現代ドラマ 小説一覧
201
聴き手の世界と重なる時 アルファ版
聴き手の世界と重なる時
── “聞くこと”から、世界は変わり始める。
仕事では成果を求められ、家庭では母として、妻として、休む間もなく過ぎていく日々。
人の話を聞く余裕も、自分の声を確かめる余裕も、いつの間にか失われていた。
主人公・望月恭介は、福祉業界の企画職として働く30代後半の男性。
かつては人の想いに寄り添うことを大切にしていたが、
今では効率や数値に追われ、心がすり減っていた。
そんなある日、学生時代に通っていた特別養護老人ホーム「ひまわり荘」での記憶が蘇る。
認知症の利用者・佐藤さんとの出会い、
「あなた、いつも来てくれる優しい人ね」と言われた瞬間のあたたかさ――。
それは、彼が“聴く”ことの意味を初めて体で理解した日だった。
しかし、社会に出てからの恭介は、
効率と競争の中でその感覚を見失っていた。
家族の支え、同僚とのすれ違い、
そして「聴く力」を指標化した新制度「LI(Listening Index)」の登場。
人の心を数値で測ることに、恭介は強い違和感を覚える。
けれどその制度がきっかけで、
「本当に聴くとは何か」「人の声はどこまで届くのか」
という問いが、彼の中で静かに動き始める。
やがて彼は、小さな地域施設「みどりの郷」と出会う。
派手さはないが、一人ひとりの声を大切にする現場。
その姿に、かつて自分が信じていた“福祉の原点”を見つける。
本作は、家庭と職場のはざまで揺れる大人たちが、
「聴く」という行為を通して、自分自身を取り戻していく物語。
“共感”が希薄になった時代に、
人と人がつながり直す瞬間を描くヒューマンドラマです。
仕事、家族、制度、価値観――。
どれも簡単には折り合えないものばかり。
それでも、誰かの声に耳を澄ませた時、
見えなかった世界が、静かに重なり始める。
「聴くこと」は、変化の始まり。
そして、“自分の声を取り戻す”ための第一歩。
⸻
🕊 感情と社会をつなぐ、静かな再生の物語。
読むたびに、「誰かの声を聴きたくなる」作品です。
202
晴天の罪人
【「罪人 ざいにん/つみびと」改稿版】
取調室の灰色の壁。冷たい手錠。
刑事・藤堂英介は、ある少年のために警察を追われた。
少年の名は、晴(はる)。天使の輪が浮かぶ艶やかな髪。無垢で純真な瞳。
すべてを失った男と、何も失わない少年。
罪人(ざいにん)と罪人(つみびと)。
一人の男の究極の献身を描くノワール・サスペンス。
203
【完結済】私よりも義妹を選んだ貴方へ
婚約者に裏切られ、義妹に奪われた――。
人生のどん底に突き落とされた和歌は、倒れた先で一人の男性と出会う。
彼は和歌を見捨てず、支え、守り、そして共に歩む未来を示してくれた。
やがて二人は家族を築き、仕事でも成功し、和歌の人生は静かに、しかし確実に上向いていく。
一方、和歌を捨てた元婚約者と義妹は、思い描いた未来とは違う現実に飲み込まれていき――。
これは、裏切られた女性が“本当の幸せ”を掴むまでの物語。
婚約破棄から始まる、優しさと再生、そして少しのざまぁを込めた現代ドラマです。
204
女子高生なのに、浮気相手が見える異能力があるせいで、まるで探偵のように活躍してしまっているのだが?
