短編 小説一覧
18,041
『蒼い翼の約束』〜天使の恋は罪に堕ちる〜』
―許されない想いが、恋になった。儚くて、甘くて、切ない天使の純愛―
神に仕える天使・ルシファスは、
誰よりもまぶしい存在――ミカエルに、恋をしてしまった。
触れたくて、そばにいたくて、
でも、その想いは“罪”とされていた。
気づいてはいけなかった。
だけど、もう戻れない。
これは、神に背いてでも守りたかった愛の記憶。
愛が始まり、愛がすべてを変えてしまった、
ひとりの天使の堕ちていく物語――
※後半にライトな性的描写あり★印つけてます
*「堕天使たちの溺愛ミカエル」スピンオフ作品。この物語だけでもお楽しみいただけます。
「堕天使たちの溺愛ミカエル」はこちら→https://www.alphapolis.co.jp/novel/847606181/742962800
感想数 0
文字数 30,645
最終更新日 2025.12.01
登録日 2025.07.31
18,042
逃避行
大学を中退し、配信者として生きることにした「私」は、
毎日走りながら、過去の自分に追われている。
フォロワーは増えた。金も少しは入る。
けれど安定も昇進もないこの世界では、走るのをやめた瞬間にすべてが止まる。
そんなある日、大学時代の友人・佐藤と再会する。
彼はスーツを着て就活に追われ、
俺はマイクに向かって喋り続ける。
似たように迷い、違う形で焦っている二人の人生が、
季節ごとにすれ違いながら交わっていく。
雪の降る公園で最後に出会った時、
俺はようやく気づく——
“レース”から逃げたわけじゃない、ただコースが違っただけなのだと。
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文字数 7,459
最終更新日 2025.10.18
登録日 2025.10.14
18,043
生贄は恋を知る
遥か昔から竜神信仰が絶対とされる世界。三年に一度の竜神祭では贄が捧げられるのが決まりだった。
十五歳のリチャードは竜神様へと捧げる贄としてその役目を全うするために人々に盛大に見送られる中で祭壇へと向かう。
しかし現れた美しき巨大な竜は贄を欲していないと言った。もう贄を出さないと約束させる代わりに最後の贄として連れて行かれたのは美しき白亜の古城。
人の姿へと変化した竜神リゲルの導きのままに古城へと入ると、待ち受けていたのは思いも寄らない事実だった。
感想数 0
文字数 19,713
最終更新日 2025.11.23
登録日 2025.11.23
18,044
呪女
わたしと取り引きしましょう。
わたしの『不幸』を引き受けてくれるのならば、あなたの『望み』を叶えましょう。
請け負ってもらう『不幸』の重みは、あなたの『望み』の重さそのままに。
さて、あなたは何を『望む』?
感想数 0
文字数 9,377
最終更新日 2019.01.03
登録日 2018.12.29
18,045
飲み込めなくて、愛
短編読みきりです。
感想数 0
文字数 618
最終更新日 2019.06.17
登録日 2019.06.17
18,046
未来電話
ねぇ、知ってる? 怖くない都市伝説なんだって。
怪談・伝承・都市伝説。まことしやかにささやかれる噂は、いつだって興味を惹いてやまない。三木鼠町の伝承となりつつある古い都市伝説「宿鼠」、中学生達に話題の新しい都市伝説「未来電話」。"怖いもの見たさ"でどちらも覗いてみませんか。
※この作品はTwitter(@ojitw)・カクヨム・小説家になろう・エブリスタ・アルファポリス・pixiv等に掲載しています。
感想数 0
文字数 4,828
最終更新日 2020.03.05
登録日 2020.03.05
18,047
【BL】再会は衝撃と共に
小さい頃にいつも遊んでくれていたカッコイイお兄ちゃんと8年振りに再会したらあまりにも変貌していて衝撃を受けてしまった主人公のお話。
攻め視点。
エロなしコメディ風。
他サイトにも投稿しています。
感想数 0
文字数 6,570
最終更新日 2020.06.02
登録日 2020.06.02
18,048
真夏のかくれんぼと神隠し。
俺は静原春樹、大手電気メーカーに勤めいている25歳。
今から語ることは俺が12歳の時、現在(いま)から13年前小学6年生の…真夏に起きた出来事。
春樹は両親と夏休みを利用して友人・優斗の家族と共にコテージを借りて旅行に来ていた。
夜、優斗に誘われるまま向かった先で"かくれんぼ"をしており、地元の女の子、神森翠と出会い一緒に森にかくれることになるが?
