帝国。 そしてその国の製薬会社に勤める冴えない派遣社員、ロック・キリソン。 だが、そんな彼にも30代後半で転機が訪れる。 戦場で働け。 あらすじは、順次追加していきます。
116

前歯の階段 ~小説家を目指す十七歳のぼくと、夢を叶えた二十八歳さんと、夢に敗れた三十九歳さんと、~

9月半ばだというのに、気温が三十五度を超える猛暑の日。 物語は、ぼくが近鉄名古屋線の下りの急行に乗り、弥富駅のホームに降り立つところから始まる。 ぼくは、十七歳で、高校二年生。 本名は作中では明らかにならない。 他の登場人物(「三十九歳さん」や「二十八歳さん」)からは「十七歳くん」と呼ばれる。読書が趣味。将来の夢は小説家。拙いながらも小説を書いている。 学校では、騒がしい同級生たちを疎ましく思い、小馬鹿にしてもいる。 嫌いな言葉は、クラスメイトからかけられる「何の本を読んでるの?」。嫌いな理由は、相手はどうせその本を知らないから。 高校を午前中で早退したぼくは、弥富駅南口のそばにあるバス停の時刻表を見て、バスが出たばかりだと知る。次のバスが来るのは一時間後。 友人である「三十九歳さん」の家までは徒歩一時間弱なので、歩いて向かうことにする。 ぼくは、「三十九歳さん」の名前を知らないし、「三十九歳さん」もぼくの名前を知らない。 「三十九歳さん」の家に着くと、「二十八歳さん」という人が出迎えてくれる。「二十八歳さん」は、いつも「三十九歳さん」の家に遊びにきている。性格は楽観的でお調子者だが、実は自尊心と自己顕示欲とコンプレックスの塊。 「二十八歳さん」は、昨年、青年漫画雑誌の新人賞で佳作を取り、受賞作でデビューしている。デビューをきっかけに契約社員として働いていた仕事をやめたが、デビュー後は新作を発表できていないが、そのうちどうにかなるだろうとのんきなに考えている。 「三十九歳さん」は田舎の百坪の一軒家で、70歳の母親とふたりで暮らしている元漫画原作者で、漫画原作の新人賞を三度取ったことがある人だ。 そのうちの二作は漫画化され雑誌に掲載され、残りの一作は漫画化されてWeb連載された。 だが、一冊だけ単行本を出したが鳴かず飛ばずで、その後はどの出版社の編集者からも見捨てられ、現在はネットで細々と小説を書いて発表している。編集者からあれこれ言われて、作品の方向性やテーマを変えられるくらいなら、書きたいものを書いて、それが誰か一人の心に響けばいいと考えている。 「二十八歳さん」は、そんな「三十九歳さん」を、内心では負け組だと思っている。 「三十九歳さん」は、それを見透かした上で「二十八歳さん」は将来自分のようになると考えている、 小説家になりたいぼくは、小説家にはなれなかったが漫画家になった「二十八歳さん」のことも、漫画原作者になってもうまくいかなかった「三十九歳さん」のことも、尊敬はしながらも、内心はこうはなりたくないなとかんがえている。
117

スーサイドメーカーの節度ある晩餐

久留木舞(くるきまい)は深夜のコンビニにタクシーがダイナミックに入店する現場に居合わせた。久留木はその事故よりも、自分の傷の手当てをしてくれた青年――松下白翔(まつしたあきと)に対して言い知れぬ恐怖を抱く。『関わってはいけない』そう思っているのに、松下の押しの強さに負けて、久留木は彼と行動を共にするようになる。
118

リーベンバウムの少女

「──平和は、勇者の痛みでできている」 ファボリタ大陸最北端。過酷な環境ゆえに強者が生まれる村「リーベンバウム」。 そこで育った少女リネットは、持ち前の明るさで“自分の目で世界を見たい”と夢見ていた。 十八歳の誕生日、ついに旅の許可を得た彼女は希望を胸に外の世界へ踏み出す。 道中で出会うのは、一癖も二癖もある仲間たち―― 「落ちこぼれ」と自分を卑下する臆病なエルフ、コルン。 芝居がかった振る舞いで周囲を煙に巻く、勇者の末裔ロイド。 奇妙な縁で結ばれた一行は、旅の中で世界の“違和感”に触れていく。
119

婚約したら初恋の人と偶然会っていい感じになってしまった夜

 先日婚約をしたばかりの水嶋弥生(みずしまやよい)が偶然初恋の相手、多田幸守(ただゆきもり)とばったり会って一緒に帰る事に。会話をしているうちに自分の心の変化に戸惑う弥生。この出会いで弥生の運命が大きく変わる事に……。  10話完結。ほっこり系恋愛小説なのでドロドロしてないよ。お時間がありましたらどうぞ(^^)  完結しました!! ちなみにこれは私が初恋の人ともしで出会ったら妄想なんです。書いてて楽しかったです。今度はドロドロしたママ友ミステリー書くんだい!!
120

あなたの仮面を外すまで

童話のキャラクター達が生活する世界。それを童話の世界と呼ぶ。悪役の子孫として生まれた黒雪は、学校や社会で、差別的な態度を受けていた。しかも顔が醜く、いつも仮面をつけて生活していた。そんな彼女は早退した学校1のイケメンに手紙を届けることになってしまう。 そこから、この学園の、世界の謎に気づき始める。学園を囲む奇妙な白い壁。 さらに、黒雪は「5人の仮面を外せ」と言う重大なミッションを課せられてしまう。 しかも、タイムリミットまでにそれができなかったら……死んでしまう。 ファンタジーと学園ものとミステリーとちょこっと恋愛? それぞれのコンプレックスと向き合う物語
275件