連作短編集。一話完結型です。
(前に上げていた「浮気探偵」を改題・内容を増やしています)
高校2年生の手嶋ナツは、浮気している人の「浮気相手」が見えるという修羅場な異能力がある。幼稚園児の時、幼なじみの日下部了の父親の浮気を暴いた(その後日下部家は離婚……)のを皮切りに、最近は自分の初彼氏の浮気相手も見えて失恋するなど、ロクなことがない日々。
ちなみにその了は、現在は父親からの裏切りが原因ですっかり性格がひねくれてしまっているし……。
そんなナツに、了の母親・征子は自身の経営する興信所への依頼者のためにその能力を役立てて欲しいと言ってくる。「やめておけ」との了の忠告も空しく、正義感から協力しているうちに、ナツの能力が噂になり、ナツは了と共に様々な「浮気」に関する事件に巻き込まれていくことになってしまうのだが。
※不倫・二股・人の彼氏をパクる・夫への復讐・片思い・再構築の地獄・托卵など、浮気や離婚にまつわる様々な話が出てくる予定です。基本コメディですが、苦手な方はご注意ください。
※浮気、夫婦関係を扱っているため、一応R15つけています! 直接的な描写はありません
205
薔薇を抱いて眠れ
ある特殊なバラの花から、人の精神を支配してマインドコントロールを施せる薬。
そんな、悪魔のような薬を作ってしまった事から、姿を隠さなければならなくなった清宮一家。
薬の製造法を巡り、一家の行方を追う製薬会社と、その情報を横から奪おうとする企業。
たった一人生き残った製造法を知る少年を巡り、大人たちの思惑が錯綜する――
※本作品は、30年以上前に作者が書いた作品になります。
当時、某出版社の公募に出品し、二次選考まで残った作品です。
当時と今とでは時代背景が違う為、数か所の手直しを加えてありますが、ストーリーの大筋に変更はありません。
ただし――ラストは少し変えました。
どうか最後まで、お付き合い頂けたら幸いです。
※本作品は重複掲載作品です。カクヨム、NOVEL DAYSでも同時公開しております。
※一部、暴力描写・性的描写があります。ご了承ください。
206
その存在。
ひとりだった。ふたりになった。それから・・・
※超短編です。
※エブリスタ、カクヨムでの先行作品(完結済み)です。
207
親子ほど歳の離れた異性に恋に落ちたことはありますか?
新卒の北村和也は、同じ職場に勤務する親子ほど歳の離れた女性、鈴木朋美に恋に落ちる。そしてある日朋美が体調を崩し欠勤したことを知り、お見舞いと称して朋美のアパートを探しだし訪問する。お互い歳の差ゆえに素直になれず、お互いの気持ちを探り合うのだが…純粋で甘く切ない恋心を主観的に捉えた物語!
僕は貴女を…信じきれなかった…
208
セーニョまで戻れ(第1.5部)
Welcome to KAIRO-TRADE.
欢迎来到海狼贸易公司。
ようこそ海狼通商へ。
私たちは貴方を心より歓迎します。
※本作は「セーニョまで戻れ(https://www.alphapolis.co.jp/novel/54191860/950687515)」に登場するヒース・カタギリを中心とした外伝的ストーリーです。こちらを先に読まれることをお勧めします。
209
「廃墟の住人」
安価なキーボードの打鍵音だけが響く部屋で、孤独な書き手(私)は今日も「毎日千文字」という無機質な記号を量産し続けている。それが創作の情熱ではなく、電子のプラットフォームを支配する「アルゴリズム」に飼い慣らされた結果の生存戦略に過ぎないことを知りながら。画面の向こうには、それぞれに異なる歪んだ生態系(巣)が存在していた。画一的な異世界のテンプレを貪る巣。独自のポイント制度と商業化の甘い汁に縛られた巣。新興の綺麗な檻の中で見えない権力の寵愛を奪い合う巣。そして、生々しい感情と承認欲求の泥濘にまみれた巣。
無数の書き手と読み手たちは、数字という名の餌を求めて競い合うが、そこに作品の真の価値を見出す者は誰もいない。消費されているのは文学ではなく、ただの時間潰しの記号である。文字数は五万、二十万と膨れ上がり、それはさながら、巨大な木造建築を内側から食い荒らす白蟻の増殖のようであった。読者も、他者の作品も、そして他ならぬ自分自身も、文学という大黒柱を腐らせていく白蟻の一匹に過ぎない。その冷酷な真実に直面しながらも、一度築いてしまった「虚無の巨塔」を捨てることもできず、主人公は今日も冷え切った席で再びタイピングを開始する。電子の廃墟に囚われた表現者の、自虐と諦念を描く前日譚。