同舞台で時系列がほぼ一緒の完結済の短編小説が2作です。
小説になろうの「夏のホラー2021」のテーマは「かくれんぼ」に投稿しました短編の小説です。
lem様に素敵な挿絵を描いていただきました。
小説になろう様とカクヨム様で同時掲載中です。
感想数 2
文字数 8,493
最終更新日 2021.08.18
登録日 2021.08.18
18,049
お題で短編集
Twitterの診断メーカーで出たお題などを書いていきます。短編集です。
第一話:優しい嘘なら許されますか
「優しい嘘なら許されますか」で始まり、「君の隣が息苦しい」がどこかに入って、「変わらないものが欲しかった」で終わる物語
※メリバかも知れません
感想数 0
文字数 3,371
最終更新日 2021.11.24
登録日 2021.11.24
18,050
好きな人がポメになったのでこれ幸いと囲いこんだ筈が全然知らん人だったんだけど、誰だお前!?
恋人のきー君が今日も訪ねて来ない。ここのところ随分ご無沙汰だ。オナホ兼ATMとして利用されているのは理解しているが、それでも好きなので彼に会えないのは寂しかった。と、そんな時、自宅前でスーツの抜け殻とそれに埋もれたポメラニアンを見つける。え、何これポメガバース? この状況、まさかこのポメラニアンはきー君!? 嘘! マジ!? こ、これは是が非でも囲いこまなくては! 暴れるポメラニアンをルンルン気分で自宅に連れ込み、そこから始まるのはポメラニアンになったきー君との甘ーい生活……の、筈だった。
長々書きましたがザックリ言うとタイトルが全てです。
注意!
ポメ攻めです。ご注意ください!
攻めがクズとはいえ彼氏から受けを寝盗ってるので、NTRとか倫理観が死んでるのが苦手な方は見ない方がいいです。
感想数 0
文字数 25,467
最終更新日 2022.04.24
登録日 2022.04.24
18,051
『家康』
かの有名な天下人、徳川家康に関して、自伝的小説を、短編に書いてみました。よくまとまっています。第9回歴史・時代小説大賞にエントリーいたします。大賞を狙いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
感想数 0
文字数 1,620
最終更新日 2022.05.01
登録日 2022.05.01
18,052
わがまま坊っちゃんな主人に買われた奴隷の俺
肉体労働向けの奴隷として売られた元兵士のクラウスと彼を買った小柄な貴族リムル。
長身ガチムチ年上奴隷✕低身長細身年下貴族。わがままで偉そうに振る舞うお坊っちゃんに襲われたり振り回される包容力が高いマイペース奴隷のアホでエッチな日常話。
ファンタージー世界なのでスライムとかいきなりあります。
R5年8月にリメイク作「わがまま坊っちゃんな主人と奴隷の俺」を公開しました。
今までの話の修正・加筆や変更+過去のことや新話を追加しております。今作よりもボリュームアップしていますので、よろしければそちらも御覧ください。
感想数 0
文字数 19,620
最終更新日 2022.10.16
登録日 2022.10.08
18,053
双華のゆくえを知る者は
*感想・コメント受付中*無断転載・剽窃模倣禁止*
【あらすじ】
大陸に王朝文化華やかなりし頃。宮廷で代々皇帝の近くに侍り、政治的要職を占めてきた貴族の名門、曹(ツァオ)家のたったひとりの跡継ぎ息子である曹風衣(ツァオ・フォンイー)は、容姿端麗で文武両道に優れ、将来を嘱望される若君としてすでに名を馳せていたが、同時に未だに婚約者を決めていないことでも知られていた。一方、風衣の従僕であり、幼なじみ同然にともに育った方芦弦(ファン・ルーシエン)には、人には言えない悩みがあり…。
【登場人物】
曹風衣(ツァオ・フォンイー)…十八歳。品行方正で快活だが、やや天然で楽観的。
方芦弦(ファン・ルーシエン)…十七歳。孤児だったが幼い頃に曹家に引き取られた。生真面目で優秀な努力家。
朱成明(ジュ・チョンミン)…東部地方、安嶺を治める州刺史。
朱雪鈴(ジュ・シュエリン)…十六歳。成明の長女。
朱夫人…成明の妻で雪鈴の母親。
蘭月(ランユエ)・綾文(リンウェン)…風衣の二人の妹。(※名前のみ登場)
曹雨錦(ツァオ・ユージン)…風衣の父親で曹家の当主。宮廷で皇帝の補佐をする有力者。(※名前のみ登場)
【作者から挨拶】
このたびはお越しいただき誠にありがとうございます。この作品は何となく中国唐王朝時代をイメージした創作BL短編です。カップリング→風衣×芦弦。R指定なし。なお作中の設定や固有名詞等はすべて架空です。また時代考証やカタカナ読み等についても素人の解釈ですのでご容赦ください。横書き・ゴシック推奨。閲覧・しおり・お気に入り登録ご自由に。よろしくお願いします。
感想数 0
文字数 11,390
最終更新日 2024.01.14
登録日 2024.01.14
18,054
【BL】僕の恋人1
エニシ&ヒュウのほのぼのラブストーリー♡エニ&ヒュウの日常ラブストーリーをお楽しみください。
感想数 0
文字数 9,940
最終更新日 2024.02.14
登録日 2024.01.19
18,055
エッセイ~社会の常識とルールを乗り越えるもの
エッセイです。
日常の中で、思ったことを投稿しています。
感想数 0
文字数 819
最終更新日 2024.07.24
登録日 2024.07.21
18,056
お題に挑戦した短編・掌編集
某サイトさまのお題に挑戦した物語です。
どれも一話完結の短いお話となっております。
一応ライト文芸にいたしましたが、ポエムっぽい感じのものも多いです。
感想数 0
文字数 65,202
最終更新日 2024.10.21
登録日 2024.07.25
18,057
二つの噓は、やがて一つの恋になる
「好きです。付き合ってください」
ベタなセリフを口にした僕の目の前には、男子たちの間で一番人気の女子、石川瑠香さんが立っていた。
地味で冴えない僕が、彼女のような高嶺の花に告白するなんて、罰ゲームでもなければ絶対に考えられなかった。
感想数 0
文字数 1,960
最終更新日 2024.09.11
登録日 2024.09.11
18,058
花の妖精さん
『素敵な夢ですね──』
毎日規則的に生きるトーマの一日は、不思議な雰囲気を纏う隣人のヨシュアとの挨拶から始まる。
今日も当たり前のように挨拶をしてから仕事に出かけると、いつもと違うことに度々出くわした。
何事かと考えていると、花屋で働くヨシュアとばったり会う。
意外だと話していると、彼から一緒に出かけたいと誘われた──
感想数 0
文字数 7,108
最終更新日 2024.10.24
登録日 2024.10.19
18,059
GATSBYと性エネルギーとゆかいな男たち
「俺」は、日本のどこかにある男子校の生徒。皆が思い描くような甘酸っぱい青春を過ごせないながらも、男子校でしか味わえない「俺」のある何気ない一日を描いた短編小説。
※下ネタ多いです。苦手な方は注意してください。
感想数 1