210
この七日間はノンフィクションです。ただし、七つの嘘が紛れています。
※この七日間はノンフィクションです。ただし、七つの嘘が紛れています。
葉薊(はあざみ)芸術大学の映像学科に所属する樹津田真理乃(きづたまりの)は、美術学科の昇藤佳(のぼりとうか)に卒業制作のドラマに出演してほしいと依頼する。自分達の『●●物語』を撮るために……。
真理乃は大学生活最後の夏休みに、藤佳を主人公にしたノンフィクションドラマを撮影する。七つの嘘が紛れ込んだ、とある人物達に向けてのドラマを……。
※この小説はフィクションです。
※公開後に加筆修正する場合もございます。
※カクヨムに投稿している『七日間のノンフィクション』のリメイク版です(カクヨムの方では会話劇になっており、一部の設定やストーリー展開、結末などを変えています)。
※表紙の画像は「OKUMONO-背景フリー素材 https://sozaino.site」様からお借りしています。
※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切、関係ありません。
※小説の無断転載・無断使用・自作発言・翻訳・AI学習などは禁止しております。
211
なりそこね - 演罪としての私 –
やり直しの効かない一発勝負の総合芸術の世界にて。
演じる者の業、演じることは罪なのでしょうか?
演じる中で見える素顔の私の話。
第3回GOAT文学賞 落選作品
主催側WEBフォームから申し込んでいたので、供養です。
212
【完結】アスファルトの水面 〜誘うネオンの少女たち〜
高校二年生の美那は、母と衝突し、衝動的に家を出た。
雨の街をさまよう中、声をかけてきたのは、どこか危うげな年上の女性――ルナ。
やがてルナは、美那を一つのビルへ連れて行く。
そこは「少女の飛び降りが続く」と噂され、事故物件としても知られる雑居ビルだった。
非常階段から覗き込んだ先で、美那が見たのは――
ネオンに照らされた、アスファルトの水面。
そして、こちらを見上げて手招きする少女たち。
同じ頃、娘を探す母・真由子もまた、かつて自分が辿った過去へと引き戻されていく。
それは偶然か、連鎖か。
あるいは――まだ終わっていなかった“未練”なのか。
213
LOOP
私は何度、同じ日を繰り返すのだろう…
主人公の田中真理は
同じ日を何千、何万回以上も繰り返す。
希望を見出しては絶望し、
そして灰のように無関心•無感情になる。
同じ日を延々と繰り返す、無限ループストーリー。
ぜひ一度、お試しを。
214
交番の明かりのそばで ~「家に帰りたくない」と言えない少女を見つけた夜~
警察学校を卒業し、交番勤務を始めて二週間。
新人女性警察官の小川芽衣は、落とし物や道案内ばかりの毎日に、どこか物足りなさを感じていた。
そんなある日、交番に一人の女子高生が現れる。
「この近くに、公衆電話はありますか」
翌日は本屋。その次はカフェ。
少女は何度も交番を訪れるのに、本当に聞きたいことだけは決して口にしなかった。
やがて芽衣は、少女が家の話を避けていること、そして袖口の奥に隠された痣に気づく。
「大丈夫なんで」
そう笑う少女に、元捜査一課刑事の巡査部長・久我は告げた。
「“大丈夫”を信じるな。だが、決めつけるな。そして、見逃すな」
その数日後、少女は交番へ来なくなる。
そして夜の繁華街で、芽衣のもとに未成年者保護の無線が入った――。
助けを求める声は、いつも大きいとは限らない。
言葉にならない小さなSOSと、それを見つけようとする交番勤務の警察官たちを描いた、心に明かりをともすヒューマンドラマ。
215
ポテト&シェイク ―レナとマコトの探偵日誌―
ある地方都市の公立高校に通う、関口玲凪(せきぐちれな)と滝浦真(たきうらまこと)。
校内で起こった事件をいっしょに調査する「探偵研究同好会」所属の探偵コンビに!