文字数 10,224
最終更新日 2025.01.31
登録日 2025.01.20
18,060
純白の蝶
男は吹雪の道の中、とある幻想的な風景を目にすることとなる。純文学系2000字以内SSの珠玉の名作。
感想数 0
文字数 1,934
最終更新日 2025.03.08
登録日 2025.03.08
18,061
憂悶日和
宮田絵里(みやた えり)、五十歳。独身。実家暮らし。金無し、子ども無し、生きる希望無し、難病有り、うつ病有り、ネコ有り。世間から「子ども部屋おばさん」と揶揄される女の徒然な日常を、こころの機微を中心に書き綴った問題作。うつ病子ども部屋おばさんのこころの裡は案外饒舌だ。
感想数 0
文字数 28,313
最終更新日 2025.04.26
登録日 2025.04.20
18,062
ぼくの終わりの話
事故の後遺症を抱え、ぼんやりと生きるゆうは親友のひろくんから「明日、地球が消える」と告げられる。
いつもそばにいる大切な存在ひろくんの言葉を信じたゆうは、最後にコンビニでお菓子を買い、ひろくんと「一つになる」ことを願う。
ゆうとひろくんの最後の冒険と、世界の終わりの話。
とてもぼんやりしたお話です。
エロいというほどの描写はありません。
表紙は自分で描きました。
感想数 0
文字数 5,159
最終更新日 2025.06.04
登録日 2025.06.04
18,063
悍馬
ある夜。
バンダナ芋兄ちゃんこと俺と神社の跡取りの順は冬の山にいた。
馬の霊を封じる簡単な仕事だったのだが現れたのは…
感想数 0
文字数 4,432
最終更新日 2026.01.08
登録日 2026.01.08
18,064
愛とか恋とか
クリスマスイブの夜。
父親が放った一言。
「今日からこの家の家政夫件ボディーガードのヨルだ」
中学生の雫は困惑。
最初は戸惑っていた雫も寄の事を次第に受け入れ、その気持ちはやがて恋心に……!?
感想数 0
文字数 53,232
最終更新日 2026.06.13
登録日 2026.03.07
18,065
人形と蜘蛛~童話調の物語~【短編・完結】
あるところに一体の人形があった。
あるところに一匹の蜘蛛がいた。
どちらも一人ぼっちだった。
そんな彼らが出会い、人間を目指す。
その果てに待つ結末とは……
※こちらは今回短編の練習、兼、童話を主題として、作成した習作となっております。
予定よりも文字数が多くなりましたが、感動いただける内容にできたのではないかと思います。
感想などいただけると、大変ありがたく思います。
感想数 3
文字数 11,340
最終更新日 2016.12.01
登録日 2016.11.27
18,066
電車
感想数 0
文字数 688
最終更新日 2020.03.12
登録日 2020.03.12
18,067
婚約破棄され追放刑に処された公爵令嬢の暗殺を依頼されたけど、本物の聖女じゃね?
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
女自由戦士カミーユは、真の聖女を殺そうとして王太子との婚約を破棄され、辺境の修道院に追放刑となった偽聖女、元サザーランド公爵家令嬢アジュナを護衛していた。だが本当は王太子から暗殺を命じられていたのだが、その行いはどう見ても聖女そのものだった。自由戦士ギルドといえども、できれば王家と敵対はしたくない。見て見ぬふりをして聖女かもしれないアジュナを殺すべきか?自由戦士ギルド結成当時に理想に殉じても王家と戦うべきか?