優等生で好奇心旺盛女子と推理は天才肌の地味系男子、二人の活躍を描く物語!
216
「誰も、私を知らなかった」
無名な私は、何を言っても、何を表現しても、誰の目にも留まらなかった。
才能より知名度が価値を持つこの世界で、知られない人間に居場所などない。
そう思い込んだ私は、ある計画を立てる。
身体を鍛え、綿密に準備を重ね、大切な人たちへ別れを告げる。
そして迎えた当日。
昨日までの自分とは違う、誰もが知る存在へ生まれ変わるため、私は人混みの中へ歩き出した。
世間を騒がせ、ついに手に入れた注目。
しかしその視線にあったのは、賞賛ではなく恐怖と嫌悪だった。
知名度を求めた人間が最後に知る、残酷な真実とは――。
217
【短編009】 匂い、音、温度:猫はすべてを見ていた
猫は、人間の言葉を理解しない。
けれど、匂いと音と温度で、人間の心の変化を知っている。
毎晩、光る箱に話しかける男。
匂いのない声に、少しずつ心を預けていく姿を、猫は静かに見つめていた。
季節が巡り、男は泣き、迷い、そして変わっていく。
やがて部屋には新しい匂いが訪れ、光る箱は少しずつ使われなくなっていく。
それでも猫は何も語らない。
ただ、人間が気づかない小さな変化を見つめ続ける。
匂い、音、温度――。
猫の視点から描かれる、孤独と対話、そして人と人が再びつながるまでの物語。
218
毎日の夜に
毎晩19時34分、親友から電話がかかってくる。
「もしもし」
いつものように始まる電話。
けれど、僕の返事に彼が答えることはない。
なぜ、彼は電話をかけてくるのか。
なぜ、僕の声は届かないのか。
すべての答えが明かされる、一年目の夜。
219
《完結》「好意を数値で操作できるアプリ」で、片思いの彼の好感度を上げてみたらヤバいことになりました
「もし、相手の“気持ち”をスライダーで調整できたら──?」
高校二年の佐伯玲奈は、ある日スマホに見知らぬアプリ《Emotion Mixer》を見つける。
そこにはクラスメイトの名前と、“好意”“信頼”“怒り”などの項目。
しかも、フェーダーを動かすと相手の態度が本当に変わるらしい!?
最初はウザい同級生の好意を下げて遊んでいただけだった。
けれど、片思いの彼・湊くんの“好意”を上げていくうちに、
彼の瞳の奥が、少しずつ……おかしくなっていった。
上げるたびに距離が近づく。
でも、もうフェーダーは灰色で――戻せない。
ラブコメ×サイコサスペンス×青春ホラー。
220
【短編集】今日はソイラテで~彼女たちの少し特別な日~
いつもと同じようで、どこか違う。
ちょっとした言葉、すれ違い、勇気、小さな一歩。
「現代」「女性主人公」「1話完結」の短編小説詰合せです。
※talesに掲載の短編詰め合わせです。
※一部に淡いガールズラブ表現を含むものがあります。
221
【3話完結のモヤモヤ現代ドラマ】糠(ぬか)にコーヒー
目標は第100弾まで!【なずみのホラー便】とかのネタバレ倉庫
⇒ https://www.alphapolis.co.jp/novel/599153088/606224994
★リアルタイムでのネタバレ反映ではなく、ちまちま更新予定です。
イライラ、イライラ、イライラ……
タイトルに「糠(ぬか)」や「コーヒー」という単語がありますが、料理に関する現代ドラマではありません!
そのうえ、全く持って読後感も良くありません!
さらにいうなら、一応、第2話の終わりにヤマらしきシーンがありますが、明確なオチなどはありません!
いや、オチがないのが、本作のオチなのかもしれないでつ!
それでも読んでみようかな……と思われたご来訪者の方は、このモヤモヤ現代ドラマをクリックしてみてください。
第1話と第2話の主人公は29才の真面目OLさんです。
※「暴力描写有り」ですが、”殴る蹴る”といった拳による流血沙汰ではありません。
222
AIが書いたその物語は、かつて誰かの人生だった
未来の出版業界では、AIが書いた小説を人が“校正”するのが当たり前になっていた。
副業で原稿チェックをしていた柚木あかりは、ある日、AIが生成した物語の中に、自分の過去と重なる記憶を見つける。
書いたのは誰か?なぜAIがそれを知っていたのか?
追いかけるうちに浮かび上がったのは、かつての文芸サークル仲間であり、消息を絶った作家・秋葉翔吾の存在だった。
これは――AIに再構成された“かつて誰かが生きた物語”を、人が再び“書き直す”物語。
そして、“会わずに交わす手紙”のように、想いを届け合うふたりの記録。
223
オマセな間瀬拓真は言いました
主人公、間瀬拓真はごく普通の小学5年生。
かと思いきや、妙に大人びた発言のあるちょっとオマセな少年です。
そんな彼の発言には、児童はもちろん、先生までもが驚かされます。
果たして、本当に小学5年生なのか……。
そんな疑問が生まれるほどです。
でも安心してください。小学5年生であることは確かですから(笑)
【作品情報】
基本的には1話完結で会話多めの漫画みたいな感じです。
ですので、小説というよりは漫画として見てください。
自分は漫画が描けないので、皆さんの想像力で漫画を作ってください!←他力本願(笑)
ちなみに、登場人物紹介以外は全て1話2000字以内にしてるので、いつでも気軽にお読み頂けると思います!(アルファポリスはルビや傍点用の記号がカウントされてるようなのでエピソードによっては2000字以上になっていることがあります)
隙間時間のお供にぜひ!
※物語の時間軸は2022年4月〜2023年3月です。
※この物語で出てくる人物や建物名などは全てフィクションです。
◆こちらは2022年10月30日〜2024年3月31日までカクヨムにて連載していた完結済みの長編です。
224
彼を救うために便を提供する。
とある居酒屋で敏樹と2人で楽しんでいた眞白は彼がある食中毒で病院に運ばれ、彼が胃がんだとわかってしまう。
それを直すには彼女の便が必要だと医者に言われて、彼女は移便用のトイレでそれに協力する事になる。
彼女の便で敏樹は無事に治るのか…、
移便と病気を治す医学現代ドラマ短編小説、開幕!!