感想数 0
文字数 10,990
最終更新日 2020.04.17
登録日 2020.04.07
18,068
抜刀
室町幕府13代将軍 足利義輝の最後の一日を文献に基づいて考察します。
感想数 0
文字数 9,385
最終更新日 2020.11.15
登録日 2020.11.15
18,069
ひとりの絵描き
何かを生み出すって
そんな疑問を持っている人に
正解はたくさんあるけど一つのきっかけとして読んでほしいと思います
感想数 0
文字数 6,029
最終更新日 2021.01.25
登録日 2021.01.25
18,070
夏の暑い日
短い作品が二点
これから精進していきたいと思います
感想数 0
文字数 2,113
最終更新日 2021.07.15
登録日 2021.07.15
18,071
空女の恋は三角はんぺん
ごく普通の女子大生、美玲
気になる相手である悠人と出会えたのは良いけれど、何とその人は二重人格者だった
その副人格の正樹から迫られて戸惑う美玲
3人の行方はどうなるか?
尚、作品内で人の状態を表す際の表記として、国の慣例にならい「障害」と表記していますが、作者には障害に対して差別的な意図はありません。
感想数 9
文字数 36,250
最終更新日 2021.08.13
登録日 2021.08.13
18,072
嘘と真実
キャバクラのボーイをしなが退屈な毎日を過ごす柊(しゅう)。
彼には一応恋人?がいる…。
だけど、その人とはもう随分前から上手くいってはいない。
そして、人生適当にがもっとうの咲也(さくや)は特定の相手を作らず、のらりくらりとやり過ごしながら欲望のまま夜の街でフラフラと遊び呆けている。
そんな2人はひょんな事から、いつからかお互いを求めるようになってしまった。
だけどそんなのタチの悪い遊びに決まってる…
もうやめなきゃ、でもやめられない。
会いたい…でも会いたくない。
だってあいつは俺の事なんか…
お互いの思いが交差して、すれ違いそしてまた交わる時、嘘と真実の間で気持ちが揺れ動く…
感想数 0
文字数 4,266
最終更新日 2026.02.09
登録日 2022.11.12
18,073
君は私の盟友ではなかったのか?
子爵家のシエルは、盟友であるライアンと共に幼馴染の結婚披露宴に出席していた。
一番最初に結婚すると思っていたライアンは、先を越されて不貞腐れ、酒を呷っているかのように見えた。
シエルは、酒に溺れるライアンと共に馬車に乗り、家に送り届けようとしたのだが。目を覚ますと暗闇にいて、四肢を拘束されていた。暗闇の中で助けを求めるシエルだったが──。
貴族×貴族のラブストーリーです。
◎BLの性的描写がありますので、苦手な方はご注意ください
* 性的描写
*** 性行為の描写
表紙画像は、表紙メーカーで作成しました。
感想数 0
文字数 7,038
最終更新日 2025.01.27
登録日 2025.01.27
18,074
渡せなかった愛
隣のデスクの沢田さんが、病気で故郷に帰った。
何も言えないまま見送った。
一週間後、片付け忘れた菓子の袋が彼女のデスクに残っていた。付箋に、俺の名前だけが書いてあった。
渡せなかった愛の話。
「今そこにあった愛」から始まる、愛シリーズ3部作の、2作目になります。
文字数 1,268
最終更新日 2026.03.29
登録日 2026.03.29
18,075
本能寺の恋~諸説あり~
織田信長といえば、本能寺の変。
歴史に詳しくない者でも、一度は聞いたことがある名だろう。
天下統一を目前にした覇王が、家臣・明智光秀の謀反によって炎の中に消えた――それが、世に広く知られた話である。
だが、もし本能寺に、変とは別の名で呼ぶべきものがあったとしたら。
たとえば、恋と。
そんなこと、あるはずがないと人は笑うだろう。
天下人と家臣。
しかも、後に刃を向けることになる二人の間に、そのような情が入り込む余地などないと。
明智光秀も、かつてはそう思っていた。