225
【ショート小説】今日から私はケンタウロス
ある日突然、ケンタウロスになったOLさん。へそから下が馬。足が4本、それぞれ蹄が床を鳴らす。これからどうやって生きて行くのだろう……。そんな不安とどうやって向き合っていくのだろうか。
226
新月の夜に消える
誰にも好かれず、孤独を感じている男の話。
※ダークで抽象的な話ですが、障害当事者としてのメッセージを込めました
227
ブラインド・デイティング
「ブラインド•デートって知ってる?」
それは、旧友から届いた突然の連絡から始まった––––
都内の大手企業に勤める会社員、山並美冬は、経理部門での昇格を目指してバリバリと働いていた。しかしようやく次の役職が見えてきたところで、「防衛事業」を扱う部門の秘書という不可解な異動を言い渡される。
望まぬ異動に打ちのめされた彼女の元へ舞い込んだ、旧友からのブラインド・デートの誘い。友人がフリーの男女を紹介しあってデートをセッティングするというものらしい。ただし、紹介される当の本人たちは、どんな人物とのデートなのか、当日顔を合わせるまでわからない。
誘いを断れず、山並は渋々「ブラインド・デート」へと向かう。
だが、彼女は知らなかった。これは単なる「男女の出会い」などではなく、壮大な陰謀に巻き込まれる、始まりの一歩であるということを。
228
亡くなった母から、三年後にLINEが届いた〜止まっていた家族の時間が、切なくも温かい奇跡で動き出す〜
亡くなった母から届いた、一通のLINE。これは奇跡の物語ではない。残された家族が、もう一度「笑顔」を取り戻すまでの物語。
母が亡くなってから三年。
「もっと会いに行けばよかった。」
「最後に、ありがとうを伝えたかった。」
後悔を抱えたまま生きる会社員・大輔のスマートフォンに、ある雨の日、一通のLINEが届く。
送り主は、亡くなったはずの母。
『元気にしてる?』
ありえないメッセージをきっかけに、大輔は父と妹とともに、母が家族へ残した想いをたどり始める。
言えなかった「ありがとう」。
父が胸の奥にしまい続けた涙。
妹が一人で抱えていた寂しさ。
そして母が最後に願った、「家族が笑って生きていくこと」。
これは死者がよみがえる物語ではありません。
大切な人を失った家族が、悲しみを抱えながらも、少しずつ前を向き、「おかえり」と言い合える日常を取り戻していく物語です。
読み終えたあと、大切な人へ「ありがとう」と伝えたくなる、家族再生の感動長編。
229
【完結】夕暮れのホームと、学ランの彼(40)
地元に出戻ったら、駅のホームに学ラン姿の元彼がいた。
離婚して地元に戻った千里(40)が駅で再会したのは、学ラン姿の元彼・大輔(40)だった。
認知症の母に“高校生の息子”として接する彼。
夕暮れのホームで交わす言葉が、過去と今をやさしくつなぎ直していく。
230
It’s raining (完)
It's rainingという曲にInspireされた短編小説です。
最後のEpisode ”雨”を読む時にB'zのアルバムRISKYの中のIt's rainingという曲を聴いてもらえると、世界観が共有できて楽しいかもしれません。
《曲にInspireされただけで、アーティストには一切関係御座いません。またお二人にあらぬ妄想をしている訳でもなく、ただただ曲に感銘を受けて作った小説ですので、ご了承下さい。》
アイコン素材提供: MoonWind様 http://moonwind.pw
231
一会のためによきことを
――8月、僕はずっと大好きだった〇〇ちゃんのお葬式に参列しました。
初恋の相手「〇〇ちゃん」が亡くなってからの約1年を書き連ねました。〇〇ちゃんにまつわる思い出と、最近知ったこと、もやもやすること、そして遺された僕・かめぱんと〇〇ちゃんが大好きだった人々のその後など。
〇〇ちゃんの死をきっかけに変わった人間関係、今〇〇ちゃんに想うこと、そして大切な人の死にどう向き合うべきか迷いまくる様子まで、恥ずかしいことも情けないことも全部書いて残しました。
※今作はエッセイブログ風フィクションとなります。
232
狗神村
シングルマザーの秋月弥生は、資料館でパート勤務をしていた。だれもいないオフィスで座っていたら、謎の研究者から古文書の問い合わせが来る。倉庫を調べてみると、切れ端が転がっていた。
見つけた日から周りに異変が起き始める。幼稚園児の娘が夜中に起きて「死体がない……死体がない……」と、つぶやきながら徘徊したり、課長が突然死したりする。娘を守るために、呪いの根源を見つけていく。
――果たして、娘を助けられるのか?呪いの正体は何なのか?
※一部、残虐表現があります。怖い話が苦手な方は視聴を控えてください。
233
月影の悪魔
俺が通う高校に転校してきた月影新二は、人類の宿敵だった。
234
この腕が燃え尽きても、君の父になりたい〜捨てられた娘と家族を奪われた少年の、七日間の家族戦記〜
燃える右腕を使うたび、命を削られる少年・炭咲千春。
七年前の火災で家族を失い、その力を「呪い」として孤独に生きてきた。
受験当日、ガーデンズ学園で起きた異変の中、炭咲は自分を「パパ」と呼ぶ幼い少女・ステラと出会う。血の繋がりもない少女は、なぜか彼にだけ懐き、炭咲もまた見捨てることができず保護を選ぶ。
だが事件をきっかけに、炭咲の過去と能力は能力者を"収穫"する存在と結びついていることが明らかになる。ステラを守るために提示されたのは、「七日間だけの契約家族」という残酷な提案だった。
七日間。
家族になるには短すぎ、別れるにはあまりに痛い時間。
命を削りながら戦う中で、炭咲は火災の真相と、少女の正体に辿り着いていく。
「パパ」と呼ばれた瞬間、もう逃げられない。
七日後、彼は父親になるか、灰になるか。
これは、血縁ではなく選び取ることで生まれる家族と、七日間の祈りと再生の物語
235
食事はダリアと共に
俺は友人と食事をした。
大それた理由はない。
ただ話がしたかった。
それだけだ。
236
45人目
私が途中まで書きかけていた小説を完成させてくれませんか?
237
【完結】「少年」呼びのお姉さんと、夜の公園
夜の公園、自販機の前で出会った“お姉さん”は、俺を「少年」と呼んだ。
やる気のない高校生と、少し疲れた社会人。
名前も知らない二人の会話が、止まっていた時間を少しだけ動かしていく。
――「少年」と呼ばれた夜、少しだけ大人になった。
◆登場人物◆
俺……高2の「少年」
お姉さん……20代前半のお姉さん
近くのスーパーの店長
母
238
中年危機おじさんと青春謳歌女子高生さんと
佐々木淳、43歳。
郷田会計事務所の敏腕会計士にして、完璧イケオジの見本と呼ぶべき男。
定時ぴったりに退社し、誰も知らないアフターファイブへと消える彼は、錦糸町のマクドナルドで一人読書にふけり、周囲の喧騒で孤独から癒される日々を送っていた。
そんな静寂のルーティンを破ったのは、制服姿の女子高生――七海。
明るくて、馴れ馴れしくて……その割に孤独で居たくて、でも人寂しい彼女。
年齢も境遇も違うふたりが、時々マックで交わす、ほんの少しの会話。
それだけの話。でも、それがちょっとだけ、救いになる物語。
239
悪女って言われるけど、本当の私を知ってほしい! ~崖っぷち女優、イメージ脱却して憧れのヒロインになります!~
パブリックイメージは最凶悪女。でも本当は……ただのドジっ子なんです(涙
椎名あかり、19歳。世間からは「性格まで悪女」と噂される悪役専門女優。でも本当の私は、人見知りで世話焼きなドジっ子。悪女イメージのせいでヒロイン役なんて夢のまた夢…だったのに、ある日突然「次は清純派ヒロインで!」って言われて!? SNSでは匿名アカで本音を叫び、現場ではイケメン俳優の桜井さんにドキドキ…! 果たしてあかりは悪女の仮面を脱ぎ捨て、本当の笑顔でヒロインを演じられるの? 芸能界ドタバタラブコメ、開幕!
240
【完結】雨上がり、後悔を抱く
夏休みの最終週、海外から日本へ帰国した田仲雄己(たなか ゆうき)。彼は雨之島(あまのじま)という離島に住んでいる。
雄己を真っ先に出迎えてくれたのは彼の幼馴染、山口夏海(やまぐち なつみ)だった。彼女が確実におかしくなっていることに、誰も気づいていない。
雨之島では、とある迷信が昔から吹聴されている。それは、雨に濡れたら狂ってしまうということ。
『信じる』彼と『信じない』彼女――
果たして、誰が正しいのだろうか……?
これは、『しなかったこと』を後悔する人たちの切ない物語。