主君・織田信長は、烈火のごとき人であった。
苛烈にして奔放。
笑う時は子どものように無邪気でありながら、怒れば周囲の空気まで凍らせる。
誰にも従わず、誰よりも先を行き、誰よりも孤独な人。
近う仕えながらも、その胸の内だけは読めぬ。
いや、読んではならぬのだと光秀は思っていた。
けれど、仕える年月が重なるにつれ、光秀の胸には名づけようのない違和が降り積もっていった。
ふとした仕草が、妙に目に残ることがあった。
杯を取る指の細さ。
風に乱れた髪を払う横顔。
鎧の隙間からのぞく、思いのほか白い首筋。
戦場では鬼神のように恐ろしいその人が、月明かりの下では、どういうわけか別の面差しを見せることがある。
むろん、口に出せるはずもない。
織田信長は男であり、主君である。
そこに疑いを差し挟むなど、無礼どころの話ではなかった。
だが一度芽吹いた違和感は、捨てようとするほど根を張った。
ある夜、京の宿所にて。
酒宴も終わり、家臣たちが引いた後で、光秀は廊をひとり歩いていた。
庭には薄く月がかかり、初夏の風が簾を揺らしている。
その静けさの中、不意に一枚の襖がわずかに開いているのに気づいた。
灯りが漏れていた。
主の居間であった。
見てはならぬ。
そう思いながら、足が止まる。
中では、人の気配がひとつだけした。
信長であろう。
次の瞬間、微かに咳く声が聞こえた。
昼の鋭さを失った、妙にかすかな声だった。
光秀は思わず、隙間に目をやってしまった。
黒漆の具足も、威を張る羽織も脱ぎ捨てられていた。
月のように白い肌が、灯りの下にあった。
長く落ちた髪が肩をすべり、細い背を隠しきれずにいる。
光秀は息を呑んだ。
見間違いかと思った。
いや、そうであってほしいと願った。
だが、その願いとは裏腹に、胸の奥で何かが音を立てて崩れていく。
織田信長は、何者なのか。
その答えに指先が触れかけた時、ふいに室内の人影が動いた。
鋭い気配が走る。
「……誰じゃ」
低い声が、闇を裂いた。
光秀は、凍りついた。
感想数 0
文字数 18,833
最終更新日 2026.04.11
登録日 2026.04.05
18,076
新入社員・田中君と新藤さん(短編連作)
本作は「新人がやりがちな“丁寧すぎ/真面目すぎ”の空回り」を、1話完結で描く短編連作です。事件は小さく、恥ずかしさは大きく。田中君(ストイック)と新藤さん(気遣い型)が交代主人公で、社内・社外の対人場面をテンポよく回します。重い展開や悪意のある人物は基本的に出しません。読後に残したいのは「あるある」と、少しの救いです。
あ、でも、「笑い飛ばそう」という内容ではありません。
感想数 0
文字数 23,407
最終更新日 2026.07.02
登録日 2026.04.09
18,077
義妹(いもうと)
ある日、父親が若い女と小さな女の子を家に連れてきた。
しばらく一緒に住み、様子をみて籍を入れるつもりだと言う。
女は派手でよくしゃべった。
対照的に、小学二年生だという連れ子はおとなしく、無表情で無口だった。
義妹の美奈は自我のない人形。原因は、ネグレクトとおそらくは性的虐待。
義兄となった涼は、美奈の感情を取り戻すために荒療治を施すことに。
感想数 2
文字数 12,015
最終更新日 2017.11.14
登録日 2017.11.09
18,078
にゃん太郎になるために
僕は、名前をもらうにゃん!
感想数 1
文字数 969
最終更新日 2019.04.07
登録日 2019.04.07
18,079
愛し合う夫婦
葉月は夫の湊と愛し合うことにした。
※性描写あり
感想数 1
文字数 767
最終更新日 2019.09.01
登録日 2019.09.01
18,080
森小鬼のラダとルダ
緑の手を持つ小さな醜い森小鬼。人間に忌み嫌われ、見つかると殺されてしまいます。
ところがこの森小鬼、実は……。
皆さんのよく知る雑魚キャラの、皆さんの知らない物語です。
感想数 1
文字数 4,457
最終更新日 2019.09.10
登録日 2019.09.10